JPS624290B2 - - Google Patents

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JPS624290B2
JPS624290B2 JP13089580A JP13089580A JPS624290B2 JP S624290 B2 JPS624290 B2 JP S624290B2 JP 13089580 A JP13089580 A JP 13089580A JP 13089580 A JP13089580 A JP 13089580A JP S624290 B2 JPS624290 B2 JP S624290B2
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JP
Japan
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bearing
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JP13089580A
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JPS5755818A (en
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Yasutoshi Kimura
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5755818A publication Critical patent/JPS5755818A/ja
Publication of JPS624290B2 publication Critical patent/JPS624290B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、野菜等の結束装置に関するものであ
り、特に被結束物である野菜等に対する結束時の
損傷の発生を防止でき且つ安定した結束状態を実
現できるように幅広テープを結束材として用い、
しかもこのテープは特別な結束金具等を用いるこ
となく、上記テープ自体により結び目を作るよう
にした装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、本発明と対比し得るような結束装置は知
られていない。
〔本発明の技術的課題〕
本発明にかかる結束機の特徴は、野菜等のよう
な軟弱な被結束物に対して、幅広状のテープによ
り安定した紐掛け結束状態が得られ、しかも上記
テープ自体の端部間を結び付けることにより、こ
のテープのみにより信頼性の高い結束状態が得ら
れるようにしたものである。
〔本発明の技術的手段〕
本発明は、結束用幅広テープを貯巻しておくテ
ープリールと、作動用の操作ハンドルと、被結束
物のまわりにテープを幅広状のまま走行ガイドす
るテープ掛けまわし手段と、被結束物に掛けまわ
したテープの先端及び基端を保持するテープ保持
手段と、結束部において上記幅広テープを寄せる
テープ寄せ手段と、寄せられたテープ部分を結束
する結束手段と、結束済みのテープ残部をカツト
する切断手段とを有し、上記結束手段は回転且つ
開閉自在のクチバシによりテープをループ状に折
曲し、且つこのループ状部分を上記クチバシから
脱すときには該ループ内にテープ一端が挿通され
た状態に結束し得るようにした野菜結束機におい
て、上記テープ保持手段はつかみ軸受に形成した
折曲片に対して圧接されるとともに押し込み板に
より回動され上記折曲片から離反されるようにし
たつかみ板を上記つかみ軸受に回動自在に枢支
し、さらに上記つかみ軸受には逆止板軸受を回動
自在に枢支し、この逆止板軸受にはテープ押込み
板と圧接してテープを保持する逆止板を回動自在
に枢支し、上記押込み板によるテープ押込み時に
はテープは上記逆止板と押込み板間に挟持され、
上記押込み板の退却時にはテープはつかみ板と前
記折曲片間に挟持されるようにしたものである。
〔発明の作用〕
本発明は上記手段により、幅広テープを平らな
状態のまま張ることができ、結束したときに結び
目以外の部分は幅広の状態となる。
また、テープの切り屑が生じない。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例について説明
する。
先ず、第1図乃至第5図は、本発明を適用した
結束機の構成の概要を示すものであり、1はベー
スであり、下側面には硬質ゴム製等の着座部1a
がボルト1bにより下方に突設されている。ま
た、上記ベース1の一側寄りの上側面にはギヤ側
板2が立設されている。この側板2は前側縁に図
示しない被結束物に対する逃げ部2aが切込み形
成されるとともに、上端縁寄りの水平方向突出部
2bには段付ピン3がEリング117を介して回
動自在に軸支されている。そして、上記ピン3の
アーム取付穴3aにはアーム4の基端4aが径方
向より挿入されボルト107により一体的に固着
されている。5はテープ押し込み板であり、全体
形状は円弧状に折曲され、その一端5aはボルト
102aにより前記アーム4の先端4bに固定さ
れている。また、上記押し込み板5の一端5a寄
りの部分には持上板6の基端6aが持上板軸受7
に平行ピン9を介して枢支され、さらにこの持上
板6の先端6b寄りの部分には平行ピン8を介し
て持上板ローラ10が軸支されEリング115に
より保持されている。なお、上記持上板軸受7は
前記ボルト102aとさらにもう一つのボルト1
02bにより押し込み板5の外側に重なり合うよ
うにしつかりと固定され、これによつて持上板6
の支点位置は押し込み板5の外側に形成されてい
る。また、上記持上板6に対しては捩りコイルバ
ネ91が関連配設され、平行ピン9を中心に第1
図中反時計まわり方向に弾発附勢されている。
次に11及び12は持上作動板であり、その上
側縁11a及び12aには前記持上板ローラ10
との当接面を有し基端11b,12bは前記ベー
ス1の上面に固定植立され、これら各作動板1
1,12の中途部間には持上作動板スペーサ13
が、ボルト軸106により介在配設されている。
また、前記段付ピン3には円盤ギヤ14が一体
配設され、このギヤ14には扇形ギヤ15が噛合
されている。そして、このギヤ15の基部には対
称方向にゼネバユニツト18と協同するゼネバ1
9がボルト104により連結されるとともに、こ
れらギヤ15とゼネバ19は平行ピン16により
ギヤ側板2に対して回動自在となるようにEリン
グ117により枢支保持されている。なお、上記
ゼネバユニツト18は回動自在の平行ピン16に
ボルト103により組付けられ切欠円板部181
とローラ182を軸支した円板部183と円板ギ
ヤ部184とを有し、またゼネバ19は中央部に
は上記ローラ182と嵌合する係合部191を有
しその両側には上記切欠円板部181の外周と適
合する円弧状凹部192,193を有する。そし
て、上記切欠円板部181の切欠き部181a,
181bはゼネバ19の上部係合部191と各凹
部192,193との間に位置する突出部19
4,195に対する逃げ部となつている。さら
に、上記円板ギヤ部184には平行ピン16によ
り回動自在に支持された円板ギヤ22を介してハ
ンドル軸となる段付ピン26に一体軸支された駆
動円板ギヤ23に噛合伝達されている。すなわ
ち、上記段付ピン26にはハンドル取付部261
より外径方向に突出するように操作ハンドル24
の基端が連結され、このハンドル先端にはグリツ
プ部が取り付けられている。また、前記ギヤ側板
2の他側縁にはハンドル当り27が取り付けら
れ、そのボルト110によりハンドル軸24の第
1図中反時計まわり方向への移動を規制し得るよ
うになつている。なお、28はスペーサであり、
前記ギヤ側板2,2間に軸支されたボルト108
により側板間隔を保持するものである。30はボ
デイであり、前記ベース1上に固定配設され31
はマイタギヤであり、ボデイ30に支持された平
行ピン32に軸支されている。また上記ピン32
にはゼネバユニツト311が一体軸支され、該ユ
ニツト311には平行ピン33により回動自在の
ゼネバ312が適合され、さらにこのゼネバ31
2と一体の扇形ギヤ313はクチバシ軸314に
取り付けられた受動円板ギヤ315に噛合されて
いる。
そして、上記ギヤ315はクチバシ軸314に
取り付けられたクチバシ36及びクチバシユニツ
ト37を回動させる。そして、この回動によりク
チバシユニツト37のローラ39が上記軸314
まわりに配設したカム42に転接して上記クチバ
シ36と相対共働する下クチバシ38を支点ピン
37bまわりに回動させ開閉し得るようになつて
いる。
なお、43はボデイ上板であり、前記各平行ピ
ン32,33,314の一方の軸受部を構成し、
その上面にはL字状に折曲形成したクチバシ押板
44がカム押圧止板ネジ45により枢支されてい
る。また、上記押板44と並列するように、カム
逆止力調節板46がボルト102により固定さ
れ、該板46に先端を固定されたボルト110が
上記押板44の俺貫通孔を挿通して、該ボルト1
10の先端側に螺合された調節ネジ47と上記押
板44との間には圧縮バネ88が介在されてい
る。さらに、上記カム逆止力調節板46にはボル
ト104が取り付けられ、このボルト先端104
aが前記押板44の立上り部44Aに当接されて
いる。また、上記押板44はその自由端側の部分
がローラ39に押圧当接して、該ローラ39をカ
ム42の内径方向へ押圧している。
48はカム逆止板であり、中途部を枢支ネジ4
81でボデイ上板43に回動自在に枢支され、そ
の一端は前記カム42の外周に圧接されるととも
に、他端には逆止力調節ネジ482を備えたボル
ト483が貫通されている。そして、逆止板48
と上記ネジ482間には圧縮バネ87が介在され
ている。
次に、49はつかみ軸受、50は平行ピンであ
り、つかみ板51の基端部を上記軸受49に枢支
している。そして、このつかみ板51には捩りコ
イルバネ92により、上記ピン50まわりを第1
図中時計まわり方向への弾発力が附勢されてい
る。
また、53は逆止板であり、平行ピン52によ
り逆止板軸受54に回動自在に枢支され、該板5
3には捩りコイルバネ90により、第1図中上記
ピン52まわりを時計まわり方向に附勢されてい
る。
56は回転板ユニツトであり、回転板57の中
途部を平行ピン55により回動自在に枢支され、
該回転板57の一端一側面には第一のローラ57
Aが、さらに他端他側面には第二のローラ57B
が突出軸支されている。
60は結び取り出しリンクであり、へ字状に折
曲形成された一端60aにはボルト102によ
り、円弧状に折曲形成された結び取り出し板61
の基端61aが一体固定され、さらに中途部は平
行ピン62により回動自在となるように枢支され
ている。また、上記リンク60の一端60a寄り
の部分にはボルト104が取り付けられ、このボ
ルト104とボデイ30に植立されたボルト10
8との間に引張りバネ86が掛け止めされ、これ
によつて上記リンク60は平行ピン62まわりを
第3図中反時計まわり方向に附勢されている。な
お、上記リンク60の他端60b側の上側縁60
Bは前記回転板57の第一のローラ57Aとの当
接係合部となるものであり、したがつて他端60
bは回転板60の一側まで延出している。
次に64は紐寄せ板台であり紐寄せ上板68と
ともに支えピン63A,63Bにより支持され、
これら台64と上板68間に紐寄せ板67をスラ
イド自在に支持している。なお、紐寄せ板67に
は長さ方向、すなわちスライド方向に長孔67A
が開設され、該孔67A内には上記台64と上板
68間に固定されたピン65が挿通係合されてい
る。また、66はアゴピンであり、上記台64の
先端付近に設けた保持部64Aに基端66Aを支
持され、先端66Bが前記クチバシ36の先端附
近下方に臨むように配設されている。さらに、上
記紐寄せ板67の基端附近下方に垂下突設された
突片67Bには垂直方向の長孔67Cが穿設さ
れ、該孔67Cには後述する平行ピン65が挿通
係合されている。
69はカツター台であり、カツター上板71と
ともに支えピン63,63によりボデイ上板43
に固定支持され、これら台69と上板71間には
カツター板70がスライド自在に保持されてい
る。そして、このカツター板70の先端一側に折
曲形成した立上り部70Aにはカツターホルダー
72がボルト102により固定され、該ホルダー
72にはカツター73が係合ピン72Aにより係
止されている。なお、上記ホルダー72とカツタ
ー73間には捩りコイルバネ89が介在され、カ
ツター73に対し係合ピン72aまわりを第1図
中時計まわり方向に附勢している。
さらに、上記カツター板70の他端側部分には
下方に折曲垂下した突片70Bに形成した垂直方
向長孔70C内に後述するピン80が挿通係合さ
れている。
次に、74は紐寄せ軸受けであり、ベース1上
に植立され、L字状に折曲形成された紐寄せ第一
リンク75の中途部及び紐寄せ第二リンク76の
一端附近を枢軸ピン77により回動自在に枢支し
ている。なお、上記第一リンク75の一端75A
寄りの上側縁75Bは前記回転板57の第二ロー
ラ57Bとの当接係合部を成す。また、第二リン
ク76の先端には前記係合ピン65が植立され、
また中途部には第一リンク75の他端75Cの直
立部一側縁75D当接するようにボルト109が
取り付けられている。さらに、上記第2リンク7
6と第一リンク75間には捩りコイルバネ93
が、さらに第2リンク76と紐寄せ軸受74間に
は捩りコイルバネ95が介装されている。
なお、上記平行ピン55は前記ハンドル軸24
からの回転力を図示しない伝達手段を介して傘歯
車を通じ該ピン55の回転力として伝達され紐寄
せ板67の作動力として与えられるものである。
同様に、前記カツター板70に係合される前記
平行ピン80も、上記第一及び第二各リンク7
5,76及び回転板ユニツト56と同様の構成か
らなる伝達機構を介して前記ハンドル軸24から
の回転力がカツター板71の作動力として伝達さ
れるようになつている。
しかして、上記構成において、押し込み板5の
作動方法を説明すると、ハンドル軸24を第1図
中段付ピン26を中心として時計まわり方向へ回
動操作すると、このハンドル軸24の操作により
段付ピン26が回動され、このピン26に一体軸
支されているギヤ23よりギヤ22を介し、ゼネ
バユニツト18が平行ピン16Aを中心にして同
様に第1図中時計まわり方向へ回動される。する
と、そのローラ182がゼネバ19の係合部18
4に結合しているため、ゼネバ19と扇形ギヤ1
5は平行ピン16Bを中心に反時計まわり方向へ
回動され、上記扇形ギヤ15と噛合するギヤ14
と一体の段付ピン3に取り付けられているアーム
4はこのピン3を中心にして時計まわり方向へ回
動され、したがつて押し込み板5は上記段付ピン
3のまわりを時計まわり方向へ回動走行されるも
のである。なお、第1図に示す状態は、ハンドル
軸24は未操作状態位置にあり、このときゼネバ
ユニツトのローラ182とゼネバ19の係合部1
84とは係合し始めた状態となつている。このと
き、ゼネバ19の一方の凹部192は円板部18
1に係合している。そして、この状態から上記ハ
ンドル軸24を操作し、ローラ182が平行ピン
16のまわりを時計方向へ移動され、このローラ
182がゼネバ19の係合部184から離脱後に
おいても、さらに上記ハンドル軸24が回動され
るとゼネバ19は平行ピン16Bまわりの反時計
まわり方向の移動端にまで達し、すなわちゼネバ
19の他方の凹部193が円板部181に係合し
た状態となり、これによつてゼネバ19と一体の
扇形ギヤは停止されたままとなる。しかし、上記
ハンドル軸24はさらに段付ピン26まわりを時
計まわり方向へ移動され、後述する紐寄せ工程、
結束工程さらにカツト工程を遂行させるものであ
る。
このように、上記ゼネバユニツト18とゼネバ
19により、テープ押し込み用の押し込み板5は
間欠駆動され、結束の最後まで上記押し込み板5
は作動終端位置、すなわちテープを押し込んだ位
置のままにある。このように、ハンドル軸24を
リターン操作するまで押し込み板5は押し込み位
置に一時停止しており、この一時停止中に結束、
カツト等の操作が行なわれるものであるから、結
束の途中等に押し込み板5がリターンすることは
ない。
次に、前記クチバシ36及びクチバシユニツト
37の作動機構を説明する。
すなわち、このクチバシ36を作動するには、
前記ハンドル軸24により回動される段付ピン2
6の回転力を図示しない数段のギヤを通じて平行
ピン32と一体のマイタギヤ31で受動し、この
平行ピン32とさらに一体のゼネバユニツト31
1を回転させる。なお、このユニツト311は第
5図に示すように、非操作時においてはゼネバユ
ニツト311の切欠円板部313外周にゼネバ3
12の一方の切欠凹部316が係合した状態にあ
り、またローラ318はゼネバ312とは最も離
隔した位置にある。そして、このときゼネバ31
2と一体の扇形ギヤ319はギヤ一端319Aが
クチバシ軸314と一体のギヤ315に噛合し、
このときクチバシ36は第1,3,4図に示す状
態にある。そこで、ハンドル軸24の回動操作が
進み、ゼネバユニツト311が平行ピン32まわ
りに回動させ、そのローラ315がやがてゼネバ
312の切欠き結合部320に適合すると、ゼネ
バユニツト311の回動に伴なつてゼネバ312
も平行ピン33まわりを第5図中反時計まわり方
向に回動され、その扇形ギヤ319はギヤ315
を回動し、クチバシ軸314を回動するものであ
る。そして、上記クチバシ軸314の回動は、前
記ローラ315が第5図中ゼネバ312の係合部
320と係合している間行なわれ、ゼネバユニツ
ト311の回動がさらに進み、上記ローラ315
が係合部320から離脱するとゼネバ312の他
方の凹部317が切欠き円板部313の周部に係
合した状態となりギヤ314の回動は一時停止さ
れることになる。このとき扇形ギヤ319はギヤ
他端319B附近がギヤ314と噛合している。
そして、ハンドル軸24がリターンされると、上
記ゼネバユニツト311は逆転され、前記ローラ
315が再度ゼネバ312の係合部320に係合
し、ゼネバ312を第5図に示す状態まで復帰さ
せるものである。したがつて、この逆転時にクチ
バシ36を逆転されるものである。
なお、上記クチバシ36及びクチバシユニツト
37は結束テープの結び作用をなすものであり、
上記ハンドル軸24の操作に連動して正転及び逆
転される途中で結束テープを特別の結束金具等を
用いないで結束するものであり、その詳細な説明
を以下に述べる。
次に、結束テープTの被結束物まわりへのテー
プ掛け操作について説明する。
本装置では、結束に使用する幅広のテープTは
予め図示しないテープリールに貯巻した巻装束の
外周側より繰出し、テープTの先端を押し込み板
5の外側面5Aに沿わせてその先端5Bよりアゴ
ピン66に掛けまわし、先端縁T1をテープつか
み機構により保持するように設置しておく。これ
により、テープTは押し込み板5の先端5Bとア
ゴピン66間に垂直方向に張設されている(第1
図参照)。そこで、この状態から、被結束物を、
テーブル81上において上記張設テープTに対し
て矢印A方向よりセツトし、ハンドル軸24を引
いて押し込み板5を作動させると、該板5は被結
束物Oまわりを移動し、その先端52はアゴピン
66の下側に挿入される。すると、テープTは第
6図Aに示すごとく、被結束物Oに掛けまわされ
た状態となり、さらに押し込み板5が移動する
と、該板5の持上板ローラ10が持上作動板1
1,12の各上側縁11a,12aに当接結合す
る。すると、持上板6は平行ピン9を支点とし
て、第6図Bの如く先端6b側が同図中上方に移
動し、さらに押し込み板5が第6図Cに示す如く
その移動最終端まで移動されると、上記支点とな
る平行ピン9が前記上側縁11a,12aよりも
下本となるため、持上板6の先端6bは一層上方
へ移動し、テープTをテーブル81の先端附近ま
で寄せ付けることになる。したがつて、テープT
はこの第6図Cに示すように、アゴピン66と持
上板6の先端6b間で被結束物Oまわりに掛けま
わされた両端が重なり合い、前記クチバシ36の
同図中右側に上下に連らなるように設置されるも
のである。すなわち、これによつて、クチバシ3
6がテープTに対して結束のために十分確実に引
掛けられる状態となる。
また、結束テープTの先端のつかみ機構を説明
する。このつかみ機構は、結束に先立つて幅広テ
ープTの先端を保持し、或いはまたテープTを被
結束物Oまわりに掛けまわし後、この掛けまわさ
れたテープ両端を保持するようになつている。
すなわち、第1図及び第7図を参照しながらこ
れを説明すると、テープ掛けまわし前の状態にお
いては、第1図及び第7図Aに示すように、つか
み軸受49に平行ピン50により回動自在に枢支
された逆止板軸受54の自由端側には平行ピン5
2により逆止板53が回動自在に枢支されてお
り、さらに上記逆止板軸受54には平行ピン50
によりつかみ板51の基端が回動自在に枢支され
ている。そして、つかみ軸受49と逆止板軸受5
4間には捩りコイルバネ94が介在され逆止板軸
受54を平行ピン50まわりに第7図A中反時計
まわり方向に附勢し、またつかみ板51とつかみ
軸受50間には捩りコイルバネ92が介在され、
つかみ板51を平行ピン50まわりを第7図A中
時計まわり方向に附勢し、さらに逆止板53と逆
止板軸受54間には捩りコイルバネ90が介在さ
れ逆止板53を平行ピン52まわりを第7図A中
時計まわり方向に附勢している。なお、このとき
逆止板53の係合部53aは逆止板軸受54の先
端附近の係止突片54aに当接し、さらに、逆止
板軸受54の基端54bはつかみ軸受49の係合
突片49aに当接係合している。そして、この状
態では、上記つかみ軸受49の上側縁より折曲形
成した折曲片491に対しては逆止板53は無接
触状態にあるとともに、つかみ板51はゴム51
1を被着した当接片512が上記折曲片491に
下側より圧接し、テープTの先端附近を挾持して
いる。
そこで、この状態から、前記ハンドル軸24を
引張り操作し、押し込み板5が被結束物Oのまわ
りにテープを掛けまわすようにガイドし、この押
し込み板5がその先端5b側より上記折曲片49
1と逆止板53間に第7図Bに示すように挿入さ
れて来ると、この押し込み板5は逆止板53の傾
斜面53bに当接しバネ90の弾発力に抗して逆
止板53を平行ピン52まわりを第7図B中反時
計まわり方向に移動させる。この状態から、さら
に押し込み板5の先端5bが挿入進行されると、
この先端5bは、やがてつかみ板51の一側に突
き当り、つかみ板51をバネ92の弾発力に抗し
て平行ピン50まわりを第7図C中反時計まわり
方向に押して回転させる。
すると、予めこのつかみ板51の当接片512
と折曲片491間に挾持されていたテープTの先
端は押し込み板5の内側面52と折曲片491に
挾持され、やがて押し込み板5は第7図Dに示す
如く、つかみ板51を乗り越えるように最奥部ま
で挿入される。
なお、この第7図Dの状態では、テープTの先
端は折曲片491と押し込み板5の内側52間に
挾持されるとともに、被結束物Oまわりに掛けま
わされてきたテープの基端側の部分はこの押し込
み板5の内側5Cより先端5bを通つて外側5A
に沿つて位置し、上記外側51と逆止板53のゴ
ム531を被着された当接片532間において挾
持された状態となつている。なお、この第7図D
に示す状態では矢印C・Pの位置でテープカツト
機構が作用し、テープTを切断するものである。
また、この第7図Dの状態のときに、被結束物O
まわりに掛けまわされたテープTの両端は結束を
行なわれるものである。
そこで、このようにテープTの結束及びカツト
終了後前記ハンドル軸24をリターンすると、押
し込み板5は第7図Eに示す如く、折曲片491
の下側を同図中右方へ退行する。すると、前記第
7図Dの状態で押し倒されていたつかみ板51は
バネ92の弾発力で立上り、やがてその当接片5
12が折曲片491との間にテープTを挾持し、
第7図Fに示す如く、さらに押し込み板5は逆止
板53と折曲片491間からも抜け出し、最初の
第7図Aに示した状態に復帰されるものである。
なお、第8図は上記第7図に説明したものと異
なる他のテープつかみ機構の実施例を示すもので
あり、ここで、この第8図のものを説明する。
すなわち、この第8図の例では、テープTの先
端は、固定設置されたつかみブロツク551の上
端に凹溝552が刻設されており、この溝552
に対して先端553aが着脱自在となるようにつ
かみ板553が相対配設されている。そして、こ
のつかみ板553は支点ピン554により回動自
在に枢支されるとともに、この支点ピン554は
押し込み板5の移動に伴ない第8図A,B及びF
の状態位置と第8図C,D及びEの状態位置間で
上下動自在となり、上記つかみ板先端553と凹
溝552が嵌合、離脱し得るようになつている。
すなわち、結束用テープTの先端は、予め第8
図Aに示すように、つかみブロツク551の凹溝
552内において、該溝552内に嵌合したつか
み板553との間に挾持されている。なお、この
とき、上記凹溝552をやや幅広に形成してお
き、つかみ板553をこの溝552幅より肉薄状
の薄板状に形成しておき、支点ピン554の配設
位置を上記凹溝552のやや側方に片寄らせてお
けばテープTはつかみ板553と凹溝との二つの
当接点555a,555bにおいてしつかりと挾
持され、安定した保持状態に支持される。また、
この例では上記つかみブロツク551の手前側位
置、すなわち第8図中の右側位置には、テープT
の適正走行位置を設定し得るように片寄り防止板
556が枢支ピン557により回動自在に枢支さ
れている。また、上記防止板556には捩りコイ
ルバネ558が軸受559との間に介在されて、
第8図中上記防止板556が枢支ピン557まわ
りを時計まわり方向に附勢され、軸受559より
突設したストツパー突起560に係合されてい
る。また、第8図中561はテープ走行ガイド軸
であり、テープTは該軸561の下方を走行張設
されるようになつている。そこで、第8図Aに示
すごとく、予めテープTの先端がつかみブロツク
551とつかみ板553により挾持されて張設さ
れた状態から、前記ハンドル軸24を引張るよう
に操作すると、前記押し込み板5がテープTの中
途部をその先端5bに引掛けた状態で被結束物O
のまわりに走行し、テープTを掛け巻することに
なる。そして、やがて第8図Bに示すように、押
し込み板5が本例のテープつかみ機構部分にまで
達すると、押し込み板5の先端5bが上記片寄り
防止板556に突き当り、該板556をその支点
ピン557まわりをバネ558に抗して同図中反
時計まわり方向に倒すように回動させる。そし
て、さらに上記押し込み板5が移動されると、こ
の板5の移動に伴ない上記つかみ板553は第8
図Cに示す如く、つかみブロツク551から離
れ、予め支持していたテープTの先端を開放す
る。また、この工程時、上記被結束物Oのまわり
に掛けまわされたテープTの両端は結束機構によ
り結束されるとともに、テープTの押し込み板5
の内側52に沿つた部分にカツターが作用し切断
位置C・Pでテープをカツトする。また、このと
き、押し込み板5の外側51側には上記片寄り防
止板556の先端がバネ558の弾発力を受けて
圧接されており、したがつて該圧接部561でテ
ープTを挾持している。なお、上記第8図Cに示
す状態でカツトされたテープTの押し込み板先端
5bから切断位置P・Cまでのテープ部分T2
第8図Dに示す如く押し込み板5に沿つて同図中
左方へ移動する反転板562により、上記テープ
部分T2を同図中左方へ反転させ、つかみブロツ
ク551につかみ板553間に突き出させるよう
にセツトする。そして、上記反転板562がリタ
ーンした状態が第8図Eに示す状態である。そし
て、この状態から上記押し込み板5がリターンは
じめると、前記つかみ板553がつかみブロツク
551に向い降下され、第8図Fに示す如く上記
テープTを該ブロツク551の凹溝552とつか
み板先端553a間に挾持し、最初の第8図Aに
示す状態となり、テープTは予め先端を保持され
た状態を実現する。
なお、第9図は、上記第8図Dにより説明した
反転板562の替りに、テープ反転用ブラシ56
3を使用するようにした例である。さらに、この
例では上記つかみ板553に替え、クサビ564
を用いている。すなわち、この第9図に示すもの
は、回転軸565の外径方向に放射状に植毛した
回転ブラシ563を押し込み板5の内側5Cに沿
つて同図中時計まわり方向に回動させている。こ
れによつて、該ブラシ563は前記第8図C中に
示したテープ部分T2を容易につかみブロツク5
51とクサビ564間へ突き出されるように反転
させることができる。そして、クサビ564をつ
かみブロツク551の凹溝552内に嵌合させる
と、このクサビ564の外周傾斜面が、凹溝55
2の二点565a,565bと圧接し、テープT
を二点支持できるものである。なお、第9図中、
前記各図中の番号と同一番号は同一部材を示すも
のである。
次に、本装置において、被結束物Oまわりに掛
けまわした広幅のテープTの両端を結束する際
に、この結束に先立つて結束部となるテープ部分
を確実な結束状態が得られるように寄せるテープ
寄せ機構について説明する。
すなわち、このテープ寄せ機構は、被結束物O
に対しては幅広状態のままで掛けまわされたテー
プTを、テープ結束機構を構成する前記クチバシ
36及びクチバシユニツト37側へ集束させるよ
うにまとめるようにしたものである。
すなわち、テープTの掛けまわし時には、紐寄
せ板67は第4図、第5図及び第10図A中に示
すように、その先端67aはアゴピン66の基端
66A側、すなわちクチバシ36から離反した方
向へ退位して設置されている。そして、この状態
からテープTが被結束物Oに掛け巻された後、前
記ハンドル軸24の操作により紐寄せ板67はク
チバシ36方向へスライドされるように突き出さ
せられる。すると、紐寄せ板67の先端に切欠し
たテープ適合凹部671Aがアゴピン66より垂
直方向に張設されたテープの重なり合い部分T3
の側方より、該凹部671A内にテープTをつか
むようにしてクチバシ36方向へ寄せ集める。な
お、上記紐寄せ板67は、さらにアゴピン66か
らテープ支部機構側へ延在するテープの重なり合
い部分T4も同時にクチバシ36側へ寄せ集め得
るように、第10図Aに示す如く補助紐寄せ板6
70の先端切欠凹部671Bが上記テープ部分
T4に側方より対峙している。したがつて、テー
プTはクチバシ36の両側位置においてこれら紐
寄せ板67,670によりクチバシ36の下側ま
で寄せ集められ、第10図Bに示す如くなる。な
お、このときテープTの被結束物Oのまわりに掛
けまわされた部分は広幅状のままである。
このように、テープTがクチバシ36及びクチ
バシユニツト37側へ寄せ集められたところで、
次に結束機構が作動させ、テープ端の結束が行な
われる。
次に、上記紐寄せ機構により寄せ集められたテ
ープTを結束する結束機構の作動について説明す
る(第11図参照)。
すなわち、この結束機構はテープ自体を結び合
せて結束する方式を採り、結束金具等の他の結束
部材は使用しない。
すなわち、結束機構は前記ハンドル軸24の操
作によりクチバシ軸314が回動させると、クチ
バシ36は第4図中時計まわり方向に回動され
る。このとき、テープTは前記第10図Bに示し
たように、クチバシ36の回動側一側に集束され
垂直方向に位置されているので、クチバシ36の
回動に伴ない、クチバシ36に巻き付くように引
掛かる。
なお、このクチバシ36の回動に伴ない第12
図に示すように、クチバシ36と一体のクチバシ
ユニツト37のクチバシローラ39はカム42に
沿つて転動し、下クチバシ38を上記回動に途中
に開閉させるものである。この作動状態を第12
図により説明すると、クチバシ36が始動前の状
態においてはローラ39は第12図Aに示す如く
カム外周に設けた凹状部421内に嵌り込んだ状
態に位置し、したがつて下クチバシ38は第3図
中に示すように上方のクチバシ36に突き当つた
閉じた状態となつている。また、このときカム4
2は、その外周係合段部422がカム逆止板48
の先端48aに係合当接しており、第10図中時
計まわり方向の回動を阻止されている。
そして、この状態から、前記クチバシ軸314
の回動に伴ないクチバシユニツトのローラ39が
第10図中時計まわり方向に約30度の角度程移動
されると、このローラ39はやがて上記凹部42
1内よりカム外周423に転接される。すると、
このローラ39のカム外径方向への移動に伴ない
クチバシユニツト37は支点ピン38bを中心に
第3図中時計まわり方向に回動され、下クチバシ
38は上方のクチバシ36から離れて開くように
作動される。このように、上記ローラ39がカム
42の外周面423に沿つて転動している状態に
おいてはクチバシ36と38は開口状態となつて
いる。そして、これらクチバシがカム42のまわ
りを一回転し、第12図Cに示す如く再度凹部4
21内に落ち込むとこのローラ39のカム内径方
向への移動により各クチバシ36と38間が閉じ
られる。
また、クチバシ軸314が前記ハンドル軸24
のリターンに伴ない第10図中反時計方向に回動
されると、第12図Dに示すようにローラ39は
カム42の凹部421内に係合されているのでカ
ム42にも同図中反時計まわり方向の回転力が伝
えられ、クチバシ36と一体に反時計方向に移動
され、やがて一回転し第10図Eに示す如くカム
外周の係合段部422が再びカム逆止板48の先
端と係合する状態まで逆転される。なお、上記第
10図DからEへの回動時に、上記段部422と
カム逆止板48は離脱方向の相対的な力が加わる
ことになり、カム42はクチバシ36ともに容易
に逆転され得る。
なお、上記ローラ39に対してはクチバシ押板
44がローラ39をカム内径方向へ押圧するよう
に関連して配設されているが、この板44は第1
3図に示すように、ローラ39がカム42の凹部
421内に嵌り込んているときには、該板44の
カム内径方向への動きは位置規制用のボルト10
4の先端104aとの係合により規制され、ロー
ラ39との間にわずかの隙間441が保持され、
下クチバシ38がこの隙間441の間隔の範囲内
で上方のクチバシ36との間にやや遊びを生ずる
ようにし、クチバシ36と38間の強い当りによ
る耐久性の劣下を回避し得るようになつている。
このようにして、クチバシ36及びクチバシユ
ニツト37は正転し、テープTを結束するもので
あるが、その結束状態をここで再度第11図に戻
り説明する。
先ず、第11図Aの如く、閉じたままのクチバ
シ36と38は集束され垂直方向に位置するテー
プTを側方より引掛け、これらクチバシ36と3
8の回動に伴ない第11図Bから第11図Cの如
くこれらクチバシに巻付いて行く。そして、第1
1図Cの状態までクチバシ36と38の回動が進
むと、前述のように下クチバシ38は次第に開口
変位し、この開いた各クチバシ36と38間に第
11図Dの如く水平方向の集束テープ部分が喰い
込まれることにより、クチバシ36と38が一回
転すると第11図Eの如くクチバシ36と38は
閉じてテープの一部を喰い付くとともに、テープ
の他の部分がクチバシ36と38のまわりにリン
グ状に巻付いている。
上記状態まで進むと、結び取り出し機構が作動
し、結び目を完成に形成するものであるが、この
結び取り出し機構は第14図に示すように、クチ
バシ36の上側縁に刻設した凹条361と前記結
び取り出し板61から成り、該板61の先端附近
の下側には、上記凹条361に適合するL字状の
結び取り出しピン611が突設されている。
そこで、第14図に示す如く状態から、前記ク
チバシ36と38によるテープへの喰付きと巻き
込み完了後に、前記操作ハンドル24に連動して
結び取り出しリング60が平行ピン62まわりを
時計方向に回動されると、上記結び取り出し板6
1はクチバシ36の上側に沿つて移動され、この
とき結び取り出しピン611が凹条361内を適
合移動し、クチバシ36と38まわりに巻き付い
たテープ部分を引掛けて、これらクチバシから第
14図Cの如く離脱させる。このとき、各クチバ
シ36と38間に喰えられていたテープ部分は、
上記離脱されたテープのリング部分T5内を挿通
され、さらに取り出し板61が第14図中右方へ
移動されると、テープTは各クチバシ36と38
に喰い付かれた部分T6とピン611に掛止され
たリング部分T5間で引張り合うことになり、し
つかりと固く結び目が作られる。この状態は前記
第11図Fからも明らかである。そして、さらに
リング部分T5が引張られると、各クチバシ36
と38間には前述の如くやや遊びとなる隙間が保
持されているため、テープTは完全にクチバシ3
6,38から取り脱され、結束を完了する。な
お、この結束時に先立ち、或いは結束に引続い
て、上記結び目より図示しないテープリール側に
連続するテープTは切断機構によりカツトされ、
被結束物Oの幅広テープによる結束を完了する。
次に、テープTをカツトする切断機構について
説明する。
この切断機構は、本装置が幅広状のテープTを
用いて結束するものであり、このような幅広テー
プTを容易且つ正確にカツトし得るように配慮さ
れている。
すなわち、前記テープの押し込み板5の内側5
Cに沿つて張設された状態にあるテープTに対
し、カツター板70に支軸73で取り付けられた
カツター73の刃先731を側方よりスライドさ
せながら摺接しカツトするようになつている。第
15図Aに示すように、押し込み板5のカツター
73が近接する側の内側一縁には傾斜面521が
形成され、この傾斜面521は少なくともテープ
Tの一側縁下面まで延在させておく。またカツタ
ー73にはバネ732により刃先部731が同図
中支軸73aまわりを反時計まわり方向へ附勢さ
れている。そこで、このカツター73をテープT
に近接させると先ず刃先部731は上記傾斜面5
21に突き当り、この傾斜面521に沿つて容易
にテープTと押し込み板5の内側5C間に入り込
みテープTの引張り方向の側方より刃がテープT
に触れ容易にカツトできるようになつている。
また、第15図Bに示す例では、カツター73
のスライド位置に対応して、押し込み板5の内側
52の横方向に連らなるカツターガイド溝522
を設けている。この例では、カツター73の刃先
部731は、常にこの溝522内に嵌合され、確
実にテープTと押し込み板5間に挿入でき一層確
実なテープカツトを実現できる。
さらに第15図Cのものは、カツター73,7
3′を二枚重ね状に用い、傾斜刃先部731,7
31′を交鎖配設してテープTがカツト時に逃げ
るのを防止して確実なカツト状態が得られるよう
にした例である。
〔発明の効果〕 上記構成において、結束材としては幅広のテー
プを幅広状のまま被結束物のまわりに掛けまわし
結束するので被結束物に対して傷を付けたりする
ことなく安定した結束状態が得られる。
また、操作ハンドルの動きはじめの動きと、テ
ープ押し込み板の動きとが同期しているため、テ
ープ押し込み板に作業者の顔等が当りにくく、し
かも上記ハンドルをリターン操作するまでテープ
押し込み板はテープ押し込み位置に停止したまま
の状態となるので安全性が高まる。
また、操作ハンドルと各作動機構間にはゼネバ
歯車を利用した伝達機構を介在させているので、
歯車と歯車をぶつつける方式に比べ回転の立上り
がスムースで耐久性を向上できる。
また、結束機構部分においては、結び目を軽く
取り出すことができ、機構も簡単で作動が確実で
あり、部品精度はラフであつても良く、製造が容
易となる。
しかも、結び目を取脱すのに、結び目を直接引
掛けて引張るようにして取出すため、結び目のゆ
るみがなく、しつかりと引締められた状態とな
る。
さらに、結束機構のクチバシが閉じるときに、
クチバシ或いは支点ピン等に衝撃力が加わらない
ため耐久性が向上し、またクチバシの閉じ位置を
調整できるので結び目をクチバシから引抜くとき
の荷重を小さくすることができる。
さらに、テープの切断時、幅広のテープを幅広
状のままカツトするのでテープつかみ時に上記テ
ープのカツト端部を幅広状のままつかむことによ
り、次の結束に備えてテープを平らな状態に張設
でき、結束状態が常に結び目以外は幅広の状態に
できる。
さらに、幅の広いテープをクチバシのアゴの下
に寄せることにより、従来幅広の結束ができなか
つた幅広テープを結ぶことができる。
さらに、前記テープ押し込み板にはこのテープ
押し込み板が被結束物の下側に進行してから押し
上げ板が作動するようになつているため、その分
だけ径の大きな被結束物を結束することができ
る。
さらに、前記クチバシカムは本体から独立に形
成され、このカムのみを一方向回転自在とするよ
うになつているのでカムの加工が容易であり、ま
た損傷時等の交換も容易である。
さらに、前記テープは結束時にカツトされても
切くず等は発生しないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本発明を適用した野菜結束
機の一実施例の構成の概要を示す図であり、第1
図は側面図、第2図は上端附近平面図、第3図は
下端附近正面図、第4図は下端附近平面図、第5
図は結束機構駆動用のゼネバ歯車の平面図であ
る。第6図はテープ押し込み板とテープ持ち上げ
板の作動を説明するための要部側面図であり、作
動工程順にA,B及びCとして示す。第7図はテ
ープつかみ機構の一例を説明する要部側面図であ
り、作動工程順にA,B,C,D,E及びFとし
て順次示す。第8図はテープつかみ機構の他の例
を説明する要部側面図であり、作動工程順にA,
B,C,D,E及びFとして順次示す。第9図は
テープつかみ機構のさらに他の例を説明する要部
側面図である。第10図はテープ寄せ機構を説明
する要部斜視図であり、Aは寄せ状の状態、Bは
寄せ後の状態を示す。第11図は結束機構による
テープの結束手順を示す斜視図であり、作動工程
順にA,B,C,D,E及びFとして順次示す。
第12図はカム一方向回転装置を説明するための
要部平面図であり、作動順にA,B,C,D、及
びEとして順次示す。第13図はクチバシ閉じ位
置調整機構を示す図であり、Aは要部平面図、B
は要部正面図である。第14図は結び取り出し機
構を説明する図であり、Aは要部平面図、Bは要
部正面図、Cは作動状態要部正面図である。第1
5図はカツター機構を説明する図であり、Aは一
例の要部側面図、Bは他の例の要部正面図、Cは
カツターの他の例を示す正面図である。 1……ベース、2……ギヤ側板、4……アー
ム、5……押し込み板、6……持上板、7……持
上板軸受、10……持上板ローラ、11,12…
…持上作動板、14……ギヤ、15……扇形ギ
ヤ、17……ゼネバギヤ、18……ゼネバユニツ
ト、22……ギヤ、23……ギヤ、24……ハン
ドル軸、30……ボデイー、36……クチバシ、
37……クチバシユニツト、38……下クチバ
シ、39……クチバシローラ、42……クチバシ
カム、44……クチバシ押板、46……カム逆止
力調節板、47……調節ネジ、48……カム逆止
板、51……つかみ板、53……逆止板、54…
…逆止板軸受、56……回転板ユニツト、56…
…回転板、60……結び取出しリング、61……
結び取出し板、66……アゴピン、67……紐寄
せ板、70……カツター板、73……カツター、
81……テーブル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 結束用幅広テープを貯巻しておくテープリー
    ルと、作動用の操作ハンドルと、被結束物のまわ
    りにテープを幅広状のまま走行ガイドするテープ
    掛けまわし手段と、被結束物に掛けまわしたテー
    プの先端及び基端を保持するテープ保持手段と、
    結束部において上記幅広テープを寄せるテープ寄
    せ手段と、寄せられたテープ部分を結束する結束
    手段と、結束済みのテープ残部をカツトする切断
    手段とを有し、上記結束手段は回転且つ開閉自在
    のクチバシによりテープをループ状に折曲し、且
    つこのループ状部分を上記クチバシから脱すとき
    には該ループ内にテープ一端が挿通された状態に
    結束し得るようにした野菜結束機において、上記
    テープ保持手段はつかみ軸受に形成した折曲片に
    対して圧接されるとともに押し込み板により回動
    され上記折曲片から離反されるようにしたつかみ
    板を上記つかみ軸受に回動自在に枢支し、さらに
    上記つかみ軸受には逆止板軸受を回動自在に枢支
    し、この逆止板軸受にはテープ押込み板と圧接し
    てテープを保持する逆止板を回動自在に枢支し、
    上記押込み板によるテープ押込み時にはテープは
    上記逆止板と押込み板間に挾持され、上記押込み
    板の退去時にはテープはつかみ板と前記折曲片間
    に挾持されるようにしたことを特徴とするテープ
    つかみ機構。
JP13089580A 1980-09-20 1980-09-20 Gripping mechanism for tape in vegetable bundling machine Granted JPS5755818A (en)

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