JPH0319816B2 - - Google Patents
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- JPH0319816B2 JPH0319816B2 JP6884281A JP6884281A JPH0319816B2 JP H0319816 B2 JPH0319816 B2 JP H0319816B2 JP 6884281 A JP6884281 A JP 6884281A JP 6884281 A JP6884281 A JP 6884281A JP H0319816 B2 JPH0319816 B2 JP H0319816B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- pressure chamber
- chamber
- auxiliary pressure
- hydraulic oil
- Prior art date
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 20
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 17
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T11/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
- B60T11/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
- B60T11/16—Master control, e.g. master cylinders
- B60T11/20—Tandem, side-by-side, or other multiple master cylinder units
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T11/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
- B60T11/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
- B60T11/16—Master control, e.g. master cylinders
- B60T11/224—Master control, e.g. master cylinders with pressure-varying means, e.g. with two stage operation provided by use of different piston diameters including continuous variation from one diameter to another
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、自動ブレーキ装置類のマスタシリ
ンダ、より詳細には、ハウジングのボア内に滑動
できるように入つている一列に並んだ一対のピス
トンを有し、一対の圧力室内の作動油を加圧して
それぞれの独立したブレーキ回路へ高圧の作動油
を送る形式のマスタシリンダに関するものであ
る。
ンダ、より詳細には、ハウジングのボア内に滑動
できるように入つている一列に並んだ一対のピス
トンを有し、一対の圧力室内の作動油を加圧して
それぞれの独立したブレーキ回路へ高圧の作動油
を送る形式のマスタシリンダに関するものであ
る。
従来は、たとえば米国特許第4133178号および
第4086770号に記載されているように、主ピスト
ンとハウジング間には、リリーフ補給弁組立体を
通してリザーバに連通している迅速供給室が設け
られている。制動の際には、迅速供給室が加圧さ
れて作動油圧力を主圧力室に伝達する。所定の圧
力レベル以上になるとリリーフ補給弁組立体が作
動して迅速供給室をリザーバへ開放する。迅速供
給室内の圧力ベレルが所定値以下である間は迅速
供給室内に発生した作動油圧力が主圧力室へ伝達
される。主ピストンが入つているハウジングのボ
アには、迅速供給室に必要な空間を得るため肩部
を形成する段が付いている。同様に、主ピストン
も段付きでボアの小直径部と大直径部にシールさ
れて入つている。主ピストンがボア内で滑動でき
るように、ボアと主ピストン間の同心度は小さな
公差の範囲内に維持しなければならない。したが
つて従来の迅速供給式マスタシリンダの場合、ボ
アと主ピストンの製作には厳しい公差要求に適合
させるためその機械加工を通じて特別な注意が要
求された。もし公差が守られなければ、主ピスト
ンと段付ボアは同心でなくなるため、主ピストン
は段付きボア内で自由に滑動することができず、
無理にボア内に入ろうとする。
第4086770号に記載されているように、主ピスト
ンとハウジング間には、リリーフ補給弁組立体を
通してリザーバに連通している迅速供給室が設け
られている。制動の際には、迅速供給室が加圧さ
れて作動油圧力を主圧力室に伝達する。所定の圧
力レベル以上になるとリリーフ補給弁組立体が作
動して迅速供給室をリザーバへ開放する。迅速供
給室内の圧力ベレルが所定値以下である間は迅速
供給室内に発生した作動油圧力が主圧力室へ伝達
される。主ピストンが入つているハウジングのボ
アには、迅速供給室に必要な空間を得るため肩部
を形成する段が付いている。同様に、主ピストン
も段付きでボアの小直径部と大直径部にシールさ
れて入つている。主ピストンがボア内で滑動でき
るように、ボアと主ピストン間の同心度は小さな
公差の範囲内に維持しなければならない。したが
つて従来の迅速供給式マスタシリンダの場合、ボ
アと主ピストンの製作には厳しい公差要求に適合
させるためその機械加工を通じて特別な注意が要
求された。もし公差が守られなければ、主ピスト
ンと段付ボアは同心でなくなるため、主ピストン
は段付きボア内で自由に滑動することができず、
無理にボア内に入ろうとする。
そこで、この発明の目的は、既存のマスタシリ
ンダのこの欠点を克服すること、正確には、迅速
供給室の利点を保持しながら、段付きボアと段付
きピストンを機械加工する必要をなくすこと、し
たがつて、ハウジングのボアと主ピストンに対す
る製造公差を標準機械加工範囲内にすることであ
る。
ンダのこの欠点を克服すること、正確には、迅速
供給室の利点を保持しながら、段付きボアと段付
きピストンを機械加工する必要をなくすこと、し
たがつて、ハウジングのボアと主ピストンに対す
る製造公差を標準機械加工範囲内にすることであ
る。
この目的は、この発明の原理に基づく以下のマ
スタシリンダにおいて達成されている。すなわ
ち、作動油リザーバを形成し、かつ一列に並んだ
一対のピストンを滑動できるように受入れるボア
を有するハウジングを備えていて、前記一対のピ
ストンと前記ハウジングは協働してそれぞれのブ
レーキ回路に連通している一対の圧力室を形成
し、前記両圧力室は前記ピストンが静止位置にあ
るときは作動油リザーバを連通しており運転者の
ペダル操作で制動が始まると作動油リザーバから
隔離されるようになつており、更に、一方向逆止
弁を通つて前記圧力室の一方に連通しかつリリー
フ補給弁組立体を通して作動油リザーバに連通し
ている可変容積補助圧力室(迅速供給室)を備え
ていて、制動が始まると前記補助圧力室内の作動
油が加圧され所定の圧力レベルに達するまでの間
は前記逆止弁を通して最初に前記一方の圧力室へ
送られ、そのあと前記リリーフ補給弁組立体を通
して作動油リザーバに開放されるマスタシリンダ
において、前記可変容積補助圧力室が、前記一方
のピストン内に形成され、かつ前記ハウジングと
は固定位置関係にあつて制動に応じて前記一方の
ピストンが動くときその内部の作動油が加圧され
るようにその内部にシールされて突き出ている壁
部材によつて閉じられた内部空胴から成つている
ことを特徴とする。このように、マスタシリンダ
の一方のピストンの内部に迅速供給室が配置され
ているので、全長にわたつて一定直径のハウジン
グのボアを使用することが可能であり、段付きボ
アや段付き主ピストンを機械加工する場合の製造
の困難さは解消している。
スタシリンダにおいて達成されている。すなわ
ち、作動油リザーバを形成し、かつ一列に並んだ
一対のピストンを滑動できるように受入れるボア
を有するハウジングを備えていて、前記一対のピ
ストンと前記ハウジングは協働してそれぞれのブ
レーキ回路に連通している一対の圧力室を形成
し、前記両圧力室は前記ピストンが静止位置にあ
るときは作動油リザーバを連通しており運転者の
ペダル操作で制動が始まると作動油リザーバから
隔離されるようになつており、更に、一方向逆止
弁を通つて前記圧力室の一方に連通しかつリリー
フ補給弁組立体を通して作動油リザーバに連通し
ている可変容積補助圧力室(迅速供給室)を備え
ていて、制動が始まると前記補助圧力室内の作動
油が加圧され所定の圧力レベルに達するまでの間
は前記逆止弁を通して最初に前記一方の圧力室へ
送られ、そのあと前記リリーフ補給弁組立体を通
して作動油リザーバに開放されるマスタシリンダ
において、前記可変容積補助圧力室が、前記一方
のピストン内に形成され、かつ前記ハウジングと
は固定位置関係にあつて制動に応じて前記一方の
ピストンが動くときその内部の作動油が加圧され
るようにその内部にシールされて突き出ている壁
部材によつて閉じられた内部空胴から成つている
ことを特徴とする。このように、マスタシリンダ
の一方のピストンの内部に迅速供給室が配置され
ているので、全長にわたつて一定直径のハウジン
グのボアを使用することが可能であり、段付きボ
アや段付き主ピストンを機械加工する場合の製造
の困難さは解消している。
発明の好ましい実施例においては、壁部材はハ
ウジングのボアの端壁面に当接した状態で保持さ
れた軸部を有するピストン状部材より成つてお
り、前記一方のピストンには、さらにハウジング
のボアに対する外周すきまが形成されていて、前
記外周すきまは前記一方のピストンの孔を通して
補助圧力室に連通しており、またリリーフ補助弁
組立体を通して作動油リザーバに連通しており、
また前記一方のピストンによつて支持され逆止弁
として作用するリツプシールを通して前記一方の
圧力室に連通している。
ウジングのボアの端壁面に当接した状態で保持さ
れた軸部を有するピストン状部材より成つてお
り、前記一方のピストンには、さらにハウジング
のボアに対する外周すきまが形成されていて、前
記外周すきまは前記一方のピストンの孔を通して
補助圧力室に連通しており、またリリーフ補助弁
組立体を通して作動油リザーバに連通しており、
また前記一方のピストンによつて支持され逆止弁
として作用するリツプシールを通して前記一方の
圧力室に連通している。
以上およびその他の利点については、例として
挙げた二つの好ましい実施例についての以下の説
明を読み、添付図面を参照すれば容易に明らかに
なるであろう。
挙げた二つの好ましい実施例についての以下の説
明を読み、添付図面を参照すれば容易に明らかに
なるであろう。
第1図において、ブレーキ装置のブレーキペダ
ル10は入力ロツド12に結合されている。マス
タシリンダ14のハウジング15はリザーバ16
とボア18を形成している。一定の直径をもつボ
アが開口部20から端壁22まで延びている。一
列に並んだ一対のピストン24,26がボア18
の中に滑動できるように入つていて、ハウジング
のボア壁と協同して一対の圧力室28,30を形
成している。各圧力室はそれぞれのポート32ま
たは34を通してリザーバ16に連通しており、
同様にそれぞれの出口40または42を通してブ
レーキ回路36または38に連通している。
ル10は入力ロツド12に結合されている。マス
タシリンダ14のハウジング15はリザーバ16
とボア18を形成している。一定の直径をもつボ
アが開口部20から端壁22まで延びている。一
列に並んだ一対のピストン24,26がボア18
の中に滑動できるように入つていて、ハウジング
のボア壁と協同して一対の圧力室28,30を形
成している。各圧力室はそれぞれのポート32ま
たは34を通してリザーバ16に連通しており、
同様にそれぞれの出口40または42を通してブ
レーキ回路36または38に連通している。
ピストン26には、完全にピストン内にある空
胴44が設けられている。固定壁部材すなわち固
定ピストン部材46が空胴内に配置されていて、
ピストン26と協同して可変容積補助圧力室48
を形成している。ピストン26の孔50を通つて
ピストン部材46の軸部52の外向きに延び、圧
力室30内のハウジングの端壁22に当接してい
る。ピストン26は、さらに、それぞれの圧力室
28,30にさらされたリツプシール54,56
と、ハウジングのボアと協同して第1のすきま6
0と第2のすきま62を分離している中間シール
58とを支持している。各すきまはボア18とピ
ストン26上のそれぞれの凹部64,66との間
に形成されている。
胴44が設けられている。固定壁部材すなわち固
定ピストン部材46が空胴内に配置されていて、
ピストン26と協同して可変容積補助圧力室48
を形成している。ピストン26の孔50を通つて
ピストン部材46の軸部52の外向きに延び、圧
力室30内のハウジングの端壁22に当接してい
る。ピストン26は、さらに、それぞれの圧力室
28,30にさらされたリツプシール54,56
と、ハウジングのボアと協同して第1のすきま6
0と第2のすきま62を分離している中間シール
58とを支持している。各すきまはボア18とピ
ストン26上のそれぞれの凹部64,66との間
に形成されている。
すきま60は孔68を通して補助圧力室48に
連通しており、またリリーフ補給弁組立体70を
通してリザーバ16に連通している。すきま62
は孔72を通してリザーバ16に連通しており、
また孔74を通してピストン部材46の左側の空
胴44に連通している。
連通しており、またリリーフ補給弁組立体70を
通してリザーバ16に連通している。すきま62
は孔72を通してリザーバ16に連通しており、
また孔74を通してピストン部材46の左側の空
胴44に連通している。
リリーフ補給弁組立体70は、この発明の一部
を構成するものではないが、リザーバからボアの
すきま60へ作動油が流れるようにし、すきま6
0内が所定の圧力レベル以下のときには逆方向の
流れを絞るが、その圧力レベル以上になると、リ
リーフ補給組立体70が開いてすきま60をリザ
ーバに連通させる。
を構成するものではないが、リザーバからボアの
すきま60へ作動油が流れるようにし、すきま6
0内が所定の圧力レベル以下のときには逆方向の
流れを絞るが、その圧力レベル以上になると、リ
リーフ補給組立体70が開いてすきま60をリザ
ーバに連通させる。
第1図において、入力ロツド12は制動の際の
ペダル10の操作に応じてマスタシリンダに向つ
て左へ動かされる。入力ロツド12によつてピス
トン24も同様に左へ動かされ、ピストン24と
ピストン26に当つているリテーナ82との間に
支持されたばね80を圧縮する。ほゞ同時に、ピ
ストン24に支持されたリツプシール84がポー
ト32を閉じ、圧縮ばね80はピストン26を左
へ動かす。一方、ピストン部材46と軸部52は
軸部が壁22に当接して静止しているので、補助
圧力室48内の作動油は室の容積縮小に応じて加
圧される。リツプシール54はすきま60から室
28へは作動油を通す一方向逆止弁の役目をす
る。したがつて、室48内の上昇する作動油の圧
力はすきま60に伝わり、リツプシール54を経
て室28へ伝達される。リリーフ補給弁組立体7
0によつて与えられる絞りは最初はリツプシール
54よりも大きいので、室48およびすきま60
内の作動油の圧力のほとんどはまず室28へ伝達
される。孔72、すきま62、および孔74は、
ピストン26がピストン部材46に対して左へ移
動するのに応じてピストン部材46の左側の容積
が増加するときにリザーバの作動油がピストン部
材46の左側へ流れることができるようにする。
ペダル10の操作に応じてマスタシリンダに向つ
て左へ動かされる。入力ロツド12によつてピス
トン24も同様に左へ動かされ、ピストン24と
ピストン26に当つているリテーナ82との間に
支持されたばね80を圧縮する。ほゞ同時に、ピ
ストン24に支持されたリツプシール84がポー
ト32を閉じ、圧縮ばね80はピストン26を左
へ動かす。一方、ピストン部材46と軸部52は
軸部が壁22に当接して静止しているので、補助
圧力室48内の作動油は室の容積縮小に応じて加
圧される。リツプシール54はすきま60から室
28へは作動油を通す一方向逆止弁の役目をす
る。したがつて、室48内の上昇する作動油の圧
力はすきま60に伝わり、リツプシール54を経
て室28へ伝達される。リリーフ補給弁組立体7
0によつて与えられる絞りは最初はリツプシール
54よりも大きいので、室48およびすきま60
内の作動油の圧力のほとんどはまず室28へ伝達
される。孔72、すきま62、および孔74は、
ピストン26がピストン部材46に対して左へ移
動するのに応じてピストン部材46の左側の容積
が増加するときにリザーバの作動油がピストン部
材46の左側へ流れることができるようにする。
ピストンが左へ引き続き移動するにつれて室4
8内の作動油の圧力が上昇するので、リリーフ補
給弁組立体70は開位置へ押し付けられ、すきま
60および室48をリザーバへ開放する。
8内の作動油の圧力が上昇するので、リリーフ補
給弁組立体70は開位置へ押し付けられ、すきま
60および室48をリザーバへ開放する。
制動が終ると、ピストン部材46と空胴44の
壁面間に延びているばね86がピストン26を押
してその静止位置(図示)へ戻す。同様にばね8
0はピストン24を押してそ静止位置へ戻す。ピ
ストン46の左側にある作動油は孔74、すきま
62、および孔72を通つてリザーバに戻る。室
48の膨張によつて、リリーフ補給弁組立体70
を通してリザーバから作動油が吸い込まれ、ピス
トン26はその静止位置へ戻ることができる。
壁面間に延びているばね86がピストン26を押
してその静止位置(図示)へ戻す。同様にばね8
0はピストン24を押してそ静止位置へ戻す。ピ
ストン46の左側にある作動油は孔74、すきま
62、および孔72を通つてリザーバに戻る。室
48の膨張によつて、リリーフ補給弁組立体70
を通してリザーバから作動油が吸い込まれ、ピス
トン26はその静止位置へ戻ることができる。
第2図の第2の実施例において、第1図と同じ
部品に対しては同じ参照番号が使用されている。
第2図のピストン26には、補助圧力室48から
圧力室28まで延びる通路90が設けられてい
る。通路90には日本国特許出願第137508/80号
に記載されている形式の比例バイパス弁組立体9
2が配置されている。しかし、その特許出願に示
されているマスタシリンダにはいかなる迅速供給
構造も含まれていないことに注意されたい。
部品に対しては同じ参照番号が使用されている。
第2図のピストン26には、補助圧力室48から
圧力室28まで延びる通路90が設けられてい
る。通路90には日本国特許出願第137508/80号
に記載されている形式の比例バイパス弁組立体9
2が配置されている。しかし、その特許出願に示
されているマスタシリンダにはいかなる迅速供給
構造も含まれていないことに注意されたい。
この第2の実施例は、比例バイパス弁組立体が
室28内の作動油の圧力に応じて作動し、補助圧
力室48から作動油の圧力を解放する制御を行な
うことを除いて、第1図の実施例と同じように作
用する。この結果、室28内の圧力が所定の比例
値以上のときには、室30内に発生した作動油の
圧力は室28内に発生した作動油の圧力よりも低
い。そして、もし室28と室48が回路36の洩
れによつて大気に開放されたとしても、比例バイ
パス弁組立体は開位置にあつて補助圧力室を開放
するので、比例バイパス弁組立体92による比例
作用はなくなりピストン26を動かして室30を
加圧することが可能である。
室28内の作動油の圧力に応じて作動し、補助圧
力室48から作動油の圧力を解放する制御を行な
うことを除いて、第1図の実施例と同じように作
用する。この結果、室28内の圧力が所定の比例
値以上のときには、室30内に発生した作動油の
圧力は室28内に発生した作動油の圧力よりも低
い。そして、もし室28と室48が回路36の洩
れによつて大気に開放されたとしても、比例バイ
パス弁組立体は開位置にあつて補助圧力室を開放
するので、比例バイパス弁組立体92による比例
作用はなくなりピストン26を動かして室30を
加圧することが可能である。
両実施例においては、圧力室28の“迅速供
給”のための補助圧力室は、ピストン26の中に
配置されている。この結果、主ピストン24は同
一外径にすることができ、またボア18は開口部
20から端壁22まで同一直径寸法で形成するこ
とができるので、マスタシリンダの製作は相当に
簡単化される。
給”のための補助圧力室は、ピストン26の中に
配置されている。この結果、主ピストン24は同
一外径にすることができ、またボア18は開口部
20から端壁22まで同一直径寸法で形成するこ
とができるので、マスタシリンダの製作は相当に
簡単化される。
第1図はこの発明にしたがつて構成されたマス
タシリンダを装備したブレーキ装置を示す略断面
図、および第2図はさらに比例バイパス弁組立体
を含んでいる第1図と同様なマスタシリンダの断
面図である。図中、主な部品の参照番号は下記の
通りである。 10……ブレーキペダル、12……入力ロツ
ド、14……マスタシリンダ、15……ハウジン
グ、16……リザーバ、18……ボア、20……
開口部、22……端壁、24,26……ピスト
ン、28,30……圧力室、32,34……ポー
ト、36,38……ブレーキ回路、40,42…
…出口、44……空胴、46……ピストン部材、
48……可変容積補助圧力室、50……孔、52
……軸部、54,56……リツプシール、58…
…中間シール、60,62……すきま、64,6
6……凹部、68……孔、70……リリーフ補給
弁組立体、72……孔、74……孔、80……ば
ね、82……リテーナ、84……リツプシール、
86……ばね、90……通路、92……比例バイ
パス弁組立体。
タシリンダを装備したブレーキ装置を示す略断面
図、および第2図はさらに比例バイパス弁組立体
を含んでいる第1図と同様なマスタシリンダの断
面図である。図中、主な部品の参照番号は下記の
通りである。 10……ブレーキペダル、12……入力ロツ
ド、14……マスタシリンダ、15……ハウジン
グ、16……リザーバ、18……ボア、20……
開口部、22……端壁、24,26……ピスト
ン、28,30……圧力室、32,34……ポー
ト、36,38……ブレーキ回路、40,42…
…出口、44……空胴、46……ピストン部材、
48……可変容積補助圧力室、50……孔、52
……軸部、54,56……リツプシール、58…
…中間シール、60,62……すきま、64,6
6……凹部、68……孔、70……リリーフ補給
弁組立体、72……孔、74……孔、80……ば
ね、82……リテーナ、84……リツプシール、
86……ばね、90……通路、92……比例バイ
パス弁組立体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 作動油リザーバと一列に並んだ一対のピスト
ンを滑動できるように受入れているボアとを有す
るハウジングを備え、前記一対のピストンと前記
ハウジングとは協同してそれぞれのブレーキ回路
に連通する一対の圧力室を形成し、前記両圧力室
は前記ピストンが静止位置にあるときは作動油リ
ザーバに連通し運転者のペダル操作で制動が始ま
ると前記作動油リザーバから切り離されるように
なつており、一方向逆止弁を介して前記圧力室の
一方に連通しリリーフ補給弁組立体を介して作動
油リザーバに連通している可変容積補助圧力室が
設けられ、制動時には前記補助圧力室内の作動油
が加圧され、この補助圧力室内の作動油の圧力が
所定のレベルに達するまでの間は前記補助圧力室
内の作動油が前記逆止弁を介して前記一方の圧力
室に送られ、前記補助圧力室内の作動油の圧力が
前記所定のレベルに達した後は前記リリーフ弁組
立体を介して前記作動油リザーバに放出されるよ
うになつたマスタシリンダにおいて、前記可変容
積補助圧力室が、前記ピストンの一方内に形成さ
れた内部空胴からなり、この空胴は、前記ハウジ
ングに固定された壁部材によつて閉じられ、前記
壁部材は前記一方のピストンとの間がシールされ
ており、制動に応じて前記一方のピストンが動く
とき該空胴内の作動油が加圧されるようになつた
ことを特徴とするマスタシリンダ。 2 前記壁部材が、前記ハウジングのボアの端壁
に当接した状態で保持された軸部を有するピスト
ン状部材からなることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のマスタシリンダ。 3 前記一方のピストンと前記ハウジングのボア
との間に外周すきまが形成されており、前記外周
すきまが前記一方のピストンの孔を介して前記補
助圧力室に連通しリリーフ補助圧力弁組立体を介
して前記作動油リザーバに連通しており、前記一
方向逆止弁は前記一方のピストンの外周に支持さ
れたリツプシールにより構成され、前記外周すき
まは前記リツプシールを介して前記一方の圧力室
に連通していることを特徴とする特許請求の範囲
第1項または第2項に記載のマスタシリンダ。 4 前記外周すきまと前記補助圧力室間の連通が
前記一方の圧力室と前記補助圧力室との間の圧力
差によつて作動する比例バイパス弁組立体により
制御されるようになつたことを特徴とする特許請
求の範囲第3項に記載のマスタシリンダ。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15535280A | 1980-06-02 | 1980-06-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5711151A JPS5711151A (en) | 1982-01-20 |
JPH0319816B2 true JPH0319816B2 (ja) | 1991-03-18 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPS5711151A (ja) |
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CA (1) | CA1164510A (ja) |
DE (1) | DE3165663D1 (ja) |
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US4311007A (en) * | 1979-10-01 | 1982-01-19 | The Bendix Corporation | Master cylinder and proportioning valve therefor |
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