JPS6232735Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6232735Y2
JPS6232735Y2 JP10407582U JP10407582U JPS6232735Y2 JP S6232735 Y2 JPS6232735 Y2 JP S6232735Y2 JP 10407582 U JP10407582 U JP 10407582U JP 10407582 U JP10407582 U JP 10407582U JP S6232735 Y2 JPS6232735 Y2 JP S6232735Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
main body
clutch
tool
adjustment ring
adjustment
Prior art date
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Expired
Application number
JP10407582U
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English (en)
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JPS598727U (ja
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Publication of JPS6232735Y2 publication Critical patent/JPS6232735Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、工作機械の主軸に取付けて使用する
タツプホルダに関するものである。
本考案に係るタツプホルダに比較的類似するも
のとして、例えば実公昭52−24878号公報に記載
のものが知られている。この公報に記載されてい
るタツプホルダは、工具支持部に円筒形クラツチ
部材をトルク伝達用ピンによつて支持している。
このピンは本体の長孔とクラツチ部材の長溝を通
り、タツピングの深さを調節する調節リングによ
つて位置決めされるようになつている。このため
ピンの振動が調節リングに伝達され、調節リング
をダブルナツトによつて本体に固着して振動を防
ぐ必要が生ずる。この調節リングをダブルナツト
によつて調節位置に固定することは、タツピング
作業上極めて煩雑な作業となる。また、部品点数
も多いために剛性が小さいという欠点もある。
本考案の目的は、調節作業を簡単にし、部品数
が少なく剛性の大きいタツプホルダを提供するこ
とにあり、その要旨は、工作機械の主軸に取付け
て回転可能とした本体と、該本体内に相対的に回
転可能かつ相対的に滑動可能に支持され工具を保
持する工具保持部と、前記本体と工具保持部との
間を解放可能に駆動連絡するクラツチ機構と、該
クラツチ機構の解放寸法を設定する調節機構とを
備えたタツプホルダにおいて、前記クラツチ機構
は、本体に形成した長孔に挿通しかつ本体内に移
動自在に設けたクラツチピンを工具保持部側に押
圧する手段と、前記工具保持部にクラツチピンに
係合する長溝を形成し、前記調節機構は、前記本
体に螺合しクラツチピンを前記押圧手段に抗して
動かす調節リングと、該調節リングを本体にボー
ルと溝とにより解放可能に係止する係止手段とを
有することを特徴とするものである。
本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、本体1には工具取付方向に開
口した奥行の深い孔2が設けられ、開口側に向う
につれ次第に内径の大となる孔部分3,4,5,
6が形成されている。本体1の一端には工作機械
の主軸に取付けるシヤンク部7が設けられ、中央
部の孔部分4には長孔8が第1図の上下に貫通さ
れている。そして、本体1の孔2には工具ホルダ
10が嵌合され、本体1の孔2の最小径の孔部分
3内には小軸11が滑動自在に挿入されており、
本体1の外面には調節リング12が螺合されてい
る。
工具ホルダ10は右端に既知の構造の工具保持
部15を有し、ここにはタツプTが取付けられて
いる。工具ホルダ10は本体1内の最大内孔の孔
部分6に回転係合する段部16と、本体1の孔部
分4に回転接触する円筒部17とを有し、円筒部
17に第2図a,b,cに示すようなクラツチ部
18が形成され、長手方向に形成された長溝19
の開口端の一方向に斜面部20が形成されてい
る。
孔部分3内の小軸11は圧縮ばね21によつて
第1図の右方即ち開口部側に押圧され、この小軸
11の右端にはクラツチピン22が固着されてい
る。このクラツチピン22はクラツチ部18の長
溝19に係合すると共に、本体1の長孔8内を通
つて外方に突出されている。従つて、クラツチピ
ン22は圧縮ばね21によつて本体1の長孔8の
右端に押圧されることになる。
本体1の外面に設けられた調節リング12は、
本体1の外面の外ねじ部23に螺合する内ねじ部
24を有し、内ねじ部24の右内方には環状溝2
5が形成され、更にその右端部は本体1の平滑な
外面26に滑動接触する内面27を有している。
調節リング12の環状溝25内にはクラツチピン
22の頭部が挿入されており、調節リング12を
廻せばクラツチピン22は長孔8の端面から離れ
て左方に動き、タツピングの深さを調節する。な
お、このタツピングの深さは本体1の外面26に
設けられた目盛28により視認することができる
ようになつている。
調節リング12を調節位置に保持する保持機構
として、第3図に示すように、調節リング12の
内面27には長手方向の複数の、実施例では円筒
方向に等角度に4本のV字溝30が設けられてい
る。本体1の外面26に形成された半径方向の2
個の盲孔31内には、ばね32と止めボール33
が取付けられている。これによつて、調節リング
12の1/4回転ごとに止めボール33はV字溝3
0に入り込み、調節リング12の設定位置を保持
することになる。
また、リード誤差、即ち工作機械の送りとタツ
プTのねじピツチとが異なる場合の補正装置とし
て、本体1の最も大きな直径を有する孔部分6と
工具ホルダ10の外面34との間に浮動リング3
5が介挿されている。この浮動リング35を位置
決めするために、本体1に固定リング36が止め
ねじ37によつて固着されている。本体1の孔部
分5,6間に形成された段部38と浮動リング3
5との間に、圧縮ばね40が係合され浮動リング
35は固定リング36側に押圧されている。工具
ホルダ10の外面34にスナツプリング41によ
つて軸受42が支持され、軸受42と浮動リング
35との間に圧縮ばね43が係合され、浮動リン
グ35は工具ホルダ10の段部44に押圧されて
いる。
使用に際して、クラツチピン22が長孔8の右
端面に接触すると、タツピングの深さの設定は最
大となる。調節リング12を回転させれば、環状
溝25の端部はクラツチピン22を左に動かし、
タツピングの深さ、即ちクラツチピン22が長溝
19から斜面部20に入るまでの長さは減少す
る。調節リング12の1/4回転ごとに、本体1の
止めボール33は調節リング12のV字溝30に
入り込むので、所要調整位置を正確に調整でき、
不時に調節リング12が回転して設定が変化する
ことはない。タツピングが進行しクラツチピン2
2が第3図aからbに至つてタツピングが完了す
ると、クラツチピン22はcの状態となつて斜面
部20に一致し、工具ホルダ10は空転してタツ
ピングを停止する。
ここで工作機械の主軸を逆転させれば、当初の
工具ホルダ10と小軸11との関係位置はほぼ第
2図cの位置に相当し、長溝19の右側の面がク
ラツチピン22に接触する。この面には斜面部2
0が存在しないため、クラツチピン22を後退さ
せるトルクは作用せず、クラツチピン22は長溝
19内の位置を保持して工具ホルダ10を反転さ
せ、タツプTを工作物から抜き取ることができ
る。リード誤差の補償については、浮動リング3
5が本体1の固定リング36と工具ホルダ10の
段部44とに押圧され、本体1と工具ホルダ10
との定常相対位置を定めている。
タツピング作動中にタツプTのピツチに比較し
て工作機械の送りが過大であるときは、工具ホル
ダ10に対して本体1が第1図の右方に動き、浮
動リング35は固定リング36から離れ、圧縮ば
ね40が圧縮されてリード誤差を吸収する。ま
た、タツプTのピツチよりも送りが小さいとき
は、工具ホルダ10が第1図の右に動き、浮動リ
ング35は工具ホルダ10の段部44から離れ、
圧縮ばね43は圧縮されリード誤差が吸収される
ことになる。
以上説明したように本考案に係るタツプホルダ
は、クラツチピンを本体長孔の右端に押圧するこ
とによつて、調節リングに設ける環状溝の巾を狭
い公差とする必要はなくなり、クラツチピンの振
動も生じない。従つて、調節リングをダブルナツ
トで固定する必要がなく、ボールと溝との簡単な
係止手段で十分となる。更には部品数が少なくな
り、全体として構造が簡単で剛性の大きい利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るタツプホルダの一実施例を
示すものであり、第1図はその一部を断面とした
側面図、第2図a,b,cはクラツチ部の作動説
明図、第3図は第1図の−線に沿つた断面図
である。 符号1は本体、2は孔、3,4,5,6は孔部
分、7はシヤンク、8は長孔、10は工具ホル
ダ、11は小軸、12は調節リング、18はクラ
ツチ部、19は長溝、20は斜面部、21,4
0,43は圧縮ばね、22はクラツチピン、25
は環状溝、30はV字溝、33は止めボール、3
5は浮動リング、36は固定リングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作機械の主軸に取付けて回転可能とした本体
    と、該本体内に相対的に回転可能かつ相対的に滑
    動可能に支持され工具を保持する工具保持部と、
    前記本体と工具保持部との間を解放可能に駆動連
    絡するクラツチ機構と、該クラツチ機構の解放寸
    法を設定する調節機構とを備えたタツプホルダに
    おいて、前記クラツチ機構は、本体に形成した長
    孔に挿通しかつ本体内に移動自在に設けたクラツ
    チピンを工具保持部側に押圧する手段と、前記工
    具保持部にクラツチピンに係合する長溝を形成
    し、前記調節機構は、前記本体に螺合しクラツチ
    ピンを前記押圧手段に抗して動かす調節リング
    と、該調節リングを本体にボールと溝とにより解
    放可能に係止する係止手段とを有することを特徴
    とするタツプホルダ。
JP10407582U 1982-07-08 1982-07-08 タツプホルダ Granted JPS598727U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10407582U JPS598727U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 タツプホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10407582U JPS598727U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 タツプホルダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS598727U JPS598727U (ja) 1984-01-20
JPS6232735Y2 true JPS6232735Y2 (ja) 1987-08-21

Family

ID=30244534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10407582U Granted JPS598727U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 タツプホルダ

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JP (1) JPS598727U (ja)

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Publication number Publication date
JPS598727U (ja) 1984-01-20

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