JPS62299922A - ズ−ムレンズ鏡胴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 ２ベーノ 本発明はビデオカメラ等のズームレンズ鏡胴ニ関するも
のである。

従来の技術 近年、ビデオカメラ用レンズとしてズームレンズが広く
採用される傾向にある。通常、ズームレンズにおいては
、変倍レンズ群を円筒状カムにより移動規制し、変倍を
行っている。

以下、図面を参照しながら従来のズームレンズ鏡胴につ
いて説明する。第２図は従来のズームレンズ鏡胴の要部
断面図である。ズームレンズ系を構成する変倍レンズ群
（図示せず）は、カム筒２が回転することによりカム筒
２に構成されたカム溝（図示せず）により移動規制され
被写体像の倍率をかえる。このように前記カム筒２はズ
ーム動作に伴い回転運動をするためにカム筒２と固定鏡
胴１、および保持枠３との間に適当な光軸方向のクリア
ランスΔｅと適当な光軸に垂直な方向のクリアランスΔ
ｄを設定すると共に環境温度の変化に伴う前記クリアラ
ンスΔｌ、およびΔｄの変動を小さく押える必要がある
。そこで、第３図に示３ベー／′ すようにカム筒２の一端にツバ２ａを構成し、前記ツバ
２ａを固定鏡胴１に構成した段差の面部と前記固定鏡胴
１に結合したカム保持枠３の面部により光軸方向に規制
することにより、規制する２面の間隔を小さくし、加工
精度による光軸方向のクリアランスΔｅ、の設定誤差、
および環境温度の変化に伴う光軸方向のクリアランスΔ
４１の変動を小さくしている。（例えば、特開昭６０−
２１８６１１号公報参照） 発明が解決しようとする問題点 今日テハ、ズームレンズの軽量化のために鏡胴部品の樹
脂化が進められており、カム筒は精度、および製作上の
面からまだ金属で形成するほうが望ましいが、固定鏡胴
は樹脂で形成することが可能となった。しかしながら、
固定鏡胴を樹脂で、カム筒をアルミで形成した場合、上
記のような構光軸と垂直な方向に規制する前記固定鏡胴
の内周面との間のクリアランスΔｄ１が大きく変動する
ことによって前記カム筒の傾斜や光軸と垂直な方向への
移動による変倍レンズ群の偏芯、または前記カム筒の回
転負荷が大きくなってしまうという問題点を有していた
。また、この問題点を解決するためには固定鏡胴をアル
ミ、またはアルミと線膨張係数の差が小さい材料より形
成しなければならず、固定鏡胴を樹脂化する場合には高
価な樹脂材料を用いなければならないという問題点を有
していた。

本発明は、上記問題点に鑑み、光軸方向はもとより光軸
と垂直な方向にも環境温度変化による変動が小さく適正
なりリアランスを得ることができ、固定鏡胴の樹脂化を
可能にしたズームレンズ鏡胴を提供するものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために、本発明のズームレンズ鏡
胴は、変倍レンズ群と、前記変倍レンズ群を光軸方向に
移動規制するためのカム溝と、前記カム溝を有し、一方
の端部にツバを構成したカム筒と、前記カム筒の端部に
構成したツバの一端６ページ を光軸方向に規制するための端面を有した固定鏡胴と、
前記カム筒の端部に構成したツバの他端を光軸方向に規
制するための面部と前記カム筒の端部に構成したツバ外
周面を光軸と垂直な方向に規制するための内周面を有し
、前記固定鏡胴に結合したカム保持枠とを備えたもので
ある。

作　　用 本発明は、上記した構成によって、カム筒を光軸方向に
規制する２面の面間隔を小さくし、加工精度による光軸
方向のクリアランスの設定誤差を小さくし、あるいは更
に前記カム筒と同一材料または線膨張係数の差が小さい
材料よりなるカム保持枠を使用することにより２面の面
間隔を設定することによって光軸方向のクリアランスの
環境温度変化による変動を小さくし、前記カム保持枠の
円筒状の内面で前記カム筒の外周面を規制することによ
り光軸と垂直な方向のクリアランスの環境温度変化によ
る変動をも小さくすることができ、固定鏡胴の樹脂化が
可能となる。

実施例 ６ページ 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例に係るズームレンズのズーム部
の要部断面図である。ズームレンズ系は、変倍レンズ群
り、と補正レンズ群Ｌ２　によって構成されており、こ
れらのレンズ群を適宜の間隔をもって光軸方向に移動さ
せることにより被写体像の倍率を変えることができる。

前記変倍レンズ群り４、および補正レンズ群Ｌ２はそれ
ぞれ固定鏡胴１．およびカム保持枠３の間に懸架されて
いる複数本のガイドポール４に支承されたレンズ枠５、
および６にそれぞれ固定保持されている。カム筒２は前
記レンズ枠６上に植設されたピン７、および前記レンズ
枠６土に植設されたピン８のそれぞれと係合するカム溝
９，１０を有し、このカム筒２が回転することにより可
動レンズ群である前記変倍レンズ群り１、および補正レ
ンズ群Ｌ２　をそれぞれ保持する前記レンズ枠６，６の
光軸方向の移動が生ぜしめられる。カム筒２に結合した
ピン１１は前記固定鏡胴１の周方向に設けた溝１２を貫
通しており、このピン１１により前記カム筒７ヘーノ′ に回転が伝えられる。カム保持枠３の面部３ａは前記固
定鏡胴１の端面１ａと共に前記カム筒２の端部に構成し
たツバ２ａに当接することによって前記カム筒２を光軸
方向に規制する。前記カム保持枠３の内周面部３ｂは前
記カム筒２の端部に構成したツバ２ａの外周面に当接し
光軸と垂直な方向に規制する。

このことにより、カム筒を光軸方向に規制する２面の面
間隔を小さくし、加工精度による光軸方向のクリアラン
スΔｅ２　　の設定誤差を小さくすると共に、前記カム
筒と同一材料または線膨張係数の差が小さい材料よりな
る前記カム保持枠により２面の面間隔を設定することに
よって光軸方向のクリアランスΔ１２　の環境温度変化
による変動を小さくし、カム保持枠の円筒状の内面で前
記カム筒の外周面を規制することにより光軸と垂直な方
向のクリアランスΔｄ２　　の環境温度変化による変動
をも小さくすることができ、例えば、カム筒をアルミで
形成した場合でも、固定鏡胴をアルミと線膨張係数の差
が大きい樹脂材料で形成するととができるというように
、固定鏡胴の樹脂化における材料選択の幅を拡げること
が可能となる。

発明の効果 以上のように、本発明によれば、カム筒の回転を円滑に
行い、しかも光軸方向、および光軸と垂直な方向への移
動（ガタ）量を光学的に許容し得る範囲内に押えるため
のクリアランスの設定への加工精度の影響を小さくする
とともに、前記クリアランスの環境温度変化による変動
をも小さくすることができ、例えば、カム筒をアルミニ
ウムで形成した場合でも、固展鏡胴をアルミニウムと線
膨張係数の差が大きい樹脂相打で形成することができる
というように、固定鏡胴の樹脂化における材料選択の幅
を拡げることが可能となるといったすぐれた効果を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るズームレンズ鏡胴のズ
ーム部の断面図、第２図と第３図は従来のズームレンズ
鏡胴のズーム部の機構を示す断面図である。 ９べ一７゛ １・・・・・・固定鏡胴、２・・・・・・カム筒、２ａ
・・・・・・ツバ、３・・・・・・カム保持枠、Δｅ２
　　・・・・・・光軸方向のクリアランス、Δｄ２　・
・・・・・光軸と垂直な方向のクリアランス、Ｌｌ　　
・・・・・・変倍レンズ群、Ｌ２　・・・・・・補正レ
ンズ群。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
−−回更娩泗 ２−−一カム筒 ２久−−−ツ　ノぐ ３−−一カム味符枠 乙／−−一農告レンズ１羊

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被写体像を変倍する変倍レンズ群と、前記変倍レ
   ンズ群を光軸方向に移動規制するためのカム構と、前記
   カム構を有し、一方の端部にツバを構成したカム筒と、
   前記カム筒の端部に構成したツバの一端を光軸方向に規
   制するための端面を有した固定鏡胴と、前記カム筒の端
   部に構成したツバの他端を光軸方向に規制するための面
   部と前記カム筒の端部に構成したツバの外周面を光軸と
   垂直な方向に規制するための内周面を有し、前記固定鏡
   胴に結合したカム保持枠を具備してなることを特徴とす
   るズームレンズ鏡胴。
2. （２）カム保持枠は、カム筒と同様の材料で構成されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のズー
   ムレンズ鏡胴。