JPH0329070Y2 - - Google Patents

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JPH0329070Y2
JPH0329070Y2 JP7179186U JP7179186U JPH0329070Y2 JP H0329070 Y2 JPH0329070 Y2 JP H0329070Y2 JP 7179186 U JP7179186 U JP 7179186U JP 7179186 U JP7179186 U JP 7179186U JP H0329070 Y2 JPH0329070 Y2 JP H0329070Y2
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JP
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holder
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、マニシングセンタのようなNC工作
機械等に使用し、主にねじ加工用タツプ等の工具
を工作機械に取り付けるためのクイツクチエンジ
方式の工具ホルダに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のクイツクチエンジ方式の工具ホ
ルダとして、ピツチ補正機構及び軸方向長さ調整
機構を備えたものが、実公昭60−31886号公報と
して開示されている。この工具ホルダはシヤンク
とホルダとから成るホルダ部と、ソケツトとコレ
ツトホルダとから成るソケツト部とがクイツクチ
エンジ機構によつて連結されるように構成されて
おり、ピツチ補正機構はホルダ部に内蔵され、ま
た軸方向長さ調整機構はソケツト部のコレツトホ
ルダとソケツトとの間に設けられている。
従つて、ピツチ補正機構はホルダ部の2つの部
材間で軸方向に摺動する必要があり、また軸方向
長さ調整機構はその調整後に2つの部材間を所定
位置に固定しておく必要があるため、両機構を一
方にまとめて配置することが困難である。従つ
て、ホルダ全体としてかなり長くならざるを得な
いので、工機機械の主軸端から工具までの所謂工
具突出し長さが長くなつて剛性が低下し、振れ精
度も悪くなり、正確なねじ加工が困難となる欠点
がある。
[考案の目的] 本考案の目的は、このような従来例の欠点を改
善するため、ピツチ補正機構と軸方向長さ調整機
構つまり工具突出し長さ調整機構とを、ホルダ本
体とコレツトホルダとの2つの部材間にまとめて
組込めるようにし、全体の長さを短かくかつ小径
化することにより、剛性及び振れ精度を高め、高
精度の加工ができるようにした工具ホルダを提供
することにある。
[考案の概要] 上述の目的を達成するための本考案の要旨は、
工作機械の主軸の穴に装着するホルダ本体と、前
記主軸からのトルクを工具に伝達するトルク伝達
手段と、前記ホルダ本体の内部に摺動自在に嵌合
するコレツトホルダとを有する工具ホルダにおい
て、前記コレツトホルダの先端部に設けた雄ねじ
部に螺合し所定位置において軸方向に固定可能な
調整ナツトと、該調整ナツトの一端部を前記ホル
ダ本体の前端部周面と回転自在にかつ軸方向に移
動可能に連結するボール連結手段と、前記ホルダ
本体とコレツトホルダとの間に配置し、前記コレ
ツトホルダと調整ナツトとを常時所定の軸線方向
に押圧するピツチ誤差補正ばねとを備えたことを
特徴とする工具ホルダである。
[考案の実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係る工具ホルダの一実施例と
してのタツプホルダを示し、大略的に工作機械の
主軸Sの軸穴へ挿入されるホルダ本体1と、ホル
ダ本体1に周設され、主軸Sからのトルクを工具
側へ伝達する手段としてのドライブカラー2と、
ホルダ本体1の内部に摺動自在に嵌合されたコレ
ツトホルダ3とから構成されている。
ホルダ本体1は主軸Sの軸穴へ挿入される側と
反対側の端部に、主軸Sの外径と略同程度の外径
を有するフランジ4と、更にその先方にフランジ
4の直径より僅かに小さい外径を有する前端部周
面5を有し、かつ前端面から内方に向う深孔6が
中心部に設けられ、開口端に近い部分には深孔6
よりも直径の大きい大径孔部7が形成されてい
る。前端部周面5の中程には、広幅の環状凹部8
が設けられ、また主軸Sの軸穴に嵌入される軸部
9とフランジ4との間に、軸部9の外径より僅か
に大きい外径を有するドライブカラー嵌合部10
が形成されている。このドライブカラー嵌合部1
0には、軸線方向に長くかつ深孔6まで貫通して
いる長孔11が設けられ、ここにドライブカラー
2にねじ込まれた第1のドライブピン12の先端
部が係合されている。
また第2図に示すように、ホルダ本体1には長
孔11と90度位相のずれた位置に貫通孔13が穿
けられ、コレツトホルダ3の長孔14を貫通する
第2のドライブピン15の両端部が貫通孔13に
嵌合されている。コレツトホルダ3はホルダ本体
1の深孔6へ挿入される軸部16に続いて、大径
孔部7へ嵌合される大径部17を有し、この大径
部17の先にはタツプなどの工具Tを保持するコ
レツト部18が構成されている。このコレツト部
18は割り溝19とテーパねじ部20とを有し、
テーパねじ部20には締付用ナツト21が螺合さ
れている。また、コレツト部18の端面から大径
部17にかけて工具挿入穴22が設けられてい
る。更に、コレツトホルダ3の他方側にはばね用
穴23が設けられ、この中にホルダ本体1に対し
てコレツトホルダ3を常時内方へ引張るように作
用するピツチ誤差補正ばね24が収容され、この
ピツチ誤差補正ばね24により工具Tのピツチに
対する機械送り速度のずれを補正することができ
るようになつている。ドライブカラー2は主軸S
側の端面に突出したキー部25を有し、このキー
部25が主軸Sの端面に設けられたキー溝に係合
するように、圧縮ばね26によつて主軸S側へ押
圧されている。
工具Tの突出長さを調整する軸方向長さ調整機
構として、コレツトホルダ3の大径部17の周り
に設けられた雄ねじ部27に螺合された調整ナツ
ト28と、この調整ナツト28とホルダ本体1と
を連結するボール連結手段及び調整ナツト28を
所定位置にて軸方向へ固定するためのロツク手段
が設けられている。即ち、第3図、第4図に示す
ように、ホルダ本体1側に設けられた広幅の環状
凹部8と、調整ナツト28の内面に設けられたボ
ール外径に適合する環状溝29との間に多数のボ
ール30が介在され、また前述のロツク手段とし
て、第1図の実施例では調整ナツト28の雌ねじ
部に設けた凹溝に薄板31を収容し、固定用ねじ
32により薄板31をコレツトホルダ3の雄ねじ
部27へ押し付けて固定するようにされている。
ただし、調整ナツト28をコレツトホルダ3に対
して軸方向に固定するには、その他の種々のロツ
ク手段を代替することができる。なお、第1図、
第2図において、33は第1のドライブピン12
の緩み止め用リングを示している。
次に、第1図の実施例における動作を説明す
る。先ず、工具Tを装着するには、コレツトホル
ダ3の工具挿入穴22へ工具Tを挿入し、その後
に締付用ナツト21を回動してロツクする。続い
て、工具突出し長さを調整するには次のような操
作を行えばよい。第1図は工具Tが最も引込んだ
位置を示しており、この状態から調整するには、
調整ナツト28のロツク手段を緩めて調整ナツト
28を回動すると、コレツトホルダ3がピツチ誤
差補正ばね24の弾力に抗して前方つまり第1図
で右方に摺動して調整される。この場合に、調整
ナツト28はピツチ誤差補正ばね24により常時
左方へ引張られているので、ボール30及び調整
ナツト28の位置は一定である。
ピツチ補正時の動作は、例えば工具Tにタツプ
を用いてねじ切り加工を終了した時点では、タツ
プは被加工品の中にねじ込まれた状態にある。こ
の時点から機械の主軸Sを逆転させてタツプを抜
き取る場合に、主軸Sの回転の立ち上りの低速時
に、タツプのピツチに対して回転が遅いため、主
軸Sの上昇につれてタツプ側が引張られることと
なり、コレツトホルダ3はタツプと共に残される
ことになる。この場合にボール30が調整ナツト
28と共に幅広の環状凹部8上を転動して移動す
るのでピツチ誤差を吸収することができる。
なお、図示の実施例では、主軸Sの上昇速度に
対して回転が低い場合の補正であるから、ピツチ
誤差補正ばね24として引張りばねを用いている
が、例えば主軸Sの回転に対して主軸Sの下降又
は上昇速度が遅れる場合は逆のピツチ補正が必要
となり、逆に圧縮ばねを用いて逆の補正を行うこ
とも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る工具ホルダ
は、ホルダ本体とコレツトホルダとの2つの部材
間にピツチ補正機構と軸方向長さ調整機構とを巧
みに組込めるため、ホルダ全体としての長さを従
来より大幅に短くすることができる。従つて、ホ
ルダの剛性が増大し、同時に振れ精度も改善さ
れ、高精度の加工を行うことが可能になる。ま
た、ホルダの直径を大きくすることなく、目的を
達成できるので、狭い軸間距離での多軸加工に有
利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る工具ホルダの一実施例を示
すものであり、第1図は全体の構成図、第2図は
第1図の−線に沿つた断面図、第3図はボー
ル連結手段の斜視図、第4図はボール連結手段の
断面図である。 符号1はホルダ本体、2はドライブカラー、3
はコレツトホルダ、4はフランジ、8は環状凹
部、18はコレツト部、21は締付用ナツト、2
4はピツチ誤差補正ばね、28は調整ナツト、2
9は環状溝、30はボール、31は薄板、32は
固定用ねじである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作機械の主軸の穴に装着するホルダ本体と、
    前記主軸からのトルクを工具に伝達するトルク伝
    達手段と、前記ホルダ本体の内部に摺動自在に嵌
    合するコレツトホルダとを有する工具ホルダにお
    いて、前記コレツトホルダの先端部に設けた雄ね
    じ部に螺合し所定位置において軸方向に固定可能
    な調整ナツトと、該調整ナツトの一端部を前記ホ
    ルダ本体の前端部周面と回転自在にかつ軸方向に
    移動可能に連結するボール連結手段と、前記ホル
    ダ本体とコレツトホルダとの間に配置し、前記コ
    レツトホルダと調整ナツトとを常時所定の軸線方
    向に押圧するピツチ誤差補正ばねとを備えたこと
    を特徴とする工具ホルダ。
JP7179186U 1986-05-13 1986-05-13 Expired JPH0329070Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7179186U JPH0329070Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7179186U JPH0329070Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62184930U JPS62184930U (ja) 1987-11-25
JPH0329070Y2 true JPH0329070Y2 (ja) 1991-06-21

Family

ID=30914666

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7179186U Expired JPH0329070Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

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JPS62184930U (ja) 1987-11-25

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