JPS6242787B2 - - Google Patents

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JPS6242787B2
JPS6242787B2 JP53161650A JP16165078A JPS6242787B2 JP S6242787 B2 JPS6242787 B2 JP S6242787B2 JP 53161650 A JP53161650 A JP 53161650A JP 16165078 A JP16165078 A JP 16165078A JP S6242787 B2 JPS6242787 B2 JP S6242787B2
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JP
Japan
Prior art keywords
polybutadiene
weight
copper
copper foil
molecular weight
Prior art date
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Expired
Application number
JP53161650A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5586745A (en
Inventor
Kazumasa Saito
Isao Watanabe
Norio Saruwatari
Katsura Adachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP16165078A priority Critical patent/JPS5586745A/ja
Publication of JPS5586745A publication Critical patent/JPS5586745A/ja
Publication of JPS6242787B2 publication Critical patent/JPS6242787B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は銅箔をプリント基板表面に積層成形し
た銅張積層板に関し、特に酸無水物でエステル化
により末端変性された1・2ポリブタジエンと、
1・2ポリブタジエンとをブレンドした基板に対
し銅箔を設ける事により銅箔の引きはがし強さを
向上せしめた銅張積層板に関するものである。 プリント基板の材料として耐熱性、低誘電率を
有する1・2ポリブタジエンを使用する事が従来
提案されている。しかしながら1・2ポリブタジ
エン分子には極性基が存在せず1・2ポリブタジ
エンのみを用いた銅張積層板は銅箔引きはがし強
さが弱く印刷回路板として供し得るに十分ではな
い。銅箔引きはがし強さを向上させるためには接
着力にすぐれた樹脂一たとえばエポキシ樹脂一を
1・2ポリブタジエンにブレンドする方法が考え
られるがこの方法は1・2ポリブタジエンが本来
有している高い耐熱性と優れた誘電特性を損うと
いう欠点を有している。 本発明の目的はこのような欠点を取除くべく
1・2ポリブタジエンの諸特性に影響を与えるこ
となく引きはがし強さの優れた銅張積層板を提供
することにある。 上記目的を達成するために本発明では、1・2
ポリブタジエンに対し、末端が酸無水物、例えば
式(1)で示される無水マレイン酸、式(2)で示される
無水フタル酸、式(3)で示される無水コハク酸等
で、変性された 例えば式(4)、(5)、(6)式等で示される変性1・2
ポリブタジエンをブレンドしたものを基板組成と
して使用するものである。 即ち、本発明では、基板の主成分である1・2
ポリブタジエンと構造的に類似する1・2ポリブ
タジエンの末端を酸無水物で変性(以下末端半エ
ステル変性と称する)したものを、極性基を与え
る材料としてブレンドすることにより、基板の主
成分である1・2ポリブタジエンの諸特性を劣化
させる事なく銅箔の接着性を向上せしめ得る点に
着目したものである。 次に本発明の一実施例の銅張積層板を製造する
のにその好ましい態様を説明する。 ポリマー鎖に50%以上の1・2結合をもつ数平
均分子量50000〜200000好ましくは100000〜
150000の高分子量タイプの1・2ポリブタジエン
にポリマー鎖に50%以上の1・2結合をもつ数平
均分子量5000以下の低分子量タイプの末端半エス
テル変性1・2ポリブタジエンを高分子量タイプ
の1・2ポリブタジエン100重量部に対し5〜70
重量部好ましくは30〜60重量部を加える。さらに
樹脂分100重量部当たり重合開始剤を0.5〜10重量
部好ましくは1〜5重量部混ぜ、有機溶剤例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素又は塩化メチレン、トリクロロエチレン等の塩
素化炭化水素に溶かしワニスとする。また要すれ
ばワニス中に架橋促進剤としてスチレン、ジビニ
ルベンゼン、トリアリルシアヌレート等またバイ
ンダーとして種々のシランカツプリング剤を含ん
でもよい。このワニス中にシート状補強剤例えば
ガラス布、ガラス不織布、合成繊維布、アスベス
ト紙などを浸漬せしめた後恒温空気中で溶剤を除
去しプリプレグとする。ここで重合開始剤として
は次のようなものがある。アゾビスイソブチロン
トリル、ベンゾイルパーオキシド、ジグミルパー
オキシド、1・1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)3・3・5−トリメチルシクロヘキサン、n
−ブチル4・4−ビス(t−ブチルパーオキシ)
バレート、2・5−ジメチル−2・5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)ヘキシン−3等があり、これ
らのうち1種もしくは2種以上を混合して用いて
もよい。プリプレグを単数あるいは複数枚重ね合
わせ片面または両面を銅箔ではさみ100℃〜250℃
の一定の温度に調節した熱プレスで積層成形す
る。得られた銅張積層板は耐熱性、誘電特性に優
れ、銅箔引きはがし強さも著しく改善された。な
お低分子量タイプの末端半エステル変性1・2ポ
リブタジエンを高分子量タイプの1・2ポリブタ
ジエン100重量部に対し5〜70重量部としたのは
次の理由による。 すなわち5重量部未満であると銅箔引きはがし
強さが向上せず、また70重量部を越えると、プリ
プレグの備えるべき性質である指触乾燥性が損な
われ、またこのプリプレグを用いて成形した積層
板は、樹脂分として1・2ポリブタジエンのみを
用いて成形した積層板が有している高い耐熱性、
優れた誘電特性を損うからである。以下実施例で
本発明を説明する。 実施例 1 数平均分子量110000の日本合成ゴム(株)製1・2
ポリブタジエン(JSRRB810)に数平均分子量
2100の日本曹達(株)製末端半エステル変性1・2ポ
リブタジエン(MISSO2000)を加え、さらに重
合開始剤として日本油脂(株)製ジクミルパーオキシ
ド(商品名パークミルD)を加え20重量%のトリ
クレン溶剤をつくりワニスとした。但し末端半エ
ステル変性1・2ポリブタジエンは、第3式で示
したものである。樹脂混合比率は表1に示す。 調製したワニスにガラス布〔日東紡(株)製WE−
116E−104−BS〕を浸漬した後100℃恒温空気中
で10 表 1 品 名 重量比 JSRRB810 100 NISSOGM2000 30 パークミルD 6.5 分間乾燥しプリプレグを作成した。このプリプレ
グを8枚重ね合わせ上、下両面に古河サーキツト
ホイル(株)製35μm−TAI銅箔をはさみ200℃に調
節した熱プレスで2時間積層成形した。JIS規格
JISC6481により得られた銅張積層板の試料1の
性能を測定し、その結果を表2に示す。銅箔引き
はがし強さは1.0Kg/cmと著しく改善された。 なお高分子量タイプの1・2ポリブタジエン
(JSRRB810)だけを用いて同様に積層成形した
銅張積層板試料2の銅箔引きはがし強さは0.4
Kg/cmである。
【表】 実施例 2 アンダーライターラボラトリーの耐燃規格であ
るUL94V−1に合格する難燃1・2ポリブタジ
エン積層板の樹脂組成を表3に示す。難燃剤とし
てはテトラブロムビスフエノールAビスメタクリ
レート(BPBM)、また重合開始剤としては日本
油脂(株)製1・1ビス(t−ブチルパーオキシ)
3・3・5トリメチルシクロヘキサン(商品名パ
ーヘキサ3M)を用いた。またシランカツプリン
グ剤として東レシリコーン(株)製SH6040を用い
た。銅箔はアメリカのグールド社製35μm−TC
箔を使用した。 表 3 品 名 重量比 JSRRB810 35 NISSOGM2000 15 BPBM 50 SH6040 1 パーヘキサ3M 3 実施例1と同様にして、積層成形した銅張積層
板の試料(3)の性能を表4に示す。 なおJSRRB810と難燃剤BPBMを重量比1:1
でブレンドし成形した銅張積層板の試料(4)の性能
【表】 も表4に示す。 第1図、第2図は試料(3)及び試料(4)の周波数−
誘電率特性及び周波数−tanδ特性を示す。図中
aは試料3dは試料4を示す。 同図によれば末端半エステル変性された1・2
ポリブタジエンを添加したものも、添加しないも
のも電気特性は同一であることがわかる。 第3図は末端半エステル変性1・2ポリブタジ
エンの添加量(重量%)に対する引き剥し強さ
(Kg/cm)の特性を示す。図中Cは実施例1で使
用した材料の組成比を変えたもの、dは実施例2
で使用した材料の組成比を変えたものである。 同図によれば添加量の増加に応じて引剥し強度
は向上することが判る。 しかしながら、低分子量の末端半エステル変性
1・2ポリブタジエンの量を増加させると指触乾
燥性が低下し、70重量%以上では取扱いにくくな
る。このため末端半エステル変性1・2ポリブタ
ジエンの量は70重量%以下が望ましい。 また、1・2ポリブタジエンは高分子量である
ため樹脂の稀釈粘度が高く、シート状基材に対す
る樹脂の含浸性に劣ることより、通常積層成形に
おける樹脂の流れ特性を向上させるために、低分
子量の樹脂を入れている。 しかし本発明では、低分子量の末端半エステル
変性の1・2ポリブタジエンを使用すれば、これ
ら流れ特性も向上できる。表5は上記各実施例
1、2に使用した末端半エステル1・2ポリブタ
ジエン(Mn≒2000)を20重量%、1・2ポリブ
タジエンを80重量%の組成の材量によりプリプレ
グを作成し、これを試料5として使用し、170℃
成形圧力40Kg/cmで30分間積層成形した際のフロ
ー率を示す。また比較のため変性されていない
1・2ポリブタジエンのプリプレグ試料6を作成
し同じ条件でフロー率を測定した。 表 5 試料5 試料6 フロー率 18% 6% 尚、フロー率は、{(プレス前の試険片重量−プ
レス後のバリや流出樹脂を取除いた試験片の重
量)/(プレス前の試験片重量)}×100(%)で
定義されるものである。 同量によれば、末端半エステル変性された1・
2ポリブタジエンを使用することにより、1・2
ポリブタジエンホモポリマーのフロー率も改善さ
れることが判る。 以上説明したように本発明によれば、1・2ポ
リブタジエンに対し、末端半エステル変性された
1・2ポリブタジエンを使用しているので、1・
2ポリブタジエンの電気諸特性、耐熱性を損うこ
となく銅箔に対する接着性が向上された銅張積層
板が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例銅張積層板
の諸特性を示し、第1図は周波数−誘電率特性第
2図は周波数誘電正接特性、第3図は銅箔引剥し
強度特性である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 数平均分子量が50000〜200000である、1・
    2ポリブタジエンホモポリマー100重量部に対
    し、酸無水物でエステル化により末端変性された
    数平均分子量が5000以下の末端エステル変性1・
    2ポリブタジエンのポリマー5〜70重量部とが重
    合されて成る樹脂基板に、銅箔が積層成形されて
    成ることを特徴とする銅張積層板。
JP16165078A 1978-12-23 1978-12-23 Copperrcoated laminated board Granted JPS5586745A (en)

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JPS5586745A JPS5586745A (en) 1980-06-30
JPS6242787B2 true JPS6242787B2 (ja) 1987-09-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014087779A1 (ja) 2012-12-03 2014-06-12 花王株式会社 オルガノポリシロキサングラフトポリマー

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