JPS6238163B2 - - Google Patents
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- JPS6238163B2 JPS6238163B2 JP54113141A JP11314179A JPS6238163B2 JP S6238163 B2 JPS6238163 B2 JP S6238163B2 JP 54113141 A JP54113141 A JP 54113141A JP 11314179 A JP11314179 A JP 11314179A JP S6238163 B2 JPS6238163 B2 JP S6238163B2
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- intake port
- air intake
- outside
- ventilation duct
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- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 17
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 16
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 15
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 4
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00814—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
- B60H1/00821—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
- B60H1/00828—Ventilators, e.g. speed control
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は例えば自動車車室の空気調和用として
使用される、すなわち少なくとも吸入経路が変更
可能な通風ダクト中に電動送風機および熱交換器
を有し少なくともこの熱交換器が温度調節用部材
として用いられる空気調和制御装置に関する。
使用される、すなわち少なくとも吸入経路が変更
可能な通風ダクト中に電動送風機および熱交換器
を有し少なくともこの熱交換器が温度調節用部材
として用いられる空気調和制御装置に関する。
従来この種の装置は、電動送風機と直列に変速
用抵抗を接続したりあるいはパルス印加電圧のデ
ユーテイ比を変化させるなどの方法により、吹出
空気風量を規定している。ところが、この装置は
吸入経路または吹出経路を変更すると、通風系の
通風抵抗が変化して電動送風機の送風能力が変化
するため、所望の吹出空気風量を得ることができ
なくなり、熱交換器における熱交換量が変化し、
被空調空間の温度が変化してしまうという問題点
を有している。また、吸入経路の変更時には吹出
空気風量が変化するだけでなく、送風騒音も変化
するため使用フイーリングも好ましくないという
問題点がある。
用抵抗を接続したりあるいはパルス印加電圧のデ
ユーテイ比を変化させるなどの方法により、吹出
空気風量を規定している。ところが、この装置は
吸入経路または吹出経路を変更すると、通風系の
通風抵抗が変化して電動送風機の送風能力が変化
するため、所望の吹出空気風量を得ることができ
なくなり、熱交換器における熱交換量が変化し、
被空調空間の温度が変化してしまうという問題点
を有している。また、吸入経路の変更時には吹出
空気風量が変化するだけでなく、送風騒音も変化
するため使用フイーリングも好ましくないという
問題点がある。
本発明は上記の問題点を解決することを目的と
するものであり、このため本発明では空気吸入側
にはそれぞれ車室内および車室外に連通する内気
吸入口1bおよび外気吸入口1aが開口され、空
気吹出側が車室内に連通する通風ダクト1と、 この通風ダクト1内部に配設される電動送風機
3と、 前記通風ダクト1の内部に設けられ、前記電動
送風機3にて送風される空気を熱交換する熱交換
器HEと、 前記内器吸入口1bおよび外気吸入口1aから
の空気導入状態を切換える切換手段M1と、 前記電動送風機の基本送風量を決定する基本送
風量決定手段M2と、 前記切換手段によつて切換えられる空気導入状
態を検出する検出手段M3と、 この検出手段M3にて検出された空気吸入状態
に基づいて、前記外気吸入口1bから空気を導入
する外気吸入状態1aと比べて、前記内気吸入口
1bから空気を導入する内気循環状態における前
記電動送風機3の送風量を減少せしめる風量修正
信号を出力する風量修正手段M4と、 前記基本送風量決定手段M2にて決定された基
本送風量および前記風量修正手段M2からの風量
修正信号に基づいて、前記電動送風機3に供給す
る電力を決定する電力決定手段M5と を備えるという技術手段を採用する。
するものであり、このため本発明では空気吸入側
にはそれぞれ車室内および車室外に連通する内気
吸入口1bおよび外気吸入口1aが開口され、空
気吹出側が車室内に連通する通風ダクト1と、 この通風ダクト1内部に配設される電動送風機
3と、 前記通風ダクト1の内部に設けられ、前記電動
送風機3にて送風される空気を熱交換する熱交換
器HEと、 前記内器吸入口1bおよび外気吸入口1aから
の空気導入状態を切換える切換手段M1と、 前記電動送風機の基本送風量を決定する基本送
風量決定手段M2と、 前記切換手段によつて切換えられる空気導入状
態を検出する検出手段M3と、 この検出手段M3にて検出された空気吸入状態
に基づいて、前記外気吸入口1bから空気を導入
する外気吸入状態1aと比べて、前記内気吸入口
1bから空気を導入する内気循環状態における前
記電動送風機3の送風量を減少せしめる風量修正
信号を出力する風量修正手段M4と、 前記基本送風量決定手段M2にて決定された基
本送風量および前記風量修正手段M2からの風量
修正信号に基づいて、前記電動送風機3に供給す
る電力を決定する電力決定手段M5と を備えるという技術手段を採用する。
以下本発明を添付図面に示す実施例について説
明する。この実施例は一般的に知られている冷風
温風混合方式の自動車用空気調和装置に本発明を
適用したもので、全体システムを示す第1図にお
いて、車室前方部に配置される通風ダクト1の上
流側には外気導入のための外気吸入口1aと内気
循環のための内気吸入口1bとが形成してあり、
両吸入口は内外気ダンパ2によつて開閉される。
通風ダクト1内には下流側に向つて、電動送風機
(ブロワモータ)3、冷房サイクルCCの一部をな
すエバポレータ4、エンジンEGの冷却水サイク
ルHCの一部をなすヒータコア5、およびこのヒ
ータコア5を通る空気とそのバイパス通路6を通
る空気との比を調節する温度調節ダンパ(A/M
ダンパ)7が順に配置されている。通風ダクト1
の最下流部には、ダクト内で温度調節された空気
を車室内の上部、下部に吹出すための上、下吹出
口1c,1dが形成してあり、両吹出口を吹出口
ダンパ8によつて開閉される。
明する。この実施例は一般的に知られている冷風
温風混合方式の自動車用空気調和装置に本発明を
適用したもので、全体システムを示す第1図にお
いて、車室前方部に配置される通風ダクト1の上
流側には外気導入のための外気吸入口1aと内気
循環のための内気吸入口1bとが形成してあり、
両吸入口は内外気ダンパ2によつて開閉される。
通風ダクト1内には下流側に向つて、電動送風機
(ブロワモータ)3、冷房サイクルCCの一部をな
すエバポレータ4、エンジンEGの冷却水サイク
ルHCの一部をなすヒータコア5、およびこのヒ
ータコア5を通る空気とそのバイパス通路6を通
る空気との比を調節する温度調節ダンパ(A/M
ダンパ)7が順に配置されている。通風ダクト1
の最下流部には、ダクト内で温度調節された空気
を車室内の上部、下部に吹出すための上、下吹出
口1c,1dが形成してあり、両吹出口を吹出口
ダンパ8によつて開閉される。
制御装置10は温度制御および各種の運転モー
ド制御を行なうために、各種の情報信号を受けて
処理を実行し、前記符号1〜8の機能要素の作動
を電気的に指令するものである。
ド制御を行なうために、各種の情報信号を受けて
処理を実行し、前記符号1〜8の機能要素の作動
を電気的に指令するものである。
そして、制御装置10に各種の情報信号を入力
する手段として、車室内の温度に応じたアナログ
電圧信号Tr′を生じる、感熱抵抗を含む内気温セ
ンサ21、車室外の温度に応じたアナログ電圧信
号Ta′を生じる感熱抵抗を含む外気温センサ2
2、設定温度(設定位置)に応じたアナログ電圧
信号Ts′を生じるポテンシヨメータを含む温度設
定器23、温度調整ダンパ7の開度Arに応じた
アナログAr′電圧信号を生じるポテンシヨンメー
タを含む開度センサ24、および運転、停止、運
転モード選定等のスイツチ群の操作によつてオン
オフ信号を生じるスイツチパネル11が設けてあ
る。
する手段として、車室内の温度に応じたアナログ
電圧信号Tr′を生じる、感熱抵抗を含む内気温セ
ンサ21、車室外の温度に応じたアナログ電圧信
号Ta′を生じる感熱抵抗を含む外気温センサ2
2、設定温度(設定位置)に応じたアナログ電圧
信号Ts′を生じるポテンシヨメータを含む温度設
定器23、温度調整ダンパ7の開度Arに応じた
アナログAr′電圧信号を生じるポテンシヨンメー
タを含む開度センサ24、および運転、停止、運
転モード選定等のスイツチ群の操作によつてオン
オフ信号を生じるスイツチパネル11が設けてあ
る。
また、制御装置10からの電気的指令によつて
機能要素を作動させる手段として、エンジンEG
から冷房サイクルCCへの駆動力を断、続する電
磁クラツチ31、暖房サイクルHCにおけるヒー
タコア5への冷却水循還路を開閉する電磁弁3
2、および内外気ダンパ2、温度調節ダンパ7、
吹出口ダンパ8の開閉駆動力をエンジン負圧によ
つて与える電磁弁制御の負圧作動器33,34,
35が設けてある。表示パネル12は制御装置1
0の出力信号によつて装置の動作状態を表示する
ものである。
機能要素を作動させる手段として、エンジンEG
から冷房サイクルCCへの駆動力を断、続する電
磁クラツチ31、暖房サイクルHCにおけるヒー
タコア5への冷却水循還路を開閉する電磁弁3
2、および内外気ダンパ2、温度調節ダンパ7、
吹出口ダンパ8の開閉駆動力をエンジン負圧によ
つて与える電磁弁制御の負圧作動器33,34,
35が設けてある。表示パネル12は制御装置1
0の出力信号によつて装置の動作状態を表示する
ものである。
なお、制御装置10は自動車のイグニツシヨン
スイツチ13の投入時に車載バツテリ14から電
源供給を受け動作可能状態となる。
スイツチ13の投入時に車載バツテリ14から電
源供給を受け動作可能状態となる。
第2図に示すように制御装置10は、予め設定
された制御プログラムに基いて情報処理を行なう
デジタルコンピユータ(マイクロコンピユータ)
10a、信号入力手段21,22,23,24か
らのアナログ電圧信号を選択的にアナログ―デジ
タル変換してコンピユータ10aに入力するアナ
ログ入力用インターフエース10b、スイツチパ
ネル11からの各スイツチのオンオフ信号を整形
してコンピユータ10aに入力するデジタル入力
用インターフエース10c、コンピユータ10a
から出力される機能要素31〜35の作動指令信
号を増幅する増幅回路10d、コンピユータ10
aから出力されブロワモータ3の回転速度を示す
デジタル値をブロワモータ3を駆動するための直
流電圧に変換するデジタル―アナログ変換回路1
0e、情報処理用クロツク発生回路10f、およ
び電圧回路、イグニツシヨンスイツチ13の投入
直後にコンピユータ10aの作動を開始させるイ
ニシヤライズ回路(いずれも図示せず)から構成
してある。
された制御プログラムに基いて情報処理を行なう
デジタルコンピユータ(マイクロコンピユータ)
10a、信号入力手段21,22,23,24か
らのアナログ電圧信号を選択的にアナログ―デジ
タル変換してコンピユータ10aに入力するアナ
ログ入力用インターフエース10b、スイツチパ
ネル11からの各スイツチのオンオフ信号を整形
してコンピユータ10aに入力するデジタル入力
用インターフエース10c、コンピユータ10a
から出力される機能要素31〜35の作動指令信
号を増幅する増幅回路10d、コンピユータ10
aから出力されブロワモータ3の回転速度を示す
デジタル値をブロワモータ3を駆動するための直
流電圧に変換するデジタル―アナログ変換回路1
0e、情報処理用クロツク発生回路10f、およ
び電圧回路、イグニツシヨンスイツチ13の投入
直後にコンピユータ10aの作動を開始させるイ
ニシヤライズ回路(いずれも図示せず)から構成
してある。
第3図はコンピユータ10aの制御プログラム
の流れを示すもので、以下この第3図に従つて装
置の作動を説明する。
の流れを示すもので、以下この第3図に従つて装
置の作動を説明する。
イグニツシヨンスイツチ13を投入するとコン
ピユータ10aはイニシヤライズされ、その後ス
イツチパネル11のうち空気調和装置の運転スイ
ツチが投入されているかどうかをインターフエー
ス10cを介してくり返しチエツクする。
ピユータ10aはイニシヤライズされ、その後ス
イツチパネル11のうち空気調和装置の運転スイ
ツチが投入されているかどうかをインターフエー
ス10cを介してくり返しチエツクする。
スイツチパネル11中の運転スイツチが投入さ
れると、スタートステツプ100よりコンピユー
タ10aの以下に述べる処理がスタートし、まず
初期設定ステツプ101においてコンピユータ1
0aの内部状態および空気調和装置の作動状態を
初期状態にする。この処理において、増幅回路1
0dを介して電磁クラツチ31、電磁弁32に通
電して熱交換器4,5における熱交換を開始す
る。次にデータ入力ステツプ102において、信
号入力手段21,22,23,24からのアナロ
グ電圧信号Tr′,Ts′,Ta′,Ar′をインターフエ
ース10bを介してデジタルデータTr,Ts,
Ta,Arとして順次入力し、スイツチパネル11
の運転モードスイツチの投入状態をインターフエ
ース10cを介して入力する。
れると、スタートステツプ100よりコンピユー
タ10aの以下に述べる処理がスタートし、まず
初期設定ステツプ101においてコンピユータ1
0aの内部状態および空気調和装置の作動状態を
初期状態にする。この処理において、増幅回路1
0dを介して電磁クラツチ31、電磁弁32に通
電して熱交換器4,5における熱交換を開始す
る。次にデータ入力ステツプ102において、信
号入力手段21,22,23,24からのアナロ
グ電圧信号Tr′,Ts′,Ta′,Ar′をインターフエ
ース10bを介してデジタルデータTr,Ts,
Ta,Arとして順次入力し、スイツチパネル11
の運転モードスイツチの投入状態をインターフエ
ース10cを介して入力する。
次にスイツチパネル11中の内気指令スイツチ
(内気スイツチ)が投入(オン)されているか否
かを判定ステツプ103で判定して、YESのと
きはステツプ104で負圧作動器33を付勢して
内外気ダンパ2を破線矢印に沿つて駆動し、内気
吸入口1bを開放する。NOのときはステツプ1
05で負圧作動器33を消勢して内外気ダンパ2
を図示位置にする。また、内気吸入口1bの開放
時にはステツプ106において第1の風量修正項
DW1を予め設定した値Aとし、外気吸入口1a
の開放時にはステツプ107においてDW1を0
とする。一般に内気吸入時は外気吸入時よりも通
風抵抗が小さいので、値Aだけブロワモータ3の
送風能力を減少させるのである。このAの値は吸
入口1a,1bの形状、通路面積等に応じて予め
決定されている。
(内気スイツチ)が投入(オン)されているか否
かを判定ステツプ103で判定して、YESのと
きはステツプ104で負圧作動器33を付勢して
内外気ダンパ2を破線矢印に沿つて駆動し、内気
吸入口1bを開放する。NOのときはステツプ1
05で負圧作動器33を消勢して内外気ダンパ2
を図示位置にする。また、内気吸入口1bの開放
時にはステツプ106において第1の風量修正項
DW1を予め設定した値Aとし、外気吸入口1a
の開放時にはステツプ107においてDW1を0
とする。一般に内気吸入時は外気吸入時よりも通
風抵抗が小さいので、値Aだけブロワモータ3の
送風能力を減少させるのである。このAの値は吸
入口1a,1bの形状、通路面積等に応じて予め
決定されている。
次にステツプ108において設定温度Tsを得
るために必要とされる温度調節ダンパ7の開度
Tpoを算出する。この算出は次の計算式で表わさ
れる。
るために必要とされる温度調節ダンパ7の開度
Tpoを算出する。この算出は次の計算式で表わさ
れる。
Tpo=Ks・Ts−Kr・Tr−Ka・Ta+C
ただし、Ks,Kr,Ka,Cは予め設定された定
数項であり、本実施例では通風ダクト1内の送風
量が一定値Wであると仮定してこれらの定数項は
一定の値に定めてある。
数項であり、本実施例では通風ダクト1内の送風
量が一定値Wであると仮定してこれらの定数項は
一定の値に定めてある。
次にステツプ109により、吹出空気の温度に
応じて、この吹出温度がある設定値例えば28℃±
1℃より低いか、高いかによつて吹出口の上、下
を決定する。一般的に熱交換器4,5において熱
交換がなされているときは、吹出温度はダンパ7
の開度にほぼ比例するので、本実施例は算出され
たダンパ開度Tpoが28℃±1℃に相当する値より
大きいか否かを判定している。
応じて、この吹出温度がある設定値例えば28℃±
1℃より低いか、高いかによつて吹出口の上、下
を決定する。一般的に熱交換器4,5において熱
交換がなされているときは、吹出温度はダンパ7
の開度にほぼ比例するので、本実施例は算出され
たダンパ開度Tpoが28℃±1℃に相当する値より
大きいか否かを判定している。
次のステツプ110,111では上記ステツプ
109の決定に従つて負圧作動器35の付勢、消
勢を選択し、吹出口の上、下を切替える。次にス
テツプ112,113において、決定された吹出
口に対して第2の風量補正量DW2を決定する。
この補正量DW2は上、下の各吹出口の形状、通
路面積等によりそれぞれ予め決定されている。こ
の実施例では上吹出口1cより下吹出口1dの通
路面積が大であるので、下吹出口1dが決定され
ると風量補正量DW2は値Bに設定される。
109の決定に従つて負圧作動器35の付勢、消
勢を選択し、吹出口の上、下を切替える。次にス
テツプ112,113において、決定された吹出
口に対して第2の風量補正量DW2を決定する。
この補正量DW2は上、下の各吹出口の形状、通
路面積等によりそれぞれ予め決定されている。こ
の実施例では上吹出口1cより下吹出口1dの通
路面積が大であるので、下吹出口1dが決定され
ると風量補正量DW2は値Bに設定される。
次にステツプ114においてブロワモータ3に
供給すべき電力Pが、第1、第2の風量補正量
DW1,DW2に応じて次式により計算される。
供給すべき電力Pが、第1、第2の風量補正量
DW1,DW2に応じて次式により計算される。
P=k(W−DW1−DW2)
ただし、Wは装置に要求される送風量で一定
値、kは送風量と供給電力Pとの変換のための比
例係数である。
値、kは送風量と供給電力Pとの変換のための比
例係数である。
次にステツプ115では前記ステツプ108で
算出されたダンパ開度Tpoを中心とするヒステリ
シス領域Tpo±ΔTpoにダンパ7の実開度Arが入
るように負圧作動器34を制御し、ダンパ7によ
る温度調節を行なわせる。次にステツプ116で
は前記ステツプ114で算出された電力Pに対応
する印加電圧をブロワモータ3に供給すべくデジ
タル―アナログ変換回路10eにデジタル値を出
力する。
算出されたダンパ開度Tpoを中心とするヒステリ
シス領域Tpo±ΔTpoにダンパ7の実開度Arが入
るように負圧作動器34を制御し、ダンパ7によ
る温度調節を行なわせる。次にステツプ116で
は前記ステツプ114で算出された電力Pに対応
する印加電圧をブロワモータ3に供給すべくデジ
タル―アナログ変換回路10eにデジタル値を出
力する。
以上説明したステツプ102〜116はコンピ
ユータ10aの動作クロツク周波数によつて定ま
る、通常充分に速い周期でくり返し実行される。
この実行中にスイツチパネル11中の停止スイツ
チが投入されるかまたはイグニツシヨンスイツチ
13が開かれると、その時点で第3図の処理は全
て停止され、コンピユータ10aおよび装置はス
テツプ101による初期設定前の状態に戻る。
ユータ10aの動作クロツク周波数によつて定ま
る、通常充分に速い周期でくり返し実行される。
この実行中にスイツチパネル11中の停止スイツ
チが投入されるかまたはイグニツシヨンスイツチ
13が開かれると、その時点で第3図の処理は全
て停止され、コンピユータ10aおよび装置はス
テツプ101による初期設定前の状態に戻る。
しかして、この制御装置の運転中においては、
スイツチパネル11の操作に基いての内外気ダン
パ2の開閉による吸入経路の変更、および吹出口
ダンパ8の吹出温度に対応した自動開閉による吹
出経路の変更が生じても、予め定められた補正量
DW1(O,A)、DW2(O,B)に相当する値
だけブロワモータ3の供給電力が修正される。従
つて、吹出空気量は一定に保たれ、車室内温度を
安定に維持することができる。また、通風抵抗が
小さいときは送風機への供給電力が減少されるの
で送風騒音の急激な増加がない。
スイツチパネル11の操作に基いての内外気ダン
パ2の開閉による吸入経路の変更、および吹出口
ダンパ8の吹出温度に対応した自動開閉による吹
出経路の変更が生じても、予め定められた補正量
DW1(O,A)、DW2(O,B)に相当する値
だけブロワモータ3の供給電力が修正される。従
つて、吹出空気量は一定に保たれ、車室内温度を
安定に維持することができる。また、通風抵抗が
小さいときは送風機への供給電力が減少されるの
で送風騒音の急激な増加がない。
以上本発明の実施例について説明したが、本発
明は種々の変形のもとに実施できるものであり、
以下に変形例について説明する。
明は種々の変形のもとに実施できるものであり、
以下に変形例について説明する。
(1) 上記の実施例で説明した装置は吹出空気風量
が一定に定められているが、例えば内気温Tr
と設定温Tsとの差に応じて変更するようにし
てもよく、この場合変更して定められた風量が
得られるように上記実施例の如く吹入口ダンパ
2、吹出口ダンパ8の開閉に対応して修正をす
る。
が一定に定められているが、例えば内気温Tr
と設定温Tsとの差に応じて変更するようにし
てもよく、この場合変更して定められた風量が
得られるように上記実施例の如く吹入口ダンパ
2、吹出口ダンパ8の開閉に対応して修正をす
る。
(2) デジタルコンピユータを使用しない制御装置
を用いても本発明を実施することはできる。第
4図にその例を示す。40はオペアンプ等で構
成された周知の制御回路で、その入力抵抗とし
て温度設定用可変抵抗41、内気温センサ4
2、外気圧センサ43、フイードバツクポテン
シヨメータ44を直列に接続してある。制御回
路40は温度設定抵抗41の設定量と他の抵抗
42〜44の合成低抗との差に応じた信号を作
動部48に与え、この作動部48により例えば
温度調節ダンパの開度を調節する様にした調節
機構51を作動させて、前記差がなくなる様に
温度調節を行なう。なお、49は電圧調整回
路、50は運転スイツチであり、このスイツチ
の投入によつてブロワモータ3、作動部48等
が作動させられるようにしてある。
を用いても本発明を実施することはできる。第
4図にその例を示す。40はオペアンプ等で構
成された周知の制御回路で、その入力抵抗とし
て温度設定用可変抵抗41、内気温センサ4
2、外気圧センサ43、フイードバツクポテン
シヨメータ44を直列に接続してある。制御回
路40は温度設定抵抗41の設定量と他の抵抗
42〜44の合成低抗との差に応じた信号を作
動部48に与え、この作動部48により例えば
温度調節ダンパの開度を調節する様にした調節
機構51を作動させて、前記差がなくなる様に
温度調節を行なう。なお、49は電圧調整回
路、50は運転スイツチであり、このスイツチ
の投入によつてブロワモータ3、作動部48等
が作動させられるようにしてある。
さらに操作パネル中に設けた通風経路変更に
連動する内気スイツチ45やモードスイツチ4
6からの信号により常閉リレー47を付勢開放
して風量補正用抵抗53をブロワモータ3に直
列に接続することにより吸入口や吹出口の変更
による通風抵抗の違いによる風量変化を補正し
て風量を一定に保つことができる。ダイオード
54,55は逆流防止用である。なお補正用抵
抗53はスイツチ45,46毎に値を変えても
よい。
連動する内気スイツチ45やモードスイツチ4
6からの信号により常閉リレー47を付勢開放
して風量補正用抵抗53をブロワモータ3に直
列に接続することにより吸入口や吹出口の変更
による通風抵抗の違いによる風量変化を補正し
て風量を一定に保つことができる。ダイオード
54,55は逆流防止用である。なお補正用抵
抗53はスイツチ45,46毎に値を変えても
よい。
また、送風機制御をランプ電圧とスライス電
圧との比較によるパルスデユーテイ比制御で行
なう装置においては、スイツチ45,46の信
号によりランプ電圧を修正制御して風量を一定
に保つことができる。
圧との比較によるパルスデユーテイ比制御で行
なう装置においては、スイツチ45,46の信
号によりランプ電圧を修正制御して風量を一定
に保つことができる。
3 ブロワモータ3の供給電力の修正は、予め実
験的に定めた値だけ行なうほか、吹出口の開口
面積と吹出風速の実際の検出値との積を計算し
てこの値が一定になるように修正値を決定して
もよい。
験的に定めた値だけ行なうほか、吹出口の開口
面積と吹出風速の実際の検出値との積を計算し
てこの値が一定になるように修正値を決定して
もよい。
以上述べたように本発明は、対象空間の温度の
安定維持と送風騒音の低減とに効果があり快適な
空気調和を行なう上で有益である。
安定維持と送風騒音の低減とに効果があり快適な
空気調和を行なう上で有益である。
第1図ないし第3図は本発明を自動車用空気調
和装置に適用した一実施例を示し、第1図は全体
構成図、第2図は電気制御系のブロツク線図、第
3図は装置の作動を統合するデジタルコンピユー
タ10a(第2図)の処理を示す流れ図、第4図
は本発明の他の実施例を示し電気制御系の結線図
であり、第5図は本発明の構成を示す機能ブロツ
ク図である。 1…通風ダクト、1a…外気吸入口、1b…内
気吸入口、1c…上吹出口、1d…下吹出口、3
…電動送風機(ブロワモータ)、4,5…熱交換
器、7,51…温度調節のためのダンパと調節機
構、10…制御装置、10e…デジタル―アナロ
グ変換器、45…内気スイツチ、46…モードス
イツチ、47…リレー、53…補正用抵抗、10
6,107,112,113,114…供給電力
を計算するための処理ステツプ。
和装置に適用した一実施例を示し、第1図は全体
構成図、第2図は電気制御系のブロツク線図、第
3図は装置の作動を統合するデジタルコンピユー
タ10a(第2図)の処理を示す流れ図、第4図
は本発明の他の実施例を示し電気制御系の結線図
であり、第5図は本発明の構成を示す機能ブロツ
ク図である。 1…通風ダクト、1a…外気吸入口、1b…内
気吸入口、1c…上吹出口、1d…下吹出口、3
…電動送風機(ブロワモータ)、4,5…熱交換
器、7,51…温度調節のためのダンパと調節機
構、10…制御装置、10e…デジタル―アナロ
グ変換器、45…内気スイツチ、46…モードス
イツチ、47…リレー、53…補正用抵抗、10
6,107,112,113,114…供給電力
を計算するための処理ステツプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 空気吸入側にはそれぞれ車室内および車室外
に連通する内気吸入口および外気吸入口が開口さ
れ、空気吹出側が車室内に連通する通風ダクト
と、 この通風ダクト内部に配設される電動送風機
と、 前記通風ダクト内部に設けられ、前記電動送風
機にて送風される空気を熱交換する熱交換器と、 前記内気吸入口および外気吸入口からの空気導
入状態を切換える切換手段と、 前記電動送風機の基本送風量を決定する基本送
風量決定手段と、 前記切換手段によつて切換えられる空気吸入状
態を検出する検出手段と、 この検出手段にて検出された空気吸入状態に基
づいて、前記外気吸入口から空気を吸入する外気
吸入状態と比べて、前記内気吸入口から空気を吸
入する内気循環状態における前記電動送風機の送
風量を減少せしめる風量修正信号を出力する風量
修正手段と、 前記基本送風量決定手段にて決定された基本送
風量および前記風量修正手段からの風量修正信号
に基づいて、前記電動送風機に供給する電力を決
定する電力決定手段と を備えることを特徴とする車両用空調制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11314179A JPS5639911A (en) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | Controlling device for air-conditioning |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11314179A JPS5639911A (en) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | Controlling device for air-conditioning |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5639911A JPS5639911A (en) | 1981-04-15 |
JPS6238163B2 true JPS6238163B2 (ja) | 1987-08-17 |
Family
ID=14604597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11314179A Granted JPS5639911A (en) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | Controlling device for air-conditioning |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5639911A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01132748U (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-08 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0641243B2 (ja) * | 1984-12-17 | 1994-06-01 | 日本電装株式会社 | カーエアコン制御装置 |
JPS6410403U (ja) * | 1987-07-10 | 1989-01-19 | ||
JP2694983B2 (ja) * | 1988-12-28 | 1997-12-24 | カルソニック株式会社 | 自動車用空気調和装置 |
JP3508485B2 (ja) * | 1997-07-17 | 2004-03-22 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611110B2 (ja) * | 1976-10-02 | 1981-03-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5839215Y2 (ja) * | 1979-03-28 | 1983-09-05 | 三菱自動車工業株式会社 | 自動車用空調装置 |
-
1979
- 1979-09-03 JP JP11314179A patent/JPS5639911A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611110B2 (ja) * | 1976-10-02 | 1981-03-12 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01132748U (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5639911A (en) | 1981-04-15 |
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