JPS5825187B2 - 油圧切換え制御弁 - Google Patents
油圧切換え制御弁Info
- Publication number
- JPS5825187B2 JPS5825187B2 JP51159991A JP15999176A JPS5825187B2 JP S5825187 B2 JPS5825187 B2 JP S5825187B2 JP 51159991 A JP51159991 A JP 51159991A JP 15999176 A JP15999176 A JP 15999176A JP S5825187 B2 JPS5825187 B2 JP S5825187B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- rotor
- piston
- port
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Safety Valves (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、油圧クラッチとか油圧シリンダ或は油圧モ
ータ等の油圧作動機器への給油回路中において用いられ
る新規な油圧切換え制御弁、より詳しくは、1個の入口
ポートと少なくとも1個の出口ポートと1個の油ドレー
ンポートとを形成された弁ケース内に、中立位置では上
記した入口ポートと油ドレーンポート間を連通させ作用
位置へと回転変位せしめられると上記した入口ポートと
出口ポート間を連通させるローターを嵌挿してなる油圧
切換え制御弁に関し、上記のように回路切換えを行ない
得るように構成された油圧切換え制御弁に、油圧作動機
器に対する作用油圧を設定し得ると共にこの作用油圧を
変更制御し得る機能をも、併せ有しめるものである。
ータ等の油圧作動機器への給油回路中において用いられ
る新規な油圧切換え制御弁、より詳しくは、1個の入口
ポートと少なくとも1個の出口ポートと1個の油ドレー
ンポートとを形成された弁ケース内に、中立位置では上
記した入口ポートと油ドレーンポート間を連通させ作用
位置へと回転変位せしめられると上記した入口ポートと
出口ポート間を連通させるローターを嵌挿してなる油圧
切換え制御弁に関し、上記のように回路切換えを行ない
得るように構成された油圧切換え制御弁に、油圧作動機
器に対する作用油圧を設定し得ると共にこの作用油圧を
変更制御し得る機能をも、併せ有しめるものである。
魚船等の船舶、工作機械、トラクター等の車輌、その他
に用いられている油圧クラッチ、油圧シリンダ或は油圧
モータ等の油圧作動機器に対する作用油圧を設定するこ
とは、上記のような回路切換え用の切換弁の他に、作用
油圧設定用の調圧弁を該油圧作動機器用の給油系統中に
設けることで行なわれ、また例えば油圧クラッチのスリ
ップ運転を得る目的等で該油圧作動機器への作用油圧を
選択的に低下させることは、上記の給油系統中にさらに
減圧弁を設けることで行なわれるのが、一般的である。
に用いられている油圧クラッチ、油圧シリンダ或は油圧
モータ等の油圧作動機器に対する作用油圧を設定するこ
とは、上記のような回路切換え用の切換弁の他に、作用
油圧設定用の調圧弁を該油圧作動機器用の給油系統中に
設けることで行なわれ、また例えば油圧クラッチのスリ
ップ運転を得る目的等で該油圧作動機器への作用油圧を
選択的に低下させることは、上記の給油系統中にさらに
減圧弁を設けることで行なわれるのが、一般的である。
上記のような目的の切換弁と減圧弁とを単一の弁ケース
内に設置し、切換弁を中立位置から作用位置方向へと変
位させるときに減圧弁が減圧作用を行ない、しかも切換
弁の作用位置方向への変位量に応じて該変位量が犬であ
るほど減圧弁による減圧度が低められ、切換弁を作用位
置方向にいっばいに変位させると減圧弁の減圧機能が解
除せしめられるように、構成された油圧切換え制御弁は
既に、米国特許/163,752,281から公知であ
る。
内に設置し、切換弁を中立位置から作用位置方向へと変
位させるときに減圧弁が減圧作用を行ない、しかも切換
弁の作用位置方向への変位量に応じて該変位量が犬であ
るほど減圧弁による減圧度が低められ、切換弁を作用位
置方向にいっばいに変位させると減圧弁の減圧機能が解
除せしめられるように、構成された油圧切換え制御弁は
既に、米国特許/163,752,281から公知であ
る。
この米国特許、%3,752,281に開示されている
油圧切換え制御弁を第12−15図に図示して説明する
と、該制御弁における切換弁はローター100を備えた
ロータリーバルブに構成され、上記ローター100の操
作端側を前方側として、弁ケースの前端部内に回転可能
に嵌挿されている。
油圧切換え制御弁を第12−15図に図示して説明する
と、該制御弁における切換弁はローター100を備えた
ロータリーバルブに構成され、上記ローター100の操
作端側を前方側として、弁ケースの前端部内に回転可能
に嵌挿されている。
弁ケースにはその軸線方向でみて、ローター100本体
部分の後端位で第14図に明瞭に示す入口ポート101
及び油ドレーンポート102を、またロークー100本
体部分の略中央位置で第15図に明瞭に示す2個の出口
ポー)103F、103Rを、それぞれ形成しである。
部分の後端位で第14図に明瞭に示す入口ポート101
及び油ドレーンポート102を、またロークー100本
体部分の略中央位置で第15図に明瞭に示す2個の出口
ポー)103F、103Rを、それぞれ形成しである。
第14図に示すように入口ボート101には油圧ポンプ
104が接続されると共に油ドレーンボート102は油
タンク105へ接続され、また第15図に示すように出
口ポー)103F及び103Rはそれぞれ、舶用逆転機
における前進用油圧クラッチ106F及び後進用油圧ク
ラッチ106Rへ接続される。
104が接続されると共に油ドレーンボート102は油
タンク105へ接続され、また第15図に示すように出
口ポー)103F及び103Rはそれぞれ、舶用逆転機
における前進用油圧クラッチ106F及び後進用油圧ク
ラッチ106Rへ接続される。
各油圧クラッチ106F、106Rに対し作用せしめら
れる正規油圧は、第14図に図示の調圧弁107により
設定される。
れる正規油圧は、第14図に図示の調圧弁107により
設定される。
ローター100にはその軸線方向でみて出口ポー1−1
03F、103R形成位置におき4個の凹溝を形成して
、該凹溝により4個の油室108M、、108M2,1
09F。
03F、103R形成位置におき4個の凹溝を形成して
、該凹溝により4個の油室108M、、108M2,1
09F。
109Rを弁ケース内に画成しである。
このうち油室108M1,108M2は後述する減圧弁
110の減圧室110Mに、後述するように常時連通さ
せである。
110の減圧室110Mに、後述するように常時連通さ
せである。
ローター100にはその軸線方向に沿い、出口ポート1
03F、103Rを油室109F。
03F、103Rを油室109F。
109Rにそれぞれ連通させる1対の油室111F。
111Rを穿設しである。
ローター100は図示の中立位置では、第15図に示す
ように油室108M1,108M、、と出口ポート10
3F。
ように油室108M1,108M、、と出口ポート10
3F。
103R間の連通を遮断すると共に、出口ポート103
F及び103Rをそれぞれ、油室109F及び109R
へと連通させ、各油圧クラッチ106F、106Rから
各出口ポート103F。
F及び103Rをそれぞれ、油室109F及び109R
へと連通させ、各油圧クラッチ106F、106Rから
各出口ポート103F。
103R,各油室109F、109R及び各油室111
F、111Rを介し油ドレーンポート102へと油をド
レーンさせるものに、構成されている。
F、111Rを介し油ドレーンポート102へと油をド
レーンさせるものに、構成されている。
該ローター100はまた、第15図に図示の状態から図
上で反時計方向に回転変位せしめられると出口ポート1
03Fと油室109Fとの連通を断つと共に出口ポート
103Fと油室108M1 とを連通させ且つ出口ポー
1−103Rと油室109R間の連通は維持する前進作
用位置Fへと移され、逆に第15図に図示の状態から図
上で時計方向に回転変位せしめられると出口ポー1−1
03Rと油。
上で反時計方向に回転変位せしめられると出口ポート1
03Fと油室109Fとの連通を断つと共に出口ポート
103Fと油室108M1 とを連通させ且つ出口ポー
1−103Rと油室109R間の連通は維持する前進作
用位置Fへと移され、逆に第15図に図示の状態から図
上で時計方向に回転変位せしめられると出口ポー1−1
03Rと油。
室109Rとの連通を断つと共に出口ポート103Rと
油室108M1とを連通させ且つ出口ポー1−103F
と油室109F間の連通は維持する後進作用位置Rへと
移されるものに、構成されている。
油室108M1とを連通させ且つ出口ポー1−103F
と油室109F間の連通は維持する後進作用位置Rへと
移されるものに、構成されている。
したがって、上記した前進作用位置Fで。は油室108
M、の油圧が前進用油圧クラッチ106Fへと作用せし
められると共に後進用油圧クラッチ106Rから油がド
レーンされ、逆に後進作用位置Rでは油室10BM1の
油圧が後進用油圧クラッチ106Rへと作用せしめられ
ると共・に前進用油圧クラッチ106Fから油がドレー
ンされることとなる。
M、の油圧が前進用油圧クラッチ106Fへと作用せし
められると共に後進用油圧クラッチ106Rから油がド
レーンされ、逆に後進作用位置Rでは油室10BM1の
油圧が後進用油圧クラッチ106Rへと作用せしめられ
ると共・に前進用油圧クラッチ106Fから油がドレー
ンされることとなる。
第12−15図に図示の油圧切換え制御弁はさらに、ロ
ーター100を上記のような各作用位置F、Rへと移し
たときに上記した油室108M1に対し、前記した調圧
弁107による設定油圧を減圧して導き得るように、構
成されている。
ーター100を上記のような各作用位置F、Rへと移し
たときに上記した油室108M1に対し、前記した調圧
弁107による設定油圧を減圧して導き得るように、構
成されている。
そのためにはスプールでもって構成されている前記減圧
弁110を弁ケースの後端部内に摺動可能に嵌挿して設
けである。
弁110を弁ケースの後端部内に摺動可能に嵌挿して設
けである。
この減圧弁110に設けたランド110aの外周位置で
弁ケース内には高圧室110Hを設けてあり、この高圧
室110Hは第13図に示すように前記入口ボート10
1に対し、弁ケース内に形成せる油通路112A。
弁ケース内には高圧室110Hを設けてあり、この高圧
室110Hは第13図に示すように前記入口ボート10
1に対し、弁ケース内に形成せる油通路112A。
112B 、 112Cでもって連通させである。
前記した減圧室110Mは第12.13図に示すように
、高圧室110Hの前方位置で弁ケース内に設けられて
おり、この減圧室110Mは第12図に示すようにロー
ター100外周側の前記油室108M1,108M2に
対し、弁ケース内に形成せる油通路113A、113B
、113Cと、ローター100に設けたステム部100
aに形成せる油通路114A、114Bと、ローター1
00本体部分に形成せる油室114Cとを介し、連通さ
せである。
、高圧室110Hの前方位置で弁ケース内に設けられて
おり、この減圧室110Mは第12図に示すようにロー
ター100外周側の前記油室108M1,108M2に
対し、弁ケース内に形成せる油通路113A、113B
、113Cと、ローター100に設けたステム部100
aに形成せる油通路114A、114Bと、ローター1
00本体部分に形成せる油室114Cとを介し、連通さ
せである。
上記した高圧室110Hと減圧室110Mとの間で弁ケ
ース内には、減圧弁110の摺動変位により上記ランド
110aにて減圧室110M内への開口度を変更される
小径環状溝115を設けである。
ース内には、減圧弁110の摺動変位により上記ランド
110aにて減圧室110M内への開口度を変更される
小径環状溝115を設けである。
減圧弁110は、該環状溝115により高圧室110H
内から減圧室110M内へと油が搾られつつ供給される
ことで高圧室110H内の油圧が減圧されて減圧室11
0M内へと供給されることを利用し、減圧作用を行なう
ものに構成されており、その減圧度は、上記した小径環
状溝115の減圧室110M内への開口度が減圧弁11
0の変位により変更されることで、変更制御される。
内から減圧室110M内へと油が搾られつつ供給される
ことで高圧室110H内の油圧が減圧されて減圧室11
0M内へと供給されることを利用し、減圧作用を行なう
ものに構成されており、その減圧度は、上記した小径環
状溝115の減圧室110M内への開口度が減圧弁11
0の変位により変更されることで、変更制御される。
前記したローター100のステム部100aは第12図
に示すように、ローター100に一体形成して大きく後
方へ延出させてあり、このステム部100aにはスリー
ブ部116aを備えた制御ピストン116を外挿して支
承させである。
に示すように、ローター100に一体形成して大きく後
方へ延出させてあり、このステム部100aにはスリー
ブ部116aを備えた制御ピストン116を外挿して支
承させである。
減圧弁110は、該制御ピストン116に基端を受けさ
せると共に先端を減圧弁110の前端面に当てである1
対の圧縮バネ117により後退方向に移動附勢しである
と共に、後端面に作用させである弱い圧縮バネ118に
より前進方向に移動附勢しである。
せると共に先端を減圧弁110の前端面に当てである1
対の圧縮バネ117により後退方向に移動附勢しである
と共に、後端面に作用させである弱い圧縮バネ118に
より前進方向に移動附勢しである。
これよりして減圧弁110は圧縮バネ117のバネ力と
圧縮バネ118のバネ力とがバランスする位置をとるこ
とこととなるが、前者の圧縮バネ117のバネ力を変更
することで減圧弁110の前後位置を変更し、もって゛
減圧弁110による減圧度を変更するために更に、次の
ような機構が設けられている。
圧縮バネ118のバネ力とがバランスする位置をとるこ
とこととなるが、前者の圧縮バネ117のバネ力を変更
することで減圧弁110の前後位置を変更し、もって゛
減圧弁110による減圧度を変更するために更に、次の
ような機構が設けられている。
すなわち制御ピストン116の前面側で弁ケース内に設
けた油室119には前記入口ボート101を、第13図
に示すように入口ポート101に連らねて弁ケース内に
形成された油通路120であって絞り121を挿入され
た油通路120により、連通させである。
けた油室119には前記入口ボート101を、第13図
に示すように入口ポート101に連らねて弁ケース内に
形成された油通路120であって絞り121を挿入され
た油通路120により、連通させである。
また制御ピストン116後面側の弁ケース内空間部12
2は、弁ケース内の油通路123(第14図)により前
記油ドレーンポート102へと連通させである。
2は、弁ケース内の油通路123(第14図)により前
記油ドレーンポート102へと連通させである。
ローター100のステム部100aには上記した油室1
19を空間部122に対し連通させるための油通路穴1
23A。
19を空間部122に対し連通させるための油通路穴1
23A。
123B、123Cを穿設してあり、半径方向に沿う油
通路穴123Cは空間部122に対し、制御ピストン1
16のスリーブ部116aに形成された前端側拡開のV
字状切欠き溝124(第13図)を介し開口させである
。
通路穴123Cは空間部122に対し、制御ピストン1
16のスリーブ部116aに形成された前端側拡開のV
字状切欠き溝124(第13図)を介し開口させである
。
したがってローター100を図示の中立位置から前記し
た各作用位置F或はR方向へと回転変位させるときは、
それによるステム部100aの回転変位で上記した油通
路穴123Cの開口端が制御ピストン116のスリーブ
部116a内周面により一旦ブロックされることとなり
、このように油通路穴123Cがブロックされると制御
ピストン116が、その前面に作用せしめられている入
口ポート101の油圧により後退せしめられて、油通路
穴123Cの開口端が再び切欠き溝124に対面位置す
るまで後退した上で停止することとなる。
た各作用位置F或はR方向へと回転変位させるときは、
それによるステム部100aの回転変位で上記した油通
路穴123Cの開口端が制御ピストン116のスリーブ
部116a内周面により一旦ブロックされることとなり
、このように油通路穴123Cがブロックされると制御
ピストン116が、その前面に作用せしめられている入
口ポート101の油圧により後退せしめられて、油通路
穴123Cの開口端が再び切欠き溝124に対面位置す
るまで後退した上で停止することとなる。
そして上記のように制御ピストン116が後退すること
によっては圧縮バネ117のバネ力が高められるから、
該圧縮バネ117のバネ力と前記圧縮バネ118のバネ
力とがバランスする位置をとることとなる減圧弁110
は、ローター100が各作用位置F、R方向へより大き
く回転変位せしめられるほど、つまり同ローター100
の回転変位で油通路穴123Cの開口端が、制御ピスト
ン116がより後退した位置で切欠き溝124へと対面
位置することとなる位置へと移されるほど、より後退し
た位置をとることとなる。
によっては圧縮バネ117のバネ力が高められるから、
該圧縮バネ117のバネ力と前記圧縮バネ118のバネ
力とがバランスする位置をとることとなる減圧弁110
は、ローター100が各作用位置F、R方向へより大き
く回転変位せしめられるほど、つまり同ローター100
の回転変位で油通路穴123Cの開口端が、制御ピスト
ン116がより後退した位置で切欠き溝124へと対面
位置することとなる位置へと移されるほど、より後退し
た位置をとることとなる。
したがって前記した高圧室110Hと減圧室110M間
を連通させる小径環状溝115の減圧室110M内への
開口度は、ローター100の各作用位置F、R方向へ回
転変位量が大であるほど犬となり、減圧弁110はその
減圧度を、ローター100の各作用位置F、R方向への
回転変位量が犬であるほど低めるものとなっている。
を連通させる小径環状溝115の減圧室110M内への
開口度は、ローター100の各作用位置F、R方向へ回
転変位量が大であるほど犬となり、減圧弁110はその
減圧度を、ローター100の各作用位置F、R方向への
回転変位量が犬であるほど低めるものとなっている。
そして第12−15図に図示の油圧切換え制御弁は、ロ
ーター100が各作用位置F、R方向にいっばいに回転
変位せし;められると減圧弁100が、高圧室110H
と減圧室110M間の油流通が小径環状溝115により
もはや絞られないような位置まで後退せしめられて、減
圧弁110の減圧機能が解除されるように、構成されて
いる。
ーター100が各作用位置F、R方向にいっばいに回転
変位せし;められると減圧弁100が、高圧室110H
と減圧室110M間の油流通が小径環状溝115により
もはや絞られないような位置まで後退せしめられて、減
圧弁110の減圧機能が解除されるように、構成されて
いる。
なお第12図において125は、ローター100のステ
ム部100aに同時穿設加工しである前記した油通路1
14Bと油通路穴123B間をブロックするためのボー
ルである。
ム部100aに同時穿設加工しである前記した油通路1
14Bと油通路穴123B間をブロックするためのボー
ルである。
第12−15図に図示の油圧切換え制御弁は以上に説明
したように構成されているから、ロータニー100を前
記した中立位置Nから各作用位置F。
したように構成されているから、ロータニー100を前
記した中立位置Nから各作用位置F。
R方向へと回転変位させる場合、そのとき油圧を作用せ
しめられることとなる各油圧クラッチ106F成は10
6Hに対し、調圧弁10γによる設定押圧が減圧弁11
0により減圧されて作用せしめられると共に、そのよう
な減圧作用油圧がローター100の回転変位量に応じて
変更制御されることとなり、さらにローター100が各
作用位置F、R方向にいっばいに回転操作されると調圧
弁107により設定される正規油圧が各油圧クラッチ1
06F或は106Hに対し作用せしめられることとなる
。
しめられることとなる各油圧クラッチ106F成は10
6Hに対し、調圧弁10γによる設定押圧が減圧弁11
0により減圧されて作用せしめられると共に、そのよう
な減圧作用油圧がローター100の回転変位量に応じて
変更制御されることとなり、さらにローター100が各
作用位置F、R方向にいっばいに回転操作されると調圧
弁107により設定される正規油圧が各油圧クラッチ1
06F或は106Hに対し作用せしめられることとなる
。
したがって同油圧切換え制御弁は、油圧クラッチ106
F、106Rに対し選択的に油圧を作用させるための切
換弁としての機能と油圧クラッチ106F、106Rに
対する作用油圧を可変に減圧するための減圧弁としての
機能とを、兼ね備えており、そのような2種のバルブを
各別に設ける場合と比較してバルブ構造を簡単化するの
はもとより、切換弁操作で減圧弁も併せ操作される関係
となることから、バルブ操作を容易とし且つ操作機構を
簡単化するものとなっている。
F、106Rに対し選択的に油圧を作用させるための切
換弁としての機能と油圧クラッチ106F、106Rに
対する作用油圧を可変に減圧するための減圧弁としての
機能とを、兼ね備えており、そのような2種のバルブを
各別に設ける場合と比較してバルブ構造を簡単化するの
はもとより、切換弁操作で減圧弁も併せ操作される関係
となることから、バルブ操作を容易とし且つ操作機構を
簡単化するものとなっている。
米国特許、%3,752,281に開示され第12−1
5図に図示した油圧切換え制御弁は、上記したような長
所を有する反面、切換弁を構成するローター100と、
減圧度を変更制御するための制御ピストン116と、減
圧弁用の圧縮バネ117と、減圧弁110とを、弁ケー
ス内に直列配置して設けていることから、極く長尺のも
のとなっている。
5図に図示した油圧切換え制御弁は、上記したような長
所を有する反面、切換弁を構成するローター100と、
減圧度を変更制御するための制御ピストン116と、減
圧弁用の圧縮バネ117と、減圧弁110とを、弁ケー
ス内に直列配置して設けていることから、極く長尺のも
のとなっている。
また特に同油圧切換え制御弁は、前記した各ポート10
1.102,103F、103Rが弁ケースにその前端
部分で形成されているのに対し、減圧弁110を弁ケー
ス内の後端部に設置していることから、入口ポート10
1から減圧弁110へと連らねである前記油通路112
A、112B。
1.102,103F、103Rが弁ケースにその前端
部分で形成されているのに対し、減圧弁110を弁ケー
ス内の後端部に設置していることから、入口ポート10
1から減圧弁110へと連らねである前記油通路112
A、112B。
112Cと減圧弁110からローター100位置ないし
出口ポート113F、113Rへと連らねである前記油
通路113A、113B、113C。
出口ポート113F、113Rへと連らねである前記油
通路113A、113B、113C。
114A、114Bとが極く長い通路となっており、そ
のような長い油通路を介し入口ポート101から各出口
ポート103F、103Rへの油流通が行なわれること
から、油通路内での油流通抵抗による油圧降下が起き易
いものとなっている。
のような長い油通路を介し入口ポート101から各出口
ポート103F、103Rへの油流通が行なわれること
から、油通路内での油流通抵抗による油圧降下が起き易
いものとなっている。
このような油圧降下があるため第12−15図に図示の
油圧切換え制御弁は、油圧のコントロールを精密には行
ない難いものとなっている。
油圧切換え制御弁は、油圧のコントロールを精密には行
ない難いものとなっている。
“また第12−15図に図示の油圧切換え制
御弁は、減圧弁110の減圧機能の解除を前記した小径
環状溝115による高圧室110Hと減圧室110M間
の油流通の絞り作用の解除、つまり入口ポート101と
各出口ポート103F、103R;間の油流通絞り作用
の解除によって、得るものに構成されているから、正規
油圧設定用の前記調圧弁107を省略したとすると減圧
弁110の減圧機能が解除されてからは油圧ポンプ10
4の吐出圧が各油圧クラッチ106F、106Rに対し
作J用せしめられるこさとなり、このため安全上からし
て調圧弁107を必らず必要とするものとなっている。
御弁は、減圧弁110の減圧機能の解除を前記した小径
環状溝115による高圧室110Hと減圧室110M間
の油流通の絞り作用の解除、つまり入口ポート101と
各出口ポート103F、103R;間の油流通絞り作用
の解除によって、得るものに構成されているから、正規
油圧設定用の前記調圧弁107を省略したとすると減圧
弁110の減圧機能が解除されてからは油圧ポンプ10
4の吐出圧が各油圧クラッチ106F、106Rに対し
作J用せしめられるこさとなり、このため安全上からし
て調圧弁107を必らず必要とするものとなっている。
この発明の目的とするところは、米国特許扁3.752
,281に開示のもの同様に切換弁としてjの機能と減
圧弁としての機能とを併せ備えていて、バルブ構造と操
作機構の構造とを簡単化するのはもとより操作を容易と
する油圧切換え制御弁であって、上記した米国特許のも
のの有する不具合、つまりバルブ構造が長尺化するとい
った不具合と4油圧のコントロールを精密に行ない難い
といった不具合とを、解消し、併せ、該米国特許のもの
と異なり油圧制御用の圧縮バネのバネ荷重さえ適当に設
定すれば正規油圧設定用の調圧弁の機能を備えさせるこ
とができてそのような調圧弁を省略できることとする、
新規な油圧切換え制御弁を、提供するにある。
,281に開示のもの同様に切換弁としてjの機能と減
圧弁としての機能とを併せ備えていて、バルブ構造と操
作機構の構造とを簡単化するのはもとより操作を容易と
する油圧切換え制御弁であって、上記した米国特許のも
のの有する不具合、つまりバルブ構造が長尺化するとい
った不具合と4油圧のコントロールを精密に行ない難い
といった不具合とを、解消し、併せ、該米国特許のもの
と異なり油圧制御用の圧縮バネのバネ荷重さえ適当に設
定すれば正規油圧設定用の調圧弁の機能を備えさせるこ
とができてそのような調圧弁を省略できることとする、
新規な油圧切換え制御弁を、提供するにある。
再び図面を参照して述べると、第1図には、この発明に
従った油圧切換え制御弁を採用可能な油圧作動機器用の
給油系統を図示しである。
従った油圧切換え制御弁を採用可能な油圧作動機器用の
給油系統を図示しである。
図示の給油系統は、油圧ポンプ20により油タンク21
から油圧作動前進クラッチ22Fまたは油圧作動後進ク
ラッチ22Rに選択的に圧油を供給するためのものに構
成されている。
から油圧作動前進クラッチ22Fまたは油圧作動後進ク
ラッチ22Rに選択的に圧油を供給するためのものに構
成されている。
油圧クラッチ22は、クラッチハウジング22aに摺動
自在ではあるが相対回転不能に支持された一方の摩擦デ
ィスクと被動軸23Fないし23Rに摺動自在ではある
が相対回転不能に支持された他方の摩擦ディスクであっ
てハウジング22a内のピストン22bが該ピストン背
後の油室22cへ作用せしめられる油圧により前進せし
められると互に係合してクラッチを作動させる摩擦ディ
スクを備えた、通例の多板摩擦タイプのものである。
自在ではあるが相対回転不能に支持された一方の摩擦デ
ィスクと被動軸23Fないし23Rに摺動自在ではある
が相対回転不能に支持された他方の摩擦ディスクであっ
てハウジング22a内のピストン22bが該ピストン背
後の油室22cへ作用せしめられる油圧により前進せし
められると互に係合してクラッチを作動させる摩擦ディ
スクを備えた、通例の多板摩擦タイプのものである。
前進クラッチ22Fは、これが作動せしめられると被動
軸23Fを、クラッチハウジングを固定支持する駆動軸
24Fに接続して被動軸23Fを正転方向に回転させる
ものであり、後進クラッチ22Rは、これが作動せしめ
られると被動軸23Rを、クラッチハウジングを固定支
持する駆動軸24Rに接続して被動軸23Rを逆転方向
に回転させるものである。
軸23Fを、クラッチハウジングを固定支持する駆動軸
24Fに接続して被動軸23Fを正転方向に回転させる
ものであり、後進クラッチ22Rは、これが作動せしめ
られると被動軸23Rを、クラッチハウジングを固定支
持する駆動軸24Rに接続して被動軸23Rを逆転方向
に回転させるものである。
第1図に示すように、上記クラッチ用の給油路ないし給
油回路25には3位置を備えた切換弁26、つまり給油
路25がブロックされ両クラッチ22F。
油回路25には3位置を備えた切換弁26、つまり給油
路25がブロックされ両クラッチ22F。
22Rから油がドレーンされる中立位置Nと、給油路2
5が前進クラッチ22Fに接続され後進クラッチ22R
からは油がドレーンされる前進作用位置ないし第1の作
用位置Fと、給油路25が後進クラッチ22Rに接続さ
れ前進クラッチ22Fからは油がドレーンされる後進作
用位置ないし第2の作用位置Rを備えた切換弁26が、
設けられている。
5が前進クラッチ22Fに接続され後進クラッチ22R
からは油がドレーンされる前進作用位置ないし第1の作
用位置Fと、給油路25が後進クラッチ22Rに接続さ
れ前進クラッチ22Fからは油がドレーンされる後進作
用位置ないし第2の作用位置Rを備えた切換弁26が、
設けられている。
また同様に第1図に示すように、給油路25から分岐さ
せた油路ないし回路27には、正規のクラッチ作用油圧
を設定する調圧弁28と潤滑油圧を設定する他の調圧弁
29とが、設けられている。
せた油路ないし回路27には、正規のクラッチ作用油圧
を設定する調圧弁28と潤滑油圧を設定する他の調圧弁
29とが、設けられている。
油路27からは調圧弁28.29間において潤滑油供給
回路30を分岐させ、これをクラッチ22F 、22R
に、その摩擦ディスクに潤滑油が供給されるように、接
続しである。
回路30を分岐させ、これをクラッチ22F 、22R
に、その摩擦ディスクに潤滑油が供給されるように、接
続しである。
第1図に示すトランスミッション機構及び給油系統は、
公知のものである。
公知のものである。
油圧クラッチ22F及び22Rの各々の一方及び他方の
摩擦ディスクは、該クラッチに調圧弁28にて決定され
る油圧よりもかなり低い油圧が作用せしめられると、ス
リップ状態で係合するに至る。
摩擦ディスクは、該クラッチに調圧弁28にて決定され
る油圧よりもかなり低い油圧が作用せしめられると、ス
リップ状態で係合するに至る。
したがってそのときは当該クラッチにより、駆動軸24
と被動軸23がスリップ可能に接続されて、被動軸23
がクラッチフル係合により生ぜしめられる速度よりも低
い速度で回転駆動せしめられる。
と被動軸23がスリップ可能に接続されて、被動軸23
がクラッチフル係合により生ぜしめられる速度よりも低
い速度で回転駆動せしめられる。
この発明は、上記した切換弁26に置換えて用い得、調
圧弁28にて決定される油圧よりも低いコントロールさ
れた油圧をクラッチ22F。
圧弁28にて決定される油圧よりも低いコントロールさ
れた油圧をクラッチ22F。
22Rに選択的に作用せしめ得ることとすると共に調圧
弁28を省略し得ることとし、しかも、バルブ26の機
能はなお保有する、新規な油圧切換え制御弁を提供する
ものである。
弁28を省略し得ることとし、しかも、バルブ26の機
能はなお保有する、新規な油圧切換え制御弁を提供する
ものである。
第2−8図について述べると、これらの図にはこの発明
に従った油圧切換え制御弁の好ましい一実施例を示しで
ある。
に従った油圧切換え制御弁の好ましい一実施例を示しで
ある。
第2−5図に示すように、。参照数字26Aで示されて
いるこの新規な油圧切換え制御弁は、ポンプ20ないし
その吐出口に接続されるべき入口ポート32と、油圧ク
ラッチ22F及び22Rにそれぞれ接続されるべき1対
の出口ポート33F及び33Rと、油タンク21□に接
続されるべき油ドレーンボート34とを有する弁ハウジ
ングないし弁ケース31を備えている。
いるこの新規な油圧切換え制御弁は、ポンプ20ないし
その吐出口に接続されるべき入口ポート32と、油圧ク
ラッチ22F及び22Rにそれぞれ接続されるべき1対
の出口ポート33F及び33Rと、油タンク21□に接
続されるべき油ドレーンボート34とを有する弁ハウジ
ングないし弁ケース31を備えている。
同様に第2−5図に、さらには第6図に示すように、油
圧切換え制御弁26Aはさらに、弁ケース31内に回転
自在に配されたローター35であつ、て弁ケース外にお
いてローター軸35aに接続しである操作手段(図示せ
ず)によりその位置を変更すべく回転せしめられるロー
ター35を備えている。
圧切換え制御弁26Aはさらに、弁ケース31内に回転
自在に配されたローター35であつ、て弁ケース外にお
いてローター軸35aに接続しである操作手段(図示せ
ず)によりその位置を変更すべく回転せしめられるロー
ター35を備えている。
上記したポート32.33F、33R。34は、ロータ
ー35の軸線方向でみて該ロータ。
ー35の軸線方向でみて該ロータ。
−35の回転操作手段を設けられた側、つまり上記ロー
クー軸35a側を前方側として、前方側から後方側にか
け出口ポー1−33F、33R,入ロポート32及び油
ドレン34の順序で前後にff1Pさせて弁ケース31
に形成されている。
クー軸35a側を前方側として、前方側から後方側にか
け出口ポー1−33F、33R,入ロポート32及び油
ドレン34の順序で前後にff1Pさせて弁ケース31
に形成されている。
上記ロー・ター35には後述のように、ケース31のポ
ート32.33及び34を選択的に連通させるための油
路が形成されている。
ート32.33及び34を選択的に連通させるための油
路が形成されている。
このような油路を介し、ローターないしバルブ26Aの
中立位置Nでは両川ロポート33F及び33Rが油ドレ
ーンポート34に連通せしめられ、ロークーないしバル
ブ26Aの前進ないし第1の作用位置Fでは前進出口ポ
ート33Fが入口ポート32に連通せしめられると共に
後進出口ポート33Rが油ドレーンポート34に連通せ
しめられ、ローターないしバルブ26Aの後進ないし第
2の作用位置Rでは後進出口ポート33Rが入口ポート
32に連通せしめられると共に前進出口ポート33Fが
油ドレーンポート34に連通せしめられる。
中立位置Nでは両川ロポート33F及び33Rが油ドレ
ーンポート34に連通せしめられ、ロークーないしバル
ブ26Aの前進ないし第1の作用位置Fでは前進出口ポ
ート33Fが入口ポート32に連通せしめられると共に
後進出口ポート33Rが油ドレーンポート34に連通せ
しめられ、ローターないしバルブ26Aの後進ないし第
2の作用位置Rでは後進出口ポート33Rが入口ポート
32に連通せしめられると共に前進出口ポート33Fが
油ドレーンポート34に連通せしめられる。
第2図に明瞭に示すように、ロークー35にはその内部
に後端開放の中空部が設けられている。
に後端開放の中空部が設けられている。
ローターの該中空部中には第1のピストン36と第2の
ピストン37とを挿入設置してあり、該両ピストンは、
その間に配設された圧縮スプリング38により互に離隔
する方向に移動附勢されている。
ピストン37とを挿入設置してあり、該両ピストンは、
その間に配設された圧縮スプリング38により互に離隔
する方向に移動附勢されている。
第2図に示すように、第1のピストン36は該ピストン
36の前方においてローター35内に第1の油室39を
画成しており、また第2のピストン37は両ピストン3
6.37間においてローター35内に第2の油室40を
画成している。
36の前方においてローター35内に第1の油室39を
画成しており、また第2のピストン37は両ピストン3
6.37間においてローター35内に第2の油室40を
画成している。
これらの第1及び第2の油室39及び40は第1のピス
トン36に貫通形成せる小径貫通孔ないし絞り油通路4
1により互に連通させてあり、また第2の油室40は油
ドレーンポート34に常時、ローター35に貫通形成せ
る孔ないし油ドレーン通路42とローター35周面に形
成せる環状溝43とを介して連通させである(第2,5
及び6図参照)。
トン36に貫通形成せる小径貫通孔ないし絞り油通路4
1により互に連通させてあり、また第2の油室40は油
ドレーンポート34に常時、ローター35に貫通形成せ
る孔ないし油ドレーン通路42とローター35周面に形
成せる環状溝43とを介して連通させである(第2,5
及び6図参照)。
なお図示の第1のピストン36は後端開放の中空状のも
のに形成されており、上記の絞り油通路41は該ピスト
ン36の前端に設けられている。
のに形成されており、上記の絞り油通路41は該ピスト
ン36の前端に設けられている。
第2,3及び6図に示すように、ロークー35の周面に
は、該ローター35を何れの位置N、F及びHに位置さ
せても入口ボート32と常時連通する如きロークー回転
方向巾にわたって、ケース31の入口ボートに対向位置
する油溝44が設けられている。
は、該ローター35を何れの位置N、F及びHに位置さ
せても入口ボート32と常時連通する如きロークー回転
方向巾にわたって、ケース31の入口ボートに対向位置
する油溝44が設けられている。
ロークー35にはさらに、ローターの中立位置Nで入口
ポート32に対向する油孔ないし通路45であって第1
のピストン36外周のローター中空部を油溝44に、し
たがって入口ポート32に、連通させる油孔ないし通路
45を設けである。
ポート32に対向する油孔ないし通路45であって第1
のピストン36外周のローター中空部を油溝44に、し
たがって入口ポート32に、連通させる油孔ないし通路
45を設けである。
さらに第2,4及び6図に示すように、ローター35の
周面には、バルブ軸線方向における、出口ボート33が
設置されている位置において、ローター回転方向に沿い
間欠的に配された1対の油溝46F及び46Rと1個の
油溝47とを設けである。
周面には、バルブ軸線方向における、出口ボート33が
設置されている位置において、ローター回転方向に沿い
間欠的に配された1対の油溝46F及び46Rと1個の
油溝47とを設けである。
そして油溝46Fは、ローター35をその中立位置Nと
第2の作用位置Rとの間で回転変位させる間常に前進出
口ポート33Fと連通ずるものに形成され、他方、油溝
46Rは、ロークー35をその中立位置Nと第1の作用
位置Fとの間で回転変位させる間常に後進出口ポート3
3Rと連通ずるものに形成されている。
第2の作用位置Rとの間で回転変位させる間常に前進出
口ポート33Fと連通ずるものに形成され、他方、油溝
46Rは、ロークー35をその中立位置Nと第1の作用
位置Fとの間で回転変位させる間常に後進出口ポート3
3Rと連通ずるものに形成されている。
またこれらの油溝46Fと46Rとの間に位置せしめら
れている油溝47は、第4図に図示のローター中立位置
Nでは出口ポート33F及び33Rち遮断されると共に
、ローター35を該中立位置Nから第1の作用位置F方
向に回転すると前進出口ポー1−33Fに連通せしめら
れるに至り、逆にローター35を該中立位置Nから第2
の作用位置R方向に回転すると後進出口ポート33Rに
連通せしめられるに至るものに、形成されている。
れている油溝47は、第4図に図示のローター中立位置
Nでは出口ポート33F及び33Rち遮断されると共に
、ローター35を該中立位置Nから第1の作用位置F方
向に回転すると前進出口ポー1−33Fに連通せしめら
れるに至り、逆にローター35を該中立位置Nから第2
の作用位置R方向に回転すると後進出口ポート33Rに
連通せしめられるに至るものに、形成されている。
この油溝47はさらに、ローター35を第4図に図示の
角度aの範囲にわたって回転させる間、出口ポー1−3
3F成は33Rに連通せしめられているものに、形成さ
れている。
角度aの範囲にわたって回転させる間、出口ポー1−3
3F成は33Rに連通せしめられているものに、形成さ
れている。
油溝47の中央位置でローター35には、ローター中空
部内に第1のピストン36外方で開口する油孔ないし通
路48を設けである。
部内に第1のピストン36外方で開口する油孔ないし通
路48を設けである。
さらに第2,5及び6図に示す通り、ローター35周面
に設けられた前記の環状溝43は、バルブ軸線方向にお
いて油ドレーンポート34が設けられている位置におい
て、設けられている。
に設けられた前記の環状溝43は、バルブ軸線方向にお
いて油ドレーンポート34が設けられている位置におい
て、設けられている。
第2,7図に示すように、第1のピストン36の周面に
は、油通路45をロークー内の中空部におけるピストン
36外方を介して油通路48に連通させる環状凹所49
を設けてあり、かくしてローター35の作用位置F或は
Rで出口ポート33F或は33Rに連通せしめられる油
通路48が入口ポート32に常時連通せしめられている
環状油溝44に連通せしめられるようになされている。
は、油通路45をロークー内の中空部におけるピストン
36外方を介して油通路48に連通させる環状凹所49
を設けてあり、かくしてローター35の作用位置F或は
Rで出口ポート33F或は33Rに連通せしめられる油
通路48が入口ポート32に常時連通せしめられている
環状油溝44に連通せしめられるようになされている。
したがって第1のピストン36は、上記中空部内におい
て入口ポート32を出口ポート33に連通させる油通路
を、該第1のピストン36の外周位に画成するものであ
る。
て入口ポート32を出口ポート33に連通させる油通路
を、該第1のピストン36の外周位に画成するものであ
る。
また同様に第2,7図に示すように、第1のピストン3
6の周面にはさらに、ローター35が何れの位置N、F
及びHに位置せしめられていてもピストン36外方のロ
ーター中空部内を介して油通路48を第1の油室39に
連通させる角度範囲にわたって、凹所50を設けである
。
6の周面にはさらに、ローター35が何れの位置N、F
及びHに位置せしめられていてもピストン36外方のロ
ーター中空部内を介して油通路48を第1の油室39に
連通させる角度範囲にわたって、凹所50を設けである
。
さらに、第3,6図に示すように、ローター35の周面
には、油溝46F及び46Rをそれぞれ環状油溝43に
常時連通させる1対の油溝ないしドレーン通路51F及
び51Rが、ローター軸線方向に沿わせて設けられてい
る。
には、油溝46F及び46Rをそれぞれ環状油溝43に
常時連通させる1対の油溝ないしドレーン通路51F及
び51Rが、ローター軸線方向に沿わせて設けられてい
る。
以上の説明から理解されるように、ローター35ないし
油圧切換え制御弁26Aの中立位置Nノでは、前進出口
ポート33Fが油ドレーンポート34に油溝46F1
ドレーン通路51F及び環状油溝43を介して連通ない
し接続されると共に、後進出口ポート33Rが油ドレー
ンポート34に油溝46R1ドレーン通路51R及び環
状油溝;43を介して連通ないし接続され、かくしてク
ラッチ22F及び22Rから油タンク21へと作動油が
ドレーンされ得る。
油圧切換え制御弁26Aの中立位置Nノでは、前進出口
ポート33Fが油ドレーンポート34に油溝46F1
ドレーン通路51F及び環状油溝43を介して連通ない
し接続されると共に、後進出口ポート33Rが油ドレー
ンポート34に油溝46R1ドレーン通路51R及び環
状油溝;43を介して連通ないし接続され、かくしてク
ラッチ22F及び22Rから油タンク21へと作動油が
ドレーンされ得る。
この中位置Nではまた、油圧ポンプ20からの作動油の
一部が油圧切換え制御弁26Aを通してドレーンされ得
る。
一部が油圧切換え制御弁26Aを通してドレーンされ得
る。
つまり]]入ロポート32油溝22、油路45、環状凹
所49、凹所50、第1の油室39、絞り油通路41、
第2の油室40、油通路42、環状油溝43及び油ドレ
ーンポート34を介してドレーンされ得る。
所49、凹所50、第1の油室39、絞り油通路41、
第2の油室40、油通路42、環状油溝43及び油ドレ
ーンポート34を介してドレーンされ得る。
しかしながら油圧ポンプ20からの油の大部分は、バル
ブ26Aを通しての上記のようなドレーン油路が絞り油
通路41を含むものであることから、この中立位置Nで
分岐路27方向に送油ないしリリーフせしめられる。
ブ26Aを通しての上記のようなドレーン油路が絞り油
通路41を含むものであることから、この中立位置Nで
分岐路27方向に送油ないしリリーフせしめられる。
ローター35ないしバルブ26Aの作用位置F及びRで
の油流)通については、この実施例のバルブ26A構造
を全て説明した上で、説明する。
の油流)通については、この実施例のバルブ26A構造
を全て説明した上で、説明する。
第2のピストン37は、以下に説明するように、ロータ
ー35の中立位置Nから作用位置FないしR方向への回
転に伴なって前進せしめられるものとされている。
ー35の中立位置Nから作用位置FないしR方向への回
転に伴なって前進せしめられるものとされている。
第2図に示すように、第2のピストン37は、ローター
に支持させると共に自由端をピストン37周面に該ピス
トン軸線方向に沿わせて形成された溝孔53に支承させ
であるピン52により、ローター35に摺動自在ではあ
るが相対回転不能に接続されている。
に支持させると共に自由端をピストン37周面に該ピス
トン軸線方向に沿わせて形成された溝孔53に支承させ
であるピン52により、ローター35に摺動自在ではあ
るが相対回転不能に接続されている。
第2のピストン37はしたがって、ローター35が回転
せしめられると、回転せしめられることとなる。
せしめられると、回転せしめられることとなる。
弁ケース30内には第2のピストン37の背後において
、ボルト55及び止環56によりケース30に支持され
たカム円盤54を、固定配置しである。
、ボルト55及び止環56によりケース30に支持され
たカム円盤54を、固定配置しである。
第8図に明瞭に示すように、カム円盤54の前面は、ロ
ーター回転方向に沿いなだらかに傾斜せしめられたカム
面54aであって中央が最も後退したものとされている
カム面54aに形成されており、該カム面に、第2図に
示すように、第2のピストン37から後方に突出させた
ビン57の自由端を接当させである。
ーター回転方向に沿いなだらかに傾斜せしめられたカム
面54aであって中央が最も後退したものとされている
カム面54aに形成されており、該カム面に、第2図に
示すように、第2のピストン37から後方に突出させた
ビン57の自由端を接当させである。
そしてローター35の中立位置Nではビン57がカム面
54aに該カム面の最後退部にて接当するものとされて
おり、かくして、ローター35の中立位置Nから作用位
置F或はR方向への回転に連動して第2のピストン37
が回転せしめられると、ビン57の自由端がカム面54
aをフォローないしトレースすることよりして、第2の
ピストン37が徐々に前進せしめられるものである。
54aに該カム面の最後退部にて接当するものとされて
おり、かくして、ローター35の中立位置Nから作用位
置F或はR方向への回転に連動して第2のピストン37
が回転せしめられると、ビン57の自由端がカム面54
aをフォローないしトレースすることよりして、第2の
ピストン37が徐々に前進せしめられるものである。
そしてカム面54aの形状は、ローター35を、中立位
置Nから作用位置FないしR方向にいっばいに回転させ
て第2のピストン37が第2図に鎖線図示の最前進位置
まで前進せしめられても、前記のドレーン通路ないしド
レーン孔42がブロックされない形状とされており、し
たがって前記のように油ドレーン通路42は、第2の油
室40を油ドレーンポート34に常時連通させるもので
ある。
置Nから作用位置FないしR方向にいっばいに回転させ
て第2のピストン37が第2図に鎖線図示の最前進位置
まで前進せしめられても、前記のドレーン通路ないしド
レーン孔42がブロックされない形状とされており、し
たがって前記のように油ドレーン通路42は、第2の油
室40を油ドレーンポート34に常時連通させるもので
ある。
以上よりして第2のピストン37は、ローター35回転
に連動して前進せしめられて該ピストン37の前進量に
応じて前記圧縮スプリング38を圧縮して該スプリング
38にて生ぜしめられる力ないし圧力を相当して増大さ
せるものとされていることが、理解されよう。
に連動して前進せしめられて該ピストン37の前進量に
応じて前記圧縮スプリング38を圧縮して該スプリング
38にて生ぜしめられる力ないし圧力を相当して増大さ
せるものとされていることが、理解されよう。
第1のピストン36は、次のような機能のものとされて
いる。
いる。
すなわち第2,7図に示すように、この第1のピストン
36の周面には前記凹所49及び50間において、大径
の遮断部ないしランド58が設けられており、該遮断部
ないしランドは、ピストン36が第2図に図示の小距離
δたけ後退せしめられるとロークーの内周面59に油密
に係合し、ローター作用位置で入口ポート32を出口ポ
ート33に連通させるために環状凹所49にて形成され
た油路が該遮断部58によりブロックされるに至るもの
に、構成されているのである。
36の周面には前記凹所49及び50間において、大径
の遮断部ないしランド58が設けられており、該遮断部
ないしランドは、ピストン36が第2図に図示の小距離
δたけ後退せしめられるとロークーの内周面59に油密
に係合し、ローター作用位置で入口ポート32を出口ポ
ート33に連通させるために環状凹所49にて形成され
た油路が該遮断部58によりブロックされるに至るもの
に、構成されているのである。
第2図において、参照数字60は、ローター35の前位
で弁ケース内に配設されたスラストベアリングである。
で弁ケース内に配設されたスラストベアリングである。
油圧切換え制御弁26Aは、次のように作用するもので
ある。
ある。
すなわち、前述態様の油流通が行なわれる中立位置Nか
ら第1の作用位置F方向にローター15を回転させて油
溝47を前進出口ボート33Fに連通させると、ポンプ
20からバルブ26Aに供給される圧油は、入口ポート
32、油溝44、油通路ないし油孔45、環状凹所49
、油通路ないし油孔48、油溝47及び前進出口ポート
33Fを通して流れ、かくして該圧油が前進クラッチ2
2Fへと供給される。
ら第1の作用位置F方向にローター15を回転させて油
溝47を前進出口ボート33Fに連通させると、ポンプ
20からバルブ26Aに供給される圧油は、入口ポート
32、油溝44、油通路ないし油孔45、環状凹所49
、油通路ないし油孔48、油溝47及び前進出口ポート
33Fを通して流れ、かくして該圧油が前進クラッチ2
2Fへと供給される。
入口ポート321からの圧油は同時に、環状凹所49か
ら凹所50を経て第1の油室39へと流入し、ここから
絞り油通路41を通して比較的小割合で第2の油室40
へと流入し、ドレーン油通路42、環状油溝43及び油
ドレーンポート34を介してタンク21へとドレーンさ
れる。
ら凹所50を経て第1の油室39へと流入し、ここから
絞り油通路41を通して比較的小割合で第2の油室40
へと流入し、ドレーン油通路42、環状油溝43及び油
ドレーンポート34を介してタンク21へとドレーンさ
れる。
そして、クラッチ22Fの油室22Cに油が充満するに
つれて、第1の油室39内の油圧が高まり、該室39内
の油圧が、油が常時ドレーンされている第2の油室40
内の油圧よりも犬となるに至る。
つれて、第1の油室39内の油圧が高まり、該室39内
の油圧が、油が常時ドレーンされている第2の油室40
内の油圧よりも犬となるに至る。
したがって、ロータ・−の回転後衣る時間たつと、第1
のピストン36が圧縮スプリング38の力に抗して後退
するに至り、該ピストン36が前記の距離δだけ後退し
た時点で、ピストン36の遮断部58が面59へと到達
し、入口ボート32と出口ポー1−33F間の連通を遮
断するに至る。
のピストン36が圧縮スプリング38の力に抗して後退
するに至り、該ピストン36が前記の距離δだけ後退し
た時点で、ピストン36の遮断部58が面59へと到達
し、入口ボート32と出口ポー1−33F間の連通を遮
断するに至る。
このようなポート32゜33F間の連通遮断後において
もしかし、出ロポ−1−53Fからの油ドレーンは、凹
所50、第1の油室39、絞り油通路41、第2の油室
40、ドレーン油通路42、環状溝43及び油ドレーン
ポート34を通して常時継続し、且つ、若干の油はクラ
ッチ22Fにてリークする。
もしかし、出ロポ−1−53Fからの油ドレーンは、凹
所50、第1の油室39、絞り油通路41、第2の油室
40、ドレーン油通路42、環状溝43及び油ドレーン
ポート34を通して常時継続し、且つ、若干の油はクラ
ッチ22Fにてリークする。
したがって、出口ポート33Fに連通している第1の油
室39内の油圧が低下せしめられるに至り、第1のピス
トン36がスプリング38の力で若干量前進せしめられ
て、入口ポート32が前進出口ボート33Fに再び連通
せしめられるに至る。
室39内の油圧が低下せしめられるに至り、第1のピス
トン36がスプリング38の力で若干量前進せしめられ
て、入口ポート32が前進出口ボート33Fに再び連通
せしめられるに至る。
以後は、上記の過程が反復される。
この状態では、後進出口ボート33Rは油ドレーンボー
ト34に、ローター35の中立位置Nにおける場合と同
様に油溝柵、ドレーン油通路51R及び環状油溝43を
介して、常時連通せしめられている。
ト34に、ローター35の中立位置Nにおける場合と同
様に油溝柵、ドレーン油通路51R及び環状油溝43を
介して、常時連通せしめられている。
第2の油室40から油タンク21方向に油ドレーン通路
42、環状油溝43及び油ドレーンポート34を介し常
時油がドレーンされることから、第2のピストン37の
位置如伺に拘らず、油圧切換え制御弁26Aは上述のよ
うに作用する。
42、環状油溝43及び油ドレーンポート34を介し常
時油がドレーンされることから、第2のピストン37の
位置如伺に拘らず、油圧切換え制御弁26Aは上述のよ
うに作用する。
バルブ26Aのこの作用状態では、第1のピストン36
は、小距離ないし小振巾バルブ軸線方向に沿い前後に振
動して、第2のピストン37の前進量に応じ中立状態よ
り若干圧縮されている圧縮スプリング38のバネ力にて
決定される油圧を前進出口ポート33Fに保つものであ
る。
は、小距離ないし小振巾バルブ軸線方向に沿い前後に振
動して、第2のピストン37の前進量に応じ中立状態よ
り若干圧縮されている圧縮スプリング38のバネ力にて
決定される油圧を前進出口ポート33Fに保つものであ
る。
ピストン37の前進量は、ローター35が回転せしめら
れた回転角度に応じたものとなっている。
れた回転角度に応じたものとなっている。
したがって圧縮スプリング38を適当に選んでおくこと
で、第2のピストン37の前進量が小な状態では出口ポ
ートに成立する油圧が調圧弁28に設定された油圧より
もずっと低いものとなるようになし得、したがって、油
圧クラッチ22Fにこのような低油圧を作用させて、該
クラッチ22Fのスリップ運転を行ない得るのである。
で、第2のピストン37の前進量が小な状態では出口ポ
ートに成立する油圧が調圧弁28に設定された油圧より
もずっと低いものとなるようになし得、したがって、油
圧クラッチ22Fにこのような低油圧を作用させて、該
クラッチ22Fのスリップ運転を行ない得るのである。
そしてクラッチ22Fへの作用油圧は、ローター35の
回転量に応じた距離だけ前進せしめられる第2のピスト
ン37によるスプリング38の圧縮度に応じた値のもの
となるから、該油圧は、ローター35の回転量をコント
ロールすることによって、中立状態でのスプリング38
力にほぼ相当する油圧からロークー35の作用位置F方
向へのフル回転によって第2のピストン37が第2図に
鎖線図示の最前進位置に位置する状態でのスプリング3
8力に相当する油圧までの間の任意の油圧に、変更制御
し得るものであり、したがって各種係合力でのクラッチ
22Fスリツプ運転を行ない得ると共に、第2のピスト
ン37の最前進位置でのスプリング38力に相当する油
圧が調圧弁28にて設定される油圧となるようにピスト
ン37最高前進量を選んでおくことで、調圧弁28を省
略して、バルブ26A自体により油圧クラッチ22Fが
フル係合ないし非スリツプ係合するに必要な油圧を生ぜ
しめ得るものである。
回転量に応じた距離だけ前進せしめられる第2のピスト
ン37によるスプリング38の圧縮度に応じた値のもの
となるから、該油圧は、ローター35の回転量をコント
ロールすることによって、中立状態でのスプリング38
力にほぼ相当する油圧からロークー35の作用位置F方
向へのフル回転によって第2のピストン37が第2図に
鎖線図示の最前進位置に位置する状態でのスプリング3
8力に相当する油圧までの間の任意の油圧に、変更制御
し得るものであり、したがって各種係合力でのクラッチ
22Fスリツプ運転を行ない得ると共に、第2のピスト
ン37の最前進位置でのスプリング38力に相当する油
圧が調圧弁28にて設定される油圧となるようにピスト
ン37最高前進量を選んでおくことで、調圧弁28を省
略して、バルブ26A自体により油圧クラッチ22Fが
フル係合ないし非スリツプ係合するに必要な油圧を生ぜ
しめ得るものである。
油圧切換え制御弁26Aなυ)しそのローター35を中
立位置Nから第2の作用位置R方向に変位させる場合に
も、上記に類した作用が得られるものである。
立位置Nから第2の作用位置R方向に変位させる場合に
も、上記に類した作用が得られるものである。
油圧切換え制御弁26Aないしそのローター35を作用
位置F或はRから中立位置Nに戻すときは、出口ポート
33が前記の径路を介し油ドレーンポート34に連通せ
しめられると共に、第1及び第2のピストン36.37
がスプリング38力により原位置に復帰する。
位置F或はRから中立位置Nに戻すときは、出口ポート
33が前記の径路を介し油ドレーンポート34に連通せ
しめられると共に、第1及び第2のピストン36.37
がスプリング38力により原位置に復帰する。
今や容易に理解され得るように、第1図のものに類似の
給油系統であるが、第2−8図に示す油圧切換え制御弁
26Aを第1図に示す切換弁26に置換えて用いである
給油系統は、第9図に示すように図示し得るものであり
、該図においては、簡単化のために、油圧クラッチ22
F及び22Rはシリンダユニットとして図示され、被潤
滑部りは模式的に図示されている。
給油系統であるが、第2−8図に示す油圧切換え制御弁
26Aを第1図に示す切換弁26に置換えて用いである
給油系統は、第9図に示すように図示し得るものであり
、該図においては、簡単化のために、油圧クラッチ22
F及び22Rはシリンダユニットとして図示され、被潤
滑部りは模式的に図示されている。
バルブ26Aは、油1流通方向を切換えるためのバルブ
機構61と油圧クラッチ22への作用油圧を変更調節す
るためのバルブ機構62とを備えており、該両バルブ機
構は共通の操作手段ないしレバー63により操作される
。
機構61と油圧クラッチ22への作用油圧を変更調節す
るためのバルブ機構62とを備えており、該両バルブ機
構は共通の操作手段ないしレバー63により操作される
。
したがってまた、例えば魚の群れの移動を追跡しなけれ
ばならない魚船の場合に要求されるように、低速での駆
動の方向切換えを頻繁に行なうような場合にも、このよ
うな頻繁な切換えを油圧切換え制御弁26Aないしその
ローター35の共通レバー63による操作のみによって
達成し得ることとなる。
ばならない魚船の場合に要求されるように、低速での駆
動の方向切換えを頻繁に行なうような場合にも、このよ
うな頻繁な切換えを油圧切換え制御弁26Aないしその
ローター35の共通レバー63による操作のみによって
達成し得ることとなる。
以上の第2−8図に図示の実施例においては、ローター
35の回転に応じて第2のピストン37を前進させるた
めの手段を、第2のピストンの前進を生せしめるための
カム手段を備えたものに構成したが、該ピストン37は
ローター35の回転に応じて、油圧作用によっても前進
せしめ得るものである。
35の回転に応じて第2のピストン37を前進させるた
めの手段を、第2のピストンの前進を生せしめるための
カム手段を備えたものに構成したが、該ピストン37は
ローター35の回転に応じて、油圧作用によっても前進
せしめ得るものである。
第10図には、第2のピストンが油圧作用で前進せしめ
られるように構成された、この発明に従った油圧切換え
制御弁のなお他の実施例を示しである。
られるように構成された、この発明に従った油圧切換え
制御弁のなお他の実施例を示しである。
この実施例の制御弁26Bをローターがちょうど作用位
置方向に回転せしめられた時点での状態で図示しである
第10図に示すように、ローター35に摺動自在ではあ
るが相対回転不能に接続された第2のピストン37の背
後において弁ケース31内には油室81を形成しである
。
置方向に回転せしめられた時点での状態で図示しである
第10図に示すように、ローター35に摺動自在ではあ
るが相対回転不能に接続された第2のピストン37の背
後において弁ケース31内には油室81を形成しである
。
この油室81は、弁ケースに穿設された油通路82とロ
ーター35に穿設された油孔ないし通路83とを介し、
前述のように入口ボート32と常時連通関係にある第1
のピストン32外方のローター内中空部へと、連通させ
である。
ーター35に穿設された油孔ないし通路83とを介し、
前述のように入口ボート32と常時連通関係にある第1
のピストン32外方のローター内中空部へと、連通させ
である。
油通路82には、該通路82を通しての流量を低下させ
るための絞りないしオリフィス84を挿入しである。
るための絞りないしオリフィス84を挿入しである。
第2のピストン37の背面ことは、前方向きに狭さくさ
れた形状の切欠き溝85を形成しである。
れた形状の切欠き溝85を形成しである。
弁ケース31にはさらに、油室81に一端で開口する油
ドレーン通路86であって油室81を油ドレーンポート
34に連通させるための油ドレーン通路86を形成しで
ある。
ドレーン通路86であって油室81を油ドレーンポート
34に連通させるための油ドレーン通路86を形成しで
ある。
そして上記の切欠き溝85は、第2のピストン37が第
10図に示す最後退位置をとるロータ−35中立位置N
においては油通路86に開口し、作用位置F或はR方向
へのローター回転により生ぜしめられる第2のピストン
の回転により、該第2ピストン37回転により生ぜしめ
られる切欠き溝85の変位に基いて、油通路86から一
旦ブロックないし遮断されるように、形態づけられてい
る。
10図に示す最後退位置をとるロータ−35中立位置N
においては油通路86に開口し、作用位置F或はR方向
へのローター回転により生ぜしめられる第2のピストン
の回転により、該第2ピストン37回転により生ぜしめ
られる切欠き溝85の変位に基いて、油通路86から一
旦ブロックないし遮断されるように、形態づけられてい
る。
次いで該切欠き溝85は、ローター35の回転量に応じ
た距離だけ第2のピストン37が前進せしめられると、
油通路86に再び開口せしめられる。
た距離だけ第2のピストン37が前進せしめられると、
油通路86に再び開口せしめられる。
第10図に示すバルブ26Bの他の部分は、第2−8図
に示したバルブ26Aの相当部分と同様に構成されてい
る。
に示したバルブ26Aの相当部分と同様に構成されてい
る。
第10図に図示の油圧切換え制御弁26Bにおいて、ロ
ーター35を作用位置FiはR方向に回転させたときは
、ローター35の回転に連動する第2のピストン37の
回転にて生ぜしめられる切欠き溝85変位により、油室
81と油ドレーンポート34間の連通が一旦断たれる。
ーター35を作用位置FiはR方向に回転させたときは
、ローター35の回転に連動する第2のピストン37の
回転にて生ぜしめられる切欠き溝85変位により、油室
81と油ドレーンポート34間の連通が一旦断たれる。
油室81には次いで入口ポート32から絞り84を通し
て圧油が徐々に供給され、これにより第2のピストン3
7が徐々に前進せしめられる。
て圧油が徐々に供給され、これにより第2のピストン3
7が徐々に前進せしめられる。
該ピストン37がローター及び第2ピストンの回転変位
量に相当する距離たけ前進せしめられると、切欠き溝8
5が再び油ドレーン通路86に連通せしめられるに至り
、かくシフ第2のピストン37の前進が停止せしめられ
る。
量に相当する距離たけ前進せしめられると、切欠き溝8
5が再び油ドレーン通路86に連通せしめられるに至り
、かくシフ第2のピストン37の前進が停止せしめられ
る。
したがってスプリング38は、第2のピストンの前進量
に応じて圧縮される。
に応じて圧縮される。
今や理解され得るように、第1図に示した給油系統に類
似するが第1図に示した切換弁26に置換えて第10図
に示す油圧切換え制御弁26Bを用いた給油系統は、第
11図に示すように図示され得るものであり、読図にお
いては簡単化のために油圧クラッチ22F、22Rはシ
リンダユニットとして図示され、被潤滑部りは模式的に
図示されている。
似するが第1図に示した切換弁26に置換えて第10図
に示す油圧切換え制御弁26Bを用いた給油系統は、第
11図に示すように図示され得るものであり、読図にお
いては簡単化のために油圧クラッチ22F、22Rはシ
リンダユニットとして図示され、被潤滑部りは模式的に
図示されている。
油圧低下のためのバルブ機構を参照数字62Bで表示し
である第11図に示す給油系統は、第9図に示した給油
系統同様に作用するものである。
である第11図に示す給油系統は、第9図に示した給油
系統同様に作用するものである。
なおバルブ26Bは、油室81が入口ボート32に、少
なくともローター35の各作用位置において連通される
ものに、構成される。
なくともローター35の各作用位置において連通される
ものに、構成される。
以上の説明から明らかなように、この発明の油圧切換え
制御弁は、1個の入口ポート32と少なくとも1個の出
口ポート33F 、33Rと1個の油ドレーンポート3
4とを形成された弁ケース31内に、中立位置では上記
した入口ポート32と油ドレーンポート34間を連通さ
せ作用位置へと回転変位せしめられると上記した入口ポ
ート32と出口ポート33F 、33R間を連通させる
ローター35を嵌挿してなる油圧切換え制御弁であって
、前記ローター35の軸績方向でみて該ローター35の
回転操作手段を設けられた側を前方側として、前記ポー
トを前方側から後方側にかけ出口ポート33F、33R
,入口ポート32及び油ドレーンポート34の順序で前
後に創踊させて弁ケース31に形成すると共に、前記ロ
ーター35に後端開放の中空部を形成して該中空部内に
、第1のピストン36であってその前方において上記中
空部内に第1の油室39を画成する第1のピストン36
と、第2のピストン37であって該両ピストン36.3
7間において上記中空部内に第2の油室40を画成する
第2のピストン37とを、その間に圧縮スプリング38
を介装して前後に配して設け、上記第1及び第2の油室
39,40間を上記第1のピストン36に形成せる絞り
油通路41を介して連通させると共に、上記第2の油室
40を前記油ドレーンポート34に常時連通させる油ド
レーン通路42.43を前記ローター35に形成し、ま
た前記ローター35の内周面と上記第1のピストン36
の外周面との間に、ローター35を前記作用位置へと移
すと該ローター35の外周面位置と中空部とにそれぞれ
開口させてローター35に形成しである前後1対の油孔
48,45を介し前記した出口ポート33F、33Rと
入口ポート32とに連通せしめられる溝孔49を設けて
該溝孔49を、ローター35の前記作用位置において前
記入口ボート32を前記出口ポート33F。
制御弁は、1個の入口ポート32と少なくとも1個の出
口ポート33F 、33Rと1個の油ドレーンポート3
4とを形成された弁ケース31内に、中立位置では上記
した入口ポート32と油ドレーンポート34間を連通さ
せ作用位置へと回転変位せしめられると上記した入口ポ
ート32と出口ポート33F 、33R間を連通させる
ローター35を嵌挿してなる油圧切換え制御弁であって
、前記ローター35の軸績方向でみて該ローター35の
回転操作手段を設けられた側を前方側として、前記ポー
トを前方側から後方側にかけ出口ポート33F、33R
,入口ポート32及び油ドレーンポート34の順序で前
後に創踊させて弁ケース31に形成すると共に、前記ロ
ーター35に後端開放の中空部を形成して該中空部内に
、第1のピストン36であってその前方において上記中
空部内に第1の油室39を画成する第1のピストン36
と、第2のピストン37であって該両ピストン36.3
7間において上記中空部内に第2の油室40を画成する
第2のピストン37とを、その間に圧縮スプリング38
を介装して前後に配して設け、上記第1及び第2の油室
39,40間を上記第1のピストン36に形成せる絞り
油通路41を介して連通させると共に、上記第2の油室
40を前記油ドレーンポート34に常時連通させる油ド
レーン通路42.43を前記ローター35に形成し、ま
た前記ローター35の内周面と上記第1のピストン36
の外周面との間に、ローター35を前記作用位置へと移
すと該ローター35の外周面位置と中空部とにそれぞれ
開口させてローター35に形成しである前後1対の油孔
48,45を介し前記した出口ポート33F、33Rと
入口ポート32とに連通せしめられる溝孔49を設けて
該溝孔49を、ローター35の前記作用位置において前
記入口ボート32を前記出口ポート33F。
33Rに連通させるための連通路に構成し、第1のピス
トン36が若干量δ後退せしめられるとロータ−35内
周面との間で該連通路を遮断する遮断部58を上記第1
のピストン36に形成すると共に、ローターが前記作用
位置におかれたときに前記出口ボート35F、33Rを
上記第1の油室39に連通させる他の連通路50をロー
ター35と第1のピストン36間に形成した構成のもの
とされる。
トン36が若干量δ後退せしめられるとロータ−35内
周面との間で該連通路を遮断する遮断部58を上記第1
のピストン36に形成すると共に、ローターが前記作用
位置におかれたときに前記出口ボート35F、33Rを
上記第1の油室39に連通させる他の連通路50をロー
ター35と第1のピストン36間に形成した構成のもの
とされる。
そして第1番目の発明は上記構成に加えて、上記第2の
ピストン37を前記ローター35に相対回転不能に接続
すると共に、該第2のピストン37と弁ケース31間に
、前記入口ポート32と出口ポート33F、33R間を
連通させる方向へのローター35の回転に連動する第2
のピストン37の回転変位により該第2のピストン。
ピストン37を前記ローター35に相対回転不能に接続
すると共に、該第2のピストン37と弁ケース31間に
、前記入口ポート32と出口ポート33F、33R間を
連通させる方向へのローター35の回転に連動する第2
のピストン37の回転変位により該第2のピストン。
37を前進させるカム手段54.57を設けてなるもの
に、構成されている。
に、構成されている。
また第2番目の発明は上記構成に加えて、上記第2のピ
ストン37を前記ローター35に相対回転不能に接続す
ると共に、該第2のピストン37の背後に油室81を形
成し、この油室81を前記入口ポート32に連通させ、
また該油室81から油をドレーンするための他の油ドレ
ーン通路86を弁ケース31に形成すると共に、上記第
2のピストン37に、前記入口ポート32と出口ポート
33F、33R間を連通させる方向へのローター35の
回転に連動する該第2のピストン37の回転変位により
位置を変更される切欠き溝85であってローター35の
回転変位量が犬であるほど第2のピストン37がより前
進せしめられた位置で上記油室81を上記他の油ドレー
ン通路86に連通させることとする切欠き溝85を設け
てなるものに、構成されている。
ストン37を前記ローター35に相対回転不能に接続す
ると共に、該第2のピストン37の背後に油室81を形
成し、この油室81を前記入口ポート32に連通させ、
また該油室81から油をドレーンするための他の油ドレ
ーン通路86を弁ケース31に形成すると共に、上記第
2のピストン37に、前記入口ポート32と出口ポート
33F、33R間を連通させる方向へのローター35の
回転に連動する該第2のピストン37の回転変位により
位置を変更される切欠き溝85であってローター35の
回転変位量が犬であるほど第2のピストン37がより前
進せしめられた位置で上記油室81を上記他の油ドレー
ン通路86に連通させることとする切欠き溝85を設け
てなるものに、構成されている。
この発明の油圧切換え制御弁は、上記した構成に基づき
ローター35の作用位置F、Rでは、入口ポート32か
らロータ−35内周面と第1のピストン36外周面との
間に溝孔49にて形成された連通路を介し出口ポート3
3F或いは33Rに油が供給されるのに対し出口ポート
33F成いは33Rから油が、他の連通路50と第1の
油室39とを介し絞り油通路41から第2の油室40へ
と徐々にドレーンされ、該第2の油室40から油ドレー
ン通路42,43を介し油ドレーンポート34へとドレ
ーンされることとし、このようにその前面側から油が徐
々にドレーンされることとなる第1のピストン36に背
面側から圧縮スプリング38を作用させると共に該第1
のピストン36に溝孔49にて形成された上記連通路を
遮断する遮断部58を設けて、第1のピストン36が振
動的に前後移動し溝孔49にて形成された連通路を開閉
して圧縮スプリング38力に相当する油圧を出口ポート
33F或は33Rに成立させることとしている。
ローター35の作用位置F、Rでは、入口ポート32か
らロータ−35内周面と第1のピストン36外周面との
間に溝孔49にて形成された連通路を介し出口ポート3
3F或いは33Rに油が供給されるのに対し出口ポート
33F成いは33Rから油が、他の連通路50と第1の
油室39とを介し絞り油通路41から第2の油室40へ
と徐々にドレーンされ、該第2の油室40から油ドレー
ン通路42,43を介し油ドレーンポート34へとドレ
ーンされることとし、このようにその前面側から油が徐
々にドレーンされることとなる第1のピストン36に背
面側から圧縮スプリング38を作用させると共に該第1
のピストン36に溝孔49にて形成された上記連通路を
遮断する遮断部58を設けて、第1のピストン36が振
動的に前後移動し溝孔49にて形成された連通路を開閉
して圧縮スプリング38力に相当する油圧を出口ポート
33F或は33Rに成立させることとしている。
そして第1番目の発明にあっては、前記のようなカム手
段54.57によりローター35の作用位置方向への回
転変位に連動して第2のピストン37が前進せしめられ
ることとし、また第2番目の発明にあっては、ローター
35の作用位置方向への回転変位により位置を変更され
る、第2のピストン37上の切欠き溝85が該第2のピ
ストン37背後の油室81を前記能の油ドレーンン通路
86に連通させるまで、第2のピストン37が上記油室
81に作用する入口ポート32の油圧で前進せしめられ
ることとし、第1番目の発明におけると同様にローター
35の作用位置方向への回転変位に連動して第2のピス
トン37が前門進せしめられることとし、もって第1番
目の発明でも第2番目の発明でもローター35の作用位
置方向への回転変位により第2のピストン37を前進さ
せ、これにより圧縮スプリング38力が変更されること
としている。
段54.57によりローター35の作用位置方向への回
転変位に連動して第2のピストン37が前進せしめられ
ることとし、また第2番目の発明にあっては、ローター
35の作用位置方向への回転変位により位置を変更され
る、第2のピストン37上の切欠き溝85が該第2のピ
ストン37背後の油室81を前記能の油ドレーンン通路
86に連通させるまで、第2のピストン37が上記油室
81に作用する入口ポート32の油圧で前進せしめられ
ることとし、第1番目の発明におけると同様にローター
35の作用位置方向への回転変位に連動して第2のピス
トン37が前門進せしめられることとし、もって第1番
目の発明でも第2番目の発明でもローター35の作用位
置方向への回転変位により第2のピストン37を前進さ
せ、これにより圧縮スプリング38力が変更されること
としている。
ン このようにこの発明の油圧切換え制御弁は、ロータ
ーの作用位置でロータ−35中空部内において第1のピ
ストン36が振動的に前後移動しつつ圧縮スプリング3
8力に相当する油圧を出口ポート33F或は33Rに成
立させることとすると共1に、該圧縮スプリング38力
をローター35の作用位置方向への回転変位量に応じ変
更可能としたものであって、油圧回路の切換え機能と、
出口ポート33F、33Rの油圧、したがって油圧機器
に対する作用油圧を設定し、且つ、変更制御する)機能
とを、併せ有する。
ーの作用位置でロータ−35中空部内において第1のピ
ストン36が振動的に前後移動しつつ圧縮スプリング3
8力に相当する油圧を出口ポート33F或は33Rに成
立させることとすると共1に、該圧縮スプリング38力
をローター35の作用位置方向への回転変位量に応じ変
更可能としたものであって、油圧回路の切換え機能と、
出口ポート33F、33Rの油圧、したがって油圧機器
に対する作用油圧を設定し、且つ、変更制御する)機能
とを、併せ有する。
したがってこの発明の油圧切換え制御弁は、上記した圧
縮スプリング38のスプリング荷重と第2のピストン3
7のストロークとを適当に選定し、ローター35の作用
位置において、第2のピストン37の前進量が小さい1
間は油圧クラッチ等がスリップ運転されるような油圧が
出口ボート33F、33Rに成立し、第2のピストン3
7が最大限に前進せしめられると油圧クラッチ等がフル
作動する正規油圧が出口ポート33F、33Rに成立す
るように、できるもの:となっている。
縮スプリング38のスプリング荷重と第2のピストン3
7のストロークとを適当に選定し、ローター35の作用
位置において、第2のピストン37の前進量が小さい1
間は油圧クラッチ等がスリップ運転されるような油圧が
出口ボート33F、33Rに成立し、第2のピストン3
7が最大限に前進せしめられると油圧クラッチ等がフル
作動する正規油圧が出口ポート33F、33Rに成立す
るように、できるもの:となっている。
したがってこの発明の油圧切換え制御弁は、第12−1
5図に図示し先に説明した米国特許扁3.752,28
1のものについて前述した長所をそのまま有すると共に
、該米国特許のものと対比すると次のような特有の効果
を奏するものとなっている。
5図に図示し先に説明した米国特許扁3.752,28
1のものについて前述した長所をそのまま有すると共に
、該米国特許のものと対比すると次のような特有の効果
を奏するものとなっている。
■ 油圧を変更制御するための弁体である第1のピスト
ン36と油圧設定用の圧縮スプリング38と該スプリン
グ38のスプリング力を変更制御するための第2のピス
トン37とを、切換弁の弁体であるローター35の中空
部に配置していることから、前記した米国特許のものと
比較してバルブ軸線方向に沿う長さがずつと小さくされ
たコンパクトなものとなっている。
ン36と油圧設定用の圧縮スプリング38と該スプリン
グ38のスプリング力を変更制御するための第2のピス
トン37とを、切換弁の弁体であるローター35の中空
部に配置していることから、前記した米国特許のものと
比較してバルブ軸線方向に沿う長さがずつと小さくされ
たコンパクトなものとなっている。
■ 切換弁の弁体であるローター35の作用位置におい
て入口ポート32とその前方に位置する出口ポート33
F或いは33Rを連通させるための油通路である、溝孔
49にて形成された連通路内において、第1のピストン
36により目的とする油圧コントロールを得るものとさ
れていることから、前記米国特許のものと異なり、油圧
クラッチ等の油圧機器に連らなるバルブ内のメインの油
通路であってその内部で油圧コントロールが行なわれる
油通路の長さが極く短かく、このため該油通路内の油圧
降下がほとんど起きず、油圧のコントロールを精密に行
なえることとなっている。
て入口ポート32とその前方に位置する出口ポート33
F或いは33Rを連通させるための油通路である、溝孔
49にて形成された連通路内において、第1のピストン
36により目的とする油圧コントロールを得るものとさ
れていることから、前記米国特許のものと異なり、油圧
クラッチ等の油圧機器に連らなるバルブ内のメインの油
通路であってその内部で油圧コントロールが行なわれる
油通路の長さが極く短かく、このため該油通路内の油圧
降下がほとんど起きず、油圧のコントロールを精密に行
なえることとなっている。
■ 減圧弁機構が、第1のピストン36により入口ポー
ト32と出口ポート33F、33R間の油流通を断続し
て出口ポートの油圧を設定するものに構成され、出口ポ
ート33F、33Rに成立する油圧が第2のピストン3
7の前進位置に応じた圧縮スプリング39のスプリング
力にて決定されることとされていることから、前記した
ように圧縮スプリング39のスプリング荷重さえ適当に
設定しておけばローター35を作用位置方向にいっばい
に回転操作し第2のピストン37を最前進させたとき出
口ポート33F。
ト32と出口ポート33F、33R間の油流通を断続し
て出口ポートの油圧を設定するものに構成され、出口ポ
ート33F、33Rに成立する油圧が第2のピストン3
7の前進位置に応じた圧縮スプリング39のスプリング
力にて決定されることとされていることから、前記した
ように圧縮スプリング39のスプリング荷重さえ適当に
設定しておけばローター35を作用位置方向にいっばい
に回転操作し第2のピストン37を最前進させたとき出
口ポート33F。
33Rに、油圧機器に対する正規作用油圧を成。
立させ得るものとなっており、このため、圧縮スプリン
グ39のスプリング荷重を上記のように設定することで
正規油圧設定用の調圧弁を省略できるものとなっている
。
グ39のスプリング荷重を上記のように設定することで
正規油圧設定用の調圧弁を省略できるものとなっている
。
第1図はこの発明に従った油圧切換え制御弁を用い得る
、油圧クラッチ用の給油系統の模式図、第2図はこの発
明に従った油圧切換え制御弁の一実施例の縦断面図、第
3図、第4図及び第5図はそれぞれ、第2図のm−m線
、IV−IV線及び■−;V線に沿った断面図、第6図
及び第7図はそれぞれ、同実施例に用いられている−及
び他の部材の斜視図、第8図は同実施例に用いられてい
る別の部材の一部を示す展開図、第9図は同実施例の一
使用例を示す、第1図類似の模式図、第10図は他の実
施例の縦断面図、第11図は同地の実施例の一使用例を
示す、第1図類似の模式図、第12図は従来例を示す縦
断側面図(縦断面は第13図の■−■線に沿う。 )第13図は同従来例の一部切欠き、一部横断平面図、
第14図及び第15図はそれぞれ、第12図のXIV
−XIV線及びxv−xv線に沿う断面図である。 26A、26B・・・・・・油圧切換え制御弁、31・
・・・・・ケース、32・・・・・・入口ポート、33
F、33R・・・・・・出口ポート、34・・・・・・
油ドレーンポート、35・・・・・・ローター、36・
・・・・・第1のピストン、37・・・・・・第2のピ
ストン、38・・・・・・圧縮スプリング、39・・・
・・・第1の油室、40・・・・・・第2の油室、41
・・・・・・絞り油通路、42・・・・・・油ドレーン
通路、43・・・・・・環状油溝、44・・・・・・油
溝、45・・・・・・油孔、46F、46R・・・・・
・油溝、47・・・・・・油溝、48・・・・・・油孔
、49・・・・・・環状凹所、50・・・・・・凹所、
51F。 51R・・・・・・油溝、52・・・・・・ピン、54
・・・・・・カム円盤、54a・・・−・・カム面、5
8・・・・・・遮断部、59・・・・・・ローター内周
面、81・・・・・・油室、82・・・・・・油通路、
83・・・・・・油孔、85・・・・・・切欠き溝、8
6・・・・・・油ドレーン通路。
、油圧クラッチ用の給油系統の模式図、第2図はこの発
明に従った油圧切換え制御弁の一実施例の縦断面図、第
3図、第4図及び第5図はそれぞれ、第2図のm−m線
、IV−IV線及び■−;V線に沿った断面図、第6図
及び第7図はそれぞれ、同実施例に用いられている−及
び他の部材の斜視図、第8図は同実施例に用いられてい
る別の部材の一部を示す展開図、第9図は同実施例の一
使用例を示す、第1図類似の模式図、第10図は他の実
施例の縦断面図、第11図は同地の実施例の一使用例を
示す、第1図類似の模式図、第12図は従来例を示す縦
断側面図(縦断面は第13図の■−■線に沿う。 )第13図は同従来例の一部切欠き、一部横断平面図、
第14図及び第15図はそれぞれ、第12図のXIV
−XIV線及びxv−xv線に沿う断面図である。 26A、26B・・・・・・油圧切換え制御弁、31・
・・・・・ケース、32・・・・・・入口ポート、33
F、33R・・・・・・出口ポート、34・・・・・・
油ドレーンポート、35・・・・・・ローター、36・
・・・・・第1のピストン、37・・・・・・第2のピ
ストン、38・・・・・・圧縮スプリング、39・・・
・・・第1の油室、40・・・・・・第2の油室、41
・・・・・・絞り油通路、42・・・・・・油ドレーン
通路、43・・・・・・環状油溝、44・・・・・・油
溝、45・・・・・・油孔、46F、46R・・・・・
・油溝、47・・・・・・油溝、48・・・・・・油孔
、49・・・・・・環状凹所、50・・・・・・凹所、
51F。 51R・・・・・・油溝、52・・・・・・ピン、54
・・・・・・カム円盤、54a・・・−・・カム面、5
8・・・・・・遮断部、59・・・・・・ローター内周
面、81・・・・・・油室、82・・・・・・油通路、
83・・・・・・油孔、85・・・・・・切欠き溝、8
6・・・・・・油ドレーン通路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 11個の入口ポートと少なくとも1個の出口ポートと1
個の油ドレーンポートとを形成された弁ケース内に、中
立位置では上記した入口ポートと油ドレーンポート間を
連通させ作用位置へと回転変位せしめられると上記した
入口ポートと出口ポート間を連通させるローターを嵌挿
してなる油圧切換え制御弁であって、前記ローターの軸
線方向でみて該ローターの回転操作手段を設けられた側
を前方側として、前記ポートを前方側から後方側にかけ
出口ポート、入口ポート及び油ドレーンポートの順序で
前後に郵鋸させて弁ケースに形成すると共に、前記ロー
ターに後端開放の中空部を形成して該中空部内に、第1
のピストンであってその前方において上記中空部内に第
1の油室を画成する第1のピストンと、第2のピストン
であって該両ピストン間において上記中空部内に第2の
油室を画成する第2のピストンとを、その間に圧縮スプ
リングを介装して前後に配して設け、上記第1及び第2
の油室間を上記第1のピストンに形成せる絞り油通路を
介して連通させると共に、上記第2の油室を前記油ドレ
ーンポートに常時連通させる油ドレーン通路を前記ロー
ターに形成し、また前記ローターの内周面と上記第1の
ピストンの外周面との間に、ローターを前記作用位置へ
と移すと該ローターの外周面位置と中空部とにそれぞれ
開口させてローターに成形しである前後1対の油孔を介
し前記した出口ポートと入口ポートとに連通せしめられ
る溝孔を設けて該溝孔を、ローターの前記作用位置にお
いて前記入口ポートを前ン記出ロポートに連通させるた
めの連通路に構成し、第1のピストンが若干量後退せし
められるとローター内周面との間で該連通路を遮断する
遮断部を上記第1のピストンに形成すると共に、ロータ
ーが前記作用位置におかれたときに前記出口ポート1を
上記第1の油室に連通させる他の連通路をローターと第
1のピストン間に形成し、さらに上記第2のピストンを
前記ローターに相対回転不能に接続すると共に、該第2
のピストンと弁ケース間に、前記入口ポートと出口ポー
ト間を連通させる方向ンへのローターの回転に連動する
第2のピストンの回転変位により該第2のピストンを前
進させるカム手段を設けたことを、特徴としてなる油圧
切換え制御弁。 21個の入口ポートと少なくとも1個の出ロポ・−トと
1個の油ドレーンポートとを形成された弁ケース内に、
中立位置では上記した入口ポートと油ドレーンポート間
を連通させ作用位置へと回転変位せしめられると上記し
た入口ポートと出口ポート間を連通させるローターを嵌
挿してなる油圧[切換え制御弁であって、前記ローター
の軸線方向でみて該ローターの回転操作手段を設けられ
た側を前方側として、前記ポートを前方側から後方側に
かけ出口ポート、入口ポート及び油ドレーンポートの順
序で前後に創始させて弁ケースに形成すると共に、前記
ローターに後端開放の中空部を形成して該中空部内に、
第1のピストンであってその前号において上記中空部内
に第1の油室を画成する第1のピストンと、第2のピス
トンであって該両ピストン間において上記中空部内に第
2の油室を画成する第2のピストンとを、その間に圧縮
スプリングを介装して前後に配して設け、上記第1及び
第2の油室間を上記第1のピストンに形成せる絞り油通
路を介して連通させると共に、上記第2の油室を前記油
ドレーンポートに常時連通させる油ドレーン通路を前記
ローターに形成し、また前記ローターの内周面と上記第
1のピストンの外周面との間に、ローターを前記作用位
置へと移すと該ローターの外周面位置と中空部とにそれ
ぞれ開口させてローターに形成しである前後1対の油孔
を介し前記した出口ポートと入口ポートとに連通せしめ
られる溝孔を設けて該溝孔を、ローターの前記作用位置
において前記入口ポートを前記出口ポートに連通させる
ための連通路に構成し、第1のピストンが若干量後退せ
しめられるとローター内周面との間で該連通路を遮断す
る遮断部を上記第1のピストンに形成すると共に、ロー
ターが前記作用位置におかれたときに前記出口ポートを
上記第1の油室に連通させる他の連通路をローターと第
1のピストン間に形成し、さらに上記第2のピストンを
前記ローターに相対回転不能に接続すると共に、該第2
のピストンの背後に油室を形成して、この油室を前記入
口ポートに連通させ、また該油室から油をドレーンする
ための他の油ドレーン通路を弁ケースに形成すると共に
、上記第2のピストンに、前記入口ポートと出口ポート
間を連通させる方向へのロークーの回転に連動する該第
2のピストンの回転変位により位置を変更される切欠き
溝であってロークーの回転変位量が犬であるほど第2の
ピストンがより前進せしめられた位置で上記油室を上記
他の油ドレーン通路に連通させることとする切欠き溝を
設けたことを、特徴としてなる油圧切換え制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51159991A JPS5825187B2 (ja) | 1976-12-27 | 1976-12-27 | 油圧切換え制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51159991A JPS5825187B2 (ja) | 1976-12-27 | 1976-12-27 | 油圧切換え制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5383128A JPS5383128A (en) | 1978-07-22 |
JPS5825187B2 true JPS5825187B2 (ja) | 1983-05-26 |
Family
ID=15705603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51159991A Expired JPS5825187B2 (ja) | 1976-12-27 | 1976-12-27 | 油圧切換え制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5825187B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3142833C2 (de) * | 1981-10-29 | 1986-04-24 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Pneumatische Einrichtung zur Druckbeaufschlagung mehrerer ansteuerbarer Druckkammern |
JPH01132875U (ja) * | 1987-10-15 | 1989-09-08 |
-
1976
- 1976-12-27 JP JP51159991A patent/JPS5825187B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5383128A (en) | 1978-07-22 |
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