JPS6241896B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6241896B2
JPS6241896B2 JP2123179A JP2123179A JPS6241896B2 JP S6241896 B2 JPS6241896 B2 JP S6241896B2 JP 2123179 A JP2123179 A JP 2123179A JP 2123179 A JP2123179 A JP 2123179A JP S6241896 B2 JPS6241896 B2 JP S6241896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil chamber
small
oil
plunger
opening
Prior art date
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Expired
Application number
JP2123179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55112406A (en
Inventor
Masao Kakui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Iron Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Iron Works Co Ltd filed Critical Tadano Iron Works Co Ltd
Priority to JP2123179A priority Critical patent/JPS55112406A/ja
Publication of JPS55112406A publication Critical patent/JPS55112406A/ja
Publication of JPS6241896B2 publication Critical patent/JPS6241896B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はマスターシリンダに関する。
第1図は、マスターシリンダAの油が、ブレー
キペダル1を踏み込み操作することによつてブレ
ーキシリンダBへ送り込まれ、当該ブレーキシリ
ンダBを介してドラムCの回転が規制される従来
のマスターシリンダを示す。この従来のマスター
シリンダは、建設機械の運転室などのように狭い
室内で使用される場合には、次のような不具合が
あつた。即ち、マスターシリンダAのストローク
を長く取れないので、マスターシリンダAの吐出
量を一定量確保するためにはマスターシリンダA
の吐出面積を大きく取ることが必要であるが、こ
の吐出面積を大きくした場合にはドラムCからの
負荷圧によつてペダルDが受ける反力が大きくな
る不具合である。
この発明は、以上のような不具合のない新規な
マスターシリンダを提供するものであつて、以下
詳細に本発明の1実施例の構成を説明する。
1はマスターシリンダ本体であり、大径油室2
と小径油室3を備えていて、両室は互いにつなが
つている。4はペダルDと連動するプツシユロツ
ドであり、大径油室2内に位置するピストン5、
大径油室2と小径油室3内に位置するプランジヤ
6をそなえている。このプランジヤ6の端面には
リターンスプリング7が作用しており、プツシユ
ロツド4に作用させる人力を取り除いた時に、プ
ツシユロツド4のピストン5を第2図の位置(大
径油室2の左端)にまで移動させるようにしてい
る。なお、このリターンスプリングは後述の第1
大油室に設けてもよい。大径油室2のプランジヤ
6とピストン5で形成された第1大油室8は、プ
ランジヤ6に穿設した第1油路9を介して小径油
室3に連通している。10はチエツク弁であり、
スプリング11によつて常時上記の第1油路9の
小径油室3への開口部9′を閉鎖するように形成
されている。12は、第2油路であり、その一端
は、ピストン5で区切られた大径油室2の第1大
油室8の反対側に位置してタンク13へ通じる第
2大油室14へ開口すると共にその他端は、第1
油路9へ開口している小油室15へ開口してい
る。そして、この小油室15には小ピストンロツ
ド16があつて、この小ピストンロツド16のピ
ストン面をスプリング17によつて押圧された小
ピストンロツド16のロツド端が、スプリング1
1によつて開口部9′を閉鎖しているチエツク弁
10を押して開口部9′を常時は開口している。
そしてこの小ピストンロツド16は、第1油路9
の油圧が上昇してくるとスプリング17に抗し
て、当該スプリング17の方へ移動して、上記、
開口部9′をチエツク弁10が閉鎖できるように
形成している。18は、マスターシリンダとブレ
ーキシリンダBを接続するためのマスターシリン
ダ側の開口部である。19は、第1大油室8に通
じるリザーバであり、ピストン5が第2図の状態
から少し右方へ移動すると第1大油室8との連通
状態は断たれるように形成している。
次に作用を説明する。
まず、ペダルDを踏み込むと、プツシユロツド
4が移動し第1大油室8の油が、ピストン5によ
つて、第1油路9、小径油室3、開口部18を経
過してブレーキシリンダBへ送られると共に、小
径油室3の油がプランジヤ6によつて開口部18
を経過してブレーキシリンダBへ送られ、ドラム
CをブレーキライニングEが押圧しはじめる。す
ると、小径油室3、第1油路9、第1大油室8の
油圧力が上昇するために、小ピストンロツド16
のピストンが受ける油圧力が、スプリング17の
スプリング力を上回り、小ピストンロツド16は
左方へ移動して、開口部9′はスプリング11に
よりチエツク弁10が左方へ移動させられる結果
閉鎖される。そして、さらにペダルDを踏み込め
ば、第1油室8からの排出油は、小油室15へた
くわえられ、小径油室3の油だけが、プランジヤ
6に押されてブレーキシリンダBに送られドラム
CをブレーキライニングEが強圧するものであ
る。このとき、ペダルDが受ける反力は、ブレー
キシリンダの発生油圧力(高圧)×プランジヤ6
の受圧面積+第1大油室の発生油圧力(低圧)×
プランジヤ側のピストン面積となり、マスターシ
リンダAの吐出面積を大きくしてストロークを短
かくした従来のもののペダルDが受ける反力、即
ち、ブレーキシリンダの発生油圧力(高圧)×(プ
ランジヤの受圧面積+プランジヤ側のピストン面
積)より、反力を小さくできるものである。
(尚、この従来のものではプランジヤはなく、ピ
ストンだけであるが、本発明との比較を明確にす
るために以上のように記載したものである。) 次にペダルDの踏み込み力を抜いていくと、リ
ターンスプリング7によつてプツシユロツド4が
元の位置へ移動し、第1大油室8の圧力が低下
し、スプリング17のスプリング力がこの油圧力
よりまさり小ピストンロツド16を右方へ移動さ
せ小油室15の油を第1大油室8へ送ると共に、
小ピストンロツド16のロツド端がチエツク弁1
0を押して開口部9′を開き、ブレーキシリンダ
Bの油が、小径油室3、第1油路9を経て第1大
油室8へ吸い込まれて最終的に踏み込み量零の状
態になる。このとき、第1大油室8が、漏れ油に
よつて負圧になろうとしたときには、リザーバ1
9から油の補給がなされる。
以上要するに本発明は、大径油室とブレーキシ
リンダ側に開口する開口部を有する小径油室をそ
なえたマスターシリンダ本体に、ピストンとプラ
ンジヤをそなえてなるプツシユロツドのピストン
を大径油室にプランジヤを小径油室に摺動自在に
嵌挿し、前記プツシユロツドの押込時に前記ピス
トンの移動に伴う排出油をプランジヤに穿設した
第1油路を経て前記小径油室に送るように形成し
たマスターシリンダであつて、 前記プランジヤには第1油路に開口する小油室
を設け、前記第1油路が小径油室に開口する開口
部に当該開口部を常時閉弁する方向に付勢された
チエツク弁を設け、さらに前記小油室には前記第
1油路の油圧力が所定の低圧力以下であるときに
は前記チエツク弁を開弁位置に位置させると共に
前記第1油路の油圧力が前記低圧力を上回るとき
には前記チエツク弁を閉弁位置に位置させて前記
排出油を前記小油室内流入させる如く形成した小
ピストンロツドを設けて構成したので、マスター
シリンダの可動ストローク範囲が小さいものであ
りながら十分な油量をブレーキシリンダ側に供給
することができると共に、ブレーキシリンダ側か
らプツシユロツドに作用する負荷反力を小さくで
きるという秀でた効果が達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマスターシリンダの説明図、第
2図は本発明のマスターシリンダの説明図であ
る。 2:大径油室、18:開口部、3:小径油室、
1:マスターシリンダ本体、5:ピストン、6:
プランジヤ、4:プツシユロツド、9:第1油
路、15:小油室、9′:開口部、10:チエツ
ク弁、16:小ピストンロツド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大径油室2とブレーキシリンダ側に開口する
    開口部18を有する小径油室3をそなえたマスタ
    ーシリンダ本体1に、ピストン5とプランジヤ6
    をそなえてなるプツシユロツド4のピストン5を
    大径油室2にプランジヤ6を小径油室3に摺動自
    在に嵌挿し、前記プツシユロツド4の押込時に前
    記ピストン5の移動に伴う排出油をプランジヤ6
    に穿設した第1油路9を経て前記小径油室3に送
    るように形成したマスターシリンダであつて、 前記プランジヤ6には第1油路9に開口する小
    油室15を設け、前記第1油路9が小径油室3に
    開口する開口部9′に当該開口部9′を常時閉弁す
    る方向に付勢されたチエツク弁10を設け、さら
    に前記小油室15には前記第1油路9の油圧力が
    所定の低圧力以下であるときには前記チエツク弁
    10を開弁位置に位置させると共に前記第1油路
    9の油圧力が前記低圧力を上回るときには前記チ
    エツク弁10を閉弁位置に位置させて前記排出油
    を前記小油室15内に流入させる如く形成した小
    ピストンロツド16を設けたことを特徴とするマ
    スターシリンダ。
JP2123179A 1979-02-23 1979-02-23 Master cylinder Granted JPS55112406A (en)

Priority Applications (1)

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JP2123179A JPS55112406A (en) 1979-02-23 1979-02-23 Master cylinder

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JP2123179A JPS55112406A (en) 1979-02-23 1979-02-23 Master cylinder

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Publication Number Publication Date
JPS55112406A JPS55112406A (en) 1980-08-30
JPS6241896B2 true JPS6241896B2 (ja) 1987-09-04

Family

ID=12049248

Family Applications (1)

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JP2123179A Granted JPS55112406A (en) 1979-02-23 1979-02-23 Master cylinder

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57172869A (en) * 1981-04-14 1982-10-23 Akebono Brake Ind Co Ltd Differential master cylinder
JPS588454A (ja) * 1981-07-08 1983-01-18 Toyoda Autom Loom Works Ltd 油圧ブレ−キ
US4738109A (en) * 1986-11-04 1988-04-19 Deere & Company Two stage brake control valve
WO1988006991A1 (en) * 1987-03-09 1988-09-22 R & R Research Corporation Manually operable booster for vehicular braking systems

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JPS55112406A (en) 1980-08-30

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