JPS6238446Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6238446Y2 JPS6238446Y2 JP3078983U JP3078983U JPS6238446Y2 JP S6238446 Y2 JPS6238446 Y2 JP S6238446Y2 JP 3078983 U JP3078983 U JP 3078983U JP 3078983 U JP3078983 U JP 3078983U JP S6238446 Y2 JPS6238446 Y2 JP S6238446Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear end
- end panel
- vehicle body
- tire
- spare tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 2
- 239000003351 stiffener Substances 0.000 description 2
- 235000008429 bread Nutrition 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車、特に後部ドアを有する自動
車の後部車体構造に関するものである。
車の後部車体構造に関するものである。
一般に車体後部のトランクルームにはスペアタ
イヤを収納するスペースが設けられている。従来
このスペアタイヤ収納スペースはトランクプアの
中央部を下方に窪ませたタイヤパンで形成しスペ
アタイヤを横置にして収納しているが、トランク
プア下方に燃料タンクが配置される場合には地上
高の関係からトランクプアを高くしなければなら
ず、トランクスペースが小さくなるという問題が
あつた。
イヤを収納するスペースが設けられている。従来
このスペアタイヤ収納スペースはトランクプアの
中央部を下方に窪ませたタイヤパンで形成しスペ
アタイヤを横置にして収納しているが、トランク
プア下方に燃料タンクが配置される場合には地上
高の関係からトランクプアを高くしなければなら
ず、トランクスペースが小さくなるという問題が
あつた。
このためスペアタイヤを縦置に収納することが
考えられ、例えば実開昭53−118224号のようにリ
ヤシート後方に収納することが提案されている。
しかしこの構造では、スペアタイヤがトランクル
ームの奥方に配置されているためタイヤの固定や
固定解除の作業が著しく阻害されるとともに、作
業者は腰を曲げ上体を前方に伸ばした状態で作業
を行なうようになるため相当重量のあるスペアタ
イヤの交換は作業者にとつて厳しい作業となる。
また、スペアタイヤを交換するためにはトランク
ルーム内の荷物を取り出さなくてはならず作業が
煩雑になることやスペアタイヤがトランクルーム
内に露出して他の荷物を汚したり見映えを悪くす
るなどの欠点がある。さらにリヤシート後方に配
置するため、シートを後方に倒すことができず、
ハツチバツク車のような車には採用できないとい
つた多くの問題点を有している。
考えられ、例えば実開昭53−118224号のようにリ
ヤシート後方に収納することが提案されている。
しかしこの構造では、スペアタイヤがトランクル
ームの奥方に配置されているためタイヤの固定や
固定解除の作業が著しく阻害されるとともに、作
業者は腰を曲げ上体を前方に伸ばした状態で作業
を行なうようになるため相当重量のあるスペアタ
イヤの交換は作業者にとつて厳しい作業となる。
また、スペアタイヤを交換するためにはトランク
ルーム内の荷物を取り出さなくてはならず作業が
煩雑になることやスペアタイヤがトランクルーム
内に露出して他の荷物を汚したり見映えを悪くす
るなどの欠点がある。さらにリヤシート後方に配
置するため、シートを後方に倒すことができず、
ハツチバツク車のような車には採用できないとい
つた多くの問題点を有している。
また、上記問題点はスポーツタイプの車のよう
に車高の低い車においてはより顕著に現われ重大
な問題となるものである。
に車高の低い車においてはより顕著に現われ重大
な問題となるものである。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、スペアタイヤを可及的に後方に立て置きでき
る後部車体構造とすることによつて、トランクル
ームの有効利用とスペアタイヤの出し入れの容易
化とを計るとともにリヤエンドパネルの強度アツ
プをも計り得る構造とすることを目的とするもの
である。
で、スペアタイヤを可及的に後方に立て置きでき
る後部車体構造とすることによつて、トランクル
ームの有効利用とスペアタイヤの出し入れの容易
化とを計るとともにリヤエンドパネルの強度アツ
プをも計り得る構造とすることを目的とするもの
である。
本考案の構成は、車体後部の開口を開閉する後
部ドアと、車体フロアの後端から上方に立ち上が
り且つ上部に折り曲げられて前記車体後部開口の
後部開口縁を形成したリヤエンドパネルと、該リ
ヤエンドパネル上部の前方折り曲げ部下方に起立
状態で収納されたスペアタイヤの下半部を嵌め込
む凹部を形成すべく車体フロアの後部略中央に設
けたタイヤパンとからなり、該タイヤパンの後面
板は、上方に延長されてリヤエンドパネル上部に
固着され、タイヤパン後面板とリヤエンドパネル
との間には、閉断面が形成されていることを特徴
とする。
部ドアと、車体フロアの後端から上方に立ち上が
り且つ上部に折り曲げられて前記車体後部開口の
後部開口縁を形成したリヤエンドパネルと、該リ
ヤエンドパネル上部の前方折り曲げ部下方に起立
状態で収納されたスペアタイヤの下半部を嵌め込
む凹部を形成すべく車体フロアの後部略中央に設
けたタイヤパンとからなり、該タイヤパンの後面
板は、上方に延長されてリヤエンドパネル上部に
固着され、タイヤパン後面板とリヤエンドパネル
との間には、閉断面が形成されていることを特徴
とする。
以下、添付の図面を参照して、本考案の実施例
にかかる自動車の後部車体構造を説明する。
にかかる自動車の後部車体構造を説明する。
自動車1の車体後部には、トランクルーム5が
設けられており、該トランクルーム5上部の開口
6はルーフパネル4後端に回動自在に枢支された
後部ドア7によつて開閉されるようになつてい
る。本実施例では、後部ドア7として透明ガラス
製のものが採用されているが、その他金属製のト
ランクリツドを用いる場合もある。
設けられており、該トランクルーム5上部の開口
6はルーフパネル4後端に回動自在に枢支された
後部ドア7によつて開閉されるようになつてい
る。本実施例では、後部ドア7として透明ガラス
製のものが採用されているが、その他金属製のト
ランクリツドを用いる場合もある。
前記リヤエンドパネル3は、車体フロア2の後
端から立ち上がり且つ上部が前方に折り曲げられ
て車体後部開口6の後部開口縁を形成している。
即ち、リヤエンドパネル3上部の前方折り曲げ部
3aの下方には、スペアタイヤ8を起立状態で収
納し得る空間部が形成されている。該リヤエンド
パネル前方折り曲げ部3aの前端には、レインレ
ール12が一体に形成されている。
端から立ち上がり且つ上部が前方に折り曲げられ
て車体後部開口6の後部開口縁を形成している。
即ち、リヤエンドパネル3上部の前方折り曲げ部
3aの下方には、スペアタイヤ8を起立状態で収
納し得る空間部が形成されている。該リヤエンド
パネル前方折り曲げ部3aの前端には、レインレ
ール12が一体に形成されている。
一方、前記車体フロア2の後部略中央には、ス
ペアタイヤ8の外径よりやや大きい切欠9が形成
されており、該切欠9の口縁には、略半円状の縦
断面形状を有するタイヤパン10が固着されてい
る。
ペアタイヤ8の外径よりやや大きい切欠9が形成
されており、該切欠9の口縁には、略半円状の縦
断面形状を有するタイヤパン10が固着されてい
る。
このタイヤパン10の後面板10aは上方に延
長されてリヤエンドパネル3に固着され、両者間
に閉断面13が形成されている。
長されてリヤエンドパネル3に固着され、両者間
に閉断面13が形成されている。
前記タイヤパン10内は、スペアタイヤ8の下
半部を嵌め込むべき凹部11とされている。
半部を嵌め込むべき凹部11とされている。
尚、スペアタイヤ8は、前記凹部11内に嵌め
込まれた状態で適宜の固定手段によつて固定され
る。
込まれた状態で適宜の固定手段によつて固定され
る。
又、前記リヤエンドパネル3前面においてタイ
ヤパン10の両側位置には、一対の閉断面構造の
ステイフナー14,14が縦設されている。該ス
テイフナー14はリヤエンドパネル3の剛性を強
化する作用を有している。
ヤパン10の両側位置には、一対の閉断面構造の
ステイフナー14,14が縦設されている。該ス
テイフナー14はリヤエンドパネル3の剛性を強
化する作用を有している。
前記レインレール12の略中央部には、支持具
16を介してフツク式あるいはフオーク式の車体
側ロツク装置17が取付けられている。
16を介してフツク式あるいはフオーク式の車体
側ロツク装置17が取付けられている。
一方、前記後部ドア7の後部略中央には、前記
車体側ロツク装置17と係脱するドア側ロツク装
置であるストライカ18が設けられている。即
ち、後部ドア7は、車体側ロツク装置17とスト
ライカ18との係脱によつて閉成あるいは開放さ
れるようになつている。
車体側ロツク装置17と係脱するドア側ロツク装
置であるストライカ18が設けられている。即
ち、後部ドア7は、車体側ロツク装置17とスト
ライカ18との係脱によつて閉成あるいは開放さ
れるようになつている。
図面中符号15はリヤフレーム、19はリヤフ
エンダ、20はクオータパネル、21は燃料タン
クである。
エンダ、20はクオータパネル、21は燃料タン
クである。
続いて、本考案の自動車の後部車体構造の効果
を述べる。
を述べる。
本考案によれば、車体フロアの後端から上方に
立ち上がり且つ上部が前方に折り曲げられて車体
後部開口の後部開口縁を形成したリヤエンドパネ
ル上部の前方折り曲げ部の下方に、車体フロア後
部略中央に設けたタイヤパン内に形成された凹部
にスペアタイヤの下半部を嵌め込む如くしてスペ
アタイヤが起立状態で収納されるように構成され
ているので、スペアタイヤが車体後部におけるト
ランクルームの最後方部位に立て置きで格納され
ることとなり、トランクルームのスペースを有効
に利用できるとともに、スペアタイヤの出し入れ
も極めて容易となるという効果がある。
立ち上がり且つ上部が前方に折り曲げられて車体
後部開口の後部開口縁を形成したリヤエンドパネ
ル上部の前方折り曲げ部の下方に、車体フロア後
部略中央に設けたタイヤパン内に形成された凹部
にスペアタイヤの下半部を嵌め込む如くしてスペ
アタイヤが起立状態で収納されるように構成され
ているので、スペアタイヤが車体後部におけるト
ランクルームの最後方部位に立て置きで格納され
ることとなり、トランクルームのスペースを有効
に利用できるとともに、スペアタイヤの出し入れ
も極めて容易となるという効果がある。
又、前記タイヤパンの後面板が上方に延長され
てリヤエンドパネル上部に固着され、タイヤパン
後面板とリヤエンドパネルとの間に閉断面が形成
されているので、リヤエンドパネルの剛性が閉断
面構造の存在によつて強化されることとなるとい
う利点もある。
てリヤエンドパネル上部に固着され、タイヤパン
後面板とリヤエンドパネルとの間に閉断面が形成
されているので、リヤエンドパネルの剛性が閉断
面構造の存在によつて強化されることとなるとい
う利点もある。
第1図及び第2図は本考案の実施例にかかる自
動車の後部を示す斜視図及び側面図、第3図は第
1図のA−A拡大断面図、第4図はタイヤパンの
斜視図、第5図は第2図のB−B断面図である。 1……自動車、2……車体フロア、3……リヤ
エンドパネル、3a……前方折り曲げ部、6……
開口、7……後部ドア、8……スペアタイヤ、1
0……タイヤパン、11……凹部、13……閉断
面。
動車の後部を示す斜視図及び側面図、第3図は第
1図のA−A拡大断面図、第4図はタイヤパンの
斜視図、第5図は第2図のB−B断面図である。 1……自動車、2……車体フロア、3……リヤ
エンドパネル、3a……前方折り曲げ部、6……
開口、7……後部ドア、8……スペアタイヤ、1
0……タイヤパン、11……凹部、13……閉断
面。
Claims (1)
- 車体後部の開口を開閉する後部ドアと、車体フ
ロアの後端から上端に立ち上がり且つ上部が前方
に折り曲げられて前記車体後部開口の後部開口縁
を形成したリヤエンドパネルと、該リヤエンドパ
ネル上部の前方折り曲げ部の下方に起立状態で収
納されたスペアタイヤの下半部を嵌め込む凹部を
形成すべく前記車体フロアの後部略中央に設けた
タイヤパンとからなり、該タイヤパンの後面板
は、上方に延長されてリヤエンドパネル上部に固
着され、タイヤパン後面板とリヤエンドパネルと
の間には、閉断面が形成されていることを特徴と
する自動車の後部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3078983U JPS59136379U (ja) | 1983-03-02 | 1983-03-02 | 自動車の後部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3078983U JPS59136379U (ja) | 1983-03-02 | 1983-03-02 | 自動車の後部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59136379U JPS59136379U (ja) | 1984-09-11 |
JPS6238446Y2 true JPS6238446Y2 (ja) | 1987-10-01 |
Family
ID=30161661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3078983U Granted JPS59136379U (ja) | 1983-03-02 | 1983-03-02 | 自動車の後部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59136379U (ja) |
-
1983
- 1983-03-02 JP JP3078983U patent/JPS59136379U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59136379U (ja) | 1984-09-11 |
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