JPS6237333A

JPS6237333A - 高強度を有する鋳造用耐食性Ｃｕ合金

Info

Publication number: JPS6237333A
Application number: JP17727985A
Authority: JP
Inventors: Kunio Kishida; 岸田　邦雄; Takuro Iwamura; 岩村　卓郎
Original assignee: Mitsubishi Metal Corp
Current assignee: Mitsubishi Metal Corp
Priority date: 1985-08-12
Filing date: 1985-08-12
Publication date: 1987-02-18
Also published as: JPS6311419B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、高強度を有下ると共に、耐食性にも丁ぐれ
、特に船用プロペラ、海水ポンプ胴体などの各種ポンプ
の部品、パルプ、さらに建築用金具などとして用いるの
に適した鋳造用Ｃｕ合金に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、上記の各ａ部材の製造には１丁ぐれた耐食性が要
求されることから１例えば合金元素として、Ｓｎ：９へ１１％、Ｚｎ：１へ３％。

を含有し、残りがＣｕと不可避不純物からなる組成（以
上重駄優、以下％は重量％を示す）を有する鋳造用耐食
性Ｃｕ合金（ＪＩＳ−ＢＯ２）などが用いられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

一方、省資源化および高性能化がさけばれる今日、これ
ら部材の軽量化が強く望まれているが、上記のような従
来鋳造用耐食性Ｃｕ合金は、耐食性に丁ぐれるものの、
十分な強度を具備下るものではないために軽は化をはか
ることはきわめて困難であるのが現状である。

〔間粗点を解決するための手段〕

そこで、本発明者等は、上記のような従来鋳造用耐食性
Ｃｕ合金のもつ問題点を解決下べく研究を行なつ１こ結
果、Ｎ１：６〜２５％、Ｓｎ：０．５−４．５％、Ｓｉ　：　０．２〜１．５％、を含有し、さらに必要（１応じて。

ＡＡ：０．２〜３％、を含有し、残りがＣｕと不可避不純物からなる組成を有
する鋳造用Ｃｕ合金は、高強度と丁ぐれた耐食性を具備
し、したがって、このＣｕ合金を用いれば、耐食性が要
求される部材の軽量化が可能となるという知見を得たの
である。

この発明は、上記知ＪＣ＝もとづいてなされたものであ
って、以下に成分組成を上記の通りに限定した理由を説
明する。

（ａ）　　ＮｉＮｉ成分ｌ二は、合金の耐食性を同上させる作用がある
が、その含有量が６％未満では所望の耐食性同上効果が
得られず、一方その含有量が２５％を越えると、合金が
高融点をもつようＣ二なり、ガス成分の吸収が活発にな
って鋳造欠陥が発生し易くなることから、その含有酸な
６〜２５％と定めた。

（ｈ）　　５ｎＳｎ成分には、合金の強度を同上させる作用があるが、
その含有量が０．５％未満では所望の強度向上効果が得
られず、一方その含有量が４．５％を越えると、合金の
伸びが低下し、かつ鋳造割れが起り易くなることから、
その含有量を０．５〜４．５％と定めた。なお、Ｓｎ成
分の含有Ｃユよって合金の色調はピンク色を帯びるよう
になる。

（Ｃ）　　５ｔＳｉ成分には、合金の強度を一段と同上させるほか、そ
れ自身のもつ脱酸作用によって合金の溶解並びに鋳造性
を改善する作用があるが、その含有［辻が０，２％未満
では前記作用に所望の効果が得られず、一方その含有量
が１．５％を越えると、溶湯が酸化して高粘性になり、
鋳造性が劣化するよう（二なることから、その含有量を
０．２．〜１．５％と定めた。

（ｄ）　　Ａ１１Ａ７成分には、合金の強度を同上させると共に、溶湯の
表面に薄いＡｌ２Ｏ３膜を形成して、溶湯の酸化を抑制
し、さらに湯流れ性を改善する作用があ前記作用（二所
望の効果が得られず、一方その含有量が３％を越えると
、合金の伸びが低下し、かつ鋳造割れが起り易くなるこ
とから、その含有１１を０．２〜３％と定めた。

なお、脱酸剤や脱ガス剤として、Ｐ　、　Ｍｎ　、　Ｂ
　。

Ｍｇ　、　Ｚｎなどを添加しても合金特性（＝何ら悪影
響を及ぼさないので、これら成分が含有する場合がある
。

〔実権例〕

つぎ【二、この発明のＣｕ合金を実抱例Ｃ二より具体的
ｌ：説明する。

通常の溶解法により、それぞれ第１表１−示される成分
組成をもった溶湯を調製し、これを幅：１２０　ｍ　Ｘ
長さ：２００＋ｗＸ厚さ：２７目の内寸法をもった鋳鉄
製インゴットケース（二鋳造することによって本発明Ｃ
ｕ合金鋳片１〜９、およびＪＩＳ−ＢＯ２に相当する組
成を有する従来Ｃ’ｕ合金鋳片をそれぞれ製造した。

ついで、この結果得られた本発明Ｃｕ合金鋳片１〜９お
よび従来Ｃｕ合金鋳片を用いて、引張強さと伸びを測定
すると共に、ＪＩＳ規格シ＝則して２００時間の塩水噴
霧試験を行ない、試験後の単位面積当りの重量減を測定
した。これらの測定結果を第１表に示゛した。

〔発明の効果〕

第１表に示される結果から、本発明Ｃｕ合金鋳片１〜９
は、いずれも耐食性に丁ぐれた鋳造用Ｃｕ合金として仰
られている従来Ｃｕ合金鋳片と同等の丁ぐれた耐食性を
有し、かつ具備する強度が前記従来Ｃｕ合金鋳片に比し
て一段と高いことが明らかである。

上述のようＣ二、この発明の鋳造用Ｃｕ合金は、高強度
と丁ぐれ１こ耐食性を具備するので、耐食性が要求され
る部材の製造に用いた場合に軽滑化が可能となり、丁ぐ
れた性能を発揮Ｔるものである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）Ｎｉ：６〜２５％、Ｓｎ：０．５〜４．５％、Ｓｉ：０．２〜１．５％、を含有し、残りがＣｕと不可避不純物からなる組成（以
上重量％）を有することを特徴とする高強度を有する鋳
造用耐食性Ｃｕ合金。
（２）Ｎｉ：６〜２５％、Ｓｎ：０．５〜４．５％、Ｓｉ：０．２〜１．５％、を含有し、さらに、Ａｌ：０．２〜３％、を含有し、残りがＣｕと不可避不純物からなる組成（以
上重量％）を有することを特徴とする高強度を有する鋳
造用耐食性Ｃｕ合金。