JPS6237689B2 - - Google Patents
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- JPS6237689B2 JPS6237689B2 JP57014643A JP1464382A JPS6237689B2 JP S6237689 B2 JPS6237689 B2 JP S6237689B2 JP 57014643 A JP57014643 A JP 57014643A JP 1464382 A JP1464382 A JP 1464382A JP S6237689 B2 JPS6237689 B2 JP S6237689B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- induction hardening
- annular groove
- face
- different radii
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 5
- 238000012733 comparative method Methods 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 2
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/06—Surface hardening
- C21D1/09—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation
- C21D1/10—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation by electric induction
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
この発明は、軸線を中心として外周面との間で
複数の異なる半径を有する機械部品（以下、軸線
を中心として半径の異る機械部品という）の両側
端面における内側部分に高周波焼入れを施す方法
に関するものである。 一般に、軸線を中心として半径の異る機械部品
としては、各種の歯車およびカム類、さらにはク
ラツチハブなどの伝動部品があるが、これら機械
部品の両側端面における内側部分には耐摩耗性付
与の目的で高周波焼入れ処理が施されている。す
なわち、これらの機械部品のうちの自動車用クラ
ツチハブを例にとり具体的に説明すると、この自
動車用クラツチハブは、第１図に正面図で、第２
図に第１図Ｉ―Ｉ線視断面図で示されるように、
軸線を中心として他の部分に比して半径が小径と
なる切欠き１を円周にそつて所要数（この例では
３ケ所）有するものである。したがつて、その端
面２における点数図示の円形面部分（内側部分）
に高周波焼入れを施す場合、高周波加熱による前
記端面加熱時に切欠き１のある面部分の温度は肉
薄であることから他の面部分に比して高温に達
し、この状態で焼入れが行なわれるため、切欠き
のある面部分の硬さが他の面部分に比して著しく
高くなるばかりでなく、焼入れ面は２点鎖線図示
の面部分となる。このように軸線を中心として半
径の異る機械部品の両側端面における内側部分に
高周波焼入れを施すと、所定の面部分に確実に焼
入れを施すことができないばかりでなく、焼入れ
面における硬さ分布が不均一となり、さらに加熱
時の温度分布の不均一に原因して焼割れや寸法変
形などの問題点の発生があるものであつた。 そこで、本発明者等は、上記のような軸線を中
心として半径の異なる機械部品の両側端面におけ
る内側部分に高周波焼入れを施すに際して生じて
いる問題点を解決すべく研究を行なつた結果、前
記端面に所要径、所要幅、および所要深さの軸線
を中心とした環状溝を形成し、この環状溝の内側
面に高周波焼入れを施すと、前記内側面には前記
環状溝によつて高周波加熱時に均一な温度分布が
確保されることから、焼入れ後、前記内側面は全
体に亘つて均一な硬さ分布となり、かつ焼割れや
寸法変形の発生も著しく抑制されるようになると
いう知見を得たのである。 この発明は上記知見にもとづいてなされたもの
であつて、以下に実施例により具体的に説明す
る。 実施例 第３図に正面図で、第４図に第３図―線視
断面図で示される形状を有し、かつａ：26.75
mm、ｂ：29.5mm、ｃ：31.8mm、ｄ：25.5mm、ｅ：
12.0mmの寸法を有するJPMA・SMF4種製自動車
用クラツチハブの両側端面２に内径：48.5mm×
幅：2.5mm×深さ：2.0mmの軸線を中心とした環状
溝３をそれぞれ設け、この状態でそれぞれの端面
２に対向した状態で高周波コイルを配して加熱
し、前記端面における環状溝３の内側面の温度が
850〜900℃になつた時点で油焼入れすることによ
つて、本発明法を実施した。また、比較の目的
で、上記環状溝を形成しない以外は同一の条件で
比較法を実施した。この両方法を実施した後の自
動車用クラツチハブにおけるＡ〜Ｆ点におけるビ
ツカース硬さを測定した。この測定結果を５個の
平均値で下表に示した。
複数の異なる半径を有する機械部品（以下、軸線
を中心として半径の異る機械部品という）の両側
端面における内側部分に高周波焼入れを施す方法
に関するものである。 一般に、軸線を中心として半径の異る機械部品
としては、各種の歯車およびカム類、さらにはク
ラツチハブなどの伝動部品があるが、これら機械
部品の両側端面における内側部分には耐摩耗性付
与の目的で高周波焼入れ処理が施されている。す
なわち、これらの機械部品のうちの自動車用クラ
ツチハブを例にとり具体的に説明すると、この自
動車用クラツチハブは、第１図に正面図で、第２
図に第１図Ｉ―Ｉ線視断面図で示されるように、
軸線を中心として他の部分に比して半径が小径と
なる切欠き１を円周にそつて所要数（この例では
３ケ所）有するものである。したがつて、その端
面２における点数図示の円形面部分（内側部分）
に高周波焼入れを施す場合、高周波加熱による前
記端面加熱時に切欠き１のある面部分の温度は肉
薄であることから他の面部分に比して高温に達
し、この状態で焼入れが行なわれるため、切欠き
のある面部分の硬さが他の面部分に比して著しく
高くなるばかりでなく、焼入れ面は２点鎖線図示
の面部分となる。このように軸線を中心として半
径の異る機械部品の両側端面における内側部分に
高周波焼入れを施すと、所定の面部分に確実に焼
入れを施すことができないばかりでなく、焼入れ
面における硬さ分布が不均一となり、さらに加熱
時の温度分布の不均一に原因して焼割れや寸法変
形などの問題点の発生があるものであつた。 そこで、本発明者等は、上記のような軸線を中
心として半径の異なる機械部品の両側端面におけ
る内側部分に高周波焼入れを施すに際して生じて
いる問題点を解決すべく研究を行なつた結果、前
記端面に所要径、所要幅、および所要深さの軸線
を中心とした環状溝を形成し、この環状溝の内側
面に高周波焼入れを施すと、前記内側面には前記
環状溝によつて高周波加熱時に均一な温度分布が
確保されることから、焼入れ後、前記内側面は全
体に亘つて均一な硬さ分布となり、かつ焼割れや
寸法変形の発生も著しく抑制されるようになると
いう知見を得たのである。 この発明は上記知見にもとづいてなされたもの
であつて、以下に実施例により具体的に説明す
る。 実施例 第３図に正面図で、第４図に第３図―線視
断面図で示される形状を有し、かつａ：26.75
mm、ｂ：29.5mm、ｃ：31.8mm、ｄ：25.5mm、ｅ：
12.0mmの寸法を有するJPMA・SMF4種製自動車
用クラツチハブの両側端面２に内径：48.5mm×
幅：2.5mm×深さ：2.0mmの軸線を中心とした環状
溝３をそれぞれ設け、この状態でそれぞれの端面
２に対向した状態で高周波コイルを配して加熱
し、前記端面における環状溝３の内側面の温度が
850〜900℃になつた時点で油焼入れすることによ
つて、本発明法を実施した。また、比較の目的
で、上記環状溝を形成しない以外は同一の条件で
比較法を実施した。この両方法を実施した後の自
動車用クラツチハブにおけるＡ〜Ｆ点におけるビ
ツカース硬さを測定した。この測定結果を５個の
平均値で下表に示した。
【表】
上表に示される結果から、本発明法において
は、硬さ分布のばらつきがきわめて少なく、均一
な焼入れが行なわれているのに対して、比較法で
は硬さ分布に著しいばらつきがあり、良好な焼入
れは期待できないことが明らかである。また、上
記本発明法および比較法による高周波焼入れ後の
２種のクラツチハブ：５個について、その最大半
径を測定したところ、比較法では±0.05mmの寸法
誤差が生じているのに対して、本発明法では±
0.03mmの寸法誤差しか生じないものであつた。な
お、上記実施例では自動車用クラツチハブについ
て述べたが、各種の歯車およびカム類についても
同様な結果が得られることは勿論である。 上述のように、この発明の方法によれば、外周
にそつて断続的に切欠きのある自動車用クラツチ
ハブや、外周面が不規則に変化する各種のカム類
および歯車類などの伝動部品など、軸線を中心と
して半径の異なる機械部品の両側端面における内
側部分に、焼割れや寸法変化の発生なく、良好な
高周波焼入れを施すことができるのである。
は、硬さ分布のばらつきがきわめて少なく、均一
な焼入れが行なわれているのに対して、比較法で
は硬さ分布に著しいばらつきがあり、良好な焼入
れは期待できないことが明らかである。また、上
記本発明法および比較法による高周波焼入れ後の
２種のクラツチハブ：５個について、その最大半
径を測定したところ、比較法では±0.05mmの寸法
誤差が生じているのに対して、本発明法では±
0.03mmの寸法誤差しか生じないものであつた。な
お、上記実施例では自動車用クラツチハブについ
て述べたが、各種の歯車およびカム類についても
同様な結果が得られることは勿論である。 上述のように、この発明の方法によれば、外周
にそつて断続的に切欠きのある自動車用クラツチ
ハブや、外周面が不規則に変化する各種のカム類
および歯車類などの伝動部品など、軸線を中心と
して半径の異なる機械部品の両側端面における内
側部分に、焼割れや寸法変化の発生なく、良好な
高周波焼入れを施すことができるのである。
第１図は自動車用クラツチハブの正面図、第２
図は第１図―線視断面図、第３図はこの発明
の方法を実施するに際して用いた自動車用クラツ
チハブの正面図、第４図は第３図―線視断面
図である。図面において、 １…切欠き、２…端面、３…環状溝。
図は第１図―線視断面図、第３図はこの発明
の方法を実施するに際して用いた自動車用クラツ
チハブの正面図、第４図は第３図―線視断面
図である。図面において、 １…切欠き、２…端面、３…環状溝。
Claims (1)
- １ 軸線を中心として外周面との間で複数の異る
半径を有する機械部品の両側端面における内側部
分に高周波焼入れを施すに際して、前記端面に軸
線を中心とした環状溝を設け、この環状溝の内側
面に高周波焼入れを施すことを特徴とする機械部
品の端面に高周波焼入れを施す方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57014643A JPS58133318A (ja) | 1982-02-01 | 1982-02-01 | 軸線を中心として半径の異なる機械部品の端面に高周波焼入れを施す方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57014643A JPS58133318A (ja) | 1982-02-01 | 1982-02-01 | 軸線を中心として半径の異なる機械部品の端面に高周波焼入れを施す方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58133318A JPS58133318A (ja) | 1983-08-09 |
| JPS6237689B2 true JPS6237689B2 (ja) | 1987-08-13 |
Family
ID=11866873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57014643A Granted JPS58133318A (ja) | 1982-02-01 | 1982-02-01 | 軸線を中心として半径の異なる機械部品の端面に高周波焼入れを施す方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58133318A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105506263A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-04-20 | 陕西航天动力高科技股份有限公司 | 一种微型轿车用变矩器泵轮毂的加工工艺 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10368982B2 (en) | 2016-05-19 | 2019-08-06 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Prosthetic valves, valve leaflets and related methods |
-
1982
- 1982-02-01 JP JP57014643A patent/JPS58133318A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105506263A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-04-20 | 陕西航天动力高科技股份有限公司 | 一种微型轿车用变矩器泵轮毂的加工工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58133318A (ja) | 1983-08-09 |
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