JPS623779Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は飾り板をトツプリムからサイドリムに
かけて付設するリムロツク式メガネに関するもの
で、その目的とするところは飾り板のリム前面へ
の立体的取付けを利用してブロツクジヨイントへ
のリムエンドの結合容易化を図らんとするところ
にある。

第１図に示すように、リムロツク式メガネにお
いてはリムへのレンズ脱着を行うため、テンプル
ジヨイナーTJに接続するブロツクジヨイント１
に対しリムエンド２をリムロツクネジ７をもつて
螺合するようになつているが、その作業は容易で
ない。

他方、かゝるリムロツク式メガネにおいてトツ
プリム３からサイドリム４にかけて飾り板を付設
する場合、リムロツク機能を阻害しないように、
飾り板の一端をトツプリム３に固設し、他端はサ
イドリム４に固設することなく、単に覆うように
付設せざるを得ない。そのため、構造的に弱くな
るだけでなく、一体感がなくメガネとしての装飾
性を害する原因となつている。

本考案はかゝる飾り板付リムロツク式メガネの
種々の機構的欠陥を飾り板の固定構造を工夫する
ことにより一挙に解決せんとするものである。

図面に基づいて詳述すると、本考案の構造は第
２図に正面斜視図、第３図に背面斜視図を示すよ
うに、トツプリム３前面にステイ６を張出すよう
に固設してそのサイドリム側端部に嵌合部材の一
方、例えば壷金９を設ける一方、サイドリム４に
飾り板５の下端５ｂを固設し、その上端５ａに嵌
合部材の他方、例えばピン８を設け、該ピン８を
上記壷金９に嵌込み、ステイ６の端部５ａと飾り
板５の端部５ａをすり合せるように一体的に結合
すると同時にブロツクジヨイント１に対しリムエ
ンド２がリムロツクネジ７にて螺合可能に一致す
るようになつている。

尚、図面ではブロツクジヨイント１に対するリ
ムエンド２の接合を更に確実にブロツクジヨイン
ト１下面に凹所１ａが形成されている。

以上の構成から明らかなように、飾り板５はス
テイとの嵌合形態にて立体的に美麗に且つ比較的
強い構造強度をもつて付設されるので、リムロツ
ク式メガネに飾り板を取付ける構造として優れた
ものである。しかも、飾り板の嵌合と同時にリム
エンドがブロツクジヨイントに対し即時ロツク可
能な位置に設定されるので、従来難しいとされて
いたリムロツクが極めて簡単となるために、実用
的価値は頗る大である。

尚、本考案は上記図示の形態に限定されるもの
でなく、その要旨を逸脱することなく変形容易で
ある。例えば、ステイ側に壷金の代りにピンを、
飾り板にピンの代りに壷金を設けるようにしても
良い。

【図面の簡単な説明】

第１図はリムロツクの一般的構造を示す斜視
図、第２図および第３図は本考案に係るメガネの
要部を示す正面斜視図、背面斜視図である。 １……ブロツクジヨイント、２……リムエン
ド、５……飾り板、６……ステイ、８……ピン、
９……壷金。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 リムロツク式メガネのブロツクジヨイント１と
   リムエンド２とのロツク結合部分を覆うようにト
   ツプリム３からサイドリム４にかけて飾り板５を
   付設するにあたり、 トツプリム３にサイドリム側端部に嵌合部材の
   一方９を有するステイ６を固設する一方、サイド
   リム４に下端を固設した飾り板５の上端に嵌合部
   材の他方８を設け、両嵌合部材８，９を嵌込んで
   一体化すると、同時に上記ブロツクジヨイント１
   にリムエンド２が所定のリムロツク可能な状態と
   なるように構成したことを特徴とする飾り板付リ
   ムロツク式メガネ。