JPS6233239B2 - - Google Patents

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JPS6233239B2
JPS6233239B2 JP54021937A JP2193779A JPS6233239B2 JP S6233239 B2 JPS6233239 B2 JP S6233239B2 JP 54021937 A JP54021937 A JP 54021937A JP 2193779 A JP2193779 A JP 2193779A JP S6233239 B2 JPS6233239 B2 JP S6233239B2
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JP
Japan
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pyrimidine
oxo
atom
thiazolo
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Application number
JP54021937A
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English (en)
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JPS55115889A (en
Inventor
Kenzo Watanabe
Takeo Ooba
Toshio Tanaka
Kyoshi Sakauchi
Noriaki Okamura
Tatsuyuki Naritomo
Seiji Kurozumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Publication of JPS55115889A publication Critical patent/JPS55115889A/ja
Publication of JPS6233239B2 publication Critical patent/JPS6233239B2/ja
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規化合物、6―カルバモイルチアゾ
ロ〔3,2―a〕ピリミジン誘導体及びその製造
法に関する。更に詳細には抗炎症作用、抗血小板
凝集作用、免疫調節作用等の薬理活性が期待され
る新規化合物、6―カルバモイルチアゾロ〔3,
2―a〕ピリミジン誘導体及びその製造法に関す
る。
しかして、本発明では下記式〔〕 〔式中、点線を含む部分の結合は一重結合又は
二重結合を表わし、R1,R2はそれぞれ水素原
子、;アルキル基、ハロゲン原子、アルキルオキ
シ基、ハイドロキシアルキル基、カルボキシル基
もしくはその炭素数1〜4の低級アルキルエステ
ル基、カルボキシルアルキル基もしくはその炭素
数1〜4の低級アルキルエステル基又は水酸基の
いずれかによつて置換又は非置換のアルキル基、
フエニル基、異種原子として窒素原子、イオウ原
子、酸素原子のうちのいずれか1つ又は2以上の
原子と炭素原子とからなる5〜6員環である複素
環基、もしくはシクロアルキル(C5〜C7)基;又
はR1とR2が一緒になつてアルキル基、ハロゲン
原子、アルキルオキシ基、ハイドロキシアルキル
基、カルボキシル基もしくはその炭素数1〜4の
低級アルキルエステル基、カルボキシアルキル基
もしくはその炭素数1〜4の低級アルキルエステ
ル基、又は水酸基のいずれかによつて置換又は非
置換の異種原子として少なくとも1つ以上の窒素
原子と炭素原子とからなる5〜6員環の複素環で
ある環状アミノ基を表わす。〕 で表わされる6―カルバモイルチアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン誘導体が提供される。
上記式〔〕において点線を含む部分の結合は
一重結合又は二重結合を表わす。従つて本発明に
おいては点線を含む部分の結合が一重結合を表わ
す場合の化合物、5H―2,3―ジヒドロ―5―
オキソ―6―カルバモイルチアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン誘導体と、点線を含む部分の結合
が二重結合を表わす場合の化合物、5H―5―オ
キソ―6―カルバモイルチアゾロ〔3,2―a〕
ピリミジン誘導体の二種類の化合物が包含され
る。
上記式〔〕のR1,R2はそれぞれ水素原
子、;アルキル基、ハロゲン原子、アルキルオキ
シ基、ハイドロキシアルキル基、カルボキシル基
もしくはその炭素数1〜4の低級アルキルエステ
ル基、カルボキシルアルキル基もしくはその炭素
数1〜4の低級アルキルエステル基、又は水酸基
のいずれかによつて置換又は非置換のアルキル
基、フエニル基、異種原子として窒素原子、イオ
ウ原子、酸素原子のうちのいずれか1つ又は2以
上の原子と炭素原子とからなる5〜6員環である
複素環基、もしくはシクロアルキル(C5〜C7
基;又はR1とR2が一緒になつてアルキル基、ハ
ロゲン原子、アルキルオキシ基、ハイドロキシア
ルキル基、カルボキシル基もしくはその炭素数1
〜4の低級アルキルエステル基、カルボキシルア
ルキル基もしくはその炭素数1〜4の低級アルキ
ルエステル基、又は水酸基のいずれかによつて置
換又は非置換の異種原子として少なくとも1つ以
上の窒素原子と炭素原子とからなる5〜6員環の
複素環である環状アミノ基を表わす。
アルキル基としては、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、n―ブチル
基、t―ブチル基、n―ペンチル基、n―ヘキシ
ル基等が挙げられる。複素環基としては、例えば
チアゾリル基、チアゾリニル基、ピリジル基、イ
ミダゾリル基、オキサゾリル基等が挙げられる。
シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基、シクロプロピルメチル基、シクロ
ブチルメチル基、シクロペンチルメチル基、シク
ロヘキシルメチル基等が挙げられる。またR1
R2が一緒になつて環状アミノ基を表わす場合の
環状アミノ基としては、例えばピロリジン―1―
イル基、ピペリジン―1―イル基、ピペラジン―
1―イル基、イミダゾリン―1―イル基、モルホ
リン―4―イル基、チアモルホリン―4―イル基
等が挙げられる。
以上の如き、アルキル基、複素環基、シクロア
ルキル基、環状アミノ基又はフエニル基に置換基
を有する場合には任意の位置に置換基を有してい
てよく、かかる置換基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、ペンチル基、イソペンチ
ル基等のアルキル基、フツ素、塩素、臭素、ヨウ
素等のハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基、
プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、プト
キシ基等のアルキルオキシ基、ハイドロキシメチ
ル基、ハイドロキシエチル基、ハイドロキシプロ
ピル基等のハイドロキシアルキル基、カルボキシ
ル基もしくはその炭素数1〜4の低級アルキルエ
ステル基、カルボキシメチル基、カルボキシエチ
ル基等のカルボキシアルキル基もしくはその炭素
数1〜4の低級アルキルエステル基、又は水酸基
等が挙げられる。
しかして、本発明で提供される上記式〔〕で
表わされる6―カルバモイルチアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン誘導体の具体的なものとしては、
以下に挙げるものがある。
(1) 5H―5―オキソ―6―カルバモイルチアゾ
ロ〔3,2―a〕ピリミジン (2) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
カルバモイルチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジ
ン (3) 5H―5―オキソ―6―(N―メチルカルバ
モイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (4) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―メチルカルバモイル)チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン (5) 5H―5―オキソ―6―(N,N―ジメチル
カルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミ
ジン (6) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N,N―ジメチルカルバモイル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (7) 5H―5―オキソ―6―{N,N―ビス(β
―ハイドロキシエチル)カルバモイル}チアゾ
ロ〔3,2―a〕ピリミジン (8) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N,N―ビス(β―ハイドロキシエチル)カ
ルバモイル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジ
ン (9) 5H―5―オキソ―6―{N,N―ビス(β
―メトキシエチル)カルバモイル}チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (10) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N,N―ビス(β―メトキシエチル)カルバ
モイル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (11) 5H―5―オキソ―6―(N―ブチルカルバ
モイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (12) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―ブチルカルバモイル)チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン (13) 5H―5―オキソ―6―(N―シクロヘキシ
ルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリ
ミジン (14) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―シクロヘキシルカルバモイル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (15) 5H―5―オキソ―6―{N―(シクロヘキ
シルメチル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン (16) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(シクロヘキシルメチル)カルバモイ
ル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (17) 5H―5―オキソ―6―(N―シクロペンチ
ルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリ
ミジン (18) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―シクロペンチルカルバモイル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (19) 5H―5―オキソ―6―(N―シクロヘプチ
ルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリ
ミジン (20) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―シクロヘプチルカルバモイル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (21) 5H―5―オキソ―6―(N―シクロヘキシ
ル―N―メチルカルバモイル)チアゾロ〔3,
2―a〕ピリミジン (22) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―シクロヘキシル―N―メチルカルバモイ
ル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (23) 5H―5―オキソ―6―〔N―{4―(メト
キシカルボニル)シクロヘキシル}カルバモイ
ル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (24) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
〔N―{(4―メトキシカルボニル)シクロヘキ
シル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―a〕
ピリミジン (25) 5H―5―オキソ―6―{N―(4―カルボ
キシシクロヘキシル)カルバモイル}チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (26) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(4―カルボキシシクロヘキシル)カル
バモイル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (27) 5H―5―オキソ―6―〔N―{(4―メト
キシカルボニル)シクロヘキシルメチル}カル
バモイル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (28) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
〔N―{(4―メトキシカルボニル)シクロヘキ
シルメチル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン (29) 5H―5―オキソ―6―〔N―{(4―カル
ボキシシクロヘキシル)メチル}カルバモイ
ル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (30) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
〔N―{(4―カルボキシシクロヘキシル)メチ
ル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピ
リミジン (31) 5H―5―オキソ―6―(N―フエニルカル
バモイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (32) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―フエニルカルバモイル)チアゾロ〔3,
2―a〕ピリミジン (33) 5H―5―オキソ―6―(N,N―ジフエニ
ルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリ
ミジン (34) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N,N―ジフエニルカルバモイル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (35) 5H―5―オキソ―6―{N―(P―クロロ
フエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (36) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(P―クロロフエニル)カルバモイル}
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (37) 5H―5―オキソ―6―{N―(m―クロロ
フエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (38) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(m―クロロフエニル)カルバモイル}
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (39) 5H―5―オキソ―6―{N―(O―クロロ
フエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (40) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(o―クロロフエニル)カルバモイル}
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (41) 5H―5―オキソ―6―{N―(o―フルオ
ロフエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン (42) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(o―フルオロフエニル)カルバモイ
ル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (43) 5H―5―オキソ―6―{N―(p―プロモ
フエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (44) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(p―ブロモフエニル)カルバモイル}
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (45) 5H―5―オキソ―6―{N―(p―メチル
フエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (46) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(p―メチルフエニル)カルバモイル}
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (47) 5H―5―オキソ―6―{N―(p―t―ブ
チルフエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,
2―a〕ピリミジン (48) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(p―t―ブチルフエニル)カルバモイ
ル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (49) 5H―5―オキソ―6―{N―(o―メチル
フエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (50) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(o―メチルフエニル)カルバモイル}
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (51) 5H―5―オキソ―6―{N―(m―エチル
フエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (52) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(m―エチルフエニル)カルバモイル}
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (53) 5H―5―オキソ―6―{N―(p―メトキ
シフエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン (54) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(p―メトキシフエニル)カルバモイ
ル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (55) 5H―5―オキソ―6―{N―(p―ブトキ
シフエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン (56) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(p―ブトキシフエニル)カルバモイ
ル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (57) 5H―5―オキソ―6―〔N―{p―(β―
ハイドロキシエチル)フエニル}カルバモイ
ル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (58) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
〔N―{p―(β―ハイドロキシエチル)フエ
ニル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―a〕
ピリミジン (59) 5H―5―オキソ―6―〔N―{p―(エト
キシカルボニルメチル)フエニル}カルバモイ
ル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (60) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
〔N―{p―(エトキシカルボニルメチル)フ
エニル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (61) 5H―5―オキソ―6―〔N―{p―(カル
ボキシメチル)フエニル}カルバモイル〕チア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (62) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
〔N―{p―(カルボキシメチル)フエニル}
カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピリミ
ジン (63) 5H―5―オキソ―6―〔N―{p―(α―
メチルカルボキシメチル)フエニル}カルバモ
イル〕チイゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (64) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
〔N―{p―(α―メチルカルボキシメチル)
フエニル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (65) 5H―5―オキソ―6―{N―(p―カルボ
キシフエニル)カルバモイル}チアゾロ〔3,
2―a〕ピリミジン (66) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(p―カルボキシフエニル)カルバモイ
ル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (67) 5H―5―オキソ―6―〔N―{m―(カル
ボキシメチル)フエニル}カルバモイル〕チア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (68) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
〔N―{m―(カルボキシメチル)フエニル}
カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピリミ
ジン (69) 5H―5―オキソ―6―{N―(p―ハイド
ロキシフエニル)カルバモイル}チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (70) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(p―ハイドロキシフエニル)カルバモ
イル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (71) 5H―5―オキソ―6―{N―(o―ハイド
ロキシフエニル)カルバモイル}チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (72) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(o―ハイドロキシフエニル)カルバモ
イル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (73) 5H―5―オキソ―6―(N―チアゾール―
2―イルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (74) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―チアゾール―2―イルカルバモイル)チ
アゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (75) 5H―5―オキソ―6―(N―チアゾリン―
2―イルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (76) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―チアゾリン―2―イルカルバモイル)チ
アゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (77) 5H―5―オキソ―6―{N―(4―カルボ
キシチアゾール―2―イル)カルバモイル}チ
アゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (78) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{N―(4―カルボキシチアゾール―2―イ
ル)カルバモイル}チアゾロ〔3,2―a〕ピ
リミジン (79) 5H―5―オキソ―6―(N―ピリジン―2
―イルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕
ピリミジン (80) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―ピリジン―2―イルカルバモイル)チア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (81) 5H―5―オキソ―6―(N―ピリジン―3
―イルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕
ピリミジン (82) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―ピリジン―3―イルカルバモイル)チア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (83) 5H―5―オキソ―6―(N―ピリジン―4
―イルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕
ピリミジン (84) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―ピリジン―4―イルカルバモイル)チア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (85) 5H―5―オキソ―6―(N―オキサゾリン
―2―イルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (86) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―オキサゾリン―2―イルカルバモイル)
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (87) 5H―5―オキソ―6―(N―イミダゾール
―2―イルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (88) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―イミダゾール―2―イルカルバモイル)
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (89) 5H―5―オキソ―6―(4―エチルピペラ
ジン―1―イルカルボニル)チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン (90) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(4―エチルピペラジン―1―イルカルボニ
ル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (91) 5H―5―オキソ―6―{4―(メトキシカ
ルボニルメチル)ピペラジン―1―イルカボニ
ル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (92) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{4―(メトキシカルボニルメチル)ピペラジ
ン―1―イルカルボニル}チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (93) 5H―5―オキソ―6―{4―(カルボキシ
メチル)ピペラジン―1―イルカルボニル}チ
アゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (94) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{4―(カルボキシメチル)ピペラジン―1―
イルカルボニル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリ
ミジン (95) 5H―5―オキソ―6―(ピロリジン―1―
イルカルボニル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリ
ミジン (96) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(ピロリジン―1―イルカルボニル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (97) 5H―5―オキソ―6―(2―カルボキシピ
ロリジン―1―イルカルボニル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン (98) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(2―カルボキシピロリジン―1―イルカルボ
ニル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン (99) 5H―5―オキソ―6―(ピペリジン―1―
イルカルボニル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリ
ミジン (100) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6
―(ピペリジン―1―イルカルボニル)チアゾ
ロ〔3,2―a〕ピリミジン (101) 5H―5―オキソ―6―(モルホリン―4
―イルカルボニル)チアゾロ〔3,2―a〕ピ
リミジン (102) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6
―(モルホリン―4―イルカルボニル)チアゾ
ロ〔3,2―a〕ピリミジン (103) 5H―5―オキソ―6―(チアモルホリン
―4―イルカルボニル)チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン (104) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6
―(チアモルホリン―4―イルカルボニル)チ
アゾロ〔3,2―a〕ピリミジン これらの化合物は、抗炎症作用、抗血小板凝集
作用、免疫調節作用等の薬理活性が期待されるも
のであり、更にまた他の薬理活性化合物の製造中
間体ともなり得る極めて有用な化合物である。
本発明では更にこれらの6―カルバモルイルチ
アゾロ〔3,2―a〕ピリミジン誘導体の製造法
が提供される。
すなわち、下記式〔〕 〔式中、点線を含む部分の結合は一重結合又は
二重結合を表わす。〕 で表わされる6―カルボキシチアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン類の酸ハロゲン化物又は混合酸無
水物と下記式〔〕 〔式中、R1とR2の定義は前記定義に同じ。〕 で表わされるアミン類とを反応せしめることを特
徴とする下記式〔〕 〔式中、点線を含む部分の結合、R1及びR2
定義は前記定義に同じ。〕 で表わされる6―カルバモイルチアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン誘導体の製造法、 並びに、上記式〔〕で表わされる6―カルボ
キシチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン類と上記
式〔〕で表わされるアミン類とを、縮合剤の存
在下に反応せしめることを特徴とする上記式
〔〕で表わされる6―カルバモイルチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン類の製造法である。
本発明で出発原料としても用いられる上記式
〔〕で表わされる6―カルボキシチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン類、すなわち5H―6―
カルボキシ―5―オキソチアゾロ〔3,2―a〕
ピリミジン及び5H2,3―ジヒドロ―6―カルボ
キシ―5―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミ
ジンは、文献記載の方法〔J.Chem.Soc(C).
1971.2094.1527〕により、2―アミノチアゾー
ル又は2―アミノチアゾリンとエトキシメチレン
マロン酸ジエチルを加熱縮合させて5H―6―エ
トキシカルボニル―5―オキソチアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジン、5H―2,3―ジヒドロ―6
―エトキシカルボニル―5―オキソチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジンとし、これを加水分解
することによつて容易に得られる。
本発明では、例えば上述した如き方法によつて
得られる。6―カルボキシチアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン類の酸ハロゲン化物又は混合酸無
水物と前記式〔〕で表わされるアミン類とを反
応させることによつて目的とする前記式〔〕で
表わされる6―カルバモイルチアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン誘導体の製造される。
6―カルボキシチアゾロ〔3,2―a〕ピリミ
ジン類の酸ハロゲン化物は、6―カルボキシチア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジン類と、例えば塩化
チオニル、塩化ホスホリル、五塩化リン、三塩化
リン、三臭化リン、四フツ化セレン等の無機ハロ
ゲン化物、シユウ酸塩化物、シユウ酸臭化物、
α,α―ジクロロメチルエーテル、トリフエニル
ホスフイン―四塩化炭素、トリフエニルホスフイ
ン―臭素等の有機ハロゲン化物とを反応させて得
られる。これらのハロゲン化物の使用量は用いる
6―カルボキシチアゾロ〔3,2―a〕チアゾロ
ピリミジン類に対して1当量で充分であるが、該
化合物類中の他の官能基を損わなければ過剰に用
いてもよい。また溶媒としては、前記ハロゲン化
物自身、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、
ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホロア
ミド、ピリジン、クロロホルム、塩化メチレン、
エーテル、アセトニトリル等の非ブロトン性溶媒
の中から、前記ハロゲン化物に適した溶媒が適宜
選択されて用いられ、必要に応じて塩化亜鉛、ヨ
ウ素、トリエチルアミン等の触媒を加えることも
ある。反応温度、反応時間は使用するハロゲン化
物溶媒、触媒の有無等により異なるが、通常−20
゜〜150℃で30分〜15時間程度である。かくして
得られた酸ハロゲン化物は再結晶等により精製し
てもよいが、通常精製することなく、前記式
〔〕で表わされるアミン類と反応させる。
酸ハロゲン化物と前記式〔〕で表わされるア
ミン類との反応は通常適当な塩基の存在下で適当
な溶媒中で行われる。使用する塩基としては例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム、アンモニア、等の無機塩基、
トリエチルアミン、ピリジン、コリジン等の第三
級有機アミンあるいは前記式〔〕で表わされる
アミン類自体等が好ましく用いられる。用いる塩
基の量は、酸ハロゲン化物に対して通常1当量で
充分であるが、前記式〔〕で表わされるアミン
類がカルボキシル基、フエノール性水酸基等の酸
性官能基を含む場合には、1当量の他にそられの
官能基を塩にするのに必要な量の塩基を加える。
又、他に副反応を生じなければ塩基の量をさらに
過剰に用いてもかまわない。溶媒としては、エー
テル、クロロホルム塩化メチレン、ベンゼン、四
塩化炭素、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の
有機溶媒、あるいはこれらの有機溶媒と水の二層
系中で行われる。反応条件によつても異るが、通
常−30℃〜100℃であり、反応時間は30分〜20時
間である。
本発明においては、前記式〔〕で表わされる
6―カルバモイルチアゾロ〔3,2―a〕ピリミ
ジン類の混合酸無水物と、前記式〔〕で表わさ
れるアミン類とを反応させる場合の酸無水物は、
前記式〔〕で表わされる6―カルボキシチアゾ
ロ〔3,2―a〕ピリミジン類を前述した如き塩
基の存在下クロロ炭酸アルキルを反応せしめるこ
とにより得られ、これを単離することなく、前記
式〔〕で表わされるアミン類と反応せしめ、目
的とする前記式〔〕で表わされる6―カルバモ
イルチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン誘導体が
得られる。ここで用いるクロロ炭酸アルキルとし
ては、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸n―ブチ
ル、クロロ炭酸iso―ブチル、クロロ炭酸t―ブ
チル等の低級アルキルエステルが好ましく用いら
れ、その量は前記式〔〕で表わされる6―カル
ボキシチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン誘導体
に対して1〜1.5当量である。溶媒としは、エー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタン、クロロホルム、塩化メチレン、ベン
ゼン、ヘキサメチルホスホロアミド、ジメチルホ
ルムアミド等の不活性溶媒が好ましく用いられ
る。反応温度及び反応時間は前記式〔〕で表わ
される6―カルボキシチアゾロ〔3,2―a〕ピ
リミジン類とクロロ炭酸アルキルとの反応でか−
30゜〜10℃で30分〜3時間であり、続く前記式
〔〕で表わされるアミン類との反応は−30℃〜
30℃で1時間〜24時間である。
本発明における他の製造法は、前記式〔〕で
表わされる6―カルボキシチアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジン類と前記式〔〕で表わされるア
ミン類とを縮合剤の存在下に反応せしめて前記式
〔〕で表わされる6―カルバモイルチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン誘導体を製造する方法
である。ここで用いられる縮合剤としては一般に
アミド合成に用いられる縮合剤ならばいかなるも
のでもよく、例えばジシクロヘキシルカルボジイ
ミド、ジエチルホスホロシアニド、トリフエニル
ホスフイン―ジピリジルスルフイド、四塩化ケイ
素―ピリジン、四塩化チタン、トリフエニルホス
フイン―四塩化炭素、トリフエニルホスフイン―
ブロモトリクロロメタン、2―ハロ―1―メチル
ピリジウム塩―トリエチルアミン、トリメチルポ
レート―p―トルエンスルホン酸(触媒量)等が
好ましく用いられる。これらの縮合剤の中には中
間に活性な中間体を経由しているものである。用
いる縮合剤の量は前記式〔〕で表わされる6―
カルボキシチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン誘
導体に対して1当量で充分であるが、他の官能基
を損わない範囲で過剰に用いてもよい。反応溶媒
は、ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、エーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド
等の不活性溶媒の中からそれぞれの縮合剤に適し
た溶媒が選ばれる。反応温度、反応時間はそれぞ
れの縮合剤によつて異るが、−78℃〜150゜、30分
〜24時間の範囲から選ばれる。
以上述べた如き反応により得られる6―カルバ
モイルチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン誘導体
は通常の精製方法、すなわち再結晶又はシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー等により精製され
る。また、目的とする6―カルバモイルチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン誘導体の内、分子内に
エステル等の保護基を有する場合にはアルカリ加
水分解等により保護基を除去してもよい。
かくして得られる前記式〔〕で表わされる6
―カルバモイルチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジ
ン誘導体は新規化合物であり、抗炎症作用、解熱
作用、鎮痛作用、抗血板凝集作用、免疫調節作用
等の薬理作用を有することが期待され、抗炎症
剤、解熱剤、抗血小板凝集剤、免疫調節剤等の医
薬品として有用な化合物となり得るものである。
更にまた他の、薬理活性化合物の製造中間体とも
なり得る有用な化合物でもある。
以下実施例をあげて説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
実施例 1 5H―6―カルボキシ―5―オキソチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン408mgを7mlの塩化チオ
ニル中で3時間加熱還流した。過剰の塩化チオニ
ルを減圧下で留去し、これに無水ベンゼンを加え
減圧留去して5H―6―クロロカルボニル―5―
オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶
を得た。この結晶を10mlの無水塩化メチレンに懸
濁し氷冷撹拌下、2―アミノチアゾール280mgと
トリエチルアミン0.43mlの10ml塩化メチレン溶液
を滴下し、室温で一夜撹拌した。溶媒を減圧留去
した後、水とクロロホルム―メタノール(9:
1)を加えて抽出した。有機層1規定塩酸、飽和
重曹水、飽和食塩水で洗い、芒硝で乾燥、濃縮し
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
に付し、クロロホルム―メタノール(49:1)溶
出部分より298mgの5H―5―オキソ―6―(N―
チアゾール―2―イルカルバモイル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジンを得た。(収率52%)こ
のものの物性値は次の通りである。
融点(mp); 246〜248.5(エタノール―水1:1再結
晶) IR(νKBr nax)cm-1; 3120,1663,1554,1493 NMR(δDMSOd6 TMS); 3.67(t,2H,J=8Hz)、4.67(t,
2H,J=8Hz)、7.13(d,1H,J=4
Hz)、7.50(d,1H,J=4Hz)、8.80
(s,1H)、12.1(brs,1H) 実施例 2 5H―2,3―ジヒドロ―6―カルボキシ―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン584
mgを10mlの塩化チオニル中で2時間加熱還流した
過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、これに無
水ベンゼンを加えて減圧留去して、5H―2,3
―ジヒドロ―6―クロロカルボニル―5―オキソ
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶を得
た。これを10mlの無水塩化メチレンに懸濁し、氷
冷撹拌下2―アミノチアゾール400mgとトリエチ
ルアミン0.6mlの15ml塩化メチレン溶液を滴下
し、室温で一夜撹拌した。これを実施例1と同様
にして抽出、シリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーに付して、5H―2,3―ジヒドロ―5―オキ
ソ―6―(N―チアゾール―2―イルカルバモイ
ル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン382mgを
得た。(収率46%)このものの物性値は次の通り
である。
融点(m.p); 225〜228℃ IR(νKBr nax)cm-1; 3080,1672,1632,1559,1499 NMR(δDMSOd6 TMS); 7.32(d,1H,J=4Hz)、7.54(d,
1H,J=4Hz)、7.88(d,1H,J=5
Hz)、8.40(d,1H,J=5Hz)、8.95
(s,1H)、12.20(brs,1H) 実施例 3 5H―2,3―ジヒドロ―6―カルボキシ―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン594
mgを10mlの塩化チオニル中で2時間加熱還流し
た。過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、これ
に無水ベンゼンを加えて減圧留去して5H―2,
3―ジヒドロ―6―クロロカルボニル―5―オキ
ソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶を得
た。これを10mlの無水塩化メチレンに懸濁し、氷
冷撹拌下2―アミノチアゾリン310mgと0.65mlと
トリエチレンアミンの15ml塩化メチレン溶液を滴
下した。これを室温で一夜撹拌した後抽出し、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイーに付し400mg
の5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―チアゾリン―2―イルカルバモイル)チア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジンを得た。(収率47
%) このものの物性値は次の通りである。
融点(m.p);〜110℃ IR(νKBr nax)cm-1; 3440,3220,2950,2850,1710,1690,
1645,1620,1555,1515,1500,1460,
1390,1345,1315,1270,1250,1200,
1125,1040,990,810,790,750,710 NMR(δCDCl3+DMSOd6 TMS); 3.1〜4.8(m,8H) 8.76(s,1H) 実施例 4 5H―6―カルボキシ―5―オキソチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン500mlを7.5mlの塩化チ
オニル中で3時間加熱還流した。過剰の塩化チオ
ニルを減圧下で留去し、これに無水ベンゼンを加
えて減圧留去して5H―6―クロロカルボニル―
5―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの
結晶を得た。この結晶を10mlの無水塩メチレンに
懸濁し、氷冷撹拌下、4―アミノピリジン240mg
とトリエチルアミン0.53mlの15ml塩化メチレン溶
液を滴下し、室温で一夜撹拌した。これを同様に
して抽出して、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーに付し、クロロホルム―メタノール(19:
1)溶出部分より5H―5―オキソ―6―(N―
ピリジン―4―イルカルバモイル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン476mgを得た。(収率69
%)このものの物性値は次の通りである。
融点(mp); 295〜302゜(MeOH―CHCl3再結晶) IR(νKBr nax)cm-1; 3230,3110,3050,1680,1642,1588,
1480 NMR(δCDCl3+CD OD TMS); 7.3〜8.6(m,6H) 9.18(s,1H) 実施例 5 5H―2,3―ジヒドロ―6―カルボキシ―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン594
mgを10mlの塩化チオニル中で2時間加熱還流し
た。過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、これ
に無水ベンゼンを減圧留去して5H―2,3―ジ
ヒドロ―6―クロロカルボニル―5―オキソチア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶を得た。こ
れを10mlの無水塩化メチレンに懸濁し氷冷撹拌下
4―アミノピリジンとトリエチルアミンの15ml塩
化メチレン溶液を滴下した。室温で一夜撹拌した
後、同様にして抽出後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイーに付し、クロロホルム―メタノール
(19:1)溶出部分より、640mgの5H―2,3―
ヒドロ―5―オキソ―6―(N―ピリジン―4―
イルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリ
ミジンを得た。(収率78%)このものの物性値は
次の通りであつた。
融点(mp);306〜308℃ IR(νKBr nax)cm-1; 3450,3320,3150,3080,3020,1685,
1640,1590,1500,1470,1400,1345,
1335,1290,1275,1215,1130,1100,
1020,995,920,865,830,795,755,
700 実施例 6 5H―6―カルボキシ―5―オキソチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン367mgを6mlの塩化チオ
ニル中で3時間加熱還流した。過剰の塩化チオニ
ルを減圧下で留去し、これに無水ベンゼンを加え
て減圧留去して5H―6―クロロカルボニル―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結
晶を得た。この結晶を10mlの無水塩化メチレンに
懸濁し、氷冷撹拌下N―エチルピペラジン213mg
とトリエチルアミン0.39mlの塩化メチレン溶液を
滴下し、室温にて一夜撹拌した。これを同様にし
て抽出、シリカゲルカラムクロマトグラフイーに
付し、クロロホルム―メタノール(19:1)溶出
部分より200mgの5H―5―オキソ―6―(4―チ
エルピペラジン―1―イルカルボニル)チアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジンを得た。(収率37%)こ
のものの物性値は次の通りである。
IR(νKBr nax)cm-1; 3100,2925,2810,1672,1624,1490 NMR(δCDCl 3TMS); 1.08(t,3H,J=7Hz)、2.2〜2.7
(m,6H)、3.2〜4.0(m,4H)、7.22
(d,1H,J=5Hz)、8.11(d,1H,J
=5Hz)、8.30(s,1H) 実施例 7 5H―2,3―ジヒドロ―6―カルボキシ―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン735
mgを4mlの塩化チオニル中で6時間加熱還流し
た。過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、これ
に無水ベンゼンを加え減圧留去して5H―2,3
―ジヒドロ―6―クロロカルボニル―5―オキソ
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶を得
た。これを10mlの無水塩化メチレンに懸濁し、氷
冷撹拌下、ピペラジン―1―酢酸メチル645mgと
トリエチルアミン0.8mlの10ml塩メチレン溶液を
滴下した。これを室温で13時間撹拌した後、水と
クロロホルムを加えて抽出した。有機層を水洗し
た後芒硝にて乾燥、濃縮してシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーに付し、クロロホルム―メタノ
ール(97:3)溶出部分より1.06gの油状の5H
―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―{4―
(メトキシカルボニルメチル)ピペラジン―1―
イルカルボニル}チアゾロ〔3,2―a〕ピリミ
ジンを得た。(収率84%) このものの物性値は次の通りである。
NMR(δCDCl 3TMS); 2.4〜2.8(m.4H)、3.24(s,2H)、3.2〜
3.9(m,6H)、3.70(s,3H)、4.50
(t,2H,J=8Hz)、7.97(s,1H) Mass; 338(M+) 5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{4―(メトキシカルボニルメチル)ピペラジン
―1―イルカルボニル}チアゾロ〔3,2―a〕
ピリミジン490mgに氷冷下、水6mlと2規定水酸
化ナトリウム0.9mlを加えて2時間撹拌した。こ
れに酢酸を加えて酸性とした後、水を減圧にて留
去した。残渣に少量に無水硫酸マグネシウムを加
えた後、クロロホルム―メタノール(9:1)混
合溶媒を加え、残渣を去し液を濃縮して460
mgの5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
{4―(カルボキシメチル)ピペラジン―1―イ
ルカルボニル}チアゾロ 〔3,2―a〕ピリミ
ジンの結晶を得た。(収率98%) このものの物性値は次の通りである。
IR(νKBr nax)cm-1;2500,1655,1510 また、このものの構造はこれをジアゾメタンに
てメチルエステルとし、標品と薄層クロマトグラ
フイーのRf値、NMR、IRが一致することにより
確認した。
実施例 8 5H―2,3―ジヒドロ―6―カルボキシ―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン588
mgを10mlの塩化チオニル中で4時間加熱還流し
た。過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、これ
に無水ベンゼンを加え減圧留去して、5H―2,
3―ジヒドロ―6―クロロカルボニル―5―オキ
ソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶を得
た。一方、p―アミノフエニル酢酸453mgを3ml
の1規定水酸化ナトリウムに溶解し、これにクロ
ロホルム10mlの無水炭酸カリウム415mgを加え氷
冷撹拌した。これに先に得られた5H―2,3―
ジヒドロ―6―クロロカルボニル―5―オキソチ
アゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶を5分間
で添加した。添加終了後同温度で2時間撹拌し有
機層と水層を分離し、水層をクロロホルムで洗つ
た後酢酸で中和し、析出した結晶を過後水洗、
減圧乾燥して776mgの5H―2,3―ジヒドロ―5
―オキソ―6―〔N―{4―(カルボキシメチ
ル)フエニル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2
―a〕ピリミジンを得た。(収率78%)このもの
の物性値は次の通りである。
融点(mp);256〜8℃(DMSO再結晶) IR(νKBr nax)cm-1; 1718,1690,1605,1550,1500 実施例 9 5H―2,3―ジヒドロ―6―カルボキシ―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン495
mgを8mlの塩化チオニル中で4時間加熱還流し
た。過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、これ
に無水ベンゼンを加え減圧留去して5H―6―ク
ロロカルボニル―5―オキソチアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジンの結晶を得た。これを8mlの無水
塩化メチレンに懸濁し、氷冷撹拌下p―(β―ハ
イドロキシエチル)アニリン643mgとトリエチル
アミン0.8mlの15ml塩化メチレン溶液を滴下し、
室温で一夜撹拌した。反応液にクロロホルムと水
を加えて抽出し、有機層を1規定塩酸、飽和重曹
水、飽和食塩水で洗い、芒硝で乾燥、濃縮した。
これをシリカゲルカラムクロマトグラフイーに付
し、651mgの5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ
―6―〔N―{4―(β―ハイドロキシエチル)
フエニル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―
a〕ピリミジンの結晶を得た。(収率82%)この
ものの物性値は次の通りである。
融点(mp):192〜4℃(EfOH―H2O〜1:
1再結晶) IR(νKBr nax)cm-1; 3000〜3600,2935,2860,1687,1599 NMR(δDMSOd6 TMS); 2.68(t,2H,J=7Hz)、3.4〜3.85
(m,4H)、4.13(brs,1H)、4.53(t,
2H,J=7Hz)、7.23(d,2H,J=8.5
Hz)、7.62(d,2H,J=8.5Hz)、8.66
(s,1H) 実施例 10 5H―2,3―ジヒドロ―6―カルボキシ―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン594
mgを10mlの塩化チオニル中で3時間加熱還流し
た。過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、これ
に無水ベンゼンを加えて減圧留去して、5H―
2,3―ジヒドロ―6―クロロカルボニル―5―
オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶
を得た。一方、トランス―4―カルボキシシクロ
ヘキシルメチルアミン471mgを3mlの1規定水酸
化ナトリウム―1―溶解し、クロロホルム10ml、
無水炭酸カリウム415mgを加え氷冷下5H―2,3
―ジヒドロ―6―クロロカルボニル―5―オキソ
チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンの結晶を5分
間で添加した。添加終了後同温度で2時間撹拌
し、有機層と水層を分離し水層をクロロホルムで
洗つた後酢酸で中和し、析出した結晶をエタノー
ル―水(1:1)より再結晶して、522mgの5H―
2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―〔N―
{(トランス―4―カルボキシシクロヘキシル)メ
チル}カルバモイル〕チアゾロ〔3,2―a〕ピ
リミジンを得た。(収率52%)このものの物性値
は次の通りである。
融点(mp);225〜7℃ IR(νKBr nax)cm; 3300,2930,1710,1680,1640,1546,
1595 ジアゾメタンにてメチルエステルとした化合物
のNMR(δCDCl 3TMS); 3.63(s,3H)、4.57(t,2H,J=8
Hz)、8.75(s,1H)8.9(br,1H) 実施例 11 5H―6―カルボキシ―5―オキソチアゾロ
〔3,2―a〕ピリミジン392mgを8mlのシユウ酸
クロライド中で5時間加熱還流した。過剰のシユ
ウ酸クロライドを減圧下で留去し、これに無水ベ
ンゼンを加えて減圧留去して5H―6―クロロカ
ルボニル―5―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピ
リミジンの結晶を得た。この結晶を10mlの無水塩
化メチレンに懸濁し、氷冷撹拌下2―アミノチア
ゾール200mgとトリエチルアミン0.45mlの塩化メ
チレン溶液を滴下し、室温で14時間撹拌した。溶
媒を減圧留去した後、水とクロロホルム―メタノ
ール(9:1)を加えて抽出した。有機層を1規
定塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で洗い、芒硝で
乾燥、濃縮した。これをシリカゲルカラムクロマ
グラフイーに付し、クロロホルム―メタノール
(49:1)溶出部分より276mgの5H―5―オキソ
―6―6―(N―チアゾール―2―イルカルバモ
イル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミジンを得
た。(収率49%)このものの物性値は実施例1で
得られたものと一致した。
実施例 12 5H―2,3―ジヒドロ―6―カルボキシ―5
―オキソチアゾロ〔3,2―a〕ピリミジン396
mgと2―アミノチアゾール210mgを8mlの塩化メ
チレンと0.3mlのピリジン懸濁液に、氷冷撹拌下
453mgのジシクロヘキシルボジイミドの10ml塩化
メチレン溶液を滴下した。これを室温で17時間撹
拌し、これにクロロホルム―メタノール(9:
1)溶液を加え不溶物を去した。液を1規定
塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で洗い、芒硝で乾
燥、濃縮した。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフイーに付し、389mgの5H―2,3―ジヒド
ロ―5―オキソ―6―(N―チアゾール―2―イ
ルカルバモイル)チアゾロ〔3,2―a〕ピリミ
ジンを得た。(収率69%)このものの物性値は実
施例2で得られたものと一致した。
実施例 13 5H―2,3―ジヒドロ―6―オキソチアゾロ
〔3,2―aピリミジン366mgの5ml塩化メチレン
懸濁液に257μlのトリエチルアミンを加え、外
温を−15℃に冷却後243μlのイソブチルクロロ
ホルメートを加えて20分撹拌した。次に2―アミ
ノチアゾール185mgを加えて除去に室温にもどし
一夜撹拌した。これを常法により抽出、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーにより分離し、231
mgの5H―2,3―ジヒドロ―5―オキソ―6―
(N―チアゾール―2―イルカルバモイル)チア
ゾロ〔3,2―a〕ピリミジンを得た。(収率45
%)このものの物性値は実施例2で得られたもの
と一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式〔〕 〔式中、点線を含む部分の結合は一重結合又は
    二重結合を表わし、R1,R2はそれぞれ水素原
    子;アルキル基、ハロゲン原子、アルキルオキシ
    基、ハイドロキシアルキル基、カルボキシル基も
    しくはその炭素数1〜4の低級アルキルエステル
    基、カルボキシアルキル基もしくはその炭素数1
    〜4の低級アルキルエステル基、又は水酸基のい
    ずれかによつて置換又は非置換のアルキル基、フ
    エニル基、異種原子として、窒素原子、イオウ原
    子、酸素原子のうちのいずれか1つ又は2以上の
    原子と炭素原子とからなる5〜6員環である複素
    環基、もしくはシクロアルキル(C5〜C7)基;又
    はR1とR2が一緒になつてアルキル基、ハロゲン
    原子、アルキルオキシ基、ハイドロキシアルキル
    基、カルボキシル基もしくはその炭素数1〜4の
    低級アルキルエステル基、カルボキシアルキル基
    もしくはその炭素数1〜4の低級アルキルエステ
    ル基、又は水酸基のいずれかによつて置換又は非
    置換の異種原子として少なくとも1つ以上の窒素
    原子と炭素原子とからなる5〜6員環の複素環で
    ある環状アミノ基を表わす。〕 で表わされる6―カルバモイルチアゾロ〔3,2
    ―a〕ピリミジン誘導体。 2 下記式〔〕 〔式中、点線を含む部分の結合は一重結合又は
    二重結合を表わす。〕 で表わされる6―カルボキシチアゾロ〔3,2―
    a〕ピリミジン類の酸ハロゲン化物又は混合酸無
    水物と下記式〔〕 〔式中、R1,R2はそれぞれ水酸原子;アルキ
    ル基、ハロゲン原子、アルキルオキシ基、ハイド
    ロキシアルキル基、カルボキシル基もしくはその
    炭素数1〜4の低級アルキルエステル基、カルボ
    キシルアルキル基もしくはその炭素数1〜4の低
    級アルキルエステル基、又は水酸基のいずれかに
    よつて置換又は非置換のアルキル基、フエニル
    基、異種原子として窒素原子、イオウ原子、酸素
    原子のうちいずれか1つ又は2以上の原子と炭素
    原子とからなる5〜6員環である複素環基、もし
    くはシクロアルキル(C5〜C7)基、又はR1とR2
    一緒になつてアルキル基、ハロゲン原子、アルキ
    ルオキシ基、ハイドロキシアルキル基、カルボキ
    シル基もしくはその炭素数1〜4の低級アルキル
    エステル基、カルボキシアルキル基もしくはその
    炭素数1〜4の低級アルキルエステル基、又は水
    酸基のいずれかによつて置換又は非置換の異種原
    子として少なくとも1つ以上の窒素原子と炭素原
    子とからなる5〜6員環の複素環である環状アミ
    ノ基を表わす。〕 で表わされるアミン類とを反応せしめることを特
    徴とする下記式〔〕 〔式中、R1及びR2の定義は前記式〔〕定義
    に同じ。〕で表わされる6―カルバモイルチアゾ
    ロ〔3,2―a〕ピリミジン誘導体の製造法。 3 下記式〔〕 〔式中、点線を含む部分の結合は一重結合又は
    二重結合を表わす。〕 で表わされる6―カルボキシチアゾロ〔3,2―
    a〕ピリミジン類と下記式〔〕 〔式中、R1,R2はそれぞれ水素原子;アルキ
    ル基、ハロゲン原子、アルキルオキシ基、ハイド
    ロキシアルキル基、カルボキシル基もしくはその
    炭素数1〜4の低級アルキルエステル基、カルボ
    キシルアルキル基もしくはその炭素数1〜4の低
    級アルキルエステル基、又は水酸基のいずれかに
    よつて置換又は非置換のアルキル基、フエニル
    基、異種原子として窒素原子、イオウ原子、酸素
    原子のうちのいずれか1つ又は2以上の原子と炭
    素原子とからなる5〜6員環である複素環基、も
    しくはシクロアルキル(C5〜C7)基、又はR1とR2
    が一緒になつてアルキル基、ハロゲン原子、アル
    キルオキシ基、ハイドロキシアルキル基、カルボ
    キシル基もしくはその炭素数1〜4の低級アルキ
    ルエステル基、カルボキシアルキル基もしくはそ
    の炭素数1〜4の低級アルキルエステル基、又は
    水酸基のいずれかによつて置換又は非置換の異種
    原子として少なくとも1つ以上の窒素原子と炭素
    原子とからなる5〜6員環の複素環である環状ア
    ミノ基を表わす。〕 で表わされるアミン類とを、縮合剤の存在下に反
    応せしめることを特徴とする下記式〔〕 〔式中、R1及びR2の定義は前記式〔〕定義
    に同じ。〕で表わされる6―カルバモイルチアゾ
    ロ〔3,2―a〕ピリミジン誘導体の製造法。
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