JP2513193Y2 - 分流弁を具備した油圧切換弁 - Google Patents

分流弁を具備した油圧切換弁

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JP2513193Y2
JP2513193Y2 JP1988096610U JP9661088U JP2513193Y2 JP 2513193 Y2 JP2513193 Y2 JP 2513193Y2 JP 1988096610 U JP1988096610 U JP 1988096610U JP 9661088 U JP9661088 U JP 9661088U JP 2513193 Y2 JP2513193 Y2 JP 2513193Y2
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spool
valve
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switching
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和彦 矢野
次郎 柴田
薫徳 咲川
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は1個の油圧ポンプよりの吐出圧油により、2
組のアクチュエーターを駆動する必要のある油圧機構に
おいて、油圧ポンプの圧油を分流する機構に関するもの
である。
(ロ) 従来技術 従来から、第1のアクチュエーターをポンプ或いはタ
ンクに選択的に接続する切換弁内に、第2のアクチュエ
ーターに振り分ける分流弁を内蔵してた技術は、実開昭
53-9527号公報の如き技術が公知とされており、また切
換弁のスプール内に分流弁を設けている技術は、特開昭
56-76704号公報の如き技術が公知とされている。
また他の従来技術では、1個の油圧ポンプからの圧油
にて、2組のアクチュエーターを駆動しようとする場合
には、まず油圧ポンプからの圧油を2分割する為の分流
弁を配置し、次に該分流弁により分流後の圧油を制御す
る油圧切換弁を配置していたのである。
故に、分流弁の為のケースと、油圧切換弁の為のケー
スが必要であり、両者の間を油路で連結する必要があっ
た。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、従来のように分流弁と油圧切換弁と
を別々に設けるのではなく、バルブケース内に油圧切換
弁と分流弁とを二重構造にして配置し、更に切換スプー
ル2内に、主圧油取出ポートBの圧力を設定するリリー
フバルブ5を二重構造にして、一体的に収納配置し、油
圧装置をコンパクトにすると共に、安価に構成せんとす
るものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。
第1のアクチュエーターS1に繋がる主圧油取出ポート
Bを、選択的にポンプポートP或いはタンクポートTに
連通させる切換スプール2において、第2のアクチュエ
ーターS2に繋がる副圧油取出ポートAを、前記切換スプ
ール2の切換位置に拘わらず常時ポンプポートPと連通
するように構成し、該ポンプポートPに供給される油量
を、切換スプール2の内部に、適当割合に分割して主圧
油取出ポートB方向と副圧油取出ポートA方向とに振り
分ける分流スプール3を摺動自在に嵌装内蔵し、更に同
じ切換スプール2内に、分流スプール3と並置して、主
圧油取出ポートBの圧力を設定するリリーフバルブ5を
嵌装内蔵させた。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は本考案の分流弁を具備した油圧切換弁の油圧
回路図、第2図は同じくバルブケース1の要部断面図、
第3図は油圧切換弁が「上げ」位置の状態を示す油圧切
換弁と分流弁の断面図、第4図は同じく「中立」の位置
を示す断面図、第5図は同じく「下げ」の状態を示す断
面図、第6図は分流弁として定比分流弁を嵌装した実施
例の要部断面図、第7図は第6図に対する他の実施例、
第8図は第6図,第7図の場合の油圧回路図である。
第2図において具体的な構成について説明する。
バルブケース1に切換スプール2を摺動自在に嵌装し
ており、該切換スプール2は中央の筒状スプール2bの内
部に、分流スプール3とリリーフバルブ5を嵌装してい
る。
バルブケース1には、油圧ポンプからの吐出油が供給
されるポンプポートPと、チェック弁8を介して第1の
アクチュエーターS1に繋がる主圧油取出ポートBと、他
の第2のアクチュエーターS2に繋がる副圧油取出ポート
Aと、タンクに繋がるタンクポートTとが設けられてい
る。
切換スプール2の外周には、開口15と、後述する分流
スプール3を介して連通している開口17・開口16が設け
られている。開口15よりポンプポートPからの吐出油を
切換スプール2内に取り込み、切換スプール2の摺動変
位により、開口17から主圧油取出ポートB或いはタンク
ポートTへ選択的に吐出油を流すようになっている。
また、開口16は、切換スプール2の切換位置に拘ら
ず、副圧油取出ポートAと常時連通させている。該分流
スプール3は付勢バネ4により、副圧油取出ポートAへ
の絞り開口16を開放する方向に付勢している。
また、分流スプール3も筒状に構成されており、第2
図の左端の位置には油孔20を開口し、該油孔20から吐出
した圧油は絞り開口16から副圧油取出ポートAに至るよ
うに連通している。
また、分流スプール3の右端にはリリーフバルブ5に
至る絞り孔23が開口されている。また分流スプール3の
左側には、内部と外部を連通する開口18が設けられてお
り、該開口18は筒状スプール2bの開口15を介してポンプ
ポートPに連通している。
また、分流スプール3の右側にも開口19が穿設されて
おり、該開口19は筒状スプール2bの開口17を介してチェ
ックバルブ8に連通すべく構成している。
リリーフバルブ5は筒状スプール2bに設けた弁座口24
にボールバルブを付勢バネ6により押圧して構成してい
るのであり、該付勢バネ6のバネ力が主圧油取出ポート
Bの圧力を設定する。
該筒状スプール2bの左側にはスプール左端2aが螺装さ
れ、右側にはスプール右端2cが螺装されている。
スプール左端2aにより付勢バネ4を位置決めしてお
り、スプール右端2cにより付勢バネ6を位置決めしてい
る。
更に、スプール右端2cの右端には中立位置戻しバネ7
と、該中立位置戻しバネ7のバネ受13,14が配置されて
いる。12は中立位置戻しバネ7のバネケースである。
また、筒状スプール2bには、前述の如く副圧油取出ポ
ートAに連通する絞り開口16の他に、ポンプポートPに
連通する開口15とチェックバルブ8に連通する開口17を
穿設している。
また、リリーフバルブ5の部分にはタンクポートTに
連通する開口22が穿設されている。
また、該筒状スプール2bの外周に、チェックバルブ8
の先端を押し戻して、「下げ」時において主圧油取出ポ
ートBとタンクポートTを連通させる為の押戻し段部21
が設けられている。
該チェックバルブ8はチェックバルブケース0内に摺
動可能に配置され、付勢バネ9により押圧されてる。ま
た継手ボルト11が前記付勢バネ9の位置決めを行ってい
る。該継手ボルト11内に主圧油取出ポートBが開口され
ている。
(ヘ) 考案の作用 第1図,第2図において開示した本考案の分流弁を具
備した油圧切換弁の切換作用を説明する。
第3図は「上げ」を示す図面である。
該「上げ」位置においては切換スプール2が左方向に
摺動されており、ポンプポートPが開口15に連通し、該
開口15は分流スプール3の開口18に連通し、分流スプー
ル3内の圧油は、開口19より、切換スプール2の開口17
を経て、主圧油取出ポートBに至っている。圧油により
付勢バネ9に抗して、チェックバルブ8を押し上げて、
第1のアクチュエーターS1に至るのである。
他方、分流スプール3内の圧油は油孔20より付勢バネ
4の部屋に出て、絞り開口16よりポンプ油量を適当油量
に分割して副圧油取出ポートAに至るのである。
そして、分流スプール3への油量が増えると絞り孔23
より圧油が弁座口24の側に徐々に流入し、付勢バネ4を
押圧する方向にバランスするまで押して、分流スプール
3の左端が絞り開口16を絞り、副圧油取出ポートAへの
油量を一定量に調節するものである。
第4図の如く「中立」位置において説明する。
分流スプール3の開口19と連通した開口17が、タンク
ポートTに連通する位置まで、中立位置戻しバネ7によ
り切換スプール2が引き戻されるので、チェックバルブ
8は付勢バネ9により閉塞し、第1のアクチュエーター
S1には圧油が流入しないのである。
また、絞り孔23を経て弁座口24の部分の油室に流入し
ていた圧油は、開口19と開口17がタンクポートTと連通
しているので、絞り孔23を経てタンクポートTに移動
し、分流スプール3は付勢バネ4に押されて、スプール
左端2a内で右へ移動し、付勢バネとバランスするまで徐
々に開口19と開口17の間を狭め、絞り開口16を広げる方
向に分流スプール3が副圧油取出ポートAへの油量を一
定量に調節するものである。
第5図に示す「下げ」の場合には、切換スプール2は
中立位置戻しバネ7に抗して右側へ摺動され、「中立」
時において付勢バネ9により閉塞されていたチェックバ
ルブ8を押戻し段部21が押して開口し、第1のアクチュ
エーターS1内の圧油をタンクポートTに案内するのであ
る。
そして、ポンプポートPからの圧油は、「中立」の場
合と同様に、分流スプール3の左右摺動により油量を一
定量に調節されながら、絞り開口16より、副圧油取出ポ
ートAに吐出されるのである。また一部は開口19と開口
17を経てタンクポートTに排出されるのである。
(ト) 他の実施例 第6図,第7図,第8図の実施例においては分流スプ
ール3′が、左右端部に付勢バネ4a,4bを具備し、該付
勢バネ4a,4bの室内へは油孔20,25により圧油が流入すべ
く構成されており、該副圧油取出ポートAと主圧油取出
ポートBに掛かる圧力の大小により、分流スプール3′
が左右逆の方向に押動されることにより、開口28,19を
開閉し、圧油を各ポートに掛かる圧力の大小に比例して
分流すべく構成しているのである。
(チ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、油圧切換弁のバルブケース1の内部で、更に
切換スプール2の内部に分流スプール3とリリーフバル
ブを配置したことにより、油圧切換弁と分流弁とリリー
フバルブを小型・コンパクトに構成配置することが出来
たものである。
第2に、従来の切換スプールのみを有するバルブケー
ス1内に、分流スプール3とリリーフバルブ5を具備し
た切換スプール2が同じ大きさで構成できるので、交換
挿入することができ、同じバルブケース1により2種類
の油圧切換弁を構成することができるのである。
第3に、副圧油取出ポートAからの分割調整流を、油
圧切換弁の切換位置に関わらず常時取り出すことが出来
るので、パワーステアリング装置や無段変速装置の変速
操作用の油圧源に利用することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の分流弁を具備した油圧切換弁の油圧回
路図、第2図は同じくバルブケース1の要部断面図、第
3図は油圧切換弁が「上げ」位置の状態を示す油圧切換
弁と分流弁の断面図、第4図は同じく「中立」の位置を
示す断面図、第5図は同じく「下げ」の状態を示す断面
図、第6図は分流弁として定比分流弁を嵌装した実施例
の要部断面図、第7図は第6図に対する他の実施例、第
8図は第6図,第7図の場合の油圧回路図である。 A……副圧油取出ポート B……主圧油取出ポート S1……第1のアクチュエーター S2……第2のアクチュエーター 1……バルブケース 2……切換スプール 2b……筒状スプール 24……弁座口 3……分流スプール 8……チェックバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−76704(JP,A) 実開 昭61−162603(JP,U) 実開 昭58−22502(JP,U) 実開 昭62−49071(JP,U) 実開 昭53−9527(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のアクチュエーターS1に繋がる主圧油
    取出ポートBを、選択的にポンプポートP或いはタンク
    ポートTに連通させる切換スプール2において、第2の
    アクチュエーターS2に繋がる副圧油取出ポートAを、前
    記切換スプール2の切換位置に拘わらず常時ポンプポー
    トPと連通するように構成し、該ポンプポートPに供給
    される油量を、切換スプール2の内部に、適当割合に分
    割して主圧油取出ポートB方向と副圧油取出ポートA方
    向とに振り分ける分流スプール3を摺動自在に嵌装内蔵
    し、更に同じ切換スプール2内に、分流スプール3と並
    置して、主圧油取出ポートBの圧力を設定するリリーフ
    バルブ5を嵌装内蔵させたことを特徴とする分流弁を具
    備した油圧切換弁。
JP1988096610U 1988-07-21 1988-07-21 分流弁を具備した油圧切換弁 Expired - Lifetime JP2513193Y2 (ja)

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JPS5821956Y2 (ja) * 1976-07-08 1983-05-10 株式会社神崎高級工機製作所 油圧切換え制御弁
JPS5676704A (en) * 1979-11-27 1981-06-24 Uchida Yuatsu Kiki Kogyo Kk Change-over valve with flow collecting and dividing function

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