JPS6244746B2 - - Google Patents
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- JPS6244746B2 JPS6244746B2 JP54118711A JP11871179A JPS6244746B2 JP S6244746 B2 JPS6244746 B2 JP S6244746B2 JP 54118711 A JP54118711 A JP 54118711A JP 11871179 A JP11871179 A JP 11871179A JP S6244746 B2 JPS6244746 B2 JP S6244746B2
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- collector
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- emitter
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- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 39
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 17
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、水平励振トランスを使用しないテレ
ビジヨン受像機用の水平偏向励振回路に関する。
ビジヨン受像機用の水平偏向励振回路に関する。
テレビジヨン受像機の偏向方式はほとんど電磁
偏向に限られ、偏向コイルに鋸歯状波電流を流す
ことにより動作する。そこで水平偏向回路として
は、この偏向コイルのインダクタンスを利用して
スイツチング方式により構成されるのがほとんど
である。
偏向に限られ、偏向コイルに鋸歯状波電流を流す
ことにより動作する。そこで水平偏向回路として
は、この偏向コイルのインダクタンスを利用して
スイツチング方式により構成されるのがほとんど
である。
すなわち、水平同期がとられている水平発振器
からの水平励磁パルスをパルス増幅し、励振トラ
ンスを介して水平出力トランジスタをオン・オフ
駆動させ、コンデンサとダンパーダイオードの助
けにより偏向電流を偏向コイルに流して水平偏向
を行なわせているのがほとんどである。
からの水平励磁パルスをパルス増幅し、励振トラ
ンスを介して水平出力トランジスタをオン・オフ
駆動させ、コンデンサとダンパーダイオードの助
けにより偏向電流を偏向コイルに流して水平偏向
を行なわせているのがほとんどである。
この水平出力トランジスタの駆動に励振トラン
スを使用する方式は、回路構成が簡単であり、か
つインピーダンスを任意に選んで、水平出力トラ
ンジスタの駆動条件をかなり望ましい状態に保つ
ことができるので、動作が安定確実で故障が少な
いという利点があり、広く採用されていた。
スを使用する方式は、回路構成が簡単であり、か
つインピーダンスを任意に選んで、水平出力トラ
ンジスタの駆動条件をかなり望ましい状態に保つ
ことができるので、動作が安定確実で故障が少な
いという利点があり、広く採用されていた。
しかしながら、受像機のトランジスタ化やIC
化が進むにつれて、励振トランスによるコストア
ツプや基板実装上の難点などがグローズアツプさ
れ、励振トランスを使用しない励振回路が提案さ
れた。
化が進むにつれて、励振トランスによるコストア
ツプや基板実装上の難点などがグローズアツプさ
れ、励振トランスを使用しない励振回路が提案さ
れた。
第1図にこのような励振トランスを使用しない
方式の水平偏向励振回路の一例を示す。
方式の水平偏向励振回路の一例を示す。
この第1図の回路は、いわゆる抵抗ドライブ方
式と呼ばれるものであり、1はベース入力インピ
ーダンスを所定値に保つための抵抗、2は水平励
振トランジスタ、3はコレクタ負荷抵抗、4は結
合用のコンデンサ、5は逆電圧保護用のダイオー
ド、6は水平出力トランジスタ、7はダンパーダ
イオード、8は水平出力端子で、図では省略され
ているが共振用コンデンサ、水平偏向コイル、フ
ライバツクトランスなどを介して電源に接続され
るものである。9は励振回路の電源、10は電源
端子、11は励振パルス入力端子である。
式と呼ばれるものであり、1はベース入力インピ
ーダンスを所定値に保つための抵抗、2は水平励
振トランジスタ、3はコレクタ負荷抵抗、4は結
合用のコンデンサ、5は逆電圧保護用のダイオー
ド、6は水平出力トランジスタ、7はダンパーダ
イオード、8は水平出力端子で、図では省略され
ているが共振用コンデンサ、水平偏向コイル、フ
ライバツクトランスなどを介して電源に接続され
るものである。9は励振回路の電源、10は電源
端子、11は励振パルス入力端子である。
なお、抵抗3は水平出力トランジスタ6のベー
ス電流を所定値に制限する機能をはたし、ダイオ
ード5はコンデンサ4の放電路を形成する機能を
も持つている。
ス電流を所定値に制限する機能をはたし、ダイオ
ード5はコンデンサ4の放電路を形成する機能を
も持つている。
次にこの回路の動作について説明する。
入力端子11には水平同期発振器から励振パル
スvが供給されている。このパルスvの波形は第
2図aに示すようである。この励振パルスvによ
りトランジスタ2は1水平偏向期間Tのうち、1/
3Tだけオンして、残りの2/3Tはオフとなる。そ
こで、このトランジスタ2のオン・オフによる電
源9からの電流iの波形は第2図bに示すように
なる。まず、トランジスタ2がオフ状態のとき、
すなわち期間2/3Tのときには、電源9からの電
流iは抵抗3からコンデンサ4を通つて出力トラ
ンジスタ6のベースに流れこむので、出力トラン
ジスタ6はオン状態となり、端子8からの電流を
アースに流して水平偏向コイルに鋸歯状波電流を
通す。このとき出力トランジスタ6のベースに流
れこむ電流iの電流値がI2である。
スvが供給されている。このパルスvの波形は第
2図aに示すようである。この励振パルスvによ
りトランジスタ2は1水平偏向期間Tのうち、1/
3Tだけオンして、残りの2/3Tはオフとなる。そ
こで、このトランジスタ2のオン・オフによる電
源9からの電流iの波形は第2図bに示すように
なる。まず、トランジスタ2がオフ状態のとき、
すなわち期間2/3Tのときには、電源9からの電
流iは抵抗3からコンデンサ4を通つて出力トラ
ンジスタ6のベースに流れこむので、出力トラン
ジスタ6はオン状態となり、端子8からの電流を
アースに流して水平偏向コイルに鋸歯状波電流を
通す。このとき出力トランジスタ6のベースに流
れこむ電流iの電流値がI2である。
次にトランジスタ2がオン状態となつたとき、
すなわち期間1/3Tのときには、電源9からの電
流iは抵抗3からトランジスタ2のコレクタ・エ
ミツタ間を通つてアースに流れてしまうので、出
力トランジスタ6のベースには電流が流れなくな
り、出力トランジスタ6はオフ状態にスイツチさ
れる。このときが水平帰線期間の始まりであり、
偏向コイルに流れている電流は共振用コンデンサ
に流れこみ、次の走査期間に入つてダンパーダイ
オード7により鋸歯状波電流となる。
すなわち期間1/3Tのときには、電源9からの電
流iは抵抗3からトランジスタ2のコレクタ・エ
ミツタ間を通つてアースに流れてしまうので、出
力トランジスタ6のベースには電流が流れなくな
り、出力トランジスタ6はオフ状態にスイツチさ
れる。このときが水平帰線期間の始まりであり、
偏向コイルに流れている電流は共振用コンデンサ
に流れこみ、次の走査期間に入つてダンパーダイ
オード7により鋸歯状波電流となる。
このトランジスタ2がオンのときの電流iの値
がI1である。これと同時に期間1/3Tのあいだ
に、コンデンサ4に充電されて電圧Vcに達して
いた電荷がトランジスタ2のコレクタ・エミツタ
間からアースを経てダイオード5を介する回路に
より放電され、出力トランジスタ6のベース・エ
ミツタ間をわずかに逆バイアスして、そのオフ状
態を確実にする。
がI1である。これと同時に期間1/3Tのあいだ
に、コンデンサ4に充電されて電圧Vcに達して
いた電荷がトランジスタ2のコレクタ・エミツタ
間からアースを経てダイオード5を介する回路に
より放電され、出力トランジスタ6のベース・エ
ミツタ間をわずかに逆バイアスして、そのオフ状
態を確実にする。
このようにして、第1図に示した回路は水平偏
向励振動作を確実に行ない、端子8に接続された
水平偏向コイルに偏向電流を流すことができ、し
かもそのために励振トランスを使用する必要をな
くすことができる。
向励振動作を確実に行ない、端子8に接続された
水平偏向コイルに偏向電流を流すことができ、し
かもそのために励振トランスを使用する必要をな
くすことができる。
ところで、この第1図に示した回路では、第2
図の波形図から明らかなように、1水平走査期間
Tのうち約1/3Tの期間中も電源9からI1なる値
の電流iが流れ出している(なお、1水平走査期
間Tに対してトランジスタ2がオンになつている
期間の割合は、この例のように必ずしも1/3でな
くてもよいが、実用上からは1/3位に広くとり、
動作マージンに余裕をもたせるのが通例であ
る)。そして、上記の動作説明から明らかなよう
に、この期間1/3Tにおける電流iはすべて抵抗
3からトランジスタ2のコレクタ・エミツタを通
つてアースに流れこんでいるだけであり、トラン
ジスタ6のオン・オフ動作にはなんの役にもたつ
ていない。しかも、その電流の値I1はI2よりも大
きく、したがつて無駄な電力を大きく消費してい
ることになる。
図の波形図から明らかなように、1水平走査期間
Tのうち約1/3Tの期間中も電源9からI1なる値
の電流iが流れ出している(なお、1水平走査期
間Tに対してトランジスタ2がオンになつている
期間の割合は、この例のように必ずしも1/3でな
くてもよいが、実用上からは1/3位に広くとり、
動作マージンに余裕をもたせるのが通例であ
る)。そして、上記の動作説明から明らかなよう
に、この期間1/3Tにおける電流iはすべて抵抗
3からトランジスタ2のコレクタ・エミツタを通
つてアースに流れこんでいるだけであり、トラン
ジスタ6のオン・オフ動作にはなんの役にもたつ
ていない。しかも、その電流の値I1はI2よりも大
きく、したがつて無駄な電力を大きく消費してい
ることになる。
この消費電力を算出してみると、まず電流値
I1,I2は I1=Vcc−VCEsat/R ……(1) I2=Vcc−Vc−VBE/R ……(2) ここに Vcc:電源9の電圧 VCEsat:トランジスタ2のコレクタ・エミツタ間
飽和電圧 R:抵抗3の抵抗値 Vc:コンデンサ4に充電された電荷による電圧 VBE:水平出力トランジスタ6ののベース・エミ
ツタ間飽和電圧 で表わされる。
I1,I2は I1=Vcc−VCEsat/R ……(1) I2=Vcc−Vc−VBE/R ……(2) ここに Vcc:電源9の電圧 VCEsat:トランジスタ2のコレクタ・エミツタ間
飽和電圧 R:抵抗3の抵抗値 Vc:コンデンサ4に充電された電荷による電圧 VBE:水平出力トランジスタ6ののベース・エミ
ツタ間飽和電圧 で表わされる。
なお、電圧Vcは次のようになる。
Vc=VCEsat+Vf ……(3)
ここに Vf:ダイオード5の順方向電圧
電源9から供給される電流iの平均値IAV1は
I1の期間が1/3、I2の期間が2/3なので、 IAV1=I1+2I2/3 ……(4) となる。
I1の期間が1/3、I2の期間が2/3なので、 IAV1=I1+2I2/3 ……(4) となる。
上記(1),(2),(3)式をこの(4)式に代入すれば、
IAV1=Vcc−VCEsat/R−2/3・Vf+V
BE/R……(5) となり、消費電力P1は P1=Vcc・IAV1=Vcc(Vcc−VCEsat/R −2/3・Vf+VBE/R) ……(6) となる。
BE/R……(5) となり、消費電力P1は P1=Vcc・IAV1=Vcc(Vcc−VCEsat/R −2/3・Vf+VBE/R) ……(6) となる。
実用上、VCEsat,Vf,VBEはVccに対して充分
に小さく、無視できるから、(6)式は次のように表
わせる。
に小さく、無視できるから、(6)式は次のように表
わせる。
この(7)式から明らかなように、第1図に示した
回路に電源9から供給されて消費される電力P1
は、電源9に抵抗3を直接接続した場合に消費さ
れる電力にほぼ等しく、抵抗3には動作中ほぼ一
定の電流が流れていることが判る。ところが、既
に説明したように、この回路の動作に直接役立つ
ている電力は期間2/3Tの間に流れる電流I2によ
る電力だけであり、約1/3は無駄に抵抗3で消費
されていることになる。
回路に電源9から供給されて消費される電力P1
は、電源9に抵抗3を直接接続した場合に消費さ
れる電力にほぼ等しく、抵抗3には動作中ほぼ一
定の電流が流れていることが判る。ところが、既
に説明したように、この回路の動作に直接役立つ
ている電力は期間2/3Tの間に流れる電流I2によ
る電力だけであり、約1/3は無駄に抵抗3で消費
されていることになる。
また、トランジスタ2は動作中ほぼI2に等しい
電流値のコレクタ電流を流しうるものでなければ
ならないだけでなく、約1/3の期間中はコンデン
サ4に電圧Vcまで充電された電荷による放電電
流をもI2に重畳して流しうるものでなければなら
ない。
電流値のコレクタ電流を流しうるものでなければ
ならないだけでなく、約1/3の期間中はコンデン
サ4に電圧Vcまで充電された電荷による放電電
流をもI2に重畳して流しうるものでなければなら
ない。
したがつて、この第1図に示す従来例において
は、無駄な電力消費が多くて省エネルギー向きで
ないばかりか、不要な発熱を生じやすく、その
上、トランジスタ2として許容コレクタ電流の大
きなものが必要となり、かつ抵抗3にもワツト数
の大きなものが必要となるので、コスト面や小型
化の面で著しく不利であるという欠点があつた。
は、無駄な電力消費が多くて省エネルギー向きで
ないばかりか、不要な発熱を生じやすく、その
上、トランジスタ2として許容コレクタ電流の大
きなものが必要となり、かつ抵抗3にもワツト数
の大きなものが必要となるので、コスト面や小型
化の面で著しく不利であるという欠点があつた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、小型化が可能で、よりコストダウンを図るこ
とができ、かつ消費電力が少なくて済む抵抗ドラ
イブ方式の水平偏向励振回路を提供することにあ
る。
き、小型化が可能で、よりコストダウンを図るこ
とができ、かつ消費電力が少なくて済む抵抗ドラ
イブ方式の水平偏向励振回路を提供することにあ
る。
この目的を達成するため、本発明は、水平出力
スイツチング素子を構成するトランジスタがオフ
状態となる期間中は励振回路の第1のスイツチン
グ素子を構成する第1のトランジスタに対する電
源電圧の印加を止めるようにしたことを特徴とす
る。
スイツチング素子を構成するトランジスタがオフ
状態となる期間中は励振回路の第1のスイツチン
グ素子を構成する第1のトランジスタに対する電
源電圧の印加を止めるようにしたことを特徴とす
る。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
ここで、実施例について説明する前に、まず、
第3図により本発明による水平偏向励振回路の動
作原理について説明する。
第3図により本発明による水平偏向励振回路の動
作原理について説明する。
この第3図において、抵抗1、トランジスタ
2、抵抗3、コンデンサ4、ダイオード5、水平
出力トランジスタ6、ダンパーダイオード7、出
力端子8、電源9、端子10,11などは第1図
に示した従来例の回路と同じである。なお、この
ような回路では、水平励振トランジスタ2と水平
出力トランジスタ6がいずれもスイツチング動作
をしているので、トランジスタ2は第1のスイツ
チング素子、トランジスタ6は水平出力スイツチ
ング素子ということができる。
2、抵抗3、コンデンサ4、ダイオード5、水平
出力トランジスタ6、ダンパーダイオード7、出
力端子8、電源9、端子10,11などは第1図
に示した従来例の回路と同じである。なお、この
ような回路では、水平励振トランジスタ2と水平
出力トランジスタ6がいずれもスイツチング動作
をしているので、トランジスタ2は第1のスイツ
チング素子、トランジスタ6は水平出力スイツチ
ング素子ということができる。
また12は第2のスイツチング素子を構成する
スイツチで、トランジスタ2がオンのとき開き、
オフのとき閉じるように、すなわち、トランジス
タ2からなる第1のスイツチング素子と逆位相で
オン・オフするように電気的或いは機械的に構成
されたものである。
スイツチで、トランジスタ2がオンのとき開き、
オフのとき閉じるように、すなわち、トランジス
タ2からなる第1のスイツチング素子と逆位相で
オン・オフするように電気的或いは機械的に構成
されたものである。
次にこの回路の動作について説明する。
入力端子11に第2図aで示すパルスvが供給
されると、トランジスタ2は期間1/3Tだけオン
し、残りの期間2/3Tはオフ状態となる。また、
スイツチ12はトランジスタ2と逆位相で開閉す
るから、期間1/3Tのときは開き、期間2/3Tのと
きだけ閉じて電流iを通す。
されると、トランジスタ2は期間1/3Tだけオン
し、残りの期間2/3Tはオフ状態となる。また、
スイツチ12はトランジスタ2と逆位相で開閉す
るから、期間1/3Tのときは開き、期間2/3Tのと
きだけ閉じて電流iを通す。
そこで、期間2/3Tのときには電源9から抵抗
3、閉じているスイツチ12、コンデンサ4を経
て出力トランジスタ6のベースに電流iが流れこ
み、トランジスタ6はオン状態となる。これは第
1図の場合と同じである。
3、閉じているスイツチ12、コンデンサ4を経
て出力トランジスタ6のベースに電流iが流れこ
み、トランジスタ6はオン状態となる。これは第
1図の場合と同じである。
次に期間1/3Tにおいては、スイツチ12が開
いてしまう。そこで電流iは零になり、出力トラ
ンジスタ6はオフ状態になる。また、このときに
は期間2/3Tの間に充電された電荷がコンデンサ
4からオン状態にスイツチされているトランジス
タ2に流れ、ダイオード5を通つて放電され、出
力トランジスタ6のベース・エミツタ間を軽く逆
バイアスしてオフ状態を確実にする。
いてしまう。そこで電流iは零になり、出力トラ
ンジスタ6はオフ状態になる。また、このときに
は期間2/3Tの間に充電された電荷がコンデンサ
4からオン状態にスイツチされているトランジス
タ2に流れ、ダイオード5を通つて放電され、出
力トランジスタ6のベース・エミツタ間を軽く逆
バイアスしてオフ状態を確実にする。
したがつて、この第3図に示した本発明による
水平偏向励振回路も第1図の回路と全く同様に水
平出力トランジスタ6がオン・オフ動作し、端子
8に接続された水平偏向コイルに鋸歯状波の偏向
電流を流すことができる。
水平偏向励振回路も第1図の回路と全く同様に水
平出力トランジスタ6がオン・オフ動作し、端子
8に接続された水平偏向コイルに鋸歯状波の偏向
電流を流すことができる。
そして、期間1/3Tにおいてはスイツチ12が
開いているため、電流iはこのときだけは流れる
ことができず、結局、この第3図の回路における
電流iが波形は第4図のようになり、期間1/3T
における電流値I2の電流iが欠除したものとな
る。
開いているため、電流iはこのときだけは流れる
ことができず、結局、この第3図の回路における
電流iが波形は第4図のようになり、期間1/3T
における電流値I2の電流iが欠除したものとな
る。
そこで、この第3図における電流iの平均値を
IAV2とすれば、 IAV2=2/3I2 ……(8) となる。これに上記(2),(3)式を代入すれば、 IAV2=2/3・Vcc−VCEsat/R−2/3・
Vf+VBE/R……(9) となり、したがつて、この第3図に示した本発明
による水平偏向励振回路における消費電力P2は P2=Vcc(2/3・Vcc−VCEsat/R −2/3・Vf+VBE/R ……(10) として得られる。
IAV2とすれば、 IAV2=2/3I2 ……(8) となる。これに上記(2),(3)式を代入すれば、 IAV2=2/3・Vcc−VCEsat/R−2/3・
Vf+VBE/R……(9) となり、したがつて、この第3図に示した本発明
による水平偏向励振回路における消費電力P2は P2=Vcc(2/3・Vcc−VCEsat/R −2/3・Vf+VBE/R ……(10) として得られる。
そこで、この第3図における消費電力P2と第1
図の場合の消費電力P1の差をとると、(6),(10)式か
ら P1−P2=Vcc(Vcc−VCEsat/3R〓1/
3P1……(11) が得られ、結局、第3図に示した本発明による水
平偏向励振回路では第1図の従来例より1/3も消
費電力が少なくなつていることが判る。
図の場合の消費電力P1の差をとると、(6),(10)式か
ら P1−P2=Vcc(Vcc−VCEsat/3R〓1/
3P1……(11) が得られ、結局、第3図に示した本発明による水
平偏向励振回路では第1図の従来例より1/3も消
費電力が少なくなつていることが判る。
また、この第3図の本発明による水平偏向励振
回路では、トランジスタ2がオンとなつている1/
3T期間においては、スイツチ12が開いていて
電力iが零になつているので、トランジスタ2に
はコンデンサ4からの放電電流しか流れない。し
たがつて、第1図の回路に比して許容コレクタ電
流が少なくかつ許容コレクタ損失も少ないトラン
ジスタで充分に間に合うことになる。
回路では、トランジスタ2がオンとなつている1/
3T期間においては、スイツチ12が開いていて
電力iが零になつているので、トランジスタ2に
はコンデンサ4からの放電電流しか流れない。し
たがつて、第1図の回路に比して許容コレクタ電
流が少なくかつ許容コレクタ損失も少ないトラン
ジスタで充分に間に合うことになる。
次に第5図に本発明の具体的な実施例に係る水
平偏向励振回路の結線図を示す。
平偏向励振回路の結線図を示す。
第5図において、13はバイアス電流供給用の
抵抗、14は第2のスイツチング素子を構成する
第2のトランジスタ、15はトランジスタ14を
制御するための第2のダイオードである。つま
り、この第5図の実施例は、第3図に示した本発
明による水平偏向励振回路のスイツチ12をトラ
ンジスタ14によつて具体化したものであり、そ
の他の構成及び動作は第3図の場合と同様であ
る。
抵抗、14は第2のスイツチング素子を構成する
第2のトランジスタ、15はトランジスタ14を
制御するための第2のダイオードである。つま
り、この第5図の実施例は、第3図に示した本発
明による水平偏向励振回路のスイツチ12をトラ
ンジスタ14によつて具体化したものであり、そ
の他の構成及び動作は第3図の場合と同様であ
る。
第2図aおよび第4図を参照してこの回路の動
作の説明をすると、励振パルスvによりトランジ
スタ2がオン状態にある期間1/3Tにおいては、
トランジスタ2のコレクタ電圧はほとんどアース
電位、つまり零となる。したがつて、トランジス
タ14のベース電圧も零となる。一方、この期間
中はコンデンサ4から電圧Vcに充電されていた
電荷がダイオード15、トランジスタ2のコレク
タ・エミツタ間、ダイオード5を経る回路で放電
されているので、トランジスタ14のエミツタは
ダイオード15の順方向電圧に相当する電圧だけ
そのベースに対して逆バイアスされることにな
り、結局、トランジスタ14はオフ状態にされて
しまう。これは第3図におけるスイツチ12が開
いたことに相当する。したがつて、この期間1/3
Tでは電流iは零となる。
作の説明をすると、励振パルスvによりトランジ
スタ2がオン状態にある期間1/3Tにおいては、
トランジスタ2のコレクタ電圧はほとんどアース
電位、つまり零となる。したがつて、トランジス
タ14のベース電圧も零となる。一方、この期間
中はコンデンサ4から電圧Vcに充電されていた
電荷がダイオード15、トランジスタ2のコレク
タ・エミツタ間、ダイオード5を経る回路で放電
されているので、トランジスタ14のエミツタは
ダイオード15の順方向電圧に相当する電圧だけ
そのベースに対して逆バイアスされることにな
り、結局、トランジスタ14はオフ状態にされて
しまう。これは第3図におけるスイツチ12が開
いたことに相当する。したがつて、この期間1/3
Tでは電流iは零となる。
また、励振パルスvによりトランジスタ2がオ
フ状態となる期間2/3Tにおいては、このトラン
ジスタ2のコレクタがそのベースやエミツタから
電気的に切離された状態となり、電源9からの電
圧Vccが抵抗14を経て印加されるようになる。
ところでトランジスタ14のベースには電源9か
ら抵抗13を経て電流が流れこみ、トランジスタ
14はオン状態にスイツチされる。したがつて、
電源9からトランジスタ14のコレクタ・エミツ
タ間を経て電流iが流れ、第3図のときと同様に
コンデンサ4から出力トランジスタ6のベースに
電流iが流れこむことになる。トランジスタ14
がオン状態にスイツチされると、そのベース・エ
ミツタ間はベース電流によつて順方向電圧に保た
れ、ダイオード15は軽く逆バイアス状態とな
り、出力トランジスタ6のオン動作に影響をおよ
ぼすことはない。
フ状態となる期間2/3Tにおいては、このトラン
ジスタ2のコレクタがそのベースやエミツタから
電気的に切離された状態となり、電源9からの電
圧Vccが抵抗14を経て印加されるようになる。
ところでトランジスタ14のベースには電源9か
ら抵抗13を経て電流が流れこみ、トランジスタ
14はオン状態にスイツチされる。したがつて、
電源9からトランジスタ14のコレクタ・エミツ
タ間を経て電流iが流れ、第3図のときと同様に
コンデンサ4から出力トランジスタ6のベースに
電流iが流れこむことになる。トランジスタ14
がオン状態にスイツチされると、そのベース・エ
ミツタ間はベース電流によつて順方向電圧に保た
れ、ダイオード15は軽く逆バイアス状態とな
り、出力トランジスタ6のオン動作に影響をおよ
ぼすことはない。
このようにして、この第5図に示した実施例で
は、期間1/3Tにおいて第1のトランジスタ2が
オン状態となつたときには、第2のトランジスタ
14はオフ状態となり、期間2/3Tにおいてトラ
ンジスタ2がオフ状態となつたときには、トラン
ジスタ14はオン状態になつて、結局、第3図に
おけるスイツチ12と同じ動作が得られることに
なる。
は、期間1/3Tにおいて第1のトランジスタ2が
オン状態となつたときには、第2のトランジスタ
14はオフ状態となり、期間2/3Tにおいてトラ
ンジスタ2がオフ状態となつたときには、トラン
ジスタ14はオン状態になつて、結局、第3図に
おけるスイツチ12と同じ動作が得られることに
なる。
なお、この第5図の実施例では、トランジスタ
2がオンのときには電源9から抵抗13を通りト
ランジスタ2のコレクタ・エミツタ間を通つて電
流が流れるが、トランジスタ14をオン状態に保
ち、そのコレクタ・エミツタ間に電流iを通すた
めに必要なベース電流は、電流iに比して実用上
は極めて少なく、したがつて抵抗13の抵抗値と
しては抵抗3の抵抗値の数十倍にも達するものを
使用できるので、これによる電力消費はほとんど
無視できる。
2がオンのときには電源9から抵抗13を通りト
ランジスタ2のコレクタ・エミツタ間を通つて電
流が流れるが、トランジスタ14をオン状態に保
ち、そのコレクタ・エミツタ間に電流iを通すた
めに必要なベース電流は、電流iに比して実用上
は極めて少なく、したがつて抵抗13の抵抗値と
しては抵抗3の抵抗値の数十倍にも達するものを
使用できるので、これによる電力消費はほとんど
無視できる。
以上説明したように、本発明によれば、電源9
から励振回路に供給される電流iは、ほとんで水
平出力トランジスタ6をスイツチングさせオン状
態に保つために使用される分だけであり、無駄に
消費される電力が少なくなるため、電圧消費が少
なくて済み、したがつて、ワツト数の大きな抵抗
を用いたり、発熱による温度上昇に対して配慮し
たりする必要がなくなり、従来技術における小形
化が困難でコストアツプを招きやすいなどの欠点
を除くことができる上、励振用の第1のトランジ
スタとして大容量のものを使用する必要がないの
で、IC化をより一層容易に行なうことができ
る。
から励振回路に供給される電流iは、ほとんで水
平出力トランジスタ6をスイツチングさせオン状
態に保つために使用される分だけであり、無駄に
消費される電力が少なくなるため、電圧消費が少
なくて済み、したがつて、ワツト数の大きな抵抗
を用いたり、発熱による温度上昇に対して配慮し
たりする必要がなくなり、従来技術における小形
化が困難でコストアツプを招きやすいなどの欠点
を除くことができる上、励振用の第1のトランジ
スタとして大容量のものを使用する必要がないの
で、IC化をより一層容易に行なうことができ
る。
第1図は従来の励振トランスを使用しない水平
偏向励振回路の結線図、第2図a,bはその動作
説明用の波形図、第3図は本発明による水平偏向
励振回路の動作説明用の結線図、第4図はその動
作説明用の波形図、第5図は本発明の具体的な実
施例に係る水平偏向励振回路の結線図である。 2……水平励振用の第1のトランジスタ、5…
…逆電圧保護用ダイオード、6……水平出力トラ
ンジスタ、7……ダンパーダイオード、8……水
平偏向コイルが接続される水平出力端子、9……
直流電源、12……第2のスイツチング素子を構
成するスイツチ、13……バイアス電流供給用抵
抗、14……第2のトランジスタ、15……第2
のダイオード。
偏向励振回路の結線図、第2図a,bはその動作
説明用の波形図、第3図は本発明による水平偏向
励振回路の動作説明用の結線図、第4図はその動
作説明用の波形図、第5図は本発明の具体的な実
施例に係る水平偏向励振回路の結線図である。 2……水平励振用の第1のトランジスタ、5…
…逆電圧保護用ダイオード、6……水平出力トラ
ンジスタ、7……ダンパーダイオード、8……水
平偏向コイルが接続される水平出力端子、9……
直流電源、12……第2のスイツチング素子を構
成するスイツチ、13……バイアス電流供給用抵
抗、14……第2のトランジスタ、15……第2
のダイオード。
Claims (1)
- 1 入力励振パルスによりオン・オフする共通エ
ミツタ接続の第1のトランジスタと、この第1の
トランジスタのコレクタ出力によりオン・オフす
る共通エミツタ接続の水平出力トランジスタと、
上記第1のトランジスタのコレクタとコレクタ抵
抗との間にそのエミツタ・コレクタ間が直列に接
続された第2のトランジスタとを備えた水平偏向
励振回路において、上記第1のトランジスタのコ
レクタと上記第2のトランジスタのエミツタとの
間に挿入した第1のダイオードと、上記第2のト
ランジスタのエミツタと上記水平出力トランジス
タのベースとの間に挿入したコンデンサと、この
水平出力トランジスタのベース・エミツタ間に並
列に接続した第2のダイオードと、上記第2のト
ランジスタのベースと上記第1のトランジスタの
コレクタ電源との間に接続されたベース電流供給
用の抵抗と、上記第2のトランジスタのベースと
上記第1のトランジスタのコレクタとを結合する
接続路とを設け、上記第1のトランジスタがオン
されたとき、上記第2のトランジスタがオフされ
ると共に、上記第1と第2のダイオードにより上
記コンデンサの電荷放電路が形成されるように構
成したことを特徴とする水平偏向励振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11871179A JPS5643872A (en) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | Horizontal deflection exciting circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11871179A JPS5643872A (en) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | Horizontal deflection exciting circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5643872A JPS5643872A (en) | 1981-04-22 |
JPS6244746B2 true JPS6244746B2 (ja) | 1987-09-22 |
Family
ID=14743213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11871179A Granted JPS5643872A (en) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | Horizontal deflection exciting circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5643872A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750385B2 (ja) * | 1990-05-24 | 1995-05-31 | 松下電器産業株式会社 | 水平偏向駆動回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5420623B2 (ja) * | 1976-01-30 | 1979-07-24 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5618046Y2 (ja) * | 1977-07-12 | 1981-04-27 |
-
1979
- 1979-09-18 JP JP11871179A patent/JPS5643872A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5420623B2 (ja) * | 1976-01-30 | 1979-07-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5643872A (en) | 1981-04-22 |
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