JPH0369969B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0369969B2
JPH0369969B2 JP7132982A JP7132982A JPH0369969B2 JP H0369969 B2 JPH0369969 B2 JP H0369969B2 JP 7132982 A JP7132982 A JP 7132982A JP 7132982 A JP7132982 A JP 7132982A JP H0369969 B2 JPH0369969 B2 JP H0369969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bushing
truck
hardened layer
hardness
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7132982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58189327A (ja
Inventor
Hideo Ueda
Katsuhiro Yamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP7132982A priority Critical patent/JPS58189327A/ja
Publication of JPS58189327A publication Critical patent/JPS58189327A/ja
Publication of JPH0369969B2 publication Critical patent/JPH0369969B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/08Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes
    • C21D9/14Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes wear-resistant or pressure-resistant pipes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、装軌式建機の油封入式の履帯に使用
されるトラツクブツシユの製造方法に関するもの
である。
この種のトラツクブツシユはその外周面が起動
輪(スプロケツト)に噛合してけん引力を伝達す
るため、外周面には耐摩耗性が要求され、内周面
には疲労強度が要求される。また最近ではピンと
トラツクブツシユとの間に隙間を設け、この隙間
に潤滑油を封入した油封入式の履帯が多く用いら
れている。この場合にはダストシールがブツシユ
端面に接触して油を封入して上記隙間に土砂が侵
入するのを防止するため、ブツシユ端面のアラサ
の小さいことと、耐摩耗性とが必要である。
トラツクブツシユに要求される上記諸性質を満
足させるため、現在は次の様に製造している。
すなわち、浸炭鋼を用いて内外面を加工し、つ
いで浸炭焼入れを行ない、その後、端面の研摩お
よびラツプ仕上げを行なう。
このように製造されたトラツクブツシユは第1
図に示す様に、その断面形状外周に2〜3mmの硬
化層1が形成され、この硬化層1は断面形状外
周、すなわち、外周部、内周部および両端部が共
に略同一の厚さになり、その硬さ分布は第2図に
示すようになる。これに対してトラツクブツシユ
の外周面に耐摩耗に対しては外周面の硬化層をも
つと厚くすることが望ましいが、これには浸炭時
間を長くする必要があり、製造コストが高くな
る。また内周面は油封入履帯の場合には、殆ど摩
耗を受けないので、疲労強度を硬保するための硬
化層があれば充分であるが、上記従来の製造方法
ではこの内周面も外周面と同じ硬化層が形成され
てしまつていた。
本出願人は、先に特願昭47−106613号(特公昭
55−31171号)公報に示すような履帯用トラツク
ブツシユの製造方法を提案したが、この履帯用ト
ラツクブツシユの製造方法は、「高炭素高クロム
鋼を用いて筒状のトラツクブツシユを粗加工し、
粗加工したトラツクブツシユを所定のロツクウエ
ル硬度よりも低い値に熱処理した後に所定の寸法
形状に仕上機械加工し、その後に内周及び外周を
異なる電力で誘導加熱焼入れして内周面をロツク
ウエル硬さ50〜60に、外周面をロツクウエル硬さ
60以上に表面硬化させる」ものであつて、ブツシ
ユの内、外周面を所定の硬さにできるが、両端面
の硬度をあげることはできない。このため上記製
造方法にて製造されたトラツクブツシユを油封入
式履帯に適用するには上記製法の工程以外にブツ
シユ端面の誘導加熱焼入れと端面の研削、ラツプ
仕上げを追加するお必要がある。なお第3図は上
記製造方法にて製造したトラツクブツシユの硬化
パターンを示すもので、内、外周面および両端面
に硬化層2,3,4,5が生成されている。6は
ブツシユ端面に当接するダストシールである。
本発明は上記のことにかんがみなされたもの
で、外周面に耐摩耗性に優れた厚い硬化層が存在
し、内周面には疲労強度を向上させるための比較
的薄い硬化層が付与でき、さらにダストシールと
接触するブツシユ端面の硬さをロツクウエル硬さ
で60以上に保持できるトラツクブツシユを、所定
形状に加工した後に、全体焼入れと内周面焼入の
2回の熱処理の行なうことにより得ることがで
き、潤滑油を封入した油封入式の履帯に適するト
ラツクブツシユの製造コストを大幅に低減するこ
とができるようにしたトラツクブツシユの製造方
法を提供しようとするものである。
以下本発明の実施例を説明する。
素材は炭素量0.55〜1.1%で焼入性を向上させ
るため必要に応じてMn、Ni、Cr.Moを含む鋼材
を用いる。そしてこの素材をトラツクブツシユの
所定の形状に加工する。ついで全体がロツクウエ
ル硬さ60以上になる様に焼入れする。つぎに内周
面のみを誘導加熱焼入れを行なう。その後端面を
研削、ラツプ仕上げする。
この様にして作つたトラツクブツシユの硬化パ
ターンは第4図に示す様になり、外周面および両
端面には全体焼入れによる硬化層7が、また内周
面には誘導加熱焼入れによる硬化層8があり、そ
の間に誘導加熱時の熱により軟化した焼戻し層9
がある。そして上記両硬化層7,8のうち、外周
側の硬化層7は厚く、内周側の硬化層8は薄い。
上記断面方向の硬さ分布は第5図に示すようにな
る。
実施例 素材は、C0.78%、Si0.49%、Mn1.27%、
Cr0.50%の0.8%C鋼を用いた。この素材を所定
形状に加工した後、850℃に加熱し0.5時間保持後
油焼入れし、180℃で3時間の焼戻しを行なつた。
この全体焼入れにより、ブツシユ全体がロツクウ
エル硬さ60以上となつた。
次に周波数30KHzの誘導加熱焼入れ装置を用
い、内周面の焼入れを行なつた。これにより得ら
れた硬さ分布は第6図に示すようになつた。図中
Aは本発明方法によつて得られた硬さ分布曲線B
は従来の浸炭焼入れによつて得られる硬さ分布曲
線である。なお第7図はトラツクブツシユのベン
チ疲労試験結果を示すもので、負荷荷重に対する
亀裂発生までの繰り返し数を示し、図中Cは本発
明方法により製造したトラツクブツシユを、また
Dは従来の浸炭焼入れによつたトラツクブツシユ
の場合をそれぞれ示し、本発明方法によつて製造
されたトラツクブツシユの方が高い負荷荷重に耐
えることがわかる。
なお本発明方法に用いる素材の炭素量は、0.55
%以下ではロツクウエル硬さ60以上を得ることが
できず、1.1%以上では焼き割れが生じるため、
その量は0.55〜1.1%が適当である。なお、上記
実施例では炭素を0.55〜1.1%含有させるほかに
Si、Mn、Crを含有させた素材を用いたが、炭素
以外の元素は特に重要ではない。
本発明は上記したように、炭素量が0.55〜1.1
%含有する鋼材を用いて筒状のトラツクブツシユ
を所定形状に加工した後、全体を焼入れし、しか
る後に、内周面のみを誘導加熱焼入れしたから、
外周部には耐摩耗性に優れた比較的厚い硬化層が
でき、内周部には疲労強度を向上させるための比
較的薄い硬化層が付与でき、さらに両端部にも全
体焼入れにより外周部と同時に所定の硬度を付与
することができ、全体焼入れと内周焼入れの2回
の熱処理を行なうことにより油封入式の履帯に適
するトラツクブツシユの製造コストを大幅に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の方法にて製造されたトラツク
ブツシユの硬化パターンを示す断面図、第2図は
その硬さ分布図、第3図は従来の他の方法にて製
造されたトラツクブツシユの硬化パターンを示す
断面図、第4図は本発明方法により製造されたト
ラツクブツシユの硬化パターンを示す断面図、第
5図はその硬さ分布図、第6図は本発明の実施例
における硬さ分布図、第7図はベンチ疲労試験結
果を示す線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炭素量が0.55〜1.1%含有する鋼材を用いて
    筒状のトラツクブツシユを所定形状に加工した
    後、全体を焼入れし、しかる後に、内周面のみを
    誘導加熱焼入れすることを特徴とするトラツクブ
    ツシユの製造方法。
JP7132982A 1982-04-30 1982-04-30 トラツクブツシユの製造方法 Granted JPS58189327A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7132982A JPS58189327A (ja) 1982-04-30 1982-04-30 トラツクブツシユの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7132982A JPS58189327A (ja) 1982-04-30 1982-04-30 トラツクブツシユの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58189327A JPS58189327A (ja) 1983-11-05
JPH0369969B2 true JPH0369969B2 (ja) 1991-11-06

Family

ID=13457390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7132982A Granted JPS58189327A (ja) 1982-04-30 1982-04-30 トラツクブツシユの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58189327A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645826B2 (ja) * 1985-03-22 1994-06-15 本田技研工業株式会社 クランクシヤフトの熱処理方法
US5249868A (en) * 1993-01-27 1993-10-05 Caterpillar Inc. Track bushing
JP4674932B2 (ja) 2000-03-01 2011-04-20 株式会社小松製作所 履帯ブッシュおよびその製造方法並びに製造装置
US6402862B1 (en) * 2000-08-31 2002-06-11 Caterpillar Inc. Method of hardening a bushing of a track chain
CN100460528C (zh) 2001-06-07 2009-02-11 株式会社小松制作所 履带轴套及其制造方法和制造装置
US11618516B2 (en) * 2019-09-26 2023-04-04 Caterpillar Inc. High carbon steel track bushing

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58189327A (ja) 1983-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7040080B2 (en) Track link production method and track link produced by the same
US5595613A (en) Steel for gear, gear superior in strength of tooth surface and method for producing same
US5249868A (en) Track bushing
JP6730920B2 (ja) 履帯用軸受ブシュおよびその製造方法
GB2119408A (en) Case hardening
JPH0369969B2 (ja)
JP3752577B2 (ja) 機械部品の製造方法
US5049207A (en) Heat treatment process for bushing used in track of endless track tractor
JPH04333521A (ja) 転がり軸受軌道輪の製造方法
JPH03199716A (ja) 軸受部品
JPS60162726A (ja) フライホイ−ルのリングギヤ歯部表面硬化方法
JP3557327B2 (ja) 鋼部材の製造方法
JP3114983B2 (ja) 履帯用ピンおよびその製造方法
JPH03285020A (ja) 履帯用ブッシングの製造方法
JPH01272719A (ja) 高深度硬化したブッシング及びその製造方法
JPH0578746A (ja) 履帯用ブツシングの製造方法
JPH06329056A (ja) 履帯用ブッシングおよびその製造方法
JPS59114169A (ja) 履帯のトラツクブツシユ
JP3470792B2 (ja) トロイダル式無段変速機用金属製転動体およびその製造方法
JPS6431927A (en) Production of heat-treated steel parts
JPH04246123A (ja) 磁歪式トルクセンサ軸の製造方法
JPH01165725A (ja) 高深度硬化したトラックブッシュおよびその製造方法
JPH0115576B2 (ja)
JP3028688B2 (ja) トロイダル式無段変速機用金属製転動体およびその製造方法
JPH0137453B2 (ja)