JPS6238865Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、スクーター等の二輪車のヘツドラ
ンプ取着装置の改良に関する。

スクーター等の二輪車では、ハンドルを上下か
らアツパーカバーとロアーカバーで覆い、アツパ
ーカバーには、メーター類を装着することがあ
る。この場合、従来は、アツパーカバーとロアー
カバーは、最中状に上下に合せ、複数個所で各々
ビスによつてハンドルに締着している。振動を押
えるためには締着個所も多く、組付けが面倒であ
る。又、ヘツドランプは、ハンドルから前方に突
出させた左右のステーにビスで両側を締着してい
て、構造が複雑でコスト高についている。

この考案は、かかる点に鑑み、アツパーカバー
とロアーカバーで形成した円筒部分の内側にヘツ
ドランプを収容し、左右のアツパーカバーとロア
ーカバーの円筒部分の前部を連結しながらヘツド
ランプの左右を取着して、構造を簡素化し、組付
けも簡単で安価にできるように改善したもので、
以下本考案を図面に示す実施例について説明す
る。

ハンドル１の上面を覆いハンドル１に締着する
アツパーカバーと、ハンドル１の下面を覆いハン
ドル１に締着するロアーカバー３の中央前部に、
アツパーカバー２とロアーカバー３で、上下割の
円筒部分４を形成する。アツパーカバー２の円筒
部分４の両側の前端下部には、内側に突設してネ
ジ孔付突部５を設ける。又、ロアーカバー３の円
筒部分４の両側の前端上部には、内径を太くした
筒状突部６を設ける。ヘツドランプ７は、円筒部
分４に前端から挿入し、ネジ孔付突部５に筒状突
部６を嵌合し、両突部５，６に通したビス８をへ
ツドランプ７の左右のナツト９に締着して、ヘツ
ドランプ７を円筒部分４に取着する。

しかして、アツパーカバー２の円筒部分４と、
ロアーカバー３の円筒部分４は、ネジ孔付突部５
を筒状突部６を嵌合することによつて連結され
る。そして、両突部５，６に通したビス８をヘツ
ドランプ７の左右のナツト９に締着することによ
つて、ヘツドランプ７を円筒部分４に取着できる
と共に、アツパーカバー２の円筒部分４と、ロア
ーカバー３の円筒部分４の、ネジ孔付突部５を嵌
合した筒状突部６の部分も外れなくなり、上下の
円筒部分４も同時に連結できる。

以上説明したように、この考案は、ハンドルの
上面を覆つてハンドルに締着するアツパーカバー
と、ハンドルの下面を覆つてハンドルに締着する
ロアーカバーの中央前部に、アツパーカバーとロ
アーカバーで上下割の円筒部分を形成し、アツパ
ーカバーの円筒部分前端下部に内側に突設したネ
ジ孔付突部を設け、ロアーカバーの円筒部分の前
端上側に筒状突部を設け、アツパーカバーのネジ
孔付突部をロアーカバーの筒状突部に嵌合し、ネ
ジ孔に通したビスをヘツドランプの側部のナツト
に締着するようにしたので、アツパーカバーとロ
アーカバーの円筒部分のネジ孔に通したビスでヘ
ツドランプを取着できると共に、上下の円筒部分
も連結でき、構造が簡単で部品点数を少く安価に
でき、組付け作業も短時間でできるように改善で
きる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は側面
図、第２図は一部を第１図Ａ−Ａ線で切断した拡
大正面図である。 １……ハンドル、２……アツパーカバー、３…
…ロアーカバー、４……円筒部分、５……ネジ孔
付突部、６……筒状突部、７……ヘツドランプ、
８……ビス、９……ナツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハンドルの上面を覆つてハンドルに締着するア
   ツパーカバーと、ハンドルの下面を覆つてハンド
   ルに締着するロアーカバーの中央前部に、アツパ
   ーカバーとロアーカバーで上下割の円筒部分を形
   成し、アツパーカバーの円筒部分前端下部に内側
   に突設したネジ孔付突部を設け、ロアーカバーの
   円筒部分の前端上側に筒状突部を設け、アツパー
   カバーのネジ孔付突部をロアーカバーの筒状突部
   に嵌合し、ネジ孔に通したビスをヘツドランプの
   側部のナツトに締着するようにしたことを特徴と
   する二輪車のヘツドランプ取着装置。