JPS6242631Y2 - - Google Patents

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JPS6242631Y2
JPS6242631Y2 JP1982142472U JP14247282U JPS6242631Y2 JP S6242631 Y2 JPS6242631 Y2 JP S6242631Y2 JP 1982142472 U JP1982142472 U JP 1982142472U JP 14247282 U JP14247282 U JP 14247282U JP S6242631 Y2 JPS6242631 Y2 JP S6242631Y2
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JP1982142472U
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JPS5945183U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は本体ケースと透視カバーによつて成る
計器をハンドルカバー内に配設するにあたり、透
視カバーがハンドルカバーの開口部に隙間なく嵌
合して外部に臨み、外観性を向上し表示部面積を
拡大するようにした自動二輪車等の計器取付構造
に関する。
従来の自動二輪車等におけるスピードメータの
如き計器の取付構造は、一般に第5図或いは第6
図に示される如き構造である。すなわち、第5図
では前輪を操向せしめるハンドルの略中央部に設
けられるハンドルカバー50に対し、ハンドルカ
バー50に形成された開口部50aにその透視部
51aが若干内側にて外部に臨むように計器51
がビス52,52で取り付けられ、他方、第6図
では上記と同様なハンドルカバー60に対し、上
面開口部60aにその透視部61aがハンドルカ
バー60の外面と面一で外部に臨むよう計器61
がビス62,62で取り付けられるように構成さ
れる。斯かる従来の計器取付構造によれば、計器
51,61の表示部51b,61bを視認するこ
とのできる透視部51a,61aとハンドルカバ
ー50,60との間に隙間S1…や段差が形成さ
れ、このため計器とハンドルカバーとの間に一体
感が薄く、外観性を不良なものとし、また透視さ
れる表示部の面積も小さくなつて好ましくない。
本考案者は上記問題点に鑑み自動二輪車等の計
器取付構造を改良すべく本考案を成したもので、
本考案の目的とする処は、本体ケースと透視カバ
ーとから外観が形成される計器をハンドルカバー
内に収納させるにあたり、ハンドルカバーに形成
された開口部より外部に鑑み計器表示部を視認せ
しめる上記透視カバーの全周囲のフランジを上記
開口部の開口周端部に当接せしめ、ハンドルカバ
ーに対し透視カバーが面一となつてハンドルカバ
ーの外面の一部を形成する如く計器を配設し、更
に上記透視カバーをハンドルカバー内に収納固定
される上記計器本体ケースにネジ部材を介して固
定し、且つ上記透視カバーの開口部下端を上記計
器本体ケースの外周フランジ部と接合するととも
に上記計器本体ケースとハンドルカバーとによつ
て挾着し、以つて外観性の向上、広い表示部の確
保、組付部品の省略により作業性の向上等を企図
するようにした自動二輪車等の計器取付構造を提
供することにある。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
第1図は本考案が適用されたスクータ形式の自
動二輪車の側面図を、第2図は同自動二輪車の背
面図を示す。本実施例では自動二輪車で説明する
が、本考案は同様なハンドル部を有する自動三輪
車等の類似な車両に適用することができる。
第1図、第2図において当該車両の構成を概説
すると、車体1の前側下部にはフロントフオーク
2を介して前輪3が左右回動自在に懸架支持さ
れ、フロントフオーク2はその上部を車体の不図
示のヘツドパイプに回動自在に支持され、フロン
トフオーク2の上端には車体の上側にてハンドル
カバー4で囲繞されたハンドル5が設けられると
共に該ハンドルカバー4に収納されつつ一体的に
ヘツドライト6等が装備されている。車体1の前
面はステツプフロア7より起立されたレツグシー
ルド8により被われている。一方車体1の後側に
は、上記ステツプフロア7より起設されたシート
ポスト9が形成され、これが車体ボデイを成し、
シートポスト9の上部にシート10が配設され
る。シートポスト9の内部スペースに原動機たる
パワーユニツト11がスイングアーム式にて配設
され、且つパワーユニツト11、リヤクツシヨン
によつて懸架支持された後輪12が該パワーユニ
ツト11より動力を与えられるが如き構造を有し
て設けられている。
上記の如きスクータ形式の自動二輪車におい
て、ハンドル5を囲繞するハンドルカバー4の略
中央部にはスピードメータ等の計器13が設けら
れ、その表示部が外部から視認できるように配設
されている。
次に本考案の要部たる計器13の取付構造を第
3図、第4図に基づき説明する。ここで、第3図
はハンドルカバー4の計器取付部の要部の縦断面
図であり、第4図は第3図中の4−4線断面図で
ある。
第3図において、ハンドルカバー4は上カバー
14と下カバー15とから成り、これらの上下の
カバー14,15がハンドルカバーの上下側より
合せられハンドルを囲繞する如く設けられる。上
カバー14の略中央部には上方に解放された開口
部16を有し且つ計器13を設置固定せしめる板
状橋渡しリブ17を形成している。計器配設スペ
ースは全体的には第4図から明らかなように若干
車両の後方に向つて斜め上方にその開口部16が
向く如く形成されている。また板状橋渡しリブ1
7には略中央位置に孔17a及びその両側にネジ
孔17b,17bが形成されると共に、上カバー
14の計器配設部を成す側壁14a,14a及び
後方壁14bは上方に起立する如く形成され、前
記開口部16を形成する開口周端部14cは、所
定の幅を有する如く形成されている。
一方、計器13は、外観を形成するケーシング
が計器本体ケースである本体ケース18と透視カ
バー19とから成り、本体ケース18の内部には
計器装置20が配設されると共に本体ケース18
の上端開口部18aには表示板21を固設し、計
器装置20から突出する指針軸20aを表示板2
1より上方に延出させてその先端に指針22を設
けて成る。また計器装置20の背面より車両の前
輪等の回転部と連動して回転するケーブル20b
を本体ケース18の背面より更に後方へ延出せし
めている。
本体ケース18はその全体を前記配設スペース
に収納される如く設けられ、その下面に雌ネジ部
18b,18bを有し、上カバー14の配設スペ
ースにおける収納状態において、この雌ネジ部1
8b,18bで前記ネジ孔17b,17bを介し
てビス23,23によりリブ17に固定される。
この固定状態においてケーブル20bは孔17a
より更に下方に延出される。またその他として第
4図に明らかなように本体ケース18の後方壁1
8cに雌ネジを有する突起18dを設け、この突
起18dにビス24を締着し本体ケース18と下
カバー15を結合する。
他方、透視カバー19は図示される如く下方が
解放された略箱形であつて、断面略逆U字状型の
蓋部材の如く形成される。その開口部19aは本
体ケース18の開口周端に崟着し、その一部19
bを下方に延設してビス25で本体ケース18と
結合され、一体化されている。
また透視カバー19の周囲の折曲部19cの外
側の全周囲にはフランジ19dを形成し、このフ
ランジ19dの上カバー14側には前記開口周端
部14cと当接する細幅の当接端面19d−1が
形成されている。
上記の如き計器13の取付状態において、透視
カバー19の折曲部19cの外側周囲に形成され
たフランジ19dは、その当接端面19d−1で
上カバー14の開口周端部14cに隙間なく密着
して当接されると共に、フランジ19dの形状に
よつて上カバー14の外面と面一の状態になる如
く配置され、透視カバー19がハンドル上カバー
14の一部を成すことにより稜線を形成するよう
に上カバー14に配設されて成るものである。従
つて上カバー14に対し計器の透視カバーの境界
域は連続的に面一状態にてつながることによつて
外観を良好なものにすることができ、他方透視カ
バー19の上面19eはレンズとして形成され、
この上面19eを通して表示板21を視認するこ
とができ、上述の如く上カバー14の開口部の全
域を隙間を有することなく有効利用したため広面
積の表示板21を確保することができる。
なお上記実施例において、本体ケース18の開
口部の外側全周に外周フランジ部である突部18
eを形成することにより開口部16と密着させ且
つ透視カバー19を嵌着させるにあたりストツパ
ーとしての機能を持たせている。また橋渡しリブ
17の両サイドは厚肉に形成され、一般にハンド
ルカバー4等は樹脂材で形成されるが、樹脂の性
質上起こるおそれのあるたわみ、ねじれ等を可及
的に防止すべく補強作用を持たせてある。また透
視カバー19の前辺19fは上カバー14と横方
向より接続され、上カバー14の端辺に形成され
る突部14dによつて固定されることにより計器
13の前後のずれ及び浮上がりの防止を図つてい
る。
以上の説明で明らかなように本考案によれば、
計器とハンドルカバーとの間に隙間をなくし、且
つそれらの接続部を面一にして同一面で形成し計
器の外部露出部分がハンドルカバーの外観形状に
て稜線をなし、これによつてデザイン的に外観性
を向上し、商品価値を高めると共に、ハンドルカ
バーに形成される開口部を有効利用することによ
つて表示部を広面積にて確保することができる。
また計器とハンドルカバーの固定手段を簡易なも
のとし、これによりハンドルカバーが全体的に小
さいにも拘わらず、計器の取付スペースを大きく
とることができると共に、組付け部品の省略化を
図ることによつて作業性を向上することができ
る。ハンドルカバー内に収納固定される計器本体
ケースの外周フランジ部に透視カバーの開口部下
端を接合するとともに、該開口部下端を計器本体
ケースとハンドルカバーとで挾着したため、高い
接合強度を得ることが出来、更に透視カバーを計
器本体ケースにネジ止めとしたため、透視カバー
を脱着することが出来、これによりメンテナンス
の容易化を図ることが出来る。更に透視カバーが
損傷した場合においても透視カバーのみを交換す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案が適用される自動二輪車の側面図、第2図は同
自動二輪の背面図、第3図は計器の取付部の縦断
面図、第4図は第3図中4−4線断面図、第5
図、第6図は従来の計器取付構造を示す縦断正面
図である。 なお図面中、4はハンドルカバー、5はハンド
ル、13は計器、14は上カバー、15は下カバ
ー、16は上面開口部、18は本体ケース、19
は透視カバー、19dはフランジ、20は計器装
置、21は表示板、22は指針である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪走行用バーハンドルを囲繞するハンドルカ
    バー内に、計器本体ケースと透視カバーで外観が
    形成される表示計器を、該透視カバーが上記ハン
    ドルカバーの上面開口部に臨むようにして収納す
    る自動二輪車等の計器取付構造において、上記透
    視カバーを、断面逆U字型の蓋状に形成し、その
    周囲折曲部の外側全周に上記上面開口部の開口周
    端部に面一に当接するフランジを設けて上記開口
    部に密着させ、更に上記透視カバーをハンドルカ
    バー内に収納固定される上記計器本体ケースにネ
    ジ部材を介して固定し、且つ上記透視カバーの開
    口部下端を上記計器本体ケースの外周フランジ部
    と接合するとともに上記計器本体ケースとハンド
    ルカバーとによつて挾着したことを特徴とする自
    動二輪車等の計器取付構造。
JP14247282U 1982-09-20 1982-09-20 自動二輪車等の計器取付構造 Granted JPS5945183U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14247282U JPS5945183U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 自動二輪車等の計器取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14247282U JPS5945183U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 自動二輪車等の計器取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5945183U JPS5945183U (ja) 1984-03-26
JPS6242631Y2 true JPS6242631Y2 (ja) 1987-10-31

Family

ID=30318334

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14247282U Granted JPS5945183U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 自動二輪車等の計器取付構造

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JP (1) JPS5945183U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52139781U (ja) * 1976-04-19 1977-10-22

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JPS5945183U (ja) 1984-03-26

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