JPS6243196Y2 - - Google Patents

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JPS6243196Y2
JPS6243196Y2 JP10639786U JP10639786U JPS6243196Y2 JP S6243196 Y2 JPS6243196 Y2 JP S6243196Y2 JP 10639786 U JP10639786 U JP 10639786U JP 10639786 U JP10639786 U JP 10639786U JP S6243196 Y2 JPS6243196 Y2 JP S6243196Y2
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JP
Japan
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valve
float
valve chamber
valve seat
sealing surface
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JP10639786U
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JPS6212097U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は弁室内に自由状態で配したフロートに
よつて直接弁口を開閉するフリーフロート式トラ
ツプに関する。
この種のトラツプに於いて、弁口を形成する弁
座は弁室の側方に突出せしめて設け、フロートが
弁座の一点を支点に回転して離着座するように形
成している。また、弁座側シール面は細く環状に
設け、フロート側シール面との隙間を小さくし、
この隙間に復水の層ができてシール面同士の接触
を妨害して閉弁を遅らせる問題、閉弁状態にこの
隙間が復水で水封され、シール径が設計値より拡
大して閉弁力が増し、開弁を困難にする問題を解
消するようにしている。
ところが、上記の様な構成を有するトラツプに
於いては、フロートが開弁から閉弁に移る時に、
フロートは排出流の作用で所定閉弁位置よりも上
または下で弁座側シール面の一点に部分的に衝突
し、またその点を支点に転動して所定閉弁位置ま
で変位するので、弁座側シール面を部分的に摩耗
させ、極く短時間で蒸気漏洩を起こす問題があつ
た。例えば、下向き開放のフリーバケツトフロー
トを用いたフリーフロート式スチームトラツプで
は、弁座を弁室の上部側方に突出させて形成して
いるので、閉弁に移るときに、フロートが所定閉
弁位置よりも下で弁座部材に部分的に当接し、転
動して所定閉弁位置まで変位する。密閉のフリー
フロートを用いたフリーフロート式スチームトラ
ツプでは、弁座を弁室の下部側方に突出して形成
しているので、所定閉弁位置よりも上で部分的に
当接する。
本考案は上記問題を解消し、蒸気漏洩を起こさ
ず耐久性のあるフリーフロート式トラツプの提供
を目的とする。
上記の目的を達成するために講じた本考案の技
術的手段は、入口と弁口を通して出口が連通した
弁室を形成するトラツプ筐体、弁室内に自由状態
で配され弁室内の水位に応じて変位するフロー
ト、フロートの外周に設けられたフロート側シー
ル面、弁口の弁室側開口部を形成する弁座であつ
て弁室の側方に突出せしめて形成されたもの、弁
座の弁室側の端部に弁口を囲んで細く環状に形成
された弁座側シール面、及び一端を弁室内に固定
し他端を開閉弁の際にフロート側シール面が当接
して転動せんとする弁座側シール面の一部分の外
側に接近させた板状の補助弾性座であつてフロー
ト側シール面が弁座側シール面に部分的に当接し
て転動することを防止するものから成るものであ
る。
上記の技術的手段の作用を説明する。フロート
が浮上あるいは降下して閉弁するとき、フロート
は所定の閉弁位置の高さに達する前に板状の補助
弾性座の他端に当接する。そして、その位置から
所定の閉弁位置に達するまで、補助弾性座に当接
しながらさらに浮上あるいは降下し、弁口を閉じ
る。開弁する場合はこれと逆である。
従つて、フロートが開閉弁する際、補助弾性座
がフロートに当接するので、弁座のシール面が部
分的に摩耗することがない。
次に、本考案を第1・2図に示す実施例に基づ
いて説明する。第1図に於いて、トラツプ筐体は
本体1と本体1にガスケツト2を介してボルト等
の部材(図示せず)で取り付けた上蓋3で形成す
る。この筐体内には弁室4を形成し、弁室4には
入口5を入口通路6、導入管7の導入孔8、及び
通孔9を通して連通する。また、入口通路6の途
中にはスクリーン10を配し、プラグ11で固定
する。出口12は出口通路13、及び弁座部材1
4の弁口15を通して弁室4に連通する。弁座部
材14はガスケツト16を介して弁室4の上部に
螺着する。フロート17は下向き開放のバケツト
フロートを用い、弁室4内に自由状態で配す。フ
ロート17は外周にシール面18を形成する球殻
19と、球殻19の開口縁に固着した重り20か
ら形成する。また、上部には逸気小孔21を設け
る。上記導入管7は弁室4内に直立して螺着し、
その通孔9はフロート17内に開口するようにす
る。導入管7と弁室4の底壁の間には傾斜板23
を介在する。
第2図は弁座部材14の部分拡大図で、弁座部
材14は先端に細く突出した部分bを有し、この
部分bの端面にシール面cを設ける。また、フロ
ート17が当接し摩耗する部分eの下側には板バ
ネ22をピン24で取り付ける。
上記実施例の作用を説明する。入口側からフロ
ート17内に復水が導入される場合、フロート1
7はAで示す如く沈下し、傾斜板23の上に載
る。入口側からフロート17内に蒸気が導入され
る場合、フロート17はBで示す如く浮上して行
き、そのシール面18は所定浮上位置より下で板
バネ22の先端に当接する。板バネ22にはフロ
ート17が所定浮上位置まで浮上する間、フロー
ト17のシール面18が当接する。フロート17
は浮上位置、即ち実線で示す状態まで浮上し、シ
ール面18を弁座部材14のシール面cに当接さ
せて弁口15を閉ぐ。フロート17内に再び復水
が導入される場合、上記とは逆にB・Aの状態に
変位する。
かくして、上記実施例によれば、フロート17
が浮上して弁座部材14に当接し所定浮上位置ま
で変位する間、及び所定浮上位置から沈下して弁
座部材14から離れる間、板バネ22がフロート
17のシール面18に当接し、弁座部材14のシ
ール面cがフロート17のシール面18の当接に
よつて部分的に摩耗することがない。また、板バ
ネ22はフロート17の当接によつて撓み、例え
ばフロート17が衝撃的に当接する様な場合には
その衝突力を緩衝してフロート17を保護する。
また、上記実施例はフロートに下向き開放のバ
ケツトフロートを用いたものであつたが、上向き
開放のバケツトフロート、密閉のフロートを有す
るフリーフロート式トラツプに実施しても上記同
様の作用効果を期待できる。更に、弁座部材14
にピン24で板バネ22を取り付けたが、板バネ
22を上蓋3や本体1の内壁等の固定部分(弁座
部材14の如く螺回転されない部分)に取り付け
れば、板バネ22を所定位置により容易に取り付
けできる。
本考案は上記の如くして、弁座側シール面の部
分的な摩耗を防止し、蒸気漏洩を起こさず耐久性
のあるフリーフロート式トラツプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のフリーバケツトフ
ロート式トラツプの断面図、第2図は第1図の弁
座部分のみの拡大図である。 4:弁室、5:入口、12:出口、14:弁座
部材、15:弁口、17:フロート、18・c:
シール面、22板バネ、24:ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入口と弁口を通して出口が連通した弁室を形成
    するトラツプ筐体、弁室内に自由状態で配され弁
    室内の水位に応じて変位するフロート、フロート
    の外周に設けられたフロート側シール面、弁口の
    弁室側開口部を形成する弁座であつて弁室の側方
    に突出せしめて形成されたもの、弁座の弁室側の
    端部に弁口を囲んで細く環状に形成された弁座側
    シール面、及び一端を弁室内に固定し他端を開閉
    弁の際にフロート側シール面が当接して転動せん
    とする弁座側シール面の一部分の外側に接近させ
    た板状の補助弾性座であつてフロート側シール面
    が弁座側シール面に部分的に当接して転動するこ
    とを防止するものから成るフリーフロート式トラ
    ツプ。
JP10639786U 1986-07-10 1986-07-10 Expired JPS6243196Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10639786U JPS6243196Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10639786U JPS6243196Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6212097U JPS6212097U (ja) 1987-01-24
JPS6243196Y2 true JPS6243196Y2 (ja) 1987-11-09

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ID=30981716

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JP10639786U Expired JPS6243196Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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