JPS62300Y2 - - Google Patents

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JPS62300Y2
JPS62300Y2 JP1979152343U JP15234379U JPS62300Y2 JP S62300 Y2 JPS62300 Y2 JP S62300Y2 JP 1979152343 U JP1979152343 U JP 1979152343U JP 15234379 U JP15234379 U JP 15234379U JP S62300 Y2 JPS62300 Y2 JP S62300Y2
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JP
Japan
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signal
group delay
television
converter
television receiver
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JP1979152343U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、ビデオテープレコーダ、文字多重ア
ダプター或はテレビゲーム機等の各種映像機器に
於いて、映像信号を周波数変換し、通常のテレビ
ジヨン受像機で再生可能な高周波信号を形成する
RFコンバータの改良に関する。
一般に第3図の構成を有するテレビジヨン受像
機で受信された信号は、チユーナ回路及び映像中
間周波増幅回路等から成る選局部21を通過する
際、第4図bの如く3MHz以上の高域と2MHz以下
の低域周波数の位相遅れ、即ち群遅延量の増大傾
向が現われることが知られている。かかる位相特
性の内、低域の位相遅れは再生画像にプリシユー
ト歪を発生させ、高域の位相遅れは色ずれの原因
となる。特に再生画面が大型になるほど上記位相
遅れの影響は大きくなり、画質の低下が著しい。
現在上記不都合に対し、放送局側で送信される
信号90の低域及び高域周波数の位相を第4図a
の如く予め進め、群遅延量を減少させておくこと
により、送信機1とテレビジヨン受像機2を含め
た総合遅延特性を第4図cの様に平坦にし、画質
の低下を補正する工夫がなされている。
ところが近年開発が盛んとなつてきたビデオテ
ープレコーダ3では、第1図の如くテレビジヨン
放送を録画する場合、選局回路31及び検波回路
32を通して一旦信号再生を行なつた後に記録を
行なう必要がある為、テープ上に収録される信号
の群遅延特性は送信側と受信側でキヤンセルさ
れ、平坦となる。従つてかかる録画信号91を、
通常の群遅延特性が平坦なRFコンバータ6で周
波数変換した後に、テレビジヨン受像機2で画像
再生を行なうと、前記した画質低下が再び問題と
なつてくる。
上記問題に対し、選局回路31及び検波回路3
2に従来と同様な群遅延特性のものを使用し、
RFコンバータ6側で高域及び低域周波数に於け
る群遅延量を第4図aの如く減少させ、テレビジ
ヨン受像機2中に於ける群遅延量の増加をキヤン
セルする方法が考えられる。しかし、従来使用さ
れているLC素子を用いたバンドパスフイルタで
は、必要とする群遅延特性は得られず、むしろ第
6図の破線の如くバンドパス特性を向上させ様と
すると、群遅延量は増加の傾向を示す。従つて、
特別に設計を行なつて所定特性の群遅延量補正回
路を構成しているが、何れも回路構成が極めて複
雑となり、製造コストも上昇するので、家庭用ビ
デオテープレコーダにこの補正回路を使用し、群
遅延特性に起因する画像の劣化を防止すること
は、実用上不可能であつた。
本考案は、表面弾性波フイルタの各種特性、特
に群遅延特性が任意に設定出来、しかも安価に製
造出来ることに着目し、前記RFコンバータのフ
イルタ部に表面弾性波フイルタを使用し、かかる
フイルタに於ける群遅延特性の内、少なくとも高
域周波数帯域の位相を進めることにより、家庭用
ビデオテープレコーダの如く通常のテレビジヨン
受像機を用いて画像再生を行なう各種映像機器に
於ける再生画像の質向上が図れるRFコンバータ
を提供するものである。
以下図面に示す実施例に基づき、本考案を具体
的に説明する。
なお図面は、本考案をビデオテープレコーダの
RFコンバータに実施した一例を示すが、その
他、文字多重用アダプタ或はテレビゲーム機用の
アダプタ等、各種映像機器のRFコンバータにも
同様に実施出来ることは勿論である。
通常、ビデオテープレコーダ1は、第1図の如
く選局回路31及び検波回路32を具え、受信し
たテレビジヨン信号90から映像信号91を再生
する。かかる映像信号91は、テレビカメラ4と
の切換スイツチ33を通じて映像記録再生部5に
送られ、ビデオテープ上に磁気記録される。テー
プに記録された映像信号92は画像再生操作によ
りRFコンバータ6に出力され、通常のテレビジ
ヨン受像機2で受信再生が可能な様に、テレビジ
ヨン信号93に変換される。
RFコンバータ6に入力された映像信号92は
第2図の如く増幅器71で十分増幅された後、変
調部72で局部発振器73から出力される搬送波
と混合され、テレビジヨン周波数に変換され、更
にフイルタ部8に送られる。
フイルタ部8は、表面弾性波フイルタ81と緩
衝増幅器82を具え、該フイルタ81で入力信号
94の群遅延特性を設定する。
表面弾性波フイルタ81は、例えば第5図の様
に圧電媒質84上に2組のすだれ状電極85,8
6を蒸着して入出力変換器を形成したものであつ
て、両電極85,86間の距離或は電極形状を、
従来知られている方法に従つて設計することによ
り、該フイルタ81の群遅延特性を第4図aの如
く、通常のテレビジヨン受像機2の特性を略逆特
性に設定している。該特性は、例えば0.2MHzに
於ける約マイナス100ナノ秒から略直線的に上昇
して2MHz点で群遅延量はなくなり、更に3MHzを
越えると再び群遅延量が減少し、3.58MHz点で約
−170ナノ秒となるのが好ましいが、低域側の群
遅延量は減少させず、約3MHzまで平坦としても
実用上問題はない。
又、同時にフイルタ81のバンドパス特性を1
チヤンネル分、約6MHz幅に設定することも可能
で、かかる特性を採ることにより、従来の回路よ
りもスプリアス放射が少ない信号93が得られ
る。
上記の表面弾性波フイルタ82を通過した信号
は、その群遅延特性がテレビジヨン受像機2に於
ける特性の略逆特性となるので、RFコンバータ
6から出力された信号93は、テレビジヨン受像
機2で検波再生される内、両者の群遅延量が互い
に打ち消し合い、再生画像の群遅延特性は平坦と
なつて、画像劣化が防止されるのである。
以上の如く本考案では、ビデオテープレコーダ
や文字多重アダプター等のように、テレビジヨン
放送局側と略逆特性を有する選局・検波部から出
力されたテレビジヨン映像信号を記録または処理
し、その記録または処理後の映像信号を高周波変
換してテレビジヨン受像機に供給するようにした
機器に設けられるRFコンバータに於いて、この
コンバータからの高周波出力信号に上記テレビジ
ヨン受像機と逆特性の群遅延特性を持たせること
ができるので、上記コンバータに入力されるテレ
ビジヨン受像信号が上記ビデオテープレコーダ等
の機器内で平坦な群遅延特性に一旦変換されてい
ても、上記テレビジヨン受像機の群遅延特性によ
る画質の劣化が防止できると云う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるRFコンバータを具え
たビデオテープレコーダの概略を示すブロツク
図、第2図はRFコンバータのブロツク図、第3
図は画像再生を行なうテレビジヨン受像機のブロ
ツク図、第4図a乃至cは各部に於ける群遅延特
性を示すグラフ、第5図は表面弾性波フイルタの
一例を示す斜面図、第6図は従来のバンドパスフ
イルタの特性を示すグラフである。 2……テレビジヨン受像機、81……表面弾性
波フイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テレビジヨン放送局側と略逆特性の群遅延特性
    を有する選局・検波部から出力されたテレビジヨ
    ン映像信号を一旦記録又は処理し、その記録又は
    処理後の映像信号をテレビジヨン放送帯域の高周
    波信号に変換してテレビジヨン受像機に供給する
    機器内に設けられ、上記高周波信号への変換を行
    なうRFコンバータであつて、上記高周波信号の
    出力フイルタ部に表面波フイルタを使用し、この
    フイルタの群遅延特性を前記テレビジヨン受像機
    の群遅延特性と略逆特性としたことを特徴とする
    RFコンバータ。
JP1979152343U 1979-10-31 1979-10-31 Expired JPS62300Y2 (ja)

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JP1979152343U JPS62300Y2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31

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JPS5668369U JPS5668369U (ja) 1981-06-06
JPS62300Y2 true JPS62300Y2 (ja) 1987-01-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2514476Y2 (ja) * 1986-12-17 1996-10-16 三洋電機株式会社 テレビジヨン受信機等のif回路

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595471A (en) * 1979-01-16 1980-07-19 Toshiba Corp Television broadcast unit

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JPS5595471A (en) * 1979-01-16 1980-07-19 Toshiba Corp Television broadcast unit

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JPS5668369U (ja) 1981-06-06

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