JPS6244402Y2 - - Google Patents

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JPS6244402Y2
JPS6244402Y2 JP1978114699U JP11469978U JPS6244402Y2 JP S6244402 Y2 JPS6244402 Y2 JP S6244402Y2 JP 1978114699 U JP1978114699 U JP 1978114699U JP 11469978 U JP11469978 U JP 11469978U JP S6244402 Y2 JPS6244402 Y2 JP S6244402Y2
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JP
Japan
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drive
clutch
clutch device
circuit
tubular outer
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JP1978114699U
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/22Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism
    • H01H3/30Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using spring motor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/66Power reset mechanisms
    • H01H71/70Power reset mechanisms actuated by electric motor

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、一般的には、蓄えられたバネエネル
ギーを解放することによつて閉じるようにした接
点を備えた回路しや断器の技術に関し、特に詳述
すれば、そのような回路しや断器に使用するクラ
ツチ装置に関する。
上記タイプの回路しや断器は、一般には、回路
しや断器の接点を閉じるためにそのエネルギーを
解放してしまう毎に、接点閉成バネ手段が再びバ
ネエネルギーを蓄える(以下、リチヤージと云
う)ことができるようにする機構を備えている。
そのような機構は通常シヤフトを有しており、そ
の回転によつて接点閉成バネ手段にバネエネルギ
ーを蓄える、つまり“巻上げ”が行なわれる。
用途によつては、ハンドルを使つて手動によつ
てあるいはモータを備えた駆動装置を使つて自動
的に、バネにエネルギーを供給するシヤフトをク
ランク止めできるようにし、また該シヤフトが手
動および自動的駆動装置に接続するようにするこ
とが望ましい。該シヤフトは、クラツチを介し
て、これらの駆動装置のいずれかが、他方とは別
個にしかも何の干渉もなく、該シヤフトをクラン
ク止めできるようにしている。一方、このような
回路しや断器に使用されている接点閉成用のバネ
はかなり強力であつて、他方、回路しや断器を装
着するのに利用できる空間は一般にかなり狭いも
のであることから、この目的を満足するクラツチ
装置を設計する場合には2つの矛盾する要求を満
足させなければならない。すなわち、クラツチ装
置は損傷を受けることなく高荷重を信頼性よく取
り扱い得るものでなければならず、したがつて、
堅固でなければならないばかりでなく、利用でき
る空間に適合し得るように十分小さくコンパクト
なものでなければならない。
本考案の主要目的は、したがつて、以上のよう
な相反する要求を満足させるクラツチ装置を提供
することである。
かくして、本考案は、エネルギーの蓄積された
バネのエネルギーを解放することによつて回路し
や断器の接点を閉じる装置、回転シヤフトを含み
該シヤフトを所定方向に回転させるとき前記バネ
に蓄勢する装置、および前記シヤフトを前記方向
にクラツチ装置を介して駆動するように択一的に
作動可能である手動ハンドルおよびモータ駆動体
を有する作動機構を備えた回路しや断器に利用す
る回路しや断器用クラツチ装置に於て、前記クラ
ツチ装置が、前記シヤフトに接続したあるいは接
続される被駆動構造体と、前記ハンドルに接続し
たあるいは接続される第一駆動部と、前記モータ
駆動体の出力軸に接続したあるいは接続される第
二駆動部と、前記第一駆動部の前記方向への回転
運動に際してのみ前記第一駆動部と前記被駆動構
造体との間に駆動接続を行なう第一オーバランニ
ングクラツチと、前記第二駆動部の前記方向への
回転にのみ応答して、該第二駆動部と前記被駆動
構造体との間に駆動接続を行なう第二オーバラン
ニングクラツチを備え、前記被駆動構造体が、管
状外側部材、および該管状外側部材に堅く接続さ
れるとともにその内部にあつてその一端から共軸
関係で伸びているトラニオン状内側部材を備え、
前記第一駆動部が前記管状外側部材の外縁上に回
転自在に支持され、前記第二駆動部が前記管状外
側部材の内部にあつてその他端に近接して回転自
在に配置され、かつ前記第二オーバランニングク
ラツチが前記第二駆動部と前記トラニオン状内側
部材との間に介在されたことを特徴とする回路し
や断器用クラツチ装置である。
上記のクラツチ装置の駆動部および被駆動部が
特に共軸的に組込まれた構造をとることから、本
考案に係るクラツチ装置はその全体の大きさを、
手動ハンドルを前記第一駆動部に接続するのに使
用する中空ハブの軸方向空間内に実質上装置全体
を適合させるに十分なだけ小さくすることが可能
である。同時に、このクラツチ装置は十分に堅固
でかつ丈夫であつて、伝達されるべき比較的大き
な荷重に容易に耐えることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本考案の好適
具体化例を例にとつて説明する。
ここで、第1図について説明すると、全体を符
号10で表わす図示の回路しや断器は本出願人の
ベルギー特許第862356号に詳述されているタイプ
のものであり、したがつて、本明細書では本考案
を理解するのに必要と思われるだけを説明するに
とどめる。回路しや断器10は支持構造体を含
み、該支持構造体はベース部14、側壁または中
間の区域18、カバー12および側板16を有す
る支持フレームから成る。ベース部、側壁区分お
よびカバーは、プラスチツクのような電気絶縁性
材料から作られる。一対の堅固な導体20,22
は互いに離間させてベース部14に取り付け、そ
れぞれ、電力供給ラインおよび負荷回路に接続さ
れるようになつている。導体20に蝶番支持され
ているのは可動接点部24であつて、これは可動
主接点26(1つだけが見える)、可動アーク接
点28、接点支持体30および好ましくは絶縁材
料から作つた接点保持体64から構成される。可
動接点部24は、導体20との蝶番接続点を中心
に、第1図に示す接点開放位置にまで、また可動
主接点26上の接点ボタン40が静止導体22上
の接触面42と係合しさらに可動アーク接点28
の接点ボタンが導体22上の静止アーク接点56
と係合する接点閉止位置にまで移動可能である。
第1図は単極ユニツトの回路しや断器を示すが、
これが多極式の場合、各極ユニツトにはここに述
べたと同じような導体および接点部が設けられて
おり、いくつかの極ユニツトの可動接点部はクロ
スバー68によつて共に接続されており、すべて
の極ユニツトにおける可動接点部の接点保持体6
4がそれに枢軸的に接続されている。
可動接点部24の作動は、一般的に符号32で
示す作動機構32および一般的に符号34で示す
トグルリンク34によつて行なわれる。第2図に
示すように、このトグルリンク34は一対のリン
ク90,92とトグルレバー94とから構成され
る。リンク90は離間した2つの平行なリンク要
素96(一方のみが見られる)から成るものであ
つて、それらのリンク要素96はそれぞれの側板
16に近接して支持フレームの外側に配置され、
クロスバー68が係合する溝100が設けられて
いる。リンク92は離間した2つの平行なリンク
要素102(一方のみが見られる)から成るもの
であつて、それらも同様にそれぞれの側板16の
外側に配置され、トグルニーを形成するピポツト
点103を中心にそれぞれのリンク要素96に枢
着されている。トグルレバー94は離間した2つ
の平行なトグルレバー要素106(一方のみが見
られる)から構成され、それらは各ピポツト点1
07においてリンク要素102に枢軸的に接続さ
れており、またそれぞれの静止ピポツト点110
において側板16に枢軸的に支持されている。各
リンク要素102の間を移動可能であるようにそ
れぞれのリンク要素102に取り付けられている
のは駆動ピン112(一つのみが見られる)であ
つて、これらは、実質上軸方向に整列していて、
側板16の開孔を通つて、作動機構32の一部を
構成するカム従動板120(第3図をも参照)上
の駆動爪134と共働するように伸びている。
作動機構32は駆動シヤフト124を備えてお
り、これはその長手方向軸125を中心に回転可
能であつて、一対の軸方向に離間した角度をもつ
て整列したカム126が固定されていて、この駆
動シヤフト124と共に回転可能となつている。
このカム126は駆動シヤフト124が以下に説
明する駆動装置129によつて回転させられると
きに該駆動シヤフト124に一定の負荷を与える
ような形状となつている。駆動機構32は前述の
カム従動板120をも備えており、それらのカム
従動板120は板接続体つまりハブ130によつ
て共に堅く接続されており(第3図参照)、側板
16によつて枢軸的に支持されている。カム従動
板120の静止ピポツト軸は、その延長部におい
て、トグルリンク92とトグルレバー94との間
のピポツト接続部107の位置と実質上一致す
る。カム従動板120は、以下に説明するよう
に、エネルギーを供給した位置にあつてカム従動
板120を錠止するためにも使用されるカムロー
ラ132を支持している。各カム従動板120に
は、関連する駆動爪134を枢支持しておりかつ
該駆動爪134に関連した偏奇バネ142を支持
しているピン138が固定されている。
カム従動板120は、また、その間に延びてい
てバネ装置148が枢着されたロツド146を支
持している。このバネ装置148はさらに支持体
としてのカバー12に固定したロツド150に枢
着されている。第2図にあつては、このバネ装置
148はエネルギーを解放した状態にあり、クロ
スバー68は第1図に示すように可動接点装置の
接点の開いた位置に対応する接点解放位置にあ
る。接点を閉じる操作は、まず、駆動シヤフト1
24を回転させ、そしてその結果として、カム1
26を、第2図で見て時計方向に回転させること
から始まる。これによりカム126はその縁部で
カム従動板120上のローラー132に乗りカム
従動板120をピポツト軸107を中心に時計方
向に移動させ、これによつてバネ装置148にバ
ネエネルギーの蓄積を開始する。駆動シヤフト1
24は、ほゞ完全に回転を完了するまで、回転さ
れつまり旋回され、続いてロール132がカム1
26のロープ151から離れ、ラツチ部材154
のラツチ面153の下方にきて停止する。このラ
ツチ部材154は駆動シヤフト124に枢支され
ていて、それとは独立して移動可能となつてお
り、第2から分かるようにバネ160で反時計方
向に偏奇されている。カム従動板120のこの位
置では、バネ装置148には完全にバネエネルギ
ーが蓄えられており、駆動爪134が、関連する
駆動ピン112に極く接近して配置されている。
ラツチ部材154は、ラツチ部材154の別のラ
ツチ面156と共働するDラツチ158によつ
て、第4図に示すように、錠止位置に保持されて
いる限り、バネエネルギーの蓄えられたバネ装置
の作用に抗して作動機構をこの位置に維持する。
回路しや断器の接点を閉じたい場合、第2図に
示すようにトグルレバーラツチ172によつてト
グルレバー94が錠止位置に保持されているとす
ると、ラツチ解放装置162を操作することによ
つてラツチ部材154が解放されるが、これはラ
ツチ部材154のラツチ表面156からその旋錠
面を離脱させるに十分なだけDラツチ158を回
転させて行なう。このため、バネエネルギーの蓄
えられたバネ装置148は、カム従動板120お
よびカムローラー132を介して作用して、駆動
シヤフト124を中心に時計方向にかつカムロー
ラー132の径路を離れてラツチ部材154を揺
動させることが可能となり、したがつて、バネ装
置148はそのバネエネルギーを解放できるよう
になり、そのエネルギーの解放によつてカム従動
板120を反時計方向に回転させる。このように
カム従動板120が第4図の位置から反時計方向
に回転する間に、カムローラー132は最少半径
を有するカム126の外縁部に近接した最初の位
置に復帰し、それぞれのカム従動板120上の駆
動爪134は同時に各トグルリンク要素102上
の関連するトグルリンク90,92を直立したト
グル位置にまで押出す。このようにトグルが直立
することによつて、トグルリンク90はクロスバ
ー68を押出し、その結果それに接続した可動接
点装置を接点閉止位置にまで押出す。この状態を
第12図に示す。なお、トグルリンク90,92
から成るトグルが、わずかに行過ぎて係止された
場合にも、ボルト164から成る止め装置によつ
て誤まつた方向に崩壊するのが防止される。この
ボルト164はリンク要素102と共働して正し
いトグル位置を越えるリンク要素102の移動を
制限する。ここで、用語“トグル位置”は長手方
向軸68,103,107が同一面内に存在する
正しいトグル位置ばかりでなく、わずかな行過ぎ
位置をも包含するものである。
このようにして回路しや断器の接点が一旦閉じ
られてしまうと、作動用バネ装置148は、前述
のようにして、駆動シヤフト124をカム126
と共に時計方向に回転することによつてリチヤー
ジされ得る。
接点を開放する操作は、第12図の位置からラ
ツチ解放レバー168(第2図)を駆動すること
によつて開始される。ラツチ解放レバー168を
駆動すると、Dラツチ170が、ラツチ172と
共働すると共にこれを支持しているキヤツチ17
4を解放する。キヤツチ174が解放されると、
このキヤツチ174は、それに設けたラツチ17
2と共にバネ176により回転させられ、トグル
レバー94を解放する。そのためトグルレバー9
4は、クロスバー68をその接点開放位置に向け
て押し付けている偏倚装置(図示してない)によ
りピポツト110を中心に反時計方向に回動させ
られる。このトグルレバー94の反時計方向の移
動は、比較的わずかであるが、トグル90,92
を第12図の位置から崩壊させるのに十分であつ
て、したがつて、可動接点装置と共にクロスバー
68は接点開放位置に押出される。すでに述べた
ように、バネ装置148にはすでにバネエネルギ
ーが蓄えられているため、回路しや断器の接点
は、所望により、すでに述べたと同様にして、ラ
ツチ部材154を解放することによつて再び直ち
に閉じることができる。
先きに説明したように、接点閉止用バネ装置1
48には、駆動シヤフトをそれに設けたカム12
6と共に予め定めた方向、つまり第2図にみられ
るように時計方向に回転することによつて、バネ
エネルギーが蓄えられている。図示の具体化例に
あつては、駆動シヤフト124を回転させる駆動
装置129は手動ハンドル131(第3図参
照)、および適宜なギヤ147,149を介して
モータ駆動体出力軸135に接続した駆動軸14
3を有する電動モータ141から成るモータ駆動
体133から構成される。手動ハンドル131お
よびモータ駆動体133は、共に、これらの手動
ハンドル131およびモータ駆動体133の2種
類の駆動体のいずれか一方または両方を、互いに
独立してあるいは相互に干渉せずに、使用して選
択的にカムを設けた駆動し得るようにしたクラツ
チ装置139によつてカムシヤフト124に作動
的に結合されている。
次に、本考案の好適具体化例を示す第5図につ
いて説明する。第11図には第5図のクラツチ装
置139を分解斜視図で示す。図示のクラツチ装
置139は3つの基本的な部分、すなわち、ハン
ドル131によつて駆動される第一駆動部21
3、モータ駆動出力軸135によつて駆動される
第二駆動部207、およびこれら2つの駆動部の
いずれかによつて選択的に駆動されてカムシヤフ
ト124をクランク運動させる被駆動構造体20
1〜205から構成される。
この被駆動構造体201〜205は管状外側部
材205とトラニオン状内側部材201とから構
成され、その内側部材201は管状外側部材20
5内にその一端から延びていて、共軸関係にある
とともに、カムシヤフト124がそれを貫いて伸
びている軸方向開孔が全体に亘つて形成されてい
る。被駆動構造体201,205はピン203に
よつてカムシヤフト124に固定されている。図
示の好適具体化例にあつては被駆動構造体の外側
管状部材205および内側部材201は、一方が
他方に挿入され、被駆動構造体の全体をカムシヤ
フト124に取り付けるのに使用されるのと同一
のピン203によつて共に固定される別々の部材
として示されている。しかし、この被駆動構造体
201,205は、それらの各部材201,20
5が一体的要素として構成される一体構造で作ら
れてもよい。
第一駆動部213は、共軸関係にある被駆動構
造体の外側管状部材205の外縁部に回転可能に
支持され、かつハブ217によつて取り付けられ
た手動ハンドル131を有する環状部材から構成
される。スパイラルバネ型のオーバーランニング
クラツチ215は、環状部材である第一駆動部2
13の円筒状表面および被駆動構造体の隣接する
外縁表面部に重なる。この場合の配置例は、例え
ば、バネにエネルギーを供給する方向(つまり、
第2図で見て時計方向)にハンドル131によつ
て第一駆動部213を回転させることによつてバ
ネクラツチ215を収縮させ、それによつて第一
駆動部213および被駆動構造体201,205
の両方を“つかむ(grad)”ようにしてこの被駆
動構造体を第一駆動部213と共に回転させるよ
うにする。もちろん、ハンドル操作による駆動を
行なうようにして、回路しや断器の接点閉成バネ
装置が一方向に連続的にハンドルを手動でクラン
クすることによつて完全にバネエネルギーを供給
するようにすることも可能ではあるが、この好適
具体化例のハンドル131は“ポンプ型”のもの
であつて、つまり例えば90度の角度内を数回往復
運動してカムシヤフト124を増分的に段階的に
クランクするものであつて、シヤフト移動の各増
分はハンドル131がシヤフトを進める作動スト
ロークと該ハンドルが次の動作ストロークに備え
る戻りストロークとを実行することが必要であ
る。ハンドル131の各戻りストロークの期間中
に、被駆動構造体201〜205,したがつてカ
ムシヤフト124が、バネエネルギーの供給され
ている接点閉成用バネ装置の作用によつて逆に戻
らないようにするために、好適具体化例のクラツ
チ装置139には、ブレーキ装置219,221
が設けられている。ブレーキ装置219,221
は、共軸関係にある被駆動構造体の外側管状部材
205の外縁の周りに伸びていて、ブレーキ部材
221を回転運動に抗して静止させておく適宜手
段(図示せず)によつて回路しや断器の支持構造
体18に接続された環状部材221から構成され
る。このブレーキ装置はまたスパイラルバネ型の
オーバランニングクラツチ219を備えている。
このオーバランニングクラツチ219は、ブレー
キ部材221の円筒状表面部および管状部材20
5の隣接外縁表面部に重なつており、この場合の
配置例は、このオーバランニングクラツチがハン
ドル131の各作動ストロークの期間中はすべつ
ていて、各戻りストロークの期間中はバネエネル
ギーの供給されているバネ装置の作用の下でカム
シヤフトを介して被駆動構造体に加えられる逆ト
ルクによつて“つかむ(grab)”作用をするよう
になつている。
クラツチ装置の第二駆動部207は被駆動構造
体のトラニオン状の内側部材201に多少似た形
状の部材であつて、被駆動構造体の管状外側部材
205の内部に他端に近接してかつ内側部材20
1と軸方向に整列して配置される。しかし、管状
外側部材205およびカムシヤフト124の両方
に取り付けられている内側部材201の場合とは
反対に、第二駆動部207は外側管状部材205
内部においてカムシヤフト124上で自由に回転
でき、このカムシヤフトの一方の端部は第二駆動
部207の軸方向開孔内に延びていて第二駆動部
207および被駆動構造体の内側部材201を互
いに軸方向に整列させて保持する助けをする。
第二駆動部207と被駆動構造体の内側部材2
01との間に設けられているのはスパイラルバネ
型のオーバランニングクラツチ211であつて、
これは、モータ駆動体出力軸135によつて第二
駆動部207がバネエネルギーを供給する方向に
回転するときには、かみ合うつまり“つかむ
(grab)”ようになつていて、一方ハンドル13
1を操作する際に第一駆動部213によつてバネ
にエネルギーを供給する方向に被駆動構造体20
1−205が駆動されるときには、離脱するつま
り“すべる”ようになつている。
以上の説明からも理解されるように、モータ駆
動体133が停止している間に行なわれるハンド
ル131の手動操作によつて、ハンドルとカムシ
ヤフト124との間の駆動接続は、第一駆動部2
13、オーバランニングクラツチ215および被
駆動構造体201−205を介して自動的に実現
されることになり、一方、オーバランニングクラ
ツチ211は離脱されておりまた被駆動構造体2
01−205と第二駆動部207との間の接続は
阻止される。また、モータ駆動体133を付勢し
てその結果出力軸135が回転すると、今度は出
力軸135とカムシヤフト124との間の駆動接
続が、第二駆動部207、オーバランニングクラ
ツチ211および被駆動構造体201−205を
介して自動的に実現され、一方、オーバランニン
グクラツチ215は離脱されておりまた被駆動構
造体201−205と第一駆動部213との間の
接続は阻止される。
第5図から分かるように、クラツチ装置139
の各要素はいずれもいくつかのスナツプリング2
07a,213aおよび221aによつて適正位
置に保持されており、すなわちクラツチ装置が速
やかにかつ容易に組立てられまた分解(例えば保
守、修理に便利なように)され得るように保持さ
れている。
また第5図から分かるように、クラツチ装置1
39の全体の大きさは、ハンドル131を第一駆
動部213に接続する中空ハブ217の軸方向空
間内に実質上全体を収容できる程度であつて、好
適具体化例にあつては上記軸方向空間はハンドル
131に関連し、ハンドルが各作動ストロークを
開始するもともとの位置に向かつて該ハンドルを
偏奇させる戻しバネ223をも収容する。
第5図に示す具体例にあつては、モータ駆動体
出力軸135およびクラツチ装置の第二駆動部2
07はピン209によつて接続されている。添付
図面の第6図ないし第10図についてみると、出
力軸135および第二駆動部207にはかみ合い
トルク伝達装置が設けられているのが分かる。こ
れらのかみ合いトルク伝達装置はモータ駆動体1
33が所定位置に取り付けられているときには互
いにかみ合つていて、ピン209(第5図参照)
を使用してあるいは使用せずしてトルクをシヤフ
ト135から第二駆動部207に伝達できる。こ
のようなトルク伝達装置は、第6図および第7図
に示すように、シヤフト135および第二駆動部
207のそれぞれに形成されたかみ合いタンク1
17,119のような形態であつてもよく、ま
た、第8図および第9図に示すように、シヤフト
135および第二駆動部207にそれぞれ形成さ
れたかみ合いピン123および孔121のような
形態であつてもよく、あるいは、第10図に示す
ように第二駆動部207およびシヤフト135に
それぞれ形成したかみ合いピン157および孔1
59のような形態であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用され得る型の回路しや断
器の断面図、第2図は第1図に示す回路しや断器
のトグル装置および作動機構の詳細断面図、第3
図は回路しや断器の接点を閉じるバネ装置を付勢
するのに使用するモータ駆動装置およびハンドル
を併せて示す第2図の作動機構の平面図、第4図
は接点を閉じるバネ装置が完全に付勢された状態
で第2図の作動機構を簡略化して示す図、第5図
は本考案を具体化したクラツチ装置の断面図、第
6図ないし第10図はモータ運転出力軸とクラツ
チ装置の関連する駆動部分に取り付けられた相互
にかみ合い可能なプラグ−イン型のトルク伝達接
続装置の3つの変形例を示す図、第11図は第5
図のクラツチ装置の分解斜視図、第12図は接点
閉位置にある回路しや断器の作動機構を示す図で
ある。 124……駆動シヤフト、131……ハンド
ル、133……モータ駆動体、135……出力
軸、139……クラツチ装置、201……トラニ
オン状内側部材、205……管状外側部材、20
7……第二駆動部、211……第二オーバランニ
ングクラツチ、213……第一駆動部、215…
…第一オーバランニングクラツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エネルギーの蓄積されたバネのエネルギーを
    解放することによつて回路しや断器の接点を閉
    じる装置、回転シヤフトを含み該シヤフトを所
    定方向に回転させるとき前記バネに蓄勢する装
    置、および前記シヤフトを前記方向にクラツチ
    装置を介して駆動するように択一的に作動可能
    である手動ハンドルおよびモータ駆動体を有す
    る作動機構を備えた回路しや断器に利用する回
    路しや断器用クラツチ装置に於て、前記クラツ
    チ装置が、前記シヤフトに接続したあるいは接
    続される被駆動構造体と、前記ハンドルに接続
    したあるいは接続される第一駆動部と、前記モ
    ータ駆動体の出力軸に接続したあるいは接続さ
    れる第二駆動部と、前記第一駆動部の前記方向
    への回転運動に際してのみ前記第一駆動部と前
    記被駆動構造体との間に駆動接続を行なう第一
    オーバランニングクラツチと、前記第二駆動部
    の前記方向への回転にのみ応答して、該第二駆
    動部と前記被駆動構造体との間に駆動接続を行
    なう第二オーバランニングクラツチを備え、前
    記被駆動構造体が、管状外側部材および該管状
    外側部材に堅く接続されるとともにその内部に
    あつてその一端から共軸関係で伸びているトラ
    ニオン状内側部材を備え、前記第一駆動部が前
    記管状外側部材の外縁上に回転自在に支持さ
    れ、前記第二駆動部が前記管状外側部材の内部
    にあつてその他端に近接して回転自在に配置さ
    れ、かつ前記第二オーバランニングクラツチが
    前記第二駆動部と前記トラニオン状内側部材と
    の間に介在されたことを特徴とする回路しや断
    器用クラツチ装置。 (2) 前記所定方向の反対方向に前記シヤフトを介
    して前記被駆動体に加えられた逆トルクに応答
    して、前記反対方向への前記被駆動体の回転を
    阻止するように該被駆動構造体と共働する第三
    オーバランニングクラツチを含むブレーキ装置
    を備えた実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の回路しや断器用クラツチ装置。 (3) 前記ブレーキ装置が、使用時に静止状態に保
    持され、かつ前記被駆動構造体の前記管状外側
    部材の周りに伸びている環状部材を含み、前記
    第三オーバランニングクラツチが前記環状部材
    の円筒状ブレーキ表面と前記管状外側部材の外
    縁表面部とに重なつているスパイラルバネ型の
    ものである実用新案登録請求の範囲第2項に記
    載の回路しや断器用クラツチ装置。 (4) 前記第一オーバランニングクラツチが、前記
    第一駆動部の円筒状表面および前記管状外側部
    材の隣接する外縁表面部に重なるように該管状
    外側部材上に配置したスパイラルバネ型のもの
    である実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載の回路しや断器用クラツ
    チ装置。 (5) 前記第二オーバランニングクラツチが、前記
    第二駆動部の円管状外縁表面および前記被駆動
    構造体の前記トラニオン状内側部材に重なつた
    スパイラルバネ型クラツチである実用新案登録
    請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記
    載の回路しや断器用クラツチ装置。 (6) 前記第二駆動部および前記被駆動構造体の前
    記トラニオン状内側部材がそれらの全長に亘つ
    て延びた軸方向開孔を有し、前記シヤフトが、
    クラツチ装置の使用時に、前記トラニオン状内
    側部材の前記軸方向開孔を通つて延びるととも
    に、共に回転するように前記被駆動構造体に固
    定され、さらに前記第二駆動部の軸方向開孔内
    に延びて内部で回転可能である実用新案登録請
    求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載
    の回路しや断器用クラツチ装置。 (7) 前記第二駆動部および前記モータ駆動体の前
    記出力軸に、該出力軸を離脱可能に前記第二駆
    動部に差込んで駆動接続を行ない得る相互に着
    脱可能なトルク伝達装置を設けた実用新案登録
    請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記
    載の回路しや断器用クラツチ装置。 (8) 前記ハンドルが、軸方向に伸びた空間を有す
    るハブによつて前記第一駆動部に取り付けられ
    あるいは取り付け得るようにされ、かつクラツ
    チ装置の全体の大きさを前記ハブ中の前記空間
    内に実質上すべて収容できるようなものとした
    実用新案登録請求の範囲第1項ないし第7項の
    いずれかに記載の回路しや断器用クラツチ装
    置。
JP1978114699U 1977-08-23 1978-08-23 Expired JPS6244402Y2 (ja)

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JPS5438864U JPS5438864U (ja) 1979-03-14
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CA1074370A (en) 1980-03-25
JPS5438864U (ja) 1979-03-14
US4152561A (en) 1979-05-01
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