JPS6239446B2 - - Google Patents
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- JPS6239446B2 JPS6239446B2 JP53125561A JP12556178A JPS6239446B2 JP S6239446 B2 JPS6239446 B2 JP S6239446B2 JP 53125561 A JP53125561 A JP 53125561A JP 12556178 A JP12556178 A JP 12556178A JP S6239446 B2 JPS6239446 B2 JP S6239446B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/34—DC amplifiers in which all stages are DC-coupled
- H03F3/343—DC amplifiers in which all stages are DC-coupled with semiconductor devices only
- H03F3/347—DC amplifiers in which all stages are DC-coupled with semiconductor devices only in integrated circuits
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F3/00—Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
- G05F3/02—Regulating voltage or current
- G05F3/08—Regulating voltage or current wherein the variable is dc
- G05F3/10—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
- G05F3/16—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
- G05F3/20—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
- G05F3/24—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only
- G05F3/242—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only with compensation for device parameters, e.g. channel width modulation, threshold voltage, processing, or external variations, e.g. temperature, loading, supply voltage
- G05F3/247—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only with compensation for device parameters, e.g. channel width modulation, threshold voltage, processing, or external variations, e.g. temperature, loading, supply voltage producing a voltage or current as a predetermined function of the supply voltage
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はMOS型電界効果トランジスタで構成
した定電流回路に関する。
した定電流回路に関する。
近年MOS型電界効果トランジスタ(以下FET
と略す)で構成した集積回路装置は電気回路のさ
まざまな領域で使用され、その製造コストの低下
と集積比規模の増大に見られる発展は著しいもの
がある。
と略す)で構成した集積回路装置は電気回路のさ
まざまな領域で使用され、その製造コストの低下
と集積比規模の増大に見られる発展は著しいもの
がある。
尚、ここではMOS型電界効果トランジスタに
は、各種金属(例えばアルミニウム、モリブデ
ン)をゲート材料とした金属ゲート型電界効果ト
ランジスタ及びポリシリコンをゲート材料とした
シリコンゲート型電界効果トランジスタを含むも
のとする。従来、FETで構成した集積回路装置
はデイジタル回路の領域で多く使用されており、
アナログ回路の領域への適用は比較的少なかつ
た。
は、各種金属(例えばアルミニウム、モリブデ
ン)をゲート材料とした金属ゲート型電界効果ト
ランジスタ及びポリシリコンをゲート材料とした
シリコンゲート型電界効果トランジスタを含むも
のとする。従来、FETで構成した集積回路装置
はデイジタル回路の領域で多く使用されており、
アナログ回路の領域への適用は比較的少なかつ
た。
特に演算増幅器、デイジタル−アナログ変換
器、アナログ−デイジタル変換器及び基準電圧源
回路等の高性能アナログ回路では回路を安定バイ
アスする定電流回路が必要である。これらアナロ
グ回路は一般に広い電源電圧範囲で動作する必要
があり、ここで使用される定電流回路は電源電圧
の変動に対して安定な一定電流が得られるもので
なければならない。
器、アナログ−デイジタル変換器及び基準電圧源
回路等の高性能アナログ回路では回路を安定バイ
アスする定電流回路が必要である。これらアナロ
グ回路は一般に広い電源電圧範囲で動作する必要
があり、ここで使用される定電流回路は電源電圧
の変動に対して安定な一定電流が得られるもので
なければならない。
かかる定電流回路を得る手段としてはツエナー
ダイオード等の定電圧素子と拡散抵抗を用いる回
路やデイプレツシヨン型FETを用いる回路が従
来から知られている。例えば通常のデイジタル回
路で用いられる5V電源で動作するツエナーダイ
オードのブレークダウン電圧は約4V以下とする
必要がある。しかしながらこの様な低いブレーク
ダウン電圧のツエナーダイオードをFET集積回
路内に作成するには、濃度の濃い拡散領域を必要
とし、新たな拡散工程を付加しなければならな
い。一方、通常のFET集積回路ではエンハンス
メント型FETが用いられており、この集積回路
にデイプレツシヨン型FETを形成するには例え
ばイオン注入工程を付加しなければならない。以
上の様な工程の付加は集積回路の製造歩留りを低
下させる要因となり、定電流回路の好ましい実現
手段とはいえない。
ダイオード等の定電圧素子と拡散抵抗を用いる回
路やデイプレツシヨン型FETを用いる回路が従
来から知られている。例えば通常のデイジタル回
路で用いられる5V電源で動作するツエナーダイ
オードのブレークダウン電圧は約4V以下とする
必要がある。しかしながらこの様な低いブレーク
ダウン電圧のツエナーダイオードをFET集積回
路内に作成するには、濃度の濃い拡散領域を必要
とし、新たな拡散工程を付加しなければならな
い。一方、通常のFET集積回路ではエンハンス
メント型FETが用いられており、この集積回路
にデイプレツシヨン型FETを形成するには例え
ばイオン注入工程を付加しなければならない。以
上の様な工程の付加は集積回路の製造歩留りを低
下させる要因となり、定電流回路の好ましい実現
手段とはいえない。
本発明の目的はエンハンスメント型FETを用
いて実現できる定電流回路を提供する点にある。
いて実現できる定電流回路を提供する点にある。
さらに本発明の他の目的は電源電圧の変動に対
して安定な一定電流を出力する定電流回路を提供
する点にある。
して安定な一定電流を出力する定電流回路を提供
する点にある。
さらには本発明の目的は集積回路として実現す
る際に大きなチツプ面積を専有しないで簡単に構
成できる定電流回路を提供する点にある。
る際に大きなチツプ面積を専有しないで簡単に構
成できる定電流回路を提供する点にある。
さらには本発明の目的は例えばマイクロプロセ
ツサーに制御された周辺アナログ回路装置に於い
て、マイクロプロセツサーからのチツプセレクト
信号によつてセレクト状態にある時のみ回路動作
を行ない、セレクト状態に無い時には電力消費を
しないアナログ回路をバイアスするのに好適な定
電流回路を提供する点にある。
ツサーに制御された周辺アナログ回路装置に於い
て、マイクロプロセツサーからのチツプセレクト
信号によつてセレクト状態にある時のみ回路動作
を行ない、セレクト状態に無い時には電力消費を
しないアナログ回路をバイアスするのに好適な定
電流回路を提供する点にある。
本発明による定電流回路は2端子(例えば電源
端子)間にl(lは正の整数)個のMOS型電界
効果トランジスタを直列に接続した第1の直列回
路と、上記2端子間にm(mは正の整数)個の
MOS型電界効果トランジスタを直列に接続した
第2の直列回路と、前記2端子間にn(nは正の
整数)個のMOS型電界効果トランジスタを直列
に接続した第3の直列回路と前記第1の直列回路
を流れる電流に依存する第1の電流を出力する第
1の電界効果トランジスタと、前記第2の直列回
路を流れる電流に依存する第2の電流を出力する
第2の電界効果トランジスタと、前記第3の直列
回路を流れる電流に依存する第3の電流を出力す
る第3の電界効果トランジスタと、前記第1の電
流と第3の電流の和から第2の電流を差引いた出
力電流を出力する出力回路とを含むことを特徴と
し、ここで前記第1、第2、第3の電界効果トラ
ンジスタの各チヤンネル幅Wとチヤンネル長Lと
の比W/Lと 1:m2(n−l)/l2(n−m):n2(m−
l)/l2(n−m) とすることが好ましい。
端子)間にl(lは正の整数)個のMOS型電界
効果トランジスタを直列に接続した第1の直列回
路と、上記2端子間にm(mは正の整数)個の
MOS型電界効果トランジスタを直列に接続した
第2の直列回路と、前記2端子間にn(nは正の
整数)個のMOS型電界効果トランジスタを直列
に接続した第3の直列回路と前記第1の直列回路
を流れる電流に依存する第1の電流を出力する第
1の電界効果トランジスタと、前記第2の直列回
路を流れる電流に依存する第2の電流を出力する
第2の電界効果トランジスタと、前記第3の直列
回路を流れる電流に依存する第3の電流を出力す
る第3の電界効果トランジスタと、前記第1の電
流と第3の電流の和から第2の電流を差引いた出
力電流を出力する出力回路とを含むことを特徴と
し、ここで前記第1、第2、第3の電界効果トラ
ンジスタの各チヤンネル幅Wとチヤンネル長Lと
の比W/Lと 1:m2(n−l)/l2(n−m):n2(m−
l)/l2(n−m) とすることが好ましい。
また本発明によれば任意の入力2端子(例えば
電源端子)間の電圧を一定定数A(0≦A≦1)
倍した第1のバイアス電圧とAと異なる一定定数
B(0≦B≦1)倍した第2のバイアス電圧とA
及びBと異なる一定定数C(0≦C≦1)倍した
第3のバイアス電圧を供給する電圧分割回路と、
第1のバイアス電圧をゲートに入力する第1の
MOS型電界効果トランジスタで構成した第1の
電流源と、第2のバイアス電圧をゲートに入力す
る第2のMOS型電界効果トランジスタで構成し
た第2の電流源と、第3のバイアス電圧をゲート
に入力する第3のMOS型電界効果トランジスタ
で構成した第3の電流源と、前記第1のMOS型
電界効果トランジスタの出力電流と前記第3の
MOS型電界効果トランジスタの出力電流との和
から第2のMOS型電界効果トランジスタの出力
電流を差引いた電流を出力する出力回路とを含む
定電流回路に於いて、前記第1、第2、第3の
MOS型電界効果トランジスタの各チヤンネル幅
Wとチヤンネル長Lとの比W/Lが 1:A(A−C)/B(B−C):A(A−B)/
C(B−C) である定電流回路が得られる。さらにはかかる定
電流回路に於いて前記2端子のうち1端子がイン
バーター回路の出力に接続され、このインバータ
ー回路の入力が制御入力端子へ接続された定電流
回路も得られる。
電源端子)間の電圧を一定定数A(0≦A≦1)
倍した第1のバイアス電圧とAと異なる一定定数
B(0≦B≦1)倍した第2のバイアス電圧とA
及びBと異なる一定定数C(0≦C≦1)倍した
第3のバイアス電圧を供給する電圧分割回路と、
第1のバイアス電圧をゲートに入力する第1の
MOS型電界効果トランジスタで構成した第1の
電流源と、第2のバイアス電圧をゲートに入力す
る第2のMOS型電界効果トランジスタで構成し
た第2の電流源と、第3のバイアス電圧をゲート
に入力する第3のMOS型電界効果トランジスタ
で構成した第3の電流源と、前記第1のMOS型
電界効果トランジスタの出力電流と前記第3の
MOS型電界効果トランジスタの出力電流との和
から第2のMOS型電界効果トランジスタの出力
電流を差引いた電流を出力する出力回路とを含む
定電流回路に於いて、前記第1、第2、第3の
MOS型電界効果トランジスタの各チヤンネル幅
Wとチヤンネル長Lとの比W/Lが 1:A(A−C)/B(B−C):A(A−B)/
C(B−C) である定電流回路が得られる。さらにはかかる定
電流回路に於いて前記2端子のうち1端子がイン
バーター回路の出力に接続され、このインバータ
ー回路の入力が制御入力端子へ接続された定電流
回路も得られる。
以下、図面に従つて説明を行なう。
第1図に従来の定電流回路の一例を示す。この
回路はツエナーダイオード1とNチヤンネル
FET2,3,4と拡散抵抗5,6とを含んでい
る。ツエナーダイオード1のブレークダウン電圧
が電源端子7,8間の電圧変動に対して比較的一
定であるから、抵抗6の両端の電圧も電源変動に
対して安定となる。よつて抵抗6を流れる電流を
FET3,4で構成される電流ミラー回路により
端子9から取り出す事により電源変動に対して安
定な定電流出力が得られる。
回路はツエナーダイオード1とNチヤンネル
FET2,3,4と拡散抵抗5,6とを含んでい
る。ツエナーダイオード1のブレークダウン電圧
が電源端子7,8間の電圧変動に対して比較的一
定であるから、抵抗6の両端の電圧も電源変動に
対して安定となる。よつて抵抗6を流れる電流を
FET3,4で構成される電流ミラー回路により
端子9から取り出す事により電源変動に対して安
定な定電流出力が得られる。
しかしながら、前述したとおり、低い電源電圧
で動作する低いブレークダウン電圧を有するツエ
ナーダイオードを得るためには不純物濃度の高い
P−N接合が必要であり、通常のFET集積回路
でこれを達成するには新たな拡散工程を付加する
必要がある。又、拡散抵抗6はFET等の能動素
子に比して大きなチツプ面積を専有する。以上の
ごとく第1図の従来例はFET集積回路で実現出
来る定電流回路の好ましい実施例とはいえない。
で動作する低いブレークダウン電圧を有するツエ
ナーダイオードを得るためには不純物濃度の高い
P−N接合が必要であり、通常のFET集積回路
でこれを達成するには新たな拡散工程を付加する
必要がある。又、拡散抵抗6はFET等の能動素
子に比して大きなチツプ面積を専有する。以上の
ごとく第1図の従来例はFET集積回路で実現出
来る定電流回路の好ましい実施例とはいえない。
第2図はデイプレツシヨン型FET10単独で
達成出来る。電源電圧の変動に対して安定な定電
流電源の従来例である。この定電流源は回路的に
は最も簡単な手段であるが、集積回路として実現
するにはスレシホールド電圧のバラツキの少ない
デイプレツシヨン型FETが必要となり、通常の
FET集積回路で用いられるエンハンスメント小
型FETを作るプロセスにイオン注入工程を付加
する必要がある。デイジタル回路やアナログ回路
の多くはエンハンスメント型FETのみで構成す
る事が可能であり、又一般的にエンハンスメント
型FETのみで構成した回路が多く大量生産され
ている。この様な状況のもとで定電流回路の1素
子のために工程を付加する事は不経済であり、実
際に製造歩留りが低下し、よつてチツプコストが
増大する事となり、定電流回路の好ましい実施例
とはいえない。
達成出来る。電源電圧の変動に対して安定な定電
流電源の従来例である。この定電流源は回路的に
は最も簡単な手段であるが、集積回路として実現
するにはスレシホールド電圧のバラツキの少ない
デイプレツシヨン型FETが必要となり、通常の
FET集積回路で用いられるエンハンスメント小
型FETを作るプロセスにイオン注入工程を付加
する必要がある。デイジタル回路やアナログ回路
の多くはエンハンスメント型FETのみで構成す
る事が可能であり、又一般的にエンハンスメント
型FETのみで構成した回路が多く大量生産され
ている。この様な状況のもとで定電流回路の1素
子のために工程を付加する事は不経済であり、実
際に製造歩留りが低下し、よつてチツプコストが
増大する事となり、定電流回路の好ましい実施例
とはいえない。
第3図は本発明の定電流回路の構成を示す図で
ある。端子17及び18は例えば電源端子等の低
インピーダンス点に接続される端子である。端子
17〜18間には1個のFETが直列に接続され
た第1の直列回路11、M個のFETが直列に接
続された第2の直列回路12、N個のFETが直
列に接続された第3の直列回路13が設けられ
る。電流源14は第1及び第3の直列回路11,
13を流れる電流に依存する各々の電流の和の電
流を出力する。
ある。端子17及び18は例えば電源端子等の低
インピーダンス点に接続される端子である。端子
17〜18間には1個のFETが直列に接続され
た第1の直列回路11、M個のFETが直列に接
続された第2の直列回路12、N個のFETが直
列に接続された第3の直列回路13が設けられ
る。電流源14は第1及び第3の直列回路11,
13を流れる電流に依存する各々の電流の和の電
流を出力する。
電流源15は第2の直列回路12を流れる電流
に依存する電流と、電流源14の出力電流との差
電流を出力端子16より出力する。
に依存する電流と、電流源14の出力電流との差
電流を出力端子16より出力する。
この定電流回路の動作原理を第4図を参照しな
がら説明する。一般に飽和領域で動作するFET
の電流―電圧特性は次の式で示される。
がら説明する。一般に飽和領域で動作するFET
の電流―電圧特性は次の式で示される。
Id=β/2(VG−Vt)2 (1)
ここでβ=W/L・εo×μ/tpxであり、IdはFE
Tのド レイン電流、VGはゲートソース間電圧、Vtはス
レシホールド電圧、WはFETのチヤンネルの
幅、Lはチヤンネル長、toxはゲート膜厚、εpx
はゲートの誘電率、そしてμはチヤンネル領域を
形成する半導体の易動度である。同一半導体チツ
プ内に形成された同一タイプのMOS FETでは
tox、εo、μは共に同じであり、各MOS、FET
のβはW/Lの比で決まる。
Tのド レイン電流、VGはゲートソース間電圧、Vtはス
レシホールド電圧、WはFETのチヤンネルの
幅、Lはチヤンネル長、toxはゲート膜厚、εpx
はゲートの誘電率、そしてμはチヤンネル領域を
形成する半導体の易動度である。同一半導体チツ
プ内に形成された同一タイプのMOS FETでは
tox、εo、μは共に同じであり、各MOS、FET
のβはW/Lの比で決まる。
一般に(1)式で示される2次曲線が下記のごとく
3種類得られるとする。
3種類得られるとする。
y1=a1(b1x−C)2 (2)
y2=a2(b2x−C)2 (3)
y3=a3(b3x−C)2 (4)
簡単化するため定数項Cは共通とした。
(2)式と(3)式の差y1は
Y1=y1−y2
=(a1・b1 2−a2b2 2)x2−2C
(a1b1−a2b2)x+C2(a1−a2) (5)
(3)式と(4)式の差Y2は
Y2=y2−y3
=(a2b2 2−a3b3 2)x2−2C
(a2b2−a3b3)x+C2(a2−a3) (6)
Y1、Y2がxの1次函数となる条件は
a1b1 2=a2b2 2 (7)
a2b2 2=a3b3 3 (8)
である。又、この時(5)式と(6)式の差Yは
Y=Y1−Y2
=−2C(a1b1−2a2b2+a3b3)x+C2
(a1+a3−2a2) (9)
式がxに依存しないためには
a1b1−2a2b2+a3b3=0 (10)
従つて(7)、(8)、(10)の条件を同時に満足する事によ
り、Yは一定となる。
り、Yは一定となる。
Y=C3(a1+a3−2a2) (11)
第4図で曲線22,23,24は各々上記(2)、
(3)、(4)式に対応した曲線である。曲線22と22
3との差すなわち上記(2)式と(3)式の差は2次項が
零となる上記(7)式の条件下で直線25で表わされ
る。又、曲線23と24との差すなわち上記(3)式
と(4)式の差は2次項が零となる上記(8)式の条件下
で直線26で表わされる。直線25と26との差
すなわち、上記(9)式と(10)との差は1次項が零とな
る上記(10)式の条件下で直線27で表わされる。
(3)、(4)式に対応した曲線である。曲線22と22
3との差すなわち上記(2)式と(3)式の差は2次項が
零となる上記(7)式の条件下で直線25で表わされ
る。又、曲線23と24との差すなわち上記(3)式
と(4)式の差は2次項が零となる上記(8)式の条件下
で直線26で表わされる。直線25と26との差
すなわち、上記(9)式と(10)との差は1次項が零とな
る上記(10)式の条件下で直線27で表わされる。
以上の原理で動作する本発明の実施例を第5図
に示し、その回路動作について説明する。第3図
と共通な部分には同一番号を付してある。l個の
FET111,112……113がゲート−ドレ
インシヨートされてシリーズ接続された第1の直
列回路11の各FETは同一形状であり、各FET
に流れる電流は次の様に表わす事が出来る。
に示し、その回路動作について説明する。第3図
と共通な部分には同一番号を付してある。l個の
FET111,112……113がゲート−ドレ
インシヨートされてシリーズ接続された第1の直
列回路11の各FETは同一形状であり、各FET
に流れる電流は次の様に表わす事が出来る。
Id1=β1/2(VG1−VT)2 (12)
同様にm個のFET121,122……123
がゲート−ドレインシヨートされてシリーズ接続
された第2の直例回路12の各FETは同一形状
であり、各FETに流れる電流は次の様に表わす
事が出来る。
がゲート−ドレインシヨートされてシリーズ接続
された第2の直例回路12の各FETは同一形状
であり、各FETに流れる電流は次の様に表わす
事が出来る。
Id2=β2/2(VG2−VT)2 (13)
同様にn個のFET131,132……133が
ゲート−ドレインシヨートされてシリーズ接続さ
れた第3の直列回路13の各FETは同一形状で
あり、各FETに流れる電流は次の様に表わす事
が出来る。
ゲート−ドレインシヨートされてシリーズ接続さ
れた第3の直列回路13の各FETは同一形状で
あり、各FETに流れる電流は次の様に表わす事
が出来る。
Id3=β3/2(VG3−VT)2 (14)
又、端子17,18間にはVDDなる電圧が印加
されているとすると、各々の導電路内のFETの
ゲートソース間電圧VG1,VG2、VG3とVDDには
次の式で表わす関係が得られる。
されているとすると、各々の導電路内のFETの
ゲートソース間電圧VG1,VG2、VG3とVDDには
次の式で表わす関係が得られる。
l・VG1=m・VG2=n・VG2=VDD (15)
上記原理説明の(5)式、(6)式と同様に
Io1=Id1−Id2 (16)
Io2=Id2−Id3 (17)
又(9)式と同様に
Io=Io−Io2
=Id1+Id3−21d2 (18)
すなわち回路的には上記第1直列回路11を流れ
る電流と第3直列回路13を流れる電流との和か
ら第2電流路12を流れる電流の2倍の電流を差
し引く回路構成であり、上記原理と本質的に同一
の目的の回路が達成出来る。
る電流と第3直列回路13を流れる電流との和か
ら第2電流路12を流れる電流の2倍の電流を差
し引く回路構成であり、上記原理と本質的に同一
の目的の回路が達成出来る。
FET141は第1直列回路11を流れる電流
Id1に依存する電流を出力する電流源である。
FET141の出力電流と電流Id1との比はFET1
41と第1直列回路11を形成するFET11
1,112……113との形状比すなわち(1)式中
のβで表われる形状比で決まる。ここでは簡単化
のためβの比は1としておく。同様にFET14
2は第3の直列回路13を流れる電流Id3を出力
し、接続点143に於いて電流Id1とId3が加算さ
れる。一方、第2の直列回路12を流れる電流
Id2に依存する電流はFET151より出力され
る。FET151は第2直列回路を形成するFET
121,122……123の2倍の形状で(すな
わちβ比は2)あり、FET151の出力電流は
2Id2となる。FET161及び162は第5図中の
他のFETと反対導電型のFETであり、このFET
161,162の形成する電流ミラー回路によ
り、接続点143で加算されたId1+Id2の電流は
反転される。この電流とFET151の出力する
電流Id2との差電流がFET163に流れ、FET1
63,164の形成する電流ミラー回路で反転さ
れた出力電流Ioが出力端子16より取り出され
る。
Id1に依存する電流を出力する電流源である。
FET141の出力電流と電流Id1との比はFET1
41と第1直列回路11を形成するFET11
1,112……113との形状比すなわち(1)式中
のβで表われる形状比で決まる。ここでは簡単化
のためβの比は1としておく。同様にFET14
2は第3の直列回路13を流れる電流Id3を出力
し、接続点143に於いて電流Id1とId3が加算さ
れる。一方、第2の直列回路12を流れる電流
Id2に依存する電流はFET151より出力され
る。FET151は第2直列回路を形成するFET
121,122……123の2倍の形状で(すな
わちβ比は2)あり、FET151の出力電流は
2Id2となる。FET161及び162は第5図中の
他のFETと反対導電型のFETであり、このFET
161,162の形成する電流ミラー回路によ
り、接続点143で加算されたId1+Id2の電流は
反転される。この電流とFET151の出力する
電流Id2との差電流がFET163に流れ、FET1
63,164の形成する電流ミラー回路で反転さ
れた出力電流Ioが出力端子16より取り出され
る。
前記(12),(13),(14),(15)式を(18)式に代
入すると Io=1/2(1/l2β1+1/n2β2−2/m3β2)VDD 2−(1/lβ1+1/nβ2−2/mβ2)
VTVDD+1/2(β1+β3−2
β2)VT 2 (19) (19)式をVDDで偏微分すると ∂Io/∂VDD={1/l2β1+1/n2β3−
2/m2β2}VDD −1/lβ1+1/nβ3−2/mβ2)VT (20) となる。IoがVDDに依存しないためには(20)式が
零となればよい。
入すると Io=1/2(1/l2β1+1/n2β2−2/m3β2)VDD 2−(1/lβ1+1/nβ2−2/mβ2)
VTVDD+1/2(β1+β3−2
β2)VT 2 (19) (19)式をVDDで偏微分すると ∂Io/∂VDD={1/l2β1+1/n2β3−
2/m2β2}VDD −1/lβ1+1/nβ3−2/mβ2)VT (20) となる。IoがVDDに依存しないためには(20)式が
零となればよい。
すなわち、1/l2β1+1/n2β3−2/m2β2
=0(21) かつ、1/lβ1+1/nβ3−2/mβ2=0 (22) となる事がその条件となる。
=0(21) かつ、1/lβ1+1/nβ3−2/mβ2=0 (22) となる事がその条件となる。
(21)式の条件は前記原理説明中の(7),(8)式の条
件に係わり、又(22)式の条件は(10)式に係わるもの
である。(21)、(22)式より β1=2・l2/m2・n−m/n−lβ2=l2(
n−m)/n2(m−l)β3(23) が得られる。この条件式(23)を(19)式に代入する
と、 Io=(l−m)(l−n)/l2・1/2β1VT 2(24) が得られ、IoはVDDに依存しなくなる。(23)、(2
4)式が本発明の定電流回路の各素子の条件を決め
る基本式である。
件に係わり、又(22)式の条件は(10)式に係わるもの
である。(21)、(22)式より β1=2・l2/m2・n−m/n−lβ2=l2(
n−m)/n2(m−l)β3(23) が得られる。この条件式(23)を(19)式に代入する
と、 Io=(l−m)(l−n)/l2・1/2β1VT 2(24) が得られ、IoはVDDに依存しなくなる。(23)、(2
4)式が本発明の定電流回路の各素子の条件を決め
る基本式である。
又(23)式より第1、第2、第3の電流源のFET
141,151,142のW/L比すなわち(β1: 2β2:Iβ3)は1:m2(n−l)/l2(n−m
):n2(m−l)/l2(n−m)とな る。
141,151,142のW/L比すなわち(β1: 2β2:Iβ3)は1:m2(n−l)/l2(n−m
):n2(m−l)/l2(n−m)とな る。
次に得られた基本式をもとにして具体的に設計
した本発明の定電流回路の例を第6図に従つて説
明する。第5図との共通部分については同一番号
を付してある。第6図の実施例ではl=1、m=
2、n=3としてある。この時、上記(23)式に対
応する条件式は β1=1/4β2=1/9β3 (23)′ 又、出力電流IoはIo=β1VT 2(24′)となる。
した本発明の定電流回路の例を第6図に従つて説
明する。第5図との共通部分については同一番号
を付してある。第6図の実施例ではl=1、m=
2、n=3としてある。この時、上記(23)式に対
応する条件式は β1=1/4β2=1/9β3 (23)′ 又、出力電流IoはIo=β1VT 2(24′)となる。
この条件下で(16)式のIo1は
Io1=β1・VT(VDD−3/2VT) (16′)
又、(17)式のIo2はIo2=β1・VT(VDD−5/2VT
)(17′)
(16′)、(17′)式に対応する直線を各々第6図
bの251,261で示した。これらは原理説明
の第4図の直線25,26に各々対応している。
実際のFET回路では(12)、(13)、(14)式はVG1、
VG2、VG3が各々スレツシホールド電圧VT以上
で成立し、VT以下ではId1、Id2、Id3は零となる
から、直線251,251で示したIo1、Io2は実
際の回路では実線51,61の様に表わす事が出
来る。51で表わされる実際のIo1はVDD2VTで
直線となり、61で表わされる実際のIo2はVDD
3VTで直線となる。又実際の出力電流Loを破線
71で示した様にVDD≧3VTで(24)式に対応する
直線271と一致する。
bの251,261で示した。これらは原理説明
の第4図の直線25,26に各々対応している。
実際のFET回路では(12)、(13)、(14)式はVG1、
VG2、VG3が各々スレツシホールド電圧VT以上
で成立し、VT以下ではId1、Id2、Id3は零となる
から、直線251,251で示したIo1、Io2は実
際の回路では実線51,61の様に表わす事が出
来る。51で表わされる実際のIo1はVDD2VTで
直線となり、61で表わされる実際のIo2はVDD
3VTで直線となる。又実際の出力電流Loを破線
71で示した様にVDD≧3VTで(24)式に対応する
直線271と一致する。
又VT=1VのFETを用いるとVDD≧3Vなる電
源電圧範囲で一定の定電流源が得られる事にな
る。又、β1=5・10-6(A/V2)、β2=20・
10-6(A/V2)、β3=45・10-6(A/V2)の時、
Io=5μAとなりβ1、β2、β3の値で示され
る非常に小さな素子により非常に低い定電流値が
得られた事が明らかになつた。
源電圧範囲で一定の定電流源が得られる事にな
る。又、β1=5・10-6(A/V2)、β2=20・
10-6(A/V2)、β3=45・10-6(A/V2)の時、
Io=5μAとなりβ1、β2、β3の値で示され
る非常に小さな素子により非常に低い定電流値が
得られた事が明らかになつた。
第7図を参照して本発明の他の実施例を示す。
第5図との共通部分については同一番号を付して
ある。200は端子17,18間の電圧を分圧す
る分圧回路であり、その一実施例を第7図Bに示
した。201は2つの端子17,18間の電圧を
分圧して得られた第1のバイアス電圧供給端子で
あり、第7図Bの例では分圧定数Aは1/4である。
第5図との共通部分については同一番号を付して
ある。200は端子17,18間の電圧を分圧す
る分圧回路であり、その一実施例を第7図Bに示
した。201は2つの端子17,18間の電圧を
分圧して得られた第1のバイアス電圧供給端子で
あり、第7図Bの例では分圧定数Aは1/4である。
又202は第2のバイアス電圧供給端子であり、
同図Bの例では分圧定数Bは1/2であり、又20
3は第3のバイアス電圧供給端子であり、同図B
の例では分圧定数Cは3/4である。端子17,1
8間に電源VDDが供給されているとすると、上記
第1のバイアス電圧でバイアスされたFET14
1から成る第1の電流源の電流ld1及び第2のバ
イアス電圧でバイアスされたFET151から成
る第2の電流源の電流Id2及び第3のバイアス電
圧でバイアスされたFET142から成る第3の
電流源の電流Id3は各々の次の通りとなる。
同図Bの例では分圧定数Bは1/2であり、又20
3は第3のバイアス電圧供給端子であり、同図B
の例では分圧定数Cは3/4である。端子17,1
8間に電源VDDが供給されているとすると、上記
第1のバイアス電圧でバイアスされたFET14
1から成る第1の電流源の電流ld1及び第2のバ
イアス電圧でバイアスされたFET151から成
る第2の電流源の電流Id2及び第3のバイアス電
圧でバイアスされたFET142から成る第3の
電流源の電流Id3は各々の次の通りとなる。
Id1=β1/2(A・VDD−VT)2 (25)
Id2=β2/2(B・VDD−VT)2 (26)
Id3=β3/2(C・VDD.VT)2 (27)
端子16より得られる出力電流Ioは(25)、(2
6)、(27)式より Io=Id1+Id3−Id2 =1/2(β1・A2+β3・C2−β2・B2)VDD 2 +(β1A+β3C−β2B)VT・VDD +1/2(β1+β3−β2)VT 2 (28) ここで ∂Io/∂VDD→0となる条件は β1・A2+β3・C2−β2・B2=0 (29) β1・A+β3・C−β2B=0 (30) (29)、(30)より β1=B(B−C)/A(A−C)β2=C(B−C
)/A(A−B)β3(31) 又(31)式を(28)式へ代入して Io=1/2 (A−B)(A−C)/BCβ1VT 2(32) が得られこの実施例に於いてもIoはVDDに依存し
なくなる。(31)、(32)が本発明の第7図の実施例
の定電流回路の各素子の条件を決める基本式であ
る。
6)、(27)式より Io=Id1+Id3−Id2 =1/2(β1・A2+β3・C2−β2・B2)VDD 2 +(β1A+β3C−β2B)VT・VDD +1/2(β1+β3−β2)VT 2 (28) ここで ∂Io/∂VDD→0となる条件は β1・A2+β3・C2−β2・B2=0 (29) β1・A+β3・C−β2B=0 (30) (29)、(30)より β1=B(B−C)/A(A−C)β2=C(B−C
)/A(A−B)β3(31) 又(31)式を(28)式へ代入して Io=1/2 (A−B)(A−C)/BCβ1VT 2(32) が得られこの実施例に於いてもIoはVDDに依存し
なくなる。(31)、(32)が本発明の第7図の実施例
の定電流回路の各素子の条件を決める基本式であ
る。
(31)式より第1、第2、第3の電流源のFET1
41,151,142のW/L比すなわち、(β
1:β2:β3)は 1:A(A−C)/B(B−C):A(A−B)/C
(B−C)となる。
41,151,142のW/L比すなわち、(β
1:β2:β3)は 1:A(A−C)/B(B−C):A(A−B)/C
(B−C)となる。
第7図Bの分圧回路の実施例では分圧定数はA
=1/4、B=1/2、C=3/4となり(32)式からIo
=1/6・β1 ・VT 2となる。
=1/4、B=1/2、C=3/4となり(32)式からIo
=1/6・β1 ・VT 2となる。
β1=60・10-6(A/V2)とすると、β2=
60・10-6(A/V2)、β2=20・10-6(A/V2)と
なりVT=1Vの時、Io=10μAとなる。
60・10-6(A/V2)、β2=20・10-6(A/V2)と
なりVT=1Vの時、Io=10μAとなる。
第8図により本発明の第3の実施例を示す。一
般に相補型FET素子で構成された集積回路は電
源印加時でもその回路が動作していない時の消費
電力がきわめて低い事を特徴としている。例えば
A/D変換器の動作がマイクロコンピユーターに
よつて制御されているシステムに於いて、マイク
ロコンピユーターからの制御信号によりA/D変
換器が動作状態に置かれるべき時には定電流回路
が定電流を供給し、A/D変換器が非動作状態に
置かれるべき時には定電流回路が定電流の供給を
停止する回路手段を提供する事により、A/D変
換器等のアトログ回路での電力消費を低減する事
が可能となる。第8図に於いて103は制御端子
であり、相補型FET、101,102で構成さ
れる。反転回路により端子17にインピーダンス
変換された信号が現わる。定電流回路を動作状態
にする時にはFET101がオンし、端子17の
電位はこの端子から定電流回路を見込むインピー
ダンスとFET101のインピーダンスとの分割
比で決まる電位300は抵抗、400は新たな入
力端子である。抵抗300の導入により入力電圧
の増加に従つて、抵抗300での電圧ドロツプが
増加し、定電流回路1の導電路の電流は2次特性
から1次特性へ漸近し、よつて、電流の急激な増
加が抑えられ、回路電流の抑圧と共に出力電流精
度は増加する。
般に相補型FET素子で構成された集積回路は電
源印加時でもその回路が動作していない時の消費
電力がきわめて低い事を特徴としている。例えば
A/D変換器の動作がマイクロコンピユーターに
よつて制御されているシステムに於いて、マイク
ロコンピユーターからの制御信号によりA/D変
換器が動作状態に置かれるべき時には定電流回路
が定電流を供給し、A/D変換器が非動作状態に
置かれるべき時には定電流回路が定電流の供給を
停止する回路手段を提供する事により、A/D変
換器等のアトログ回路での電力消費を低減する事
が可能となる。第8図に於いて103は制御端子
であり、相補型FET、101,102で構成さ
れる。反転回路により端子17にインピーダンス
変換された信号が現わる。定電流回路を動作状態
にする時にはFET101がオンし、端子17の
電位はこの端子から定電流回路を見込むインピー
ダンスとFET101のインピーダンスとの分割
比で決まる電位300は抵抗、400は新たな入
力端子である。抵抗300の導入により入力電圧
の増加に従つて、抵抗300での電圧ドロツプが
増加し、定電流回路1の導電路の電流は2次特性
から1次特性へ漸近し、よつて、電流の急激な増
加が抑えられ、回路電流の抑圧と共に出力電流精
度は増加する。
第7図Bに示した本発明の実施例に於ける電圧
分圧回路200の入力端子17と新たに導入され
た入力端子400との間に抵抗300を導入した
第9図Bの実施例に於いても同等の効果が得られ
る。
分圧回路200の入力端子17と新たに導入され
た入力端子400との間に抵抗300を導入した
第9図Bの実施例に於いても同等の効果が得られ
る。
第9図A、Bの端子17の電圧をVDD′とする
と、前述の(15)式以下の説明及び(25)、(26)、(27)
式以下の説明に於いて式中のVDDをVDD′と置き
換える事により、定電流回路自体の動作が本質的
に変化していない事は明らかである。
と、前述の(15)式以下の説明及び(25)、(26)、(27)
式以下の説明に於いて式中のVDDをVDD′と置き
換える事により、定電流回路自体の動作が本質的
に変化していない事は明らかである。
一般に、第9図Aの抵抗300を流れ電流が同
図Bの抵抗300を流れる電流に比して大である
から、抵抗300の方が小さい値でよく集積回路
としての実現性は高い。
図Bの抵抗300を流れる電流に比して大である
から、抵抗300の方が小さい値でよく集積回路
としての実現性は高い。
以上説明したごとく、本発明の定電流回路は定
電流となり、一定とする事は難しいが、前述のご
とく定電流回路部分は端子17の広い電圧範囲で
安定な一定電流を出力16より供給する。一方、
定電流回路を非動作状態にする時には、FET1
02がオンし定電流回路のすべての素子には電流
が流れず、よつて出力端子からの電流の供給は停
止する。
電流となり、一定とする事は難しいが、前述のご
とく定電流回路部分は端子17の広い電圧範囲で
安定な一定電流を出力16より供給する。一方、
定電流回路を非動作状態にする時には、FET1
02がオンし定電流回路のすべての素子には電流
が流れず、よつて出力端子からの電流の供給は停
止する。
次に、第9図により本発明の定電流回路の改良
した実施例について説明する。
した実施例について説明する。
この改良は第6図、第7図で示した実施例に於
いて端子17,18間に印加される入力電圧(例
えば電源電圧)が高くなつた場合に、第4図aの
曲線22,23,24に示す通り各導電路に流れ
る電流Id1,Id2,Id3は大きく増大する。
いて端子17,18間に印加される入力電圧(例
えば電源電圧)が高くなつた場合に、第4図aの
曲線22,23,24に示す通り各導電路に流れ
る電流Id1,Id2,Id3は大きく増大する。
よつて第6図、第7図等の実施例では高入力電
圧時の定電流値の精度が低下する可能性がある。
第9図の改良設計例では入力電圧の増大に対し本
発明の定電流回路へ実際に印加される電圧の増大
が抑圧された回路を提供する事により、回路の安
定性を増加させると共に、消費電力の増加を抑え
ている。第9図Aに於いて、10は第6図、第7
図に示した本発明の定電流回路で、値を広い電源
電圧範囲で供給する手段を提供しており、しか
も、この回路を集積回路で実現する際に高い値の
抵抗を必要とせず、集積化の際に小さな面積の専
有で済む能動素子のみを用い、又特別なプロセス
の変更又は付加を伴なわない集積化の実現性の高
い回路手段を提供しており当技術分野の発展に貢
献するものである。
圧時の定電流値の精度が低下する可能性がある。
第9図の改良設計例では入力電圧の増大に対し本
発明の定電流回路へ実際に印加される電圧の増大
が抑圧された回路を提供する事により、回路の安
定性を増加させると共に、消費電力の増加を抑え
ている。第9図Aに於いて、10は第6図、第7
図に示した本発明の定電流回路で、値を広い電源
電圧範囲で供給する手段を提供しており、しか
も、この回路を集積回路で実現する際に高い値の
抵抗を必要とせず、集積化の際に小さな面積の専
有で済む能動素子のみを用い、又特別なプロセス
の変更又は付加を伴なわない集積化の実現性の高
い回路手段を提供しており当技術分野の発展に貢
献するものである。
第1図はツエナーダイオードと拡散抵抗を用い
た従来の定電流回路の回路図、第2図はデイプレ
ツシヨン型FETを用いた従来の定電流回路を示
す回路図、第3図は本発明の定電流回路の構成を
示すブロツク図、第4図は本発明の原理を示す
図、第5図は本発明の実施例を示す回路図、第6
図a、bは本発明の他の実施例を示す回路図及び
動作説明図、第7図A、Bは本発明の他の構成例
を示すそれぞれ回路図、第8図は本発明の他の実
施例を示す回路図、第9図A、Bは本発明を改良
例を示すブロツク図および回路図である。 図中の符号、1……ツエナーダイオード、2,
3,4,10,111,112,113,131
〜133、121〜123、141,142,1
61〜164……FET、11〜13……直列回
路、14,15……電流源。
た従来の定電流回路の回路図、第2図はデイプレ
ツシヨン型FETを用いた従来の定電流回路を示
す回路図、第3図は本発明の定電流回路の構成を
示すブロツク図、第4図は本発明の原理を示す
図、第5図は本発明の実施例を示す回路図、第6
図a、bは本発明の他の実施例を示す回路図及び
動作説明図、第7図A、Bは本発明の他の構成例
を示すそれぞれ回路図、第8図は本発明の他の実
施例を示す回路図、第9図A、Bは本発明を改良
例を示すブロツク図および回路図である。 図中の符号、1……ツエナーダイオード、2,
3,4,10,111,112,113,131
〜133、121〜123、141,142,1
61〜164……FET、11〜13……直列回
路、14,15……電流源。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2端子間にl(lは正の整数)個のゲート・
ドレイン間を短絡した電界効果トランジスタを直
列に接続した第1の直列回路と、前記2端子間に
m(mは正の整数)個のゲート・ドレイン間を短
絡した電界効果トランジスタを直列に接続した第
2の直列回路と、前記2端子間にn(nは正の整
数)個のゲート・ドレイン間を短絡した電界効果
トランジスタを直列に接続した第3の直列回路
と、前記第1の直列回路を流れる電流に依存する
第1の電流を出力する第1の電界効果トランジス
タと、前記第2の直列回路を流れる電流に依存す
る第2の電流を出力する第2の電界効果トランジ
スタと、前記第3の直列回路を流れる電流に依存
する第3の電流を出力する第3の電界効果トラン
ジスタと、前記第1の電流と前記第3の電流との
和から前記第2の電流を差し引いた出力電流を出
力する出力回路とを含み、前記出力電流が前記2
端子間に印加される電圧に依存しないように、前
記第1乃至第3の電界効果トランジスタの面積比
を前記l、m、nを用いて設定したことを特徴と
する定電流回路。 2 前記第1、第2および第3の電界効果トラン
ジスタの各チヤンネル幅Wと各チヤンネル長Lの
比W/Lは 1:m2(n−l)/l2(n−m):n2(m−
l)/l2(n−m) であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の定電流回路。 3 前記第1ないし第3の電界効果トランジスタ
のゲートにはそれぞれ上記2端子間の電圧を一定
定数A(0≦A≦1)倍した第1のバイアス電
圧、Aと異なる一定数B(0≦B≦1)倍した第
2のバイアス電圧、およびAおよびBと異なる一
定定数C(0≦C≦1)倍した第3のバイアス電
圧が入力され、前記第1、第2および第3の電界
効果トランジスタの各チヤンネル幅Wと各チヤン
ネル長Lの比W/Lが 1:A(A−C)/B(B−C):A(A−B)/
C(B−C) であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の定電流回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12556178A JPS5552611A (en) | 1978-10-11 | 1978-10-11 | Constant-current circuit |
US06/083,552 US4270081A (en) | 1978-10-11 | 1979-10-10 | Constant-current circuit |
DE19792941285 DE2941285A1 (de) | 1978-10-11 | 1979-10-11 | Konstantstrom-schaltung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12556178A JPS5552611A (en) | 1978-10-11 | 1978-10-11 | Constant-current circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=14913236
Family Applications (1)
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-
1979
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- 1979-10-11 DE DE19792941285 patent/DE2941285A1/de active Granted
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