JPS6237210Y2 - - Google Patents

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JPS6237210Y2
JPS6237210Y2 JP16445481U JP16445481U JPS6237210Y2 JP S6237210 Y2 JPS6237210 Y2 JP S6237210Y2 JP 16445481 U JP16445481 U JP 16445481U JP 16445481 U JP16445481 U JP 16445481U JP S6237210 Y2 JPS6237210 Y2 JP S6237210Y2
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JP
Japan
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lens
optical center
vision
lenses
near vision
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JP16445481U
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JPS5869822U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は直交軸設計の累進多焦点レンズを装用
し側方視した時に現われる左・右レンズの度数変
化による異和感をやわらげるようにするレンズの
面構成に係り、特に直交軸設計の累進多焦点レン
ズの凹面を加工する時に凸面を構成する軸とは水
平方向に1〜3mmずらせて加工した面構成にする
ことによつて、該レンズの眼鏡を装用して側方視
した時の異和感をやわらげるようにした累進多焦
点レンズに関する。
従来より、視力補正用レンズの一種として、一
枚のレンズ面内に遠方視するための屈折力を有す
る部分と、中間視するための屈折力を有する部分
と、近方視するための屈折力がありそれらの各々
の部分を繋げる接続部で連続的に屈折力を変化さ
せた累進多焦点レンズ(以下本レンズという)が
中間視もできる遠近両用レンズとして眼鏡レンズ
に用いられている。これらレンズにおいて設計上
の面構成の点で2つの異なる特徴を持つたレンズ
に区分される。
そのうちの第1の特徴はレンズを眼鏡として装
用する時に遠方視する時と近方視する時の瞳孔位
置が変化する事、すなわち、近方視する時は左、
右眼は各々鼻側の内側に寄る(すなわち輻湊す
る)。このため近方視部分の光学中心をレンズの
上下方向の幾何中心線より鼻側に内よせすること
はレンズの使用上好都合であり、そのように設計
した、すなわち斜交軸設計のレンズがある。この
レンズでは面構成の特徴のため左、右レンズを
各々別に製作する必要が生じる。第2の特徴はこ
のレンズに対して左、右別々のレンズを製作する
煩を避けるために遠方視部と近方視部の光学中心
をレンズの幾何中心の線上に配置した直交軸設計
のレンズがある。このレンズは前記輻湊を考慮し
て使用しようとする時は近用の光学中心を内寄せ
するために約10゜レンズを傾斜させて使用する必
要性が生じる。このような使い方をすると左・右
レンズを同時に用いて側方視した時、左・右の眼
はレンズの側方部で異つた屈折力の部分を通して
側方の物を見る事により、両眼視としては異和感
を感じる事がある。
本考案は上述した第2の特徴を有するレンズを
用いるとき、約10゜傾けることなく、輻湊に対処
し、前記側方視時の異和感を解消した面構成にし
たものである。
以下、図面に従つて本件考案について説明す
る。第1図は前記第1の特徴で記した斜交軸設計
をした累進多焦点レンズで遠方視部Aの光学中心
を通る子午線M−M′に対し、近方視部Bの光
学中心′を内側に(図では左方)傾斜させた累
進の屈折力変化を持つた各々の光学中心の軸を矢
印で示す如く斜交させて設計した累進多焦点レン
ズの正面図である。第2図は遠方視及び近方視の
光学中心と′を子午線M−M′線上に垂直軸に
配置し左右相対の屈折面を持つた直交軸設計のレ
ンズの正面図である。第3図は上記第2図に示し
た直交軸設計のレンズを、近方視の輻湊を考慮し
近方視部B′の光学中心′を内側によせるために
レンズを約10゜傾斜させて枠入れする状態を想定
した図であり、近方視の輻湊に関しては、対処で
きるが10゜傾けた為に、累進多焦点レンズに特有
に存在する非点収差部(図中斜線部C′)の一部
が遠方視部A′に押し上げられることとなり、そ
のため、鼻側の遠方側方視部に非点収差の多い部
分が存在することになり、遠方の側方視が困難に
なる。このように直交軸設計の累進多焦点レンズ
には枠入れ装用時に輻湊に対する点と、遠方側方
視に対する点のいずれかを犠牲にする用い方が従
来より行なわれて来た。
この点に関し、本件考案者は直交軸設計のレン
ズを、第1図に示すような斜交軸設計のレンズの
ような輻湊と遠方側方視に欠点を持たないで装用
できるような面構成にするレンズを得るように考
案した。この直交軸設計のレンズを約10゜傾ける
ことなく近方部の光学中心を遠方視部の光学中心
の上下線より内方によせる方法としてレンズ凹面
の加工においてその光学中心の位置を凸面の光学
中心より水平方向に1〜3mmずらせて加工するこ
とにより、第4図に示したように凸面と凹面を合
成したレンズの光学中心がにずれ′と垂直上
の位置が異つて来る。このため、を中心として
枠入れして使用すれば第1図に示したレンズの
と′の位置関係と相似することになり直交軸設
計のレンズであつても10゜傾けることなく近方側
方視の異和感が少くなると共に、遠方側方視した
ときも非点収差部のわずらわしさもなくなる。こ
のように直交軸設計の累進多焦点レンズであつて
も凹面の中心を凸面の中心より1〜3mmずらせて
加工する面構成をもつた本レンズにすることによ
つて斜交軸設計と同等の使用効果を得ることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は斜交軸設計をした累進多焦点レンズで
遠方視部の中心を通る子午線に対し近方視部の光
学中心を内側に傾斜させた累進多焦点レンズの正
面図、第2図は遠方視及び近方視の光学中心を子
午線上に垂直軸に配置し左右相対の屈折面を持つ
た直交軸設計レンズの正面図、第3図は上記第2
図に示した直交軸設計レンズにおいて近方視部の
光学中心を内側によせるためにレンズを約10゜傾
斜させて枠入れする状態を想定した図、ならびに
第4図は本考案による直交軸設計の累進多焦点レ
ンズの正面図である。 符号の説明、A,A′,A″,A……遠方視
部、,,,……遠方視部の光学中心、
B,B′,B″,B……近方視部、′,′,
′,′……近方視部の光学中心、C,C′,
C″,C……非点収差部、M−M′……子午線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 累進多焦点レンズにおいて、レンズの凹面を研
    磨加工するときに光学中心位置を水平方向にずら
    して加工する事によつて近方視域の光学中心を、
    レンズ装用時に近方視のために輻湊位置に合致さ
    せることを特徴とする眼鏡用累進レンズ。
JP16445481U 1981-11-04 1981-11-04 偏心加工した累進レンズ Granted JPS5869822U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16445481U JPS5869822U (ja) 1981-11-04 1981-11-04 偏心加工した累進レンズ

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JP16445481U JPS5869822U (ja) 1981-11-04 1981-11-04 偏心加工した累進レンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5869822U JPS5869822U (ja) 1983-05-12
JPS6237210Y2 true JPS6237210Y2 (ja) 1987-09-22

Family

ID=29956698

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JP16445481U Granted JPS5869822U (ja) 1981-11-04 1981-11-04 偏心加工した累進レンズ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4785814B2 (ja) * 1999-02-12 2011-10-05 Hoya株式会社 累進屈折力レンズの製造方法
JP4785815B2 (ja) * 1999-02-12 2011-10-05 Hoya株式会社 累進屈折力レンズの製造方法

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JPS5869822U (ja) 1983-05-12

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