JPS6234622Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6234622Y2 JPS6234622Y2 JP1493984U JP1493984U JPS6234622Y2 JP S6234622 Y2 JPS6234622 Y2 JP S6234622Y2 JP 1493984 U JP1493984 U JP 1493984U JP 1493984 U JP1493984 U JP 1493984U JP S6234622 Y2 JPS6234622 Y2 JP S6234622Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- roll
- film
- transferred
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 28
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、磁気テープ等の製造において、ベー
スフイルム上に塗料を塗布するグラビアロールに
関する。
スフイルム上に塗料を塗布するグラビアロールに
関する。
グラビアロールの版は、ロールの周面に一定の
幾何学模様が凹凸の型で均一に刻まれて形成され
ている。この模様は、従来、例えば第１図示のよ
うに、ロールの軸方向に対して45度の傾きのＶ字
状溝ａを密に隣接して刻むか、あるいは第２図示
のように、小さな正四角錐台の凹部ｂを密に隣接
して刻むことにより形成される。これ等のグラビ
アロールを用いてベースフイルムに例えば磁性塗
料を塗布するには、第３図示のように、グラビア
ロールＲをバケツトｃに収容された磁性塗料ｄに
接触させて回転し、該ロールＲの版に磁性塗料ｄ
を付着させ、ドクタブレードｅで余分な塗料ｄを
掻き落したロールＲの版面と他のロールｆの面と
の間にベースフイルムｇを介入して該フイルムｇ
上に塗料ｄを転写する。転写されたベースフイル
ムｇ上の塗料ｄの膜はグラビアロールＲの形状に
対応した形状をなしているので、フイルムスムー
ザｈをフイルムｇに接触させることによりならさ
れて平滑化される。第４図は第１図示のＶ字状溝
のロールＲにより転写されたフイルムｇ上の溝に
対応する部分の塗料膜の形状を示し、フイルムｇ
面上にはこの形状が密に隣接して形成される。第
５図は第２図示の正四角錐台の凹部ｂを有するロ
ールＲにより転写されたフイルムｇ上の凹部ｂに
対応する部分の塗料膜の形状を示す。
幾何学模様が凹凸の型で均一に刻まれて形成され
ている。この模様は、従来、例えば第１図示のよ
うに、ロールの軸方向に対して45度の傾きのＶ字
状溝ａを密に隣接して刻むか、あるいは第２図示
のように、小さな正四角錐台の凹部ｂを密に隣接
して刻むことにより形成される。これ等のグラビ
アロールを用いてベースフイルムに例えば磁性塗
料を塗布するには、第３図示のように、グラビア
ロールＲをバケツトｃに収容された磁性塗料ｄに
接触させて回転し、該ロールＲの版に磁性塗料ｄ
を付着させ、ドクタブレードｅで余分な塗料ｄを
掻き落したロールＲの版面と他のロールｆの面と
の間にベースフイルムｇを介入して該フイルムｇ
上に塗料ｄを転写する。転写されたベースフイル
ムｇ上の塗料ｄの膜はグラビアロールＲの形状に
対応した形状をなしているので、フイルムスムー
ザｈをフイルムｇに接触させることによりならさ
れて平滑化される。第４図は第１図示のＶ字状溝
のロールＲにより転写されたフイルムｇ上の溝に
対応する部分の塗料膜の形状を示し、フイルムｇ
面上にはこの形状が密に隣接して形成される。第
５図は第２図示の正四角錐台の凹部ｂを有するロ
ールＲにより転写されたフイルムｇ上の凹部ｂに
対応する部分の塗料膜の形状を示す。
第１図示のグラビアロールを用いたフイルム上
への塗料の塗布によれば、前記Ｖ字状の溝ａによ
り汲み上げた塗料は、ロールの回転による遠心力
の溝に沿つた分力とドクターブレードでロール表
面の塗料を掻き落す時に作用する溝に沿つた分力
とにより溝に沿つて移動するので、ロール上の塗
料が不均一となり、かくてこのロールで転写され
たベースフイルムの表面の塗布端部は厚くなり、
塗布厚さに均一性を欠く不都合があつた。
への塗料の塗布によれば、前記Ｖ字状の溝ａによ
り汲み上げた塗料は、ロールの回転による遠心力
の溝に沿つた分力とドクターブレードでロール表
面の塗料を掻き落す時に作用する溝に沿つた分力
とにより溝に沿つて移動するので、ロール上の塗
料が不均一となり、かくてこのロールで転写され
たベースフイルムの表面の塗布端部は厚くなり、
塗布厚さに均一性を欠く不都合があつた。
第２図示のグラビアロールを用いたフイルム上
への塗料の塗布によれば、前記正四角錐台の凹部
ｂにより汲み上げられ、フイルム上に塗布された
塗料膜の該凹部ｂに対応する凸部間の凹部がフイ
ルムスムーザによつても平滑にならしきれず、ベ
ースフイルムの移動方向に凹凸が連なつた縞状の
塗布むらとなり、これをこのまま乾燥して例えば
磁気テープを製造すると、記録されたテープの再
生出力にばらつきが生ずる不都合があつた。
への塗料の塗布によれば、前記正四角錐台の凹部
ｂにより汲み上げられ、フイルム上に塗布された
塗料膜の該凹部ｂに対応する凸部間の凹部がフイ
ルムスムーザによつても平滑にならしきれず、ベ
ースフイルムの移動方向に凹凸が連なつた縞状の
塗布むらとなり、これをこのまま乾燥して例えば
磁気テープを製造すると、記録されたテープの再
生出力にばらつきが生ずる不都合があつた。
以上の不都合は、生産性の向上のためにロール
の回転数を増加すればするほど増大する。
の回転数を増加すればするほど増大する。
本考案は、従来のグラビアロールのかかる不都
合を無くすことをその目的としたもので、周面１
に軸方向に対して傾斜させて略Ｕ字状の溝２を形
成すると共に、該溝２の底面３に四角錐又は四角
錐台等の凹部４を並列して形成したことを特徴と
する。
合を無くすことをその目的としたもので、周面１
に軸方向に対して傾斜させて略Ｕ字状の溝２を形
成すると共に、該溝２の底面３に四角錐又は四角
錐台等の凹部４を並列して形成したことを特徴と
する。
以下本考案の実施例を図面につき説明する。
第６図は本考案によるグラビアロールの版の一
例の一部を示す。
例の一部を示す。
同図において、ロールの周面１に軸方向に対し
45度の角度で深さ約50μのＵ字状溝２を形成し、
該溝２の底面３に四角錐台の凹部４を並列して形
成した。
45度の角度で深さ約50μのＵ字状溝２を形成し、
該溝２の底面３に四角錐台の凹部４を並列して形
成した。
このロールによれば、Ｕ字状溝２と凹部４とで
汲み上げられた塗料は、ロールの回転による遠心
力及びドクタブレードの掻き落しによる溝２に沿
つた塗料の移動が四角錐台の凹部４によつて阻ま
れ、またＵ字状溝２内の塗料が四角錐台相互の間
隙の塗料の少ない部分に補充する作用をなす。か
くて転写された塗料の厚みむらは少なくなる。
汲み上げられた塗料は、ロールの回転による遠心
力及びドクタブレードの掻き落しによる溝２に沿
つた塗料の移動が四角錐台の凹部４によつて阻ま
れ、またＵ字状溝２内の塗料が四角錐台相互の間
隙の塗料の少ない部分に補充する作用をなす。か
くて転写された塗料の厚みむらは少なくなる。
第７図は、第６図示のロールにより転写された
直後のベーステープ５の塗料膜６の形状を示す。
尚、図示しないが、ロールの周面に形成した四角
錐台の凹部４の代りに四角錐等の凹部でもよい。
直後のベーステープ５の塗料膜６の形状を示す。
尚、図示しないが、ロールの周面に形成した四角
錐台の凹部４の代りに四角錐等の凹部でもよい。
このように本考案によるときは、周面に軸方向
に対して傾斜させて略Ｕ字状の溝２を形成すると
共に、該溝２の底面３に四角錐又は四角錐台等の
凹部４を並列して形成したので、グラビアロール
を高速で回転させてベーステープに塗料を塗布し
ても塗料の移動がなく転写され、フイルムスムー
ザで平滑な塗料面が容易に得られる効果を有す
る。
に対して傾斜させて略Ｕ字状の溝２を形成すると
共に、該溝２の底面３に四角錐又は四角錐台等の
凹部４を並列して形成したので、グラビアロール
を高速で回転させてベーステープに塗料を塗布し
ても塗料の移動がなく転写され、フイルムスムー
ザで平滑な塗料面が容易に得られる効果を有す
る。
第１図は従来のグラビアロールの周面に形成さ
れたＶ字状溝よりなる版の一部の斜視図、第２図
は四角錐台の凹部よりなる版の一部の斜視図、第
３図はグラビアロールによるベーステープへの塗
料転写の模式図、第４図は第１図示のロールによ
り転写された直後の塗料膜の一部の斜視図、第５
図は第２図示のロールにより転写された直後の塗
料膜の一部の斜視図、第６図は本考案のグラビア
ロールの周面に形成された版の一部の斜視図、第
７図は第６図示のロールにより転写された直後の
塗料膜の一部の斜視図を示す。 １……周面、２……略Ｕ字状の溝、３……底
面、４……凹部、５……ベーステープ、６……塗
料膜。
れたＶ字状溝よりなる版の一部の斜視図、第２図
は四角錐台の凹部よりなる版の一部の斜視図、第
３図はグラビアロールによるベーステープへの塗
料転写の模式図、第４図は第１図示のロールによ
り転写された直後の塗料膜の一部の斜視図、第５
図は第２図示のロールにより転写された直後の塗
料膜の一部の斜視図、第６図は本考案のグラビア
ロールの周面に形成された版の一部の斜視図、第
７図は第６図示のロールにより転写された直後の
塗料膜の一部の斜視図を示す。 １……周面、２……略Ｕ字状の溝、３……底
面、４……凹部、５……ベーステープ、６……塗
料膜。
Claims (1)
- 周面１に軸方向に対して傾斜させて略Ｕ字状の
溝２を形成すると共に、該溝２の底面３に四角錐
又は四角錐台等の凹部４を並列して形成したこと
を特徴とするグラビアロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1493984U JPS60128772U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | グラビアロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1493984U JPS60128772U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | グラビアロ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60128772U JPS60128772U (ja) | 1985-08-29 |
| JPS6234622Y2 true JPS6234622Y2 (ja) | 1987-09-03 |
Family
ID=30500318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1493984U Granted JPS60128772U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | グラビアロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60128772U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DK248889A (da) * | 1988-05-27 | 1989-11-28 | Int Fuel Cells Corp | Fremgangsmaade til fremstilling af braendselscelle |
| JP3319087B2 (ja) * | 1993-10-22 | 2002-08-26 | ソニー株式会社 | 磁気記録媒体の製造方法 |
| JP6790898B2 (ja) * | 2017-02-17 | 2020-11-25 | 日本製鉄株式会社 | グラビアロール |
-
1984
- 1984-02-07 JP JP1493984U patent/JPS60128772U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60128772U (ja) | 1985-08-29 |
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