JPS6231537Y2 - - Google Patents

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JPS6231537Y2
JPS6231537Y2 JP5460782U JP5460782U JPS6231537Y2 JP S6231537 Y2 JPS6231537 Y2 JP S6231537Y2 JP 5460782 U JP5460782 U JP 5460782U JP 5460782 U JP5460782 U JP 5460782U JP S6231537 Y2 JPS6231537 Y2 JP S6231537Y2
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JP
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plate
seat
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grounding
cushion seat
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JP5460782U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はマンシヨンなどの一般住宅や、学校の
教室、講堂などの公共建物に使つて有益な傾斜吸
収用の床下支持装置に関する。
コンクリート床スラブ上に据付けられる昇降レ
ベルの調整可能な床下支持金具は既知であるが、
床スラブのコンクリート表面は正確な水平平滑面
に仕上げられておらず、往々にして一定しない方
向に沿い傾斜している。このような傾斜面に床下
支持金具を設置して、床板やその大引材、根太材
などを支持するときには、その金具から直立する
支柱や、これに沿い昇降される受け板も傾斜する
ことになるため、床面を水平状態に正しく保つこ
とができない。他方、床面はこれを水平に確保す
る必要があるため、その床面と支持金具の受け板
との相互間には偏荷重が常に作用し合うこととな
り、その相互を止着するボルトや釘などが不慮に
脱落したり、脱落しないまでも浮き上り、或いは
これと逆な部位では無理な摩擦現象を生じて、床
面の安定な固定支持力を早期に劣化させてしまう
ばかりでなく、振動とこれに伴なう違和音(鳴
音)を発する等という問題がある。
本考案はこのような課題に着眼して、極めて簡
素な必要構成のもとに、上記床スラブ表面の傾斜
を自ずと吸収し、床面を常に正しい水平安定状態
に確保できるように改良したものであり、その具
体的構成を図示の実施態様に基き説明すると、第
1〜7図は所謂捨て張り施工に適用した本考案の
基本例を表わしており、1はコンクリート床スラ
ブFの表面へ唯単に接支される安定接地盤で、バ
ーリング加工によりネジ受け口筒2が屈曲された
金属頂板3と、これに焼付け一体化されたクツシ
ヨンゴム材の厚肉な座盤4とから成ると共に、そ
の焼付け時にゴム材が口筒2内に流入することの
防止用金属保護カバー5も埋入されている。
6はその座盤4の底面中心部から若干の肉厚分
だけ垂下状に一体突設されたクツシヨン座であ
り、座盤4と同じくゴム材のほか、合成樹脂など
の弾性材から成る。これは底面から見て円形な帯
リング状を呈しており、その外径寸法Dが接地盤
1における就中座盤4の外径寸法Wよりも予じめ
径小化されている。つまり、クツシヨン座6は座
盤4の外径稜縁よりも内側へ退避する配置とされ
ており、これによつてそのクツシヨン座6の一早
い容易な屈撓を介し、座盤4における底面の局部
的弾性変形を促して、所期の水平面Lに対して一
定角度α,β分だけ傾斜する床スラブFの表面に
左右されることなく、接地盤1が常時水平に接支
されるよう定められている。
この点、第5図Iでは接地盤1の殊更座盤4を
底面から見て正方形とし、その中心部からクツシ
ヨン座6を円形な帯リング状に突出させている
が、その外径寸法D,Wの相互間に上記趣旨の一
定差が保たれる限り、例えば同図,から示唆
されるように、座盤4をその他の正多角形又は円
形に定めたり、又クツシヨン座6を正多角形の帯
リング状に突出させても良く、更にその座6を2
重以上の同芯な帯リング状に定めることも可能で
ある。クツシヨン座6を全体として所謂ベタな板
状とすることも考えられるが、その突出稜縁から
の弾性変形を容易・円滑化させる意味では、第5
図に各種示した言わば中空な連続する帯リング状
に定めることが好ましい。尚、その座6を座盤4
と別体に成形準備の上、上記の通りその底面へ貼
着固定することも考えられる。
7は上記の安定接地盤1から垂直に立設された
ネジ支柱で、その下端部が上記口筒2に螺入さ
れ、且つロツクナツト8により組立固定されてい
る。9は金属受皿型の受け板であり、その中心部
にバーリング加工されたネジ受け口筒10を介し
て、ネジ支柱7へ昇降自在に螺合され、且つ調整
ナツト11によりその昇降レベルの調整状態が固
定される。従つて、図示省略してあるが受け板9
の受皿形態を深く絞り加工することにより、その
昇降レベルの調整ストロークを大きく確保するこ
とができる。12は受け板9上に予じめビス13
などで固定された添え板であり、その上に床板1
4が釘15などによつて張設固定されることにな
る。16は添え板12の支柱逃し口、17は畳、
その他の上敷き材を示している。
又、18は安定接地盤1へ上方から挿脱自在に
かぶせ付けられる金属押え脚で、一対の接地板1
9とその相互間を橋絡する押圧板20とから断面
略倒立U字型に曲成されている。21はその両接
地板19の底面に接着剤などにより一体化された
ゴムなどのクツシヨン座であり、これが床スラブ
Fに接支され、且つ接地板19から打込まれる釘
22などによつて固定される。そのため、床スラ
ブFの表面が上記角度α,βのもとに傾斜してい
るときには、この押え脚18も同様に傾斜するこ
ととなる。先に単なる床置式として接支している
接地盤1は、この押え脚18の押圧板20によつ
て床スラブFへ上方から強く押え付け固定され
る。
更に、23は押圧板20の中心部に開設された
円形又は角形の逃し口であり、その押圧板20と
ネジ支柱7のロツクナツト8とのメタルタツチを
防ぐ。24はその逃し口23の口縁よりも内向き
に張り出してロツクナツト8と接触する如く、押
圧板20の底面中心部に接着剤などにより予じめ
固着一体化されたクツシヨン座であつて、ゴムや
合成樹脂などの弾性材から成り、接地盤1の上記
頂板3と押圧板20とのメタルタツチを防ぐ。こ
のクツシヨン座24も第3図から明白なように、
平面又は底面から見て円形な帯リング状を呈して
おり、又その外径寸法dが接地盤1における就中
頂板3の外径寸法Wよりも予じめ径小化されてい
る。その趣旨は上記した座盤4底面のクツシヨン
座6と同一であり、これにより頂板3と押圧板2
0との相互間において、クツシヨン座24をその
外径稜縁から容易に弾性変形させ、床スラブFと
同じく傾斜することになる押え脚18に左右され
ることなく、やはり接地盤1を水平に保ち、ネジ
支柱7を正しく直立させ得るようになつている。
この場合、図では押圧板20の底面へクツシヨ
ン座24を予じめ固定保持させているが、上記床
スラブFの傾斜吸収作用を営なめる限り、その座
24を逆に接地盤1の頂板3へ同様に固定保持さ
せておいても良く、又その座24を独立の部品と
して、メタルタツチし合う両者の相互間へ介挿さ
せることも考えられる。その形状が円形の帯リン
グ状に限らず、正多角形の帯リング状であつても
良いこと、上記座盤4のクツシヨン座6と同様で
ある。その局部的な弾性変形時に押圧板20と頂
板3とが不慮にメタルタツチする心配に対して
は、そのクツシヨン座24の肉厚や外径寸法dを
適当に定めることにより、防止できること言うま
でもない。
第8,9図は本考案の部分的変形例を示してお
り、これは大引材や根太材などの横架材25を介
して、床板14を支持する施工用に適した形態で
ある。両図において、26は受け板9に全体とし
て直交する如く配設されたビス受け入れ切欠、2
7は向かい合う一対のL字型挟持片であり、横架
材25を挟みつつタツピングネジ28などで固定
される。29はその挟持片27の水平面に開口さ
れたビス受け入れ孔であり、この孔29と受け板
9の上記切欠26とに亘つてビス30が挿通さ
れ、且つ固定ナツト31が締付けられる。32は
横架材25に貫通形成された支柱逃し口であり、
その余の構成は上記基本例のそれと実質的に同一
であるため、第8,9図に第1〜7図との共通符
号を記入するにとどめて、その詳細説明を省略す
る。
床下支持の施工法につき、上記基本例の構成に
基いて説明すると、床板14の目的個所へ予じめ
組んだ状態の安定接地盤1と押え脚18とを位置
決めし、先ずその脚18を釘22などでコンクリ
ート床スラブFへ固定する。次いで、受け板9を
回転操作して、床面の昇降レベルを調整ナツト1
1により位置決め固定して後、その添え板12に
床板14を固定すれば良い。
そうすれば、床スラブFの表面が仮令一定角度
α,β分だけ傾斜していても、これが接地盤1の
底面から突出するクツシヨン座6と、同じく接地
盤1と押え脚18との間に介在するクツシヨン座
24との各々弾性変形によつて自ずと吸収される
のであり、そのネジ支柱7は上記傾斜に左右され
ることなく直立状態を保ち、正規な水平面Lに設
置した場合と全く同様に床面を正しく水平に安定
支持することができる。上記傾斜の吸収に当つ
て、その施工上格別の操作を加える必要がないの
で、作業性に優れると共に上記クツシヨン座24
によつて、接地盤1と押え脚18とのメタルタツ
チが防止されるため、違和音の発生や床面に伝播
する振動も無くすことができる。このような作用
が上記変形例にあつても達成されること、言うま
でもない。
以上のように、本考案はコンクリート床スラブ
Fの傾斜を吸収する床下支持装置として、その床
スラブFへ唯単に接支される安定接地盤1と、そ
の接地盤1から直立するネジ支柱7へ昇降レベル
の調整自在に螺合される水平な受け板9と、接地
盤1に上方からかぶせ付けられる押え脚18とか
ら成り、接地盤1の外径寸法Wよりも径小化され
て、床スラブFの傾斜を吸収する弾性変形可能な
クツシヨン座6,24を、その接地盤1の底面並
びに接地盤1と押え脚18との相互接触面間に具
備させてあるため、その両クツシヨン座6,24
の弾性変形によつて、自ずと床スラブFの傾斜を
吸収しつつ、床面を安定な水平状態に支持するこ
とができるのであり、その際に特別の操作を加え
る必要もないので作業性に著しく優れる。
その場合、両クツシヨン座6,24を図示実施
態様のように。平面又は底面から見て円形又は正
多角形の帯リング状に定めておくならば、床スラ
ブFの表面が第1,6図のように如何なる方向に
沿つて不定に傾斜しているときにも、その各方向
に対し均等に且つ容易に吸収作用を営なませるこ
とができて一層好適と言える。
更に、安定接地盤1と押え脚18との相互接触
面間に介在されたクツシヨン座24は、上記作用
と同時に両者のメタルタツチをも防止すると共
に、その接地盤1は釘などで床スラブFへ直接固
定されず、その底面のクツシヨン座6を介して単
なる床置き状態にあり、これを別途の押え脚18
により床スラブFへ押え付け固定するようになつ
ているので、その固定強度の低下を招くことな
く、例えば建物の階上から階下へ波及する振動
や、これに伴なう違和音などの発生をも併せ防止
できるのであり、実益大の考案と言える。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本考案の基本例に係り、第1図は
その使用状態の側面図、第2図は第1図のA−A
線断面図、第3図は同じくB−B線断面図、第4
図は第2図のC−C線断面図、第5図は安定接地
盤の各種底面図、第6図は第1図と対比させて床
スラブの異なる傾斜方向を示す正面図、第7図は
第6図のD−D線断面図、第8図は第2図に対応
する本考案の変形例を示す断面図、第9図は第8
図のE−E線断面図である。 1……安定接地盤、6,21,24……クツシ
ヨン座、7……ネジ支柱、9……受け板、11…
…調整ナツト、18……押え脚、D,d……クツ
シヨン座6,24の外径寸法、α,β……傾斜角
度、F……床スラブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 床スラブへ唯単に接支される安定接地盤と、
    その接地盤から直立するネジ支柱へ昇降レベル
    の調整自在に螺合される受け板と、接地盤に上
    方からかぶせ付けられる押え脚とから成り、接
    地盤の外径寸法よりも径小化されて、床スラブ
    の傾斜を吸収する弾性変形可能なクツシヨン座
    を、その接地盤の底面並びに接地盤と押え脚と
    の相互接触面間に具備させたことを特徴とする
    傾斜吸収用床下支持装置。 2 接地盤と押え脚との相互接触面間に介在され
    るクツシヨン座を、その接地盤の頂面又は押え
    脚の底面へ予じめ一体的に保持させたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲・第1項記載
    の傾斜吸収用床下支持装置。 3 クツシヨン座を平面又は底面から見て、円形
    又は正多角形の帯リング状に成形したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲・第1項記載
    の傾斜吸収用床下支持装置。
JP5460782U 1982-04-14 1982-04-14 傾斜吸収用床下支持装置 Granted JPS58156928U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5460782U JPS58156928U (ja) 1982-04-14 1982-04-14 傾斜吸収用床下支持装置

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JP5460782U JPS58156928U (ja) 1982-04-14 1982-04-14 傾斜吸収用床下支持装置

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Publication Number Publication Date
JPS58156928U JPS58156928U (ja) 1983-10-20
JPS6231537Y2 true JPS6231537Y2 (ja) 1987-08-13

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ID=30065221

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JP5460782U Granted JPS58156928U (ja) 1982-04-14 1982-04-14 傾斜吸収用床下支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008196156A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Kimura Giken:Kk 床構造

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JPS58156928U (ja) 1983-10-20

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