JPH0112795Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0112795Y2 JPH0112795Y2 JP69283U JP69283U JPH0112795Y2 JP H0112795 Y2 JPH0112795 Y2 JP H0112795Y2 JP 69283 U JP69283 U JP 69283U JP 69283 U JP69283 U JP 69283U JP H0112795 Y2 JPH0112795 Y2 JP H0112795Y2
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- JP
- Japan
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- electrode
- furnace
- recess
- water
- insertion hole
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Discharge Heating (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は製鋼用アーク炉にかゝり、特に電極周
囲シール装置に関する。
囲シール装置に関する。
製鋼用アーク炉において、炉蓋の天井部を貫通
して挿入される電極は、炉の操業中上下動するた
め、電極と天井部の電極挿通孔との間には通常20
〜30ｍ／ｍ程度の隙間が設けられている。そのた
め、炉の操業時には、炉内の1200〜1300℃の高温
ガスや火焔が前記隙間から外部に噴出し、また集
塵機による吸引力が強い時期には上記隙間から外
気を吸い込み、炉内温度の低下、および炉内雰囲
気の酸化の問題をもたらし、高級鋼の製造に弊害
を及ぼすことになる。さらに電極を炉蓋上で継ぎ
足す必要があるが、前述のように電極と電極挿通
孔との隙間から高温ガスや火焔が噴出しているた
め電極の継ぎ足し作業はきわめて危険な状況下に
おいて行なわねばならないなどの欠点があつた。
して挿入される電極は、炉の操業中上下動するた
め、電極と天井部の電極挿通孔との間には通常20
〜30ｍ／ｍ程度の隙間が設けられている。そのた
め、炉の操業時には、炉内の1200〜1300℃の高温
ガスや火焔が前記隙間から外部に噴出し、また集
塵機による吸引力が強い時期には上記隙間から外
気を吸い込み、炉内温度の低下、および炉内雰囲
気の酸化の問題をもたらし、高級鋼の製造に弊害
を及ぼすことになる。さらに電極を炉蓋上で継ぎ
足す必要があるが、前述のように電極と電極挿通
孔との隙間から高温ガスや火焔が噴出しているた
め電極の継ぎ足し作業はきわめて危険な状況下に
おいて行なわねばならないなどの欠点があつた。
本考案は上記従来の欠点に着目し、電極と炉蓋
の電極挿通孔との隙間を閉塞するシール装置を提
供することを目的としてなされたもので、このシ
ール装置は、電極をとりまくよう環状に形成され
内周面周方向に少くとも１つの凹部を形成した水
冷ジヤケツトを炉蓋の天井部に固設し、前記凹部
内には耐熱性および絶縁性を有する物質から半径
方向に複数に分割したシール材を嵌合保持させ、
この凹部の内底部とシール材の背部との間に該シ
ール材の内周面を電極の外周面に密接させるスプ
リングを内蔵してなり、前記シール材により電極
と電極挿通孔内周面との隙間を閉塞するとともに
電極の損耗に追従して前記スプリングによりシー
ル材を電極に追従変位させ、前記閉塞状態を維持
するようにしたことを特徴とするものである。
の電極挿通孔との隙間を閉塞するシール装置を提
供することを目的としてなされたもので、このシ
ール装置は、電極をとりまくよう環状に形成され
内周面周方向に少くとも１つの凹部を形成した水
冷ジヤケツトを炉蓋の天井部に固設し、前記凹部
内には耐熱性および絶縁性を有する物質から半径
方向に複数に分割したシール材を嵌合保持させ、
この凹部の内底部とシール材の背部との間に該シ
ール材の内周面を電極の外周面に密接させるスプ
リングを内蔵してなり、前記シール材により電極
と電極挿通孔内周面との隙間を閉塞するとともに
電極の損耗に追従して前記スプリングによりシー
ル材を電極に追従変位させ、前記閉塞状態を維持
するようにしたことを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を添付図面を参照して説明
する。
する。
第１図は本考案を適用する製鋼用炉の概要を例
示するもので、アーク炉本体１の炉蓋２の天井部
３に、人造黒鉛質または水冷式の電極４が挿通さ
れ、この電極４はアーク炉本体１の側方にある昇
降マスト５に水平方向に支持された電極支持アー
ム６の先端の電極ホルダ７に支持されている。
示するもので、アーク炉本体１の炉蓋２の天井部
３に、人造黒鉛質または水冷式の電極４が挿通さ
れ、この電極４はアーク炉本体１の側方にある昇
降マスト５に水平方向に支持された電極支持アー
ム６の先端の電極ホルダ７に支持されている。
上記炉蓋２の天井部３に上下に貫通して設けら
れている電極挿通孔８の部分に本考案によるシー
ル装置９が設置される。
れている電極挿通孔８の部分に本考案によるシー
ル装置９が設置される。
このシール装置９は、第２図に具体的一実施例
を断面図として示すように、レンガまたは不定形
耐火物により形成される炉蓋２の天井部３に上下
に貫通する電極挿通孔８があり、この電極挿通孔
８の周縁部上面に、内部に通水可能とされた環状
の水冷ジヤケツト１０が電極４の外周面に対しわ
ずかの間隙をおいて固設されている。
を断面図として示すように、レンガまたは不定形
耐火物により形成される炉蓋２の天井部３に上下
に貫通する電極挿通孔８があり、この電極挿通孔
８の周縁部上面に、内部に通水可能とされた環状
の水冷ジヤケツト１０が電極４の外周面に対しわ
ずかの間隙をおいて固設されている。
この水冷ジヤケツト１０は、内周面周方向に凹
部１１，１１が形成されており、外面には冷却水
入口１２および冷却水出口１３がそれぞれ設けら
れ、これら入口および出口には図示しないが給水
管および排水管が接続される。
部１１，１１が形成されており、外面には冷却水
入口１２および冷却水出口１３がそれぞれ設けら
れ、これら入口および出口には図示しないが給水
管および排水管が接続される。
前記水冷ジヤケツト１０の凹部１１，１１内に
は、耐熱性および絶縁性のある物質からなる三層
構造のシール材１４，１４がそれぞれ半径方向に
複数に分割されて嵌合され、その内周面は電極４
の外周面に密接され、電極４の外周面と電極挿通
孔８の内周面との間の隙間１５を閉塞している。
は、耐熱性および絶縁性のある物質からなる三層
構造のシール材１４，１４がそれぞれ半径方向に
複数に分割されて嵌合され、その内周面は電極４
の外周面に密接され、電極４の外周面と電極挿通
孔８の内周面との間の隙間１５を閉塞している。
前記水冷ジヤケツト１０の凹部１１，１１の内
底面とシール材１４，１４の背面との間には圧縮
スプリング１６，１６が内蔵されており、シール
材１４，１４を電極４の外周面に向け加圧してい
る。この加圧作用を良好にするために前記シール
材１４，１４は半径方向に複数に分割し、しかも
各層の分割位置を上下でずらしておくようにする
ことが望ましい。そして、電極４を装着する場合
には、分割されたシール材１４をスプリング１６
に抗して水冷ジヤケツト１０の凹部１１に押し込
んだ状態としながら電極１４を挿入するようにす
れば良い。なお、水冷ジヤケツト１０の内周面に
設けられる凹部１１，１１は、図における上下２
段乃至はそれ以上設ければ、例えば連続操業時に
下段のシール材１４が焼損しても上段のシール材
１４によりシール作用を持続させることができる
ので有効であるが、その設置は適宜選択されてよ
い。
底面とシール材１４，１４の背面との間には圧縮
スプリング１６，１６が内蔵されており、シール
材１４，１４を電極４の外周面に向け加圧してい
る。この加圧作用を良好にするために前記シール
材１４，１４は半径方向に複数に分割し、しかも
各層の分割位置を上下でずらしておくようにする
ことが望ましい。そして、電極４を装着する場合
には、分割されたシール材１４をスプリング１６
に抗して水冷ジヤケツト１０の凹部１１に押し込
んだ状態としながら電極１４を挿入するようにす
れば良い。なお、水冷ジヤケツト１０の内周面に
設けられる凹部１１，１１は、図における上下２
段乃至はそれ以上設ければ、例えば連続操業時に
下段のシール材１４が焼損しても上段のシール材
１４によりシール作用を持続させることができる
ので有効であるが、その設置は適宜選択されてよ
い。
本考案は上記の構成であるから、電極４と電極
挿通孔８との隙間１５は、炉蓋２の天井部３上に
設置される水冷ジヤケツト１０の内周面に形成さ
れた凹部１１内に嵌合するシール材１４により封
止されるので、炉内の高温ガスが電極挿通孔８の
内周面と電極４の外周面との間の隙間を通じて噴
出することが防止される。
挿通孔８との隙間１５は、炉蓋２の天井部３上に
設置される水冷ジヤケツト１０の内周面に形成さ
れた凹部１１内に嵌合するシール材１４により封
止されるので、炉内の高温ガスが電極挿通孔８の
内周面と電極４の外周面との間の隙間を通じて噴
出することが防止される。
またシール材１４は、水冷ジヤケツト１０の凹
部１１内に嵌合保持されているので、該水冷ジヤ
ケツト１０内を流れる冷却水により常に冷却作用
を受け、そのためシール材１４の焼損が防止され
る。
部１１内に嵌合保持されているので、該水冷ジヤ
ケツト１０内を流れる冷却水により常に冷却作用
を受け、そのためシール材１４の焼損が防止され
る。
さらに、電極４は操業を継続する間に次第に細
くなるが、シール材１４がスプリング１６，１６
の作用により電極４の細まりに追従して常に密着
するので、前記隙間が拡大することがなく、常に
封止状態を保つことができる。
くなるが、シール材１４がスプリング１６，１６
の作用により電極４の細まりに追従して常に密着
するので、前記隙間が拡大することがなく、常に
封止状態を保つことができる。
以上説明したように本考案は、炉蓋の電極挿通
孔の周縁上面部に、電極をとりまくよう環状に形
成され内周面周方向に少くとも１つの凹部を有す
る水冷ジヤケツトを固設し、この水冷ジヤケツト
の前記凹部内には、耐熱性および絶縁性を有する
物質からなる半径方向に複数に分割したシール材
を嵌合保持させ、この凹部の内底部とシール材の
背部との間に該シール材の内周面を電極の外周面
に密接させるスプリングを内蔵し、前記シール材
により電極挿通孔の内周面と電極の外周面との間
の隙間を閉塞するとともに電極の損耗に追従して
前記スプリングによりシール材を電極に追従変位
させ、前記閉塞状態を維持するようにしたので、
炉内から高温ガスの噴出を電極の太さが変化して
も常に防止することができ、したがつて熱エネル
ギー損失を有効に防止し、原料の迅速溶解に大き
く寄与すると同時に電力原単位の低減を図ること
ができる。また炉外からの外気の吸い込みも同時
に防止されるので、炉内を還元性雰囲気に保つこ
とができ、さらに炉蓋上における電極継ぎ足し作
業も安全に行なうことができるなどの種々の実用
的効果がある。
孔の周縁上面部に、電極をとりまくよう環状に形
成され内周面周方向に少くとも１つの凹部を有す
る水冷ジヤケツトを固設し、この水冷ジヤケツト
の前記凹部内には、耐熱性および絶縁性を有する
物質からなる半径方向に複数に分割したシール材
を嵌合保持させ、この凹部の内底部とシール材の
背部との間に該シール材の内周面を電極の外周面
に密接させるスプリングを内蔵し、前記シール材
により電極挿通孔の内周面と電極の外周面との間
の隙間を閉塞するとともに電極の損耗に追従して
前記スプリングによりシール材を電極に追従変位
させ、前記閉塞状態を維持するようにしたので、
炉内から高温ガスの噴出を電極の太さが変化して
も常に防止することができ、したがつて熱エネル
ギー損失を有効に防止し、原料の迅速溶解に大き
く寄与すると同時に電力原単位の低減を図ること
ができる。また炉外からの外気の吸い込みも同時
に防止されるので、炉内を還元性雰囲気に保つこ
とができ、さらに炉蓋上における電極継ぎ足し作
業も安全に行なうことができるなどの種々の実用
的効果がある。
第１図は本考案を適用する製鋼用炉の概要を示
す説明図、第２図は本考案の一実施例を示す縦断
面図である。 １…アーク炉本体、２…炉蓋、３…天井部、４
…電極、８…電極挿通孔、９…シール装置、１０
…水冷ジヤケツト、１１…凹部、１４…シール
材、１５…隙間、１６…スプリング。
す説明図、第２図は本考案の一実施例を示す縦断
面図である。 １…アーク炉本体、２…炉蓋、３…天井部、４
…電極、８…電極挿通孔、９…シール装置、１０
…水冷ジヤケツト、１１…凹部、１４…シール
材、１５…隙間、１６…スプリング。
Claims (1)
- 炉蓋の天井部に開口された電極挿通孔に電極を
挿通し、この電極による放電アークにより原料を
溶解する製鋼用炉において、前記炉蓋の電極挿通
孔の周縁上面部に、電極をとりまくよう環状に形
成され内周面周方向に少くとも１つの凹部を有す
る水冷ジヤケツトを固設し、この水冷ジヤケツト
の前記凹部内には、耐熱性および絶縁性を有する
物質からなる半径方向に複数に分割したシール材
を嵌合保持させ、この凹部の内底部とシール材の
背部との間に該シール材の内周面を電極の外周面
に密接させるスプリングを内蔵したことを特徴と
する製鋼用炉の電極周囲シール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP69283U JPS59108185U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 製鋼用炉の電極周囲シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP69283U JPS59108185U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 製鋼用炉の電極周囲シ−ル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59108185U JPS59108185U (ja) | 1984-07-20 |
| JPH0112795Y2 true JPH0112795Y2 (ja) | 1989-04-13 |
Family
ID=30132439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP69283U Granted JPS59108185U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 製鋼用炉の電極周囲シ−ル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59108185U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4759032A (en) * | 1987-06-03 | 1988-07-19 | Monsanto Company | Electrode seal assembly |
-
1983
- 1983-01-07 JP JP69283U patent/JPS59108185U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59108185U (ja) | 1984-07-20 |
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