JPS6230675A - 壁面外装材組成物 - Google Patents

壁面外装材組成物

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JPS6230675A
JPS6230675A JP16939485A JP16939485A JPS6230675A JP S6230675 A JPS6230675 A JP S6230675A JP 16939485 A JP16939485 A JP 16939485A JP 16939485 A JP16939485 A JP 16939485A JP S6230675 A JPS6230675 A JP S6230675A
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weight
cement
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expanded polystyrene
material composition
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JP16939485A
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金井 正巳
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は建築物の外壁の外装仕上げに用いられる外装
材組成物に関する。
従来の技術と問題点 木造住宅における外壁施工は、その壁下地の1にラスを
張ったのち、左官工事によってセメントモルタルを塗着
して仕上げるのが一般的である。この場合、セメントモ
ルタルはセメン1−の収縮により亀裂が入り易い。この
ためモルタルを、1週間程度の養生期間をはさんで2〜
3回塗りして仕上げるのが普通であり、従って、外壁仕
上げには最低2週間程度の工事日数を必要とする。更に
は、セメントモルタル塗りの場合には、塗りムラが出射
いため、塗り付は後カラ鏝押えを行い、更に水刷毛で表
面を平滑に刷毛引きする必要があり、近時益々強く要請
される工期の短縮、省力化に対応し得ないという本質的
な問題点を有するものであった。
一方において、壁面外装塗層は、もとより木質的に可及
的軽量であり、耐候性、耐久性に優れていて、経時的に
亀裂等を発生することが少なく、更には断熱性、耐火性
能等にも優れたものであることが要望される。かかる要
望に対処するため、従来から、セメントモルタルに代わ
る壁面外装材として種々の提案がなされてきている。そ
れらの中でも、軽量、断熱、耐火等の諸性能の向上を主
眼としたものとして、骨材にパーライトを用いた軽量骨
材モルタル組成物、あるいはまた下地面との接着性、塗
装作業性等の改善、上塗層の亀裂防止等を主な狙いとし
たものとして、発泡ポリスチレン粒子をセメントに混合
した発泡スチレン粒モルタル組成物(例えば特開昭55
−142862号)等が提案され一部実用化されている
。しかし前者の軽1h骨材モルタル組成物の場合は、そ
の塗着層の自由収縮但が大きいために比較的短期間のう
ちに亀裂を生じ易いのみならず、塗装作業性が悪く、更
には殊に寒冷地域において凍結すると層内破壊を起こし
、耐久性が悪いというような欠点があった。また後者の
発泡ポリスチレン粒モルタル組成物では、それ自体の強
度が弱く、かつ塗層表面が粗い状態に仕上がるものであ
るために、その上に更に仕上げ月の塗着施工を必要とす
る壁面下塗り材としてしか使用できないものであった。
この発明は、上記のような従来技術のもつ欠点を悉く解
消しろる壁面外装材組成物を提供することを目的してな
されたものである。即ち、塗着作業性が良く、工期の短
縮、省力化をはかりうると共に、亀裂を生じることがな
く、経時的劣化が少なく、耐久性に富み、加えて断熱性
、防火性能、結露防止性等にも優れた壁面外装材組成物
を提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段 この発明者は、上記の目的において種々実験と研究を重
ねたところ、セメントに、パーライトと発泡ポリスチレ
ン粒子とを所定の配合割合で混合した組成物の場合にお
いて画期的な好結果が19られることを見出すに至り、
本発明を完成し得たものである。
即ら、本発明は、基本的には、セメントと、該セメント
100fli部に対してパーライト8〜48重量部、及
び発泡ポリスチレン粒子1゜9〜11重量部とを主成分
とする混合物からなる壁面外装材組成物を要旨とするも
のであり、更に要すれば上記の基本組成に加えて、好適
には無機粉末混和材20〜200重H7+部、繊維物質
0.1〜20重量部、その他少小の添加剤を加えて混合
した壁面外装材組成物を提案するものである。
この発明に係る上記外装材組成物による外壁施工は、壁
下地にラスを張設したのち、1回塗り作業で所要厚みに
塗着施工されるものである。
この発明の組成物の構成成分について説明すると次のと
おりである。
セメントは、純セメントを用いても良いことはもちろん
であるが、コスト面で有利なフライアッシュセメントを
用いることが推奨される。
この場合、混入材としてのフライアッシュの作用で、擬
固のさいの容積収縮や発熱を減少し、亀裂発生の防止効
果を助長しろる利点をも享受しうる。
パーライトは、軽量化、断熱性、防火性、結露防止に貢
献を果すと共に、発泡ポリスチロール粒子と共存して亀
裂発生の防止に役立つものである。ここにいうパーライ
トは、広義において[かるいしjも含む概念で用いられ
ているものであり、真珠岩パーライト、松脂岩パーライ
ト等の使用も許容されるが、最も好適には、入手の容易
性、コスト、上記の作用の確実性等の諸点から黒曜石パ
ーライトを用いることが望ましい。該パーライトの混入
量は、セメント100重量部に対して8〜48重世部に
規制される。
これを体積比に置き換えると、セメント100vo1%
に対してパーライト50〜300vo1%程度である。
パーライトの混入量が上記8重1部未満である場合には
その混入による効果が不充分であり、48重は部を超え
て多量に混入すると、強度劣化、塗着作業性の劣化、吸
水性の増大、表面性状の粗荒化をIGき、耐久性も劣化
する。最も好ましい混入量の範囲は、セメント100重
量部に対して概ね20〜30重量部程度である。パーラ
イトの粒子径は、平均粒径において1〜3M程度のもの
を好適に使用しうる。
粒径のあまり小さいものでは、作業性劣化、重量増大、
断熱性劣化の懸念があり、逆に粒径のあまり大きいもの
では、混入量が過大である場合と同様の弊害を生じる。
発泡ポリスチレン粒子は、主として鏝離れを良くするこ
とによる塗着作業性の向上、弾力性の向上による亀裂発
生の防止に貢献する。もっとも、亀裂発生防止のメカニ
ズムは定かではないが、パーライトと共存して好結果を
生むことに鑑み、柔軟な発泡ポリスチレン粒子と、硬い
パーライトとが相互に干渉し合う形で亀裂発生防止に好
ましい影響を与えているものと考えられる。この発泡ポ
リスチレン粒子の許容混入量は、セメント100重世部
に対して1.9〜11重量部であり、体積比ではセメン
ト100VO1%に対して発泡ポリスチレン粒子50〜
300v01%程度である。この規定量より混入量が少
ないと、前記の所期効果の実現性に乏しく、逆に多すぎ
る場合は、外装材塗層の強度劣化による耐久性の低下、
防火性能の劣化を招き好ましくない。最も好適な配合量
の範囲は概ねセメント100重量部に対して4〜6重量
部程度である。又、発泡ポリスチレン粒子の粒径は、平
均1〜5m程度のものを良好に用いうる。粒径1m未満
のものは入手の容易性に乏しく、5NRをこえる粗粒を
用いるときは、塗層の表面状態が荒くなると共に、強度
面でも低下傾向があられれる。
この発明による組成物の塗着外装は、上記のような発泡
ポリスチレン粒子及びパーライトの混入によって既に亀
裂の生じにくいものであるが、この亀裂発生防止を更に
助長するためにはセメントの凝固収縮率を小さくするよ
うな混和材を付加的に混入することが有効である。この
混和材としては、炭酸カルシウム、スラグ等の無機粉末
、ガラス繊維、岩綿、合成llN等の繊維物質を主なも
のとして挙げることができる。
その他合成樹脂、合成ゴムの粉末を少量配合しても好結
果をもたらすことができる。上記無機粉末混和材の配合
量は、セメント100重量部に対して20〜200重量
部の範囲とすべぎであり、これが過多に混入されると塗
着物の強度低下、耐久性の劣化を招く。繊維物質の配合
量も、その効果を得るためには0.1重通部以上必要で
あるが、20重鎖部をこえて多量に混入されると、前記
同様に塗層の強度低下等の弊害の方が増大する。
実施例 次に、この発明の好適な実施例としての外装材組成物の
配合例を示す。
実施例 1 セメント(フライアッシュセメント) 100重上部 黒曜石パーライト     30II 発泡ポリスチレン粒子    5  nガラス繊維  
     0.5 〃 その他の添加剤      10II 実施例 2 セメント 100車但部 黒曜石パーライト     20 ノ1発発泡ポリスチ
レン子    7  n炭酸カルシウム      5
0jl ガラス繊維         2  II粉末合成樹脂
        5  nその他の添加剤      
101! 実施例 3 セメント        100重堵鎖点曜石パーライ
ト     50 〃 発泡ポリスチレン粒子    2 ノ!炭酸カルシウム
      30I! 合成繊維          5  nSBRエマルジ
ョン    10 〃 その他の添加剤       5  n上記実施例1〜
3の組成物につき、その凝固物のヤング率、熱伝導率、
24時間吸水Mを調べると共に、耐火試験、凍結融解試
験、結露試験を行って、砂モルタル(セメント+砂)、
軽量骨材モルタル(セメント+パーライト)、及び発泡
ポリスチレン粉モルタル(セメント十発泡ポリスチレン
)の場合と比較したところ、結果は下記の第1表に示す
とおりであった。
なお、ヤング率の測定はLIS  A  1168に従
って行った。熱伝導率の測定はJISA  1412平
板比較法に準じて行ったまた、耐火試験は、1.6m厚
防火構造試験によって行い、これに合格したものを○印
、不合格のものをX印で示した。凍結融解試験は、八S
TMC666−75(−180°Cで凍結し+5℃で融
解を繰返す)に準じて行い、80サイクル時異常のなか
ったものを○印、一部に異常の認められたものをX印で
示した。
[以下余白1 発明の効果 この発明の効果は次のとおりである。
(1)塗層に亀裂が発生しない。
即ら、この発明による組成物においては、前記第1表に
見られるように砂モルタル、あるいは軽量骨材モルタル
等に較べて顕著に弾力性に優れたものとなる。例えば実
施例2の組成物においては、ヤング率が1.44X10
 ”K9 f / ctAで、砂モルタルの約20倍近
い弾力性を保有する。おそらくはこのことが主たる要因
をなしているものと考えられるが、塗着直後はもとより
長期にhつで塗着層に亀裂を生じることがない。
(2) 塗着作業性が良く、工期の短縮、省力化をはか
りうる。
即ち、発泡ポリスチレン粉末の混入によって鏝離れが良
く、塗装作業自体が行い易いばかりでなく、前記のよう
に塗着層に亀裂を生じないこと、及び軽量(比重0.9
P1度〉で厚塗りしても所謂ダレを生じないこと等も相
俟って、ラス張設の壁下地上に、1回塗りで15〜20
mの所要厚さに塗着することが可能となる、従って、従
来のセメントモルタル(砂モルタル)の場合のように、
亀裂発生のために2〜3回に分りで重ね塗りする手間を
要しないばかりか、その間の養生期間も不要のものとな
り、加えて塗着施工後直ちに化粧仕上用の吹付材を表面
に施工することも可能となるので、全体の所要外装工事
期間を著しく短縮し、かつ大幅な省力化を達成しうるち
のである。
(3) 強度、耐久性に優れる。
例えば実流例2の組成物のJIS  R5212による
曲げ強度は、材令28日で23゜0 Kg / cII
iであり、発泡スチレン粉モルタルのそれが14 、0
に9f /crAであるのに較べて鑑みても明らかなよ
うに強度に優れている。一方、凍結融解試験の結果から
明らかなように、寒冷時において凍結、融解が繰返され
るような苛酷な環境条件下においても、砂モルタル、軽
量骨材モルタル等に較べて優れた耐性をもつ。従って、
前記の亀裂発生をしないことも相俟って、顕著に優れた
耐久性を発現する。
(4) 断熱性、防火性、結露防止性に優れる。
内部に独立気泡のパーライト、あるいは更に発泡ポリス
チレンが化較的多母に存在することにより、断熱性に優
れているし、また防火性能においても、発泡ポリスチレ
ン粉モルタルの場合には防火構造試験に合格しないが、
この発明の組成物においては、防火構造外壁として認定
された建設省防火第377号に適合するものとなる。更
には内部に気泡部分を有することで勿論結露防止性能に
も優れたものとなる。
(5) 塗着層の表面性状が良好である。
塗着後の状態において、その塗着層の表面は、従来のセ
メントモルタル塗着層の表面を刷毛引きした場合と同程
度の粗さをもった平滑表面状態に仕上がるので、従来の
刷毛引き作業を不要とするのみならず、そのま)を仕上
材として使用することができ、従来の発泡ポリスチレン
粉モルタルの場合のように、別途仕上用上塗り材を施工
する必要がない。
以  上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セメントと、該セメント100重量部に対してパ
    ーライト8〜48重量部、及び発泡ポリスチレン粒子1
    .9〜11重量部とを主成分とする混合物からなる壁面
    外装材組成物。
  2. (2)パーライトが、黒曜石パーライトからなる特許請
    求の範囲第1項記載の壁面外装材組成物。
  3. (3)パーライトは、平均粒径1〜3mmのものである
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の壁面外装材組
    成物。
  4. (4)発泡ポリスチレン粒子は、平均粒径1〜5mmの
    ものである特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    か1に記載の壁面外装材組成物。
  5. (5)セメントが、フライアッシュセメントである特許
    請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1に記載の壁
    面外装材組成物。
  6. (6)セメントと、該セメント100重量部に対してパ
    ーライト8〜48重量部、及び発泡ポリスチレン粒子1
    .9〜11重量部とを主成分として含み、更に無機粉末
    混和材20〜200重量部、繊維物質0.1〜20重量
    部を含んだそれらの混合物からなる壁面外装材組成物。
  7. (7)無機粉末混和材が炭酸カルシウムからなる特許請
    求の範囲第6項記載の壁面外装材組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63218590A (ja) * 1987-03-06 1988-09-12 金井 正巳 壁面外装材組成物
JPH0637337U (ja) * 1992-10-21 1994-05-17 新日軽株式会社 電磁波吸収性能を有する耐火断熱パネル
JPH06256057A (ja) * 1993-01-25 1994-09-13 Masami Kanai 壁面外装材組成物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57140360A (en) * 1981-02-17 1982-08-30 Hattori Seiichi Construction mortar admixing material

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