JPS6241189Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6241189Y2 JPS6241189Y2 JP13079682U JP13079682U JPS6241189Y2 JP S6241189 Y2 JPS6241189 Y2 JP S6241189Y2 JP 13079682 U JP13079682 U JP 13079682U JP 13079682 U JP13079682 U JP 13079682U JP S6241189 Y2 JPS6241189 Y2 JP S6241189Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- seal member
- lid
- seal
- swash plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 8
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 4
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アーク炉などの冶金炉の炉蓋シール
装置に関するものである。
装置に関するものである。
たとえば、従来のアーク炉においては、炉蓋と
炉体との間に隙間が生じたままの状態で操業をし
ていたので、炉内の熱がその隙間を通つて外部に
漏れていた。また操業中の或る時期には逆に外部
の冷い空気が炉内に侵入し、炉内温度を低下させ
ていた。しかも、炉蓋から吸引する直接吸引方式
の集じん機容量は炉内に侵入する空気量によつて
決められているので、前述の隙間が大きい程、こ
の容量が大きくなつていた。また隙間があると、
炉内からの火炎がその隙間から外部に漏れて作業
環境が高温となつていた。
炉体との間に隙間が生じたままの状態で操業をし
ていたので、炉内の熱がその隙間を通つて外部に
漏れていた。また操業中の或る時期には逆に外部
の冷い空気が炉内に侵入し、炉内温度を低下させ
ていた。しかも、炉蓋から吸引する直接吸引方式
の集じん機容量は炉内に侵入する空気量によつて
決められているので、前述の隙間が大きい程、こ
の容量が大きくなつていた。また隙間があると、
炉内からの火炎がその隙間から外部に漏れて作業
環境が高温となつていた。
本考案は、冶金炉の炉蓋と炉体との間に隙間が
生じていても、炉内と炉外とが遮断されていて、
熱損失がなく、かつ、炉内雰囲気を常に還元性に
保つことができ、しかも、集じん機容量を大きく
する必要がなく、また作業環境を悪化することが
ない炉蓋シール装置を提供することを目的とする
ものである。
生じていても、炉内と炉外とが遮断されていて、
熱損失がなく、かつ、炉内雰囲気を常に還元性に
保つことができ、しかも、集じん機容量を大きく
する必要がなく、また作業環境を悪化することが
ない炉蓋シール装置を提供することを目的とする
ものである。
このため、本考案の構成は、冶金炉の炉殻板の
上部付近全周にわたつて設けられて外方に斜行し
た炉体斜板と、炉蓋の外周面に接して該炉蓋の外
周に沿つて上下に摺動可能に設けられたシールパ
ツキンからなる上部シール部材と、上端を前記上
部シール部材に連結しているとともに下端に前記
炉体斜板の上面に接するシールリングを有する短
円筒状の下部シール部材と、前記炉蓋に取付けら
れて該上部シール部材および下部シール部材を一
体的にして上下動させるとともに前記下部シール
部材のシールリングを該炉体斜板との接触によつ
て該冶金炉内外をシールさせる昇降装置とを備え
ていることを特徴としている。
上部付近全周にわたつて設けられて外方に斜行し
た炉体斜板と、炉蓋の外周面に接して該炉蓋の外
周に沿つて上下に摺動可能に設けられたシールパ
ツキンからなる上部シール部材と、上端を前記上
部シール部材に連結しているとともに下端に前記
炉体斜板の上面に接するシールリングを有する短
円筒状の下部シール部材と、前記炉蓋に取付けら
れて該上部シール部材および下部シール部材を一
体的にして上下動させるとともに前記下部シール
部材のシールリングを該炉体斜板との接触によつ
て該冶金炉内外をシールさせる昇降装置とを備え
ていることを特徴としている。
以下、本考案の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
図において、1はアーク炉炉体、2は炉殻板、
3は炉蓋である。4は下方に斜行した炉体斜板
で、炉殻板2の上部付近全周にわたつて溶接され
ている。5は補強用のリブで、炉殻板2の外周の
数か所に設けられ、炉殻板2と炉体斜板4に溶接
されている。6はカバーで、炉蓋3の外周にわた
つて設けられ、炉蓋3に溶接されている。7はエ
アーシリンダ、8は前記炉蓋3に溶接されて該シ
リンダ7を支持している固定ブラケツト、9は該
シリンダ7のピストンロツドに延長状に設けられ
て前記カバー6の上面壁を緩貫通している連結ロ
ツド、10は該ロツド9に溶接された短円筒状の
シール鋼板、11は該シール鋼板10の下端に溶
接されて前記炉体斜板4の上面に接する円環状の
シールリングである。12は前記炉蓋3の外周に
沿つて上下に摺動可能に設けられた耐熱性のシー
ルパツキンで、連結ロツド9とシール鋼板10の
溶接部付近に位置して前記両者9と10に気密的
に固定されている。すなわち、シールパツキン1
2が上部シール部材であり、シール鋼板10とシ
ールリング11とで下部シール部材を構成し、エ
アーシリンダ7と固定ブラケツト8と連結ロツド
9とで昇降装置を構成している。
3は炉蓋である。4は下方に斜行した炉体斜板
で、炉殻板2の上部付近全周にわたつて溶接され
ている。5は補強用のリブで、炉殻板2の外周の
数か所に設けられ、炉殻板2と炉体斜板4に溶接
されている。6はカバーで、炉蓋3の外周にわた
つて設けられ、炉蓋3に溶接されている。7はエ
アーシリンダ、8は前記炉蓋3に溶接されて該シ
リンダ7を支持している固定ブラケツト、9は該
シリンダ7のピストンロツドに延長状に設けられ
て前記カバー6の上面壁を緩貫通している連結ロ
ツド、10は該ロツド9に溶接された短円筒状の
シール鋼板、11は該シール鋼板10の下端に溶
接されて前記炉体斜板4の上面に接する円環状の
シールリングである。12は前記炉蓋3の外周に
沿つて上下に摺動可能に設けられた耐熱性のシー
ルパツキンで、連結ロツド9とシール鋼板10の
溶接部付近に位置して前記両者9と10に気密的
に固定されている。すなわち、シールパツキン1
2が上部シール部材であり、シール鋼板10とシ
ールリング11とで下部シール部材を構成し、エ
アーシリンダ7と固定ブラケツト8と連結ロツド
9とで昇降装置を構成している。
なお平面図は省略したが、前記エアーシリンダ
7と固定ブラケツト8と連結ロツド9とからなる
昇降装置は、平面図でいえば、炉蓋3の中心角が
90度の位置に合計4か所に設けられている。
7と固定ブラケツト8と連結ロツド9とからなる
昇降装置は、平面図でいえば、炉蓋3の中心角が
90度の位置に合計4か所に設けられている。
図示のように構成された炉蓋シール装置におい
ては、エアーシリンダ7のピストン(図示せず)
を下降させると、カバー6にガイドされながら、
連結ロツド9とシール鋼板10とシールリング1
1とシールパツキン12が一体物のようになつて
下降し、逆に、エアーシリンダ7のピストンを上
昇させると、それらは一体物のようになつて上昇
する。したがつて、エアーシリンダ7のピストン
を下降させて、シールリング11を炉体斜板4の
上面に圧接させると、ちようど図示のようにな
り、炉体1と炉蓋3の間に隙間があつても、炉蓋
3の一部と炉体斜板4の一部およびシールリング
11とシール鋼板10とシールパツキン12によ
つて、炉内が閉空間となるので、炉内は外気から
遮断される。
ては、エアーシリンダ7のピストン(図示せず)
を下降させると、カバー6にガイドされながら、
連結ロツド9とシール鋼板10とシールリング1
1とシールパツキン12が一体物のようになつて
下降し、逆に、エアーシリンダ7のピストンを上
昇させると、それらは一体物のようになつて上昇
する。したがつて、エアーシリンダ7のピストン
を下降させて、シールリング11を炉体斜板4の
上面に圧接させると、ちようど図示のようにな
り、炉体1と炉蓋3の間に隙間があつても、炉蓋
3の一部と炉体斜板4の一部およびシールリング
11とシール鋼板10とシールパツキン12によ
つて、炉内が閉空間となるので、炉内は外気から
遮断される。
このように、本考案は、冶金炉の炉殻板の上部
付近全周にわたつて外方に斜行した炉体斜板を設
け、かつ、シールパツキンからなる上部シール部
材を炉蓋の外周面に接して該炉蓋の外周に沿つて
上下に摺動可能に設け、しかも、上端を前記上部
シール部材に連結するとともに下端に前記炉体斜
板の上面に接するシールリングを有する短円筒状
の下部シール部材を設け、これら上部シール部材
および下部シール部材を該炉蓋に設置された昇降
装置によつて一体的に上下動させ、前記炉体斜板
と下部シール部材のシールリングとの接触によつ
て該冶金炉内外をシールするようにしたので、こ
れにより、炉蓋と炉体上部間の通気を遮断するこ
とができ、したがつて、熱損失が著しく低減され
て省エネルギー対策にマツチし、かつ、炉内雰囲
気が常に還元性となつて良質鋼が得られ、しか
も、集じん機容量なども小さくなつて設備費が低
減され、また作業環境も著しく改善されるなど、
本考案の奏する効果がきわめて大きい。
付近全周にわたつて外方に斜行した炉体斜板を設
け、かつ、シールパツキンからなる上部シール部
材を炉蓋の外周面に接して該炉蓋の外周に沿つて
上下に摺動可能に設け、しかも、上端を前記上部
シール部材に連結するとともに下端に前記炉体斜
板の上面に接するシールリングを有する短円筒状
の下部シール部材を設け、これら上部シール部材
および下部シール部材を該炉蓋に設置された昇降
装置によつて一体的に上下動させ、前記炉体斜板
と下部シール部材のシールリングとの接触によつ
て該冶金炉内外をシールするようにしたので、こ
れにより、炉蓋と炉体上部間の通気を遮断するこ
とができ、したがつて、熱損失が著しく低減され
て省エネルギー対策にマツチし、かつ、炉内雰囲
気が常に還元性となつて良質鋼が得られ、しか
も、集じん機容量なども小さくなつて設備費が低
減され、また作業環境も著しく改善されるなど、
本考案の奏する効果がきわめて大きい。
図は本考案の一実施例を示した一部切欠正面断
面図である。 1……アーク炉炉体、2……炉殻板、3……炉
蓋、4……炉体斜板、7……エアーシリンダ、1
0……シール鋼板、11……シールリング、12
……シールパツキン。
面図である。 1……アーク炉炉体、2……炉殻板、3……炉
蓋、4……炉体斜板、7……エアーシリンダ、1
0……シール鋼板、11……シールリング、12
……シールパツキン。
Claims (1)
- 冶金炉の炉殻板の上部付近全周にわたつて設け
られて外方に斜行した炉体斜板と、炉蓋の外周面
に接して該炉蓋の外周に沿つて上下に摺動可能に
設けられたシールパツキンからなる上部シール部
材と、上端を前記上部シール部材に連結している
とともに下端に前記炉体斜板の上面に接するシー
ルリングを有する短円筒状の下部シール部材と、
前記炉蓋に取付けられて該上部シール部材および
下部シール部材を一体的にして上下動させるとと
もに前記下部シール部材のシールリングを該炉体
斜板との接触によつて該冶金炉内外をシールさせ
る昇降装置とを備えていることを特徴とする、冶
金炉の炉蓋シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13079682U JPS5936498U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 冶金炉の炉蓋シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13079682U JPS5936498U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 冶金炉の炉蓋シ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5936498U JPS5936498U (ja) | 1984-03-07 |
JPS6241189Y2 true JPS6241189Y2 (ja) | 1987-10-21 |
Family
ID=30295922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13079682U Granted JPS5936498U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 冶金炉の炉蓋シ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936498U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7330688B2 (ja) * | 2018-11-22 | 2023-08-22 | トピー工業株式会社 | 電気炉 |
-
1982
- 1982-08-31 JP JP13079682U patent/JPS5936498U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5936498U (ja) | 1984-03-07 |
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