JPS6237344A - パ−フオレ−テイング・ガン用鋼 - Google Patents
パ−フオレ−テイング・ガン用鋼Info
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- JPS6237344A JPS6237344A JP17525985A JP17525985A JPS6237344A JP S6237344 A JPS6237344 A JP S6237344A JP 17525985 A JP17525985 A JP 17525985A JP 17525985 A JP17525985 A JP 17525985A JP S6237344 A JPS6237344 A JP S6237344A
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- steel
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、石油採取や天然ガス採取の一工程であるパ
ーフォレーティング作業に用いられるところの、′パー
フォレーション性”に漬れたパーフォレーティング・ガ
ン用−に関するものである。
ーフォレーティング作業に用いられるところの、′パー
フォレーション性”に漬れたパーフォレーティング・ガ
ン用−に関するものである。
〈従来技術並びにその問題点〉
一般に、石油や天然ガスの採取では、第1図に示される
如く、掘削した油井或いはガス井にケーシング1を敷設
し、これをセメンティング(セメントによる固定)した
後、油層2やガス層から油又はガスを井戸内へ流入させ
るべく、更に前記油層2やガス層に位1tTるケーシン
グ1とセメント層3と1=多数の孔をあける作業が行わ
れる。なお第1図において符号4で示されるものは掘削
やぐらである。
如く、掘削した油井或いはガス井にケーシング1を敷設
し、これをセメンティング(セメントによる固定)した
後、油層2やガス層から油又はガスを井戸内へ流入させ
るべく、更に前記油層2やガス層に位1tTるケーシン
グ1とセメント層3と1=多数の孔をあける作業が行わ
れる。なお第1図において符号4で示されるものは掘削
やぐらである。
このように、′パーフォレーティング作業”と呼ばれる
前記孔あけ作業は、石油や天然ガス採取作業において省
略することができない重要な一工程となっており、以前
は、第2図で示されろような、薬莢5に火薬6を詰めて
円錐形の銅製ライナー7で密封したパーフォレータ8の
袂数個を、第3図で示されろ如く1パーフオレーテイン
グ・ガン”と呼ばれろ(キャリア・ガンΦチュービング
とも称される)鋼製筒状体9(=ねじ込み装着し1こ後
、このパーフォレーティング・ガン9を第4図のように
ケーシング1内に吊り下げてパーフォレータの着火を行
い、それ(二伴い生じるジェットaによって孔tあける
と言う手段が採用されていた。
前記孔あけ作業は、石油や天然ガス採取作業において省
略することができない重要な一工程となっており、以前
は、第2図で示されろような、薬莢5に火薬6を詰めて
円錐形の銅製ライナー7で密封したパーフォレータ8の
袂数個を、第3図で示されろ如く1パーフオレーテイン
グ・ガン”と呼ばれろ(キャリア・ガンΦチュービング
とも称される)鋼製筒状体9(=ねじ込み装着し1こ後
、このパーフォレーティング・ガン9を第4図のように
ケーシング1内に吊り下げてパーフォレータの着火を行
い、それ(二伴い生じるジェットaによって孔tあける
と言う手段が採用されていた。
なお、第4図において符号10はジェット流ケ示してい
る。
る。
そして、ここで使用されろパーフォレーティング・ガン
9は、作業終了の後地上に引き上げられて新しいバーフ
オレ〜りが装着され、再使用がなされろタイプのもので
あった。
9は、作業終了の後地上に引き上げられて新しいバーフ
オレ〜りが装着され、再使用がなされろタイプのもので
あった。
しかしながら、この従来タイプのパーフォレーティング
・ガンは、パーフォレータ8が外側1面(二露出して取
り付けられるため、湿気や井戸深層部での高温によって
該パーフォレータの不発や誤着火を呼び起こしやすく、
必ずしも円滑・確実なパーフォレーティング作業を確保
できないとの間糖を有するものであった。
・ガンは、パーフォレータ8が外側1面(二露出して取
り付けられるため、湿気や井戸深層部での高温によって
該パーフォレータの不発や誤着火を呼び起こしやすく、
必ずしも円滑・確実なパーフォレーティング作業を確保
できないとの間糖を有するものであった。
そこで、近年、上記問題を解決するため、第5図に示さ
れる如く外面にスキャロツプ(くぼみ)11”kつけて
その部分の内偵1にパーフォレータ8を装着し、パーフ
ォレーティング作業時にはパーフォレーティング・ガン
9の前夫スキャロツプ部諸共にケーシング及びセメント
層の孔あけを行うと言う新しいタイプのパーフォレーテ
ィング・ガンが開発され、これを使用したパーフォレー
ティング作業が急増の気配をみせてきた。そして、この
新しいタイプのパーフォレーティング・ガンは使い捨て
のものであり、井戸底に投棄されることが多かつ゛た。
れる如く外面にスキャロツプ(くぼみ)11”kつけて
その部分の内偵1にパーフォレータ8を装着し、パーフ
ォレーティング作業時にはパーフォレーティング・ガン
9の前夫スキャロツプ部諸共にケーシング及びセメント
層の孔あけを行うと言う新しいタイプのパーフォレーテ
ィング・ガンが開発され、これを使用したパーフォレー
ティング作業が急増の気配をみせてきた。そして、この
新しいタイプのパーフォレーティング・ガンは使い捨て
のものであり、井戸底に投棄されることが多かつ゛た。
なお、第5図(a)はパーフォレーティング・ガンの要
部縦断面図であり、第5図(h)はその要部横断面図で
ある。
部縦断面図であり、第5図(h)はその要部横断面図で
ある。
ところが、この新しいクイズのパーフォレーティング・
ガンは、上述のように、使用に際してパーフォレーティ
ング・ガンそのものも穿孔されるためその材質の“パー
フォレーション性”が大きな問題として注目されること
となったのである。
ガンは、上述のように、使用に際してパーフォレーティ
ング・ガンそのものも穿孔されるためその材質の“パー
フォレーション性”が大きな問題として注目されること
となったのである。
即ち、パーフォレータによる着火・穿孔の際に前記スキ
ャロツプ部以外の部分にクラックを生じたり、破裂を起
したりすれば、ケーシングの内面(二パーフォレーティ
ング・ガンが引っ掛かってしまい、該パーフォレーティ
ング・ガンを井戸から引き上げたり、或いは井戸底へ投
棄したりすることができなくなるからである。
ャロツプ部以外の部分にクラックを生じたり、破裂を起
したりすれば、ケーシングの内面(二パーフォレーティ
ング・ガンが引っ掛かってしまい、該パーフォレーティ
ング・ガンを井戸から引き上げたり、或いは井戸底へ投
棄したりすることができなくなるからである。
ここで、パーフォレーティング・ガン構成素材の“パー
フォレーション性”とは、火薬(パーフォレータ)を用
いてパーフォレーティング作業を行う際に1破裂やクラ
ックを生じない特性”ばかりでなく、孔の周りの1かえ
り”が外側(二突出することのない1きれいな穿孔を確
保する特性”をも含めた意味として使用されている用語
である。
フォレーション性”とは、火薬(パーフォレータ)を用
いてパーフォレーティング作業を行う際に1破裂やクラ
ックを生じない特性”ばかりでなく、孔の周りの1かえ
り”が外側(二突出することのない1きれいな穿孔を確
保する特性”をも含めた意味として使用されている用語
である。
従って、現在では、上記新しいクイズのパーフォレーテ
ィング・ガン用鋼としてA I S I4140鋼等の
クロムモリブデン鋼やAl5I4340鋼等のニッケル
クロムモリブデン鋼が使用されているが、このような材
質であってもなお、パーフォレーティング作業時に1時
として前記1クラツク”や”破裂”等のパーフォレーシ
ョン性不十分に起因する問題が生じるのを避は得なかっ
たのである。
ィング・ガン用鋼としてA I S I4140鋼等の
クロムモリブデン鋼やAl5I4340鋼等のニッケル
クロムモリブデン鋼が使用されているが、このような材
質であってもなお、パーフォレーティング作業時に1時
として前記1クラツク”や”破裂”等のパーフォレーシ
ョン性不十分に起因する問題が生じるのを避は得なかっ
たのである。
く問題点を解決するための手段〉
本発明者等は、上述のような現状Cf5み、石油や天然
ガス等の採掘に当りが実姉されるパーフォレーティング
作業の際パーフォレーティング・ガンに生じがちなりラ
ックや破裂は、スキャロツプのデザインもさることなが
らバーフオレーテインIグ・ガン自体の材質(二負うと
ころが最も内きいとの観点から、より一層パーフォレー
ション性に浸しタバーフオレーテイング・ガン用脩を提
供すべく種々研究を重ねた結果、 特定成分組成の鋼(二Ca又は希土類元素を微量添加す
ることにより、パーフォレーション性(−極めて憂れた
パーフォレーティング・ガン用鋼が得られる、 との知見を得るに至ったのである。
ガス等の採掘に当りが実姉されるパーフォレーティング
作業の際パーフォレーティング・ガンに生じがちなりラ
ックや破裂は、スキャロツプのデザインもさることなが
らバーフオレーテインIグ・ガン自体の材質(二負うと
ころが最も内きいとの観点から、より一層パーフォレー
ション性に浸しタバーフオレーテイング・ガン用脩を提
供すべく種々研究を重ねた結果、 特定成分組成の鋼(二Ca又は希土類元素を微量添加す
ることにより、パーフォレーション性(−極めて憂れた
パーフォレーティング・ガン用鋼が得られる、 との知見を得るに至ったのである。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、
パーフォレーティング・ガン用鋼を
C: 0.20〜0.50%(以下、成分割合を表わ丁
%は重量%とする)、 Si:0.05〜0.75%゜M n : 0.30 = 1.80%、 Ni : 0.50超−200%、 Cr: 0.50〜1.50%、 Mo又はWのうちの1種以上: Mo+(1/2)Wで0.10 So、 50%、M
: 0.005へ0.100%、 を含有するとともに Ca: 0.001〜0.030%、 希土類元素:o、oot〜0.030 %の1種以上を
含むか、或いは更(二 Cu:0.50%以下、 V : 0.01へ0.10%。
%は重量%とする)、 Si:0.05〜0.75%゜M n : 0.30 = 1.80%、 Ni : 0.50超−200%、 Cr: 0.50〜1.50%、 Mo又はWのうちの1種以上: Mo+(1/2)Wで0.10 So、 50%、M
: 0.005へ0.100%、 を含有するとともに Ca: 0.001〜0.030%、 希土類元素:o、oot〜0.030 %の1種以上を
含むか、或いは更(二 Cu:0.50%以下、 V : 0.01へ0.10%。
Nh:0.005へ0.100 %、
Ti: 0.005 So、100%、B:0.000
3 へ O,OO50%の1種以上をも含み、 Fe及び不可避的不純物:残り から成るととも(二、不純物中のP及びSがそれぞれ、 p : 0.025%以下、 S : 0.015%以下 である成分組成とすることにより、パーフォレーティン
グ・ガン用鋼としての必要特性を兼備することはもちろ
ん、特に格段に向上したパーフォレーション性を有せし
めた点、 を特徴とするものである。
3 へ O,OO50%の1種以上をも含み、 Fe及び不可避的不純物:残り から成るととも(二、不純物中のP及びSがそれぞれ、 p : 0.025%以下、 S : 0.015%以下 である成分組成とすることにより、パーフォレーティン
グ・ガン用鋼としての必要特性を兼備することはもちろ
ん、特に格段に向上したパーフォレーション性を有せし
めた点、 を特徴とするものである。
次いで、この発明のパーフォレーティング・ガン用鋼に
おいて、化学成分組成範囲を上記の如く(=数値限定し
た理由を説明する。
おいて、化学成分組成範囲を上記の如く(=数値限定し
た理由を説明する。
(jL) C
Cは鋼の強度を向上するために有効な成分であるが、そ
の含有量が0.20%未満ではパーフォレーティング・
ガンに要求される強度を確保するの(;多量の合金元素
添加が必要となって経済的不利を招き、一方0.50%
を越えて含有させるとパーフォレーション性の劣化を招
くことから、C含有量は0.20〜0.50%と定めた
。
の含有量が0.20%未満ではパーフォレーティング・
ガンに要求される強度を確保するの(;多量の合金元素
添加が必要となって経済的不利を招き、一方0.50%
を越えて含有させるとパーフォレーション性の劣化を招
くことから、C含有量は0.20〜0.50%と定めた
。
(h) 5i
Slは鋼の脱酸上必要な成分であるが、その含有量が0
.05%未満では十分な脱酸効果を得ることができず、
一方0.75%を越えて含有させるとパーフォレーショ
ン性の劣化を招く恐れがあることから、Si含有量は0
.05〜0.75%と定めた。
.05%未満では十分な脱酸効果を得ることができず、
一方0.75%を越えて含有させるとパーフォレーショ
ン性の劣化を招く恐れがあることから、Si含有量は0
.05〜0.75%と定めた。
(c) Mn
Mnは鋼の焼入性並びに強度・靭性を向上させるの(:
有効な成分であるが、その含有量が0.30%未満では
上記特性向上効果が小さく、一方1.80%を越えて含
有させると鋳造時(二著しい偏析帯を形成して靭性及び
パーフォレーション性を劣化させることから、Mn含有
@)to、30〜1.80%と定めた。
有効な成分であるが、その含有量が0.30%未満では
上記特性向上効果が小さく、一方1.80%を越えて含
有させると鋳造時(二著しい偏析帯を形成して靭性及び
パーフォレーション性を劣化させることから、Mn含有
@)to、30〜1.80%と定めた。
(d) Ni
N1は鋼の靭性とパーフォレーション性を向上させるの
(=有効な成分であるが、七の含有量が0.50%以下
では前記特性向上効果、中でも特(=靭性改善効果を発
揮できなくなり、一方、22−0OIを越えて含有させ
ても前記特性向上効果(=それ以上の進展がみられない
ばかりか、高価な元素であるNiの増量による経済的不
利をも招くことから、Nl含有量は0.50超〜λ00
%と定めた。
(=有効な成分であるが、七の含有量が0.50%以下
では前記特性向上効果、中でも特(=靭性改善効果を発
揮できなくなり、一方、22−0OIを越えて含有させ
ても前記特性向上効果(=それ以上の進展がみられない
ばかりか、高価な元素であるNiの増量による経済的不
利をも招くことから、Nl含有量は0.50超〜λ00
%と定めた。
(e) Cr
Crは耐食性向上並びに強度・靭性を同上させるのに有
効な成分であるが、その含有量が0.50%未満では上
記特性向上作用に所望の効果を得ることができず、一方
1.50%を越えて含有させると加工性に悪影響を与え
ることから、Cr含有量は0.50〜1.50%と定め
た。
効な成分であるが、その含有量が0.50%未満では上
記特性向上作用に所望の効果を得ることができず、一方
1.50%を越えて含有させると加工性に悪影響を与え
ることから、Cr含有量は0.50〜1.50%と定め
た。
(f) Mo、及びW
Mo成分及びW成分は、いずれも鋼の焼入れ性、強度、
靭性並びに耐食性を向上させる作用を有しているので、
これらのうちのいずれか一方又は双方が添加されるもの
であるが、その含有量が[M。
靭性並びに耐食性を向上させる作用を有しているので、
これらのうちのいずれか一方又は双方が添加されるもの
であるが、その含有量が[M。
+7w]の値で0.10%未満では上記作用に所望の効
果が得られない。他方、Mo及びWはいずれも高価な合
金元素であるので、経済的な理由からその上限をCMo
+ ’/l W )の値で0.50%と定めた。
果が得られない。他方、Mo及びWはいずれも高価な合
金元素であるので、経済的な理由からその上限をCMo
+ ’/l W )の値で0.50%と定めた。
なお、Mo及びWの含有量に関してCMo + ’d
W )なる値で規定するのは、WがMOに対して原子量
が約2倍で、上記した効果の点ではMoの約半分となる
からである。
W )なる値で規定するのは、WがMOに対して原子量
が約2倍で、上記した効果の点ではMoの約半分となる
からである。
(g) M
Mは、tsの脱酸の安定化、材質の均質化並びに細粒化
を図るのに荷動な成分であるが、その含有量が0.00
5%未満では所望の効果が得られず、一方0.100%
を越えて含有させてもその効果は飽和してしまう。また
M含有量を多くすると鋼中介在物が増大して鋼を脆化−
「ると言う不都合をも招く。従って、M含有量は0.0
05〜0.10095と定めた。
を図るのに荷動な成分であるが、その含有量が0.00
5%未満では所望の効果が得られず、一方0.100%
を越えて含有させてもその効果は飽和してしまう。また
M含有量を多くすると鋼中介在物が増大して鋼を脆化−
「ると言う不都合をも招く。従って、M含有量は0.0
05〜0.10095と定めた。
(h) cm、及び希土類元素
これらはこの発明において極めて重要な成分であり、い
ずれも鋼のパーフォレーション性を著しく改善する作用
を有しているので1種以上の添加を欠くことができない
。しかしながら、いずれもその含有量がO,OO195
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方、それ
らをそれぞれ0.030%を越えて含有させてもその効
果が飽和し、より以上のパーフォレーション外回上効果
が得られないことから、 Ca含有量も希土類元素の含
有量も0.001〜0.03095とそれぞれ定めた。
ずれも鋼のパーフォレーション性を著しく改善する作用
を有しているので1種以上の添加を欠くことができない
。しかしながら、いずれもその含有量がO,OO195
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方、それ
らをそれぞれ0.030%を越えて含有させてもその効
果が飽和し、より以上のパーフォレーション外回上効果
が得られないことから、 Ca含有量も希土類元素の含
有量も0.001〜0.03095とそれぞれ定めた。
(1) Cu
Cu成分には鋼のパーフォレーション性と耐食性とを同
上させる作用があるので必要に応じて添加される元素で
あるが、七の含臀喰が0.50%を越えると熱間加工性
に悪影響を及ぼ丁よう(;なることから、Cu含有量は
0.50%以下と定めた。
上させる作用があるので必要に応じて添加される元素で
あるが、七の含臀喰が0.50%を越えると熱間加工性
に悪影響を及ぼ丁よう(;なることから、Cu含有量は
0.50%以下と定めた。
(j) V、Nh、Tl、及ヒB
これらの成分は、いずれも鋼の強度を同上させる作用を
有しているので1種以上添加下るのが好ましいものであ
るが、以下、各成分毎C二含有量の限定理由を、その他
の不随的な作用をも含めて詳述下る。
有しているので1種以上添加下るのが好ましいものであ
るが、以下、各成分毎C二含有量の限定理由を、その他
の不随的な作用をも含めて詳述下る。
■ V
■は鋼の焼入れ性を高め、結晶粒を微訓にして強度と靭
性を高める作用を有しているが、その含有量が0.01
g5未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方0
.10%を越えて含有させると靭性め劣化を招(よう(
=なることから、■の含有量は0.01〜0.10%と
定めた。
性を高める作用を有しているが、その含有量が0.01
g5未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方0
.10%を越えて含有させると靭性め劣化を招(よう(
=なることから、■の含有量は0.01〜0.10%と
定めた。
■ Nh
Nhは結晶粒を微細C二して鋼の強度と靭性を向上させ
る作用を有しているが、その含有量が0、005%未満
では前記作用に所望の効果が得られず、一方0.100
%を越えて含有させると却って靭性を劣化させる場合が
あるので、Nh含有歇はo、 o o s〜0.100
95と定めた。
る作用を有しているが、その含有量が0、005%未満
では前記作用に所望の効果が得られず、一方0.100
%を越えて含有させると却って靭性を劣化させる場合が
あるので、Nh含有歇はo、 o o s〜0.100
95と定めた。
[相] Tl
T1は鋼の強度並びC;耐食性を向上させる作用を有し
ているが、その含有量が0.0 O5%未満では前記作
用に所望の効果が得られず、一方。
ているが、その含有量が0.0 O5%未満では前記作
用に所望の効果が得られず、一方。
0、100 giを越えて含有させると靭性劣化を招く
よう(=なることから、T1含有量はo、 o o s
〜0、100 %と定めた。
よう(=なることから、T1含有量はo、 o o s
〜0、100 %と定めた。
θ B
Bは焼入れ性の改善を通じて鋼の強度を同上させる効果
を有しているが、その含lf量が0、 OOO34未満
では前記作用に所望の効果が得られず、一方o、 o
o s o%を越えて含有させると靭性劣化を招くこと
から、B含有量は0.0003へ0.0050%と定め
た。
を有しているが、その含lf量が0、 OOO34未満
では前記作用に所望の効果が得られず、一方o、 o
o s o%を越えて含有させると靭性劣化を招くこと
から、B含有量は0.0003へ0.0050%と定め
た。
(k) P、及びS
鋼の組織を均質にしてパーフォレーション性を向上させ
るため(=は、不純物であるP及びSの含有量を可及的
1:少なくTるのが望ましいが、鋼の製造コストとのバ
ランスを考慮して、P及びS含有量の上限をそれぞれ0
.025%及び0.015%と定めた。
るため(=は、不純物であるP及びSの含有量を可及的
1:少なくTるのが望ましいが、鋼の製造コストとのバ
ランスを考慮して、P及びS含有量の上限をそれぞれ0
.025%及び0.015%と定めた。
以上に説明したような成分組成の鋼は、転炉又は電気炉
等で溶製され、連続鋳造の後、又は造塊後に分塊されて
から熱間圧延(二て継目無鋼管(二加工される。続いて
、更(:冷間抽伸等の加工を受けること(二よって寸法
公差を小さくし、焼入れ・焼戻しの熱処理、矯正加工、
スキャロツプ加工、応力除去焼鈍等の工程を経てバーフ
オレーティング・ガンに成形される。
等で溶製され、連続鋳造の後、又は造塊後に分塊されて
から熱間圧延(二て継目無鋼管(二加工される。続いて
、更(:冷間抽伸等の加工を受けること(二よって寸法
公差を小さくし、焼入れ・焼戻しの熱処理、矯正加工、
スキャロツプ加工、応力除去焼鈍等の工程を経てバーフ
オレーティング・ガンに成形される。
次に、この発明を実施例により比較例と対比しながら説
明するが、これら実施例はこの発明の単なる例示C二過
ぎないものであり、この発明自体を同等制限するもので
ないことは言うまでもない。
明するが、これら実施例はこの発明の単なる例示C二過
ぎないものであり、この発明自体を同等制限するもので
ないことは言うまでもない。
く実唯例〉
まず、第1表(二示される如き化学成分組成の鋼1〜3
6を溶製した。
6を溶製した。
次いで、これらの鋼から通常の方法によって外径:12
7刺φ、肉厚:117mで、引張強さが約10t〕Kp
f/−のレベルC二あるパーフォレーティング・ガン素
材を作成し、パーフォレーション性を調査した。
7刺φ、肉厚:117mで、引張強さが約10t〕Kp
f/−のレベルC二あるパーフォレーティング・ガン素
材を作成し、パーフォレーション性を調査した。
この結果を@2表(二示す。
なお、パーフォレーション性の計画は、上記パーフォレ
ーティング・ガン素材から第6図に示すような寸法及び
配置でスキャロツプ加工を飛した試験片を切り出し、ス
キャロップ11の部分の内側(二同−火薬量のパーフォ
レータ8を装着した後同時に発火させ、生じた孔の状況
、クラックの発生状況、並び(=破裂の有無を調査する
ことにより行った。ここで、第2表(二表示した「総火
薬量が1142以上のもの」では6個全部のスキャロツ
プ部分の内側に、また「総火薬量が%f以下のもの」で
はシール端(第6図の符号12はシール用プラグ)から
同一の距離C二ある列の3個のスキャロツブ部分の内側
(二それぞれパーフォレータを装着してテストした。
ーティング・ガン素材から第6図に示すような寸法及び
配置でスキャロツプ加工を飛した試験片を切り出し、ス
キャロップ11の部分の内側(二同−火薬量のパーフォ
レータ8を装着した後同時に発火させ、生じた孔の状況
、クラックの発生状況、並び(=破裂の有無を調査する
ことにより行った。ここで、第2表(二表示した「総火
薬量が1142以上のもの」では6個全部のスキャロツ
プ部分の内側に、また「総火薬量が%f以下のもの」で
はシール端(第6図の符号12はシール用プラグ)から
同一の距離C二ある列の3個のスキャロツブ部分の内側
(二それぞれパーフォレータを装着してテストした。
第2表1=示される結果からも、本発明鋼はパーフォレ
ーション性が極めて良好なことが明らかであり、従って
パーフォレーティング・ガン用鋼として用いるのに十分
適していることが窺い知れる。
ーション性が極めて良好なことが明らかであり、従って
パーフォレーティング・ガン用鋼として用いるのに十分
適していることが窺い知れる。
そこで、次に、本発明鋼1,4,9.21及び29と、
比較鋼30とを用いて、スキャロツブ加工を飛した実物
のパーフォレーティング・ガンを作成し、フィールドで
のテストを実残したととろ。
比較鋼30とを用いて、スキャロツブ加工を飛した実物
のパーフォレーティング・ガンを作成し、フィールドで
のテストを実残したととろ。
比較gs30から成るパーフォレーティング・ガンは大
破したが、本発明鋼1.4,9.21及び29から成る
ものではきれいな穿孔がなされてクラックは生じなかっ
た。
破したが、本発明鋼1.4,9.21及び29から成る
ものではきれいな穿孔がなされてクラックは生じなかっ
た。
これらの結果は、フィールドにおけるパーフォレーショ
ン性が第2表と第6図C:示したテストにより十分評価
できることをも示すものとして注目されるものである。
ン性が第2表と第6図C:示したテストにより十分評価
できることをも示すものとして注目されるものである。
〈産業上の有用性〉
以上に説明した如く、この発明によれば、パーフォレー
ション性が極めて良好なパーフォレーティング・ガン用
鋼を比較的低コストで得ることができ、石油や天然ガス
の採掘作業の円滑化、安定化を一層同上させ得るなど、
産業上極めて有用な効果がもたらされるのである。
ション性が極めて良好なパーフォレーティング・ガン用
鋼を比較的低コストで得ることができ、石油や天然ガス
の採掘作業の円滑化、安定化を一層同上させ得るなど、
産業上極めて有用な効果がもたらされるのである。
第1図は、石油採取用油井の概略模式図、第2図は、パ
ーフォレータの構造を示す概略模式図。 第3図は、パーフォレータを取り付けた従前のパーフォ
レーティング・ガンの要部概略模式図、第4図は、パー
フォレーティング作業(二おいて、パーフォレータが着
火して穿孔がなされた瞬間の、状況を示す概略模式図、 第5図は、スキャロツプ付の、パーフォレータ内部装着
用パーフォレーティング・ガンの要部概略模式図であり
、第5図(A)はその縦断面図で、第5図(h)はその
横断面図、 第6図は、実相例においてパーフォレーション性の評価
(:用いた試験片の概略図で、第6図(a)はその縦断
面図であり、第6図(h)は第6図(a)のA−A断面
図である。 図面において、 1・・・ケーシング、 2・・・油層、3・・・
セメント層、 4・・・掘削やぐら、511.薬莢
、 6・・・火薬、7・・・銅板製ライナ
ー、 8・・・パーフォレータ、9・・・パーフォレー
ティング・ガン。 10゛・・・ジェット流。 11・・・スキャロップ(くぼみ)、 12・・・シール用プラグ。 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 富 1)和 夫 ほか2名 学1図 第2図 第3図 稟4図 、。、 35図 (b) 第6囮 (Q) (b)
ーフォレータの構造を示す概略模式図。 第3図は、パーフォレータを取り付けた従前のパーフォ
レーティング・ガンの要部概略模式図、第4図は、パー
フォレーティング作業(二おいて、パーフォレータが着
火して穿孔がなされた瞬間の、状況を示す概略模式図、 第5図は、スキャロツプ付の、パーフォレータ内部装着
用パーフォレーティング・ガンの要部概略模式図であり
、第5図(A)はその縦断面図で、第5図(h)はその
横断面図、 第6図は、実相例においてパーフォレーション性の評価
(:用いた試験片の概略図で、第6図(a)はその縦断
面図であり、第6図(h)は第6図(a)のA−A断面
図である。 図面において、 1・・・ケーシング、 2・・・油層、3・・・
セメント層、 4・・・掘削やぐら、511.薬莢
、 6・・・火薬、7・・・銅板製ライナ
ー、 8・・・パーフォレータ、9・・・パーフォレー
ティング・ガン。 10゛・・・ジェット流。 11・・・スキャロップ(くぼみ)、 12・・・シール用プラグ。 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 富 1)和 夫 ほか2名 学1図 第2図 第3図 稟4図 、。、 35図 (b) 第6囮 (Q) (b)
Claims (4)
- (1)重量割合で、 C:0.20〜0.50%、 Si:0.05〜0.75%、 Mn:0.30〜1.80%、 Ni:0.50超〜2.00%、 Cr:0.50〜1.50%、 Mo又はWのうちの1種以上: Mo+(1/2)Wで0.10〜0.50%、M:0.
005〜0.100% を含有するとともに、更に Ca:0.001〜0.030%、 希土類元素:0.001〜0.030% の1種以上をも含み、 Fe及び不可避不純物:残り から成り、かつ不純物中のP及びSの含有量がそれぞれ
、 P:0.025%以下、 S:0.015%以下 であることを特徴とする、パーフォレーション性に優れ
たパーフォレーティング・ガン用鋼。 - (2)重量割合で C:0.20〜0.50%、 Si:0.05〜0.75%、 Mn:0.30〜1.80%、 Ni:0.50超〜2.00%、 Cr:0.50〜1.50%、 Mo又はWのうちの1種以上: Mo+(1/2)Wで0.10〜0.50%、Al:0
.005〜0.100% を含有するとともに、更に Ca:0.001〜0.030%、 希土類元素:0.001〜0.030% の1種以上、並びに Cu:0.50%以下、 をも含み、 Fe及び不可避的不純物:残り から成り、かつ不純物中のP及びSの含有量がそれぞれ P:0.025%以下、 S:0.015%以下 であることを特徴とする、パーフォレーション性に優れ
たパーフォレーティング・ガン用鋼。 - (3)重量割合で、 C:0.20〜0.50%、 Si:0.05〜0.75%、 Mn:0.30〜1.80%、 Ni:0.50超〜2.00%、 Cr:0.60〜1.50%、 Mo又はWのうちの1種以上: Mo+(1/2)Wで0.10〜0.50%、Al:0
.005〜0.100% を含有するとともに、更に Ca:0.001〜0.030%、 希土類元素:0.001〜0.030% の1種以上、並びに V:0.01〜0.10%、 Nh:0.005〜0.100%、 Ti:0.005〜0.100%、 B:0.0003〜0.0050% の1種以上をも含み、 Fe及び不可避的不純物:残り から成り、かつ不純物中のP及びSの含有量がそれぞれ P:0.025%以下、 S:0.015%以下 であることを特徴とする、パーフォレーション性に優れ
たパーフォレーティング・ガン用鋼。 - (4)重量割合で、 C:0.20〜0.50%、 Si:0.05〜0.75%、 Mn:0.30〜1.80%、 Ni:0.50超〜2.00%、 Cr:0.50〜1.50%、 Mo又はWのうちの1種以上: Mo+/Wで0.10〜0.50%、 M:0.005〜0.100% を含有するとともに、更に Ca:0.001〜0.030%、 希土類元素:0.001〜0.030% の1種以上と Cu:0.50%以下、 並びに V:0.01〜0.10%、 Nh:0.005〜0.100%、 Ti:0.005〜0.100%、 B:0.0003〜0.0050% の1種以上をも含み、 Fe及び不可避不純物:残り から成り、かつ不純物中のP及びSの含有量がそれぞれ P:0.025%以下、 S:0.15%以下 であることを特徴とする、パーフォレーション性に優れ
たパーフォレーティング・ガン用鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17525985A JPS6237344A (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | パ−フオレ−テイング・ガン用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17525985A JPS6237344A (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | パ−フオレ−テイング・ガン用鋼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6237344A true JPS6237344A (ja) | 1987-02-18 |
Family
ID=15993031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17525985A Pending JPS6237344A (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | パ−フオレ−テイング・ガン用鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6237344A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103014547A (zh) * | 2012-11-26 | 2013-04-03 | 姚芙蓉 | 一种合金钢制备方法 |
CN103014548A (zh) * | 2012-11-26 | 2013-04-03 | 姚芸 | 一种合金钢及其制备方法 |
CN104294190A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-01-21 | 郭芙 | 一种表面耐热性能高的合金制备方法 |
-
1985
- 1985-08-09 JP JP17525985A patent/JPS6237344A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103014547A (zh) * | 2012-11-26 | 2013-04-03 | 姚芙蓉 | 一种合金钢制备方法 |
CN103014548A (zh) * | 2012-11-26 | 2013-04-03 | 姚芸 | 一种合金钢及其制备方法 |
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