JPS6240645B2 - - Google Patents

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JPS6240645B2
JPS6240645B2 JP55011354A JP1135480A JPS6240645B2 JP S6240645 B2 JPS6240645 B2 JP S6240645B2 JP 55011354 A JP55011354 A JP 55011354A JP 1135480 A JP1135480 A JP 1135480A JP S6240645 B2 JPS6240645 B2 JP S6240645B2
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JP
Japan
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task
flow rate
signal
processing
engine
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JP55011354A
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English (en)
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JPS56108912A (en
Inventor
Shinichi Sakamoto
Matsuo Yano
Takao Sasayama
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1135480A priority Critical patent/JPS56108912A/ja
Publication of JPS56108912A publication Critical patent/JPS56108912A/ja
Publication of JPS6240645B2 publication Critical patent/JPS6240645B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ホツトワイヤ流量センサを用いてエ
ンジン吸入空気量を検出する検出装置に関する。 最近ではエンジンの制御機能を向上させる目的
でマイクロコンピユータを使用したエンジンの総
合的制御が行なわれつつある。 一方、自動車の車種および用途に応じてエンジ
ンに必要な制御機能は様々であり、それゆえマイ
クロコンピユータを使用したエンジン制御システ
ムではエンジン制御装置を操作するソフトウエア
として車種および用途に応じて汎用性ある、すな
わち各種の制御機能の修正、変更および追加が可
能であるものがコスト面あるいは制御性の向上と
いつた観点から要請される。 従来、例えば特開昭54―144518号公報に示す如
く、内燃機関が吸入する空気量は、吸気マニフオ
ルド圧から間接的に、あるいは直接空気流量を検
出して吸気行程中のトータル量を求める方法がと
られていた。前者は間接的方法であるため精度が
悪く、機関の機差や劣化の影響を受け、また応答
性が悪いという欠点を有しており、後者は精度が
高く(読み値±1%)、ダイナミツク・レンジが
広い(1:50)流量センサを必要とし、コスト高
となる欠点を有していた。流量センサとして、い
わゆる熱線流量センサを用いると低コスト化が可
能であり、またその出力特性の非線型性は相対誤
差を均一化して広いダイナミツク・レンジを許容
する特長があり望ましい。 しかしながらエンジン吸入空気量は、一定では
なく、第1図に示す如く脈動して流量センサから
の出力信号は吸入空気流に対し非線型関係を有
し、応答する出力信号から吸入行程の空気量を空
気流量の積算の形で求める必要があり、この積算
をするには複雑な演算処理が必要である。すなわ
ち、ホツトワイヤ出力電圧vは、質量流量をqA
とすると、 と求まり、(1)式はさらに、 v2=C1+C2A ……(2) となる。いま、回転数N=0、質量流量qA=0
のときのホツトワイヤ出力電圧vをv=v0とする
と、(2)式は、 V =C1 ……(3) となる。したがつて、(2)式、(3)式より、 v2 +C2A ……(4) と、瞬時瞬時の質量流量qAが(5)式によつて求め
られる。したがつて、1吸気工程間の平均空気量
Aは、次のようになる。 また、1吸気工程当たりの燃料噴射量QFは、
Nを回転数、Kを定数とすると、 QF=KQ/N ……(7) したがつて、QAを求めることにより1回転当
りの燃料噴射量QAが回転数によつて決定される
訳である。そこで、この平均空気量QAをマイク
ロコンピユータで取り込むには、前述の如く、吸
入空気量が脈動しており、しかも、吸入空気量に
対応したホツトワイヤ出力電圧の値より吸入空気
量をサンプリングして演算するため、ホツトワイ
ヤ出力電圧の値をアナログ値よりA―D変換器に
よりデジタル値に変換して前述の(5)式の如き演算
をしなければならない。しかも、このホツトワイ
ヤ出力電圧の値は、前記脈動の1周期内におい
て、必要データ数をサンプリングしてA―D変換
処理して演算しなければならない。しかし、A―
D変換器は、アナログ値をデジタル値に変換する
にある一定の処理時間を必要とし、クランク回転
角内でデータをA―D変換しなければならず、エ
ンジン回転数が数十回の場合は、脈動1周期内に
おいて必要データ数をA―D変換処理が可能であ
るが、回転数が上がつてくると必要データ数をサ
ンプリングできないという欠点を有していた。 本発明の目的は、ホツトワイヤ流量センサによ
り検出される空気流量信号の一定クランク回転角
内の必要データ数を、エンジン回転数の広い範囲
にわたつて確実にA―D変換処理することができ
るエンジン吸入空気量の検出装置を提供すること
にある。 本発明は(a)吸気管内に配置されシリンダに吸入
される空気流量を検出して空気流量信号を出力す
るホツトワイヤ流量センサと、(b)クランク角セン
サの出力信号に基づき予め設定されたクランク回
転角度に対応させたデータ取込みパルス列を出力
するタイミング制御手段と、(c)与えられる指令に
基づき前記データ取込みパルスに同期させて前記
空気流量信号を取込んでA―D変換処理するA―
D変換手段と、(d)前記A―D変換手段により処理
された空気流量信号をクランク回転角度に対応さ
せて記憶する記憶手段と、(e)前記A―D変換手段
からA―D変換処理終了信号が出力されたとき、
この終了信号に同期して又は直後に入力される前
記データ取込みパルスに対応する空気流量信号が
既にA―D変換処理されたか否かを判断し、未処
理の場合は前記A―D変換手段に処理指令を出力
し、一方既処理の場合は未処理の空気流量信号に
対応するデータ取込みパルスが入力されるまで前
記A―D変換手段のデータ取込みを阻止する取込
み制御手段と、(f)前記記憶手段に予め定められた
全てのクランク回転角度に対応する空気流量信号
が記憶されたことを検知し、この記憶された全て
の空気流量信号に基づいて前記シリンダ吸入空気
量を算出する演算手段と、を備えてなるエンジン
吸入空気量の検出装置としたことにある。 以下、本発明の実施例について説明する。 第2図には、エンジン系統全体の制御装置が示
されている。図において、吸入空気はエアクリー
ナ2、スロツトルチヤンバ4、吸気管6を通り、
シリンダ8へ供給される。シリンダ8で燃焼した
ガスは、シリンダ8から排気管10を通り、大気
中へ排出される。 スロツトルチヤンバ4には、燃料を噴射するた
めのインジエクタ12が設けられており、このイ
ンジエクタ12から噴出した燃料はスロツトルチ
ヤンバ4の空気通路内で霧化され、吸入空気と混
合して混合気を形成し、この混合気は吸気管6を
通つて、吸気弁20の開弁により、シリンダ8の
燃焼室へ供給される。 インジエクタ12の出口近傍には絞り弁14,
16が設けられている。絞り弁14は、アクセル
ペダルと機械的に連通するように構成され、運転
者により駆動される。一方、絞り弁16はダイヤ
フラム18により駆動されるように配置され、空
気流量が小の領域で全閉状態となり、空気流量が
増大するにつれてタイヤフラム18への負圧が増
大することにより絞り弁16は開き始め、吸入抵
抗の増大を抑止する。 スロツトルチヤンバ4の絞り弁14,16の上
流には空気通路22が設けられ、この空気通路2
2には熱式空気流量計を構成する電気的発熱体2
4が配設され、空気流速と発熱体の伝熱量との関
係から定まる空気流速に応じて変化する電気信号
が取り出される。発熱体24は空気通路22内に
設けられているので、シリンダ8のバツクフアイ
ア時に生じる高温ガスから保護されると共に、吸
入空気中のごみなどによつて汚染されることから
も保護される。この空気通路22の出口はベンチ
ユリの最狭部近傍に開口され、その入口はベンチ
ユリの上流側に開口されている。 インジエクタ12に供給される燃料は、燃料タ
ンク30から、フユーエルポンプ32、フユーエ
ルダンパ34及びフイルタ36を介して燃圧レギ
ユレータ38へ供給される。一方、燃圧レギユレ
ータ38からはインジエクタ12へパイプ40を
介して加圧燃料が供給され、そのインジエクタ1
2から燃料が噴射される吸気管6の圧力と上記イ
ンジエクタ12への燃量圧の差が常に一定になる
ように、燃圧レギユレータ38から燃料タンク3
0へリターンパイプ42を介して燃料が戻される
ようになつている。 吸気弁20から吸入された混合気はピストン5
0により圧縮され、点火プラグ52よるスパーク
により燃焼し、この燃焼は運動エネルギに変換さ
れる。シリンダ8は冷却水54により冷却され、
この冷却水の温度は水温センサ56により計測さ
れ、この計測値はエンジン温度として利用され
る。点火プラグ52には点火コイル58より点火
タイミングに合わせて高電圧が供給される。 また、図示しないクランク軸にはエンジンの回
転に応じて基準クランク角毎におよび一定角度
(例えば0.5度)毎に基準角信号およびポジシヨン
信号を出すクランク角センサが設けられている。 このクランク角センサの出力、水温センサ56
の出力56A及び発熱体24からの電気信号はマ
イクロコンピユータなどからなる制御回路64に
入力され、制御回路64で演算処理され、この制
御回路64の出力によつてインジエクタ12及び
点火コイル58が駆動される。 以上の構成に基づき制御されるエンジン系統に
おいて、スロツトルチヤンバ4にはスロツトルの
絞り弁16を跨いで吸気管6に連通するバイパス
26が設けられ、このバイパス26には開閉制御
されるバイパスバルブ62が設けられている。こ
のバイパスバルブ62の駆動部には、前記制御回
路64の制御入力が供給され、開閉制御されるよ
うになつている。 このバイパスバルブ62は絞り弁16を迂回し
て設けられたバイパス26に臨ませられ、パルス
電流によつて開閉制御がなされる。このバイパス
バルブ62は弁のリフト量によりバイパス26の
断面積を変更するもので、このリフト量は制御回
路64の出力によつて駆動系が駆動され制御され
る。即ち、制御回路64においては駆動系の制御
のため開閉周期信号が発生され、駆動系はこの開
閉周期信号によつてパイパスバルブ64のリフト
量を調節するための制御信号をバイパスバルブ6
2の駆動部に付与するものである。 第3図は、第2図の点火装置の説明図であり、
増幅器68を介してパワー・トランジスタ72へ
パルス電流が供給され、この電流によりトランジ
スタ72はONする。これによりバツテリー66
より点火コイル68へ一次コイル電流が流れる。
このパルス電流の立ち下がりでトランジスタ74
は遮断状態となり、点火コイル58の2次コイル
に高電圧を発生する。 この高電圧は配電器70を介してエンジンの各
シリンダにある点火プラグ52のそれぞれにエン
ジン回転に同期して高電圧を配電する。 第4図は排気ガス環流(以下EGRと記す)シ
ステムを説明するためのもので、負圧源80の一
定負圧が制圧弁84を介して制御弁86へ加えて
いる。制圧弁84はトランジスタ90に加えられ
繰返しパルスのONデユーテイ比率に応じ、負圧
源の一定負圧を大気88へ開放に対する比率を制
御し、制御弁86への負圧の印加状態を制御す
る。従つて制御弁86へ加えられる負圧はトラン
ジスタ90のONデユーテイ比率で定まる。この
定圧弁84の制御負圧により排気管10から吸気
管6へのEGR量が制御される。 第5図は制御システムの全体構成図である。
CPU102とリード・オンリ・メモリ104
(以下ROMと記す)とランダム・アクセス・メモ
リ106(以下RAMと記す)と入出力回路10
8とから構成されている。上記CPU102は
ROM104内に記憶された各種のプログラムに
より、入出力回路108からの入力データを演算
し、その演算結果を再び入出力回路108へ戻
す。これらの演算に必要な中間的な記憶はRAM
106を使用する。CPU102,ROM104,
ROM106、入出力回路108間の各種データ
のやり取りはデータ・バスとコントロール・バス
とアドレス・バスからなるバスライン110によ
つて行なわれる。 入出力回路108には第1のアナログ・デイジ
タル・コンバータ(以下ADC1と記す)と第2
のアナログ・デイジタル・コンバータ(以下
ADC2と記す)と角度信号処理回路126と1
ビツト情報を入出力する為のデイスクリート入出
力回路(以下DIOと記す)との入力手段を持つ。 ADC1にはバツテリ電圧検出センサ132
(以下VBSと記す)と冷却水温センサ56(以下
TWSと記す)と大気温センサ112(以下TAS
と記す)と調整電圧発生器114(以下VRSと
記す)とスロツトル角センサ116(以下θ
THSと記す)とλセンサ118(以下λSと記
す)との出力がマルチ・プレクサ120(以下
MPXと記す)に加えられ、MPX120によりこ
の内の1つを選択してアナログ・デイジタル・変
換回路122(以下ADCと記す)へ入力する。
ADC122の出力であるデイジタル値はレジス
タ124(以下REGと記す)に保持される。 また流量センサ24(以下AFSと記す)は
ADC2へ入力され、アナログ・デイジタル・変
換回路128(以下ADCと記す)を介してデイ
ジタル変換されレジスタ130(以下REGと記
す)へセツトされる。 角度センサ146(以下ANGSと記す)からは
基準クランク角例えば180度クランク角を示す信
号(以下REFと記す)と微少角例えば1度クラ
ンク角を示す信号(以下POSと記す)とが出力さ
れ、角度信号処理回路126へ加えられ、ここで
波形整形される。 DIOにはアイドル・スイツチ148(以下
IDLE―SWと記す)とトツプ・ギヤ・スイツチ
150(以下TOP―SWと記す)とスタータ・ス
イツチ152(以下START―SWと記す)とが
入力される。 次にCPUの演算結果に基づくパルス出力回路
および制御対象について説明する。インジエクタ
制御回路(INJCと記す)は演算結果のデイジタ
ル値をパルス出力に変換する回路である。従つて
燃料噴射量に相当したパルス幅を有するパルスが
INJC134で作られ、ANDゲート136を介し
てインジエクタ12へ印加される。 点火パルス発生回路138(以下IGNCと記
す)は点火時期をセツトするレジスタ(ADVと
記す)と点火コイルの1次電流通電開始時間をセ
ツトするレジスタ(DWLと記す)とを有し、
CPUよりこれらデータがセツトされる。セツト
されたデータに基づいてパルスを発生し、第2図
に詳述した増幅器68へANDゲート140を介
してこのパルスを加える。 バイパスバルブ62の開弁率は制御回路(以下
ISCCと記す)142からANDゲート144を介
して加えられるパルスによつて制御される。
ISCC142はパルス幅をセツトするレジスタ
ISCDと繰返しパルス周期をセツトするレジスタ
ISCPとを持つている。 第3図に示したEGR制御弁86を制御するト
ランジスタ90を制御するEGR量制御パルス発
生回路180(以下EGRCと記す)にはパルスの
デユーテイを表わす値をセツトするレジスタ
EGRDとパルスの繰返し周期を表わす値をセツト
するレジスタEGRPとを有している。このEGRC
の出力パルスはANDゲート156を介してトラ
ンジスタ90に加えられる。 また1ビツトの入出力信号は回路DIOにより制
御される。入力信号としてはIDLE―SW信号、
TOP―SW信号、STRT―SW信号がある。また
出力信号としては燃料ポンプを駆動するためのパ
ルス出力信号がある。このDIOは端子を入力端子
として使用するか、出力端子として使用するかを
決定するためのレジスタDDRと、出力データを
ラツチするためのレジスタDOUTとが設けられ
ている。 レジスタ160は入出力回路108内部の色々
な状態を指令する命令を保持するレジスタ(以下
MODと記す)であり、例えばこのレジスタに命
令をセツトすることにより、ANDゲート13
6,140,144,156を総てターンオンさ
せたり、ターンオフさせたりする。このように
MODレジスタ160に命令をセツトすることに
より、INJCやIGNC,ISCCの出力の停止や起動
を制御できる。 第6図は第5図の制御回路のプログラムシステ
ムの基本構成を示す図である。 図においてイニシヤル処理プログラム202、
割込処理プログラム206、マクロ処理プログラ
ム228およびタスクデイスパツチヤ208はタ
スク群を管理するための管理プログラムである。
イニシヤル処理プログラム202はマイクロコン
ピユータを作動させるための前処理を行なうため
のプログラムであり例えば、RAM106の記憶
内容をクリアしたり入出力インターフエイス回路
108のレジスタ類の初期値を設定したり、さら
にはエンジン制御を行なうのに必要な前処理を行
なうための入力情報例えば冷却水温Tw、バツテ
リ電圧等のデータを取込むための処理を行なう。
また、割込処理プログラム206は各種の割込を
受け付け、その割込要因を分析し、タスク群21
0ないし226の内の必要なタスクを起動させる
ための起動要求をタスクデイスパツチヤ208に
出す。割込要因には後述するごとく電源電圧、冷
却水温度等の入力情報をAD変換終了後に発生す
るAD変換割込(ADC)、エンジン回転に同期し
て発生するイニシヤル割込(INTL)、又設定さ
れた一定時間毎に、例えば10ms毎に発生するイ
ンターバル割込(INTV)、更にはエンジンのス
トツプ状態を検出し、発生するエンスト割込
(ENST)等がある。 タスク群210乃至226の各タスクには優先
順位を表わすタスク番号が割当てられており、各
タスクはタスクレベル0乃至2の何れかのタスク
レベルに属する。即ち、タスク0乃至タスク2は
タスクレベル0に、タスク3乃至タスク5はタス
クレベル1に、更にタスク6乃至タスク8はタス
クレベル2に各々属する。 タスクデイスパツチヤ208は前記各種割込の
起動要求を受けこれらの起動要求に対応する各種
タスクに付けられた優先順位に基づきCPUの占
有時間を割り当てる。 ここでタスクデイスパツチヤ208によるタス
ク優先制御は下記の方法に拠る。(1)優先度の低い
タスクを中断し、優先度の高いタスクへの実行権
の移行はタスクレベル間のみで行なう。なおここ
ではレベル0が最も優先度が高いものとする。(2)
同じタスクレベル内で、現在実行中又は中断中の
タスクがある場合は、該タスクが最も優先度が高
く該タスクが終了するまで他のタスクは動作でき
ない。(3)同じタスクレベル内で複数のタスクに起
動要求がある場合には、タスク番号が小さい程優
先度が高いものとする。タスクデイスパツチヤ2
08の処理内容は後述するが本発明では上記優先
制御を行なうためにタスク単位にRAMにソフト
タイマを設け、又タスクレベル単位にタスクを管
理する制御ブロツクをRAM中に設定するように
構成している。そして上記各タスクの実行終了毎
にそのタスクの実行終了報告をマクロ処理プログ
ラム228によりタスクデイスパツチヤ208に
行なうようにしている。 次にタスクデイスパツチヤ208の処理内容に
ついて第7図乃至第13図に基づき説明する。第
7図はタスクデイスパツチヤ208の管理する
RAMに設けられたタスク制御ブロツクが設けら
れている。このタスク制御ブロツクがタスクレベ
ルの数だけ設けられており本実施例ではタスクレ
ベル0乃至2の3つ設けられている。各制御ブロ
ツクには各々8ビツトが割り当てられ、その内0
乃至2ビツト目Q0〜Q2までが起動要求タスク表
示を行なう起動ビツトであり、7ビツト目Rが同
一タスクレベル中の何れかのタスクが現在実行中
であるか又は中断中であるかを示す実行ビツトを
表わす。そして前記起動ビツトQ0乃至Q2はそれ
ぞれ各々タスクレベル中で実行優先度の高い順に
配列されており、例えば第6図中でタスク4に該
当する起動ビツトはタスクレベル1のQ0であ
る。ここでタスクの起動要求があつた場合には起
動ビツトの何れかにフラグが立てられ、一方タス
クデイスパツチヤ208は出された起動要求を高
いレベルのタスクに該当する起動ビツトより順に
検索し、出された起動要求に該当するフラグをリ
セツトすると共に実行ビツトにフラグ1を立て
て、該当タスクを起動させるための処理を行な
う。 第8図はタスクデイスパツチヤ208の管理す
るRAM106に設けられたスタートアドレステ
ーブルである。スタートアドレスSA0乃至SA8
は第6図に示したタスク群210乃至226の各
タスク0乃至8に該当するスタートアドレスを示
す。各スタートアドレス情報には16ビツトが割合
てられ、これらのスタートアドレス情報は後述す
る如くタスクデイスパツチヤ208により起動要
求のあつた該当タスクを起動するのに使用され
る。 次に第9図乃至第10図にタスクデイスパツチ
ヤの処理フローを示す。第8図に於いてステツプ
300でタスクデイスパツチヤの処理が開始され
るとステツプ302でタスクレベルlに属するタ
スクが実行中断中か否かが判断される。即ち、実
行ビツトに1が立つていたらマクロ処理プログラ
ム228により未だタスク終了報告がタスクデイ
スパツチヤ208に出されていない状態であり、
実行中だつたタスクがより優先レベルが高い割込
みが生じたために中断させられている状態を示
す。従つて、実行ビツトにフラグ1が立つていた
らステツプ314にジヤンプし、中断タスクを再
開する。 一方、実行ビツトにフラグ1が立つていない即
ち実行表示フラグがリセツトされている場合には
ステツプ304に移行し、レベルlに起動待ちタ
スクがあるか否かが判断される。即ち、レベルl
の起動ビツトを対応するタスクの実行優先度の高
い順、即ちQ0,Q1,Q2の順に検索する。タスク
レベルlに属する起動ビツトにフラグ1が立つて
いない場合はステツプ306に移行し、タスクレ
ベルの更新が行なわれる。即ちタスクレベルlは
+1インクリメントされl+1とする。ステツプ
306でタスクレベルの更新が行なわれるとステ
ツプ308に移行しタスクレベルの全レベルがチ
エツクされたか否かが判断される。全レベルのチ
エツクが行なわれていない、即ちl=2でない場
合にはステツプ302に戻り同様に上記手順で処
理が行なわれる。ステツプ308でタスクレベル
の全レベルがチエツクされている場合にはステツ
プ310に移行し、割込み解除が行なわれる。即
ち、ステツプ302乃至ステツプ308までの処
理期間中は割込みを禁止しているのでこのステツ
プで割込み解除が為される。そして次のステツプ
312で次の割込みを持つ。 次に前記ステツプ304でタスクレベルlに起
動待ちタスクがある場合、即ちタスクレベルlに
属する起動ビツトにフラグ1が立つている場合に
はステツプ400に移行する。ステツプ500及
び502のループでタスクレベルlのどの起動ビ
ツトにフラグ1が立つているか対応する優先実行
度の高いレベルの順に即ちQ0,Q1,Q2の順で検
索する。該当する起動ビツトを割出したらステツ
プ404に移行し、ステツプ404ではそのフラ
グの立つている起動ビツトをリセツトし、その該
当タスクレベルのlの実行ビツト(以下Rビツ
ト)にフラグ1を立てる。更にステツプ406で
は起動タスク番号の割出しを行ないステツプ40
8で第8図に示したRAMに設けられたスタート
アドレステーブルにより該当する起動タスクのス
タートアドレス情報を取出す。 次にステツプ410では該当起動タスクを実行
するか否かの判断が行なわれる。ここでは取出し
たスタートアドレス情報が特定の値例えば0であ
れば該当タスクの実行は行なわなくてよいと判断
される。この判断ステツプはエンジン制御を行な
う前記タスク群の内各車種により選択的に特定の
タスクのみの機能を持たせるのに必要なものであ
る。ステツプ410で該当タスクの実行が停止で
あると判断された場合にはステツプ414に移行
し、該当タスクレベルlのRビツトをリセツトす
る。そして更にステツプ302に戻りタスクレベ
ルlは中断中であるか否かが判断される。これは
同一タスクレベルl中に複数の起動ビツトにフラ
グが立つている場合があり得るのでステツプ41
4でRビツトをリセツトした後ステツプ302に
移行するように構成されている。 一方ステツプ410で該当タスクの実行が停止
でない場合即ち実行する場合にはステツプ412
へ移行し該当タスクへジヤンプし、タスクの実行
が行なわれる。 次に第11図はマクロ処理プログラム228の
処理フローを示す図である。このプログラムは終
了タスクを見つけるためのステツプ562と56
4から成る。このステツプ562と564で先ず
タスクレベルの0より検索し終了したタスクレベ
ルを見つける。これによりステツプ568へ進み
ここで終了したタスクのタスク制御ブロツクの7
ビツト目の実行(RUN)フラグをリセツトす
る。これによりそのタスクの実行が完全に終わつ
た事になる。そして再びタスクデイスパツチヤ2
08に戻り次の実行タスクが決定される。 次にタスクデイスパツチヤ208によりタスク
優先制御が行なわれる場合のタスクの実行と中断
の様子を第12図に基づき説明する。ここで起動
要求Nnoに於けるmはタスクレベルを表わし、n
はタスクレベルm中に於ける優先度の順位を表わ
すものとする。今CPUは管理プログラムOSを実
行していたとすると、この管理プログラムOSの
実行中に起動要求N21が発生した場合には時刻T1
で起動要求N21に該当するタスク、即ちタスク6
の実行が開始される。ここでタスク6の実行中に
時刻T2でより実行優先度の高いタスクの起動要
求N01が生じた場合には管理プログラムOSに実行
が移り既に述べた所定の処理を行なつた後に時刻
T3で起動要求N01に該当するタスク、即ちタスク
0の実行が開始される。このタスク0の実行中に
更に時刻T4で起動要求N11が入つた場合には一
旦、管理プログラムOSに実行が移り所定の処理
が行なわれた後再び時刻T5で中断されていたタ
スク0の実行が再開される。そしてタスク0の実
行が時刻T0で終了すると再び管理プログラムOS
に実行が移りここでマクロ処理プログラム228
によりタスクデイスパツチヤ208へタスク0の
実行終了報告がなされ時刻T7で再び起動待ちに
なつていた起動要求N11に該当するタスク3の実
行が開始される。このタスク3の実行中時刻T3
で同じタスクレベル1のより優先度の低い起動要
求N12が入つた場合にはタスク3の実行は一旦中
断され実行は管理プログラムOSに移り所定の処
理が為された後、時刻T9でタスク3の実行が再
開される。そして時刻T10でタスク3の実行が終
了するとCPUの実行は管理プログラムOSに移り
前記マクロ処理プログラム228によりタスクデ
イスパツチヤ208へタスク3の実行終了報告が
為され、次いで時刻T11でより優先レベルの低い
起動要求N12に該当するタスク4の実行が開始さ
れ、時刻T12でタスク4の実行が終了すると実行
は管理プログラムOSに移り所定の処理が為され
た後、今まで中断されていた起動要求N21に該当
するタスク6の実行が時刻T13から再開される。 以上の様にしてタスクの優先制御が行なわれ
る。 タスクの優先制御に於ける状態遷移を第13図
に示す。Idle状態は起動待ちの状態であり、タス
クにまだ起動要求が出されていない。次に起動要
求が出されるとタスク制御ブロツクの起動ビツト
にフラグが立ち、起動が必要ということが表示さ
れる。Idle状態からQueue状態へ移動する時間は
各タスクのレベルにより定まつている。更に
Queue状態になつても実行され順序は優先度によ
り定まる。そのタスクが実行状態に入るのは管理
プログラムOSの内のタスクデイスパツチヤ20
8でタスク制御ブロツクの起動ビツトのフラグが
リセツトされ、Rビツト(7ビツト目)にフラグ
が立つてからである。これによりタスクの実行が
始められる。この状態がRUN状態である。そし
て実行が終るとタスク制御ブロツクのRビツトの
フラグがクリアされ、終了報告を終了する。これ
によりRUN状態は終り、再びIdle状態となり次の
起動要求が出るのを待つ。しかし、タスクの実行
中即ちRUN中に割込みIRQが発生すると、その
タスクは実行を中断しなければならない。このた
めCPUの内容が待避され、実行が中断する。こ
の状態がReady状態である。次にこのタスクが再
び実行される状態になると待避エリアより、待避
していた内容を再びCPUへ戻し、実行が再開さ
れる。つまりReady状態から再びRUN状態へ戻
る。この様に各レベルプログラムは第12図の4
つの状態を繰り返す。第12図は代表的な流れで
あるがReady状態でタスク制御ブロツクの起動ビ
ツトにフラグが立つ可能性がある。これは例えば
起動中断中にそのタスクの次の起動要求タイミン
グになつてしまつた場合である。この時にはRビ
ツトのフラグが優先されて先ず、中断中のタスク
を終了させる。これによりRビツトのフラグが消
え、起動ビツトのフラグによりIdle状態を通らず
にQueue状態となる。 この様にタスク0〜8は各々第13図の何れか
の状態にある。 次に第14図は第6図のプログラムシステムの
具体的実施例を示している。図に於いて管理プロ
グラムOSはイニシヤル処理プログラム202、
割込み処理プログラム206、タスクデイスパツ
チヤ208及びマクロ処理プログラム228より
成る。 割込み処理プログラム206には各種の割込み
処理プログラムがあり、イニシヤル割込み処理
(以下INTL割込み処理という)602はエンジ
ン回転に同期して発生するイニシヤル割込み信号
によつて、エンジン1回転当たりエンジン気筒数
の半分、即ち4気筒なら2回イニシヤル割込みが
発生する。このイニシヤル割込みによつてEGIタ
スク612で計算した燃料の噴射時間を入出力イ
ンターフエイス回路108のEGIレジスタに設定
する。AD変換割込み処理604は2種類あり1
つはAD変換器1割込み(以下ADC1と略す)及
びAD変換器2割込み(以下ADC2と略す)であ
る。AD変換器1は8ビツトの精度を有し、電源
電圧、冷却水温度、吸気温度及び使用調整などの
入力に用いられ、マルチプレクサー120に対す
る入力ポイントの指定を行なうと同時に変換を開
始し、変換終了後にADC1割込みを発生する。な
お本割込みはクランキング前にのみ使用する。又
AD変換器128は空気流量の入力に用いられ変
換終了後にADC2割込みを発生する。なお、本割
込みもクランキング前にのみ使用する。 次にインターバル割込み処理プログラム(以下
INTV割込み処理プログラムと示す。)606で
はINTV割込み信号はINTVレジスタに設定した
時間例えば10ms毎に発生し、一定周期で起動す
べきタスクの時間監視用基本信号として用いられ
る。本割込み信号によつて、ソフトタイマの更新
を行ない、規定周期に達したマスクを起動する。
更にエンスト割込み処理プログラム(以下ENST
割込み処理プログラムと記す。)608ではエン
ジンのストツプ状態を検出するもので、INTL割
込み信号を検出すると、計数を開始し所定時間例
えば1秒以内に次にINTL割込み信号を検出でき
なかつた時、ENST割込みが発生する。そして
ENST割込みが3回、例えば3秒経過しても
INTL割込み信号が検出できなかつた場合にエン
ストが起つたものと判断し点火コイルへの通電及
び燃料ポンプの停止を行なう。これらの処理の後
スタータスイツチ152がオンするまで待機す
る。上記割込み要因に対する処理概要を表1に示
す。
【表】 イニシヤル処理プログラム202及びマクロ処
理プログラム228については前述の通りの処理
を行なう。 上記各種の割込みにより起動されるタスク群は
次の通りである。タスクレベル0に属するタスク
としては空気量信号処理タスク(以下ASタスク
と記す)、燃料噴射制御タスク(以下EGIタスク
と記す)及び始動モニタタスク(MONITタスク
と言う)がある。又タスクレベル1に属するタス
クとしてはAD1入力タスク(以上ADIN1タスク
と記す)、時間係数処理タスク(以下AFSIAタス
ク)がある。更にタスクレベル2に属するタスク
としてはアイドル回転制御タスク(以下ISCタス
クと記す)、補正計算タスク(以下HOSEIタスク
と記す)及び始動前処理タスク(以下ISTRTタ
スクと記す)がある。 上記各タスクレベルの割り当てとタスクの機能
を表2に示す。
【表】 表2から明らかなように各種割込みにより起動
される各タスクの起動周期は予め定められており
これらの情報はROM104に格納されている。 次に、本発明に係るエンジン吸入空気量の検出
装置に対応する部分について説明する。なお、エ
ンジン吸入空気量の検出処理はINTL割込み処理
とされている。 ホツトワイヤ流量センサの信号は、INTL割込
によつて取込むものであり、その取込タイミング
は、AD変換回路128の処理毎、すなわち、AD
変換回路128が、ホツトワイヤ流量センサ24
からのアナログデータをデイジタル変換処理し終
ると次に、ホツトワイヤ流量センサ24からのア
ナログデータを取り込みデイジタル変換するタイ
ミングである。すなわち、例えば、第15図に示
す如く、モード0は、回転数Nが、N=
1600rpm、モード1は、回転数NがN=
3200rpm、モード2は、回転数NがN=6400rpm
とし、4気筒エンジンについて例示してある。し
たがつて、クランク回転角度180゜で1吸気工程
である。 したがつて、モード0に対し、モード1は同一
時間で2倍の回転角度回転し、さらにモード2で
は、モード0の4倍、モード1の2倍の回転角度
で回転することになり、それが第15図において
示されている。 本実施例は、モード0におけるエンジン回転数
で10個のデータサンプリングを行なうよう設定す
る。すなわち、モード0のときは、クランク回転
角度18゜毎にサンプリングを行ないAD変換処理
が行なわれモード1のときは、回転数Nが2倍と
なつているため、取込みタイミングが、AD変換
器の変換処理は同じであるからモード0のクラン
ク回転角度の2倍のクランク回転角度36゜に相当
する時間毎のデータ取込みとなり、さらにモード
2のときは、回転数Nがモード0のときの4倍と
なつているため、AD変換器のデイジタル変換処
理に必要な時間であるクランク回転角度72゜に相
当する時間毎にサンプリングを行なう。したがつ
て、各モード共に、1吸気工程におけるクランク
回転角度になおすと、モード0において取込んだ
データと同じクランク回転角度でデータを取込ん
だのと同じことになる。 また、回転数Nが上がつてきた場合には、第1
6図に示す如きタイミングで取り込むことにな
る。すなわち、いま、第16図Aのクランク角セ
ンサの出力を18゜毎にパルス信号aとして出力す
るものとし、各クランク回転角度毎に第16図C
の如く番号を付する。このデータの取込は、第1
6図Bの如く、QA演算終了によつて出力される
パルス信号b1によつて第16図Dに示すAD変換
器のデイジタル変換処理スタート信号d1が出力さ
れ、まず、第16図Cの1番目のデータ(クラン
ク回転角度0゜)の信号がAD変換される。AD変
換処理が終ると第16図Fに示す如くqA取込レ
ジスタにqA1がその対応する番地に記憶され
る。qA取込レジスタに記憶されると、第16図
Eに示す如くAD変換終了パルスe1が出力され
る。このAD変換終了パルスe1の出力によつてAD
変換器スタートパルス信号d2が出力される。この
AD変換器スタートパルス信号d2の出力があると
このAD変換器スタートパルス信号d2に同期ある
いは直後に入力されるクランク角センサからの出
力信号に対応するデータを取り込む。図において
は、4番目のデータであり、このデータもqA取
込レジスタ内の対応する番地にそのAD変換値が
記憶される。このようにしてデータを取込むこと
になり、もし、AD変換スタートパルス信号dの
入力後のクランク角センサからの出力パルスaに
対応する信号が既に取込まれている場合には、次
にくるクランク角センサからの出力パルスaに対
応するデータの内、記憶されていないデータが来
るまでデータ取込みをロツクし、最初にくるまだ
記憶されていないデータを取込みAD変換を行な
つてqA取込レジスタ内の対応する番地に記憶す
る。 このようにして、必要データが全て記憶される
と第16図Gに示す如きQA演算スタート信号g1
を出力し、マイクロコンピユータを作動させて
QAの演算処理を行なう。演算処理が終了する
と、第16図Bに示す如くQA演算終了信号b2
出力し、前述と同様の処理を行なう。 このように、AD変換器のAD変換処理時間毎に
データ取込を行うことによりエンジン回転数の変
動によつて左右されることがない。 このようなホツトワイヤ流量センサの信号取込
みのINTL割込処理フローが第17図に示されて
いる。 図において、まず、ステツプ801において、
INTL割込か否かを判断する。INTL割込の場合
は、ステツプ802において、クランク角カウン
タのカウントアツプする。その後、ステツプ80
3において、AD変換器が他の仕事で忙しいか否
かを判定し、AD変換器が忙しいときには、他の
INTV割込処理606に移る。また、AD変換器
が他の仕事によつて忙しくないと判断すると、ス
テツプ804において、qA取込レジスタの取込
データが、全部のビツトで“1”となつているか
否かを判定する。ステツプ804において“1”
と判定すると、ステツプ805においてAD変換
されたqAをqA取込レジスタであるRAMより
CPUに取込む。 また、ステツプ804において、全部のビツト
が“1”でないと判定すると、ステツプ806に
おいて、AD変換器をスタートさせて、クランク
角センサからの信号によつて、AD変換をしてAD
変換したqAをRAMに格納する。ステツプ806
において、qAをRAMに取込ませる起動をかけて
INTV割込処理606に移る。 なお、ステツプ801において、INTL割込で
ないと判定するとINTV割込処理606に移る。 次に、第14図図示空気量信号処理AC610
のタスクについて説明する。空気量信号処理タス
クは第18図に示す如く、ステツプ901におい
てタスクを起動する。タスクが起動されると、ス
テツプ902において、vの取込禁止フラグをセ
ツトする。次に、ステツプ903において、
(V22の計算を行ないRAMへ格納する。次にステ
ツプ904において、取込禁止フラグをリセツト
する。取込禁止フラグをリセツトすると、ステツ
プ905においてステツプ903RAMに格納さ
れた値(V22を積算して平均化する。積算して平
均化するとステツプ906において、エンジンの
加速状態か否かを判定する。このステツプ906
において加速状態であると判定するとステツプ9
07において加速噴射する。ステツプ906にお
いて加速状態でないと判定した場合、ステツプ9
07において加速噴射した後、第14図における
マクロ処理228に移る。 以下第19図乃至第21図に基づきINTV割込
み処理について説明する。第14図はRAM10
6に設けられたソフトタイマテーブルであり、こ
のソフトタイマーテーブルには各種割込みにより
起動される異なる起動周期の数だけのタイマブロ
ツクが設けられている。ここでタイマブロツクと
はROM104に格納されているタスクの起動周
期に関する時間情報が転送される記憶エリアを指
している。同図に於いて左端に記憶されている
TMBはRAM106に於けるソフトタイマテーブ
ルの先頭番地を意味する。このソフトタイマテー
ブルの各タイマブロツクにはエンジン始動時に
ROM104より前記起動周期に関する時間情
報、即ちINTV割込みを例えば10ms毎に行なう場
合にはその整数倍の値が転送され、格納される。 次に第20図にINTV割込み処理606の処理
フローを示す。同図に於いてステツプ626でプ
ログラムが起動されるとステツプ628でRAM
106に設けられたソフトタイマテーブルのイニ
シヤルライズが行なわれる。即ち、インデツクス
レジスタの内容iを0にし前記ソフトタイマテー
ブルの番地TMB+0のタイマブロツクに記憶さ
れている残り時間T1を調べる。ここでこの場合
にはT1=T0である。次にステツプ630で上記
ステツプ628で調べたソフトタイマが停止中で
あるか否かが判断される。即ち、ソフトタイマテ
ーブルに記憶されている残り時間T1がT1=0で
ある場合にはソフトタイマは停止中であると判断
され、該ソフトタイマにより起動されるべき該当
タスクは停止中であると判断され、ステツプ64
0にジヤンプし、ソフトタイマテーブルの更新が
行なわれる。 一方、ソフトタイマテーブルの残り時間T1
T1≠0である場合にはステツプ632に移行し
前記タイマブロツクの残り時間の更新が行なわれ
る。即ち、残り時間T1から−1だけテイクリメ
ントされる。次にステツプ634では前記タイマ
テーブルのソフトタイマが起動周期に達したか否
かが判断される。即ち残り時間T1がT1=0であ
る場合には起動周期に達したと判断されその場合
にはステツプ636に移行する。又ソフトタイマ
が起動周期に達していないと判断される場合には
ステツプ640にジヤンプし、ソフトタイマテー
ブルの更新が行なわれる。前記ソフトタイマテー
ブルが起動周期に達している場合にはステツプ6
36でソフトタイマテーブルの残り時間T1を初
期化する。即ち、ROM104よりRAM106へ
該当タスクの起動周期の時間情報を転送する。そ
してステツプ636で前記ソフトタイマテーブル
の残り時間T1を初期化した後、ステツプ638
でそのソフトタイマテーブルに該当するタスクの
起動要求を行なう。次にステツプ640でソフト
タイマテーブルの更新を行なう。即ち、インデツ
クスレジスタの内容を+1インクリメントする。
更にステツプ642では全部のソフトタイマテー
ブルをチエツクしたか否かが判断される。即ち、
第19図に示したように本実施例ではソフトタイ
マテーブルをN+1個だけ設けてあるのでインデ
ツクスレジスタの内容iがi=N+1である場合
には全ソフトタイマテーブルのチエツクが完了し
たと判断されステツプ644でINTV割込み処理
プログラム606は終了する。一方ステツプ64
2で全ソフトタイマテーブルがチエツクされてい
ないと判断された場合にはステツプ630に戻
り、前述と同様の処理が行なわれる。 以上の様にして各種の割込みに応じて該当タス
クの起動要求が出され、それに基づいて該当タス
クの実行が為されるが、表2に掲げられたタスク
群が常にすべてが実行されるのではなく、エンジ
ンの運転情報に基づいてROM104に設けられ
ている前記タスク群の起動周期に関する時間情報
を選択してRAM106のソフトタイマテーブル
中に転送し格納する。そして与えられたそのタス
クの起動周期が例えば20msであるとすれば、そ
の時間毎にタスクが起動されるがそのタスクの起
動が運転条件に応じて継続して行なう必要がある
ものであれば常にそのタスクに該当するソフトタ
イマテーブルは更新して初期化される。次にエン
ジンの運転条件に応じて各種割込みにより前記タ
スク群が起動停止される様子を第21図に示すタ
イムチヤートにより説明する。スタータスイツチ
152の操作によりパワーオンの状態になると
CPUが作動し、ソフトウエアフラグIST及びソフ
トウエアフラグEMに1が立てられる。ソフトウ
エアフラグISTはエンジンが始動前の状態にある
ことを示すフラグであり、ソフトウエアフラグ
EMはENST割込みを禁止するためのフラグであ
る。これらの2つのフラグによりエンジンが始動
前の状態にあるか或いは始動中か又は始動後の状
態にあるのかの判別が為される。さてスタータス
イツチ152の操作によりパワーオンの状態にな
ると先ず最初にタスクADIN1が起動され各種セ
ンサによりエンジンの始動に必要なデータ例えば
冷却水温度、バツテリ電圧等の入力情報がマルチ
プレクサ120を介してAD変換器122に取込
まれ、これらのデータの一巡入力毎にタスク
HOSEIタスク補正が起動され前記入力情報に基
づき補正計算が行なわれる。又前記タスクADIN
1によりAD変換器122に各種センサからのデ
ータの一巡入力毎にタスクISTRTが起動されエ
ンジン始動中に必要な燃料噴射量の計算がなされ
る。以上の3つのタスク、即ちタスクADIN1、
タスクHOSEI及びタスクISTRTはイニシヤル処
理プログラム202により起動されるものであ
る。 スタータスイツチ152がON状態になるとタ
スクISTRTの割込み信号によりタスクADIN1、
タスクMONIT及びタスクADIN2の3つのタス
クに起動が掛けられる。即ち、これらのタスクは
スタータスイツチ152がON状態になつている
期間(エンジンのクランキング時)のみ実行され
る必要がある。この期間ではROM104から
RAM106に設けられた前記タスクにそれぞれ
該当するソフトタイマテーブルに所定の起動周期
の時間情報が転送され格納される。そしてこの期
間は前記ソフトタイマテーブルの起動周期の残り
時間T1は初期化され起動周期の設定が繰り返し
行なわれる。タスクMONITはエンジン始動時の
燃料噴射量を計算するためのタスクでありエンジ
ン始動後は不要なタスクであるので所定の回数だ
けタスクの実行を終了したらソフトタイマの起動
を停止し、そのタスク終了時に発せられる停止信
号により上記以外のエンジン始動後に必要なタス
ク群の起動を行なう。ここでタスクの停止をソフ
トタイマにより行なうにはそのタスクの終了に於
ける判断時点でそのタスクが終了したことを示す
信号によりそのタスクの該当するソフトタイマテ
ーブルに0を格納する、即ちソフトタイマの内容
をクリアすることによりタスクの停止を行なうも
のである。したがつて、タスクの起動停止をソフ
トタイマにより簡単に行なえるように構成したの
で異なる起動周期を有する複数のタスクに対し能
率的且つ信頼性有る管理を行なうことが可能とな
る。 次にIRQの発生回路を第22図に示す。レジス
タ735とカウンタ736と比較器737とフリ
ツプフロツプ738はINTV IRQの発生回路であ
り、レジスタ735にINTV IRQの発生周期例え
ば本実施例では10〔ms〕がセツトされる。これ
に対しクロツクパルスがカウンタ736へセツト
され、そのカウント値がレジスタ735と一致す
るとフリツプフロツプ738をセツト状態とす
る。このセツト状態でカウンタ736をクリア
し、再びカウントを再開する。従つて一定時間
(10m sec)ごとにINTV IRQが発生する。 レジスタ741とカウンタ742と比較器74
3、フリツプフロツプ744はエンジンの停止を
検知するENST IRQの発生回路である。レジス
タ741とカウンタ742と比較器743は上の
説明と同様であり、カウント値がレジスタ741
の値に達するとENST IRQを発生する。しかし
エンジンの回転中はクランク角センサより一定ク
ランク角毎に発生するREFパルスによりカウン
タ742がクリアされるのでカウンタ742のカ
ウント値がレジスタ741の値に達しないので
ENST IRQは発生しない。 フリツプフロツプ738に発生したINTV IRQ
やフリツプフロツプ744に発生したENST
IRQさらにADC1やADC2で発生したIRQはそ
れぞれフリツプフロツプ740,746,76
4,768へセツトされる。またフリツプフロツ
プ737,745,762,766にはIRQを発
生させるか禁止するかの信号がセツトされる。フ
リツプフロツプ737,745,762,766
に“H”がセツトされていればANDゲート74
8,750,770,772は能動となり、IRQ
が発生するとORゲートよりただちにIRQが発生
する。 従つてフリツプフロツプ737,745,76
2,766のそれぞれに“H”を入るか“L”を
入るかによつてIRQの発生を禁止したり、禁止を
解除したりできる。またIRQが発生するとフリツ
プフロツプ740,746,764,768の内
容をCPUに取り込むことにより、IRQ発生の原因
が解かる。 IRQに応じてCPUがプログラムを実行し始めた
場合、そのIRQ信号はクリアする必要があるので
実行を始めたIRQに関するフリツプフロツプ74
0,746,764,768の1つをクリアす
る。 したがつて、本実施例によれば、エンジン回転
数の変動があつても、常に、クランク角センサか
らの出力信号に基づき、AD変換器の処理に要す
る時間毎に空気流量を取込み、AD変換してレジ
スタに記憶しておくため、必要データを正確に取
込むことができる。 以上説明したように、本発明によれば、エンジ
ン回転数の変動があつても必要データを確実に
AD変換処理を行ない、燃料噴射制御を確実に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクランク軸回転角度に対するホツトワ
イヤ出力電圧vの出力特性図、第2図はエンジン
系統全体の制御装置を示す構成図、第3図は第2
図の点火装置の説明図、第4図は排気ガス環流シ
ステムを説明するための構成図、第5図はエンジ
ン制御システムの全体構成図、第6図は本発明に
係わるエンジン制御方法のプログラムシステムの
基本的構成を示す図、第7図はタスクデイスパツ
チヤの管理するRAMに設けられたタスク制御ブ
ロツクのテーブルを示す図、第8図は各種割込み
により起動されるタスク群のスタートアドレステ
ーブルを示す図、第9図及び第10図はタスクデ
イスパツチヤの処理フローを示す図、第11図は
マクロ処理プログラムの処理フローを示す図、第
12図はタスク優先制御の一例を示す図、第13
図は上記タスク優先制御に於けるタスクの状態遷
移を示す図、第14図は第6図に於ける具体的フ
ローを示す図、第15図は本発明の一実施例を示
すホツトワイヤ出力電圧取込タイミングを示す
図、第16図はホツトワイヤ流量センサの信号取
込みのAD変換処理タイムチヤート、第17図は
ホツトワイヤ流量センサの信号取込みのINTL割
込処理フローチヤート、第18図は空気量信号処
理タスクのフローチヤート、第19図はRAMに
設けられたソフトタイマテーブルを示す図、第2
0図はINTV割込み処理プログラムの処理フロー
を示す図、第21図はエンジンの運転状態に応じ
て各種タスクの起動停止が行なわれる様子を示し
たタイミングチヤート、第22図は割込みIRQの
発生回路である。 102……CPU、104……ROM、106…
…RAM、602……INTL割込処理、610……
空気量信号処理。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 吸気管内に配置されシリンダに吸入され
    る空気流量を検出して空気流量信号を出力する
    ホツトワイヤ流量センサと、 b クランク角センサの出力信号に基づき予め設
    定されたクランク回転角度に対応させたデータ
    取込みパルス列を出力するタイミング制御手段
    と、 (c) 与えられる指令に基づき前記データ取込みパ
    ルスに同期させて前記空気流量信号を取込んで
    A―D変換処理するA―D変換手段と、 (d) 前記A―D変換手段により処理された空気流
    量信号をクランク回転角度に対応させて記憶す
    る記憶手段と、 (e) 前記A―D変換手段からA―D変換処理終了
    信号が出力されたとき、この終了信号に同期し
    て又は直後に入力される前記データ取込みパル
    スに対応する空気流量信号が既にA―D変換処
    理されたか否かを判断し、未処理の場合は前記
    A―D変換手段に処理指令を出力し、一方既処
    理の場合は未処理の空気流量信号に対応するデ
    ータ取込みパルスが入力されるまで前記A―D
    変換手段のデータ取込みを阻止する取込み制御
    手段と、 (f) 前記記憶手段に予め定められた全てのクラン
    ク回転角度に対応する空気流量信号が記憶され
    たことを検知し、この記憶された全ての空気流
    量信号に基づいて前記シリンダ吸入空気量を算
    出する演算手段と、 を備えてなるエンジン吸入空気量の検出装置。
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