JPS6229719Y2 - - Google Patents

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JPS6229719Y2
JPS6229719Y2 JP7405780U JP7405780U JPS6229719Y2 JP S6229719 Y2 JPS6229719 Y2 JP S6229719Y2 JP 7405780 U JP7405780 U JP 7405780U JP 7405780 U JP7405780 U JP 7405780U JP S6229719 Y2 JPS6229719 Y2 JP S6229719Y2
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JP
Japan
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cam
roller
shaft
lever
throttle valve
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JP7405780U
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JPS56175538U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカム・プロフイルの調整装置に関する
ものである。
カムを使用した運動伝達機構においては、カム
軸およびカムレバー軸間の距離精度が極めて重要
となる場合が多い。ところが、特に船外機のよう
にスペースの関係上カムレバーがキヤブレター
に、カムがクランクケースに取付けられる等カム
軸とカムレバー軸がそれぞれ別の部品に取付けら
れる場合には、カム軸とカムレバー軸間の距離精
度を高くすることは、極めて困難である。また、
カム軸およびカムレバー軸が所定の位置に精度よ
く取付けられたとしても、他の運動伝達要素たと
えば、リンク等の伝達要素間の取付誤差、寸法誤
差等により、最終の要素に運動誤差を生じる場合
もあり、これらを修正することも極めて困難であ
る。
本考案はこのような問題をカムとローラ間で調
整させることによつて解決したカム・プロフイル
の調整装置を提供するもので、その特徴とすると
ころは、カムおよびカムローラの相当接するカム
面およびローラ面を軸方向に傾斜させて形成する
とともに、上記カムおよびカムローラの少なくと
も一方をそれらの軸方向に移動可能に配設したこ
とにある。
以下図面に示した実施例を参照しながら本考案
を説明する。
第1図は本考案をキヤブレターにおけるスロツ
トル弁作動機構に採用した実施例を示したもの
で、第2図はその要部を示した拡大断面図であ
る。第1図,第2図において、1はキヤブレター
のバレル、2は該バレルの中空部(通路)3に配
設したスロツトル弁、4は該スロツトル弁の軸、
5は該軸に固着したレバー、6は該レバーの端部
に軸着されたローラ、7は該ローラと当接するカ
ム、8は該カムの軸、9は該カム軸を回動させる
リンク等の操作機構である。なお、10はカムロ
ーラ6を常時カム7に当接させるためにカムレバ
ー5をカム7方向に附勢しているバネである。
本考案に係る実施例のカム・プロフイル調整装
置は、上記のようなカムを使用した運動伝達機構
におけるカム7とカムレバー5間に工夫を施した
ものである。すなわち、カム7のカム面11,1
1′を該カム面が軸8に対して勾配をもつように
斜面(テーパ)に形成するとともに、2個のカム
ローラ6,6′を用意し、それらのローラ面1
2,12′もカム7の面11,11′にそれぞれ対
応する斜面に形成し、さらにカムローラ6,6′
の間隔を適宜に調整し得るようにカムローラ6,
6′をカムレバー5に配設したものである。この
ローラ6,6′の間隔を調整する手段として、実
施例では、一方のローラ6をその軸13に対して
回転可能であるが、軸のスラスト方向には移動し
ないように配設するとともに、他方のローラ6′
を軸13に遊嵌させ、かつ該ローラ6′とカムレ
バー5間にシム14を介在させて軸13をカムレ
バー5に固着させている。なお、15は軸13の
端部に刻設した雄ネジ、16はカムレバー5に刻
設した雌ネジ、17はロツクナツトである。
このようなスロツトル弁作動機構は、操作機構
9によつて伝達される運動でカム軸8を介してカ
ム7を回動させ、該カムによつてローラ6を介し
てカムレバー5を回動させてスロツトル弁2をカ
ム7のプロフイルと対応した特性をもつて開弁さ
せる。
このようなスロツトル弁作動機構において、た
とえばスロツトル弁2の軸4とカム軸8との距離
がプラス方向の誤差をもつて取付けられた場合に
は、カムローラ6′とカムレバー5との間に介在
させているシム14を少し厚みのあるものに換え
てローラ6′を第2図において左方向に移動させ
るとともに、軸13をねじ込んでローラ6を右方
向に移動させ、その位置でロツクナツト17によ
つて軸13をカムレバー5に固着させる。その
際、ローラ6,6′の中間はカム面11,11′の
頂部と合致するように調整する。
このようにローラ6,6′間を適宜に調整する
ことにより、カムローラ6の軸13はカム面1
1,11′から離れる方向に移動し、恰も一回り
大きい同一プロフイルをもつたカム7を配設した
のと等価な結果が得られ、それによつてカムロー
ラ6の軸13とカムレバー5の軸8間距離の誤差
が吸収される。
上記した実施例では、カム面11,11′をテ
ーパ状に形成するとともに、2個のローラ6,
6′を用意し、それらのローラ面12,12′をカ
ム面11,11′の面と対応させて斜面に形成し
ているが、基本的な技術思想としては、片方のカ
ム面11と一方のローラ6とを有し、これらのう
ち少なくとも一方をそれらの軸方向に移動可能に
配設すればよく、その態様は各種採り得る。
上記したように本考案に係るカム・プロフイル
の調整装置はカム面とローラ面間でカム軸とカム
レバー軸間距離の誤差を吸収するので、誤差修正
が容易かつ確実であり、しかもカム・プロフイル
は相似的に調整されるのでカムの作動タイミング
がずれる虞がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカム・プロフイルの調整
装置をキヤブレターのスロツトル弁作動機構に採
用した状態を示した概念図、第2図はその要部拡
大断面図である。 4……カムレバー軸、5……カムレバー、6,
6′……ローラ、7……カム、8……カム軸、1
1,11′……カム面、12,12′……ローラ
面、13……ローラ軸、14……シム、15……
雄ネジ、16……雌ネジ、17……ロツクナツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カムおよびカムローラの相当接するカム面およ
    びローラ面を軸方向に傾斜させて形成するととも
    に、上記カムおよびカムローラの少なくとも一方
    をそれらの軸方向に移動可能に配設してなること
    を特徴とするカム・プロフイルの調整装置。
JP7405780U 1980-05-29 1980-05-29 Expired JPS6229719Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7405780U JPS6229719Y2 (ja) 1980-05-29 1980-05-29

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JP7405780U JPS6229719Y2 (ja) 1980-05-29 1980-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS56175538U JPS56175538U (ja) 1981-12-24
JPS6229719Y2 true JPS6229719Y2 (ja) 1987-07-30

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ID=29436800

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JP7405780U Expired JPS6229719Y2 (ja) 1980-05-29 1980-05-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0343392Y2 (ja) * 1986-11-28 1991-09-11
JP5526913B2 (ja) * 2010-03-25 2014-06-18 アイシン精機株式会社 クラッチレリーズ機構
JP5204281B2 (ja) * 2011-09-20 2013-06-05 富士重工業株式会社 エンジンの運転操作装置
AT515492B1 (de) * 2014-03-14 2020-01-15 Blum Gmbh Julius Stellantrieb für Möbelklappen

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JPS56175538U (ja) 1981-12-24

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