JPS62297506A - 制御弁装置 - Google Patents

制御弁装置

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JPS62297506A
JPS62297506A JP14103386A JP14103386A JPS62297506A JP S62297506 A JPS62297506 A JP S62297506A JP 14103386 A JP14103386 A JP 14103386A JP 14103386 A JP14103386 A JP 14103386A JP S62297506 A JPS62297506 A JP S62297506A
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JP
Japan
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valve
hydraulic
hole
chamber
discharge port
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Pending
Application number
JP14103386A
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English (en)
Inventor
Sadanori Nishimura
西村 定徳
Sukehisa Kishizawa
岸沢 佑寿
Yuji Shimada
裕司 島田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、各種油圧機器の制御に使用される制御弁装置
に関し、特に、油圧ポンプの吐出ポート、油タンクに連
なる排出ポート及び油圧シリンダに連なる供給ポートが
開口するケーシングの弁孔に配設され、供給ポートを吐
出ポート及び排出ポートに選択的に連通すべく摺動操作
されるスプール型のマニュアル弁と、吐出ポートと油タ
ンク間を結ぶ油路に介装され、油圧ポンプの吐出圧力が
規定値以上になると開弁するリリーフ弁とを備えた制御
弁装置の改良に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる制御弁装置では、油圧ポンプの吐出ポート
から分岐して油タンクに至る逃し通路にリリーフ弁が介
装しである。
(3)発明が解決しようとする問題点 上記のような制御弁装置の構成では、リリーフ弁の存在
のため、制御弁装置を油圧ポンプに近接させて油圧系の
コンパクト化を図ろうとしても限界があり、また制御弁
装置を構成する各種の弁がそれぞれ独立して配設される
ため、制御弁装置のコンパクト化を図る上にも限界があ
る。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、リリー
フ弁に妨げられることなく油圧ポンプへの近接配置が可
能であり、しかもコンパクトな前記制御弁装置を提供す
ることを目的とする。
B4発明の構成 (11問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、マニュアル弁に
、油圧ポンプの吐出ポートと常時連通するグループと、
このグループと連通ずる弁座を端壁に形成し且つ内部を
油タンクと常時連通した弁室とを設け、この弁室に前記
弁座と協働する弁体と、この弁体を閉じ方向へ付勢する
弁ばねとを収容してリリーフ弁を構成したことを特徴と
する。
<2)作 用 上記構成によれば、リリーフ弁はマニュアル弁に内蔵さ
れるので、リリーフ弁に妨げられることなく制御弁装置
の油圧ポンプへの近接配置が可能であり、また制御弁装
置のコンパクト化を図ることもできる。
しかも、油圧ポンプの吐出圧力が規定値以上に上昇すれ
ば、リリーフ弁は開き、吐出圧力の余剰分をマニュアル
弁に設けられたグループ及び弁室を通して油タンクへ放
出し得るので、リリーフ弁本来の調圧機能に支障はない
(3)実施例 図面により本発明の一実施例について説明すると、まず
第1図において、1は農用トラクタを示し、その車体フ
レーム2の前部にはエンジン3が搭載されると共に左右
一対の前輪5.5が操向可能に懸架される。また車体フ
レーム2の後端には伝動ユニット4が取付けられ、この
伝動ユニット4の下部に左右一対の後輪6,6が操向可
能に懸架される。また伝動ユニット4上には作業者のた
めのシート7が設置される。
このシート7とエンジン3との中間位置でハンドルコラ
ム8が車体フレーム2上に立設され、これに前、後輪5
,5i6,6の操向のためのハンドルホイール9が軸支
される。
伝動ユニット4はクラッチ10、変速機11及び後部差
動装置12を一体的に結合して構成され、そのクラッチ
10の入力軸13に前記エンジン3のクランク軸14が
駆動軸15を介して連結される。後部差動装置12は左
右の後輪6.6を駆動し得るようにそれらの間に配置さ
れる。また左右の前輪5,5間にはこれらを駆動する前
部差動装置16が配設され、その入力部材は推進軸17
を介して前記変速機11の出力部材に連結される。
したがって、エンジン3の運転中、その動力は、駆動軸
15、クラッチ10、変速all、後部差動装置12を
経て後輪6,6に伝達し、さらに変速機11から推進軸
17を経て前端5,5に伝達し、全ての車輪を同時に駆
動することができる。
車体フレーム2の前端には、作業機を連結するためのヒ
ツチボックス20fを前端に備えた前部昇降腕21fが
上下揺動可能に軸支される。この前部昇降腕21fには
車体フレーム2上に設置された前部油圧シリンダ22f
のピストン23fがリンク機構24fを介して連結され
、ピストン23fの油圧駆動により前部昇降腕21fを
上昇させ、油圧の解放により該昇降腕21fを自重降下
させるようになっている。
また、伝動ユニット4の後端には、ヒツチボックス20
rを後端に備えた後部昇降腕21rが上下揺動可能に軸
支される。この後部昇降腕21rには伝動ユニット4上
に設置された後部油圧シリンダ22rのピストン23r
がリンク機構24rを介して連結され、ピストン23r
の油圧駆動により後部昇降腕21rを上昇させ、油圧の
解放により該昇降腕21rを自重降下させるようになっ
ている。
前、後部油圧シリンダ22f、22rの作動を制御する
ための油圧制御ユニット25が伝動ユニット4に取付け
られる。この油圧制御ユニット25は、それに隣接して
設置された油タンク26に吸入管27及び戻し管28 
(第9図参照)を介して連通され、また油圧導管29f
、29rを介して前、後部油圧シリンダ22f、22r
の油圧室とも連通されていて、油タンク26から吸入し
た作動油を各油圧シリンダ22f、22rに圧送したり
、その作動油を油タンク26へ戻したりすることができ
る。
またこの油圧制御ユニット25は、前記シート7の横に
配置される第1及び第2制御レバー31゜32を備えて
おり、第1制御レバー31の操作により前、後部油圧シ
リンダ22f、22rの作動を選択し、第2制御レバー
32の操作により選択された油圧シリンダ22fまたは
22rへの油圧の供給及び解除を制御することができる
以下、この油圧制御ユニット25について第2図ないし
第12図により詳しく説明する。
第2図及び第4図に示すように、油圧制御ユニット25
はトラクタ1の左右方向に相互に隣接して配置された油
圧ポンプ33及び制御弁装置34から構成され、この両
者33.34はユニット化のためにケーシング35を共
通に使用する。このケーシング35を、伝動ユニット4
のケーシング36前面に突設された複数のボス36a、
36aに複数のボルト37.37で固着することにより
油圧制御ユニット25は伝動ユニット4に取付けられる
油圧ポンプ33は、第6図に示すように、ケーシング3
5の歯車室38に収容されて互いに噛合する一対のポン
プギヤ39,40を有する歯車型に構成され、ポンプギ
ヤ39,40の各軸39a。
40aの一端は、歯車室38の前面を閉じる前部端)反
41に、また他端は、ポンプギヤ39.40と共に歯車
室38に嵌装された軸受ブロック42にそれぞれ支承さ
れ、この軸受ブロック42は、歯車室38の後面を閉し
る後部端板43と嵌合して位置決めされる。そして両端
板41.43は、複数本の通しポル1−44.44によ
りケーシング35を挟んで相互に結着される。
後部端板43の背面には、一方のポンプギヤ39の軸3
9aを内側に臨ませる連結筒43aが一体に突設されて
おり、この連結筒43aは、ケーシング35を伝動ユニ
ット4に取付ける際、伝動ユニット4のケーシング36
に開口する動力取出口45にシール部材46を介して嵌
入され、そして前記クラッチ10の入力部材に連動する
ポンプ駆動軸47にポンプギヤ39の軸39aがジヨイ
ント48を介して連結される。このように伝動ユニット
4においてクラッチ10の入力部材により油圧ポンプ3
3を駆動するようにしたので、クラッチ10の開閉状f
謂に関係なくエンジン3の運転中は常時油圧ポンプ33
を作動状態に維持し、油圧を確保することができる。
ケーシング35には1両ポンプギヤ39,40の噛合部
を挟んで歯車室38に開口する吸入ポート50及び吐出
ポート51が穿設される。これらポート50.51は油
圧ポンプ33及び制御弁装置34の配列方向に沿って直
線的に配置される。
このような配置は、ケーシング35の鋳造後、各部のシ
ェル中子をこれらポート50.51を通して容易に排出
させる上で有効である。
吸入ポート50の入口には接続短管52が嵌着され、こ
れに前記吸入管27が接続される。
制御弁装置34は、第7図、第9図及び第12図に示す
ように、前、後部油圧シリンダ22f。
22rの作動を選択する切換弁55、選択された油圧シ
リンダ22fまたは22rへの油圧の供給及び解除を制
御するマニュアル弁56、各油圧シリンダ22f、22
rの作動速度を調節する絞り弁57、各油圧シリンダ2
2f、22rの復動を停止させるチェック弁58、油圧
ポンプ33の吐出圧力の上限を規定するリリーフ弁59
、及び過負荷を回避する安全弁60から構成され、これ
らは次のようにケーシング35に収容される。
即ち、第3図、第7図及び第8図に示すように、ケーシ
ング35には、油圧ポンプ33及び制御弁装置34の配
列方向と直角に延びる第1弁孔61と、この第1弁孔6
1の上方でそれと平行に延びる第2弁孔62と、この第
2弁孔62の上方で油圧ポンプ33及び制御弁装置34
の配列方向に延びる第3弁孔63と、この第3弁孔63
の上方でそれと平行に延びる第4弁孔64とが穿設され
、第1弁孔61にはマニュアル弁56が、第2弁孔62
にはチェック弁58及び安全弁60が、第3弁孔63に
は絞り弁57が、第4弁孔64には切換弁55がそれぞ
れ配設され、リリーフ弁59はマニュアル弁56に内蔵
される。
第9図において、第1弁孔61には油圧ポンプ33の吐
出ポート51の出口が直接開口し、これによって油圧ポ
ンプ33及び制御弁装置34は相互に連通される。
また第1弁孔61には吐出ポート51の出口を挟んで供
給ポート65及び排出ポート66が開口し、供給ポート
65の出口は第2弁孔62に開口する。第2弁孔62に
は高圧ポート67が、また第4弁孔64には中央ポート
68がそれぞれ開口し、これらポー)67.68間を粘
ふ油路69の中間部に第3弁孔63と同軸の絞り孔70
が形成される。さらに第4弁孔64には中央ポート68
を挾んで一対の前、後部出力ポードア1f、71rが開
口し、これら出力ポードア1f、71rの出口に、前、
後部油圧シリンダ22f、22rに運なる前記油圧導管
29r、29rがそれぞれ接続される。
前記排出ポート66の出口は、ケーシング35の前後両
側部に形成される油室72.73に油路74を介して連
通し、前部の油室72に開口する出ロア5に、油タンク
26に連なる前記戻し管28が接続される。したがって
油室72.73に排出された油は油タンク26に戻され
る。
上記油室72.73の各開放面は、ケーシング35にポ
ル1−78.79で締着される前、後部端板76.77
によってそれぞれ閉鎖される(第5図参照)。
さて、上記答弁の構造を説明するに、先ず切換弁55は
、第7図及び第8図に示すように第4弁孔64に回転可
能に嵌合するコック型に形成され、その回動によって中
央ポート68を前、後部用カポ−1−71f、71rに
選択的に連通させることができる。この切換弁55は、
一端をケーシング35の右側面から突出させており、そ
れに前記第1制御レバー31が付設される。したがって
第1制御レバー31の回動操作により切換弁55は回動
される。
この第1制御レバー31の回動範囲を規制する規制板8
2がケーシング35にボルト83で固着される(第5図
参照)。この規制板82は切換弁55の周溝84(第8
図参照)に係合してその抜止めの機能をも果す。
マニュアル弁56は、第9図に示すように、第1弁孔6
1に摺動自在に嵌合するスプール型に形成され、中央の
停止位置A、−側の上昇位置B及び他側の下降位置Cの
3位置を取るようになっている。このマニュアル弁56
の、後部油室73に突出した一端部側面にはビン87が
突設され、このピン87に、前記第2制御レバー32の
回動軸32aに固着されたフォーク88が係合される。
したがって、第2制御レバー32の回動によってマニュ
アル弁56は摺動操作される。
マニュアル弁56には、第9図で左側から順に第1ラン
ド901、排出用の第1大グループ911 (第8図参
照)、上昇絞り用の第1小グループ921 (第10図
参照)、第2ランド902、下降絞り用の第2小グルー
プ92□ (第11図参照)、及び排出用の第2大グル
ープ91□が設けられ、政界56の停止位置Aでは第1
大グループ911を介して吐出ポート51及び排出ポー
ト66間を連通し、また上昇位置Bでは第1ランド90
1により吐出ポート51及び排出ポート66間を遮断す
ると共に第2ランド90□により供給ポート65及び前
部油室72間を遮断し、同時に第1大グループ91.を
介して吐出ポート51及び供給ポート65間を連通し、
また下降位置Cでは第2ランド90□により吐出ポート
51及び供給ポート65間を遮断すると第2大グループ
91zを介して供給ポート65及び前部油室72間を連
通するようになっている。また停止位置Aと、上昇位置
B及び下降位icとの各中間位置では、作動油の波路に
第1小グループ92.または第2小グループ92□が介
入するようになっている。
上記各グループ911,91□、92..922は、マ
ニュアル弁56の外周面の対向部に面取りを施すことに
より形成される。このようにするとマニュアル弁56の
外周に、その全長に亘り各グループに寸断されることの
ない摺動面を残存させるので、政界56の良好な摺動性
が得られる。
マニュアル弁56には、その軸方向に延びる大径の弁室
93と、この弁室93の内端に同軸で連なる小径の案内
孔94と、弁室93に隣接して案内孔94を前記第1大
グループ911に連通する通孔95と、弁室93を前部
油室72に開放する通孔96とが設けられ、弁室93の
内端壁が弁座97に形成される。弁室93には弁座97
と協働する全体としての円錐弁98と、政界98を閉し
方向、即ち弁座97側へ付勢する弁ばね99とが収納さ
れ、これらによって前記リリーフ弁59が構成される。
円錐弁98は、通孔95を横切って延びる弁杆98aと
、この弁杆98aの先端に形成されて案内孔94に摺合
する小ピストン98bとを一体に備えている。
前部油室72において、マニュアル弁56の一端には、
弁ばね99の固定端を支承するようにボルト100が螺
着され、その際、これらマニュアル弁56及びボルト1
00間に、後述するチェック弁58の開弁操作のための
連動腕101が挟止される。
第9Δ図に明示するように、チェック弁58は第2弁孔
62に嵌合されて一端部が前記供給ポート65と連通す
る弁筒105と、この弁筒105内に配設されるカップ
状の主弁106と、この主弁106内に配設される副弁
107と、この副弁107を閉じ方向に付勢する弁ばね
108とから構成される。弁筒105の前記一端部は主
弁106と協働する主弁座109に形成され、この主弁
座109と反対側の主弁106の端部には、主弁106
の傾きを防止すべく弁筒105の内周面に摺合するピス
トン106aが一体に連設される。
そしてこのピストン106aの前後において弁筒105
の内部を高圧ポート67に連通ずる通孔110.111
が弁筒105に穿設される。
カップ状の主弁106の端壁は副弁107と協働する副
弁座112に形成され、この副弁座112から離隔した
位置で主弁106の内周面に摺合するピストン107a
が副弁107に一体に連設され、これにより副弁107
の傾きが防止される。
このピストン107a及び副弁座112間で主弁106
の内部をその外周側と連通する通孔113が主弁106
に穿設される。
副弁107には副弁座112を貫通する突軸114が一
体に連設され、この突軸114は基端側の大径部114
aと先端側の小径部114bとから2段形状をなしてい
る。この突軸114の先端に対向して開弁棒115が配
設される。この開弁棒115は、第2弁孔62と前部油
室72間の隔壁に摺動自在に支承されると共に前部油室
72において前記連動腕101に連結され、前記マニュ
アル弁56が停止位画人から下降位置Cへ操作する間に
、突軸114及び主弁106を順次押動するようになっ
ている。
前記弁筒105の一端を第2弁孔62の段部62aに押
圧して固定するために、第2弁孔62には、弁筒105
の他端に当接する仕切部材118が嵌装されると共に、
仕切部材118を固定する中空のボルト119が螺着さ
れる。このボルト119の中空部は、その開放端をねし
栓120で閉じて弁室121とされ、この弁室121側
で仕切部材118には弁筒105内と連通ずる弁座12
6が形成される。そして、この弁座126と協働する球
界122と、この球界122を前面の円錐状凹部123
aで支承するリテーナ123と、このリテーナ123を
介して球界122を閉じ方向に付勢する弁ばね124と
が弁室121に収納され、これらによって前記安全弁6
0が構成される。
弁室121は、ボルト119に穿設された通孔125を
通して後部油室73に開放される。
再び第9図において、絞り弁57は第3弁孔63に螺装
される。この絞り弁57の内端には絞り孔70に挿入さ
れるテーパ部57aが、また外端には六角形の頭部57
bがそれぞれ設けられており、この頭部57bにスパナ
を嵌めて回転することにより、その回転方向に応じてテ
ーバ部57aを進退させ絞り孔70の開度を増減させる
ことができ、またその前進限で絞り孔70を閉鎖するこ
とができる。
次にこの実施例の作用を説明すると、第9図はマニュア
ル弁56を停止位置Aに置いた状態を示す。この状態で
油圧ポンプ33が作動していれば、油圧ポンプ33によ
り油タンク26から吸入されて吐出ポート51へ吐出さ
れた作動油は、マニュアル弁56の第1大グループ91
1.排出ポート66、油路74及び前部油室72を経て
油タンク26に抵抗なく還流するので、吐出ポート51
に高い油圧は発生しない。
このとき切換弁55が中央ポート68と後部出力ポード
ア1rとの連通位置に置かれていれば、後部昇降腕21
rの自重(実際にはこれに連結した作業機の重量も加わ
る)により後部油圧シリンダ22rの油圧室に発生する
油圧が切換弁55、絞り孔70及び高圧ポート67を介
してチェック弁58の弁筒105内まで伝達し、主及び
副両弁106.107の背面に作用してこれらを閉弁状
態に保持するので、後部油圧シリンダ22rから作動油
は流出せず、後部昇降腕21rはそのときの位置を維持
することができる。
この後部昇降腕21rのヒツチボックス20rに連結さ
れた作業機が作業中に下降方向の過負荷を受けると、そ
れに伴いチェック弁58の弁筒105内の油圧が上昇し
、安全弁60の球界122が前面にその油圧を受けて弁
ばね124を縮めながら開弁するので、その油圧の過剰
分を弁座126、弁室121及び通孔125を通して後
部油室73側へ放出し、作業機を過負荷から保護するこ
とができる。
いま、後部昇降腕21rを上界させるべく第2制御レバ
ー32の操作によりマニュアル弁56を上昇値iBヘシ
フトしていくと、先ず第1ランド90、により吐出ポー
ト51及び排出ポート66間が遮断されると共に第2ラ
ンド90□によす供給ポート65及び前部油室72間が
遮断されるので、油圧ポンプ33により吐出ポート51
に油圧が発生される。そしてその吐出ポート51が第1
小グループ92Iを介して供給ポート65と連通してい
る段階では、上記油圧は第1小グループ921で絞り作
用を受けつつ供給ポート65側へ伝達し、そしてチェッ
ク58の主弁106前面に作用してこれを押し開き、主
弁座109、弁筒1゜5の通孔110、高圧ポート67
、絞り孔7o、中央ポート68、切換弁55及び後部出
力ポードア1rを経て後部油圧シリンダ22「の油圧室
に伝達し、この油圧によりピストン23rを駆動して後
部昇降腕21rを上昇させることになるが、その上昇速
度は、主としてマニュアル弁56の第1小グループ92
.の絞り作用により緩速に制御される。この緩速上昇の
速度は、絞り弁57による絞り孔70の開度調節により
、微量調節が可能である。
マニュアル弁56が上昇位i1Bまでシフトされると、
吐出ポート51及び供給ポート65間は第1大グループ
91.を介して連通されるようになるので、油圧の伝達
速度は増加し、後部昇降腕21rの上昇速度は速められ
る。しかし、この場合でも絞り弁57が絞り孔70を程
度に絞って油圧の伝達速度の上限を規制しているので、
後部昇降腕21rの急激な上昇は抑制される。
上記作用中、油圧ポンプ33の吐出圧力は通孔95を通
して、リリーフ弁59の円錐弁98前面に作用している
ので、その吐出圧力が弁ばね99のセット荷重により決
定される規定値以上に上昇すれば、弁ばね99の力に抗
して円錐弁98は開弁して吐出圧力の過剰分を弁室93
及び通孔96を通して前部油室72側へ放出する。この
圧力の放出により油圧ポンプ33の吐出圧力が規定値に
戻れば、円錐弁98は弁ばね99の力で閉弁状態に復帰
する。
このような円錐弁98の開閉動作中、それと一体の小ピ
ストン98bが案内孔94を摺動することにより円錐弁
98の傾きを防止することができる。また小ピストン9
8bと案内孔94との摺動間隙を通して流れる油によっ
て円錐弁98の乱調をもを防止することができる。
次に後部昇降腕21rを下降させるべくマニュアル弁5
6を停止位画人を越えて下降位置Cヘシフトしていけば
、先ず供給ポート65は、第2ランド90□により吐出
ポート51との間を遮断されると共に、第2小グループ
92□を介して前部油室72と連通され、次いで開弁棒
115によりチェック弁58における副弁107の突軸
114を押動して副弁107を開弁させる。この副弁1
07の弁筒105内に臨ませた受圧面積は比較的小さく
、したがって弁筒105内の高油圧による副弁107の
閉弁力は比較的小さいので、開弁棒115の軽い押力に
より副弁107を容易に開くことができる。
副弁107が開くと、後部油圧シリンダ22rの油圧が
切換弁55、絞り孔70、高圧ポート67、弁筒105
の通孔110.主弁106の通孔113、副弁座112
、供給ポート65及び第2小グループ92□を順次径て
前部油室72へと放出されるので、後部昇降腕21rを
下降させることができ、その下降速度は、副弁107及
び第2小グループ92□の絞り作用により緩速に制御さ
れる。
而して、副弁107の開度は、開弁初期では突軸114
の大径部114aにより小さく制御され、開弁後期では
小径部114bにより太き(制御されるので、開弁棒1
15の前進に応じて副弁107による絞り作用が強弱2
段階に変化し、それにより後部昇降腕21rの下降速度
の緩速制御を遅速2段階に行うことができる。更にその
速度は、絞り弁57による絞り孔70の開度調節により
、微量調節が可能である。
副弁107が開弁すると、主弁106の内外の圧力差が
減少するので、開弁棒115を更に前進させて主弁10
6を押動ずれば、これを軽快に開弁させることができる
主弁106が開弁すると、後部油圧シリンダ22rの油
圧の放出は主弁座109を通して速やかに行われるので
、後部昇降腕21rの下降速度は速められる。しかし、
その際、第2小グループ91□が尚も供給ポート65及
び前部油室72間に介在していれば、その絞り作用によ
り後部昇降腕21rの下降速度の上昇は適度に抑えられ
る。
マニュアル弁56が下降位置Cまでシフトされると、供
給ポート65及び前部油室72間は第2大グループ91
□を介して連通ずるようになるので、後部油圧シリンダ
22rからの油圧の放出速度は更に速められ、後部昇降
腕21rの下降速度は最大となる。この下降最大速度は
、絞り弁57により調節された絞り孔70の開度により
制限される。
以上、後部昇降腕21rの昇降について述べたが、切換
弁55の切換操作により、中央ポート68を前部出力ポ
ードア1fに連通させれば、上記と同様の作用により前
部昇降腕21fを昇降させることができることは理解さ
れよう。
前、後部両昇降腕21f、21rを適当な上昇位置で停
めてトラクタ1を長時間放置するような場合には、絞り
弁57を充分に締め込んで絞り孔70を閉鎖する。この
ようにすると、例えば第9図のように、後部油圧シリン
ダ22rに連なる後部出力ポードア1「が切換弁55を
介して中央ポート68と連通していても、油圧回路上安
全弁60と切換弁55との間に介入した絞り弁57によ
って後部油圧シリンダ22rからの油圧放出が確実に阻
止されるので、後部昇降腕21fを、それに加わる荷重
の大小に拘わらず長時間不動状態に保持することができ
る。一方前部油圧シリンダ22rに連なる前部出力ポー
ドア1fは切換弁55により閉鎖されているので、前部
昇降腕21fも、それに加わる荷重の大小に拘わらず長
時間不動状態に保持することができる。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、マニュアル弁に、油圧ポ
ンプの吐出ポートと常時連通ずるグループと、このグル
ープと連通ずる弁座を端壁に形成し且つ内部を油タンク
と常時連通した弁室とを設け、この弁室に前記弁座と協
働する弁体と、この弁体を閉じ方向へ付勢する弁ばねと
を収容してリリーフ弁を構成したので、リリーフ弁を、
それ本来の機能を何等損なうことなくマニュアル弁に内
蔵することができ、したがってリリーフ弁に妨げられる
ことなく制御弁の油圧ポンプへの近接配置を可能にする
と共に制御弁装置のコンパクト化を図ることができ、延
いては油圧系全体のコンパクト化に大いに寄与すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は農用ト
ラクタの側面図、第2図はその農用トラクタの油圧装置
におけるユニット化された油圧ポンプ及び制御弁装置の
平面図、第3図及び第4図は第2図のm−m線及びIV
−rV線断面図、第5図は第2図の■矢視図、第6図は
第4図のVT−Vl線断面図、第7図は第3図の■−■
線断面図、第8図は第7図の■−■線断面図、第9図は
制御弁装置の縦断面図、第9A図は第9図の一部の拡大
図、第10図及び第11図は第9図のx −X vA及
びXl−XI線断面図、第12図は油圧系の油圧回路図
である。 22f、22r・・・油圧シリンダ、33・・・油圧ポ
ンプ、34・・・制御弁装置、35・・・ケーシング、
51・・・吐出ポート、56・・・マニュアル弁、59
・・・リリーフ弁、61・・・弁孔、65・・・供給ポ
ート、66・・・排出ポート、911・・・グループ、
93・・・弁室、97・・・弁座、98・・・弁体とし
ての円錐弁、99・・・弁ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油圧ポンプの吐出ポート、油タンクに連なる排出ポート
    及び油圧シリンダに連なる供給ポートが開口するケーシ
    ングの弁孔に配設され、供給ポートを吐出ポート及び排
    出ポートに選択的に連通すべく摺動操作されるスプール
    型のマニュアル弁と、吐出ポートと油タンク間を結ぶ油
    路に介装され、油圧ポンプの吐出圧力が規定値以上にな
    ると開弁するリリーフ弁とを備えた制御弁装置において
    、マニュアル弁に、油圧ポンプの吐出ポートと常時連通
    するグループと、このグループと連通する弁座を端壁に
    形成し且つ内部を油タンクと常時連通した弁室とを設け
    、この弁室に前記弁座と協働する弁体と、この弁体を閉
    じ方向へ付勢する弁ばねとを収容してリリーフ弁を構成
    したことを特徴とする、制御弁装置。
JP14103386A 1986-06-17 1986-06-17 制御弁装置 Pending JPS62297506A (ja)

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