JP3013396B2 - 眼鏡レンズ - Google Patents

眼鏡レンズ

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JP3013396B2
JP3013396B2 JP2154371A JP15437190A JP3013396B2 JP 3013396 B2 JP3013396 B2 JP 3013396B2 JP 2154371 A JP2154371 A JP 2154371A JP 15437190 A JP15437190 A JP 15437190A JP 3013396 B2 JP3013396 B2 JP 3013396B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、近視・遠視・乱視等の視力矯正のための眼
鏡レンズに関する。
[従来の技術] 従来の視力矯正用の眼鏡レンズは、第13図に示すよう
に、前方の屈折面が球面形状をしており、後方の屈折面
が眼鏡装用者の処方に合わせた球面またはトーリック面
と呼ばれる非球面球状をしているものが代表的である。
元来レンズには収差と呼ばれる、光学的な欠陥が存在
し、これを極力少なくすることが、レンズ設計者の仕事
である。従来の前方屈折面が球面形状のレンズでは、こ
の球面の曲率半径を適切な値に設定することにより、第
14図に示すような収差の少ないレンズを提供していた。
しかしながら、この種のレンズでは前面の曲率半径が小
さくなりがちであり、眼鏡として装用した場合前方への
でっぱりが大きく外観が悪い上、レンズを薄くかつ軽く
するのに大きな障害になっていた。
これを解決するため、第15図に示すような前方の屈折
面を回転軸対称の非球面にしたレンズが開発され、収差
を極力少なく抑えたままレンズの前方へのでっぱりを少
なくして、外観はもちろん薄さ軽さも大いに向上したレ
ンズが発売されている。この種のレンズは前方の屈折面
を非球面化することにより、収差を改善するものである
が、この場合の収差とはある特定の距離にある物体に対
するものであり、遠方から手元まであらゆる距離に対し
て収差の改善がなされているわけではない。例えば、第
16図に示すように、距離1mにある物体については、非点
収差が少なく鮮明な視野が得られるものの、それ以外の
30cmや無限距離にある物体を見た場合には、非点収差が
完全に除去されているとはいえない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の眼鏡レンズは、前記の非球面レンズの欠点を
解決するものであり、遠方から手元まで収差を改善し
た、薄く軽いレンズを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 前方及び後方の2つの屈折面を有する眼鏡レンズにお
いて、前記前方屈折面のほぼ中心部からレンズ外周部に
かけての曲率変化が、レンズの下部よりレンズ上部の方
が大きいことを特徴とする。
[作用] 本発明者の研究によれば、遠方の物体に対して収差を
改善する場合には、近くの物体に対して収差を改善する
場合に比べて、非球面の度合を強くする必要があること
がわかった。すなわち、レンズの中心から外周にかけて
の曲率の変化が、遠方の物体に対して収差を改善した場
合には、近方の物体に対して行った場合より大きくな
る。さらに、非球面の度合が強い屈折面を用いたレンズ
は、一般的にレンズ中心から外周部にかけての度数変化
が大きくなる。
従って、本発明が示すようにレンズの上方に度数変化
の大きい部分を、下方に度数変化の小さい部分を配置す
ることにより、レンズの上部では比較的遠方の物体を見
たときの収差が少なく、レンズの下部では比較的近距離
の物体を見たときの収差が少なくなる。このため本発明
によれば、全視野範囲にわたって収差の少ない眼鏡レン
ズを提供できる。
[実施例] 本発明の実施例を以下では図を用いて説明する。
(実施例1) 第1図は本発明の第一の実施例を示す+3.00Dの眼鏡
レンズの正面図である。点Oはレンズ1の光学中心であ
り、眼鏡としてフレームに枠入れする際に瞳孔の中心に
合わせる。Oから上方へ伸びる線OA及び下方へ伸びるOB
は、レンズ1の子午線のうち本発明の特徴を示す代表的
な子午線である。レンズ1の前方屈折面における中心O
から外周部にかけての曲率変化は、OA上で最大となりOB
上で最小である。他の子午線上の曲率変化はOA上の曲率
変化とOB上の曲率変化の中間的な値を持つ。
第2図はOA上の曲率変化とOB上の曲率変化をグラフ化
したものである。表1に本実施例の曲率を示す。
また、第3図(a)はOA上を通して無限距離のところ
にある物体を見た時の非点収差を表し、第3図(b)は
OB上を通して距離30cmの物体を見た時の非点収差を表し
ている。
(実施例2) 第4図は本発明の第2の実施例を示す−6.00Dの眼鏡
レンズの正面図である。図中の記号O・A・Bは前実施
例と同じである。
第5図は前方屈折面におけるOA・OB上の曲率変化を表
す。第1の実施例の第2図とは逆方向に変化している
が、OA上の曲率変化がOB上の変化より大きいという本発
明の特徴は変わっていない。表2に本実施例の曲率を示
す。
第6図(a)及び(b)はそれぞれ、OA上で無限距離
の物体を見た時の非点収差とOB上で距離30cmの物体を見
た時の非点収差を表す。
(実施例3) 第7図は本発明の第3の実施例を示す−3.00Dの眼鏡
レンズの正面図である。図中の記号は前実施例と同じで
ある。
第8図は前方屈折面におけるOA・OB上の曲率変化をし
めす。表3に本実施例の曲率を示す。
さらに、第9図(a)及び(b)はそれぞれ、OA上で
無限距離の物体を見た時の非点収差とOB上で距離30cmの
物体を見た時の非点収差を示す。
(実施例4) 第10図(a)は本発明の第4の実施例の正面図を示
す。本実施例は−6.00Dのレンズであるが、2つの屈折
面が両方とも凹面である場合の例である。図中の記号は
前実施例と同じである。第10図(b)にAOBで切った時
の断面図を示す。
第11図は前方屈折面におけるOA・OB上の曲率変化をし
めす。表4に本実施例の曲率を示す。
さらに、第12図(a)及び(b)はそれぞれ、OA上で
無限距離の物体を見た時の非点収差とOB上で距離30cmの
物体を見た時の非点収差を示す。
[発明の効果] 前記の実施例で説明したように、レンズの上部と下部
で異なる非球面を用いることにより、遠方から近方まで
収差を改善したレンズを提供できる。このため、従来の
非球面レンズの薄く軽いという特長を損なうことなく、
光学的特性を改善したレンズを提供できる。
なお、本実施例では説明を分かりやすくするため、レ
ンズの前方屈折面のみについて説明したが、後方屈折面
について適用した場合でも、本発明の効果には替わりが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図・・本発明の第1実施例のレンズの正面図 第2図・・前方屈折面の曲率変化図 第3図(a)、(b)・・非点収差図 第4図・・本発明の第2実施例のレンズの正面図 第5図・・前方屈折面の曲率変化図 第6図(a)、(b)・・非点収差図 第7図・・本発明の第3実施例のレンズの正面図 第8図・・前方屈折面の屈率変化図 第9図(a)、(b)・・非点収差図 第10図(a)・本発明の第4実施例のレンズの正面図 第10図(b)・本発明の第4実施例のレンズの断面図 第11図・前方屈折面の曲率変化図 第12図(a)、(b)・・非点収差図 第13図・・従来の球面レンズの断面図 第14図・・非点収差図 第15図・・従来の非球面レンズの断面図 第16図・・非点収差図 図中の記号1……レンズ本体 O……レンズの中心 A……レンズの上方部の点 B……レンズの下方部の点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方及び後方の2つの屈折面を有する眼鏡
    レンズにおいて、前記2つの屈折面の少なくとも一方の
    屈折面のほぼ中心部からレンズ外周部にかけての曲率変
    化が、レンズの下部よりレンズ上部の方が大きいことを
    特徴とする眼鏡レンズ。
JP2154371A 1990-06-13 1990-06-13 眼鏡レンズ Expired - Fee Related JP3013396B2 (ja)

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