JPS6032098Y2 - 転炉トラニオン軸内酸素流路保護装置 - Google Patents
転炉トラニオン軸内酸素流路保護装置Info
- Publication number
- JPS6032098Y2 JPS6032098Y2 JP651281U JP651281U JPS6032098Y2 JP S6032098 Y2 JPS6032098 Y2 JP S6032098Y2 JP 651281 U JP651281 U JP 651281U JP 651281 U JP651281 U JP 651281U JP S6032098 Y2 JPS6032098 Y2 JP S6032098Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trunnion shaft
- oxygen
- converter
- flow path
- protection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は転炉の炉底あるいは炉底下部壁に設けた酸素
羽目に酸素を供給する通路をトラニオン軸に設けている
転炉のトラニオン軸内の酸素流路保護装置に関するもの
である。
羽目に酸素を供給する通路をトラニオン軸に設けている
転炉のトラニオン軸内の酸素流路保護装置に関するもの
である。
転炉においては操業回数が増してくるとそのライニング
耐火物が損耗されてくることは良く知られていることで
あるが、特にライニング寿命末期においてはレンガの厚
さが極めて薄くなるため、鉄皮温度が高温となり、レン
ガの異常に損耗された部分の鉄皮は700〜800℃以
上に達し極端な場合は、鉄皮を溶かし溶鋼が炉外に流出
する事故が起きる場合がある。
耐火物が損耗されてくることは良く知られていることで
あるが、特にライニング寿命末期においてはレンガの厚
さが極めて薄くなるため、鉄皮温度が高温となり、レン
ガの異常に損耗された部分の鉄皮は700〜800℃以
上に達し極端な場合は、鉄皮を溶かし溶鋼が炉外に流出
する事故が起きる場合がある。
特にトラニオンリンノ゛の軸取付部の内周鉄皮部は炉体
の傾動角のいかんにかかわらず常にスラグ(レンガに対
する浸蝕性が高い)が接触している部分があり、又この
部分は耐火物の吹付補修のしにくい場所でもあるため溶
鋼の流出事故が起る可能性が高い一方トラニオン軸内に
酸素流路を設けた場合、その内側鉄皮が過熱又は溶損し
た場合、酸素接触部分が過熱されたり、溶損されると酸
素による爆発的な燃焼事故が起きる可能性を有していた
。
の傾動角のいかんにかかわらず常にスラグ(レンガに対
する浸蝕性が高い)が接触している部分があり、又この
部分は耐火物の吹付補修のしにくい場所でもあるため溶
鋼の流出事故が起る可能性が高い一方トラニオン軸内に
酸素流路を設けた場合、その内側鉄皮が過熱又は溶損し
た場合、酸素接触部分が過熱されたり、溶損されると酸
素による爆発的な燃焼事故が起きる可能性を有していた
。
本考案は上述の欠点の解消を目的としてなされたもので
あり要旨とする所は転炉を支持するトラニオン軸内に該
軸に平行な第1の酸素管路を設けると共に、該第1の酸
素管路に垂直に第2の酸素管路を前記トラニオン軸の取
付部に設け、更にトラニオン軸の取付部の前記第1と第
2の酸素管路が直交する部分において第1と第2の酸素
管路を連結させると共に、前記トラニオン軸取付部の炉
体側面と炉体鉄皮との間隙部に遮蔽板を設けたことを特
徴とする、転炉トラニオン軸内酸素流路保護装置である
。
あり要旨とする所は転炉を支持するトラニオン軸内に該
軸に平行な第1の酸素管路を設けると共に、該第1の酸
素管路に垂直に第2の酸素管路を前記トラニオン軸の取
付部に設け、更にトラニオン軸の取付部の前記第1と第
2の酸素管路が直交する部分において第1と第2の酸素
管路を連結させると共に、前記トラニオン軸取付部の炉
体側面と炉体鉄皮との間隙部に遮蔽板を設けたことを特
徴とする、転炉トラニオン軸内酸素流路保護装置である
。
以下本考案実施例に基づき詳細に説明する。
底吹もしくは上吹、底吹併用転炉1を支持し旋回駆動す
るトラニオン軸2内にトラニオン軸2に平行な第1の酸
素管路3を設けると共に、第1の酸素管路3に垂直に第
2の酸素管路4をそれぞれトラニオン軸2内のベント部
材5に取付けている。
るトラニオン軸2内にトラニオン軸2に平行な第1の酸
素管路3を設けると共に、第1の酸素管路3に垂直に第
2の酸素管路4をそれぞれトラニオン軸2内のベント部
材5に取付けている。
又トラニオン軸2取付部の炉体側にトラニオン表面と間
隙をもって遮蔽板6を設けている。
隙をもって遮蔽板6を設けている。
なお図中7はトラニオン軸に接続する回転継手である。
本考案は上述のように転炉1の外周に設けた環状のトラ
ニオンリング(図示せず)によって支持されており転炉
1の外面とトラニオン軸2の内側表面との間に十分な間
隙を設け、トラニオン軸2に軸と平行な第1の酸素管路
3と、垂直の第2の酸素管路2の接続部にベンド部材5
を内装してあり、この炉体側を被覆するように遮蔽板6
を設けであるから、常時はレンガの溶損により鉄皮が過
熱された場合は遮蔽板6によって断熱されるため酸素が
加熱されることによる着火燃焼することを防止出来る。
ニオンリング(図示せず)によって支持されており転炉
1の外面とトラニオン軸2の内側表面との間に十分な間
隙を設け、トラニオン軸2に軸と平行な第1の酸素管路
3と、垂直の第2の酸素管路2の接続部にベンド部材5
を内装してあり、この炉体側を被覆するように遮蔽板6
を設けであるから、常時はレンガの溶損により鉄皮が過
熱された場合は遮蔽板6によって断熱されるため酸素が
加熱されることによる着火燃焼することを防止出来る。
更にレンガが異常溶損されこの部分の鉄皮に開いた孔か
ら溶鋼が流出しても溶鋼は遮蔽板にさえぎられてトラニ
オン軸2に触れることなく下方に流出するため安全であ
る。
ら溶鋼が流出しても溶鋼は遮蔽板にさえぎられてトラニ
オン軸2に触れることなく下方に流出するため安全であ
る。
従って危険を十分に防止し得るため、大惨事を発生させ
る事故を確実に阻止し得られ、かつこの構造も簡単で耐
久性に富み実用的効果を有するものである。
る事故を確実に阻止し得られ、かつこの構造も簡単で耐
久性に富み実用的効果を有するものである。
図面は本考案実施例を示すもので、第1図は本考案の断
面図、第2図は同上の平面図である。 1は転炉、2はトラニオン軸、3は第1の酸素管路、4
は第2の酸素管路、5はベンド部材、6は遮蔽板、7は
回転継手。
面図、第2図は同上の平面図である。 1は転炉、2はトラニオン軸、3は第1の酸素管路、4
は第2の酸素管路、5はベンド部材、6は遮蔽板、7は
回転継手。
Claims (1)
- 転炉を支持するトラニオン軸内に、該軸に平行な第1の
酸素管路を設けると共に、該第1の酸素管路に垂直に第
2の酸素管路を前記トラニオン軸の取付部に設け、更に
トラニオン軸の取付部の前記第1と第2の酸素管路が直
交する部分に炉体側に開口する空室を設け、該空室内に
おいて前記第1と第2の酸素管路が互いに連通されてい
ると共に、前記トラニオン軸の取付部の炉体側面と炉体
鉄皮表面との間隙部に遮蔽板を設けたことを特徴とする
、転炉トラニオン軸内酸素流路保護装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP651281U JPS6032098Y2 (ja) | 1981-01-22 | 1981-01-22 | 転炉トラニオン軸内酸素流路保護装置 |
DE8282100374T DE3260915D1 (en) | 1981-01-21 | 1982-01-20 | Oxygen passage structure in a supporting trunnion of a steel converter vessel |
EP82100374A EP0056655B1 (en) | 1981-01-21 | 1982-01-20 | Oxygen passage structure in a supporting trunnion of a steel converter vessel |
AT82100374T ATE9822T1 (ja) | 1981-01-21 | 1982-01-20 | |
US06/341,151 US4387884A (en) | 1981-01-21 | 1982-01-20 | Structure of oxygen passage in steel converter vessel supporting trunnion |
AU79652/82A AU7965282A (en) | 1981-01-21 | 1982-01-20 | Structure of oxygen passage in steel converter |
BR8200298A BR8200298A (pt) | 1981-01-21 | 1982-01-21 | Estrutura de passagem de oxigenio em um munhao de suporte de recipiente conversor de aco |
KR1019820000243A KR830009234A (ko) | 1981-01-21 | 1982-01-21 | 전로의 트러니언(trunnion)내 산소통로 구조 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP651281U JPS6032098Y2 (ja) | 1981-01-22 | 1981-01-22 | 転炉トラニオン軸内酸素流路保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57129762U JPS57129762U (ja) | 1982-08-12 |
JPS6032098Y2 true JPS6032098Y2 (ja) | 1985-09-25 |
Family
ID=29804805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP651281U Expired JPS6032098Y2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-22 | 転炉トラニオン軸内酸素流路保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032098Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-01-22 JP JP651281U patent/JPS6032098Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57129762U (ja) | 1982-08-12 |
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