JPS5842700Y2 - スロ−リタ−ンバルブ - Google Patents

スロ−リタ−ンバルブ

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JPS5842700Y2
JPS5842700Y2 JP1979086449U JP8644979U JPS5842700Y2 JP S5842700 Y2 JPS5842700 Y2 JP S5842700Y2 JP 1979086449 U JP1979086449 U JP 1979086449U JP 8644979 U JP8644979 U JP 8644979U JP S5842700 Y2 JPS5842700 Y2 JP S5842700Y2
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JP
Japan
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oil passage
valve
valve body
cylinder
cylinder side
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Application number
JP1979086449U
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English (en)
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JPS564082U (ja
Inventor
富雄 美濃
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主に農用トラクタのリフトアームコントロール
装置に適したスローリターンバルブに関する。
(従来技術) この種のコントロール装置は第1図にその概略を示す如
く、リフトアーム駆動用シリンダー1をスローリターン
バルブ2、コントロールバルブ3を介してオイルポンプ
P及びオイルタンク6につナキ、コントロールバルブ3
をポンプP及びタンク6の間で切り換えることにより、
シリンダー1を加圧してリフトアーム(図示せず)を上
昇させたり、シリンダー1の圧力を逃がしてリフトアー
ムを自重で降下させたりするようになっている。
スローリターンバルブ2はシリンダー1内の圧力を逃が
す際に作動油に絞り作用を加え、シリンダー1の急激な
減圧、すなわちリフトアームの急激な下降を防止するも
ので、第2図の如くシリンダーヘッド8に組み入れられ
たチェックバルブ9と可変絞り弁10とからなる。
チェックバルブ9の弁体12は有底筒状で、弁室13の
開口端部の雌ねじにはナツト15が螺合しており、弁体
12とナツト15間には圧縮コイルばね16が縮設しで
ある。
コントロールバルブ3側の油路17は弁座18に開口し
、シリンダー1側の油路19は弁室13の弁座18近傍
の内周面に開口し、油路17か所定圧以上に加圧された
時のみに弁体12がばね16の弾力に抗して押し上げら
れ、油路17と油路19が連通ずる。
可変絞り弁10の弁体22は概ね円柱状で、第3図の如
く弁室開口端部の雌ねじ20に螺合したナツト21の孔
に回転自在に嵌合し、外周面には弁体中心線と直交する
切欠き溝24を有する。
第2図の如く油路17の分岐油路25と油路19の分岐
油路26とは切欠き溝24だけを介して連通し、その連
通の度合(絞り開度)は弁体22の回転位置により調節
自在である。
シリンダー1の加圧時には作動油は主にチェックバルブ
9を通ってシリンダー1に急速に流入するのでシリンダ
ー1は即時加圧され、減圧時には作動油は可変絞り弁1
0だけを介して緩やかにシリンダー1から流出するので
シリンダー1は緩やかに減圧される。
(従来技術の問題点) 上述のようにチェックバルブ9と可変絞り弁10が別体
に設けであると、構造が複雑化し、嵩張るため、農用ト
ラクタのリフトアーム1駆動用シリンダーのシリンダー
ヘッドに組込むとシリンダーヘッドが嵩張り、しかも、
チェックバルブ9の調整や可変絞り弁10の操作を別の
場所で行うことになり、操作用の所要スペースが増し、
調整、操作等の作業性も低下する。
コストも高くなる。(考案の目的) 本考案はチェックバルブと可変絞り弁を一体化して上記
従来の不具合を解消しようとするものである。
(考案の構成) 本考案は回転かつ摺動自在な円形断面の弁体と、弁体が
摺回動自在に嵌合する弁室と、弁室の内周面に開口した
コントロールバルブ出口側第1油路と、第1油路から分
岐して弁室前端の弁座に開口する第2油路と、第1油路
に対向して弁室の内周面に開口したシリンダー側油路と
、弁体を弁座への着座方向前方に付勢するばねと、弁体
後端の長手方向の切欠き溝の途中に弁体直径方向のピン
で係合する軸部を有する弁体回動バンドルとを備え、弁
体前端近傍外周面上の切欠きによりシリンダー側油路と
第1油路とを弁体の回転角度位置に応じて開度調節自在
に連通させ、第2油路が所定圧力以上に加圧された時弁
体が弁座から離れ第2油路がシリンダー側油路と連通ず
るようにしたことを特徴とするスローリターンバルブで
ある。
これにより一つの弁体がチェックバルブと可変絞り弁の
機能を兼ね備え、第2油路の油圧が所定値以上に上昇す
ると上記弁体が弁座から浮いてリフトアーム駆動用シリ
ンダーに所定油圧を自動的に供給するチェックバルブと
して働き、又第1油路の油圧が解放されると上記弁体の
角度により定まる開度の絞り通路を通してシリンダーの
油圧が緩やかに解放されるスローリターンバルブとして
働くようになる。
チェックバルブの特性の調整と、可変絞り弁の絞り変更
操作は1個の弁体回動バンドル部分で行うことができる
(実施例) 油圧回路を示す第4図において、ポンプPはエンジン6
2により常時駆動されるようになっており、ポンプPの
吸込口63はタンク64内のストレーナ65に接続し、
吐出口66は途中に外部取出部31を有する油路67を
へてコントロールバルブ32の入口68に接続している
油路67の途中からIJ IJ−フバルブ37を有する
油路69が分岐し、油路69の先端はタンク64に接続
している。
39は油路67内の油圧が所定値以上に上昇するまで油
路67をタンク64に接続するチェックバルブである。
コントロールバルブ32の出ロア0は逆止弁33、スロ
ーリターンバルブ35、ストップバルブ80をへてシリ
ンダー59の作動室60に接続し、逆止弁33とスロー
リターンバルブ35の間からチェックバルブ34を有す
る油路72が分岐し、油路72の先端はタンク64に開
放している。
チェックバルブ34はコントロールバルブ32を図示の
中立状態から下げ方向(矢印DN方向)へ操作した時油
路72を開放し、図示の中立時及び揚げ方向(矢印UP
方向)へ操作した時油路72を遮断する。
スローリターンバルブ35は後述する如く一体となった
逆止弁73と可変絞り弁74の並列接続回路からなり、
逆止弁73は逆止弁33と同様に作動室60側への流通
のみを許す特性を有する。
第5図はシリンダーヘッド30のピストン移動方向と直
角な断面をシリンダーと反対の側から見た略図で、図面
を明瞭にするためにシリンダーヘッド30の断面にハツ
チングは施されていない。
第5図に示す如く前記第4図の油圧回路はシリンダーヘ
ッド30内に組み入れてあり、チェックバルブ34,3
9は第5図の紙面の裏面側に位置する。
36はシリンダーポートである。スローリターンバルブ
35の弁体40は概ね有底筒状で、直径方向の切欠き溝
43を弁室開口側端部に有しく第6.第7図)、切欠き
溝43には軸部41に直角に取り付けたピン42が嵌ま
り、軸部41はホルダー38の孔に回転自在に嵌まり、
ホルダー38は弁室開口端部の雌ねじ44に螺合してい
る。
軸部41のバンドル46を操作することにより弁体40
を軸部41と共に回すことができる。
切欠き溝43はピン42の直径よりも深く、弁体40は
長手方向に摺動自在であるが、弁体40は内部に縮設し
た圧縮コイルはね45により弁座50に向けて付勢され
ている。
なおばね45の一端は軸部41の下端面に支持されてい
る。
弁体40の弁座50側端部の外周面には切欠き47が設
けである。
切欠き47は弁体40の中心線と直交する方向に延びて
いる。
コントロールバルブ32側の油路49は分岐しており、
一方の油路49a(第1油路)は第5図中左方から弁室
内周面の切欠き4γに対応する位置に開口し、他方の油
路49b(第2油路)は弁座50の中央に開口している
シリンダーポート36側の油路52は弁室内周面の油路
49aに対向する位置に開口している。
油路49aと油路52は、第8図の如く弁体40が弁座
50に着座した時、第8図の■■断面である第9図で明
らかな如く、切欠き47だけを介して連通しており、両
油路49a、52間を流れる作動油には切欠き47の部
分で絞り作用が加えられ、又その絞り開度は切欠き47
(弁体40)の回転方向の位置により調節自在である。
第9図中切欠き47の開度中の状態を実線で示し、開度
大の状態を2点鎖線で示している。
第5図の如くシリンダー加圧時にはコントロールバルブ
32の作動により油路49が加圧され、油路49b内の
加圧作動油がばね45の弾力に抗して弁体40を弁[i
50から押し上げる。
従って油路49aだけでなく油路49bも油路52に連
通し、シリンダーに急速に作動油が流入してシリンダー
内圧力が急激に上昇する。
シリンダー減圧時には油路49はチェックバルブ34を
介してオイルタンクに連通しており、油路49bは加圧
されておらず、第8図の如く弁体40ばばね45の弾力
により弁座50に着座して油路49bを塞いでおり、油
路52は油路49aだけと連通している。
従ってシリンダーからの作動油は絞り作用を受け、シリ
ンダーは緩やかに減圧される。
なおその絞りの程度、すなわちシリンダーの減圧率がハ
ンドル46の操作により可変であることは前述の通りで
ある。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると、従来別個の場所に
組込まれていたチェックバルブと可変絞り弁とが一体化
され、1個の弁体40で両方の弁を兼ねることができる
ようになり、農用トラクタのリフトアーム1駆動用シリ
ンダーのシリンダーヘッドのようなスペース的余裕のな
い場所にコンパクトに組込むことができ、装置が嵩張ら
ない。
又チェックバルブの特性の調整と、絞り弁の開度変更操
作がハンドル46の部分で同時に可能となり、作業性が
向上すると共に、調整、操作用の所要スペースも少なく
なる。
1個の弁体40でチェックバルブと可変絞り弁とを兼ね
る構造であるため、スローリターンバルブの構造が簡単
安価になるばかりでなく、コントロールバルブとは別に
設けられているため、コントロールバルブから供給され
る油圧により自動的に作動し、ハンドル46により弁体
40の回動角寒を一旦定めると、その後は調整の必要が
なく、取扱いが容易である。
またコントロールバルブと分離しているため、連動機構
等も不要となり、弁体40ばすべて自動的に作動する。
【図面の簡単な説明】
第1図はリフトアームコントロール装置のレイアウト図
、第2図は従来のスローリターンバルブの断面図、第3
図は第2図のIII−III断面図、第4図は油圧回路
図、第5図は本考案を組み入れたシリンダーヘッドの断
面略図、第6図は本考案の一部を分解状態で示した縦断
面部分略図、第7図は第6図の弁体の側面図、第8図は
減圧動作状態にある本考案の縦断面部分略図、第9図は
第8図の■−IX断面図である。 40・・・・・・弁体、41・・・・・・軸部(回転角
度調整機構の一部)、45・・・・・・ばね、47・・
・・・・切欠き、49a 、49b・・・・・・コント
ロールバルフ側ノ第1及び第2油路、50・・・・・・
弁座、52・・・・・・シリンダー側油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転かつ摺動自在な円形断面の弁体40と、弁体40が
    摺回動自在に嵌合する弁室と、弁室の内周面に開口した
    コントロールバルブ出口側第1油路49aと、第1油路
    49aから分岐して弁室前端の弁座50に開口する第2
    油路49bと、第1油路49aに対向して弁室の内周面
    に開口したシリンダー側油路52と、弁体40を弁座5
    0への着座方向前方に付勢するばね45と、弁体後端の
    長手方向の切欠き溝43の途中に弁体直径方向のピン4
    2で係合する軸部41を有する弁体回動バンドル46と
    を備え、弁体前端近傍外周面上の切欠き47によりシリ
    ンダー側油路52と第1油路49aとを弁体40の回転
    角度位置に応じて開度調節自在に連通させ、第2油路4
    9bが所定圧力以上に加圧された時弁体40が弁座50
    から離れ第2油路49bがシリンダー側油路52と連通
    ずるようにしたことを特徴とするスローリターンバルブ
JP1979086449U 1979-06-22 1979-06-22 スロ−リタ−ンバルブ Expired JPS5842700Y2 (ja)

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JP1979086449U JPS5842700Y2 (ja) 1979-06-22 1979-06-22 スロ−リタ−ンバルブ

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Publication Number Publication Date
JPS564082U JPS564082U (ja) 1981-01-14
JPS5842700Y2 true JPS5842700Y2 (ja) 1983-09-27

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ID=29319678

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JP1979086449U Expired JPS5842700Y2 (ja) 1979-06-22 1979-06-22 スロ−リタ−ンバルブ

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5966679U (ja) * 1982-10-28 1984-05-04 日野自動車株式会社 車両の骨格結合構造
JP2719146B2 (ja) * 1988-03-28 1998-02-25 日立金属株式会社 柱とはりの接合体
JPH07116750B2 (ja) * 1989-09-26 1995-12-13 日立金属株式会社 柱とはりの接合体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5259328U (ja) * 1975-10-25 1977-04-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5259328U (ja) * 1975-10-25 1977-04-30

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JPS564082U (ja) 1981-01-14

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