JPS6233113Y2 - - Google Patents

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JPS6233113Y2
JPS6233113Y2 JP17884082U JP17884082U JPS6233113Y2 JP S6233113 Y2 JPS6233113 Y2 JP S6233113Y2 JP 17884082 U JP17884082 U JP 17884082U JP 17884082 U JP17884082 U JP 17884082U JP S6233113 Y2 JPS6233113 Y2 JP S6233113Y2
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compressor
compressors
low pressure
oil
pressure chamber
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JP17884082U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷凍装置、詳しくは複数の圧縮機を用
い、これら圧縮機の発停により容量制御を行なう
ごとくした冷凍装置に関する。
従来、複数の圧縮機を用いて、これら圧縮機を
並列又は直列に連結し、一方の圧縮機の運転を停
止して容量制御を行なうようにした冷凍装置は、
例えば特公昭52−36629号公報に示されている通
り知られている。
この冷凍装置は、第3図に示したごとく、第1
圧縮機41と第2圧縮機42とを備え、これら第
1及び第2圧縮機41,42を、冷凍装置の吸入
管43に対し直列に連結すると共に、前記各圧縮
機41,42におけるシエル間に、均油管44を
設けたものである。
尚、第3図において45は吸入側連絡管、4
6,47は前記各圧縮機41,42の高圧室から
延びる導管であり、48は吐出管である。
所で、この従来装置において、上流側に位置す
る第1圧縮機41の運転を停止し、下流側に位置
する第2圧縮機42を運転して、冷凍装置の容量
制御を行なう場合、停止側の第1圧縮機41に
は、第2圧縮機42に流れる低圧ガス冷媒が通過
することになるので、前記第1圧縮機41におけ
るシエル内に貯溜されている潤滑油の油温が低下
し、この結果、前記ガス冷媒が前記潤滑油中に溶
け込み易くなつて、前記潤滑油が溶け込んだ冷媒
で希釈される問題がある。
この問題は、前記第1及び第2圧縮機を並列に
連結した場合にも生ずるのであつて、潤滑油が希
釈された状態で、停止中の圧縮機の運転を再開す
ると、油切れによるメタル焼けの危険が生ずるこ
とになるのである。
従つて、前記各圧縮機を直列に連結した前記従
来装置においては、上流側の第1圧縮機41を冷
凍運転中は、常時運転させ、第2圧縮機42のみ
の単独運転を行なわないようにする制約があつ
た。より細かな容量制御を行なえないのである。
本考案の目的は、容量制御を行なうために停止
する圧縮機の潤滑油を、運転中の圧縮機から吐出
する吐出ガス冷媒を利用して加熱し、停止中の圧
縮機に低圧ガス冷媒が流れて潤滑油が冷却されて
も、その油温を適正に維持し、冷媒の溶け込みに
よる希釈の問題を解決するごとくした点にある。
本考案の構成は、、第1圧縮機と第2圧縮機と
を備え、これら各圧縮機の低圧室及び高圧室を、
吸入管及び吐出管に連通させ、少なくとも一方の
圧縮機の運転を停止して容量制御を行なうごとく
した冷凍装置において、容量制御のために運転を
停止する一方の前記圧縮機に、油加熱器を設け
て、該油加熱器を、運転を継続する他方の前記圧
縮機の吐出側に、バイパス管を介して接続したこ
とにより、容量制御のために停止する圧縮機の潤
滑油が、該圧縮機内を流れる低圧ガス冷媒により
希釈されることのないようにしたものである。
次に本考案冷凍装置の実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図に示したものは、2つの圧縮機1,2を
備え、これら圧縮機1,2を後記するごとく直列
に連結して、吸入管3及び吐出管4を介して凝縮
器5、膨張弁6及び蒸発器7を接続したものであ
る。
前記圧縮機1,2は、ともに密閉シエル型圧縮
機を用い、第1圧縮機1のシエル内部、即ち低圧
室11に前記吸入管3を接続すると共に、前記低
圧室11と第2圧縮機2の低圧室21とを、吸入
側連絡管10により直列に接続するのであり、ま
た、前記第1圧縮機1の吐出側となる高圧室12
及び第2圧縮機2の高圧室22には、前記シエル
の外部に延びる導管13,23を接続し、これら
導管13,23を、前記吐出管4に連結するので
あつて、前記各圧縮機1,2のシエル間即ち前記
低圧室11,21間には、これら各低圧室11,
21内に運転のすべての状態下でも適量の潤滑油
を確保できるようにするために均油管8を設けて
いる。尚、図面においてMはモータである。
しかして、以上の構成において、前記第1及び
第2圧縮機1,2を共に運転する場合、低圧ガス
冷媒は、前記吸入管3を介して第1圧縮機1の低
圧室11に導入されると共に、前記連絡管10を
介して第2圧縮機2の低圧室21にも導入される
が、第2圧縮機2を停止し、第1圧縮機1のみを
運転している時、前記第1圧縮機1の低圧室11
に導入された低圧ガス冷媒が第2圧縮機2の低圧
室21に導入されることはない。
従つて、第2圧縮機2を停止している場合、該
第2圧縮機2には低圧ガス冷媒の流れがないの
で、前記第2圧縮機2の潤滑油が冷却されて、油
温が低下し、前記潤滑油を希釈することはないの
であるが、前記第1圧縮機1を停止し、第2圧縮
機2のみを運転する場合には、前記吸入管3を介
して戻る低圧ガス冷媒は、前記第1圧縮機1を通
過し、前記連絡管10を介して第2圧縮機2に導
入されるため、前記第1圧縮機1の潤滑油は、通
過する低圧ガス冷媒により冷却されて油温が低下
することになるのである。
第1図に示したものは、以上の如く構成する圧
縮機1,2において、容量制御のために運転を停
止し、かつ、停止時低圧ガス冷媒が通過する第1
圧縮機1に、油加熱器30を設けて、この油加熱
器30を、運転を継続する第2圧縮機2の高圧室
22に接続した前記導管23に、バイパス管31
を介して接続したのである。
しかして、以上の構成において、前記第1圧縮
機1を停止し、第2圧縮機2のみを運転して容量
制御を行なう場合、前記第1圧縮機1の潤滑油
は、該第1圧縮機1を通る低圧ガス冷媒により冷
却されるが、前記第2圧縮機2の導管23に接続
する前記バイパス管31を介して取出す吐出ガス
冷媒の1部で加熱できるため、前記潤滑油の油温
を適温に維持できるのであつて、油温低下による
潤滑油の希釈を防止できるのである。
例えば第1圧縮機1を10馬力、第2圧縮機2を
5馬力とし、前記バイパス管31として1/4銅管
を用い、第2圧縮機2のみを運転するときの運転
条件として、蒸発温度が−5℃、凝縮温度が50
℃、低圧ガス冷媒の温度が3℃とした場合、室温
25℃においては、前記油加熱器30を用いないと
きの第1圧縮機1の油温が8℃〜9℃であつたの
に対し、前記油加熱器30及び前記バイパス管3
1を用いると、26℃〜27℃に昇温できるのであつ
て、前記バイパス管31の管径及び長さを圧縮機
能力に対応して設定することにより、前記第1圧
縮機1の油温は、適温に維持できるのである。
又、以上の如く成すことにより、前記第1圧縮
機1のみの運転の他、前記第2圧縮機2のみの運
転も可能になるので、これら圧縮機1,2の能力
比を例えば、前記したごとく2対1に設定する場
合、前記各圧縮機1,2の運転制御により、冷凍
装置の容量を、0%、33%、66%、100%の4段
階に制御できることになり、一方の運転制御のみ
により行なう場合に比較してより細かな容量制御
が行なえるのである。
尚、以上説明した実施例において、前記第1及
び第2圧縮機1,2の能力比を例えば2対1に設
定し、これら圧縮機1,2の一方を選択的に運転
し、他方を停止する場合、前記第2圧縮機2を停
止するときは、直列であるが故に、前記第2圧縮
機2の低圧室21の圧力は、運転中の第1圧縮機
1の低圧室11の圧力より高くなつて、前記第2
圧縮機2の低圧室21に低圧ガス冷媒が流れるこ
とはないので、前記第2圧縮機2には、油加熱器
30を設ける必要はない。
また、前記した実施例は、前記第1及び第2圧
縮機1,2を直列に連結したものであるが、第2
図のごとく並列に連結した場合でも適用できる。
この場合、第1圧縮機1を停止し、第2圧縮機
2のみの単独運転を可能にするときは、第2図に
示したごとく、容量制御のために運転を制御する
前記第1圧縮機1に油加熱器30を設けて、この
油加熱器30を、運転を継続する第2圧縮機2の
高圧室22から延びる導管23にバイパス管31
を介して接続するのである。
また、前記圧縮機1,2の能力比を変えて、前
記第2圧縮機2のみの単独運転だけではなく、第
1圧縮機1のみの単独運転を可能にする場合に
は、第2圧縮機2にも油加熱器を設けて、第1圧
縮機1の高圧室12から延びる導管13に別のバ
イパス管を介して接続すればよい。
又、前記バイパス管31は、導管23(又は1
3)に接続するごとく成したが、高圧室22(又
は12)に接続してもよいし、また、吐出管4に
接続してもよい。
以上の如く本考案は、容量制御のために運転を
停止する圧縮機1又は2に油加熱器30を設け
て、この油加熱器30を、運転を継続する圧縮機
2又は1の吐出側にバイパス管31を介して接続
し、高温の吐出ガス冷媒を利用して、運転停止中
の圧縮機1又は2の潤滑油を加熱でき、低圧ガス
冷媒の流れによる冷却で油温が低下し、前記低圧
ガス冷媒が潤滑油中に溶け込んで希釈されること
を防止できるのである。
従つて、停止中の圧縮機1又は2における潤滑
油の油温は適正に維持されるから、換言すると冷
媒により希釈されることがないから、運転を再開
する場合、油切れによるメタル焼けの問題は確実
に解消できるし、また、圧縮機1,2の運転制御
範囲を拡大できるため、より細かな容量制御も可
能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す概略説明
図、第2図は別の実施例を示す圧縮機のみの概略
断面図、第3図は従来例を示す説明図である。 1……第1圧縮機、2……第2圧縮機、3……
吸入管、4……吐出管、11,21……低圧室、
12,22……高圧室、30……油加熱器、31
……バイパス管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1圧縮機1と第2圧縮機2とを備え、これ
    ら各圧縮機1,2の低圧室11,21及び高圧
    室12,22を、吸入管3及び吐出管4に連通
    させ、少なくとも一方の圧縮機1又は2の運転
    を停止して容量制御を行なうごとくした冷凍装
    置において、容量制御のために運転を停止する
    一方の前記圧縮機1又は2に、油加熱器30を
    設けて、該油加熱器30を、運転を継続する他
    方の前記圧縮機2又は1の吐出側に、バイパス
    管31を介して接続したことを特徴とする冷凍
    装置。 (2) 第1圧縮機1の低圧室11に吸入管3を接続
    し、前記第1圧縮機1の低圧室11と第2圧縮
    機2の低圧室21とを連絡管10で連通させ
    て、前記第1圧縮機1と第2圧縮機2とを直列
    に接続し、前記第1及び第2圧縮機1,2を容
    量制御のために選択的に運転を停止するごとく
    成すと共に、前記第1圧縮機1にのみ油加熱器
    30を設け、この油加熱器30を、第2圧縮機
    2の吐出側にバイパス管31を介して接続した
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の冷凍装
    置。 (3) 第1及び第2圧縮機1,2の低圧室11,2
    1に吸入管3を分岐させて連通し、前記第1及
    び第2圧縮機1,2を並列に接続し、前記第1
    及び第2圧縮機1,2を容量制御のために選択
    的に運転を停止するごとく成すと共に、前記第
    1及び第2圧縮機1,2にそれぞれ油加熱器3
    0を設け、これら油加熱器30を、対応する他
    の圧縮機1,2の吐出側にバイパス管31を介
    して接続した実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の冷凍装置。
JP17884082U 1982-11-25 1982-11-25 冷凍装置 Granted JPS5981791U (ja)

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JP17884082U JPS5981791U (ja) 1982-11-25 1982-11-25 冷凍装置

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JP17884082U JPS5981791U (ja) 1982-11-25 1982-11-25 冷凍装置

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JPS5981791U JPS5981791U (ja) 1984-06-02
JPS6233113Y2 true JPS6233113Y2 (ja) 1987-08-24

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JP17884082U Granted JPS5981791U (ja) 1982-11-25 1982-11-25 冷凍装置

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JP2014122769A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Daikin Ind Ltd 冷凍装置

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