JPS5821956Y2 - 油圧切換え制御弁 - Google Patents

油圧切換え制御弁

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Publication number
JPS5821956Y2
JPS5821956Y2 JP9156776U JP9156776U JPS5821956Y2 JP S5821956 Y2 JPS5821956 Y2 JP S5821956Y2 JP 9156776 U JP9156776 U JP 9156776U JP 9156776 U JP9156776 U JP 9156776U JP S5821956 Y2 JPS5821956 Y2 JP S5821956Y2
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JP
Japan
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rotor
piston
oil
valve
port
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JP9156776U
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JPS539527U (ja
Inventor
大橋良太
矢野和彦
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株式会社神崎高級工機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、油圧クラッチ等の油圧機器への油圧の供給
回路に挿入して用いられる油圧切換え制御弁に関し、油
圧回路の切換え機能と、油圧クラッチのスリップ運転を
得る等のための油圧機器への作用油圧減圧機能とを1つ
の弁機構中に組込んだ、新規な油圧切換え制御弁を提供
するものである。
例えば魚船のプロペラを回転駆動する駆動径路に挿入さ
れた油圧クラツチにおいては、上記の魚船を海上で潮流
及び風に逆らう程度の速度に維持して1ケ所に留めてい
ようとする場合とか、魚群の移動に合わせて低速で魚船
を移動させる場合とかに、油圧クラッチを選択的にスリ
ップ運転して上記のような低速を得るようにされている
上記のような目的の切換弁と減圧弁とを単一の弁ケース
内に設置してなる油圧切換え制御弁は既に、米国特許N
13.752,281から公知である。
この米国特許N[13,752,281に開示されてい
る油圧切換え制御弁を第12−15図に図示して説明す
ると、該制御弁における切換弁はローター100を備え
たロータリーバルブに構成され、上記ローター100の
操作端側を前方側として、弁ケースの前端部内に回転可
能に嵌挿されている。
弁ケースにはその軸線方向でみて、ローター100本体
部分の後端位で第14図に明瞭に示す入口ポート101
及びタンクポート102を、またローター100本体部
分の略中央位置で第15図に明瞭に示す2個の出口ポー
ト103F、103Rを、それぞれ形成しである。
第14図に示すように入口ポート101には油圧ポンプ
104が接続されると共にタンクポート102は油夕/
り105へ接続され、また第15図に示すように出口ポ
ー) 103F及び103Rはそれぞれ、舶用逆転機に
おける前進用油圧クラッチ106F及び後進用油圧クラ
ッチ106Rへ接続される。
各油圧クラッチ106F。106Rに対し作用せしめら
れる正規油圧は、第14図に図示の調圧弁107により
設定される。
ローター100にはその軸線方向でみて出口ポー) 1
03F、103R形威位置におき4個の凹溝を形成して
、該凹溝により4個の油室10 BM、 。
108M2.109F、109Rを弁ケース内に画成し
である。
このうち油室108M□、108M2は後述する減圧弁
110の減圧室110Mに、後述するように常時連通さ
せである。
ローター100にはその軸線方向に沿い、出口ボート1
03F。
103Rを油室109F、109Hにそれぞれ連通させ
る1対の油入111F、111Rを穿設しである。
ローター100は図示の中立位置では、第15図に示す
ように油室10BM1.108M2と出口ポー) 10
3F、103R間の連通を遮断すると共に、出口ポー)
103F及び103Rをそれぞれ、油室109F及び
109Rへと連通させ、各油圧クラッチ106F、10
6Rから各出口ポート103F、103R1各油室10
9F、109R及び各油入111F、111Rを介しタ
ンクポート102へと油をドレーンさせるものに、構成
されている。
該ローター100はまた、第15図に図示の状態から図
上で反時計方向に回転変位せしめられると出口ポート1
03Fと油室109Fとの連通な断つと共に出口ポート
103Fと油室108M。
とを連通させ且つ出口ポー)103Rと油室109R間
の連通は維持する前進作用位置Fへと移され、逆に第1
5図に図示の状態から図上ツ時計方向に回転変位せしめ
られると出口ポー)103Rと油室109Rとの連通を
断つと共に出口ポー)103Rと油室108M1とを連
通させ且つ出口ポート103Fと油室109F間の連通
は維持する後進作用位置Rへと移されるものに、構成さ
れている。
したがって、上記した前進作用位置Fでは油室108M
1の油圧が前進用油圧クラッチ106Fへと作用せしめ
られると共に後進用油圧クラッチ106Rから油がドレ
ーンされ、逆に後進作用位置Rでは油室108M、の油
圧が後進用油圧クラッチ106Rへと作用せしめられる
と共に前進用油圧クラッチ106Fから油がドレーンさ
れることとなる。
第12−15図に図示の油圧切換え制御弁はさらに、ロ
ーター100を上記のような各作用位置F、Rへと移し
たときに上記した油室108M、に対し、前記した調圧
弁107による設定油圧を減圧して導き得るように、構
成されている。
そのためにはスツールでもって構成されている前記減圧
弁110を弁ケースの後端部内に摺動可能に嵌挿して設
けである。
この減圧弁110に設げたランド110aの外周位置で
弁ケース内には高圧室110Hを設けてあり、この高圧
室110Hは第13図に示すように前記入口ポート10
1に対し、弁ケース内に形成せる油通路112A、 1
12B。
112Cでもって連通させである。
前記した減圧室110Mは第12.13図に示すように
、高圧室110Hの前方位置で弁ケース内に設けられて
おり、この減圧室110Mは第12図に示すようにロー
ター100の外周側の前記油室108M1゜108M2
に対し、弁ケース内に形成せる油通路113A、113
B、113Cと、ローター100に設けたステム部10
0aに形成せる油通路114A。
114Bと、ローター100本体部分に形成せる油入1
14Cとを介し、連通させである。
上記した高圧室110Hと減圧室110Mとの間で弁ケ
ース内には、減圧弁110の摺動変位により上記ランド
110aにて減圧室110M内への開口度を変更される
小径環状溝115を設けである。
減圧弁110は、該環状溝115により高圧室110H
内から減圧室110M内へと油が搾られつつ供給される
ことで高圧室110H内の油圧が減圧されて減圧室11
0M内へと供給されることを利用し、減圧作用を行なう
ものに構成されており、その減圧度は、上記した小径環
状溝115の減圧室110M内への開口度が減圧弁11
0Q変位により変更されることで、変更制御される。
前記したローター100のステム部100aは第12図
に示すように、ローター100に一体形成して大きく後
方へ延出させてあり、このステム部100aにはスリー
ブ部116aを備えた制御ピストン116を外挿して支
承させである。
減圧弁110は、該制御ピストン116に基端を受けさ
せると共に先端を減圧弁110の前端面に当てである1
対の圧縮バネ117により後退方向に移動附勢しである
と共に、後端面に作用させである弱い圧縮バネ118に
より前進方向に移動附勢しである。
これよりして減圧弁110は圧縮バネ117のバネ力と
圧縮バネ118のバネ力とがバランスする位置をとるこ
ととなるが、前者の圧縮バネ117のバネ力を変更する
ことで減圧弁1100前後位置を変更し、もって減圧弁
110による減圧度を変更するために更に、次のような
機構が設けられている。
すなわち制御ピストン116の前面側で弁ケース内に設
けた油室119には前記入口ポート101を、第13図
に示すように入口ポート101に連らねて弁ケース内に
形成された油通路120であって絞り121を挿入され
た油通路120により、連通させである。
また制御ピストン116後面側の弁ケース内空間部12
2は、弁ケース内の油通路123(第14図)により前
記タンクポート102へと連通させである。
ローター100のステム部100aには上記した油室1
19を空間部122に対し連通させるための油通路穴1
23A、123B。
123Cを穿設してあり、半径方向に沿う油通路穴12
3Cは空間部122に対し、制御ピストン116のスリ
ーブ部116aに形成された前端側拡開のV字状切欠き
溝124(第13図)を介し開口させである。
したがってローター100を図示の中立位置から前記し
た各作用位置F或はR方向へと回転変位させるときは、
それによるステム部100aの回転変位で上記した油通
路穴123Cの開口端が制御ピストン116のスリーブ
部116a内周面により一旦ブロックされることとなり
、このように油通路穴123Cがブロックされると制御
ピストン116が、その前面に作用せしめられている入
口ポート101の油圧により後退せしめられて、油通路
穴123Cの開口端が再び切欠き溝124に対面位置す
るまで後退した上で停止することとなる。
そして上記のように制御ピストン116が後退すること
によっては圧縮バネ117のバネ力が高められるから、
該圧縮バネ117のバネ力と前記圧縮バネ118のバネ
力とがバランスする位置をとることとなる減圧弁110
は、ローター100が各作用位置F、R方向へより大き
く回転変位せしめられるほど、つまり同ローター100
の回転変位で油通路穴123Cの開口端が、制御ピスト
ン116がより後退した位置で切欠き溝124へと対面
位置することとなる位置へと移されるほど、より後退し
た位置をとることとなる。
したがって前記した高圧室110Hと減圧室110M間
を連通させる小径環状溝115の減圧室110M内への
開口度は、ローター100の各作用位置F、R方向へ回
転変位量が大であるほど大となり、減圧弁110はその
減圧度を、ローター100の各作用位置F、R方向への
回転変位量が犬であるほど低めるものと、なっている。
そして第12−15図に図示の油圧切換え制御弁は、ロ
ーター100が各作用位置F、R方向にいっばいに回転
変位せしめられると減圧弁100が、高圧室110Hと
減圧室110M間の油流通が小径環状溝115によりも
はや絞られないような位置まで後退せしめられて、減圧
弁110の減圧機能が解除されるように、構成されてい
る。
なお第12図において125は、ローター100のステ
ム部100aに同時穿設加工しである前記した油通路1
14Bと油通路穴123B間をブロックするためのボー
ルである。
第12−15図に図示の油圧切換え制御弁は以上に説明
したように構成されているから、ローター100を前記
した中立位置Nから各作用位置F。
R方向へと回転変位させる場合、そのとき油圧を作用せ
しめられることとなる各油圧クラッチ106F或は10
6Rに対し、調圧弁107による設定油圧が減圧弁11
0により減圧されて作用せしめられると共に、そのよう
な減圧作用油圧がローター1000回転変位量に応じて
変更制御されることとなり、さらにローター100が各
作用位置F、R方向にいっばいに回転操作されると調圧
弁107により設定される正規油圧が各油圧クラッチ1
06F或は106Rに対し作用せしめられることとなる
したがって同油圧切換え制御弁は、油圧クラッチ106
F、106Rに対し選択的に油圧を作用させるための切
換弁としての機能と油圧クラッチ106F、106Rに
対する作用油圧を可変に減圧するための減圧弁としての
機能とを、兼ね備えており、そのような2種のバルブを
各別に設ける場合と比較してバルブ構造を簡単化するの
はもとより、切換弁操作で減圧弁も併せ操作される関係
となることから、バルブ操作を容易とするものとなって
いる。
米国特許Na3.752,281に開示され第12−1
5図に図示した油圧切換え制御弁は、上記したような長
所を有する反面、切換弁を構成するローター100と、
減圧度を変更制御するための制御ピストン116と、減
圧弁用の圧縮バネ117と、減圧弁110とを、弁ケー
ス内に直列配置して設けていることから、極く長尺のも
のとなっている。
また特に同油圧切換え制御弁は、前記した各ポー)10
1.102.103F、103Rが弁ケースにその前端
部分で形成されているのに対し、減圧弁110を弁ケー
ス内の後端部に設置していることから、入口ポート10
1から減圧弁110へと連らねである前記油通路112
A、112B。
112Cと減圧弁110からローター100位置ないし
出口ポー)113F、113Rへと連らねである前記油
通路113A、113B、113C。
114A、114Bとが極く長い通路となっており、そ
のような長い油通路を介し入口ポート101から各出口
ポー)103F、103Rへの油流通が行なわれること
から、油通路内での油流通抵抗による油圧降下が起き易
いものとなっている。
このような油圧降下があるため第12−15図に図示の
油圧切換え制御弁は、油圧のコントロールを精密には行
ない難いものとなっている。
また第12−15図に図示の油圧切換え制御弁は前記し
たように、切換弁操作で減圧弁も併せ操作されることか
らバルブ操作を容易とする長所を備工ているが、この種
のバルブが設置される魚船等では従来一般に、切換弁と
減圧弁とが各別に設けられ各別に操作されるものとされ
ていたことから、ユーザーが、操作上の抵抗感とか不測
の誤操作の懸念とかからして切換弁操作と減圧弁操作と
が各別に行なわれるようにされたバルブの提供を、希望
する場合も多い。
ところが第12−15図に図示の油圧切換え制御弁は、
前記ステム部100aをローター100と切離して設げ
、該ステム部100aをローター100とは無関係に回
転操作できるようにして、切換弁であるローター100
の操作と減圧弁の減圧度変更操作とを各別に行なえるよ
うにしようとしても、ステム部100aの後方に減圧弁
110が配置されていることから該減圧弁110に邪魔
されて、ステム部100aの回転操作手段を設けること
が困難である構造のものとなっている。
そこでこの考案は、米国特許N(13,752,281
に開示のもの同様に切換弁としての機能と減圧弁として
の機能とを併せ備えている油圧切換え制御弁でありなが
ら、該米国特許のものの有する前記不具合、つまりバル
ブが長尺化するといった不具合と油圧のコントロールを
精密には行ない難いといった不具合を解消し、併せて切
換弁と減圧弁とが互に無関係に各独立的に操作されるこ
ととしである、新規な油圧切換え制御弁を、提供しよう
とするものである。
再び図面を参照して述べると、第1図に(ちこの考案に
従った油圧切換え制御弁を採用可能な油圧作動機器用の
給油系統を図示しである。
同給油系統は、タンク1の油をポンプ2により油圧クラ
ッチ等の油圧機器3,3′に供給する給油回路4に切換
弁5を挿入し、図示の中立位置Nと、油圧機器3に給油
する作用位置Fと、油圧機器3′に給油する作用位置R
とに、この切換弁5位置を選択的に切換えて回路の切換
えを行なうようになすと共に、給油回路4より分岐した
タンク回路6に、油圧機器3.3′への作用油圧を設定
する調圧弁7と、潤滑油圧を設定する調圧弁8とを、そ
れぞれ挿入し、調圧弁7.8間より潤滑部9に対する潤
滑油供給回路10を分岐させてなる回路構成のものとさ
れている。
そして第2−9図に図示の本案実施例の制御弁5は、第
1図に図示の切換弁5と異なり、次のような油圧切換え
制御弁5に構成されてし・る。
すなわち第2−9図において、11は制御弁5の弁ケー
スであって、この弁ケース11には、ポンプ2に接続さ
れる入口ポート12と、タンク1に接続されるタンクポ
ート13と、油圧機器3゜3′にそれぞれ接続される出
口ポート14.14’とを形成してあり、また弁ケース
11内にはローター15を嵌挿してあって、通例のよう
に、このローター15を回転操作することにより制御弁
5ないし該ローター15を選択的に前記N、F、Rの何
れかに位置させたとき、中立位置Nでは出口ポー)14
.14’とタンクポート13間が連通せしめられ、作用
位置Fでは入口ポート12と出口ポート14間が連通せ
しめられると共に出口ポート14′とタンクポート13
間が連通せしめられ、作用位置Rでは人口ポート12と
出ロポート14′間が連通せしめられると共に出口ポー
ト14とタンクポート13間が連通せしめられるように
、ローター15に後述する油通路が形成されているので
あるが、上記したポート12.13.14.14’は、
ローター15を回転操作するための操作レバー42を設
けられた側を前方側として、前方側から後方側にかげ出
口ポー) 14 、14’、入口ポート12及びタンク
ポート13の順序で前後に1188させて弁ケース11
に形成されている。
そしてローター15には第3図に示すように後端開放の
中空部を形成してあって、この中空部内に前方に位置す
る第1のピストン16と後方に位置する第2のピストン
17とを嵌挿して該中空部内に、第1のピストン16の
前方に位置する第1の油室18とこれらの両ピストン1
6.17間に位置する第2の油室19とを形成すると共
に、第2の油室19内で両ピストン16.17間に圧縮
バネ20を介装して、両ピストン16.17を互に離隔
する方向に摺動附勢してあり、また上記の両油室18゜
19は、前端部を残して中空状とされた第1のピストン
16にその前端部で貫穿せる小径の油孔21を介して連
通せしめられている。
そして、弁ケース110入ロポート12に対向するロー
ター15の外周面上には、該ローター15の回転により
この切換弁5を前記の何れの位置N。
F、Rにおいたときも入口ポート12と常に連通状態に
ある角度範囲にわたって油溝22を形成してあり、この
油溝22に連らねてローター15の前記中空部に第1の
ピストン16の外周位で開口する油孔23を、図示の中
立位置Nでちょうどこの油孔23が人口ポート12に対
向する如き位置で、形成しである(第4,7図参照)。
また出口ポ−)14.14’に対向するローター15の
外周面上には、第5,7図に示すように、3個の油溝2
4.24’、25を適宜の位相で形成してあり、このう
ち油溝24は、ローター15を第5図aの中立位置Nと
第5図すの作用位置R間で回転変位させる間、常に出口
ポート14と連通ずる如き角度範囲にわたって形成され
ており、油溝24′は、ローター15を第5図aの中立
位置Nと第5図Cの作用位置F間で回転変位させる間、
常に出口ポ−N4’と連通ずる如き角度範囲にわたって
形成されており、またこれらの油溝24.24’の中間
に位置する油溝25は、第5図aに図示の中立位置Nで
は出口ポー)14.14’と遮断され、ローター15を
作用位置Fに回転変位されると出口ポート14と連通せ
しめられ、逆にローター15を作用位置Rに回転変位さ
せると出口ポート14′と連通せしめられる位置で形成
されており、ローター15の成る一定の回転中αの範囲
で出口ポート14または14′と連通下にある角度範囲
にまたがらせてあり、この油溝25の中央位置でロータ
ー15に、前・記第1のピストン16外周位でロータ−
15中空部に開口する油孔26を形成しである。
さらに弁ケース11のタンクポート13に対向するロー
タ−15外周面上には、第6.7図に示すように、環状
の油溝27を形成してあって、この油溝27は、図示の
場合には中立位置Nでタンクポート13にちょうど対向
する位置においてロータラ15に形成せる連通孔28を
介して、前記第2の油室19に連通させである。
さらにまた、前記第1のピストン160外周面上に&叡
第3.8図に示すように、前記油孔23内方のロータ−
15中空部と前記油孔26内方のロータ−15中空部と
を該第1のピストン16の外周位で連通させる環状の溝
孔29と、前記油孔23内方のロータ−15中空部をロ
ーター15の中立位置Nと両件用位置F、Rとの何れの
位置においても前記第1の油室18に連通させる、一定
の角度範囲にわたった溝孔30とが、それぞれ形成して
あり、またローター15の外周面上にはさらに、第4.
7図に示すように、前記油溝24.24’をそれぞれ前
記環状油溝27に常に連通させる2個の油溝31゜31
′カローター15の長さ方向に沿わせて形成されている
以上のようであるから、中立位置Nでは、 (a) 出口ポート14→油溝24→油溝31→環状
油溝27→タンクポート13 (b) 出口ポート14′→油溝24′→油溝31→
環状油溝27→タンクポート13 (c) 入口ポート12→油溝22→油孔23→環状
溝孔29→溝孔30→第1の油室18→油孔21→第2
の油室19→連通孔28→環状油溝27→タンクポート
13 の順で、出口ポー)14.14’がタンクポート13に
連通して油圧機器3,3′から油がドレーンされると共
に、入口ポート12が絞り油通路である前記の小径の油
孔21を含む連通路を介してタンクポート13に連通す
るため、給油回路4の油の一部はこの連通路を介してタ
ンク1へと戻される関係となる。
もちろんこの場合にも、給油回路4の油の大部分は、上
記油孔21が絞り油通路を構成しているため、タンク回
路6方向に流れるものである。
作用位置F、Rでの油の流通については、全体の構成を
説明した上で、後述する。
次に前記第2のピストン17は、人為的な操作手段によ
って独立的に進退せしめられるものに構成されており、
図示の場合におけるそのための具体的な構造を第3.9
図について説明すると、この第2のピストン17は、弁
ケース11の蓋板11aに軸線まわりで回動自在に支持
された回動軸33にスプライン嵌合60により、該回動
軸33と相対回動不能且つ摺動変位自在に支承されてい
て、前記圧縮バネ20端は該第2のピストン17に、該
ピストン1γの中心貫通穴におけるスプライン刻設部先
端に配されたバネ受リング34を介し支承されているの
であるが、上記の回動軸33の基端には操作レバー35
を固着してあり、また弁ケース11には第2のピストン
170周面方向に突出するピン36を固定してあって、
このピン36は第2のピストン17周面に形成された次
のようなカム溝穴37、つまり第9図に展開して示すよ
うに後方向きに適宜に傾斜せる形状のものとされている
カム溝穴37へと突入させてあり、以上により操作レバ
ー35を回動操作すると、それにより軸線まわりで回動
する回動軸33により第2のピストン17も軸線まわり
で回動せしめられ、この第2のピストン17の回動によ
りその位置を固定されたピン36がカム溝穴37形状を
ならうことから、第2のピストン17が進退せしめられ
るものであり、この第2のピストン17の進退によりバ
ネ受リング34も進退せしめられるから、第2のピスト
ン17の進退量に応じ圧縮バネ20のバネ力が変更され
ることとなる。
そして上記カム溝穴37は、操作ンバー35をほぼいっ
ばいピストン1T前進方向に回動操作すると、第2のピ
ストン17を第3図に図示のβ最前進せしめて、ロータ
ー15の前記連通孔28を閉塞する如き範囲にわたって
、設けられている。
以上のように、第2のピストン17は、操作レバー35
を該ピストン17前進方向にほぼいっばい回動操作する
ことで、前記第2の油室19をタンクポート13に連通
する連通孔28を閉鎖する機能を有するものであり、且
つそれまでの間は、操作レバー35の該ピストン17前
進方向の回動操作量に応じて、圧縮バネ20を漸次圧縮
してそのバネ力を増大させる機能を有するものであるが
、前記第1のピストン16には、次のような機能を有せ
しめである。
すなわち、この第1のピストン16における前記両溝孔
29.30間の大径部周面38は、第1のピストン16
が第3図に図示の最前進状態から後述の作用で若干量δ
後退せしめられると溝孔29外周囲のロータ−15中空
部内周面39上に油密にのり、これにより環状溝孔29
にて形成された油通路が遮断されるようにして、第1の
ピストン16に後述のように給油回路遮断機能を有せし
めているのである。
なお図におり・て、42はローター15の操作レバー、
43はローター15位置決め用のクリックストップ機構
で操作レバー42と弁ケース11間に配されたもの、4
4は回動軸33を介しての第2のピストン17の位置決
め用のクリックストップ機構で操作レバー35と弁ケー
ス11間に配されたもの、45は弁ケース11に形成さ
れた圧力ゲージ取付穴でロータ−15外周面の環状溝穴
46と該溝穴46をロータ−15内部に連通させる連通
孔47を介し出口ポー)14.14’に連絡させである
ものに、48はスラスト軸受である。
次に作用について説明すると、第3図と第4゜5.6図
のaが中立位置Nを、第4.5.6図のbが作用位置R
を、第4.5.6図のCが作用位置Fを示し、制御弁5
ないしそのローター15の中立位置Nでの油流通態様は
前記のようであるが、この中立位置からローター15を
作用位置F方向に回転させて油溝25を出口ポート14
と連通せしめるに至ったときは、 入口ポート12→油溝22→油孔23→環状溝孔29→
油孔26→油溝25→出ロポート14の順で、入口ポー
ト12が出口ポート14に連通し、油圧機器3に油が流
入するに至る。
そしてこの入口ボート12からの油は、同時に環状溝孔
29から溝孔30を経て第1の油室18に流入し、さら
にこれが油孔21を経て第2の油室19に流入して、こ
こから連通孔28、環状油溝27よりタンクポート13
に達し、比較的少割合でドレーン′されるが、油圧機器
30油室に油が充満するにつれて第1の油室18内の圧
力が高まり、油が抜出されつつある第2の油室19内の
圧力よりも相対的に犬となることから、成る時点より第
1のピストン16が圧縮バネ20のバネ力に抗して後退
し始め、前記δ量の後退時点で該ピストン16の前記大
径部周面ないし遮断部38が第3図に鎖線図示のように
ローター中空部内周面39にのりあげ、入口ポート12
と出口ポート14間の連通を遮断するに至る。
しかしこの遮断後も、出口ポート14方向からの油ドレ
ーンは、溝孔30→第1の油室18→油孔21→第2の
油室19→連通孔28→環状油溝27→タンクポート1
3の順で引続いて行なわれ、且つ油圧機器3にも若干の
油リークがあることから、第1の油室19に作用する油
圧が低下して来て、第1のピストン16が圧縮バネ20
の力で再び僅少量前進し、再び入口ポート12と出口ポ
ート14間力漣通ずるに至る。
以後は同様のことの繰返しが行なわれて、操作レバー3
5回動量に応じた前進位置をとっている第2のピストン
17にて決定される圧縮バネ20のバネ力に応じた油圧
を出口ポート14にほぼ保ちながら、第1のピストン1
6が微小前後進を振動的に行なうものである。
そして上記の油圧は、圧縮バネ20のバネ力等を適宜に
設定することで、調圧弁7への設定圧よりもずっと低い
値とされており、したがってこのような低い油圧を油圧
クラッチ3に作用させて、油圧クラッチ3のスリップ運
転を行なえるものであり、この低油圧は、操作レバー3
5の回動量に応じた前進位置をとる第2のピストン17
による圧縮バネ20の圧縮量に応じたものとなるから、
はぼ中立状態におけるバネ20力から、第2のピストン
17が連通孔28を閉塞するに至る直前のバネ20力に
まで、操作レバー35回動量のコントロールで自在にコ
ントロールし得るものである。
そして操作レバー35をほぼいつば(・にピストン17
前進方向に回動させて第2のピストン17により連通孔
28を閉塞させるに至ったときは、第2の油室19とタ
ンクポート13間の連通が遮断されることから、第1の
油室18内の油圧と第2の油室19内の油圧とが等しく
なるに至り、第1のピストン16が圧縮バネ20の力で
最前進位置まで前進せしめられて、油圧機器3には調圧
弁7にて設定された正規の設定油圧が作用せしめられる
に至るものである。
以上は、制御弁5を中立位置Nから作用位置Fへ移す場
合であるが、中立位置Nから作用位置R)移す場合も同
様の作用が得られるものであり、操作レバー35の回動
角度θと油圧機器3,3′への作用油圧Pとの関係を模
式的にグラフ化すれば、第10図に示すようになり、例
えば、正規の設定圧P1瓢10〜15kg/cfLK対
しP2=1.5kVcd〜P3x2,5kiyi範囲で
自在にコントロールした低油圧を油圧機器3.3′へ作
用せしめ得るものである。
以上のように、この考案に係る油圧切換え制御弁5は、
第1図に図示の従来のものと異なり、圧縮バネ20とリ
リーフ回路と鱈IJ御弁5内に一体的に組込へ操作レバ
ー35による操作で、第2のピストン17がリリーフ回
路を遮断するまでの間、自在にコントロールされた前記
油圧P2−P3間の低油圧を油圧機器3または3′に作
用させ得るようにされたものであり、給油回路4の油圧
を調圧弁7の設定圧よりも低い成る範囲の値に減圧する
減圧弁の機能をも制御弁5に有せしめたものであって、
これを回路図で示せば第11図に図示のようにあられさ
れ得る。
以上の説明から明らかなように、この考案の油圧切換え
制御弁は、1個の入口ポート12と少なくとも1個の出
口ポート14.14’と1個のタンクポート13とを形
成された弁ケース11内に、中立位置Nでは上記した入
口ポート12とタンクポート13間を連通させ作用位置
F或はRへと変位せしめられると上記した入口ポート1
2と出口ポート14或は14″間を連通させるローター
15を嵌挿しである油圧切換え制御弁であって、前記ロ
ーター15の軸線方向でみて該ローター15の回転操作
手段42を設げられた側を前方側として、前記ポートを
前方側から後方側にかげ出口ポート14 、14’、入
口ポート12及びタンクポート13の順序で前後に創P
させて弁ケース11に形成すると共に、前記ローター1
5に形成せる後端開放の中空部に第1のピストン16と
第2のピストン17とを、その間に圧縮バネ20を介装
して、前後に配し嵌挿して上記中空部内に、第1のピス
トン16の前方に位置する第1の油室18と、該両ピス
トン16.1γ間に位置し第1のピストン16に形成さ
れた絞り油通路21を介し第1の油室18に連通せしめ
られた第2の油室19とを、それぞれ形成し、また前記
ローター15の内周面と上記第1のピストン16の外周
面との間に、ローター15を前記作用位置F或はRへと
移すと該ローター15の外周面位置と中空部とにそれぞ
れ開口させてローター15に形成しである前後1対の油
孔26.23を介し前記した出口ポート14.14’と
入口ポート12とに連通せしめられる溝孔29を設けて
該溝孔29を、ローター、15の前記作用位置において
前記入口ポート12を出口ポート14゜14′に連通さ
せろための連通路に構成し、上記第1のピストン16が
若干量δ後退するとロータ−15内周面との間で上記連
通路を遮断する遮断部38伺核第1のピストン16に形
成すると共に、ローター15が前記作用位置におかれた
ときに前記出口ポート14.14’を上記第1の油圧1
8に連通させる別の連通路30を前記ローター15と上
記第1のピストン16間に形成し、さらに上記第2の油
室19を前記タンクポート13に連通する他の連通路2
γ、28を前記ローター15に、上記第2のピストン1
7が一定量β以上前進せしめられると絞細の連通路27
.28が該第2のピストン17により遮断される位置に
配して、形成すると共に、上記第2のピストン17を前
記ローター15の回転変位とは無関係に独立的に前後進
変位させる進退操作手段35を設けたことを特徴とする
構成のもので、次のような長所を備えている。
すなわち、この考案の油圧切換え制御弁は、実施例の作
用の説明から明らかなように上記構成に基づきローター
15の作用位置F、Rでは、第2のピストン1Tが上記
性の連通路27.28を遮断する位置まで前進せしめら
れていない限り、入口ポート12からロータ−15内周
面と第1のピストン16外周面との間に溝孔29にて形
成された連通路を介し出口ポート14或いは14′に油
が供給されるのに対し出口ポート14或いは14′から
油が、別の連通路30と第1の油室18とを介し絞り油
通路21から第2の油室19へと徐々にドレーンされ、
該第2の油室19から他の連通路27.28を介しタン
クポート13へとドレーンされることとし、このように
その前面側から油が徐々にドレーンされることとなる第
1のピストン16に背向側から圧縮バネ20を作用させ
ると共に該第1のピストン16に溝孔29にて形成され
た上記連通路を遮断する遮断部38を設けて、第1のピ
ストン16が振動的に前後移動し溝孔29にて形成され
た連通路を開閉して圧縮バネ20力に相当する油圧を出
口ポート14或は14′に成立させることとしたもので
あり、これにより第2のピストン17にてバネ力を変更
制御される圧縮バネ20の該バネ力に相当する減圧され
た油圧を油圧クラッチ等に作用させ得ることとなる。
そして減圧弁の弁バネである圧縮バネ20のバネ力を変
更制御するための第2のピストン17をその進退操作手
段35により一定量以上前進させると、前記性の連通路
27.28力漣断されて第2の油室19からの油ドV−
ンが行なわれなくなることから、第1の油室18内の油
圧と第2の油室19内の油圧とが等しくなり、第1のピ
ストン16が圧縮バネ20の力で最前進せしめられて、
制御弁5の減圧機能が解除される。
したがって、この考案の油圧切換え制御弁は、第12−
15図に図示し先に説明した米国特許N(L3.752
.281に開示のもの同様に切換弁としての機能と減圧
度を変更可能であると共に減圧機能を解除可能である減
圧弁としての機能とを併せ備えているが、該米国特許の
ものと対比すると次のような特有の効果を奏するための
ものとなっている。
■ 油圧を変更制御するための弁体である第1のピスト
ン16と減圧弁の圧縮バネ20と該バネ20のバネ力を
変更制御するための第2のピストン17とを、切換弁の
弁体であるローター15の中空部に配置していることか
ら、前記した米国特許のものと比較してバルブ軸線方向
に沿う長さを小さくされたものとなっている。
■ 切換弁の弁体であるローター15の作用位置におい
て入口ポート12とその前方に位置する出口ポート14
或いは14′を連通させるための油通路である、溝孔2
9にて形成された連通路内において、第1のピストン1
6により目的とする油圧コントロールを得るものとされ
ていることから、前記米国特許のものと異なり、油圧ク
ラッチ等の油圧機器に連らなるバルブ内のメインの油通
路であってその内部で油圧コントロールが行なわれる油
通路の長さが極く短かく、このため該油通路内の油圧降
下がほとんど起きず、減圧弁の弁バネである圧縮バネ2
0のバネ力、つまり第2のピストン17を前後進変位さ
せ該バネ力を変更制御する進退操作手段35の操作位置
と出口ポー)14.14’に成立する油圧とが正確に対
応することとなって、減圧された油圧を正確にコントロ
ールして得ることが容易であるものとなっている。
■ 最初に述べたように切換弁操作と減圧弁操作とが飼
すに行なわれるようにされたパルプに対する要望も多い
のに対し、本案制御弁は、減圧弁用の圧縮バネ20のバ
ネ力を変更制御する第2のピストン17をして、ロータ
ー15及びその回転操作手段42とは反対側の端部に配
置し、もって該第2のピストン17を独立的に操作する
操作手段を容易設置できることとした上で、第2のピス
トン17をローター15の回転変位とは無関係に独立的
に前後進変位させる進退操作手段35を設けて、ロータ
ー15の回転変位と第2のピストン17の前後進変位と
を互に無関係に各独立的に行なえることとしていること
から、前記の要望に応えたものとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧回路図、第2図はこの考案の一実施例の側
面図、第3図は同実施例の縦断面図、第4図、第5図及
び第6図はそれぞれ第3図のIV−■線、■−V線及び
VI−VI線に沿う断面図で第4−6図中、図aは弁の
中立位置、図す及び図Cはそれぞれ、−及び他の作用位
置を示すもの、第7図及び第8図はそれぞれ、同実施例
要部の部材の斜視図、第9図は同実施例における要部の
部材の外周面の展開図、第10図は油圧作用を示すグラ
フ、第11図は同実施例の油圧回路図、第12図は従来
例を示す縦断側面図(縦断面は第13図の■−■線に沿
う。 )、第13図は同従来例の一部切欠き、一部横断平面図
、第14図及び第15図はそれぞれ、第12図のxtv
−xtvim汲びW→■線に沿う断面図である。 5・・・・・・切換弁ないし制御弁、11・・・・・・
弁ケース、12・・・・・・入口ポート、13・・・・
・・タンクポート、14゜14′・・・・・・出口ポー
ト、15・・・・・・ローター、16・・・・・・第1
のピストン、17・・・・・・第2のピストン、18・
・・・・・第1の油室、19・・・・・・第2の油室、
20・・・・・・圧縮バネ、21・・・・・・小径油孔
、22・・・・・・油溝、23・・・・・・油孔、24
.24’・・・・・・油溝、25・・・・・・油溝、2
6・・・・・・油孔、27・・・・・・油溝、28・・
・・・・連通孔、29・・・・・・溝孔、30・・−・
・溝孔、31.31’・・・・・・油溝、33・・・・
・・回動軸、34・・・・・・バネ受リング、35・・
・・・・操作Vバー、36・・・・・・ピン、37・・
・・・・カム溝穴、38・・・・・・第1のピストン1
60大径部周面(遮断部)、60・・・・・・スプライ
ン嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個の人口ポートと少なくとも1個の出口ポートと1個
    のタンクポートとを形成された弁ケース内に、中立位置
    では上記した入口ポートとタンクポート間を連通させ作
    用位置へと回転変位せしめられると上記した入口ポート
    と出口ポート間を連通させるローターを嵌挿してなる油
    圧切換え制御弁であって、前記ローターの軸線方向でみ
    て該ローターの回転操作手段を設けられた側を前方側と
    して、前記ポートを前方側から後方側にかげ出口ボート
    、入口ポート及びタンクポートの順序で前後に組酷させ
    て弁ケースに形成すると共に、前記ローターに形成せる
    後端開放の中空部に第1のピストンと第2のピストンと
    を、その間に圧縮バネを介装して、前後に配し嵌挿して
    上記中空部内に、第1のピストンの前方に位置する第1
    の油室と、該両ピストン間に位置し第1のピストンに形
    成された絞り油通路を介し第1の油室に連通せしめられ
    た第2の油室とを、それぞれ形成し、また前記ローター
    の内周面と上記第1のピストンの外周面との間に、ロー
    ターを前記作用位置へと移すと該ローターの外周面位置
    と中空部とにそれぞれ開口させてローターに形成しであ
    る前後1対の油孔を介し前記した出口ポートと入口ポー
    トとに連通せしめられる溝孔を設けて該溝孔を、ロータ
    ーの前記作用位置において前記入口ポートを前記出口ボ
    ートに連通させるための連通路に構成し、上記第1のピ
    ストンが若干量後退するとローター内周面との間で上記
    連通路を遮断する遮断部を該第1のピストンに形成する
    と共に、ローターが前記作用位置におかれたときに前記
    出口ポートを上記第1の油室に連通させる別の連通路を
    前記ローターと上記第1のピストン間に形成し、さらに
    上記第2の油室を前記タンクポートに連通する他の連通
    路を前記ローターに、上記第2のピストンが一定量以上
    前進せしめられると該他の連通路が該第2のピストンに
    より遮断される位置に配して、形成すると共に、上記第
    2のピストンを前記ローターの回転変位とは無関係に独
    立的に前後進変位させる進退操作手段を設けたことを特
    徴とする油圧切換え制御弁。
JP9156776U 1975-12-24 1976-07-08 油圧切換え制御弁 Expired JPS5821956Y2 (ja)

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US05/752,198 US4096882A (en) 1975-12-24 1976-12-20 Control valve
SE7614481A SE423926B (sv) 1975-12-24 1976-12-22 Reglerventil innefattande en rotor som er roterbart anordnad i ett ventilhus och som begrensar medikanaler for selektiv anslutning av kanalerna
DE2658213A DE2658213C2 (de) 1975-12-24 1976-12-22 Druckflüssigkeit-Steuerventil
GB5371976A GB1531359A (en) 1975-12-24 1976-12-23 Control valve
NO764353A NO143976C (no) 1975-12-24 1976-12-23 Styreventilinnretning.
DK583276A DK583276A (da) 1975-12-24 1976-12-23 Styreventil
FR7638984A FR2336723A1 (fr) 1975-12-24 1976-12-23 Distributeur pour circuits de commande d'appareils actionnes par un fluide

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