JPS6240498B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輛の荷箱における観音扉のロツク装
置の改善に関するものである。

従来１図に示すような荷役車輛Ｖの荷箱Ｂにお
ける観音扉Ｇのロツク装置Ｌは、２図、３図に示
すように閂０１と差込み式ロツク０２を併用した
もので構成部品も多く操作に力を要して居た。ま
た４図のように上部フレーム０３を取付ければ操
作の簡単な固定金具が使用出来るが、塵芥等の傾
動排出の場合には、粗大品が上部フレーム０３に
ひつかかつて荷箱を痛めたり、粗大品が排出不能
となる。

本発明は車輛の荷箱における観音扉において、
一方の扉に受金具を設け、また他方の扉に係合金
具を有する軸を枢支し、前記受金具と係合金具を
着脱自在に構成することにより簡単なロツク装置
を提供するものである。

以下本発明の実施例を図面によつて具体的に説
明する。

第５図において荷箱Ｂのフレーム１に蝶番２に
より外側に開閉自在に蝶着された扉３，４は図中
１５に示すように、一方に凸部を、また他方に該
凸部に対応して嵌入される凹部が形成されて上部
が互に入りくんでおり、かつＡ−Ａ，Ｂ−Ｂのそ
れぞれの断面図に示すように扉４が外側に開かな
いと扉３が開かないようにした段付部５，６が設
けられている。ブラケツト７は軸８が当該ブラケ
ツト回りに回動し得るように扉４に固定されてお
り、軸８にはブラケツト７の上下にカラー９が、
またその両先端に係合金具１０がそれぞれ設けら
れている。そして軸８の係合金具１０は扉３及び
フレーム１に固定されている受金具１１に対して
着脱自在となりロツク装置を構成している。１２
はハンドルであつて、ピン１３により上下に揺動
しうるように軸８に軸支されており、扉３，４の
閉成時軸８が回動しないようにドアロツクブラケ
ツト１４に係止されるようになつている。

上記構成において当該扉３，４のロツクを解除
し外側に開く手順はハンドル１２を上方に揺動さ
せてドアロツクブラケツト１４より外して手前に
引き寄せて回動させると、軸８の上下に固着され
た係合金具１０，１０も同方向に回動して上下の
受金具１１，１１より離脱する。この後ハンドル
１２を手前にひけばまず扉４が外側に開き、つい
で扉３を外側に開くことができる。

扉３，４を閉じてロツクする手順は上記手順を
逆に実施すればよい。第９図は他の実施例を示し
たもので、他方の扉の上部に取付金具１６を固定
して受金具を取付けた場合を示す。

本発明によつて第２図、第３図に示すような従
来技術によるロツク装置より閂と閂に連結する連
結桿を除くことが出来て構成部品を少くし操作に
力を要することなく簡単に扉の開閉ができるよう
になつた。

【図面の簡単な説明】

第１図は荷役車軸の側面図。第２図、第３図、
第４図は従来技術によるロツク装置を装着した観
音扉の正面図。第５図は本案ロツク装置を装着し
た観音扉の正面図。第６図、第７図、第８図は第
５図に示す夫々Ａ−Ａ，Ｂ−Ｂ，Ｃ−Ｃ断面図。
第９図は他の実施例を示した図である。 ３，４……扉、８……軸、１０……係合金具、
１１……受金具、１６……上部取付金具。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 車輛荷箱の観音扉において、一方の扉に回動
   自在に枢支された軸の先端に係合金具を形成し、
   該係合金具に着脱自在に対応する受金具を他方の
   扉および荷箱に設けたことを特徴とする車輛の荷
   箱における観音扉のロツク装置。 ２ 一方の扉に段付部を設け、他方の扉に当該段
   付部に当接係合し、前記一方の扉の開放を抑制す
   るように形成された段付部を設けた前記特許請求
   の範囲第１項記載の車輛の荷箱における観音扉の
   ロツク装置。 ３ 他方の扉の上部に取付金具を固定した前記特
   許請求の範囲第１項記載の車輛の荷箱における観
   音扉のロツク装置。