JPS6239945Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6239945Y2 JPS6239945Y2 JP7609183U JP7609183U JPS6239945Y2 JP S6239945 Y2 JPS6239945 Y2 JP S6239945Y2 JP 7609183 U JP7609183 U JP 7609183U JP 7609183 U JP7609183 U JP 7609183U JP S6239945 Y2 JPS6239945 Y2 JP S6239945Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- spring
- clutch
- pin shaft
- compression spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 30
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 3
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ペダル操作時における異音の発生を
防止したクラツチペダルの踏力軽減装置に関する
ものである。
防止したクラツチペダルの踏力軽減装置に関する
ものである。
従来、この種のクラツチペダルの踏力軽減装置
の例としては、例えば第1図乃至第3図に示すよ
うなものがある。この踏力軽減装置10は、車体
パネル1にカラー4の介在の下にボルト5及びナ
ツト6、或はボルト7及びナツト8によつて取付
けられたブラケツト2と、このブラケツト2に復
帰位置Aと最大踏込位置Bとの間で回動可能に懸
架支持され、且つ下端にペダルを有するクラツチ
レバー3とから成るクラツチ操作部材に適用され
る。上記踏力軽減装置は、ブラケツト2にサブブ
ラケツト18をシヤフト9によつて吊設すると共
にボルト19によつて締結固定し、このサブブラ
ケツト18にピンシヤフト12をスナツプリング
27により止着し、これを介してレバー13を回
動可能に取付け、このレバー13に上下一対のス
プリング受14,15とスプリング受14,15
間に介装された圧縮スプリング16とを装着する
一方、クラツチレバー3には係合ピン11を固着
し、上側スプリング受14をピンシヤフト12に
当接させると共に下側スプリング受15を係合ピ
ン11に当接せしめ、圧縮スプリング16を上下
方向に支持して成る。
の例としては、例えば第1図乃至第3図に示すよ
うなものがある。この踏力軽減装置10は、車体
パネル1にカラー4の介在の下にボルト5及びナ
ツト6、或はボルト7及びナツト8によつて取付
けられたブラケツト2と、このブラケツト2に復
帰位置Aと最大踏込位置Bとの間で回動可能に懸
架支持され、且つ下端にペダルを有するクラツチ
レバー3とから成るクラツチ操作部材に適用され
る。上記踏力軽減装置は、ブラケツト2にサブブ
ラケツト18をシヤフト9によつて吊設すると共
にボルト19によつて締結固定し、このサブブラ
ケツト18にピンシヤフト12をスナツプリング
27により止着し、これを介してレバー13を回
動可能に取付け、このレバー13に上下一対のス
プリング受14,15とスプリング受14,15
間に介装された圧縮スプリング16とを装着する
一方、クラツチレバー3には係合ピン11を固着
し、上側スプリング受14をピンシヤフト12に
当接させると共に下側スプリング受15を係合ピ
ン11に当接せしめ、圧縮スプリング16を上下
方向に支持して成る。
クラツチレバー3のブラケツト2への取付部に
は、カラー21が設けられ、クラツチレバー3と
シヤフト9との間の回動運動を円滑にしている。
また、シヤフト9よりやや下方のクラツチレバー
3部分には踏力伝達ロツド29が回動可能にピン
30止めされており、クラツチ機構(図示してな
い)に連結されている。そして、クラツチレバー
3は、クラツチ機構の作用により、踏力伝達ロツ
ド29を介して常時復帰方向へ反力を受けてい
る。
は、カラー21が設けられ、クラツチレバー3と
シヤフト9との間の回動運動を円滑にしている。
また、シヤフト9よりやや下方のクラツチレバー
3部分には踏力伝達ロツド29が回動可能にピン
30止めされており、クラツチ機構(図示してな
い)に連結されている。そして、クラツチレバー
3は、クラツチ機構の作用により、踏力伝達ロツ
ド29を介して常時復帰方向へ反力を受けてい
る。
他方、踏力軽減装置10のレバー13は、第2
図及び第3図から明らかなように、細長状の板材
から成り、その上端部、サブブラケツトへの取付
部にはカラー21が設けられ、且つこのカラー2
1に2個のブツシユ20が相対して嵌着され、こ
れらカラー21及びブツシユ20を介してピンシ
ヤフト12にレバー13が回動可能に取付けられ
ている。上下側スプリング受14,15はキヤツ
プ構造を有し、それぞれの底面にはレバー13を
挿通するための切欠孔23が形成されている。そ
して、上側スプリング受14のキヤツプ凹部を下
向きにして切欠孔23にレバー13を挿通し、次
いで圧縮スプリング16をレバー13に通し、下
側スプリング受15のキヤツプ凹部を上向きにし
て切欠孔24にレバー13を挿通することにより
ばね装置のレバー13への装着を行う。また、レ
バー13の下端部には、その長手方向に延びる長
孔26が開設されており、この長孔26に係合ピ
ン11を挿通すると共にカラー22の介在の下で
スナツプリング28によりレバー13に止着し、
クラツチレバー3と踏力軽減装置10とを作動連
結する。このレバー13への係合ピン11の取付
時には、圧縮スプリング16は、ピンシヤフト1
2及び係合シヤフト11の間で、その自由長より
も所定の長さだけ圧縮された状態に設定され、係
合ピン11を常時下方へ付勢することによりクラ
ツチペダル3aに作用力を及ぼすようにしてい
る。また、レバー13の回動中心(ピンシヤフト
12の軸心に相当し、これをPとする)は、クラ
ツチレバー3が復帰位置Aにある時は、クラツチ
レバー3の回動中心(シヤフト9の軸心に相当
し、これをOとする)と係合ピン11の軸心(Q
とする)とを結ぶ線lよりも、クラツチレバー3
踏込方向へややオフセツトした位置に来るように
設定されている。そして、操作者がクラツチペダ
ル3aを踏込むと、係合ピン11は、クラツチレ
バー3の復帰位置Aに対応する基準位置Q1から
反転位置Q2を通り、最大踏込位置Bに対応する
最大ストローク位置Q3まで長孔26内をスライ
ドしつつ移動する。そして、最大ストローク位置
Q3で係合ピン11は長孔26の下端に突当り、
ストツパとなる。このクラツチ操作中において、
圧縮スプリング16は、基準位置Q1から反転位
置Q2へ移動する係合ピン11によつて更に圧縮
作用を受け、反転位置Q2にて最大圧縮された
後、反転位置Q2を通過すると圧縮スプリング1
6自身の復帰作用によつて伸長する。また、圧縮
スプリング16は、係合ピン11が基準位置Q1
から反転位置Q2へ移動する間はクラツチレバー
3に対して、その作動は抵抗する方向に作用する
一方、反転位置Q2を通過した後はクラツチレバ
ー3の作動を助長する方向に作用し、クラツチ機
構からの反力に対抗してクラツチペダル3aの踏
力を軽減させる。
図及び第3図から明らかなように、細長状の板材
から成り、その上端部、サブブラケツトへの取付
部にはカラー21が設けられ、且つこのカラー2
1に2個のブツシユ20が相対して嵌着され、こ
れらカラー21及びブツシユ20を介してピンシ
ヤフト12にレバー13が回動可能に取付けられ
ている。上下側スプリング受14,15はキヤツ
プ構造を有し、それぞれの底面にはレバー13を
挿通するための切欠孔23が形成されている。そ
して、上側スプリング受14のキヤツプ凹部を下
向きにして切欠孔23にレバー13を挿通し、次
いで圧縮スプリング16をレバー13に通し、下
側スプリング受15のキヤツプ凹部を上向きにし
て切欠孔24にレバー13を挿通することにより
ばね装置のレバー13への装着を行う。また、レ
バー13の下端部には、その長手方向に延びる長
孔26が開設されており、この長孔26に係合ピ
ン11を挿通すると共にカラー22の介在の下で
スナツプリング28によりレバー13に止着し、
クラツチレバー3と踏力軽減装置10とを作動連
結する。このレバー13への係合ピン11の取付
時には、圧縮スプリング16は、ピンシヤフト1
2及び係合シヤフト11の間で、その自由長より
も所定の長さだけ圧縮された状態に設定され、係
合ピン11を常時下方へ付勢することによりクラ
ツチペダル3aに作用力を及ぼすようにしてい
る。また、レバー13の回動中心(ピンシヤフト
12の軸心に相当し、これをPとする)は、クラ
ツチレバー3が復帰位置Aにある時は、クラツチ
レバー3の回動中心(シヤフト9の軸心に相当
し、これをOとする)と係合ピン11の軸心(Q
とする)とを結ぶ線lよりも、クラツチレバー3
踏込方向へややオフセツトした位置に来るように
設定されている。そして、操作者がクラツチペダ
ル3aを踏込むと、係合ピン11は、クラツチレ
バー3の復帰位置Aに対応する基準位置Q1から
反転位置Q2を通り、最大踏込位置Bに対応する
最大ストローク位置Q3まで長孔26内をスライ
ドしつつ移動する。そして、最大ストローク位置
Q3で係合ピン11は長孔26の下端に突当り、
ストツパとなる。このクラツチ操作中において、
圧縮スプリング16は、基準位置Q1から反転位
置Q2へ移動する係合ピン11によつて更に圧縮
作用を受け、反転位置Q2にて最大圧縮された
後、反転位置Q2を通過すると圧縮スプリング1
6自身の復帰作用によつて伸長する。また、圧縮
スプリング16は、係合ピン11が基準位置Q1
から反転位置Q2へ移動する間はクラツチレバー
3に対して、その作動は抵抗する方向に作用する
一方、反転位置Q2を通過した後はクラツチレバ
ー3の作動を助長する方向に作用し、クラツチ機
構からの反力に対抗してクラツチペダル3aの踏
力を軽減させる。
しかしながら、このような従来のクラツチペダ
ル3aの踏力軽減装置にあつては、圧縮スプリン
グ16を圧縮状態に保持する上側スプリング受1
4は、その上側外面をピンシヤフト12に当接さ
せることにより支持されているから、圧縮スプリ
ング16の支持が不安定になるという恐れがあつ
た。即ち、上側スプリング受14はピンシヤフト
12に対し線接触して圧縮スプリング16を支持
するから、何らかの原因で上側スプリング受14
が傾き易く(第3図点線部分参照)、しかも、下
側スプリング受15は係合ピン11に追従するよ
うにその切欠孔24をレバー3より大きく形成せ
ざるを得ず、ある程度傾くのを避けれない。従つ
て、両スプリング受が傾くことにより、圧縮スプ
リング16が大きく湾曲してレバー13に当り、
異音が発生するという不具合があつた。
ル3aの踏力軽減装置にあつては、圧縮スプリン
グ16を圧縮状態に保持する上側スプリング受1
4は、その上側外面をピンシヤフト12に当接さ
せることにより支持されているから、圧縮スプリ
ング16の支持が不安定になるという恐れがあつ
た。即ち、上側スプリング受14はピンシヤフト
12に対し線接触して圧縮スプリング16を支持
するから、何らかの原因で上側スプリング受14
が傾き易く(第3図点線部分参照)、しかも、下
側スプリング受15は係合ピン11に追従するよ
うにその切欠孔24をレバー3より大きく形成せ
ざるを得ず、ある程度傾くのを避けれない。従つ
て、両スプリング受が傾くことにより、圧縮スプ
リング16が大きく湾曲してレバー13に当り、
異音が発生するという不具合があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、その目的は、スプリング受によ
る圧縮スプリングの支持を安定化させ、当該圧縮
スプリングの傾倒あるいは湾曲を防止して異音の
発生を防いだクラツチペダルの踏力軽減装置を提
供し、上記従来の問題点を解決することである。
なされたもので、その目的は、スプリング受によ
る圧縮スプリングの支持を安定化させ、当該圧縮
スプリングの傾倒あるいは湾曲を防止して異音の
発生を防いだクラツチペダルの踏力軽減装置を提
供し、上記従来の問題点を解決することである。
本考案は、上記の目的を達成するために、踏力
軽減装置における圧縮スプリングの支持を、従来
における線接触受けによるものから略十字受けに
よるものに改善したことを要旨とするものであ
る。かかる態様は、レバーの上側スプリング受設
置部分において、ピンシヤフトの長手方向に対し
て交差する方向両側縁にスプリング受係合部を突
設し、このスプリング受係合部とピンシヤフトと
に上記スプリング受を当接させて圧縮スプリング
を支持することによつて実現できる。スプリング
受係合部は、レバーの両側縁に突出片を溶接等の
手段によつて取付けることにより構成してもよい
し、或は、レバーをプレス打抜成形する際に切欠
状の張出部を一体成形してもよい。かかるスプリ
ング支持構成を採ることによつてスプリング受及
び圧縮スプリングは安定し、クラツチペダルの踏
込操作時における圧縮スプリングの傾倒や湾曲は
なくなり、異音の発生も防止される。
軽減装置における圧縮スプリングの支持を、従来
における線接触受けによるものから略十字受けに
よるものに改善したことを要旨とするものであ
る。かかる態様は、レバーの上側スプリング受設
置部分において、ピンシヤフトの長手方向に対し
て交差する方向両側縁にスプリング受係合部を突
設し、このスプリング受係合部とピンシヤフトと
に上記スプリング受を当接させて圧縮スプリング
を支持することによつて実現できる。スプリング
受係合部は、レバーの両側縁に突出片を溶接等の
手段によつて取付けることにより構成してもよい
し、或は、レバーをプレス打抜成形する際に切欠
状の張出部を一体成形してもよい。かかるスプリ
ング支持構成を採ることによつてスプリング受及
び圧縮スプリングは安定し、クラツチペダルの踏
込操作時における圧縮スプリングの傾倒や湾曲は
なくなり、異音の発生も防止される。
以下、本考案の実施例を添付の図面を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第4図及び第5図は本考案の一実施例を示す図
である。この実施例に係るクラツチペダルの踏力
軽減装置10は、車体パネルに取付けたブラケツ
ト2,18にピンシヤフト12を介してレバー1
3aを回動可能に取付け、このレバー13aに、
互いに対向させた上下一対のスプリング受14,
15とこれらスプリング受14,15間に介装さ
れた圧縮スプリング16とを配設すると共に、ク
ラツチレバー3には係合ピン11を固着せしめ、
上側スプリング受14はピンシヤフト12に当接
させ、下側スプリング受15は係合ピン11に当
接させた点で、基本的には従来の踏力軽減装置と
同様の構成を有する。しかし、従来と異なり、レ
バー13aには上側スプリング受14配設部分の
両側縁に係合部31が張出して形成されている。
係合部31は、レバー13a取付部のカラー21
の下側縁とほぼ同じ高さ位置に設けられ、レバー
13aの先端側部分の幅寸法よりも数ミリメート
ル分だけ段状に幅広となつている。かかるレバー
13aに先ず上側スプリング受14を挿通し、次
いでスプリング16を装填し、さらに下側スプリ
ング受15を取付けた後、係合ピン11をレバー
13aの先方向部分にある長孔26に係合させ、
圧縮スプリング16を圧縮状態で支持する。
である。この実施例に係るクラツチペダルの踏力
軽減装置10は、車体パネルに取付けたブラケツ
ト2,18にピンシヤフト12を介してレバー1
3aを回動可能に取付け、このレバー13aに、
互いに対向させた上下一対のスプリング受14,
15とこれらスプリング受14,15間に介装さ
れた圧縮スプリング16とを配設すると共に、ク
ラツチレバー3には係合ピン11を固着せしめ、
上側スプリング受14はピンシヤフト12に当接
させ、下側スプリング受15は係合ピン11に当
接させた点で、基本的には従来の踏力軽減装置と
同様の構成を有する。しかし、従来と異なり、レ
バー13aには上側スプリング受14配設部分の
両側縁に係合部31が張出して形成されている。
係合部31は、レバー13a取付部のカラー21
の下側縁とほぼ同じ高さ位置に設けられ、レバー
13aの先端側部分の幅寸法よりも数ミリメート
ル分だけ段状に幅広となつている。かかるレバー
13aに先ず上側スプリング受14を挿通し、次
いでスプリング16を装填し、さらに下側スプリ
ング受15を取付けた後、係合ピン11をレバー
13aの先方向部分にある長孔26に係合させ、
圧縮スプリング16を圧縮状態で支持する。
したがつて、この実施例によれば、圧縮スプリ
ング16は、上側スプリング受14部分におい
て、ピンシヤフト12によつてその長手方向に線
接触して支持されると共に、レバー13aに設け
られた係合部31によつてピンシヤフト12の長
手方向に対して略直角の方向に支持されている。
このため、本実施例では、圧縮スプリング16は
十字受けされることとなり、安定した支持が得ら
れるため、操作者の踏込みによりクラツチペダル
3aが復帰位置Aから最大踏込位置Bまで移動す
る間、圧縮スプリング16が途中で反転作用して
もこれを確実に支持することが出来る。すなわ
ち、上側スプリング受14がレバー13aに対し
て安定支持されるので、圧縮スプリング16は下
側スプリング受15の受け部分に略均等な弾発力
を作用させることができ、下側スプリング受15
の傾きも小さくなる。このため、圧縮スプリング
16が曲つてレバー13aや他の部品に衝突する
ことはなくなり、異音の発生を抑えることが出来
る。
ング16は、上側スプリング受14部分におい
て、ピンシヤフト12によつてその長手方向に線
接触して支持されると共に、レバー13aに設け
られた係合部31によつてピンシヤフト12の長
手方向に対して略直角の方向に支持されている。
このため、本実施例では、圧縮スプリング16は
十字受けされることとなり、安定した支持が得ら
れるため、操作者の踏込みによりクラツチペダル
3aが復帰位置Aから最大踏込位置Bまで移動す
る間、圧縮スプリング16が途中で反転作用して
もこれを確実に支持することが出来る。すなわ
ち、上側スプリング受14がレバー13aに対し
て安定支持されるので、圧縮スプリング16は下
側スプリング受15の受け部分に略均等な弾発力
を作用させることができ、下側スプリング受15
の傾きも小さくなる。このため、圧縮スプリング
16が曲つてレバー13aや他の部品に衝突する
ことはなくなり、異音の発生を抑えることが出来
る。
なお、上の実施例では、係合部31はレバー1
3aの両側縁に、当該係合部31より上側部分が
下側部分よりも幅広になるよう切欠成形されてい
るが、必ずしもこのようなものに限られるもので
なく、例えば従来例において示したようなレバー
13の所定の部位に、当該レバー13側縁から更
に側方に張出する係合片を溶接等の手段で固着し
てもよい。ただし、この場合は係合片をレバー側
縁に取付ける工程が余分に必要となるから、プレ
ス加工等によつて一度に係合部が成形されるよう
な、上記実施例の方がコストの面で有利である。
3aの両側縁に、当該係合部31より上側部分が
下側部分よりも幅広になるよう切欠成形されてい
るが、必ずしもこのようなものに限られるもので
なく、例えば従来例において示したようなレバー
13の所定の部位に、当該レバー13側縁から更
に側方に張出する係合片を溶接等の手段で固着し
てもよい。ただし、この場合は係合片をレバー側
縁に取付ける工程が余分に必要となるから、プレ
ス加工等によつて一度に係合部が成形されるよう
な、上記実施例の方がコストの面で有利である。
以上説明したように、本考案によれば、踏力軽
減装置のレバーの、上側スプリング受設置部分
に、ピンシヤフトの長手方向に対して交差する方
向に張出した係合部を設け、圧縮スプリングを十
字状に受け支持したため、圧縮スプリングの支持
を安定化させることが出来、クラツチペダルの踏
込操作に伴い圧縮スプリングが傾倒してレバーに
突当り異音を発生するというような不具合はなく
なる。
減装置のレバーの、上側スプリング受設置部分
に、ピンシヤフトの長手方向に対して交差する方
向に張出した係合部を設け、圧縮スプリングを十
字状に受け支持したため、圧縮スプリングの支持
を安定化させることが出来、クラツチペダルの踏
込操作に伴い圧縮スプリングが傾倒してレバーに
突当り異音を発生するというような不具合はなく
なる。
第1図はクラツチペダルの取付構造及びこれに
用いられた踏力軽減装置の従来例を示す正面図、
第2図は上記従来の踏力軽減装置の右側断面図、
第3図は従来の踏力軽減装置の一部断面正面図、
第4図は本考案の一実施例に係る踏力軽減装置及
びこれを備えたクラツチペダルを示す分解斜視
図、第5図は上記実施例に係る踏力軽減装置の一
部断面正面図である。 1……車体パネル、2,18……ブラケツト、
3……クラツチレバー、3a……クラツチペダ
ル、9……シヤフト、10……踏力軽減装置、1
1……係合ピン、12……ピンシヤフト、13,
13a……レバー、14,15……スプリング
受、16……圧縮スプリング、26……長孔、3
1……(スプリング受)係合部。
用いられた踏力軽減装置の従来例を示す正面図、
第2図は上記従来の踏力軽減装置の右側断面図、
第3図は従来の踏力軽減装置の一部断面正面図、
第4図は本考案の一実施例に係る踏力軽減装置及
びこれを備えたクラツチペダルを示す分解斜視
図、第5図は上記実施例に係る踏力軽減装置の一
部断面正面図である。 1……車体パネル、2,18……ブラケツト、
3……クラツチレバー、3a……クラツチペダ
ル、9……シヤフト、10……踏力軽減装置、1
1……係合ピン、12……ピンシヤフト、13,
13a……レバー、14,15……スプリング
受、16……圧縮スプリング、26……長孔、3
1……(スプリング受)係合部。
Claims (1)
- 車体側に取付けたブラケツトにピンシヤフトを
介してレバーを回動可能に取付け、このレバー
に、レバー長手方向に互いに対向させた一対のス
プリング受とスプリング受間に介装された圧縮ス
プリングとを配設すると共に、クラツチレバーに
は係合ピンを固着し、上側スプリング受は上記車
体側に設けたピンシヤフトに当接させ、下側スプ
リング受は係合ピンに当接させて圧縮スプリング
を支持すると共に、上側スプリング受の当接部が
クラツチペダル復帰時にはクラツチレバーの回動
支点と下側スプリング受の当接部とを結ぶ線より
踏み込み側に位置し、クラツチレバーの最大踏み
込み時上記線に対して上記と逆位置になるクラツ
チペダルの踏力軽減装置において、上記レバーの
上側スプリング受設置部分には、この両側縁から
ピンシヤフトの長手方向に対して交差する方向に
張出したスプリング受係合部を設け、当該スプリ
ング受とピンシヤフトによつて圧縮スプリングを
支持するようにしたことを特徴とするクラツチペ
ダルの踏力軽減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7609183U JPS59180927U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | クラツチペダルの踏力軽減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7609183U JPS59180927U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | クラツチペダルの踏力軽減装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59180927U JPS59180927U (ja) | 1984-12-03 |
JPS6239945Y2 true JPS6239945Y2 (ja) | 1987-10-13 |
Family
ID=30206143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7609183U Granted JPS59180927U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | クラツチペダルの踏力軽減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59180927U (ja) |
-
1983
- 1983-05-23 JP JP7609183U patent/JPS59180927U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59180927U (ja) | 1984-12-03 |
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