JPS6241069A - 両方向トラクタのテンシヨン機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は両方向トラクタに関し、特にそのテンション機
構に関する。

［従来の技術］ 従来、この種のトラクタにおいては、第２図に示すよう
にデテントレバ−１０とギヤ１１とが一体とされ同時に
一定角回転するように形成されている。デテントレバ−
１０の一部にはギヤ部１６が形成されている。ギヤ部１
６にはテンションブラケット１４が係合しており、スプ
リング１５と協同してデテントレバ−１０にクリック感
を与えている。ギヤ１１はテンションギヤ１２に係合し
ておりさらにテンションギヤ１２はテンションレバー１
３と一体化されている。

デテントレバ−１０を矢印ｅ方向に押し上げるとギヤ１
１を介してテンションギヤ１２八力が伝達され、テンシ
ョンレバー１３が矢印ｇ方向へ押し下げられトラクタ本
体１７により搬送される印字用紙に印加された張力が除
かれる。デテントレバー１０を矢印ｆ方向に押し下げる
とギヤ１１を介してテンションギヤ１２へ同様に力が伝
達されテンションレバー１３が矢印り方向へ押し上げら
れトラクタ本体１７により搬送される印字用紙に張力が
印加される。

［解決すべき問題点］ 上述した従来の両方向トラクターには、印字用紙の下側
からテンションレバーにより単に張力が印加されている
のみで印字用紙のセット作業と十分な連動がなされてい
ないのでテンションレバーの下側に印字用紙をセットし
てしまい、再セットしなければならない欠点があり、ま
たデテントギャがデテントレバーに一体化されているの
で印字用紙に印加すべき張力の強度を段階的に変更でき
るに過ぎず印字用紙の種類に応じて印加されるべき張力
を微調整できない欠点がある。加えて従来の両方向トラ
クターには前面にカバーを設けると印字用紙のセット作
業が困難となる欠点もある。

［問題点の解決手段］ 本発明は上述の従来の問題点を解決するために、印字用
紙のセット作業とセットされた印字用紙への張力印加手
段の動作とを連動せしめて印字用紙のセット作業を簡易
化かつ確実化し、更にセットされた印字用紙に印加され
る張力を適切な所定値とできる両方向トラクタのテンシ
ョン機構を提供するものである。

そのために本発明は、両方向トラクタの前面に配置され
た開閉自在のフロントカバーと、前記フロントカバーの
開閉動作に応じて回転されるギヤ列と、前記ギヤ列の回
転に応じて印字用紙に所定の張力を印加するテンション
レバーと、前記ギヤ列内に配置されており前記テンショ
ンレバーにより印字用紙に印加される張力が前記所定の
張力をこえたとき後続のギヤ列の回転力を伝達しないす
べりクラッチとを具備してなることを特徴とする両方向
トラクタのテンション機構を提供するものである。

［実施例］ 次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明のテンション機構の一実施例の透視図
である。

両方向トラクタの前面にはその前面を完全におおう開閉
自在のフロントカバー１が枢支されている。フロントカ
バー１にはギヤ２が一体に形成されており、フロントカ
バー１の開閉動作に伴なって一定角だけ回転する。ギヤ
２にはギヤ３が係合されている。ギヤ３はギヤ２より与
えられた回転すべりクラッチ４を介してギヤ５に伝達す
る。ギヤ５はギヤ６に係合されており、ギヤ６にはテン
ションギヤ−７が一体に形成されている。テンションギ
ヤ−７は、フロント力／＜−１カ閉ｆｉ状ｍにあるとき
トラクタ本体８により搬送される印字用紙に適宜の張力
を印加し、フロントカバー１が開放状態にあるときスト
ッパ９によりその回動が阻止されている。

次いで本発明のテンション機構による印字用紙への張力
印加動作について説明する。

フロントカバー１を矢印ａ方向へ開放するとギヤ２は左
方向に回転される。ギヤ２が左方向に回転されるとギヤ
３は右方向に回転される。ギヤ３が右方向に回転される
とすべりクラッチ４を介してギヤ５も右方向へ回転され
る。ギヤ５が右方向へ回転されるとギヤ６は左方向へ回
転される。ギヤ６が左方向に回転されるとテンションレ
バー７は矢印Ｃ方向に押し下げられストー／パ９に当接
された状態で停止される。テンションレバー７がストッ
パ９により停止されてもフロントカバー１は矢印ａ方向
に開放され所定位置に達し停止される。テンションレバ
ー７がストッパ９により停止上：れたのちにフロントカ
バー１の開放動作によりギヤ３に与えられた回転力は全
てすべりクラッチ４により吸収されギヤ５以下には伝達
されない。

次に印字用紙をセットし、フロントカバー１を矢印す方
向へ移動して閉鎖する。フロントカバー１の矢印す方向
への移動に伴なってギヤ２は右方向に回転される。ギヤ
２が右方向に回転されるとギヤ３は左方向に回転される
。ギヤ３が左方向に回転されるとすベリクラッチ４を介
してギヤ５も左方向へ回転される。ギヤ５が左方向へ回
転されるとギヤ６は左方向へ回転される。ギヤ６が右方
向に回転されるとテンションレバー７は矢印ｄ方向に押
し上げられセットされた印字用紙に当接される。テンシ
ョンレバ−７が印字用紙に適宜の張力を印加すると印字
用紙による抗力がすべりクラッチ４の最大伝達力すなわ
ち許容トルクをこえるので、すべりクラッチ４を介して
ギヤ３からギヤ５へ回転力が伝達されなくなる。フロン
トカバー１は更に矢印す方向へ移動され両方向トラクタ
の前面を閉鎖する。

［発明の効果］ 上述により明らかなごとく本発明は、両方向トラクタの
前面に配置された開閉自在のフロントカバーと、前記フ
ロントカバーの開閉動作に応じて回転されるギヤ列と、
前記ギヤ列の回転に応じて印字用紙に所定の張力を印加
するテンションレバーと、前記ギヤ列内に配置されてお
り前記テンションレバーにより印字用紙に印加される張
力が前記所定の張力をこえたとき後続のギヤ列に回転力
を伝達しないずベリクラッチとを具備することにより、
印字用紙のセット作業とセットされた印字用紙への張力
印加手段の動作とを連動せしめることができ延いては印
字用紙のセット作業を簡易化かつ確実化できる効果を有
し、併せてセットされた印字用紙に印加される張力を適
切な所定値とでき延いては各種の印字用紙に適切な張力
を印加できる効果を有する。換言すれば、本発明は印字
用紙のセット作業の信頼性およびセット手段の操作性を
向上できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のテンション機構の一実施例の透視図、
第２図は同従来例の透視図である。 １：フロントカバー ２：ギヤ ３：ギヤ ４：すべりクラッチ ５：ギヤ ６：ギヤ ７：テンションレバー ８：トラクタ本体 ９：ストッパ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 両方向トラクタにより搬送される印字用紙に対しテンシ
   ョンレバーにより張力を印加するテンション機構におい
   て、両方向トラクタの前面に配置された開閉自在のフロ
   ントカバーと、前記フロントカバーの開閉動作に応じて
   回転されるギヤ列と、前記ギヤ列の回転に応じて印字用
   紙に所定の張力を印加するテンションレバーと、前記ギ
   ヤ列内に配置されており前記テンションレバーにより印
   字用紙に印加される張力が前記所定の張力をこえたとき
   後続のギヤ列に回転力を伝達しないすベりクラッチとを
   具備してなることを特徴とする両方向トラクタのテンシ
   ョン機構。