JPS6241862A - 防振・防音性を有する床構造 - Google Patents

防振・防音性を有する床構造

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JPS6241862A
JPS6241862A JP18236485A JP18236485A JPS6241862A JP S6241862 A JPS6241862 A JP S6241862A JP 18236485 A JP18236485 A JP 18236485A JP 18236485 A JP18236485 A JP 18236485A JP S6241862 A JPS6241862 A JP S6241862A
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JP
Japan
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sheet
vibration
weight
iron
flooring
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JP18236485A
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津野瀬 輝彦
徳原 敏昭
田之上 豊
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は集合住宅、戸建住宅、ホテル、学校等の防振・
防音機能を備えた床構造に関し、特に床の仕上材として
木質系床材を用いた床構造に関するものである。
(従来の技術) 集合住宅は都市型住宅の主力であるが、近年、上下騒音
や住宅地域の近隣騒音が大きな社会問題となっているた
め種々の対策がなされている。例えばコンクリート床−
ヒにゴム等の防振バットを介在させてコンクリート床を
支承する乾式遮音置床工法や、コンクリート床上にグラ
スウール、ロックウール等を配設してからコンクリート
を敷いて床仕−ヒげを行う湿式浮き床工法や、コンクリ
ート床上にフェルIf敷いて、その上にカーペット、シ
ュウタンを貼合せる置床工法などが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしなから乾式遮音置床工法や湿式浮き床工法はいづ
れも工程が複雑でコストアップとなり実用性に問題があ
るとともに、防振・防音効果もさほど期待されるもので
はなかった。一方百床工法は極めて簡単で実用的な工法
であるが、この工法では充分な防振・防音効果は期待で
きない。特に最近の集合住宅ではカーペット、シュウタ
ンの代りに木質系床材を用いて高級木質感を求める要望
が高いが、かかる木質系床材を例えゴム等のクッション
材を介してコンクリート床に貼合せたとしても上階の衝
撃音、例えば足音、家具等の移動に伴う床衝撃音等の遮
音に対し何ら効果がない。そのため木質系床材を何らか
のクッション材を介してコンクリート床に直貼りしたと
してもコンクリート床を介して階下に伝わる床衝撃音を
防止することは極めて困難とされていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明音らは、木質系床材を直貼りで用い、しかも防振
・防音性に優れた安価な床構造を提供するため鋭意検討
した結果本発明に到達したものである。すなわち本発明
はコンクリート床面にシート状弾性体と共重合比が55
重量%から92重量%の酢酸ビニルを含むエチレン−酢
酸ビニル系共重合体を6〜30重量%、成分分析値で鉄
分含有率40重量%以上の鉄分を含む鉄系無機質粉体を
40〜94重量%及びマイカ粉粒体を35重量%以下含
有するシート状物を重ね合せて配設するとともに、該シ
ート状物の上面に木質系床材を貼合したことを特徴とす
る防振・防音床構造である。
(作  用) 本発明によればコンクリート床面と木質系床材との間に
防振性に優れたシート状弾性体と制振性に優れた特定の
シート状物を介在させ、しかも木質系床材を制振性を有
するシート状物と複合一体化させることにより、実施例
に示すごとく防音・防振性が向上するという効果が得ら
れるが、かがる知見は従来の知見からは全く予想しがた
いことである。
かかる効果を生ずる理由は明かでないが、コンクリート
床面と木質系床材との間に防振性を有するシート状弾性
体と制振性を有するシート状物を重ね合せたこと及び制
振性を有するシート状物に木質系床材を貼合せて性質の
異なる構造体全一体化させることにより、大きなダイナ
ミックダンパー効果を生じて優れた防振・防音効果が奏
せられるものと推察される。
(実 施 例) 次に本発明の防振・防音床構造の一実施例を図面にて説
明する。第1図は本発明の床構造を示す床の縦断面図で
あり、該床構造はコンクリート床面1、シート状弾性体
2、シート状物3及び木質系床材4で構成されている。
コンクリート床面1の上に配設されろシート状弾性体2
は各種ゴム材や軟質塩化ビニール樹脂、ポリエチレン樹
脂等の合成樹脂、グラスウール、ロックウール、綿、合
成繊維からなる不織布あるいはこれらの不織布に熱硬化
性樹脂を含浸させた繊維状成型品や織物、軟質発泡樹脂
材料などを用いることができる。これらシート状弾性体
は厚みが大きい程防音効果が向上するが実用的には通常
6叫〜30閣のものが好適に用いられる。またこれらシ
ート状弾性体は変形し難いものが好ましく、通常静的ヤ
ング率が0.3〜1 、5 kg/cIiのシートが用
いられる。また該シートは吸音効果を有するために静的
バネ定数が5〜50kg/crnで、しかもたわみの少
ないもの、例えば荷重200〜500 kg/dに対す
る固有振動数が15〜3oのものが好適に用いられる。
上述の特性を有するシート状弾性体のうち、特公昭54
−1833号、同49−38942号、特開昭56−5
3257号に開示された繊維不縁成型のシートは取り扱
い性及び防振効果に優れ、好ましく用いられる。中でも
主体繊維としてポリエステル繊維、接着性繊維としてポ
リエチレンテレフタレート繊維を芯とし融点130℃の
変性ポリエステルを鞘とするポリエステル系海島繊維を
混綿した見掛密度が0.4y/afl+以下と0.39
□を超えるウェブ全加熱処理して、ウェブ中の接着性繊
維の少くとも一部を主体繊維に軟化結合、または溶融結
合させて得られたシート状物は吸音性及び弾性回復力が
特に優れ、好ましく用いられる。
シート状弾性体2の上に配設される高比重無機質粉体と
合成樹脂との混練物からなるシート状物3とはイ)共重
合比が55重量%から92重量%の酢酸ビニルを含むエ
チレン−酢酸ビニル系共重合体を6〜30i重量%口)
成分分析値で鉄分含有率が40重量%以上の鉄分を含む
鉄系無機質粉体40〜94重量%ハ)35重量%以下の
鱗片状のマイカ粉粒体、からなるシート状物であって、
このシート状物は制振性および遮音性に著しく優れ、取
り扱い性、加工性もよく、かつ回分式又は連続式の工業
生産に適している。
かかるシート状物の製造においては凝結剤と(−で耐水
性、耐候性、耐熱性、耐薬品性が良好で柔軟性、強靭性
を有し、適度の剛性を有する酢酸ビニル系樹脂エマルジ
ョンが使用される。なかでもエチレン−酢酸ビニル系共
重合体樹脂エマルジョンが好ましく使用される。酢酸ビ
ニル系樹脂エマルジョンは固形分が高い割合に、液の粘
度が低いので、工業的に利用し易く、粉粒体の高充填も
容易である。エチレンもしくは酢酸ビニルホモポリマー
では物性のバランスのとれた凝結剤とはなり得ず、エチ
レン−酢酸ビニルコポリマーにて初めて適度の抗張力、
伸度、剛性率、耐水性及び粒子との良好な接着力を示す
ので、優れた凝結剤となる。エチレンは酢酸ビニルホモ
ポリマーの分子内可塑剤としての作用を有する。因みに
酢酸ビニルホモポリマーではガラス転移点は29℃であ
るが、エチレン含有!25重量%のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のそれは、−10℃と低下するが如きである
。かくの如き、エチレン−酢酸ビニルコポリマーのガラ
ス転移点は零度(’O以下となりシート状物の柔軟性、
可撓性も良好となる。かがる性質を示す共重合体の組成
範囲は、酢酸ビニルの含有量が55i重量%から92重
紙%の範囲である。尚モル%で表示すれば酢酸ビニルの
含有量は、28モル%から79モル%の範囲となり、か
なりの割合の分子数のエチレンが含まれるため効果が顕
われることがわかる。エチレンの含有量が多すぎる場合
にはコポリマーの極性が小さくなり、粒子との接着力が
発現しない。エチレン含有量が少なすざる場合には、コ
ポリマーのガラス転移点の低下が望めず、低温時の靭性
、可撓性が得られない。
更に耐候性、耐水性、耐アルカリ性を伺与するた   
 dめ、アクリル酸エステル、マレイン酸エステル、パ
ーザチック酸エステルを1種以上共重合した変性エチレ
ン−酢酸ビニル系樹脂も好適に使用され、これ等の物も
エチレン−酢酸ビニル系樹脂に包合されるものである。
このように水性樹脂(特にエマルジョン型)を使用する
ことにより樹脂中への無機質粉体を多量に充填すること
が可能となり、制振性および遮音性の向上が図れる。加
えて含水状態の粉末をそのまま使用できるという乾燥コ
ストの不要性、迅速な作業性という点のメリットが大で
ある。水は分散媒としてはコストも極めて安価であり、
環境汚染もなく安全である。有機溶剤と異なり、引火、
爆発、火災の危険性もなく、労働衛生上も不安のない優
れた分散媒である。
一方、鉄系無機質粉体としては、均質な真比重が2.5
〜5.5くらいの非反応性の粉体が好ましい。
粒径は約5μから約500μの範囲の分布を持っている
ものが好ましい。かかる粒度分布により低樹脂分におけ
る高比重シートを得ることが容易となるからである。即
ち粉体の粒子径がn倍になれば、同重量の粉体の表面積
は1/n倍になり、従って一定量のバインダー樹脂が粒
子の周囲に存在する時、粒径の大きい粒子が混在してい
る方が粒子間の凝結に有利になる訳である。
鉄系無機質粉体とは、酸化鉄(fi”eO)、三酸化二
鉄(Fe2O3)、四三酸化鉄(Fe304)、水酸化
鉄(Fe(OR) 4]、0)、オキシ水酸化鉄()]
I!e02 ・nH2O)を主体とし、一部にシリカ、
アルミナ等の不純物を含む高比重無機質粉体を一般に言
う。かかる粉体として、各種非鉄金属精練の際に、副生
する鉄系粉体、鉄鉱石粉体、副生フェライトがある。精
練副生鉄系粉体としては、例えば銅精錬時の副生鉄系粉
体、錫精練時の副生鉄系粉体、アルミニウム精練時の副
生三酸化二鉄粉体、を例示することができる。鉄鉱石粉
体としては、例えば磁鉄鉱粉体(FeO、Fe2O3)
、赤鉄鉱粉体(Ii’e203 )、磁鉄鉱粉体(Fe
 (OL()n−nl(20、)■F eO2・nH2
O) f例示すルコとができる。鉄分の含有量は40重
量%以上が望ましい。鉄分の含有量の割合が低下すると
、粉体の真比重も小さくなり、シート状物の高比重化が
図れず、本目的のシート状物は得られにくくなる。
上記の具体的鉄系粉体はその条件を満たし、かつ大L1
に採取されていたり、また副生物として得られており、
安価であり、最適の粉体のひとつである。鉄は安定な酸
化物の形で含有されているので、耐久性も良好である。
鉄系無機質粉体は本発明のシート状物の構成主体であり
、40重M%から94重量%の割合を占めている。
更に遮音性、制振性を増大させるために、鱗片状粉粒体
であるマイカを併用する必要がある。しかしマイカを多
量に添加しすぎると、シートの高比重化が損われ、かつ
コストアップと4「るので含有量は35重量%以下が好
ましい。
次にシート状物の組成について述べる。凝結剤としての
エチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョン樹脂は固
形分(純分)でシート状物の6〜30重量%が望ましい
。その含有量が6%より少なすぎる時には、凝結剤とし
ての樹脂が不足し、粉体粒子間の凝結効果が不十分であ
り、シートの強度物性が低下する。更にシー)・製造時
のスラリーの流動性、成形性も不良となり、シート製造
が困雉となる。その含有量が30%より多すぎろ時には
、有機分の割合が増加し、防火性も低下する。
加えてシートの高比重化が果たせず、制振性、遮音性に
効果が薄れる。効率よく高比重シートを製造するには、
含水混合物中の細かい気泡全脱泡した後、成形乾燥する
のがよい。脱泡するには、消泡剤の添加撹拌によるか、
容器の減圧下の撹拌が効果的な方法である。
シートの強度向上のためには、繊維質を一部添加するこ
ともある。繊維′Uの含有量は0.3〜1ON量%がそ
の適量である。その含有量が多すぎろ時、シート製造時
のスラリーの流動性が不良となる。含水混合物の粘度調
節剤として、起泡剤として、樹脂の架橋剤として、水溶
性高分子体を添加することがある。水溶性高分子体の含
有量はo、i〜5重量%がその適量である。含有量が5
重量%より多すぎる時、含水混合物スラリーの粘度が増
大しすぎ不適となる。檜維状物質としては、無機系と有
機系とに分けることができる。無機系としてはガラス繊
維、炭素繊維、セラミック繊維が用いられる。有機系と
してはビニロン、ナイロン、ポリエステル、塩化ビニル
、塩化ビニリデン、アクリル、レーヨンの短繊維が用い
られる。繊維質の役割はシート強度を増大し、取り扱い
性、加工性全向上することにある。
水溶性高分子体は高比重無機質粉体の凝結作用の補助的
役割を担う他、製造−トの作業性、加工性を向上させる
効果がある。即ち、水溶性高分子体を添加することによ
り製造時の含水混合物スラリーに適度の粘性を与え、流
延加工性を持たせることが可能となる。更にそのスラリ
ー中の粉体の沈降及び凝集全防止]7、経時的変化を少
なくし、乾燥まで構造を安定化させ、均質なシートを得
られ易くする効果がある。又三次元架橋型の反応性を持
ち、樹脂の凝結作用をより強固にする効果を有するもの
もある。かかる水溶性高分子体としてはポリビニルアル
コール、カルボキシメチルセルローズ、カゼイン、ニカ
ワ、澱粉、エポキシ化ポリアミドポリアミン樹脂、ポリ
エチレンイミン、カイバモイル化デンプン、ジアルデヒ
ドデンプン等がある。
本発明におけろシート状物の好適厚さは0.5〜10叫
であり、見掛は比重は1.2〜3.5である。
上記シート状物3には木質系床材4が貼着される。本発
明において、木質系床材を制振性を台するシート状物の
全面に貼合せて、該シート状物と床材を複合一体化させ
ることが極めて重要である。
木質系床材とシート状物を一体化させていない場合には
優れた制振性を有するシート状物を用いても制振効果は
得られない。かかる木質系床材としては、いわゆるプレ
フィニッシュド・パッケージ・フロア−と呼(ずれる厚
さ6〜8咽の寄木床材、厚さ6〜12叫の天然木化粧床
材、あるいは厚さ3.2〜15咽のコルクタイル床材な
どが用いられる。
木質系床材と12で寄木床材やコルクタイル床材を用い
る場合、該床材は剛性が不充分なため、直接シート状物
の表面に床材を貼着すると床の剛性に問題を生じる。そ
のため、かかる床材を用いる場合には床剛性を高めるた
めにシート状物の上面に、曲げ強度が均一で、かつ安価
なラワン合板、パーティクルボード等の板状体を貼着し
、さらに該板状体の−F面に床材が貼着される。この場
合シー l−状物の−L面に貼着された板状体に、さら
にシート状物を配設し、該シート状物に床材を貼着して
もよい。
木質系床材として天然化粧合板を用いる場合には、これ
らの床材はそれ自身床材としての充分な剛性分有してい
るため、剛性の不充分な寄木床材やコルクタイル床材の
場合のようにラワン合板のような板状体を介在させるこ
となく直接シート状物の上面に貼着することができる。
次に本発明の防振・防音性を有する床構造の施工方法に
ついて説明する。まずコンクリート床1に防振性を有す
るシート状弾性体2を敷きつめる。
この場合シート状弾性体を樹脂系接着剤でコンクリート
床上に数ケ所接着固定すると施工が容易である。なおコ
ンクリート床面ば平滑にしてレベルが出ていることが好
ましい。次にコンクリート床上に配設したシート状弾性
体2の上部に制振性を有するシート状物3全敷きつめる
。この場合もシート状物全シート状弾性体に数ケ所接着
固定すると施工が容易となる。コンクリ−1・床に防振
性金石するシート状弾性体と制振性を有するシート状物
全型ね合せた後、シート状物の全面に樹脂系接着剤全塗
布し、このシート状物の上面に天然木化粧合板床材など
の木質系床材4を接着固定する。
木質系床材と(7て寄木床材またはコルクタイル床材全
便用する場合には、上記制振性分有するシート状物の上
面に樹脂系接着剤を塗布し、ラワン合板などの剛性をイ
イする板状体を貼合せ、しかる後に該板状体の全面に樹
脂系接着剤を塗布し、その上に寄木床材を配設する。
実施例1 厚さ150ZIImのコンクリ−1・基盤上に、上体繊
維としてポリエステル繊維12 (I X 51 rr
rtn、接着t’J[維としてポリエチレンテレフタレ
ートi Mfll’を芯とし融点130℃の変性ポリエ
ステルを鞘とするポリエステル系海島繊in(70/3
0 )4dX5]      a!Ta ff 50 
/ 50の割合で泥綿[7た日刊5 (l Oy/nl
のウェブを150℃×1分の熱風処理全行ない、冷却ロ
ーラーでプレスしなから冷却させて得た厚ざ9Mn、静
的ヤング率o、 a s kg/ri、静的バネ定数1
4、6 kgAmのシート状弾性体を2枚配設した。さ
らに該シート状弾性体の上部にエチレン−酢酸ビニル系
共重合体エマルジョン(■クラレ製パンフレックスOM
エマルジョンB1エチレン17重量%、酢酸ビニル83
重量%の共重合組成、ガラス転移点O℃、固形分56%
) 12.5部、鉄精鉱粉体(三井金属工業■製、鉄分
含有率55%、含水率10%) 72.2部、スジライ
トマイカ粉体4゜−Z K (カナダ、マリエッタ社製
)8部、水酸化アルミニウム粉体(住人化学■製、ハイ
シライト(〕 31)20部、水17.4部、pI(調
節剤として炭酸ソーダ0.15部を適当な大きさの撹拌
器に入れ撹拌混合する。混合後スラリー比重を2.0に
調節して離形性のよいテフロンコートのシート基材上に
3.5Trgnのクリアランスにて流延し、80°Cで
180分間乾燥して得た厚さ3.3 rtrm、振動リ
ード法による振動損失係数0.35のシート状物を2枚
配設した。上記防振性を有するシート状弾性体と制振性
分有するシート状物に厚さ2.5蔵のラワン合板を樹脂
系接着剤で貼り合せた後、厚さ8 mmの寄木床材〔北
海道バーケラト工業(I′A→製、商品名:HPブレパ
ーク〕を樹脂系接着剤で貼合1−、た。
上記試験片をJIS A、 141.8に定める「建築
物の現場における床衝撃音レベルの測定方法」に窄拠l
〜で測定した結果を第2図に示す。このグラフよりこの
床構造の遮音等級は重量衝撃源に対しL−55、軽量衝
撃源に対しL−50であり、この値はJISの防音床の
等級としては集合住宅の場合の2級に相当する。
実施例2 実施例1と同様なコンクIJ −ト基盤上に、実施例1
と同様なシート状弾性体を配設置7、さらに該シート状
弾性体の上面にエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマル
ジョン(■クラレ製パンフレックスOMエマルジョンA
、エチレン20 市(ij%、酢酸ビニル、74重量%
、アクリル酸類6重句%の共重合組成物(ガラス転移点
−10°C1固形分50%)20部、鉄精鉱粉体(三井
金属工業(I米製、鉄分含有率55%、含水率10%)
 91.1部、スジライトマイカ粉体6O−H(カナダ
、マリエッタ社製)8部、水10部、pH調節剤として
炭酸ソーダ0.15部を適当な大きさの撹拌器に入れ撹
拌混合後、スラリー比重を20に調節して、離形性のよ
いテフロンコートのシート基村上VC3,8ranのク
リアランスにて流延し、それとポリエステル不織布(目
付16 g/lrt )全複合し80℃で180分乾燥
して得た厚さ3.5隔、振動リード法による振動損失係
数0.23のシート状物を配設した。次に上記シート状
物の上面に実施例1と同様ラワン合板と寄木床材を貼合
せた。
上記試験片を実施例1と同様な方法で床衝撃音のレベル
を測定した結果を表−1に示す。
表−1 (効  果) 以上のように本発明の床構造はコンクリート床と木質系
床材との間に防振性を何するシート状弾性体と制振性を
有するシート状物全配設しているので実施例に示すよう
に優れた防音・防振効果を奏し、特に第2図のグラフに
示すように低周波数域での遮音性が著しく向上した。ま
た、集合住宅、戸建住宅等の新設、改築のいかん全問わ
ず簡便かつ迅速に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の防音・防振性を有する床構造の縦断面
図であり、第2図は本発明の床構造の床衝撃音遮断性能
を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コンクリート床面に、シート状弾性体と、共重合比が5
    5重量%から92重量%の酢酸ビニルを含むエチレン−
    酢酸ビニル系共重合体を6〜30重量%、成分分析値で
    鉄分含有率40重量%以上の鉄分を含む鉄系無機質粉体
    を40〜94重量%及びマイカ粉粒体を35重量%以下
    含有するシート状物を重ね合せて配設するとともに、該
    シート状物の上面に木質系床材を貼合したことを特徴と
    する防振・防音性を有する床構造。
JP18236485A 1985-08-19 1985-08-19 防振・防音性を有する床構造 Pending JPS6241862A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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