JPS6243469B2 - - Google Patents

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JPS6243469B2
JPS6243469B2 JP4044980A JP4044980A JPS6243469B2 JP S6243469 B2 JPS6243469 B2 JP S6243469B2 JP 4044980 A JP4044980 A JP 4044980A JP 4044980 A JP4044980 A JP 4044980A JP S6243469 B2 JPS6243469 B2 JP S6243469B2
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JP
Japan
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JP4044980A
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English (en)
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JPS56136853A (en
Inventor
Kimihide Kawamura
Shojiro Horiguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は加熱又は触媒の存在下での加熱により
諸堅牢性に優れ、且つ美麗な色素を生成する新規
な有機材料に関する。 本発明が提供する新規な有機材料は、下記の一
般式()で表される化合物と芳香族第1級アミ
ンとからなる付加生成物である。 但し、上記式中のAは置換基を有してもよい芳
香族環であり、Rは水素原子、アルキル基又は芳
香族基である。 上記付加生成物は下記の如き構造式()又は
()で表されるものと考えられる。 本発明の付加生成物は約100乃至300℃の温度に
加熱されるとアンモニア臭を発し、上記式
(′)又は(′)で表わされるアゾメチン色素
を形成する。上記式におけるR′は芳香族第1級
アミンの残基を表わす。 本発明の付加生成物の製造方法について詳細に
説明すると、一般式()で表される化合物それ
自体はアゾメチン顔料の中間物として公知であ
り、多数の化合物が知られている。 本発明においては公知のいずれの化合物も使用
することができるが、特に好ましい化合物は、3
−イミノ−イソインドリン−1−オン、3−イミ
ノ−4−(又は−5−、−6−、−7−)クロルイ
ソインドリン−1−オン、3−イミノ−4・5−
(又は−4・6−、−4・7−、−5・6−、−5・
7−、−6・7−)ジクロルイソインドリン−1
−オン、3−イミノ−4・5・6・7−テトラク
ロルイソインドリン−1−オン及び相当する臭化
物である。付加生成物の一方の成分である芳香族
第1級アミンは公知のいずれのアミンでもよく、
このような芳香族第1級アミンは、例えば、特公
昭46−37189号公報に記載されている通り周知で
ある。芳香族第1級アミンとして特に好ましいの
はアニリン又はその誘導体、フエニレンジアミン
又はその誘導体、ジアミノジフエニル又はその誘
導体等である。 上記の如き一般式()で表される化合物と芳
香族第1級アミンとの付加反応は、アミンとして
モノアミンを使用する場合には両成分を約1:1
モル比で使用し、アミンとしてジアミンを使用す
る場合には一般式()で表される化合物2モル
あたり、ジアミン約1モルを使用する。 両者の付加反応は好ましくは有機溶剤中で約0
乃至150℃の温度で約0.5乃至20時間行い、付加生
成物を析出させる。この場合、反応温度が高すぎ
ると、更に反応が進行し、脱アンモニア反応によ
り色素が生成するので注意すべきである。 以上の如くして得られた付加生成物は一般に黄
色乃至紫褐色の結晶状粉末であり、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロルベンゼン、ジクロルベ
ンゼン、ニトロベンゼン、ジメチルホルムアミド
等の溶剤に可溶のものが多い。又この付加生成物
は約100乃至300℃に加熱すれば分解してアンモニ
ア臭を発して濃色に着色した粉末となる。又、こ
の付加生成物は、酸性物質、例えば、ギ酸、酢酸
等の固体や液体の酸性物質の存在下において分解
が促進され、比較的低温でも濃色に着色した粉末
になる。 本発明の付加生成物は有機材料の着色に有用で
あり、このような有機材料の着色方法について説
明すると、本発明の付加生成物の対象となる有機
材料はいかなるものでもよいが、特に好適な材料
なポリエステル、ビニロン、ナイロン、アクリ
ル、アセテート等の合成繊維からなる織布、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリアミド、ポリエステル等の合成
プラスチツクである。 上記の如き合成繊維の着色方法としては、分散
染料による従来公知の方法がそのまま使用でき
る。このような方法の好ましいものは、例えば、
ポリエステル繊維に対しては、沸騰水中での染色
(発色はしないが、便宜上染色という。以下同
じ)、キヤリヤー染色、高温高圧染色、サーモゾ
ル染色、パツドスチーム染色及び溶剤染色等であ
る。その他の繊維に対しても上記と同様な方法で
染色することができる。このようにして付加生成
物を繊維に適用後、これを例えば、必要に応じて
酸性物質の存在下で、約50乃至200℃の温度に約
1乃至30分間熱処理することにより、繊維中の付
加生成物はアゾメチン色素に変化し、美麗に着色
した繊維或いは織布が得られる。このようにして
得られた着色繊維或いは織布の耐光性、耐昇華
性、耐洗濯性、耐摩擦性等の諸堅牢性は従来の各
種の染料による着色物に比して著しく優れてい
る。その理由は、このような方法においては、繊
維中において従来のアゾメチン顔料と同様な構造
の色素を形成することに成功したからであると考
えられる。 繊維以外の、例えば、熱可塑性樹脂や熱硬化性
樹脂の着色においては、従来の顔料による方法と
実質的に同様の方法が採用できる。例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポ
リオレフイン系樹脂にはドライカラー方式、マス
ターバツチ方式等がよく、又他の合成樹脂に対し
ても同様な方法が利用できる。熱可塑性樹脂や熱
硬化性樹脂に対する本発明の付加生成物の利点
は、得られた着色物が非常に均一に着色され、且
つ少量の使用で高い着色効果が得られ、且つ着色
剤について、従来の顔料における如き微分散処理
のための特別な処理が不要であることである。こ
のような利点は、本発明の付加生成物によれば、
被着色材中で着色剤が生成するために、顔料粒子
の凝集粗大化、粒子の分散不良等の顔料の粒子に
起因する問題が生じないからである。 次に実施例及び参考例を挙げて本発明を具体的
に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは重量
基準である。 実施例 1 3−イミノ−4・5・6・7−テトラクロルイ
ソインドリン−1−オン28.4部とP−フエニレン
ジアミン5.4部をメタノール284部に加えて還流下
に10時間加熱攪拌した。生成した黄褐色沈澱を濾
取し、メタノールで十分に洗浄し、付加生成物23
部を得た。 実施例 2乃至30 実施例1と同様にして下記第1表の芳香族第1
級アミンを使用し、各種の付加生成物を得た。 尚、実施例2乃至20においては一般式(1)の化合
物として3−イミノ−4・5・6・7−テトラク
ロルイソインドリン−1−オンを使用し、実施例
21乃至25では3−イミノ−イソインドリン−1オ
ンを使用し、実施例26乃至30では3−イミノ−ジ
クロル−イソインドリン−1−オンを使用した。
【表】 ゾベンゼン
【表】 メタン
尚、上記第1表において色相(1)は付加生成物の
色相であり、色相(2)は加熱処理後の色相であり、
nmは色相(2)の最大吸収波長を表す。尚、色相(1)
は淡色であり、且つ不安定であるので最大吸収波
長の測定は困難であつた。 参考例 1 実施例1の付加生成物5部及びノニオン系界面
活性剤5部からなる混合物を十分に磨砕し、これ
を5部のo−フエニルフエノールと3部のノニオ
ン系界面活性剤を含む1000部の水に加えて均一に
分散させ、90乃至100℃に加温し、希酢酸を加え
てPHを約7.0とする。次に、この浴中にポリエス
テル(ポリエチレンテレフタレート)織布を入
れ、約2時間煮沸する。その後十分に水洗し、乾
燥後160℃で10分間熱処理すると鮮明な赤黄色に
着色した織布が得られた。この着色織布の最大吸
収波長は450nmであつた。 参考例 2 実施例2の付加生成物5部をジメチルホルムア
ミド100部中に溶解し、この中にポリエステル織
布を20℃で30分間浸漬後、十分に水洗し、乾燥し
た。その後参考例1と同様にして鮮明な緑黄色に
着色した織布を得た。この着色織布の最大吸収波
長は420nmであつた。 参考例 3 実施例1の生成物の代わりに実施例3、6、
9、12、15及び18の付加生成物を使用し、他は参
考例1と同様にして下記第2表の着色ポリエステ
ル織布を得た。参考例1及び2の結果も併記す
る。
【表】 参考例 4 実施例4の付加生成物5部とノニオン系界面活
性剤3部とを均一に混合磨砕し、これを0.5部の
界面活性剤を含む1000部の水中に分散させ、この
中にアセテート織布を入れ70乃至90℃で約1時間
染色後、水洗乾燥する。次いで約130℃で10分間
熱処理して鮮明な赤色に着色したアセテート織布
を得た。この着色織布の最大吸収波長は500nm
であつた。 参考例 5 実施例4の付加生成物の代わりに実施例5、
8、11、14、17、20及び23の付加生成物を使用し
たことを除いて参考例4をそのまま繰返して着色
したアセテート織布を得た。参考例5の着色物と
ともに、得られた各々の着色物の性質を下記第3
表に示す。
【表】 参考例 6 実施例7の付加生成物5部と界面活性剤3部と
を均一に混合磨砕し、これを1部の界面活性剤を
含む1000部の水中に分散させ、この中にナイロン
織布を入れ90乃至95℃で約1時間染色し、水洗、
乾燥し、約130℃で10分間熱処理し、鮮明な黄色
に着色したナイロン織布を得た。この着色織布の
最大吸収波長は390nmであつた。 考参例 7 実施例7の付加生成物の代りに実施例10、13、
16、19、21及び22の付加生成物をそれぞれ用い、
他は参考例6と同様にしてそれぞれ着色されたナ
イロン織布を得た。これらの着色織布と参考例6
の着色織布の性質を下記第4表に示す。
【表】 参考例 8 実施例4の付加生成物0.5部とパンソルブH1.0
部とを混練したものをポリ塩化ビニル樹脂コンパ
ウンド50部と混合し、6インチロールで155乃至
160℃で3分間ロール練りしてシートを形成し、
このシートを170℃で50Kgの圧力で厚さ5mmにプ
レス成形したものは透明な純赤色に着色されてい
た。この着色シートの最大吸収波長は500nmで
あつた。 参考例 9 実施例28の付加生成物の微粉砕物5部を1000部
のポリエチレンに混合し、250℃で射出成形した
成型品は透明で均一な橙色に着色されていた。こ
の着色成形品の最大吸収波長は400nmであつ
た。 参考例 10 実施例30の付加生成物10部、分散剤1部及びエ
チレングリコール89部をボールミルで磨砕し、こ
の磨砕物15部を、テレフタル酸ジメチル1モルと
エチレングリコール2モルとから得られるエステ
ル交換生成物100部に添加し、減圧下約280℃で4
時間加熱重合し、均一美麗に着色された黄色のポ
リエステルを得た。この着色ポリエステルを常法
に従つて紡糸したところ、紡糸ノズルの目詰りは
全く生じなかつた。この着色繊維の最大吸収波長
は380nmであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式()で表される化合物と芳香
    族第1級アミンからなる付加生成物。 (但し、上記式中のAは置換基を有してもよい芳
    香族環であり、Rは水素原子、アルキル基又は芳
    香族基である。) 2 一般式()で表される化合物が3−イミノ
    −4・5・6・7−テトラクロルイソインドリン
    −1−オンである特許請求の範囲第1項に記載の
    付加生成物。 3 芳香族第1級アミンがジアミンである特許請
    求の範囲第1項に記載の付加生成物。
JP4044980A 1980-03-31 1980-03-31 Thermally color-developing organic material Granted JPS56136853A (en)

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JP4044980A JPS56136853A (en) 1980-03-31 1980-03-31 Thermally color-developing organic material

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JP4044980A JPS56136853A (en) 1980-03-31 1980-03-31 Thermally color-developing organic material

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Publication Number Publication Date
JPS56136853A JPS56136853A (en) 1981-10-26
JPS6243469B2 true JPS6243469B2 (ja) 1987-09-14

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JP4044980A Granted JPS56136853A (en) 1980-03-31 1980-03-31 Thermally color-developing organic material

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