JPS5848344Y2 - 溶銑樋 - Google Patents
溶銑樋Info
- Publication number
- JPS5848344Y2 JPS5848344Y2 JP3333181U JP3333181U JPS5848344Y2 JP S5848344 Y2 JPS5848344 Y2 JP S5848344Y2 JP 3333181 U JP3333181 U JP 3333181U JP 3333181 U JP3333181 U JP 3333181U JP S5848344 Y2 JPS5848344 Y2 JP S5848344Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot metal
- refractory
- bricks
- steel shell
- metal trough
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Blast Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は溶銑樋に関し、さらに詳しくは、高炉の出銃中
或いは出銃中止中において耐火材の温度変化を抑制する
ことのできる溶銑樋に関するものである。
或いは出銃中止中において耐火材の温度変化を抑制する
ことのできる溶銑樋に関するものである。
近年、高炉出銑樋等に用いられる定形、不定形の耐火物
の進歩は著しく、高炉用溶銑樋材は施行法まで変化させ
るようになってきている。
の進歩は著しく、高炉用溶銑樋材は施行法まで変化させ
るようになってきている。
そして、その特徴とするところは、
(1)通常耐火材は過熱するとスポーリング等が起り寿
命が短かくなるが、近年の耐火材は高熱域程強度が高く
なる。
命が短かくなるが、近年の耐火材は高熱域程強度が高く
なる。
(2)耐火材の温度変化には著しく弱くなっており、こ
れを可能な限り恒温化しなければならない。
れを可能な限り恒温化しなければならない。
(3)従来のスタンプ+煉瓦方式が流し込み方式に変っ
たことにより、スタンプ、煉瓦目地に溶銑が喰い込むこ
とは皆無である。
たことにより、スタンプ、煉瓦目地に溶銑が喰い込むこ
とは皆無である。
等である。
従って、この様な特徴を生かしつつより一層耐火材の寿
命の延長を図らなければならないのである。
命の延長を図らなければならないのである。
しかして、技術的には従来より耐火材の高温過熱による
侵食が問題視され、耐火材の過熱防止を主体に種々改善
されてきたが(例えば、実公昭5338642号公報参
照)、近年は過熱防止よりも温度変化抑制に重点がおか
れるようになってきている。
侵食が問題視され、耐火材の過熱防止を主体に種々改善
されてきたが(例えば、実公昭5338642号公報参
照)、近年は過熱防止よりも温度変化抑制に重点がおか
れるようになってきている。
高炉から溶銑を取鍋等へ流すための溶銑樋を第1図に示
すが、鉄皮5の内部に通常の耐火煉瓦2を設け、その内
面に不定形耐火物3を溶銑が流れる溝を形成するように
スタンプする。
すが、鉄皮5の内部に通常の耐火煉瓦2を設け、その内
面に不定形耐火物3を溶銑が流れる溝を形成するように
スタンプする。
この構成の溶銑樋では不定形耐火物3および耐火煉瓦2
は高熱にさらされて侵食されやすく、鉄皮5は高熱のた
め変形するようになり、さらに、出銑時は高熱となり、
出銑後は放冷という激しい温度変化により亀裂を生じて
寿命は短かいのである。
は高熱にさらされて侵食されやすく、鉄皮5は高熱のた
め変形するようになり、さらに、出銑時は高熱となり、
出銑後は放冷という激しい温度変化により亀裂を生じて
寿命は短かいのである。
本考案は上記したような近年における耐火材の特徴や従
来の溶銑樋の問題点に鑑み本考案者等が鋭意研究の結果
なされたもので、高炉の出銑中或いは出銑正中における
溶銑樋に使用される耐火材の温度変化を抑制するような
構成とすることによって、従来の溶銑樋の耐火材の過熱
防止よりも溶銑樋の寿命を延長させることのできる高炉
に用いる溶銑樋である。
来の溶銑樋の問題点に鑑み本考案者等が鋭意研究の結果
なされたもので、高炉の出銑中或いは出銑正中における
溶銑樋に使用される耐火材の温度変化を抑制するような
構成とすることによって、従来の溶銑樋の耐火材の過熱
防止よりも溶銑樋の寿命を延長させることのできる高炉
に用いる溶銑樋である。
本発明に係る溶銑樋の特徴とするところは、鉄皮の内側
を耐火材で内張した溶銑樋において、鉄皮から熱伝導度
の著しく低い耐火煉瓦、即ち、断熱煉瓦、通常の耐火煉
瓦、不定形耐火物の順に内張を設け、かつ、鉄皮の外側
には空冷ダクトを取付けたことにある。
を耐火材で内張した溶銑樋において、鉄皮から熱伝導度
の著しく低い耐火煉瓦、即ち、断熱煉瓦、通常の耐火煉
瓦、不定形耐火物の順に内張を設け、かつ、鉄皮の外側
には空冷ダクトを取付けたことにある。
本発明に係る溶銑樋について、第2図に示す例により具
体的に説明する。
体的に説明する。
第2図において、鉄皮5のすぐ内側には熱伝導度の著し
く低い耐火煉瓦1(断熱煉瓦という。
く低い耐火煉瓦1(断熱煉瓦という。
)、次にシャモット煉瓦のような通常の耐火煉瓦2およ
び溶銑が流れる溝を有する不定形耐火物3の順に内張を
設けたもので、さらに、鉄皮5の外側には空冷ダクト4
が取付けられている構造の溶銑樋である。
び溶銑が流れる溝を有する不定形耐火物3の順に内張を
設けたもので、さらに、鉄皮5の外側には空冷ダクト4
が取付けられている構造の溶銑樋である。
この第2図に示す溶銑樋に溶銑を流すと、不定形耐火v
03の次に通常の耐火煉瓦2は溶銑の高温を受けて極め
て高い温度となるが、熱伝導度の著しい耐火煉瓦1によ
って不定形耐火物3より通常の耐火煉瓦2へ移動してき
た高熱は断熱煉瓦3で鉄皮5を通して外部に伝達されず
、かつ、この断熱煉瓦3は鉄皮5外側より空冷ダクI・
4により冷却されているのでさらに溶銑の高熱は外に伝
達され難くなる。
03の次に通常の耐火煉瓦2は溶銑の高温を受けて極め
て高い温度となるが、熱伝導度の著しい耐火煉瓦1によ
って不定形耐火物3より通常の耐火煉瓦2へ移動してき
た高熱は断熱煉瓦3で鉄皮5を通して外部に伝達されず
、かつ、この断熱煉瓦3は鉄皮5外側より空冷ダクI・
4により冷却されているのでさらに溶銑の高熱は外に伝
達され難くなる。
このことは、溶銑の高熱が不定形耐火物3、通常の耐火
煉瓦2は伝導されるが断熱煉瓦(熱伝導度の著しく低い
耐火煉瓦)1により外部に逃げないので出銑中は常に略
或一定の高温となっていて熱変化が少ないから内張され
た不定形耐火物3、通常の耐火煉瓦2には何らの影響は
ないのである。
煉瓦2は伝導されるが断熱煉瓦(熱伝導度の著しく低い
耐火煉瓦)1により外部に逃げないので出銑中は常に略
或一定の高温となっていて熱変化が少ないから内張され
た不定形耐火物3、通常の耐火煉瓦2には何らの影響は
ないのである。
また、出銑中止となって溶銑樋の温度が降下し始めても
、断熱煉瓦1が鉄皮5のすぐ内側に設けられているため
通常の耐火煉瓦2、不定形耐火物3が急激に冷却される
ことがなくこれらの両耐火材には影響はないのである。
、断熱煉瓦1が鉄皮5のすぐ内側に設けられているため
通常の耐火煉瓦2、不定形耐火物3が急激に冷却される
ことがなくこれらの両耐火材には影響はないのである。
このように、出銑中、出銑正中の何れの場合であっても
、内張されている耐火材の温度変化を抑制することがで
きるので、即ち、耐火材侵食の抑制により溶銑樋の寿命
延長および鉄皮の耐久性を向上させることができる。
、内張されている耐火材の温度変化を抑制することがで
きるので、即ち、耐火材侵食の抑制により溶銑樋の寿命
延長および鉄皮の耐久性を向上させることができる。
第1図は従来の溶銑樋の概略断面図、第2図は本考案に
係る溶銑樋の概略断面図である。 1〜熱伝導の著しく低い耐火煉瓦、2〜通常の耐火煉瓦
、3〜不定形耐火物、4〜空冷ダクト、5〜鉄皮。
係る溶銑樋の概略断面図である。 1〜熱伝導の著しく低い耐火煉瓦、2〜通常の耐火煉瓦
、3〜不定形耐火物、4〜空冷ダクト、5〜鉄皮。
Claims (1)
- 鉄皮の内側を耐火材で内張した溶銑樋において、鉄皮か
ら断熱煉瓦、通常の耐火煉瓦、不定形耐火物の順に内張
を設け、がっ、鉄皮の外側には空冷ダクトを取付けたこ
とを特徴とする溶銑樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3333181U JPS5848344Y2 (ja) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | 溶銑樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3333181U JPS5848344Y2 (ja) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | 溶銑樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57147248U JPS57147248U (ja) | 1982-09-16 |
JPS5848344Y2 true JPS5848344Y2 (ja) | 1983-11-04 |
Family
ID=29830697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3333181U Expired JPS5848344Y2 (ja) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | 溶銑樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848344Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-10 JP JP3333181U patent/JPS5848344Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57147248U (ja) | 1982-09-16 |
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