JPS6236398Y2 - - Google Patents

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JPS6236398Y2
JPS6236398Y2 JP14990379U JP14990379U JPS6236398Y2 JP S6236398 Y2 JPS6236398 Y2 JP S6236398Y2 JP 14990379 U JP14990379 U JP 14990379U JP 14990379 U JP14990379 U JP 14990379U JP S6236398 Y2 JPS6236398 Y2 JP S6236398Y2
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JP
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frame
speaker
resin layer
resin
rings
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JP14990379U
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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピーカに関する。
一般にスピーカのフレームは鋼、アルミニウム
あるいはこれらの合金を材料とし、鋳造あるいは
プレス成形によつてつくられている。従つて内部
損失が少なく、共振し易い上に、共振鋭度が高く
なつている。フレームが共振するとスピーカボツ
クスのバツフル板に不要振動が伝達されてスピー
カの音質が悪くなり、またこの振動が直接放射さ
れることにより再生音に歪を生ずる。
このようなフレームの共振を防止するために、
例えば実開昭53−52140号公報には、フレームの
隣接する開口によつて形成される連結板状部分に
粘弾性材を貼着したスピーカが開示されている。
しかしこのような構成によると、フレームの開口
を通つて上記板状部分に粘弾性材を巻付けなくて
はならず、作業性が悪い。またテープ状の粘弾性
材とフレームとの接着が不十分だと、所望の制動
効果が得られない。さらに粘弾性材を貼着する部
分が限定され、必ずしも十分な制動効果が得られ
ない。しかもこのような構成では、フレームから
バツフル板への振動の伝達を防止することもでき
ない。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、粘弾性を有する樹脂層をフレームの
少なくとも外表面全体に形成するようにしたスピ
ーカに係るものである。従つて本考案によれば、
作業性に優れ、しかも十分な制動効果が得られ、
好ましいスピーカを提供することができる。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
まずスピーカのフレーム1に樹脂層を形成する
工程について説明すると、鋼、アルミニウムある
いはこれらの合金を材料として、鋳造あるいはプ
レス成形によつて、従来公知の如くスピーカのフ
レーム1を用意する。なおこのフレーム1は例え
ば第1図に示すように円錘状に形成される。さら
に必要に応じて複数の開口2が円周状に配列され
て形成されている。このフレーム1の外周側縁部
および内周側縁部に適当な材料から成るマスク用
リング3,4を嵌着して取付ける。これらのリン
グ3,4はフレーム1の所定の位置には樹脂層を
形成しないようにするためのものである。なおリ
ング3,4の形状は任意に変更可能であつて、こ
れによりフレーム1の表面における樹脂層を形成
する位置を任意に変更することができる。またリ
ング3,4は1回毎に使い捨てるものであつても
よく、あるいは所定回数繰返して使用できるもの
であつてもよい。
次に槽5内に樹脂溶液6を入れる。樹脂原料
は、それが粘弾性を有するものであればよく、例
えば塩化ビニル、ウレタン樹脂等を用いる。こら
れの樹脂を溶液とし、フレーム1を浸漬できるよ
うにする。すなわちマスク用リング3,4が取付
けられたフレーム1を槽5内の樹脂溶液6中に浸
漬する。次いでこのフレーム1を槽5から取出し
て、フレーム1の外表面に付着した樹脂を反応固
化させる。なおこの樹脂の反応固化は、従来公知
の如くそれぞれの樹脂に応じた反応条件により行
うものであつて、硬化炉等にフレーム1を収納し
て行うか、あるいは室内に放置して行う。これに
よつて第2図に示すように、フレーム1の表面に
は樹脂層7が形成される。この後にマスク用リン
グ3,4をフレーム1から取外すと、これらのマ
スク3,4の取付けられていた部分には、樹脂層
は形成されずに、フレーム1の表面がそのまま外
部に露出した状態で残ることになる。
このようにして樹脂層7が形成されたフレーム
1にボイスコイル8と磁気回路9とから成る駆動
ユニツト10と、この駆動ユニツト10によつて
駆動されて振動する振動板11とを取付けると第
2図に示すようにスピーカ12が得られる。さら
にこのスピーカ12は、例えばスピーカボツクス
のバツフル板13の円形の開口14の部分に前面
側はら取付けられる。すなわちフレーム1の外周
縁のフランジ状部分とバツフル板13とがねじそ
の他の結合手段によつて結合され、スピーカ12
はバツフル板13に保持されることになる。しか
もこのときに上記フランジ状部分15の背面側に
第2図に示すように樹脂層7を形成してあるの
で、この部分の樹脂層7がスピーカボツクスのキ
ヤビネツトとスピーカ12との間をシールし且つ
この間の振動の伝達を防止するためのフレームパ
ツキンの役割を果すことになる。従つてフレーム
パツキンを省略でき、部品点数が少なくなるばか
りか、組立て作業も簡易化されることになる。
さらに上述のようにスピーカ12を構成したこ
とにより、粘弾性を有する樹脂層7がフレーム1
の制動層を構成し、フレーム1が共振して振動す
ることがなく、またフレーム1の共振鋭度が大き
く低下する。すなわち樹脂層7は内部損失が大き
いために、振動エネルギを吸収する。このために
スピーカ12の再生音の音質が悪化することがな
く、歪も少なくなる。しかも樹脂層7は樹脂溶液
6中へフレーム1を浸漬して形成したものである
から、フレーム1と樹脂層7との密着性に優れ、
確実な制動が可能になるとともに経時的に制動効
果が低下することも少ない。しかも樹脂層7を形
成するために、単にフレーム1を樹脂溶液6中に
浸漬して反応固化させるだけでよいために、樹脂
を形成するために要する加工も比較的少なくてす
むという利点がある。またマスク用リング3,4
の形状を変更することにより、フレーム1の表面
の任意の位置に樹脂層7を形成することができる
ために、制動効果をも任意できる。
以上に述べたように、本考案は、粘弾性を有す
る樹脂層をスピーカのフレームの少なくとも外表
面全体に形成したものである。この結果、樹脂層
によつて、フレーム自身を効果的に制動すること
ができ、しかもこの樹脂層を、フレームとバツフ
ル板との間をシールし且つこの間の振動の伝達を
防止するパツキンとしても機能させることができ
る。従つて、本考案によるスピーカは、部品点数
が少なくて組立て作業が簡単であるにも拘らず、
良質の再生音を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は樹脂層を形成する工程を示す縦断面図、
第2図は樹脂層の形成されたフレームを具備する
スピーカの縦断面図である。 なお図面に用いた符号において、1……フレー
ム、7……樹脂層、12……スピーカ、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粘弾性を有する樹脂層をフレームの少なくとも
    外表面全体に形成したことを特徴とするスピー
    カ。
JP14990379U 1979-10-29 1979-10-29 Expired JPS6236398Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14990379U JPS6236398Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14990379U JPS6236398Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5669199U JPS5669199U (ja) 1981-06-08
JPS6236398Y2 true JPS6236398Y2 (ja) 1987-09-16

Family

ID=29380971

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JP14990379U Expired JPS6236398Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

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JPS5669199U (ja) 1981-06-08

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