JPS6236131Y2 - - Google Patents

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JPS6236131Y2
JPS6236131Y2 JP12510979U JP12510979U JPS6236131Y2 JP S6236131 Y2 JPS6236131 Y2 JP S6236131Y2 JP 12510979 U JP12510979 U JP 12510979U JP 12510979 U JP12510979 U JP 12510979U JP S6236131 Y2 JPS6236131 Y2 JP S6236131Y2
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reciprocating mechanism
tilting
switch
pedestal
coupling
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JP12510979U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、血清学的は凝集反応器具、殊にス
ライドグラス面上での凝集反応、若くは多数のウ
エル(反応液注入用の窪み)を有する反応皿での
凝集反応において、被検査液と反応試薬とを混合
させるための傾動装置に関するものである。
従来この種の撹拌作業は一般に手作業で行つて
いるが、中々熟練を要するだけでなく、通常4分
間程度継続させる必要があり、相当の疲労を伴
う。また機械的なものも、水平振動程度で充分な
効果が得られなかつた。
この考案のものは従来手作業で行つていた複雑
な運動を機械的に行えるようにすると共に始動前
と停止後に反応用器具を支持する部分が必ず水平
になるようにして、反応器具上の被検液と試薬の
混合は迅速確実に行うと共に、準備中や、運転終
了後にこれら液体がこぼれないようにするための
ものである。
この考案は基体の上面にはほゞ水平に支持され
た反応器具取付用傾動受台が傾動自在に装備して
あり、該傾動受台の中心より平面にみて偏在し、
かつ90゜方位を異にするところの該傾動受台の一
部には、作動リンク取付部が設けてあり、伝動手
段で相互に連続された二本の駆動軸の一方の軸に
は可逆回転モータが接続してあり、前記2本の駆
動軸にはそれぞれ回転運動を上下運動に転換する
往復運動機構が設けてあり、それぞれの往復運動
機構の従動部は前記作動リンク取付部と直接乃至
はリンクによつて連結してあり、前記2本の駆動
軸の一方には中間に90゜遊びのあるカツプリング
が該往復運動機構より駆動源側に介在させてあ
り、該遊びの位置は、前記カツプリングが存在す
る方の往復運動機構が他の往復運動機構と全く同
一位相から90゜遅れの位相までとしてあり、それ
ぞれの該往復運動機構の主動回転部にはカム板が
それぞれ固定してあり、このカム板の作動部と前
記基体乃至はこれと一体の部材に取付けたスイツ
チの関係位置はそれぞれの従動部が上下行程の丁
度中央位置で作動させる位置としてある機械的手
段と、前記2つのスイツチが該カム板の作動位置
にあるとき、始動スイツチがオンとなれば前記可
逆回転モータは正回転し、併せてタイマーが作動
し、該タイマーの設定時間終了信号と、該カツプ
リングのある側の該スイツチの作動信号のアンド
信号によつて該可逆回転モータを逆転させ、他の
駆動軸のカム板によるスイツチ作動信号によつて
モータを停止させる電気的制御装置からなる血清
学的反応器具傾動装置である。
今この考案を図示の代表的な実施態様に基づい
て説明する。
先ず機械的手段を説明する。図において、10
は基台であつて、この中には駆動源たるモータ、
その他の伝動機構及びモータ駆動制御装置が納め
られている。この基台の前面には電源用スイツチ
11及び始動スイツチ12などが設けてあり、こ
の基台の上面には傾動受台13がユニバーサルジ
ヨイント14を介して装備してある。この傾動受
台13には通常反応器具取付用のテーブル16が
ねじ15によつて着脱自在に取付けてあり、必要
に応じて、他のテーブル16と取替え得るように
してある。
17,18は相互に伝動手段例えば歯車、タイ
ミングベルト、などで連結された駆動軸であつ
て、図示のものにおいては、それぞれの駆動軸1
7,18に固着した同歯数のベベルギヤ19,2
0によつて相互に噛合させてあり、一方の駆動軸
17(又は18)には可逆回転モータ21が直結
してあつて、これらの軸を50乃至60r.p.m.で回転
するようにしてある。駆動軸18にはカム板22
bが固着してあり、この端面に偏心部材23bが
取付けてあつて、この偏心した位置にリンクの一
種たる作動リンク24bが枢着され、この上端
は、前記傾動受台13の一部中心より外れたとこ
ろの作動リンク取付部25bに連結してある。カ
ム板22b、偏心部材23b、及び作動リンク2
4bによつて回転運動を往復運動に転換する往復
運動機構26bが構成されている。
駆動軸17は同一線上で二分されて、カツプリ
ング28で連結されており、このカツプリング2
8は90゜の遊びをもち、駆動軸17の従動軸部1
7aには前記往復運動機構26bと同じ往復運動
機構26aが設けてあつて、同様に作動リンク2
4aによつて傾動受台13の一部に作動リンク取
付部25aに連結してある。傾動受台13の作動
リンク取付部25a,25bは傾動受台13の中
心外であつて、平面にみて90゜方位を異にしてい
る。
それぞれの往復運動機構26a,26bの一部
をなすカム板22a,22bの外周面は、スイツ
チSW1又はSW2をおのおの作動させる為のカムと
なつており、共に、往復運動機構26a,26b
の従動部即ち作動リンク24a,24bが上下動
位置の丁度中間位置のときに、該スイツチSW1
SW2が作動するように、基台10又はこれと一体
の不動部にこれらスイツチSW1,SW2が取付けて
ある。
また前述のカツプリング28の90゜遊びの位置
は、往復運動機構26aと26bが全く同じ位相
から、一方の往復運動機構26aが他のそれより
90゜位相が遅れる位置までとしてあり図示のカツ
プリング28においては主動軸側の円板28aは
90゜切欠部とその終端部30を有し、この切欠部
終端部30に従動軸部17aの円盤28bに植設
したピン31が掛合するように設けてある。
次にこの機械的手段の作用を電気的制御装置と
共に説明する。実施態様においては、第4図に示
す電気的な制御装置は、リレー型式のものである
が、本件考案としてはこのリレー型式のものに限
定されるものでなく、他の無接点電子回路方式で
あつてもよいし、他のものでもよい。
この考案の装置を作動させるには、先ず、傾動
受台13上にテーブル16をねじ止めし、第2図
に示すように、駆動軸17が矢印の方向に回転す
るのが正回転とすれば、軸17aは軸17が停止
状態から90゜回転するまでの間、軸17から軸1
7aに伝動しない位相位置にカツプリング28が
なつていることを確認する。
かつ、二つの往復運動機構26a,26bが上
下往復行程の丁度中間位置にあつて、テーブル1
6が水平になつていることを確認する。
次にテーブル16上に反応器具の一種たる例え
ばスライドグラスを保持具で固定し、この上に被
検液と試薬を滴下し、また予め試薬が塗布されて
いるものについては被検液のみを滴下する。
而して基台10の電源スイツチ11を閉じると
第4図のスイツチ11が閉じ、次いで始動スイツ
チ12を押すと、第4図において58番地、60番地
のプツシユボタンPBが共に閉じ、63番地のリレ
ーコイルAが励磁し、57番地、59番地と60番地の
間のそれぞれのリレー接点が閉じ、53番地のリ
レーコイルAは自己保持される。これと共に58番
地のタイマーT及び59番地のリレーコイルBが励
磁され、59番地のリレー接点が閉じ、タイマー
T及びリレーコイルBは自己保持される。
亦リレーコイルAの励磁によつて52番地及び55
番地のリレー接点は53番地、56番地に切換り、
可逆回転モータ21は正回転する。
このモータ21の正回転によつて、先ず停止位
置から90゜の間は、駆動軸17,18は回転する
が、カツプリング28より従動側の軸17aは駆
動されず停止しており、軸18の往復運動機構2
6bの従動部たる作動リンク24bは上昇し、傾
動受台13を第2図X−X線の周りに傾動させ、
丁度90゜回転したところで該作動リンク24bは
最高位となる。軸17が停止位置から90゜を通過
するとカツプリング28の切欠部30とピン31
が掛合し、軸17aも軸18と同角速度で回転を
始め、この軸17aの往復運動機構26aも他の
往復運動機構26bと90゜位相が遅れた状態で上
下動し、傾動受台13をY−Y線周りで傾動さ
せ、傾動受台は傾斜したまゝ、順次その傾斜方向
が旋回する。
以後この状態をタイマーTの設定時間中継続す
る。タイマーTは可逆回転モータ21とは別個に
設けてもよいがモータ21の回転を利用したタイ
マーであつてもよい。このタイマーTが設定時間
に達すると、61番地のタイマー接点が開く、こ
のときスイツチSW1がカム板22aの高所にある
ときは62番地の該スイツチSW1は63番地側に位置
するようにしておくと、リレーコイルAは以然と
して励磁を続け、可逆回転モータ21はそのまゝ
回転を続け、スイツチSW1がカム板22aの窪み
に落ちると、スイツチSW1は反転し、リレーコイ
ルAは消磁し、53,56番地のリレー接点は原状
に復帰し、かつそのときは54番地のスイツチSW2
はカム板22bの高所に位置して閉じた状態であ
るから、リレーコイルBは励磁状態を続け、51番
地のリレー接点は閉じているから、可逆回転モ
ータ21は逆転する。これと同時に52番地に接続
されているブザー32が鳴る。この可逆回転モー
タ21の逆転によつて駆動軸17,18は共に逆
転するが、カツプリング28より従動側において
は、カツプリング28に90゜の遊びがあるから、
その位置に停止した状態となり、往復運動機構2
6bのみが90゜反転する。
而してスイツチSW2がカム板22bの窪みに落
ちると54番地スイツチSW2は開き、リレーコイル
Bは消磁し、タイマーTもリセツトされる。また
51番地、59番地、61番地のそれぞれのリレー接点
は開き、原状に復帰しブザー32も鳴り止み、
モータ21も停止する。
よつて、傾動受台13は、それぞれの往復運動
機構26a,26bは丁度中間位置で止り傾動受
台13は水平状態で停止する。
このように構成し作用するこの考案の装置にお
いては傾動受台13上に取付けられるテーブル1
6及び反応用器具例えばスライドグラスなどは、
停止中においては水平であるから、この表面上に
滴下されている被検液や、試薬若くはこれらの混
合液が一方に偏在して、スライドグラス上からこ
ぼれることがなく、検査の準備中及び運転停止後
に液体のこぼれによる検査不良はない。
また運転中においては、傾斜方向が旋回するだ
けで、傾動受台13自体は自転しないから表面上
の液体に遠心力を与えず、単にその自重により、
スライドグラス上の定められた範囲で液体を偏在
させて、被検液と試薬とを混合させる効果を有
し、従来の手作業より遥かに確実で、疲労を伴わ
ない。
更に水平振動式のものより傾斜回転であるから
液体は旋回させられ、撹拌効果が向上し、撹拌時
間の短縮が期待できる。
その他実施態様の図示のものにおいては、カム
板22a又は22bの窪みに、スイツチSW1
SW2の作動杆のローラが嵌合するとき、傾動受台
13が水平となるようにしてあるから、このスイ
ツチSW1,SW2の作動杆のローラの前記窪みへの
嵌合は、一種の位置決効果を発揮する。
また軸17aには他の部材の慣性や、摩擦など
で、軸17の伴回りを防止する摩擦式制動装置3
3が設けてある。
その他偏心部材23a,23bを第6図にみら
れるようにねじ34を緩めて、そのカム板22a
又は22bに対する偏心量を調整することによつ
て傾動受台13の傾斜角を、使用される液体の粘
稠性に応じて調整できる。
この考案において往復運動機構は回転運動を往
復運動に転換するものであれば、クランクとクラ
ンクロツド、カムとこれと接触するレバー、リン
クなど、特に限定はない。
またこの考案においては、カム板22a,22
bはカム板としての作用と、往復運動機構の一要
素とを兼ねているが、これらを別々に設けてもよ
い。
作動リンク24a,24bと他のリンクの結合
部に遊びを設けたり、作動リンク24a,24b
の中間に可撓軸やユニバーサルジヨイントを設け
て運動が円滑になるようにしてもこの考案として
は変りがない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るものを示す代表的な実施
態様を示すものであつて、第1図は外観斜視図、
第2図は機構を示す斜視図、第3図は作動線図、
第4図は電気制御装置の一例を示す結線図、第5
図は傾動受台部の拡大縦断側面図、第6図は偏心
部材部の拡大正面図である。 図中、符号、10……基台、11……電源スイ
ツチ、12……始動スイツチ、13……傾動受
台、14……ユニバーサルジヨイント、15……
ねじ、16……テーブル、17,18……駆動
軸、19,20……ベベルギヤ、21……可逆回
転モータ、26a,26b……往復運動機構、2
8……カツプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基体の上面にはほゞ水平に支持された反応器
    具取付用傾動受台が傾動自在に装備してあり、
    該傾動受台の中心より平面にみて偏在し、かつ
    90゜方位を異にするところの該傾動受台の一部
    には、作動リンク取付部が設けてあり、伝動手
    段で相互に連続された二本の駆動軸の一方の軸
    には可逆回転モータが接続してあり、前記2本
    の駆動軸にはそれぞれ回転運動を上下運動に転
    換する往復運動機構が設けてあり、それぞれの
    往復運動機構の従動部は前記作動リンク取付部
    と直接乃至はリンクによつて連結してあり、前
    記2本の駆動軸の一方には中間に90゜遊びのあ
    るカツプリングが該往復運動機構より駆動源側
    に介在させてあり、該遊びの位置は、前記カツ
    プリングが存在する方の往復運動機構が他の往
    復運動機構と全く同一位相から90゜遅れの位相
    までとしてあり、それぞれの該往復運動機構の
    主動回転部にはカム板がそれぞれ固定してあ
    り、このカム板の作動部と前記基体乃至はこれ
    と一体の部材に取付けたスイツチの関係位置は
    それぞれの従動部が上下行程の丁度中央位置で
    作動させる位置としてある機械的手段と、前記
    2つのスイツチが該カム板の作動位置にあると
    き、始動スイツチがオンとなれば前記可逆回転
    モータは正回転し、併せてタイマーが作動し、
    該タイマーの設定時間終了信号と、該カツプリ
    ングのある側の該スイツチの作動信号のアンド
    信号によつて該可逆回転モータを逆転させ、他
    の駆動軸のカム板によるスイツチ作動信号によ
    つてモータを停止させる電気的制御装置からな
    る血清学的反応器具傾動装置。 (2) 基台と傾動受台の傾動自在の手段はユニバー
    サルジヨイントであることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の血清学的反応器
    具傾動装置。 (3) 往復運動機構は偏心軸と偏心輪、クランクロ
    ツド、各種カムとこれと接触するレバー、リン
    ク類の1種であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の血清学的反応器具傾
    動装置。
JP12510979U 1979-09-12 1979-09-12 Expired JPS6236131Y2 (ja)

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JPS5643053U JPS5643053U (ja) 1981-04-20
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034257U (ja) * 1983-08-14 1985-03-08 藤原 利一 多目的椅子
JPH0620524B2 (ja) * 1987-07-11 1994-03-23 川澄化学工業株式会社 液体及び/又は固体入り容器の揺動装置

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JPS5643053U (ja) 1981-04-20

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