JPS62297505A - 作業用車両の油圧装置 - Google Patents
作業用車両の油圧装置Info
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- JPS62297505A JPS62297505A JP14103086A JP14103086A JPS62297505A JP S62297505 A JPS62297505 A JP S62297505A JP 14103086 A JP14103086 A JP 14103086A JP 14103086 A JP14103086 A JP 14103086A JP S62297505 A JPS62297505 A JP S62297505A
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- hydraulic pump
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Links
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Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
A0発明の目的
(11産業上の利用分野
本発明は、農用トラクタ等の作業用車両の油圧装置、特
に、エンジンにより駆動される油圧ポンプ、作業機を駆
動する油圧シリンダ、及び油圧ポンプの吐出ポートと油
圧シリンダの油圧室間を結ぶ油路に介装されて油圧シリ
ンダの作動を制御する制御弁装置を備えた油圧装置の改
良に関する。
に、エンジンにより駆動される油圧ポンプ、作業機を駆
動する油圧シリンダ、及び油圧ポンプの吐出ポートと油
圧シリンダの油圧室間を結ぶ油路に介装されて油圧シリ
ンダの作動を制御する制御弁装置を備えた油圧装置の改
良に関する。
(2)従来の技術
従来、かかる油圧装置では、油圧ポンプ及び制御弁装置
を、それぞれ独立したケーシングに収容すると共に、そ
の両ケーシング間に、油圧ポンプ及び制御弁装置間を連
通ずる油圧導管を接続している。
を、それぞれ独立したケーシングに収容すると共に、そ
の両ケーシング間に、油圧ポンプ及び制御弁装置間を連
通ずる油圧導管を接続している。
(3) 発明が解決しようとする問題点従来の油圧!
J置では、油圧ポンプのケーシング及び制御弁装置のケ
ーシングがそれぞれ独立して設けられるため、全体が大
型化し、また油圧導管が多く使用されるため、各油圧導
管の接続部には高油圧にも耐え得る堅牢なシール手段を
採用しなければならず、構造が複雑でコストが高くつく
等の欠点がある。
J置では、油圧ポンプのケーシング及び制御弁装置のケ
ーシングがそれぞれ独立して設けられるため、全体が大
型化し、また油圧導管が多く使用されるため、各油圧導
管の接続部には高油圧にも耐え得る堅牢なシール手段を
採用しなければならず、構造が複雑でコストが高くつく
等の欠点がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、油圧導
管に頼ることなく油圧ポンプ及び制御弁装置間の連通を
可能にして、小型で構造簡単且つ安価な前記油圧制御B
装置を提供することを目的とする。
管に頼ることなく油圧ポンプ及び制御弁装置間の連通を
可能にして、小型で構造簡単且つ安価な前記油圧制御B
装置を提供することを目的とする。
B9発明の構成
(11問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は少なくとも油圧ポ
ンプ及び制御弁装置を共通のケーシングに収容し、この
ケーシングには油圧ポンプ及び制御弁装置間を連通ずる
油路を穿設したことを特徴とする。
ンプ及び制御弁装置を共通のケーシングに収容し、この
ケーシングには油圧ポンプ及び制御弁装置間を連通ずる
油路を穿設したことを特徴とする。
(2)作 用
上記構成によれば、油圧ポンプ及び制御弁装置がユニッ
ト化される。しかも、油圧ポンプ及び制御弁装置は、共
通のケーシングに穿設された油路を介して連通されるの
で、その連通のための油圧導管は不要である。
ト化される。しかも、油圧ポンプ及び制御弁装置は、共
通のケーシングに穿設された油路を介して連通されるの
で、その連通のための油圧導管は不要である。
(3)実施例
図面により本発明の一実施例について説明すると、まず
第1図において、1は農用トラクタを示し、その車体フ
レーム2の前部にはエンジン3が搭載されると共に左右
一対の前輪5.5が操向可能に懸架される。また車体フ
レーム2の後端には伝動ユニット4が取付けられ、この
伝動ユニット4の下部に左右一対の後輪6.6が操向可
能に懸架される。また伝動ユニット4上には作業者のた
めのシート7が設置される。
第1図において、1は農用トラクタを示し、その車体フ
レーム2の前部にはエンジン3が搭載されると共に左右
一対の前輪5.5が操向可能に懸架される。また車体フ
レーム2の後端には伝動ユニット4が取付けられ、この
伝動ユニット4の下部に左右一対の後輪6.6が操向可
能に懸架される。また伝動ユニット4上には作業者のた
めのシート7が設置される。
このシート7とエンジン3との中間位置でハンドルコラ
ム8が車体フレーム2上に立設され、これに前、後輪5
,5;6,6の操向のためのハンドルホイール9が軸支
される。
ム8が車体フレーム2上に立設され、これに前、後輪5
,5;6,6の操向のためのハンドルホイール9が軸支
される。
伝動ユニット4はクラッチ10、変速機11及び後部差
動装置12を一体的に結合して構成され、そのクラッチ
10の入力軸13に前記エンジン3のクランク軸14が
駆動軸15を介して連結される。後部差動装置12は左
右の後輪6.6を駆動し得るようにそれらの間に配置さ
れる。また左右の前輪5.5間にはこれらを駆動する前
部差動装置16が配設され、その入力部材は推進軸17
を介して前記変速機11の出力部材に連結される。
動装置12を一体的に結合して構成され、そのクラッチ
10の入力軸13に前記エンジン3のクランク軸14が
駆動軸15を介して連結される。後部差動装置12は左
右の後輪6.6を駆動し得るようにそれらの間に配置さ
れる。また左右の前輪5.5間にはこれらを駆動する前
部差動装置16が配設され、その入力部材は推進軸17
を介して前記変速機11の出力部材に連結される。
したがって、エンジン3の運転中、その動力は、駆動軸
15、クラッチ10、変速al l後部差動装置12を
経て後輪6.6に伝達し、さらに変速機11から推進軸
17を経て前輪5,5に伝達し、全ての車輪を同時に駆
動することができる。
15、クラッチ10、変速al l後部差動装置12を
経て後輪6.6に伝達し、さらに変速機11から推進軸
17を経て前輪5,5に伝達し、全ての車輪を同時に駆
動することができる。
車体フレーム2の前端には、作業機を連結するためのヒ
ツチボックス20fを前端に備えた前部昇降腕21rが
上下揺動可能に軸支される。この前部昇降腕21rには
車体フレーム2上に設置された前部油圧シリンダ22f
のピストン23fがリンク機構24fを介して連結され
、ピストン23rの油圧駆動により前部昇降腕21fを
上昇させ、油圧の解放により該昇降腕21fを自重降下
させるようになっている。
ツチボックス20fを前端に備えた前部昇降腕21rが
上下揺動可能に軸支される。この前部昇降腕21rには
車体フレーム2上に設置された前部油圧シリンダ22f
のピストン23fがリンク機構24fを介して連結され
、ピストン23rの油圧駆動により前部昇降腕21fを
上昇させ、油圧の解放により該昇降腕21fを自重降下
させるようになっている。
また、伝動ユニット4の後端には、ヒソデボ。
クス20rを後端に備えた後部昇降腕21rが上下揺動
可能に軸支される。この後部昇降腕21rには伝動ユニ
ット4上に設置された後部油圧シリンダ22rのピスト
ン23rがリンク機構24rを介して連結され、ピスト
ン23rの油圧駆動により後部昇降腕21rを上昇させ
、油圧の解放により該昇降腕21rを自重降下させるよ
うになっている。
可能に軸支される。この後部昇降腕21rには伝動ユニ
ット4上に設置された後部油圧シリンダ22rのピスト
ン23rがリンク機構24rを介して連結され、ピスト
ン23rの油圧駆動により後部昇降腕21rを上昇させ
、油圧の解放により該昇降腕21rを自重降下させるよ
うになっている。
前、後部油圧シリンダ22f、22rの作動を制御する
ための油圧制御ユニット25が伝動ユニット4に取付け
られる。この油圧制御ユニット25は、それに隣接して
設置された油タンク26に吸入管27及び戻し管28
(第9図参照)を介して連通され、また油圧導管29f
、29rを介して前、後部油圧シリンダ22f、22−
rの油圧室とも連通されていて、油タンク26から吸入
した作動油を各油圧シリンダ22f、22rに圧送した
り、その作動油を油タンク26へ戻したりすることがで
きる。
ための油圧制御ユニット25が伝動ユニット4に取付け
られる。この油圧制御ユニット25は、それに隣接して
設置された油タンク26に吸入管27及び戻し管28
(第9図参照)を介して連通され、また油圧導管29f
、29rを介して前、後部油圧シリンダ22f、22−
rの油圧室とも連通されていて、油タンク26から吸入
した作動油を各油圧シリンダ22f、22rに圧送した
り、その作動油を油タンク26へ戻したりすることがで
きる。
またこの油圧制御ユニット25は、前記シート7の横に
配置される第1及び第2制御レバー31゜32を備えて
おり、第1制御レバー31の操作により前、後部油圧シ
リンダ22f、22rの作動を選択し、第2制御レバー
32の操作により選択された油圧シリンダ22fまたは
22rへの油圧の供給及び解除を制御することができる
。
配置される第1及び第2制御レバー31゜32を備えて
おり、第1制御レバー31の操作により前、後部油圧シ
リンダ22f、22rの作動を選択し、第2制御レバー
32の操作により選択された油圧シリンダ22fまたは
22rへの油圧の供給及び解除を制御することができる
。
以下、この油圧制御ユニット25について第2図ないし
第12図により詳しく説明する。
第12図により詳しく説明する。
第2図及び第4図に示すように、油圧制御ユニット25
はトラクタ1の左右方向に相互に隣接して配置された油
圧ポンプ33及び制j1弁装置34から構成され、この
両者33.34はユニット化のためにケーシング35を
共通に使用する。このケーシング35を、伝動ユニット
40ケーシング36前面に突設された複数のポス36a
、36aに複数のボルト37.37で固着することによ
り油圧制御ユニット25は伝動ユニット4に取付けられ
る。
はトラクタ1の左右方向に相互に隣接して配置された油
圧ポンプ33及び制j1弁装置34から構成され、この
両者33.34はユニット化のためにケーシング35を
共通に使用する。このケーシング35を、伝動ユニット
40ケーシング36前面に突設された複数のポス36a
、36aに複数のボルト37.37で固着することによ
り油圧制御ユニット25は伝動ユニット4に取付けられ
る。
油圧ポンプ33は、第6図に示すように、ケーシング3
5の歯車室38に収容されて互いに噛合する一対のポン
プギヤ39,40を有する歯車型に構成され、ポンプギ
ヤ39,40の各軸39a。
5の歯車室38に収容されて互いに噛合する一対のポン
プギヤ39,40を有する歯車型に構成され、ポンプギ
ヤ39,40の各軸39a。
40aの一端は、歯車室38の前面を閉じる前部端板4
1に、また他端は、ポンプギヤ39,40と共に歯車室
38に嵌装された軸受ブロック42にそれぞれ支承され
、この軸受ブロック42は、歯車室38の後面を閉じる
後部端板43と嵌合して位置決めされる。そして両端+
ff141.43は、複数本の通しボルト44.44に
よりケーシング35を挟んで相互に結着される。
1に、また他端は、ポンプギヤ39,40と共に歯車室
38に嵌装された軸受ブロック42にそれぞれ支承され
、この軸受ブロック42は、歯車室38の後面を閉じる
後部端板43と嵌合して位置決めされる。そして両端+
ff141.43は、複数本の通しボルト44.44に
よりケーシング35を挟んで相互に結着される。
後部端++7i43の背面には、一方のポンプギヤ39
の軸39aを内側に臨ませる連結筒43aが一体に突設
されており、この連結筒43aは、ケーシング35を伝
動ユニット4に取付ける際、伝動ユニット4のケーシン
グ36に開口する動力取出口45にシール部材46を介
して嵌入され、そして前記クラッチ10の入力部材に連
動するポンプ駆動軸47にポンプギヤ39の軸39aが
ジヨイント48を介して連結される。このように伝動ユ
ニット4においてクラッチ10の入力部材により油圧ポ
ンプ33を駆動するようにしたので、クラッチ10の開
閉状態に関係なくエンジン3の運転中は常時油圧ポンプ
33を作動状態に維持し、油圧を確保することができる
。
の軸39aを内側に臨ませる連結筒43aが一体に突設
されており、この連結筒43aは、ケーシング35を伝
動ユニット4に取付ける際、伝動ユニット4のケーシン
グ36に開口する動力取出口45にシール部材46を介
して嵌入され、そして前記クラッチ10の入力部材に連
動するポンプ駆動軸47にポンプギヤ39の軸39aが
ジヨイント48を介して連結される。このように伝動ユ
ニット4においてクラッチ10の入力部材により油圧ポ
ンプ33を駆動するようにしたので、クラッチ10の開
閉状態に関係なくエンジン3の運転中は常時油圧ポンプ
33を作動状態に維持し、油圧を確保することができる
。
ケーシング35には1両ポンプギヤ39,40の噛合部
を挟んで歯車室38に開口する吸入ポート50及び吐出
ポート51が穿設される。これらポー)50,51は油
圧ポンプ33及び制御弁装置34の配列方向に沿って直
線的に配置される。
を挟んで歯車室38に開口する吸入ポート50及び吐出
ポート51が穿設される。これらポー)50,51は油
圧ポンプ33及び制御弁装置34の配列方向に沿って直
線的に配置される。
このような配置は、ケーシング35の鋳造後、各部のシ
ェル中子をこれらポート50.51を通して容易に排出
させる上で有効である。
ェル中子をこれらポート50.51を通して容易に排出
させる上で有効である。
吸入ポート50の人口には接続短管52が嵌着され、こ
れに前記吸入管27が接続される。
れに前記吸入管27が接続される。
制御弁装置34は、第7図、第9図及び第12図に示す
ように、前、後部油圧シリンダ22f。
ように、前、後部油圧シリンダ22f。
22rの作動を選択する切換弁55、選択された油圧シ
リンダ22rまたは22「への油圧の供給及び解除を制
御するマニュアル弁56、各油圧シリンダ22[,22
rの作動速度を調節する絞り弁57、各油圧シリンダ2
2f、22rの復動を停止させるチェック弁5B、油圧
ポンプ33の吐出圧力の上限を規定するリリーフ弁59
、及び過負荷を回避する安全弁60がら構成され、これ
らは次のようにケーシング35に収容される。
リンダ22rまたは22「への油圧の供給及び解除を制
御するマニュアル弁56、各油圧シリンダ22[,22
rの作動速度を調節する絞り弁57、各油圧シリンダ2
2f、22rの復動を停止させるチェック弁5B、油圧
ポンプ33の吐出圧力の上限を規定するリリーフ弁59
、及び過負荷を回避する安全弁60がら構成され、これ
らは次のようにケーシング35に収容される。
即ち、第3図、第7図及び第8図に示すように、ケーシ
ング35には、油圧ポンプ33及び制御弁装置34の配
列方向と直角に延びる第1弁孔61と、この第1弁孔6
1の上方でそれと平行に延びる第2弁孔62と、この第
2弁孔62の上方で油圧ポンプ33及び制御弁装置34
の配列方向に延びる第3弁孔63と、この第3弁孔63
の上方でそれと平行に延びる第4弁孔64とが穿設され
、第1弁孔61にはマニュアル弁56が、第2弁孔62
にはチェック弁58及び安全弁60が、第3弁孔63に
は絞り弁57が、第4弁孔64には切換弁55がそれぞ
れ配設され、リリーフ弁59はマニュアル弁56に内蔵
される。
ング35には、油圧ポンプ33及び制御弁装置34の配
列方向と直角に延びる第1弁孔61と、この第1弁孔6
1の上方でそれと平行に延びる第2弁孔62と、この第
2弁孔62の上方で油圧ポンプ33及び制御弁装置34
の配列方向に延びる第3弁孔63と、この第3弁孔63
の上方でそれと平行に延びる第4弁孔64とが穿設され
、第1弁孔61にはマニュアル弁56が、第2弁孔62
にはチェック弁58及び安全弁60が、第3弁孔63に
は絞り弁57が、第4弁孔64には切換弁55がそれぞ
れ配設され、リリーフ弁59はマニュアル弁56に内蔵
される。
第9図において、第1弁孔61には油圧ポンプ33の吐
出ボート51の出口が直接開口し、これによって油圧ポ
ンプ33及び制御弁装置34は相互に連通される。
出ボート51の出口が直接開口し、これによって油圧ポ
ンプ33及び制御弁装置34は相互に連通される。
また第1弁孔61には吐出ポート51の出口を挾んで供
給ボート65及び排出ボート66が開口し、供給ボート
65の出口は第2弁孔62に開口する。第2弁孔62に
は高圧ボート67が、また第4弁孔64には中央ボート
68がそれぞれ開口し、これらボート67.68間を結
ぶ油路69の中間部に第3弁孔63と同軸の絞り孔70
が形成される。さらに第4弁孔64には中央ボート68
を挟んで一対の前、後部出力ポードア1f、71rが開
口し、これら出力ポードア1f、71rの出口に、前5
後部油圧シリンダ22f、22rに連なる前記油圧導管
29f、29rがそれぞれ接続される。
給ボート65及び排出ボート66が開口し、供給ボート
65の出口は第2弁孔62に開口する。第2弁孔62に
は高圧ボート67が、また第4弁孔64には中央ボート
68がそれぞれ開口し、これらボート67.68間を結
ぶ油路69の中間部に第3弁孔63と同軸の絞り孔70
が形成される。さらに第4弁孔64には中央ボート68
を挟んで一対の前、後部出力ポードア1f、71rが開
口し、これら出力ポードア1f、71rの出口に、前5
後部油圧シリンダ22f、22rに連なる前記油圧導管
29f、29rがそれぞれ接続される。
前記排出ボート66の出口は、ケーシング35の前後両
側部に形成される油室72.73に油路74を介して連
通し、前部の油室72に開口する出ロア5に、油タンク
26に連なる前記戻し管28が接続される。したがって
油室72.73に排出された油は油タンク26に戻され
る。
側部に形成される油室72.73に油路74を介して連
通し、前部の油室72に開口する出ロア5に、油タンク
26に連なる前記戻し管28が接続される。したがって
油室72.73に排出された油は油タンク26に戻され
る。
上記油室72.73の各開放面は、ケーシング35にポ
ル1−78.79で締着される前、後部端板76.77
によってそれぞれ閉鎖される(第5図参照)。
ル1−78.79で締着される前、後部端板76.77
によってそれぞれ閉鎖される(第5図参照)。
さて、上記答弁の構造を説明するに、先ず切換弁55は
、第7図及び第8図に示すように第4弁孔64に回転可
能に嵌合するコック型に形成され、その回動によって中
央ボート68を前、後部出力ポードア1f、71rに選
択的に連通させることができる。この切換弁55は、一
端をケーシング35の右側面から突出させており、それ
に前記第1制御レバー31が付設される。したがって第
1制御レバー31の回動操作により切換弁55は回動さ
れる。
、第7図及び第8図に示すように第4弁孔64に回転可
能に嵌合するコック型に形成され、その回動によって中
央ボート68を前、後部出力ポードア1f、71rに選
択的に連通させることができる。この切換弁55は、一
端をケーシング35の右側面から突出させており、それ
に前記第1制御レバー31が付設される。したがって第
1制御レバー31の回動操作により切換弁55は回動さ
れる。
この第1制御レバー31の回動範囲を規制する規制板8
2がケーシング35にポルト83で固着される(第5図
参照)。この規制板82は切換弁55の周溝84(第8
図参照)に係合してその抜止めの機能をも果す。
2がケーシング35にポルト83で固着される(第5図
参照)。この規制板82は切換弁55の周溝84(第8
図参照)に係合してその抜止めの機能をも果す。
マニュアル弁56は、第9図に示すように、第1弁孔6
1に摺動自在に嵌合するスプール型に形成され、中央の
停止位置A、−例の上昇位置B及び他側の下降位置Cの
3位置を取るようになっている。このマニュアル弁56
の、後部油室73に突出した一端部側面にはピン87が
突設され、このピン87に、前記第2制御レバー32の
回動軸32aに固着されたフォーク88が係合される。
1に摺動自在に嵌合するスプール型に形成され、中央の
停止位置A、−例の上昇位置B及び他側の下降位置Cの
3位置を取るようになっている。このマニュアル弁56
の、後部油室73に突出した一端部側面にはピン87が
突設され、このピン87に、前記第2制御レバー32の
回動軸32aに固着されたフォーク88が係合される。
したがって、第2制御レバー32の回動によってマニュ
アル弁56は摺動抛作される。
アル弁56は摺動抛作される。
マニュアル弁56には、第9図で左側から順に第1ラン
ド903、排出用の第1大グループ911 (第8図参
照)、上昇絞り用の第1小グループ92、(第10図参
照)、第2ランド90□、下降絞り用の第2小グループ
92□ (第11図参照)、及び排出用の第2大グルー
プ91□が設けられ、該弁56の停止位置Aでは第1大
グループ91、を介して吐出ボート51及び排出ボート
66間を連通し、また上昇位置Bでは第1ランド90、
により吐出ボート51及び排出ボート66間を遮断する
と共に第2ランド902により供給ボート65及び前部
油室72間を遮断し、同時に第1大グループ911を介
して吐出ボート51及び供給ボート65間を連通し、ま
た下降位置Cでは第2ランド90□により吐出ボート5
1及び供給ボート65間を遮断すると第2大グループ9
1□を介して供給ボート65及び前部油室72間を連通
ずるようになっている。また停止位置Aと、上昇位置B
及び下降位置Cとの各中間位置では、作動油の流路に第
1小グループ921または第2小グループ92□が介入
するようになっている。
ド903、排出用の第1大グループ911 (第8図参
照)、上昇絞り用の第1小グループ92、(第10図参
照)、第2ランド90□、下降絞り用の第2小グループ
92□ (第11図参照)、及び排出用の第2大グルー
プ91□が設けられ、該弁56の停止位置Aでは第1大
グループ91、を介して吐出ボート51及び排出ボート
66間を連通し、また上昇位置Bでは第1ランド90、
により吐出ボート51及び排出ボート66間を遮断する
と共に第2ランド902により供給ボート65及び前部
油室72間を遮断し、同時に第1大グループ911を介
して吐出ボート51及び供給ボート65間を連通し、ま
た下降位置Cでは第2ランド90□により吐出ボート5
1及び供給ボート65間を遮断すると第2大グループ9
1□を介して供給ボート65及び前部油室72間を連通
ずるようになっている。また停止位置Aと、上昇位置B
及び下降位置Cとの各中間位置では、作動油の流路に第
1小グループ921または第2小グループ92□が介入
するようになっている。
上記各グループ91..91□、92..922は、マ
ニュアル弁56の外周面の対向部に面取りを施すことに
より形成される。このようにするとマニュアル弁56の
外周に、その全長に亘り各グループに寸断されることの
ない摺動面を残存させるので、該弁56の良好な摺動性
が得られる。
ニュアル弁56の外周面の対向部に面取りを施すことに
より形成される。このようにするとマニュアル弁56の
外周に、その全長に亘り各グループに寸断されることの
ない摺動面を残存させるので、該弁56の良好な摺動性
が得られる。
マニュアル弁56には、その軸方向に延びる大径の弁室
93と、この弁室93の内端に同軸で連なる小径の案内
孔94と、弁室93に隣接して案内孔94を前記第1大
グループ91+に連通する通孔95と、弁室93を前部
油室72に開放する通孔96とが設けられ、弁室93の
内端壁が弁座97に形成される。弁室93には弁座97
と協働する円錐弁98と、該弁98を閉し方向、即ち弁
座97側へ付勢する弁ばね99とが収納され、これらに
よって前記リリーフ弁59が構成される。
93と、この弁室93の内端に同軸で連なる小径の案内
孔94と、弁室93に隣接して案内孔94を前記第1大
グループ91+に連通する通孔95と、弁室93を前部
油室72に開放する通孔96とが設けられ、弁室93の
内端壁が弁座97に形成される。弁室93には弁座97
と協働する円錐弁98と、該弁98を閉し方向、即ち弁
座97側へ付勢する弁ばね99とが収納され、これらに
よって前記リリーフ弁59が構成される。
円錐弁98は、通孔95を横切って延びる弁杆98aと
、この弁杆98aの先端に形成されて案内孔94に摺合
する小ピストン98bとを一体に備えている。
、この弁杆98aの先端に形成されて案内孔94に摺合
する小ピストン98bとを一体に備えている。
前部油室72において、マニュアル弁56の一端には、
弁ばね99の固定端を支承するようにボルト100が螺
着され、その際、これらマニュアル弁56及びボルト1
00間に、後述するチェック弁58の開弁操作のための
連動腕101が挟止される。
弁ばね99の固定端を支承するようにボルト100が螺
着され、その際、これらマニュアル弁56及びボルト1
00間に、後述するチェック弁58の開弁操作のための
連動腕101が挟止される。
第9A図に明示するように、チェック弁58は第2弁孔
62に嵌合されて一端部が前記供給ボート65と連通す
る弁筒105と、この弁筒105内に配設されるカップ
状の主弁106と、この主弁106内に配設される副弁
107と、この副弁107を閉じ方向に付勢する弁ばね
108とから構成される。弁筒105の前記一端部は主
弁106と協働する主弁座109に形成され、この主弁
座109と反対側の主弁106の端部には、主弁106
の傾きを防止すべ(弁筒105の内周面に摺合するピス
トン106aが一体に連設される。
62に嵌合されて一端部が前記供給ボート65と連通す
る弁筒105と、この弁筒105内に配設されるカップ
状の主弁106と、この主弁106内に配設される副弁
107と、この副弁107を閉じ方向に付勢する弁ばね
108とから構成される。弁筒105の前記一端部は主
弁106と協働する主弁座109に形成され、この主弁
座109と反対側の主弁106の端部には、主弁106
の傾きを防止すべ(弁筒105の内周面に摺合するピス
トン106aが一体に連設される。
そしてこのピストン106aの前後において弁筒105
の内部を高圧ボート67に連通する通孔110.111
が弁筒105に穿設される。
の内部を高圧ボート67に連通する通孔110.111
が弁筒105に穿設される。
カップ状の主弁106の端壁は副弁107と協働する副
弁座112に形成され、この副弁座112から離隔した
位置で主弁106の内周面に摺合するピストン107a
が副弁107に一体に連設され、これにより副弁107
の(頃きが防止される。
弁座112に形成され、この副弁座112から離隔した
位置で主弁106の内周面に摺合するピストン107a
が副弁107に一体に連設され、これにより副弁107
の(頃きが防止される。
このピストン107a及び副弁座112間で主弁106
の内部をその外周側と連通ずる通孔113が主弁106
に穿設される。
の内部をその外周側と連通ずる通孔113が主弁106
に穿設される。
副弁107には副弁座112を貫通する突軸114が一
体に連設され、この突軸114は基端側の大径部114
aと先端側の小径部114bとから2段形状をなしてい
る。この突軸114の先端に対向して開弁棒115が配
設される。この開弁棒115は、第2弁孔62と前部油
室72間の隔壁に摺動自在に支承されると共に前部油室
72において前記連動腕101に連結され、前記マニュ
アル弁56が停止位置Aから下降位置Cへ操作する間に
、突軸114及び主弁106を順次押動するようになっ
ている。
体に連設され、この突軸114は基端側の大径部114
aと先端側の小径部114bとから2段形状をなしてい
る。この突軸114の先端に対向して開弁棒115が配
設される。この開弁棒115は、第2弁孔62と前部油
室72間の隔壁に摺動自在に支承されると共に前部油室
72において前記連動腕101に連結され、前記マニュ
アル弁56が停止位置Aから下降位置Cへ操作する間に
、突軸114及び主弁106を順次押動するようになっ
ている。
前記弁筒105の一端を第2弁孔62の段部62aに押
圧して固定するために、第2弁孔62には、弁筒105
の他端に当接する仕切部材118が嵌装されると共に、
仕切部材118を固定する中空のポル)119が螺着さ
れる。このボルト119の中空部は、その開放端をねし
栓120で閉じて弁室121とされ、この弁室121側
で仕切部材118には弁筒105内と連通ずる弁座12
6が形成される。そして、この弁座126と協働する球
弁122と、この球弁122を前面の円錐状凹部123
aで支承するリテーナ123と、このリテーナ123を
介して球弁122を閉し方向に付勢する弁ばね124と
が弁室121に収納され、これらによって前記安全弁6
0が構成される。
圧して固定するために、第2弁孔62には、弁筒105
の他端に当接する仕切部材118が嵌装されると共に、
仕切部材118を固定する中空のポル)119が螺着さ
れる。このボルト119の中空部は、その開放端をねし
栓120で閉じて弁室121とされ、この弁室121側
で仕切部材118には弁筒105内と連通ずる弁座12
6が形成される。そして、この弁座126と協働する球
弁122と、この球弁122を前面の円錐状凹部123
aで支承するリテーナ123と、このリテーナ123を
介して球弁122を閉し方向に付勢する弁ばね124と
が弁室121に収納され、これらによって前記安全弁6
0が構成される。
弁室121は、ボルト119に穿設された通孔125を
通して後部油室73に開放される。
通して後部油室73に開放される。
再び第9図において、絞り弁57は第3弁孔63に螺装
される。この絞り弁57の内端には絞り孔70に挿入さ
れるテーバ部57aが、また外端には六角形の頭部57
bがそれぞれ設けられており、この頭部57bにスパナ
を嵌めて回転することにより、その回転方向に応じてテ
ーパ部57aを進退させ絞り孔70の開度を増減させる
ことができ、またその前進限で絞り孔70を閉鎖するこ
とができる。
される。この絞り弁57の内端には絞り孔70に挿入さ
れるテーバ部57aが、また外端には六角形の頭部57
bがそれぞれ設けられており、この頭部57bにスパナ
を嵌めて回転することにより、その回転方向に応じてテ
ーパ部57aを進退させ絞り孔70の開度を増減させる
ことができ、またその前進限で絞り孔70を閉鎖するこ
とができる。
次にこの実施例の作用を説明すると、第9図はマニュア
ル弁56を停止位画人に置いた状態を示す。この状1専
で油圧ポンプ33が作動していれば、油圧ポンプ33に
より油タンク26から吸入されて吐出ボート51へ吐出
された作動油は、マニュアル弁56の第1大グループ9
10、排出ポート66、油路74及び前部油室72を経
て油タンク26に抵抗なく還流するので、吐出ボート5
1に高い油圧は発生しない。
ル弁56を停止位画人に置いた状態を示す。この状1専
で油圧ポンプ33が作動していれば、油圧ポンプ33に
より油タンク26から吸入されて吐出ボート51へ吐出
された作動油は、マニュアル弁56の第1大グループ9
10、排出ポート66、油路74及び前部油室72を経
て油タンク26に抵抗なく還流するので、吐出ボート5
1に高い油圧は発生しない。
このとき切換弁55が中央ポート68と後部出カポ−)
71rとの連通位置に置かれていれば、後部昇降腕21
rの自重(実際にはこれに連結した作業機の重量も加わ
る)により後部油圧シリンダ22rの油圧室に発生する
油圧が切換弁55、絞り孔70及び高圧ボート67を介
してチェック弁58の弁筒105内まで伝達し、主及び
副両弁106.107の背面に作用してこれらを閉弁状
態に保持するので、後部油圧シリンダ22rから作動油
は流出せず、後部昇降腕21rはそのときの位置を維持
することができる。
71rとの連通位置に置かれていれば、後部昇降腕21
rの自重(実際にはこれに連結した作業機の重量も加わ
る)により後部油圧シリンダ22rの油圧室に発生する
油圧が切換弁55、絞り孔70及び高圧ボート67を介
してチェック弁58の弁筒105内まで伝達し、主及び
副両弁106.107の背面に作用してこれらを閉弁状
態に保持するので、後部油圧シリンダ22rから作動油
は流出せず、後部昇降腕21rはそのときの位置を維持
することができる。
この後部昇降腕21rのヒツチボックス20rに連結さ
れた作業機が作業中に上陸方向の過負荷を受けると、そ
れに伴いチェック弁58の弁筒1O5内の油圧が上昇し
、安全弁60の球界122が前面にその油圧を受けて弁
ばね124を縮めながら開弁するので、その油圧の過剰
分を弁座126、弁室121及び通孔125を通して後
部油室73側へ放出し、作業機を過負荷から保:Wする
ことができる。
れた作業機が作業中に上陸方向の過負荷を受けると、そ
れに伴いチェック弁58の弁筒1O5内の油圧が上昇し
、安全弁60の球界122が前面にその油圧を受けて弁
ばね124を縮めながら開弁するので、その油圧の過剰
分を弁座126、弁室121及び通孔125を通して後
部油室73側へ放出し、作業機を過負荷から保:Wする
ことができる。
いま、後部昇降腕21rを上昇させるべく第2KJI
御レバー32の操作によりマニュアル弁56を上昇位置
Bヘシフトしていくと、先ず第1ランド901により吐
出ポート51及び排出ポート66間が遮断されると共に
第2ランド90.により供給ポート65及び前部油室7
2間が遮断されるので、油圧ポンプ33により吐出ボー
ト51に油圧が発生される。そしてその吐出ボート51
が第1小グループ92.を介して供給ポート65と連通
している段階では、上記油圧は第1小グループ92Iで
絞り作用を受けつつ供給ポート65側へ伝達し、そして
チェック5日の主弁106前面に作用してこれを押し開
き、主弁座109、弁筒105の通孔110、高圧ポー
ト67、絞り孔70、中央ポート68、切換弁55及び
後部出力ポードア1rを経て後部油圧シリンダ22rの
油圧室に伝達し、この油圧によりピストン23rを駆動
して後部昇降腕21rを上昇させることになるが、その
上昇速度は、主としてマニュアル弁56の第1小グルー
プ92.の絞り作用により緩速に制御される。この緩速
上昇の速度は、絞り弁57による絞り孔70の開度調節
により、微量調節が可能である。
御レバー32の操作によりマニュアル弁56を上昇位置
Bヘシフトしていくと、先ず第1ランド901により吐
出ポート51及び排出ポート66間が遮断されると共に
第2ランド90.により供給ポート65及び前部油室7
2間が遮断されるので、油圧ポンプ33により吐出ボー
ト51に油圧が発生される。そしてその吐出ボート51
が第1小グループ92.を介して供給ポート65と連通
している段階では、上記油圧は第1小グループ92Iで
絞り作用を受けつつ供給ポート65側へ伝達し、そして
チェック5日の主弁106前面に作用してこれを押し開
き、主弁座109、弁筒105の通孔110、高圧ポー
ト67、絞り孔70、中央ポート68、切換弁55及び
後部出力ポードア1rを経て後部油圧シリンダ22rの
油圧室に伝達し、この油圧によりピストン23rを駆動
して後部昇降腕21rを上昇させることになるが、その
上昇速度は、主としてマニュアル弁56の第1小グルー
プ92.の絞り作用により緩速に制御される。この緩速
上昇の速度は、絞り弁57による絞り孔70の開度調節
により、微量調節が可能である。
マニュアル弁56が上昇値iBまでシフトされると、吐
出ポー1−51及び供給ポート65間は第1大グループ
911を介して連通されるようになるので、油圧の伝達
速度は増加し、後部昇降腕21rの上昇速度は速められ
る。しかし、この場合でも絞り弁57が絞り孔70を程
度に絞って油圧の伝達速度の上限を規制しているので、
後部昇降腕21「の急激な上昇は抑制される。
出ポー1−51及び供給ポート65間は第1大グループ
911を介して連通されるようになるので、油圧の伝達
速度は増加し、後部昇降腕21rの上昇速度は速められ
る。しかし、この場合でも絞り弁57が絞り孔70を程
度に絞って油圧の伝達速度の上限を規制しているので、
後部昇降腕21「の急激な上昇は抑制される。
上記作用中、油圧ポンプ33の吐出圧力は通孔95を通
して、リリーフ弁59の円錐弁98前面に作用している
ので、その吐出圧力が弁ばね99のセット荷重により決
定される規定値以上に上昇すれば、弁ばね99の力に抗
して円錐弁98は開弁じて吐出圧力の過剰分を弁室93
及び通孔96を通して前部油室72側へ放出する。この
圧力の放出により油圧ポンプ33の吐出圧力が規定値に
戻れば、円錐弁98は弁ばね99の力で閉弁状態に復帰
する。
して、リリーフ弁59の円錐弁98前面に作用している
ので、その吐出圧力が弁ばね99のセット荷重により決
定される規定値以上に上昇すれば、弁ばね99の力に抗
して円錐弁98は開弁じて吐出圧力の過剰分を弁室93
及び通孔96を通して前部油室72側へ放出する。この
圧力の放出により油圧ポンプ33の吐出圧力が規定値に
戻れば、円錐弁98は弁ばね99の力で閉弁状態に復帰
する。
このような円錐弁98の開閉動作中、それと一体の小ピ
ストン98bが案内孔94を摺動することにより円錐弁
98の傾きを防止することができる。また小ピストン9
8bと案内孔94との摺動間隙を通して流れる油によっ
て円錐弁98の乱調をもを防止することができる。
ストン98bが案内孔94を摺動することにより円錐弁
98の傾きを防止することができる。また小ピストン9
8bと案内孔94との摺動間隙を通して流れる油によっ
て円錐弁98の乱調をもを防止することができる。
次に後部昇降腕21rを下降させるべくマニュアル弁5
Gを停止位置Aを越えて下降位置Cヘシフトしていけば
、先ず供給ポート65は、第2ランド90gにより吐出
ボート51との間を遮断されると共に、第2小グループ
92□を介して前部油室72と連通され、次いで開弁棒
115によりチェック弁58における副弁107の突軸
114を押動して副弁107を開弁させる。この副弁1
07の弁筒105内に9pませた受圧面積は比較的小さ
く、したがって弁筒105内の高油圧による副弁107
の閉弁力は比較的小さいので、開弁棒115の軽い押力
により副弁107を容易に開くことができる。
Gを停止位置Aを越えて下降位置Cヘシフトしていけば
、先ず供給ポート65は、第2ランド90gにより吐出
ボート51との間を遮断されると共に、第2小グループ
92□を介して前部油室72と連通され、次いで開弁棒
115によりチェック弁58における副弁107の突軸
114を押動して副弁107を開弁させる。この副弁1
07の弁筒105内に9pませた受圧面積は比較的小さ
く、したがって弁筒105内の高油圧による副弁107
の閉弁力は比較的小さいので、開弁棒115の軽い押力
により副弁107を容易に開くことができる。
副弁107が開くと、後部油圧シリンダ22rの油圧が
切換弁55、絞り孔70、高圧ポート67、弁筒105
の通孔ito、主弁106の通孔113、副弁座112
、供給ポート65及び第2小グループ92□を順次径て
前部油室72へと放出されるので、後部昇降腕21rを
下降させることができ、その下降速度は、副弁107及
び第2小グループ92□の絞り作用により緩速に制御さ
れる。
切換弁55、絞り孔70、高圧ポート67、弁筒105
の通孔ito、主弁106の通孔113、副弁座112
、供給ポート65及び第2小グループ92□を順次径て
前部油室72へと放出されるので、後部昇降腕21rを
下降させることができ、その下降速度は、副弁107及
び第2小グループ92□の絞り作用により緩速に制御さ
れる。
而して、副弁107の開度は、開弁初jlllでは突軸
114の大径部114aにより小さく制御され、開弁後
期では小径部114bにより大きく制御されるので、開
弁棒115の前進に応じて副弁107による絞り作用が
強弱2段階に変化し、それにより後部昇降腕21rの下
降速度の緩速制御を遅速2段階に行うことができる。更
にその速度は、絞り弁57による絞り孔70の開度調節
により、微量調節が可能である。
114の大径部114aにより小さく制御され、開弁後
期では小径部114bにより大きく制御されるので、開
弁棒115の前進に応じて副弁107による絞り作用が
強弱2段階に変化し、それにより後部昇降腕21rの下
降速度の緩速制御を遅速2段階に行うことができる。更
にその速度は、絞り弁57による絞り孔70の開度調節
により、微量調節が可能である。
副弁107が開弁すると、主弁106の内外の圧力差が
減少するので、開弁棒115を更に前進させて主弁10
6を押動ずれば、これを軽快に開弁させることができる
。
減少するので、開弁棒115を更に前進させて主弁10
6を押動ずれば、これを軽快に開弁させることができる
。
主弁106が開弁すると、後部油圧シリンダ22rの油
圧の放出は主弁座109を通して速やかに行われるので
、後部昇降腕21rの下降速度は速められる。しかし、
その際、第2小グループ91□が尚も供給ポート65及
び前部油室72間に介在していれば、その絞り作用によ
り後部昇降腕21rの下降速度の上昇は適度に抑えられ
る。
圧の放出は主弁座109を通して速やかに行われるので
、後部昇降腕21rの下降速度は速められる。しかし、
その際、第2小グループ91□が尚も供給ポート65及
び前部油室72間に介在していれば、その絞り作用によ
り後部昇降腕21rの下降速度の上昇は適度に抑えられ
る。
マニュアル弁56が下降位置Cまでシフトされると、供
給ポート65及び前部油室72間は第2大グループ91
□を介して連通ずるようになるので、後部油圧シリンダ
22rからの油圧の放出速度は更に速められ、後部昇降
腕21rの下降速度は最大となる。この下降最大速度は
、絞り弁57により調節された絞り孔70の開度により
制限される。
給ポート65及び前部油室72間は第2大グループ91
□を介して連通ずるようになるので、後部油圧シリンダ
22rからの油圧の放出速度は更に速められ、後部昇降
腕21rの下降速度は最大となる。この下降最大速度は
、絞り弁57により調節された絞り孔70の開度により
制限される。
以上、後部昇降腕21rの昇降について述べたが、切換
弁55の切換操作により、中央ポート68を前部出カポ
−)71fに連通させれば、上記と同様の作用により前
部昇降腕21fを昇降させることができることは理解さ
れよう。
弁55の切換操作により、中央ポート68を前部出カポ
−)71fに連通させれば、上記と同様の作用により前
部昇降腕21fを昇降させることができることは理解さ
れよう。
前、後部両昇降椀21f、21rを適当な上昇位置で停
めてトラクタ1を長時間放置するような場合には、絞り
弁57を充分に締め込んで絞り孔70を閉鎖する。この
ようにすると、例えば第9図のように、後部油圧シリン
ダ22rに連なる後部出カポ−1−71rが切換弁55
を介して中央ポート68と連通していても、油圧回路上
安全弁60と切換弁55との間に介入した絞り弁57に
よって後部油圧シリンダ22rからの油圧放出が確実に
阻止されるので、後部昇降腕21fを、それに加わる荷
重の大小に拘わらず長時間不動状態に保持することがで
きる。一方前部油圧シリンダ22rに連なる前部出力ポ
ードア1[は切換弁55により閉鎖されているので、前
部昇降腕21fも、それに加わる荷重の大小に拘わらず
長時間不動状態に保持することができる。
めてトラクタ1を長時間放置するような場合には、絞り
弁57を充分に締め込んで絞り孔70を閉鎖する。この
ようにすると、例えば第9図のように、後部油圧シリン
ダ22rに連なる後部出カポ−1−71rが切換弁55
を介して中央ポート68と連通していても、油圧回路上
安全弁60と切換弁55との間に介入した絞り弁57に
よって後部油圧シリンダ22rからの油圧放出が確実に
阻止されるので、後部昇降腕21fを、それに加わる荷
重の大小に拘わらず長時間不動状態に保持することがで
きる。一方前部油圧シリンダ22rに連なる前部出力ポ
ードア1[は切換弁55により閉鎖されているので、前
部昇降腕21fも、それに加わる荷重の大小に拘わらず
長時間不動状態に保持することができる。
このような農用トラクタ1の油圧系において、油圧ポン
プ33、並びに制御弁装置34を構成するマニュアル弁
56、チェック弁58、安全弁60、絞り弁57及び切
換弁55を共通のケーシング35に収容したので、油圧
ポンプ33及び制i:[II弁装置34をユニット化し
、コンパクトな油圧制御ユニット25を得ることができ
る。
プ33、並びに制御弁装置34を構成するマニュアル弁
56、チェック弁58、安全弁60、絞り弁57及び切
換弁55を共通のケーシング35に収容したので、油圧
ポンプ33及び制i:[II弁装置34をユニット化し
、コンパクトな油圧制御ユニット25を得ることができ
る。
また油圧ポンプ33及び制御弁装置34間を連通ずる油
路として吐出ボート51を共通のケーシング35に穿設
したので、油圧導管を用いることなく油圧ポンプ33か
ら制御弁装置34へ高油圧を確実に供給することができ
る。
路として吐出ボート51を共通のケーシング35に穿設
したので、油圧導管を用いることなく油圧ポンプ33か
ら制御弁装置34へ高油圧を確実に供給することができ
る。
C1発明の効果
以上のように本発明によれば、少なくとも油圧ポンプ及
び制御弁装置を共通のケーシングに収容し、このケーシ
ングには油圧ポンプ及び制御弁装置間を連通ずる油路を
穿設したので、油圧ポンプ及び制?IO弁装置をユニッ
ト化して油圧装置の小型化を図ることができる。しかも
油圧ポンプから制御弁装置への油圧の供給は、特別な油
圧導管やシール手段に頼ることなく確実に行うことがで
き、したがって構造の簡素化とコストの低減をも図るこ
とができる。
び制御弁装置を共通のケーシングに収容し、このケーシ
ングには油圧ポンプ及び制御弁装置間を連通ずる油路を
穿設したので、油圧ポンプ及び制?IO弁装置をユニッ
ト化して油圧装置の小型化を図ることができる。しかも
油圧ポンプから制御弁装置への油圧の供給は、特別な油
圧導管やシール手段に頼ることなく確実に行うことがで
き、したがって構造の簡素化とコストの低減をも図るこ
とができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は農用ト
ラクタの側面図、第2図はその農用トラクタの油圧装置
におけるユニット化された油圧ポンプ及び制御弁装置の
平面図、第3図及び第4図は第2図のm−m線及びrV
−rV線断面図、第5図は第2図の■矢視図、第6図は
第4図のVl −VT線断面図、第7図は第3図の■−
■線断面図、第8図は第7図の■−■線断面図、第9図
は制御弁装置の縦断面図、第9A図は第9図の一部の拡
大図、第10図及び第11図は第9図のX−X線及びX
l−XI線断面圓、第12図は油圧系の油圧回路図であ
る。 3・・・エンジン、21f、21r・・・前、後部昇降
腕、22f、22r・・・前、後部油圧シリンダ、25
・・・油圧制御ユニット、33・・・油圧ポンプ、34
・・・制御弁装置、35・・・ケーシング、51・・・
油路としての吐出ボート、55・・・切換弁、56・・
・マニュアル弁、57・・・絞り弁、58・・・チェッ
ク弁、59・・・リリーフ弁、60・・・安全弁 時 許 出 願 人 本田技研工業株式会社代理人
弁理士 落 合 健第6図 石 第7図 ヒ匪 り、−、j 昂
ラクタの側面図、第2図はその農用トラクタの油圧装置
におけるユニット化された油圧ポンプ及び制御弁装置の
平面図、第3図及び第4図は第2図のm−m線及びrV
−rV線断面図、第5図は第2図の■矢視図、第6図は
第4図のVl −VT線断面図、第7図は第3図の■−
■線断面図、第8図は第7図の■−■線断面図、第9図
は制御弁装置の縦断面図、第9A図は第9図の一部の拡
大図、第10図及び第11図は第9図のX−X線及びX
l−XI線断面圓、第12図は油圧系の油圧回路図であ
る。 3・・・エンジン、21f、21r・・・前、後部昇降
腕、22f、22r・・・前、後部油圧シリンダ、25
・・・油圧制御ユニット、33・・・油圧ポンプ、34
・・・制御弁装置、35・・・ケーシング、51・・・
油路としての吐出ボート、55・・・切換弁、56・・
・マニュアル弁、57・・・絞り弁、58・・・チェッ
ク弁、59・・・リリーフ弁、60・・・安全弁 時 許 出 願 人 本田技研工業株式会社代理人
弁理士 落 合 健第6図 石 第7図 ヒ匪 り、−、j 昂
Claims (1)
- エンジンにより駆動される油圧ポンプ、作業機を駆動
する油圧シリンダ、及び油圧ポンプの吐出ポートと油圧
シリンダの油圧室間を結ぶ油路に介装されて油圧シリン
ダの作動を制御する制御弁装置を備えた、作業用車両の
油圧装置において、少なくとも油圧ポンプ及び制御弁装
置を共通のケーシングに収容し、このケーシングには油
圧ポンプ及び制御弁装置間を連通する油路を穿設したこ
とを特徴とする、作業用車両の油圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14103086A JPS62297505A (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | 作業用車両の油圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14103086A JPS62297505A (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | 作業用車両の油圧装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27352786A Division JPS62298678A (ja) | 1986-11-17 | 1986-11-17 | 油圧装置用ケ−シング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62297505A true JPS62297505A (ja) | 1987-12-24 |
Family
ID=15282582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14103086A Pending JPS62297505A (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | 作業用車両の油圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62297505A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190059339A (ko) * | 2017-11-22 | 2019-05-31 | 연해정 | 비닐하우스용 농기계 자동 견인장치 |
-
1986
- 1986-06-17 JP JP14103086A patent/JPS62297505A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190059339A (ko) * | 2017-11-22 | 2019-05-31 | 연해정 | 비닐하우스용 농기계 자동 견인장치 |
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