JPS6232794Y2 - - Google Patents

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JPS6232794Y2
JPS6232794Y2 JP1983069930U JP6993083U JPS6232794Y2 JP S6232794 Y2 JPS6232794 Y2 JP S6232794Y2 JP 1983069930 U JP1983069930 U JP 1983069930U JP 6993083 U JP6993083 U JP 6993083U JP S6232794 Y2 JPS6232794 Y2 JP S6232794Y2
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JP
Japan
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rotation
arm
range
rotation shaft
shaft
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JP1983069930U
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JPS59176782U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回動軸の回動範囲を制限するための
メカニカルストツパの改良に関し、殊に約2回転
未満の範囲において回動軸の回動を制限できるよ
うにしたメカニカルストツパに関するものであ
る。
回動軸またはこれと対向する部材のいずれか一
方に突起を設け、回動軸の回動に伴いこの突起が
当接するような当接部を設けることによつて回動
軸の回動範囲を制限するようにしたメカニカルス
トツパには第1図に概略的に示すように種々のも
のがある。ただし、第1図AおよびBにおいて1
01は回動軸、102は回動軸と対向する部材、
103は回動軸101に設けた突起、104は対
向する部材102に設けた当接部、105は突起
103および当接部104で形成されるストツ
パ、106は回動軸1の回動範囲を示す。
このようなストツパは既に各種機械の回動軸の
回動範囲を制限するために広く使用されていると
ころであり、近年、発達の目ざましい産業用ロボ
ツトにおいても回動する腕、手首などの先に取り
付けた工具、検出器等への配線、配管等が、これ
らの腕、手首などの過度の回動による過度の撚
れ、引張り等を受けないようにするための回動範
囲制限機構として使用されている。
しかしながら、このようなストツパでは回動軸
の回動を約1回転未満、正確には360度から突起
および当接部の幅に相当する角度を差し引いた残
りの角度範囲内において制限することができるに
過ぎない。一方、産業用ロボツトの用途が拡大さ
れて来るに伴い、回動軸の回動を回動軸の1回転
以上の範囲において制限することが必要になつて
来る。例えば溶接用ロボツト、組立用ロボツトな
どにおいては腕または手首の回動が前述1回転以
下の範囲で制限されるようであると、回動範囲の
限界まで作業を行い、更にもう少し回動して作業
したいような場合、逆方向に回動させるか、他の
腕の位置を変えることによつて手首または腕を所
望の位置に位置に位置させることが必要になり、
この間の時間のロスが無視できなくなる。このた
め腕、手首などの回動範囲を約1回転以上に設定
できることが必要になつて来た。
このような必要に応じるものが実開昭57−
181596号公報などに開示されているが複雑な構造
ないしはかさ高いものになつている。この考案は
このような従来技術の実状に着目して行われたも
のであり、簡単な、かさばらない構造で回動軸の
回動範囲を約2回転未満、正確には720゜から突
起および当接部の幅に相当した角度を差引いた残
りの角度範囲内で制限できるようにしたメカニカ
ルストツパを提供することを目的とする。
この考案は、回動軸及びこの回動軸と対向する
部材の相対向する面に、回動軸の回動中心を中心
とする円弧状の有端の溝を設け、これらの両溝中
にまたがるような移動子を遊嵌させ、溝の両端部
を移動子に対する当接部としたものである。
以下、この考案を多関節ロボツトの腕の回動制
限機構に使用した実施例について図面を参照して
説明するが、この考案はこの実施例に限定される
ものではない。
第2図において、 1は第1回動軸、2は第1腕、3は第2腕、4
は第2回動軸、5は第3腕および6は第3回動軸
である。第3回動軸6の先端には図示しないが例
えば溶接トーチが取り付けられているものとす
る。
第3図AおよびBにおいて、 M1〜M6は第2図の回動軸または腕1〜6を
それぞれ駆動するモータであり、G1,G4,G
5,G6はそれぞれモータM1,M4,M5,M
6に結合した減速器である。そしてこの多関節ロ
ボツトはモータM2の駆動によつて第1腕2の姿
勢が変えられたとき第2腕3および第3腕5の姿
勢が変わらないように構成されている。
第4図において、 3は第2図に示すのと同じ第2腕であり、軸受
け3aを介して第2回動軸4を支持すると共に第
2回動軸4と対向している。第2腕を構成する部
材3bが第2回動軸4と対向する面3cには、略
半円形の断面形状をした有端の溝3dが設けられ
ている。この溝3dは第5図に示すように第2回
動軸4の回動中心4eを中心とした円弧状に、±
θ1+θ3の角度範囲にわたつて設けられてお
り、鋼製球状の移動子3eがその半分の部分を遊
かんされている。
4は第2図に示すのと同じ第2回動軸であり、
トルクチユーブ4a等を介して第3図のモータM
4と結合されている。第2回動軸4を構成する部
材4bが第2腕3と対向する面4cには移動子3
eとの当接部4dが、略半円形の断面形状を持つ
た有端の溝状にかつ第5図に示す通り第2回動軸
4の回動中心4eを中心とした円弧状に±θ
θの角度範囲にわたつて設けられている。そし
て、この溝3d、移動子3eおよび当接部4dに
よりストツパ41を形成している。
5は第2図に示すのと同じ第3腕であり、シヤ
フト5a、傘歯車5b、シヤフト5c等を介し、
更に第3図に示すとおり傘歯車、シヤフト、チエ
ーン・スプロケツト機構および減速器G5を介し
てモータM5と結合されている。
第6図において 5は第2図に示すのと同じ第3腕であり、軸受
け5aおよび5bを介して第3回動軸6を支持す
ると共に第3回動軸6と対向している。第3腕を
構成する部材5cが第3回動軸6と対向する面5
dには、略半円形の断面形状をした有端の溝5e
が、第7図に示すように第3回動軸6の回動中心
6fを中心とした円弧状に±θ±θの角度範
囲にわたつて設けられており、鋼製、球状の移動
子5fが約半分の部分を遊かんされている。
6は第2図に示すのと同じ第3回動軸であり、
第3腕5に取り付けられたモータM6とは、ウエ
ーブ・ジエネレータ6a、フレクスプライン6
b、サーキユラスプライン6cからなる減速器G
6を介して結合されている。第3回動軸6が第3
腕5の部材5cと対向する面6dには、移動子5
fとの当接部6eが、略半円形の断面形状を持つ
た有端の溝状にかつ、第7図に示す通り第3回動
軸6の回動中心6fを中心とした円弧状に±θ
+θの角度範囲にわたつて設けられている。そ
して、溝5e、移動子5fおよび当接部6eによ
つてストツパ61を形成している。
以上の構成により以下その作用を説明する。
この多関節ロボツトの各腕および各回動軸1〜
6をそれぞれ駆動するモータM1〜M6は、図示
しない制御装置からの指令により駆動され、各腕
および回動軸は所望の位置へ移動させられる。そ
して、第2腕3に対する第2回動軸4の位置は第
5図の通り、また第3腕5に対する第3回動軸6
の位置は第7図の通りであるものとする。また、
移動子3eおよび5fはそれぞれ第5図および第
7図の通り各溝中央にあるものとする。第2回動
軸4について図示しない制御装置の指令によるモ
ータM4の駆動により、時計方向に回動して行く
ものとすると、θ=65゜まで回動すると、移動
子3eは当接部4dの端部に当接し、以後、移動
子3eが当接部4dの端部に押し転されながら第
2回動軸は更に回動して行く。そして、例えば図
示しない制御装置からの指令値が際限なく増加し
て行くものとすれば、θ=160゜まで回転した
ところで、移動子3eは溝3dの端部と当接部4
dの端部の両方に当接し、メカニカルストツプが
かかる。すなわち、第2回動軸4は第5図の初期
位置から時計方向に225゜までの回動ができ、同
様に反時計方向にも225゜までの回動ができるの
で、450゜(2回転未満の角度)の回動制限範囲
が与えられる。従つて、この範囲内において、例
えば位置指令をプログラムすること、リミツトス
イツチなどによる電気的ストツプ位置を設定する
ことなどによつて、第2回動軸4を1回転以上に
位置制御することができ、同時に前述範囲以上と
なるような回動は制限できる。
第3回動軸6についても同様にして例えば図示
しない制御装置の指令によるモータM6の駆動に
より時計方向に85゜回動したところで当接部6e
の端部が移動子5fに当接し、更に際限なく指令
が増加するものとすれば、当接部6eの端部が移
動子5fを押し転しながら更に140゜回動したと
ころで、移動子5fは溝5eの端部と当接部6e
の端部の両方に当接してメカニカルストツプがか
かる。すなわち、第3回動軸6は第7図の初期位
置から時計方向に225゜まで回動でき、同様に反
時計方向にも225゜まで回動できるので、450゜
(2回転未満の角度範囲)の回動制限範囲が与え
られる。従つて、この範囲内において、例えば位
置指令をプログラムすること、リミツトスイツチ
などによる電気的ストツプ位置を設定することな
どによつて第3回動軸6を1回転以上に位置制御
することができ、同時に前述範囲以上となるよう
な回動は制限できる。
このように第2回動軸4および第3回動軸6は
1回転以上に回動できるので、従来のように1回
転未満のところで回動範囲を制限されていたもの
と比べ、ほぼ1回転の回動後、もう少し回動した
所に所望の作業位置があるとき、逆方向に回動し
たり、他の回動軸や腕の位置を変えることなく、
更に回動を進めて所望位置まで回動して作業させ
ることができる。従つて、作業時間が節約できる
だけでなく、2回転未満の範囲で回動を制限され
るので、適宜な余祐長などがあれば過度の回動に
よる配線、配管などの損傷等を防止することがで
きる。更に構造が簡単でかつ、かさ高くないので
回動軸中にコンパクトに組み込めるなど特有の効
果がある。
他の実施例として、第8図のように回動軸10
1に前述実施例同様101cを設け、移動子10
3の一部を遊嵌し、他の一部を対向する材102
の対向する面に設けた、対向する有端の溝102
a中に遊嵌して溝102aの端部と当接させるよ
うにし、蓋101b、溝101cおよび移動子1
03を第9図に示すような断面形状とすることも
できる。
また、その他の実施例として、移動子をローラ
ーとするなど移動子および溝の形状を前述実施例
以外の形状とすること、回動軸の回動範囲を前述
実施例以外のものとすること、最初の実施例にお
けるθおよびθなどを更にいろいろの角度と
すること、移動子を鋼材とするだけでなくプラス
チツク材とすることや弾性体にすることなども可
能である。
更に他の実施例として第10図に示すように、
回動軸101と図示しない相対する部材との対向
する面に溝101cを設けてあり、その中に移動
子103が遊かんされているストツパ105にお
いて、対向する材と対向する回動部材105の面
にこの移動子の移動に対する制止材107,10
8を設け、溝101cによつて設けられる回動制
限範囲106a内において更に適宜に調節可能に
回動範囲106bを制限することが可能である。
以上の通り、この考案によるストツパ構造は、
回動軸とこれに対向する部材の対向する面に設け
られた溝に移動子が遊嵌されているものであるか
ら、構造は簡単で、コンパクトである。従つて軽
量、かつ省スペース化がはかれるとともに製作容
易である。また、外面への突起物がないので安全
である。更に、移動子と溝の端部が当接すること
によつて回動軸の回動を制限するので、圧縮力や
剪断力が働く構造となつているため負荷容量が大
きく、強度的に有利であり、信頼性が高い。この
考案は、このような効果を持ちながら、回動軸の
回動範囲を約2回転未満正確には720゜から移動
子および当接部の幅に相当した角度を差引いた角
度範囲未満の範囲で制限できるメカニカルストツ
パが得られると言う特有の効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであつて、
第1図は概略図、第2図は模式図、第3図は系統
図、第4図は破断側面図、第5図は断面矢視図、
第6図は破断側面図、第7図は断面矢視図、第8
図は概略図および第9図は断面図である。第10
図は概略図である。 第2図および第3図において、3……第2腕
(対向する部材)、4……第2回動軸、5……第3
腕(対向する部材)、6……第3回動軸、第4図
および第5図において、3d……溝、3e……移
動子、4d……当接部、第6図および第7図にお
いて、5e……溝、5f……移動子、6e……当
接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動軸及びこの回動軸と対向する部材の相対向
    する面に、前記回動軸の回動中心を中心とする円
    弧状の有端の溝を、それぞれ相対向して設け、こ
    れら両溝中にまたがつて遊嵌する移動子を設けて
    なり、前記各溝の両端をこの移動子に対する当接
    部としてなるメカニカルストツパ。
JP6993083U 1983-05-11 1983-05-11 メカニカルストツパ Granted JPS59176782U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6993083U JPS59176782U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 メカニカルストツパ

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JP6993083U JPS59176782U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 メカニカルストツパ

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Publication Number Publication Date
JPS59176782U JPS59176782U (ja) 1984-11-26
JPS6232794Y2 true JPS6232794Y2 (ja) 1987-08-21

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ID=30200078

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JP6993083U Granted JPS59176782U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 メカニカルストツパ

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JPS59176782U (ja) 1984-11-26

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