JPS6243550Y2 - - Google Patents

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JPS6243550Y2
JPS6243550Y2 JP1983174421U JP17442183U JPS6243550Y2 JP S6243550 Y2 JPS6243550 Y2 JP S6243550Y2 JP 1983174421 U JP1983174421 U JP 1983174421U JP 17442183 U JP17442183 U JP 17442183U JP S6243550 Y2 JPS6243550 Y2 JP S6243550Y2
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JP1983174421U
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JPS6081535U (ja
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバツクシートが座席シートに対し起伏
自在とされた医療用、特に歯科用の治療台の改良
に関し、更に詳しくは本出願人に係る実公昭40−
623において提供された治療台を更に改善したも
のである。
上記公知の治療台の特徴点を、その第2実施例
に相当する第1図側面図によつて説明すれば、バ
ツクシート基体xを座席シート基体y側に駆動源
zによつて引き入れた時、座席シート基体yに対
してバツクシート基体xが傾斜するとその下端の
ローラーx1,x2が円弧状のガイドアームy1に沿つ
て下降するため、この傾斜運動の前後において患
者の頭部や背部がバツクシート基体xに沿つて摺
り動くことが防止されることを特徴としていた。
この治療台においては、バツクシート基体xは座
席シート基体yに対しその端部に支持されたロー
ラーy2にもたれるように配置され、且つその下端
部がローラーx1,x2とガイドアームy1との摺動自
在な挾持によつて支持されているだけであるか
ら、バツクシート基体xの幅方向のガタ付きが少
なからずあり、治療台上の患者に新たな不快感を
与えることになることは否めなかつた。
本考案は上記に鑑みなされたもので、バツクシ
ートのガタ付きを少なくすると共に、バツクシー
トの起伏運動を患者の頭部及び背部の運動により
一層適合させるようにした新規な治療台を提供せ
んとするものである。
本考案の実施例を添付図面に基づき説明する
と、第2図は本考案の代表的治療台の基体部分を
示す部分切欠斜視図、第3図は同部分切欠平面
図、第4図は同部分切欠側面図、第5図は他の実
施例の第4図対応図、第6図は第1の実施例にお
けるバツクシート基体の起伏動作を示す原理図、
第7図は第2の実施例における第6図同様図であ
る。即ち、本考案はバツクシート基体2が座席シ
ート基体1に対し起伏自在とされた治療台Sに於
て、上記座席シート基体1が、該基体1のバツク
シート基体2側に延出された平行フレーム11,
11と、該フレーム11,11の先端において両
者間に架設された支軸12と、上記フレーム1
1,11のの外側で該支軸12の両端に支承され
且つ支軸12の軸線の廻りに回動自在とされた結
合部材13,13と、上記フレーム11,11の
外側部で上記支軸12の下方に形成され且つ上方
に曲率中心aを有する外向き円弧溝14,14と
を含み、一方バツクシート基体2は、その下端に
固設され上記円弧溝14,14の夫々に外側より
挿入されて該円弧溝14,14内を転接するロー
ラー21,21と、バツクシート基体2の内側部
に対設され上記結合部材13,13に対し摺動自
在に掴持されたスライド棒22,22とを含み、
座席シート基体1にその基部31が軸承され且つ
作動端32がバツクシート基体2に軸支された駆
動源3の伸縮運動によつて、バツクシート基体2
のローラー21,21を円弧溝14,14に転接
させると共にスライド棒22,22を結合部材1
3,13に対し相対的に摺動せしめ、これにより
バツクシート基体2を座席シート基体1に対し起
伏自在としたことを特徴とする治療台である。第
2図乃至第4図は治療台の基体部分、即ち骨格部
分を示すものでこの周囲に適当なクツシヨン材や
カバー材等が外装されて治療台Sが構成される。
治療台S上で患者Pはバツクシートの起伏に伴い
腰の前屈後傾中心点Oを中心として起伏するが、
バツクシートが座席シートに対しその下端で連結
されこの連結点を中心として起伏する場合は、上
記前屈後傾中心点Oと相異する為、バツクシート
の起伏に伴い患者の頭部や背部がずれることにな
る。従つて、この種治療台では前記先行技術の如
く、バツクシートを傾斜させた時、バツクシート
下端が円弧運動をして座席シートの下に潜り込む
ようになされるのが一般的である。本治療台Sで
は円弧溝14,14内のローラ21,21の転接
及び結合部材13,13に対するスライド棒2
2,22の相対的な摺動によつて斯かる起伏のメ
カニズムが達成されるのであり、これを更に詳述
すれば、支軸12に支承された結合部材13,1
3は該支軸12の軸線の廻りに回動自在とされ
(支軸12と結合部材13,13を固定し該支軸
12をフレーム11,11に対し回動自在に支持
させるか、支軸12をフレーム11,11に固定
してその両端に結合部材13,13を回動自在に
軸承するか、いずれも採用可能である)、該結合
部材13,13はバツクシート基体2の内側部に
固定部材221……を介して対設固定され且つバ
ツクシート基体2の体心に平行な直状のスライド
棒22,22を摺動自在に掴持し、これによりバ
ツクシート基体2は支軸12の中心を支点として
固定部材221,221間に亘り前後に摺動する
と共に、該支軸12の軸線の廻りに回動可能とさ
れる。そしてバツクシート基体2の下端は、曲率
中心aが前記患者Pの前屈後傾中心Oと略一致す
る円弧溝14,14内のローラー21,21の転
接によつてその運動軌跡が規制される。このメカ
ニズムを第6図により考察するに、第6図はバツ
クシート基体2の運動軌跡を線分AB(A′B′)に
て示し、前記駆動源3(図では油圧シリンダー)
がバツクシート基体2の下部を座席シート基体1
側に引き込むと、バツクシート基体2の下部ロー
ラー21,21は円弧溝14,14に沿つて転接
し円弧分BB′の如き軌跡を描く。亦、バツクシー
ト基体2は上述の如くバツクシート基体2の体心
に平行な直状のスライド棒22,22と連結部材
13,13との摺動自在な結合によつて支軸12
に支持されているから、線分ABはA′B′に移行す
る際常に支軸12の中心C上を通過し、バツクシ
ート基体2の頂部はAA′の如き円弧軌跡を描くこ
とになる。その結果、バツクシート基体2の起立
状態における線分Aa(O)と倒伏状態における
線分A′a(O)とは略等しくなり、従つて治療台
S上の患者Pはバツクシートの傾斜と共にその前
屈後傾中心Oを中心として後傾し、その頭部や背
部はバツクシートと殆どずれ合うことなくほぼ一
体的に倒伏されることになるのである。逆に倒伏
状態から起立状態への移行においても同様の機能
を奏することは容易に理解されよう。
このような起立機構は駆動源3の伸縮運動によ
るローラー21,21の円弧溝14,14内の転
接と、スライド棒22,22と支軸12の両端に
該支軸12の軸心の廻りに回動自在に支承された
結合部材13,13との摺動自在な結着とによつ
て達成されるものであり、バツクシート基体2の
座席シート基体1に対する支持関係は極めて安定
化される。即ち、バツクシート基体2と座席シー
ト基体1との実質的な結合手段である結合部材1
3,13が、座席シート基体1に延出された平行
フレーム11,11間に架設された支軸12の両
端に支承されているから、駆動源3の作動端32
とバツクシート基体2との軸支関係も相俟つて、
バツクシート基体2の面域に直交方向の外力に対
して該基体2は極めて安定的である。亦、バツク
シート基体2の下端部はローラー21,21を介
して円弧溝14,14内に夫々座席シート基体1
の外側より挿入保持されているから幅方向及び上
下方向の動きが規制され、これらの総合的な支持
関係によりバツクシート基体2は座席シート基体
1に対しガタ付くことなく安定的に支承され、従
て治療台S上の患者Pは前記公知の治療台の如き
ガタ付きによる不快感を覚えることがないのであ
る。
第5図は他の実施例を示すもので、スライド棒
22,22が上記仮想前屈後傾中心Oを中心とし
て円弧状に彎曲されて居り、従つて結合部材1
3,13の掴持部位もこのスライド棒22,22
の曲率に合わせて削成されたものが用いられる。
その他の構成は上記第1の実施例と同様であり、
この実施例におけるバツクシート基体2の起伏運
動軌跡を第7図により考察すると、バツクシート
基体2が起立位置ABから倒伏位置A′B′に移行す
る際、スライド棒22,22が連結部材13,1
3に対し摺動するが、該スライド棒22,22が
上記の如く彎曲しているから、バツクシート基体
2の頂部は上記中心Oを中心とした円弧軌跡を描
くことになり、患者Pの頭部の動きとほぼ完全に
符号する。因みに上記第1の実施例による同様の
軌跡を本図に鎖線で示したが、この両者の比較か
らも明白な如く、本実施例におけるバツクシート
基体2の起伏運動軌跡はより理想に近いものと云
える。亦、駆動源3の伸縮運動はこのように完全
な円弧運動に変換されるから、駆動源3の伸縮運
動速度が一定であれば、斯かる円弧運動の角速度
も一定となり、これにより患者とバツクシートと
のより一体的な起伏運動が保証され、治療台S上
での患者Pはバツクシートの起伏により不快感を
受けることが著減されるのである。
尚、上記各実施例はほんの一例を示したに過ぎ
ず、本考案を逸脱しない限りに於て他の態様も採
用可能であることは云うまでもない。
叙述の如く、本考案の構成においては、バツク
シート基体2が座席シート基体1に対してガタ付
くことなく安定的に支承されるから、治療台S上
の患者はガタ付きによる不快感を何等受けること
なく、快適に治療を受けることが出来る上に、円
弧溝14,14の曲率中心を患者Pの仮想前屈後
傾中心Oに一致させたり、スライド棒22,22
を上記中心Oを曲率中心とする円弧状に彎曲させ
たりすると、バツクシートの起伏運動軌跡が患者
のそれにより一層近似され、理想的な治療台とし
て位置付けられることになり、これを綜合すれば
本考案の有用性は極めて大であると云える。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の治療台を示す側面図、第2図は
本考案の代表的治療台の基体部分を示す部分切欠
斜視図、第3図は同部分切欠平面図、第4図は同
部分切欠側面図、第5図は他の実施例の第4図対
応図、第6図は第1の実施例におけるバツクシー
ト基体の起伏動作を示す原理図、第7図は第2の
実施例における第6図同様図である。 符号の説明、1……座席シート基体、11……
フレーム、12……支軸、13……結合部材、1
4……円弧溝、2……バツクシート基体、21…
…ローラー、22……スライド棒、3……駆動
源、31……基部、32……作動端、S……治療
台、a……円弧溝の曲率中心、P……患者、O…
…仮想前屈後傾中心。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 バツクシート基体2が座席シート基体1に対
    し起伏自在とされた治療台Sに於て、上記座席
    シート基体1が、該基体1のバツクシート基体
    2側に延出された平行フレーム11,11と、
    該フレーム11,11の先端において両者間に
    架設された支軸12と、上記フレーム11,1
    1の外側で該支軸12の両端に支承され且つ支
    軸12の軸線の廻りに回動自在とされた結合部
    材13,13と、上記フレーム11,11の外
    側部で上記支軸12の下方に形成され且つ上方
    に曲率中心aを有する外向き円弧溝14,14
    とを含み、一方バツクシート基体2は、その下
    端に固設され上記円弧溝14,14の夫々に外
    側より挿入されて該円弧溝14,14内を転接
    するローラー21,21と、バツクシート基体
    2の内側部に対設され、上記結合部材13,1
    3に対し摺動自在に掴持されたスライド棒2
    2,22とを含み、座席シート基体1にその基
    部31が軸承され且つ作動端32がバツクシー
    ト基体2に軸支された駆動源3の伸縮運動によ
    つて、バツクシート基体2のローラー21,2
    1を円弧溝14,14内に転接させると共にス
    ライド棒22,22を結合部材13,13に対
    し相対的に摺動せしめ、これによりバツクシー
    ト基体2を座席シート基体1に対し起伏自在と
    したことを特徴とする治療台。 2 上記円弧溝14,14の曲率中心aが治療台
    S上の患者Pの仮想前屈後傾中心Oとほぼ一致
    するようにした実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の治療台。 3 上記スライド棒22,22が上記仮想前屈後
    傾中心Oを曲率中心とする円弧状に彎曲されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の治療
    台。
JP17442183U 1983-11-10 1983-11-10 治療台 Granted JPS6081535U (ja)

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JP17442183U JPS6081535U (ja) 1983-11-10 1983-11-10 治療台

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JP17442183U JPS6081535U (ja) 1983-11-10 1983-11-10 治療台

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Publication Number Publication Date
JPS6081535U JPS6081535U (ja) 1985-06-06
JPS6243550Y2 true JPS6243550Y2 (ja) 1987-11-12

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ID=30379722

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JP17442183U Granted JPS6081535U (ja) 1983-11-10 1983-11-10 治療台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733862Y2 (ja) * 1979-12-06 1982-07-26

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JPS6081535U (ja) 1985-06-06

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