JPS6244203Y2 - - Google Patents

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JPS6244203Y2
JPS6244203Y2 JP16117584U JP16117584U JPS6244203Y2 JP S6244203 Y2 JPS6244203 Y2 JP S6244203Y2 JP 16117584 U JP16117584 U JP 16117584U JP 16117584 U JP16117584 U JP 16117584U JP S6244203 Y2 JPS6244203 Y2 JP S6244203Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、スクータ型自動二輪車または自動三
輪車等の小型車両に搭載されるパワーユニツト冷
却装置に関するものである。
従来技術 Vベルトを用いている巻掛動力伝達機構を備え
たパワーユニツトにおいては、エンジンの燃焼熱
のみならず、Vベルト側面とプーリ内面との摩擦
によつて巻掛動力伝達機構に熱が発生し、これら
の熱を除去するために、従来では、第1図に図示
するように、空冷エンジン01の外周をカバー0
2で包囲し、エンジン01のクランクシヤフト0
3の一端に直結されたフアン04により、開口0
5からカバー02内に空気を吸込み、この吸込み
空気により空冷エンジン01を冷却すると同時
に、巻掛動力伝達機構06のドライププーリ07
(クランクシヤフト03に直結されている)に一
体に付設されたフアン08により、巻掛動力伝達
ケース09の前方へ開放した吸入口010から同
ケース09内に空気を吸込み、同ケース09の後
方吐出口011から後方へ吐出し、巻掛動力伝達
機構06を冷却していた。
考案が解決しようとする問題点 第1図に図示される従来のパワーユニツトの冷
却装置においては、エンジン冷却用フアン04と
巻掛動力伝達機構冷却用フアン08との2個のフ
アンが必要となり、部品点数が多くなつて、パワ
ーユニツト全体が大型化し、コストが高く、また
2個のフアンを駆動するために、フアン駆動用の
動力損失が大きくなる傾向があつた。
問題点を解決するための手段および作用 本考案は、このような難点を克服したパワーユ
ニツトの冷却装置の改良に係り、エンジンと、該
エンジンより後方の駆動輪に動力を伝達する巻掛
動力伝達機構とよりなり、該動力伝達機構を収納
する第1空間と、前記エンジンのみを囲繞し該エ
ンジンと協同して形成された第2空間と、該第2
空間および外気を連通する開口とを備えてなるパ
ワーユニツトにおいて、前記開口より該第2空間
内に空気を吸入しまたは該第2空間内より吐出さ
せるフアン部材を前記第2空間内にて前記エンジ
ンにより駆動可能とし、前記第1空間に外気導入
開口を設け、前記第1空間と第2空間内のフアン
吸入側とを連通する連通路が形成し、前記フアン
部材により前記エンジンを冷却させる冷却空気の
吸込圧力または吐出圧力を利用することにより、
前記外気導入口より前記第1空間に外気を導入し
た後、前記連通路およびフアン吸入側を介して排
出させ、前記エンジンのみならず前記動力伝達機
構をも冷却するこてができる。
実施例 以下第2図ないし第3図に図示された本考案の
一実施例について説明する。
自動三輪車1は、前車輪2を一輪、後車輪3を
二輪備えており、スインク式パワーユニツト10
の前部は、車結機構5を介して車体4に上下に揺
動自在枢支され、同スインク式パワーユニツト1
0の後部は、図示されない緩衝器を介して前記車
体4に支持されている。
またスインク式パワーユニツト10では、空冷
2サイクルエンジン11と伝動ケース12が一体
的に構成されており、同伝動ケース12に後車軸
6を介して枢支された後車輪3には、空冷2サイ
クルエンジン11よりベルト自動変速機13、減
速機14、差動装置15を介して動力が伝達さ
れ、同空冷2サイクルエンジン11の動力により
後車輪3が回転駆動されるようになつている。
さらに空冷2サイクルエンジン11の外周は、
シユラウド16とフアンカバー17とで囲繞さ
れ、同シユラウド16は空冷2サイクルエンジン
11の前方に位置している排気管(図示されず)
の付近で外気に開放され、空冷2サイクルエンジ
ン11の右側に位置しているフアンカバー17に
は、クランクシヤフト19の右方延長線を中心と
した円形の冷却風導入開口18が設けられ、同ク
ランクシヤフト19の右端にエンジン冷却フアン
20が一体に付設され、同空冷2サイクルエンジ
ン11、シユラウド16、フアンカバー17で第
2空間が形成されており、空冷2サイクルエンジ
ン11が回転すると、エンジン冷却フアン20が
回転駆動されて冷却風導入開口18よりフアンカ
バー17内に外気が導入され、シユラウド16内
で空冷2サイクルエンジン11の冷却フアンに触
れた後、排気管近くの開口より排出され、この空
気の流動で空冷2サイクルエンジン11が冷却さ
れるようになつている。
さらにまた空冷2サイクルエンジン11のクラ
ンクシヤフト19の左端は、前記伝動ケース12
内の第一空間の前部へ突出され、同クランクシヤ
フト19の左端にランププレート21が一体に嵌
着されるとともに、ドライブフエイスボス22お
よびドライブ固定フエイス23がナツト24の締
付けにより同クランクシヤフト19の左端に一体
に嵌着されている。
しかもドライブ可動フエイス25は軸方向に移
動しうるが周方向にはクランクシヤフト19と一
体となつて回転しうるように同クランクシヤフト
19にドライブ可動フエイス25は嵌着され、同
ドライブ可動フエイス25とランププレート21
間にウエイトローラ26が周方向へ亘り一定間隔
毎に介装されている。
また伝動ケース12の後部に回転自在に枢支さ
れたドリブンシヤフト27にボス28が回転自在
に嵌合され、同ボス28にドリブン固定フエイス
29が一体に嵌着されている。
さらにボス28にドリブンカム30が遊嵌さ
れ、同ドリブンカム30にドリブン可動フエイス
31が一体に嵌着され、前記ドリブンカム30に
設けられた軸方向の図示されないカム溝を貫通し
てボス28にピン(図示されず)が嵌着されてお
り、ドリブンカム30およびドリブン可動フエイ
ス31はカム溝に案内されてボス28に対して相
対的に軸方向へ移動されるようになつている。
さらにまた、ボス28にクラツチインナープレ
ート32がナツト33により一体に嵌着され、ド
リブン可動フエイス31とクラツチインナープレ
ート32とに圧縮コイルスプリング34が介装さ
れ、同クラツチインナープレート32に遠心クラ
ツチシユー35が揺動自在に枢着され、同遠心ク
ラツチシユー35を囲繞するように形成されたク
ラツチアウター36はナツト37によりドリブン
シヤフト27に一体に嵌着されている。
しかもドライブ固定フエイス23、ドライブ可
動フエイス25とドリブン固定フエイス29、ド
リブン可動フエイス31とにVベルト38が架渡
されている。
また前記伝動ケース12の後部において、クラ
ツチアウター36に相対した個所に外気導入開口
39が形成され、同外気導入開口39に外気導入
ダクト40が接続され、同外気導入ダクト40の
吸入口41は前方へ指向され、同外気導入ダクト
40にフイルター42が設けられている。
さらに前記伝動ケース12の前部右側における
ドライブ可動フエイス25の後方に位置した個所
の連通口43と、フアンカバー17におけるエン
ジン冷却フアン20のインペラ20aに相対した
個所の連通口44とは連通管45で連通されてい
る。
第2図ないし第3図に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、空冷2サイクルエン
ジン11が停止あるいは低速回転している状態で
は、圧縮コイルスプリング34のばね力によりド
リブン可動フエイス31がドリブン固定フエイス
29に押付けられ、ドリブン固定フエイス29、
ドリブン可動フエイス31に巻付けられるVベル
ト38の巻付け半径が最大となるとともに、ウエ
イトローラ26はクランクシヤフト19の回転中
心に最も接近したドライブ可動フエイス25の円
筒部25aの外周面に接触してドライブ可動フエ
イス25はドライブ固定フエイス23より最も遠
く離れ、ドライブ固定フエイス23、ドライブ可
動フエイス25に巻付けられるVベルト38の巻
付け半径は最小となり、その結果、変速比N/N (N1:エンジン回転数、N2:ドリブンシヤフト回
転数)は最大となる。
次に空冷2サイクルエンジン11の回転数N1
が増加するに伴ないウエイトローラ26に働く遠
心力が増大し、ドライブ可動フエイス25がドラ
イブ固定フエイス23に押付けられて、ドライブ
固定フエイス23、ドライブ可動フエイス25間
の間隔が狭くなるとともに、ドリブン固定フエイ
ス29、ドリブン可動フエイス31間の間隔が広
がり、変速比N/Nが減少する。
このようなスインク式パワーユニツト10の動
作中においては、クランクシヤフト19と一体の
エンジン冷却フアン20は回転駆動されて、空気
が冷却風導入開口18よりフアンカバー17内に
吸入され、シユラウド16の前方開口(図示され
ず)より外部へ排出され、このシユラウド16、
フアンカバー17内の空気の流動によつて空冷2
サイクルエンジン11は冷却される。
また前記エンジン冷却フアン20の動作により
フアンカバー17の連通口44に負圧が発生し、
この負圧は連通管45を介して連通口43に伝え
られ、伝動ケース12内の空気が連通口43に吸
引され、さらに吸入口41よりフイルター42を
通過して外気導入ダクト40、外気導入開口39
を介して伝動ケース12内に空気が吸入され、空
気は吸入口41より外気導入ダクト40、外気導
入開口39、伝動ケース12、連通口43、連通
管45、連通口44を介してフアンカバー17内
を通り、冷却風導入開口18より導入された冷却
風とともにシユラウド16の開口から外部−へ排
出されるため、ベルト自動変速機13で発生した
熱、特にVベルト38とドライブ固定フエイス2
3、ドライブ可動フエイス25、ドリブン固定フ
エイス29、ドリブン可動フエイス31との接触
面に働く摩擦力により発生した熱は、前記伝動ケ
ース12内を通過する空気により除去され、ベル
ト自動変速機13は冷却される。
特に自動三輪車1が前進する際には、走行風が
吸入口41より外気導入ダクト40内に流入する
ため、より大量の空気が伝動ケース12内に導入
させることができる。
このように1つのエンジン冷却フアン20によ
り、空冷2サイクルエンジン11のみならずベル
ト自動変速機13をも同時に冷却することができ
るため、冷却のための動力損失を最小限に留め
て、スインク式パワーユニツト10を効率良く冷
却することができる。
第2図ないし第3図に図示の実施例では、クラ
ンクシヤフト19の中心延長線を中心とした冷却
風導入開口18より遠心型のエンジン冷却フアン
20により冷却風を吸引し、これをフアンカバー
17、シユラウド16内に導いてシユラウド16
の前記開口(図示されず)より排出させたが、第
4図に図示するように、クランクシヤフト19に
プロペラ型フアン46を直結し、このプロペラ型
フアン46により、シユラウド16の前記開口よ
りシユラウド16、フアンカバー17に空気を吸
引した後、冷却風導入開口18より外部へ排出さ
せるようにしたものにも、勿論適用することがで
き、第2図ないし第3図に図示の実施例と略同様
な作用効果を奏しうる。
考案の効果 本考案においては、前記1個のフアン部材によ
つてエンジンのみならず巻掛動力伝達機構をも同
時に冷却することができるため、部品点数が少な
くて構造が簡単となり、コストが安くなるととも
に、冷却のための動力損失を小さくしてパワーユ
ニツトを効率良く冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパワーユニツト冷却装置の縦断
面図、第2図は本考案に係るパワーユニツト冷却
装置を備えた自動三輪車の側面図、第3図は本考
案の一実施例の縦断面図、第4図は他の実施例の
要部縦断面図である。 1……自動三論車、2……前車輪、3……後車
輪、4……車体、5……車結機構、6……後車
軸、10……スインク式パワーユニツト、11…
…空冷2サイクルエンジン、12……伝動ケー
ス、13……ベルト自動変速機、14……減速
機、15…差動装置、16……シユラウド、17
……フアンカバー、18……冷却風導入開口、1
9……クランクシヤフト、20……エンジン冷却
フアン、21……ランププレート、22……ドラ
イブフエイスボス、23……ドライブ固定フエイ
ス、24……ナツト、25……ドライブ可動フエ
イス、26……ウエイトローラ、27……ドリブ
ンシヤフト、28……ボス、29……ドリブン固
定フエイス、30……ドリブンカム、31……ド
リブン可動フエイス、32……クラツチインナー
プレート、33……ナツト、34……圧縮コイル
スプリング、35……遠心クラツチシユー、36
……クラツチアウター、37……ナツト、38…
…Vベルト、39……外気導入開口、40……外
気導入ダクト、41……吸入口、42……フイル
ター、43,44……連通口、45……連通管、
46……プロペラ型フアン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンと、該エンジンより後方の駆動輪に動
    力を伝達する巻掛動力伝達機構とよりなり、該動
    力伝達機構を収納する第1空間と、前記エンジン
    のみを囲繞し該エンジンと協同して形成された第
    2空間と、該第2空間および外気を連通する開口
    とを備えてなるパワーユニツトにおいて、前記開
    口より該第2空間内に空気を吸入しまたは該第2
    空間内より吐出させるフアン部材が前記第2空間
    内にて前記エンジンにより駆動可能とされ、前記
    第1空間に外気導入開口が設けられ、前記第1空
    間と第2空間内のフアン吸入側とを連通する連通
    路が形成されたことを特徴とするパワーユニツト
    冷却装置。
JP16117584U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPS6244203Y2 (ja)

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JP16117584U JPS6244203Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JP16117584U JPS6244203Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6177463U JPS6177463U (ja) 1986-05-24
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JP16117584U Expired JPS6244203Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4801814B2 (ja) * 2006-09-26 2011-10-26 本田技研工業株式会社 車両用無段変速機の冷却構造

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JPS6177463U (ja) 1986-05-24

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